2021/02/24 更新
麒麟がくる ニュース
公式サイト&ツイッター3月末で終了 「光秀とともに続けた旅は…」 ファンから惜しむ声も
2021/02/24
俳優の長谷川博己さんが主演を務めたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の公式サイトと公式ツイッターが、3月31日をもって閉鎖されることが分かった。公式ツイッターの投稿は、総集編が放送された2月23日が最後となり、「光秀とともに続けた旅は、皆さまの熱い声援に後押しされここまでくることができました。長い間、本当にありがとうございました!」とつづられた。
ファンからは「すてきな作品をありがとうございました。感謝しかございません」「1年間以上にわたり、素晴らしいドラマを届けてくださって本当にありがとうございました! 大好きです!!」「ホントにホントに良かったです。ずっと忘れない作品です」といったコメントが寄せられたほか、「HPとか消えてしまうのが、とても残念でなりません。」「3月で終了なんて悲し過ぎる」「終わってしまうなんてそんな……」「アーカイブ的にぜひどちらも残してほしいです!!」と“別れ”を惜しむ声も上がっていた。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命を描き、2月7日に最終回を迎えた。
<SNS反響>「信長様は十兵衛のことをどこかで待っていた…」 帰蝶Pの言葉に視聴者涙
2021/02/23
俳優の長谷川博己さんが主演を務めたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の総集編が2月23日午後1時5分から約4時間半にわたって放送された。 語りを帰蝶役の川口春奈さんが担当。十兵衛(光秀、長谷川さん)と信長(染谷将太さん)の出会いから「本能寺の変」に至るまでを、帰蝶の目線で振り返る……という内容で、信長が十兵衛に本能寺で討たれたことについて、帰蝶は「信長様は、十兵衛のことをどこかで待っていたのかもしれません」と語り、視聴者の涙を誘った。 総集編は「美濃編」「上洛(じょうらく)編」「新幕府編」「本能寺編」で構成され、エンドロールは十兵衛の活躍を若き日から振り返る名シーン集になっていた。 SNSでは「面白かったー!」「いい大河ドラマだった。総集編ありがとうございました!」「編集も語りもラストの演出も最高だった、改めて大好きだな麒麟がくる」「また最初から見たくなる総集編だった。まだまだ麒麟ロスは終わらない!」といった感想が次々と書き込まれていた。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命を描き、2月7日に最終回を迎えた。
総集編あらすじ公開 第4章「本能寺編」信長の横暴さ日ごとに増し… 疲弊する光秀はついに!?
2021/02/22
俳優の長谷川博己さんが主演を務めたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合)の総集編(2月23日放送)のあらすじが公開された。 総集編は、語りを帰蝶役の川口春奈さんが担当し、十兵衛(光秀、長谷川さん)と信長(染谷将太さん)の出会いから「本能寺の変」に至るまでを、帰蝶の目線で振り返る。 第4章「本能寺編」は、武士として最も高い官位を得た信長の横暴さは日ごとに増し、帝(みかど、坂東玉三郎さん)や朝廷、身内までもないがしろにする態度をとるようになっていた。大坂本願寺や丹波など、先の見えない戦も依然として続き、疲弊する光秀。ついに家臣・松永久秀(吉田鋼太郎さん)が信長に反旗を翻し、壮絶な最期を遂げる。帝に謁見を果たした光秀は、「信長が誤った道に進まぬよう見届けよ」と命を受ける。 重臣・荒木村重までもが反乱を起こし、終わらない戦のすべての原因が将軍の不在にあると悟った光秀は、追放された義昭(滝藤賢一さん)に会いに行く。一緒に京に帰ろうと促す光秀に、義昭は「そなた一人の京ならば考える」と告げる。宿敵・武田氏を打ち滅ぼした祝いの席で、光秀は信長に激しく叱責を受ける。屈辱に打ち震える光秀に、信長はある究極の命令を下すのだった……。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命を描き、2月7日に最終回を迎えた。 総集編は第1章「美濃編」、第2章「上洛編」、第3章「新幕府編」、第4章「本能寺編」で構成され、NHK総合とBS4Kで午後1時5分から約4時間半にわたって放送される。
総集編あらすじ公開 第3章「新幕府編」“新興勢力”信長を危険視 義昭がついに挙兵!
2021/02/21
俳優の長谷川博己さんが主演を務めたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合)の総集編(2月23日放送)のあらすじが公開された。 総集編は、語りを帰蝶役の川口春奈さんが担当し、十兵衛(光秀、長谷川さん)と信長(染谷将太さん)の出会いから「本能寺の変」に至るまでを、帰蝶の目線で振り返る。 第3章「新幕府編」は、義昭(滝藤賢一さん)を共に上洛(じょうらく)を果たした光秀と信長。晴れて将軍奉公衆に取り立てられた光秀が見たものは、旧態依然とした悪しき慣習がはびこる幕府の内幕であった。新興勢力である信長を敵視する朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)らの不穏な動きに、信長は正親町帝(おおぎまちてい、坂東玉三郎さん)から勅命を受けることに成功、朝敵として越前攻めに乗り出す。 朝倉をかくまった比叡山延暦寺の焼き討ちを目の当たりにし、幕府は信長を危険視。義昭と信長の溝は深まり、ついに信長に対して挙兵する義昭。しかし、頼りにしていた武田信玄(石橋凌さん)の死をきっかけにあえなく敗北し、京から追放されるのだった……。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命を描き、2月7日に最終回を迎えた。 総集編は第1章「美濃編」、第2章「上洛編」、第3章「新幕府編」、第4章「本能寺編」で構成され、NHK総合とBS4Kで午後1時5分から約4時間半にわたって放送される。
総集編あらすじ公開 第2回「上洛編」進撃の信長、天下人への第一歩!
2021/02/20
俳優の長谷川博己さんが主演を務めたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合)の総集編(2月23日放送)のあらすじが公開された。 総集編は、語りを帰蝶役の川口春奈さんが担当し、十兵衛(光秀、長谷川さん)と信長(染谷将太さん)の出会いから「本能寺の変」に至るまでを、帰蝶の目線で振り返る。 第2回「上洛編」は、道三(本木雅弘さん)側についたことで美濃を追われた明智家は、越前・朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)の元にかくまわれる。一方、信長は、長年にわたる駿河・今川義元(片岡愛之助さん)の脅威を、桶狭間の戦での華々しい勝利によって退け、その力を揺るぎないものにしようとしていた。しばらくして、京で三好・松永の子らによるクーデターが勃発、将軍・義輝(向井理さん)が暗殺される。ぽっかり空いた将軍の座を巡り、京は二分される。 三淵藤英(谷原章介さん)ら奉公衆の計らいで、覚慶(後の将軍・義昭、滝藤賢一さん)を越前に迎え入れた光秀。しかし、朝倉義景の煮え切らない態度に、美濃の信長の元へ義昭を連れ出すことを決める。義昭を奉じ上洛(じょうらく)を果たした信長は、ついに天下人への第一歩を踏み出すのだった……。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命を描き、2月7日に最終回を迎えた。 総集編は第1回「美濃編」、第2回「上洛編」、第3回「新幕府編」、第4回「本能寺編」で構成され、NHK総合とBS4Kで午後1時5分から約4時間半にわたって放送される。
総集編あらすじ解禁 第1回「美濃編」は本木“道三”の壮絶死まで
2021/02/19
俳優の長谷川博己さんが主演を務めたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合)の総集編(2月23日放送)のあらすじが公開された。 総集編は、語りを帰蝶役の川口春奈さんが担当し、十兵衛(光秀、長谷川さん)と信長(染谷将太さん)の出会いから「本能寺の変」に至るまでを、帰蝶の目線で振り返る。 第1回「美濃編」は、美濃・明智荘の明智光秀は、新しい武器・鉄砲を手に入れるべく旅に出る。時の権力者・松永久秀(吉田鋼太郎さん)や京の名医・東庵(堺正章さん)、孤児の駒(門脇麦さん)との出会いを通して、光秀は初めて外の世界を知る。一方、長年の宿敵・尾張の織田信秀(高橋克典さん)が、美濃の斎藤利政(道三、本木雅弘さん)に和議をもちかけてくる。条件は、織田家嫡男・信長と帰蝶の婚姻。この出来事をきっかけにして光秀は信長という不思議な男に出会い、お互いに強い関心をもつ。 しかし、美濃の国内で道三の嫡男・高政(伊藤英明)が道三に対して兵を挙げ、道三は「信長と共に大きな国を作れ」と光秀に言い残し、壮絶な討ち死にを果たすのだった……。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命を描き、2月7日に最終回を迎えた。 総集編は第1回「美濃編」、第2回「上洛編」、第3回「新幕府編」、第4回「本能寺編」で構成され、NHK総合とBS4Kで午後1時5分から約4時間半にわたって放送される。
長谷川博己「光秀生存説」に言及 番外編希望で江戸幕府作る?
2021/02/08
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に15分拡大版で放送された。同回では、副題通り「本能寺の変」が描かれたほか、「光秀生存説」に含みを持たせる衝撃的なラストにSNSは大いに沸いた。ドラマの公式ツイッターでは、光秀役の長谷川さんのメッセージ動画が公開。「僕は、最後は明智光秀は生き延びたんだと信じたいです」と願望を交え、考えを明かした。 また長谷川さんは、「こんな今の世の中ですけれども、本当に現実の世界でも麒麟がくるように願って、念を入れるつもりでずっと演じていました。その願いが、きっと届いたと思います」と話し、「もしもこの先が気になるようでしたら、ぜひ皆様からのコメントをいただきまして、何か番外編で、またお会いできたらうらしいなと思います」とスピンオフへの意欲をのぞかせた。 さらに長谷川さんは、「このあと、どうやって光秀は江戸幕府を作ったのか? それができたら、僕も幸せです」と笑顔を見せ、「どうもありがとうございました。長い間見ていただきましてありがとうございました。またお会いしましょう。長谷川博己でした」とメッセージを締めくくった。 最終回は、宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀(長谷川さん)は信長(染谷将太さん)から理不尽な叱責を受け、饗応役(きょうおうやく)の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。 戸惑う光秀に信長はさらに、「備後の鞆(とも)へ向かえ」と告げると、鞆にいる将軍・義昭(滝藤賢一さん)を「殺せ」と究極の命令を突きつける。将軍を討てば「戦が終わる」と考える信長に光秀は「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめるが、信長は「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と冷たく言い放つ。 やがて光秀は伝吾(徳重聡さん)、左馬助(間宮祥太朗さん)、斎藤利三(須賀貴匡さん)の3人の重臣に「我が敵は本能寺にある。その名は織田信長と申す」と謀反の決意を伝える。信長を討ち、心ある者と手を携え、世を平らかにすることが自分の役目であると考える光秀は、天正10(1582年)6月2日未明、軍勢を率いて本能寺を急襲する……という展開だった。
語りは“帰蝶P”川口春奈 光秀&信長の出会いから「本能寺の変」まで 総集編23日放送
2021/02/08
2月7日に最終回を迎えた俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の総集編が23日にNHK総合とBS4Kで放送されることが分かった。語りは、帰蝶役の川口春奈さんが担当。十兵衛(光秀、長谷川さん)と信長(染谷将太さん)の出会いから「本能寺の変」に至るまで、帰蝶の目線で振り返る。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命を描いた。 総集編は第1章「美濃編」、第2章「上洛編」、第3章「新幕府編」、第4章「本能寺編」の4章仕立てで、NHK総合とBS4Kで午後1時5分から約4時間半にわたって放送される。
最終回視聴率18.4% 番組2位の数字で有終 「本能寺の変」に衝撃ラスト…SNS沸騰
2021/02/08
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に15分拡大版で放送され、平均視聴率(世帯)は18.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。2020年1月19日放送の初回19.1%(同)に次ぐ、番組2位の数字で、有終の美を飾った。また同回では、副題通り「本能寺の変」が描かれたほか、「光秀生存説」に含みを持たせる衝撃的なラストにSNSは大いに沸いた。 最終回は、宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀(長谷川さん)は信長(染谷将太さん)から理不尽な叱責を受け、饗応役(きょうおうやく)の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。 戸惑う光秀に信長はさらに、「備後の鞆(とも)へ向かえ」と告げると、鞆にいる将軍・義昭(滝藤賢一さん)を「殺せ」と究極の命令を突きつける。将軍を討てば「戦が終わる」と考える信長に光秀は「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめるが、信長は「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と冷たく言い放つ。 やがて光秀は伝吾(徳重聡さん)、左馬助(間宮祥太朗さん)、斎藤利三(須賀貴匡さん)の3人の重臣に「我が敵は本能寺にある。その名は織田信長と申す」と謀反の決意を伝える。信長を討ち、心ある者と手を携え、世を平らかにすることが自分の役目であると考える光秀は、天正10(1582年)6月2日未明、軍勢を率いて本能寺を急襲する……という展開だった。
光秀と信長の「不思議な友情物語」終幕 「太平記」から30年…脚本・池端俊策「歴史は繰り返す」
2021/02/07
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に放送され、光秀(長谷川さん)と信長(染谷将太さん)の「不思議な友情物語」が終幕した。脚本を手掛けた池端俊策さんは、「光秀は信長を殺したくて殺すわけでもなく、憎らしいから殺すわけでもありません。やむを得ず、自分の親友を殺したんです」と位置づけると、「ここまで一緒に歩いてきて、一緒に夢を語った相手を殺すのはつらいですから、本能寺で信長を殺しても『やった!』という快感ではなく、悲しさがありますし、大きな夢を持った人間は、やはり大きな犠牲を払わなければならない。その心の痛みを描きました」と振り返った。 ◇「太平記」と「麒麟がくる」で似たような人物を描いたなという実感 池端さんは今から約30年前、1991年に放送された大河ドラマ「太平記」の脚本家としても知られる。「前回、大河ドラマの脚本を書いたのは、室町幕府を描いた『太平記』でして、150年近く続いた鎌倉幕府を滅ぼした足利尊氏(真田広之さん)のお話でした。今回の『麒麟がくる』は、200年以上続いた室町幕府を滅ぼす流れを作った人物たちのお話です。古いものと新しいものとのはざまで何かを変えていくというのは、やはり重荷だし苦しいんですよね。そういった点では、似たような人物を描いたなという実感があり、歴史は繰り返すんだなと思いました」としみじみと語る。 また、「物語の後半は、一人一人の心理の葛藤が、書いていて面白かったです」といい、「もちろん、それぞれ個性的な登場人物だったということもありますが、緊張感を強いられる中で人間を見つめるという作業はこのドラマの中でできたかなと思っています」と一定の手応えを明かした。 ◇光秀は僕だと思って書いていました 長谷川さんが演じた主人公・光秀への思いも聞いた。「光秀は僕だと思って書いていました。そこに、長谷川さんが見事に入り込んでくれたなと思います。光秀は相手が言ったこと、行動したことに反応する“受ける芝居”が多くて、脚本も『……』となっていることが多いです。解釈の仕方や受け止め方、大げさに反応したらいいのか、ちらっとまばたきをする程度の反応なのか、大変難しい役だったかと思います。僕は光秀が長谷川博己さんで大正解だったと思っています」と感心する。 さらに「光秀は真っすぐな人間です。光秀と道三(本木雅弘さん)との関係もそうでしたが、相手をどんどん倒していく野性的な道三に、光秀が振り回されてしまうことが多いんです」と光秀のことを理解する池端さんは、「信長も道三と同じように、天才肌ですし、感覚的に動く人間です。ですが、母親が愛してくれず、母親が愛した弟の信勝を暗殺するという、屈折した部分もあります。その信長を危なっかしいと思いつつ、この人の行動力があれば世の中を統一できるんじゃないか、戦乱の世を終わらせられるのではないかと思い、一種の友情関係を維持して一緒にやっていくわけですよね。しかし、最後はこの人の元では平和な世はこないと、その信長を殺さざるを得なくなるという、非常に悲しい運命になるので、そういう光秀のつらい気持ちを描きました」と告白。 信長のことを「確かに信長みたいな人とつきあっていくのはしんどいですが、面白い人なんですよね」と擁護すると、「可愛らしいところもあるので、憎めないんです。信長役の染谷さんがとても魅力的でしたね。染谷さんが憎めない信長をうまくやってくださいました。信長は書いていても楽しかったです」と話した。 ◇本質的に暗い戦国時代も「夢の部分を書くことで弾んだものに」 最後に「『麒麟がくる』は、どの人物も針を大きく振るといいますか、中途半端に描かないようにしていました」という池端さん。 「人物が生き生きとしているような描き方は、戦国時代を書く一つの考え方だろうなと思っていました。戦国時代は戦いばかりで、人を疑い、毒殺し、親兄弟も骨肉の争いがあり、本質的には暗い時代だったと思うんです。でもやはりドラマとしては、そういった人間が何を目指したのかという、夢の部分を書くことで弾んだものにしたかったんです」と思いを込めた。
衝撃ラストに視聴者騒然 「光秀生存説」に含み ドラマCPは明言せず
2021/02/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に放送され、ドラマは衝撃のラストを迎えた。 ◇以下ネタバレを含みます。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く。 最終回は15分拡大版だった。宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀(長谷川さん)は信長(染谷将太さん)から理不尽な叱責を受け、饗応役(きょうおうやく)の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。 戸惑う光秀に信長はさらに、「備後の鞆(とも)へ向かえ」と告げると、鞆にいる将軍・義昭(滝藤賢一さん)を「殺せ」と究極の命令を突きつける。将軍を討てば「戦が終わる」と考える信長に光秀は「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめるが、信長は「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と冷たく言い放つ。 やがて光秀は伝吾(徳重聡さん)、左馬助(間宮祥太朗さん)、斎藤利三(須賀貴匡さん)の3人の重臣に「我が敵は本能寺にある。その名は織田信長と申す」と謀反の決意を伝える。信長を討ち、心ある者と手を携え、世を平らかにすることが自分の役目であると考える光秀は、天正10(1582年)6月2日未明、軍勢を率いて本能寺を急襲する。 一方で信長は「そうか十兵衛か。であれば、是非もなし」と何かを悟ると、自ら槍(やり)や弓、刀を手に明智の軍勢に応戦。しかし、傷を負ってしまい、近習の蘭丸(板垣瑞生さん)に火を付けることを指示すると、「わしはここで死ぬ。わしの首は誰にも渡さぬ、わしを焼き尽くせ」との言葉を残して、自ら命を絶った……。 「本能寺の変」後の世の動きについてはナレーションベースで、「山崎の戦い」と光秀の死についても「6月13日。西国から思わぬ速さで戻った、羽柴秀吉が立ち塞がったのである。光秀は敗れた。世の動きは一気に早まった」と語られたのみであった。 そこから時間は一気に3年が経過。実は光秀は「丹波の山奥に潜み、今も生きている」といううわさがあり、駒(門脇麦さん)は人混みで“光秀らしき男”を目にする。駒はその人影を見失うも、「十兵衛様」とつぶやくと、ラストでは“光秀らしき男”が馬にまたがり、疾走。ここで画面には「完」という文字が浮かび上がる……という展開だった。 一旦「ナレ死」を思わせつつ、「光秀生存説」に含みを持たせる終わり方で、SNS上では「ら、ラスト…え、え、ええ?」「えええええー!マジですか!」「えええ~いきなり3年後! えええ~!!」「うそやん (うそやん)」などと視聴者は騒然となった。 制作統括の落合将チーフプロデューサー(CP)は、「『麒麟がくる』最終回で、明智光秀(らしきもの)は、『本能寺の変』の3年後も大地を駆け抜けていきました! あの方は、生きていた光秀で、のちに家康を助けるのか、または駒が見た希望の幻なのか、はたまたただの他人の空似なのか……それは視聴者の皆様方のご想像にお任せします!」とコメント。 さらに「私個人の見解としては、光秀はその後、我々が生きる未来社会に降り立ち、混迷する現代の世でも麒麟を求めて私たちを導いてくれるような気がしてなりません。とにもかくにも、最後までご視聴ありがとうございました!」と感謝の言葉で締めくくった。
「3人の重臣」が語る長谷川博己 「知性と品性持ち合わせ」「しなやか」「ずっとナチュラル」
2021/02/07
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に15分拡大版で放送される。副題の通り、同回で描かれるのは、“戦国時代最大の謎”とされる「本能寺の変」だ。信長(染谷将太さん)を討つため、光秀(長谷川さん)と共に本能寺に攻め込む3人の重臣、藤田伝吾役の徳重聡さん、明智左馬助役の間宮祥太朗さん、斎藤利三役の須賀貴匡さんが語った長谷川さんの“素顔”を紹介したいと思う。 第38回「丹波攻略命令」(2020年12月27日放送)から、光秀の家臣に加わった斎藤利三役の須賀さん。光秀役の長谷川さんとは同世代で、共演は、故・蜷川幸雄さん演出の2005年の舞台「KITCHEN キッチン」以来となった。 長谷川さんに対して、「作品を拝見してきて、知性や品性、全て持ち合わせているすてきな俳優さんという印象をずっと受けてきた」という須賀さん。また「そんな長谷川さんとこの時期に、大変な時期と言っていいこの時期に、一緒に作品を作れるということへの喜びを感じてます」とも明かしていた。 第12回「十兵衛の嫁」(2020年4月5日放送)に初登場。第17回「長良川の対決」(2020年5月10日)で光秀と共に越前に逃れて以降、光秀の「片腕」として存在感を発揮してきた左馬助役の間宮さんが抱く、長谷川さんのイメージは「しなやかな人」だという。 また、間宮さんは「長い期間かけて撮影していても、状態をあまり変えず、フラットにいられる方だなという印象があります」といい、「人によっては機嫌が良かったり、イラついていたり、疲れてたりとか、その時々の状態の変化があると思うのですが、そういう波がない。自ら調整しているのか、無意識なのか分からないのですが、それがブレない人という印象があって、それが僕が思う“しなやかさ”です」と語っていた。 第1回「光秀、西へ」(2020年1月19日放送)から登場し、光秀に付き従う、実直な性格の明智家家臣として人気を博してきた伝吾役の徳重さんから見た長谷川さんは「ずっとナチュラル」。 徳重さんは「大きく構えることもなく、淡々とナチュラルにそこにいて。あとはすごく周りを見ているんですよ。光秀のように多くの家臣を持つ人間を演じるのに、まさにピッタリの人なのかなと本当に思いますし、伝吾のことも、どこか目の端で見てくれていて、大した人だなって思ってました」と感心していた。
本能寺の変「麒麟がくる」で大河ドラマ16度目 “16人の光秀”一挙紹介
2021/02/07
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に15分拡大版で放送される。副題の通り、同回で描かれるのは、“戦国時代最大の謎”とされる「本能寺の変」だ。天正10(1582年)6月2日未明、明智光秀に率いられた軍勢は本能寺を急襲。織田信長は天下統一を目前にして自刃する……。大河ドラマでは通算16度目となる「本能寺の変」。各ドラマに登場した“16人の光秀”をおさらいしたいと思う。 ◇大河ドラマで謀反を起こした歴代“光秀俳優”たち 1963年に始まった大河ドラマで、「本能寺の変」が描かれたのは「麒麟がくる」を含めて16作。最初の「本能寺の変」は1965年の「太閤記」で、このときは佐藤慶さんが光秀を演じた。 次に「本能寺の変」が大河ドラマに登場したのは1973年の「国盗り物語」。同作で近藤正臣さんが光秀役を務めると、その後は1978年の「黄金の日日」で内藤武敏さん、1981年の「おんな太閤記」で石濱朗さん、1983年の「徳川家康」で寺田農さん、1989年の「春日局」で五木ひろしさんが、光秀として“謀反”を起こした。 平成以降、「本能寺の変」が直接的・間接的問わず描かれたのは9作。1992年の「信長 KING OF ZIPANGU」、1996年の「秀吉」、2002年の「利家とまつ」、2006年の「功名が辻」、2009年の「天地人」、2011年の「江~姫たちの戦国~」、2014年の「軍師官兵衛」、2016年の「真田丸」、2017年の「おんな城主 直虎」となっている。 それぞれ順にマイケル富岡さん、村上弘明さん、萩原健一さん、坂東三津五郎さん、鶴見辰吾さん、市村正親さん、春風亭小朝さん、岩下尚史さん、光石研さんが“光秀俳優”として大河ドラマの歴史に名を刻んだ。 ◇「麒麟がくる」長谷川博己“光秀”の動機は? そして「麒麟がくる」である。大河ドラマでは今回、初の主人公となった光秀。「本能寺の変」を起こすはっきりとした動機は、前週第43回までの放送では明確にされておらず、いまだ藪の中だが、役を演じる長谷川さんは「最終回では、皆さんが期待してくださっている『本能寺の変』が描かれます」と明かしている。 その上で、「この作品の中で新しい明智光秀を描いてきましたが、『本能寺の変』に関してもこれまでにない新しいものになるのではないでしょうか。なぜ、光秀は『本能寺の変』に至ったのか。見てくださる皆様に、その心の機微を感じ取っていただけたらうれしいです」と語っていて、最終回は歴史好きにとっても見逃せない回になりそうだ。
麒麟がくる「本能寺の変」目前 “光秀”長谷川博己「大きな喜びと感慨」 1年にわたり紡いできた物語を「ラストシーンまで」
2021/02/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に放送される。主人公・明智光秀役の長谷川さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「もうすぐ皆さんに最終回をお届けすることができることに、大きな喜びと感慨深さを感じています。約1年にわたり紡いできた物語。ラストシーンまで、ぜひお楽しみください」と視聴者に呼びかけている。
長谷川博己 大河「麒麟がくる」主演への思い吐露 最初は「恐れ、悲観」も「一生の宝物」に
2021/02/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に放送される。主人公・明智光秀を演じてきた長谷川さんは、「大河ドラマで主演を演じたことは、かけがえのないとても貴重な経験となりました」といい、「最初は、1年以上という先の見えない長い道のりに対しての恐れからか、悲観することもありましたが、スタッフや共演者の皆さんの支えもあり、無事に撮影を終えることができました」と思いを吐露。続けて「明智光秀を生きたこの約18カ月という期間は、一生の宝物になりました」と振り返った。 また長谷川さんは、「新型コロナウイルスの影響で撮影が一時中断したことは、光秀を演じる上で、もしかすると一つの転換点になったのかもしれません」と明かしていて、「私はドラマは、視聴者の皆さんにどこかでその作品の『現代性』を感じていただきたいと思っています。撮影現場での緊張感や、張り詰めた空気が、役にも作品にも結果的にいろいろな意味での影響を及ぼしたのではないかと思います」と語った。 最終回は15分拡大版。宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀は信長(染谷将太さん)から理不尽な叱責を受け、饗応役(きょうおうやく)の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。 「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめる光秀に、「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と信長は冷たく言い放つ。そしてついに、ある究極の命令を光秀に突き付けたのだった……というストーリー。
明智光秀は「義」の人 長谷川博己、新しい「本能寺の変」で「心の機微感じ取って」
2021/02/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に放送される。主人公・明智光秀役の長谷川さんは「最終回では、皆さんが期待してくださっている『本能寺の変』が描かれます。この作品の中で新しい明智光秀を描いてきましたが、『本能寺の変』に関してもこれまでにない新しいものになるのではないでしょうか。なぜ、光秀は『本能寺の変』に至ったのか。見てくださる皆様に、その心の機微を感じ取っていただけたらうれしいです」と呼びかけた。 また長谷川さんは、「明智光秀は、孔子の言う『義』の人であったと思います。それは光秀を演じる上で、最後まで一貫して崩してはならないと思っておりました。世のため、民のため、平らかな世を目指し貫き通した男だと思います」と話し、染谷将太さん演じる信長についても、「承認欲求への激しさや両親や兄弟との確執など、どこか人間臭さがあります。人間の持つ負の要素に共感しやすいと思えました。そういう意味でも、どこか現代人に通じるものがありましたし、視聴者の皆さんが投影しやすいところがあったのではないかと思います」と語る。 その上で、「今回、『麒麟がくる』に出演されているほとんどの役者さんたちとご一緒することができました。どれも貴重な体験で、実に多種多様な組み立て方、演じ方があるなと、多くのものを吸収させていただきました」と振り返ると、「いわば明智光秀は、さまざまなキャラクターから刺激を受けて作られていった集合体だったと言っても過言ではありません」と結論づけた。
「すべての謎が本日の放送で解き明かされます!」 「麒麟がくる」最終回「本能寺の変」
2021/02/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日に放送される。制作統括の落合将チーフプロデューサー(CP)は、「長かった明智十兵衛光秀の旅も、ついに終着点を迎えます。『大きな国』を求めて、ときに親友のように、ときに兄弟のように二人三脚で歩んできた光秀と信長のコンビが、麒麟を求めて歩み切った道の果てに見たものは、一体何だったのか? 光秀は一体どんな選択をするのか。すべての謎が本日の放送で解き明かされます! 固唾(かたず)をのんで、ぜひご覧ください!」と語った。
<インタビュー>徳重聡「麒麟がくる」伝吾好演の裏に“一途さ” 幸せな1年半…「本能寺の変」で本物の武者震い?
2021/02/06
長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で藤田伝吾を演じてきた徳重聡さん。ドラマには第1回「光秀、西へ」(2020年1月19日放送)から登場し、光秀(長谷川さん)に付き従う、実直な性格の明智家家臣として人気を博してきた。好演の裏にあったのは、「結局のところ十兵衛(光秀)さんのことしか、自分の“親方”しか見ていなかった」という伝吾の一途(いちず)さ。光秀に仕えた撮影の日々を「幸せな1年半でした」と振り返る徳重さんに、最終回を前にした心境を語ってもらった。 ◇伝吾の視線の先には常に光秀 「本能寺の変」では“ブルッ”とした? 伝吾の視線の先には常に光秀の姿があったという徳重さん。「もちろんその上に、信長様であったり、最初の方では道三様がいるのは分かっていたとは思うのですが、伝吾はたぶん、その人たちのことをそんなに見ていないし、見ないようにしていた部分はある。自分も(役を演じていて)半分は見てなかったし、半分は見ないようにしていました」と明かす。 そんな伝吾の一途さがあったからこそ、第17回「長良川の対決」(2020年5月10日放送)での“別れ”と、第25回「羽運ぶ蟻(あり)」(2020年9月27日放送)での“再会”が視聴者の感動を呼んだのであろう。 「第17回の別れのシーンは本当にしんどかったです。しんどすぎて、リハの時からボロボロ泣いてしまって。台本上、後々会うことは分かってはいたのですが、思いが強くなってしまって、非常にしんどかったというのを覚えています」と話す徳重さん。一方、25回での再会シーンについては、「信じていなかったわけではないのですが、『本当に美濃に帰ってきてくれた』という思いを込めて。ちょっと驚きを含めた感じにはしました」とうれしそうに語る。 伝吾の一途さ、光秀に向けられた真っすぐな視線は、初登場時から最終回で描かれる「本能寺の変」に至るまでずっと変わらずで、徳重さんは「俺はこの人にずっと仕えてこられた良かった」という思いで、「本能寺の変」の撮影にのぞんだという。 徳重さんは「『本能寺の変』では、誰もが知っている歴史的な瞬間にタイムスリップして実際に立ち会ったかのような、“ブルッ”とするような感じがあって、何とも言えなかったですね、やっぱり」としみじみ。これまでトレードマークの槍(やり)を手に戦場を駆け回ってきた伝吾が、馬に乗る姿を見せていて、「伝吾さんも実働部隊ではなくなって、少しは偉くなったんだって、うれしいのが半面と、槍を持たなくって、ちょっと寂しかったですね」と振り返った。 ◇“親方”長谷川博己は「ずっとナチュラル」 大河ドラマの「すごみ」も再確認 また、徳重さんが伝吾として見続けた、光秀役の長谷川さんの印象は「ずっとナチュラル」。「大きく構えることもなく、淡々とナチュラルにそこにいて。あとはすごく周りを見ているんですよ。光秀のように多くの家臣を持つ人間を演じるのに、まさにピッタリの人なのかなと本当に思いますし、伝吾のことも、どこか目の端で見てくれていて、大した人だなって思ってました」と語る。 徳重さんは今回、2013年の「八重の桜」に続き2度目の大河ドラマ出演となった。「八重の桜」は幕末、「麒麟がくる」では戦国時代が舞台となったが、「幕末でも戦国でも共通しているのは、音を立てて時代が動いていく様を長い時間をかけて見せていく。まさに『ゴゴゴゴッ』と音が鳴っている感じを、見てるものに感じさせるすごみこそが、大河ドラマ」ということを再確認したという。 続けて徳重さんは、「『麒麟がくる』では最初から最後まで出させていただいて、本当にこんなに長く一つの作品に携わったことはなかったので、何か親戚のおじちゃんみたいな気持ちになりますね」と笑うと、「お話をいただいたときは、そういうものだと思っていなかったので、本当にうれしくて。終わってしまうことに寂しさもありますし、ここまでいろいろなことがありましたけど、幸せな1年半でした」と充実感をにじませていた。
黒田官兵衛、満を持して登場! 大河ファンのイメージはやっぱり岡田准一?
2021/02/06
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日、15分拡大版で放送される。同回には、秀吉(佐々木蔵之介さん)の軍師・黒田官兵衛が満を持して登場することも話題になっている。演じるのは濱田岳さん。濱田さんは、2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」に、官兵衛(岡田准一さん)の家臣・栗山善助役で出演していた。大河ファンには、そのときの主人公・岡田准一“官兵衛”のイメージが強いが、それ以前にどんな俳優が大河ドラマで官兵衛役を務めてきたのか、振り返ってみた。 1963年に始まった大河ドラマで、“戦国もの”とされるのは「麒麟がくる」を含めて20作ある。最初の“戦国大河”は1965年の「太閤記」で、このときは田村高廣さんが黒田官兵衛(孝高)役で出演した。 その後も1973年の「国盗り物語」で江守徹さん、1978年の「黄金の日日」で勝部演之さん、1983年の「徳川家康」で入川保則さんが演じた官兵衛。さらに1996年の「秀吉」で伊武雅刀さんが務めると、2006年の「功名が辻」で斎藤洋介さん、2011年の「江~姫たちの戦国~」で柴俊夫さんに引き継がれ、2014年の「軍師官兵衛」で主役のポジションに収まると、岡田さんの好演により、「黒田官兵衛」の名は歴史ファン以外にも広く認知された。 近年の戦国大河、2016年の「真田丸」や2017年の「おんな城主 直虎」には官兵衛の出番はなく、そういった意味でも、満を持しての登場となる濱田“官兵衛”。どんな活躍(?)を劇中で見せてくれるのか、明日の放送が楽しみだ。
“家康”風間俊介、物語の「着地点」に動揺隠せず? 最終回「本能寺の変」に「きっと心奪われる」
2021/02/06
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日、15分拡大版で放送される。徳川家康役の風間俊介さんは、「この物語の着地点に動揺を隠せなかった。歴史から見ればほんの一瞬の出来事ですが、その一瞬は濃いのに淡く、強いのに儚(はかな)い。そして、閃光(せんこう)のように散っていった者たちに、きっと心奪われるはずです」とコメントを寄せた。
見どころは「神秘的なエンディング」 “帝”坂東玉三郎語る最終回「本能寺の変」
2021/02/06
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日、15分拡大版で放送される。“帝(みかど)”こと正親町(おおぎまち)天皇を演じてきた坂東玉三郎さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「“本能寺の変”の描き方だけでなく、これまで主要だった人物がそれぞれの立場で登場して勢ぞろいするところ、そして、神秘的なエンディングが最終回の見どころだと思います」と語った。
「本能寺の変」待ったなし! “信長”染谷将太「とても切なくエモーショナル」とアピール
2021/02/06
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日、15分拡大版で放送される。織田信長役の染谷将太さんは、「ついに最終回、そして『本能寺の変』がやってきます。光秀が見る麒麟は一体どんな麒麟なのか、光秀の葛藤の先にあるものは一体何が待ち受けているのか、とても切なくエモーショナルであり、興奮してしまうような最終回ですので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいです」とアピールした。
<インタビュー>間宮祥太朗 「麒麟がくる」左馬助はロビン? 光秀の寡黙な「片腕」としての思い 「本能寺の変」も語る
2021/02/05
2月7日に最終回を迎える長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。同回では、いよいよ「本能寺の変」が描かれるが、信長(染谷将太さん)を討つため、光秀(長谷川さん)と共に本能寺に攻め込む明智家臣団の一人、左馬助を演じているのが間宮祥太朗さんだ。光秀とはいとこ同士でありながら、「片腕」として光秀と行動を共にしてきた左馬助。「信長や将軍もいますが、左馬助が見てきたのはそこじゃなくて、常に光秀。生涯、光秀にとって『どういう自分でありたいか』ということを考え続けた人」と位置づける間宮さんに、左馬助として過ごした撮影の日々を振り返ってもらった。 ◇光秀にとって「どんな存在であるべきか」常に意識 「聞き手」でありたかった 第12回「十兵衛の嫁」(2020年4月5日放送)に初登場し、第17回「長良川の対決」(2020年5月10日)で道三(本木雅弘さん)が息子・高政(伊藤英明さん)に討たれ、光秀と共に越前に逃れて以降、ますます光秀の「片腕」として存在感を発揮してきた左馬助。そんな左馬助を間宮さんは、光秀にとって「どんな存在であるべきか」を常に意識しながら演じてきたと言う。 間宮さんから見た光秀は、「いろいろな人にいろいろなことを言われて葛藤していく人物。全体的に聞き役というか、もちろん自分の思いを語るところともたくさんあるのですが、“声の大きな人たち”からいろいろなことを言われて、そのいろいろな声を、世を平らかにするための材料にしながら考えていく人」。左馬助は「そんな光秀にとっての聞き手でありたかった」といい、「たぶん左馬助は、そんなに出過ぎたことを言わないですし、独り言に近いくらい光秀がボソッと言ったことを隣で静かに受け止める。そこに安心があればいい」という思いだった。 また左馬助が、光秀の「片腕」として優れている点や美徳に「寡黙さ」を挙げていて 「最初に監督に、例えとして『バットマンのロビン』みたいなことを言われて。ロビンも自分の主義主張を、というよりは、静かに(付き従う)、というイメージがあったので、それを頭に置きつつ。あと決して劇中で描かれているわけではないのですが、左馬助は光秀からいろいろと指示を受け、いろいろな場所に行って、そこで聞く話から、どんな人物であるとか、今の情勢、世のことを勉強していった気がしていて……。光秀に使われることで、自らも学んで成長していったと思うので、ある意味『素直さ』も、そこに含まれるのかもしれません」と推測した。 ◇長谷川博己は「しなやかな人」 「本能寺の変」で光秀の感情に「すごく近づけた」 左馬助が見続けてきた光秀を長きにわたって演じてきた主演の長谷川さんの印象も聞いた。「僕の中でのイメージは『しなやかな人』。長い期間かけて撮影していても、状態をあまり変えず、フラットにいられる方だなという印象があります。人によっては機嫌が良かったり、イラついていたり、疲れてたりとか、その時々の状態の変化があると思うのですが、そういう波がない。自ら調整しているのか、無意識なのか分からないのですが、それがブレない人という印象があって、それが僕が思う“しなやかさ”です」と話す。 また、現場では「長谷川さんの横に並ばせてもらって、すごく居心地の良さを感じました」と明かす間宮さんが、特に印象に残っているシーンが、有名な信長の撤退戦「金ケ崎の退き口」を題材に描かれた第31回「逃げよ信長」(2020年11月8日放送)でのワンシーン。 織田軍のしんがりとして追撃してくる朝倉・浅井の両軍を必死に打ち払ったあと、身を潜めているところで、光秀から「戦のない世を作るために、今は戦を重ねるしかない」と決意を告げられるシーンだ。「敵がいつ来るか分からない緊張状態の中でしたが、光秀の思考じゃなくて、感情に触れた感じがありました。それがうれしかったのと、それどころじゃないっていうのもあって。でも言葉だけにはとどまらない、感情のところでのやりとりになったという意味では、ほかのシーンとは違う感触だったなと思います」と振り返る。 最終回では、戦のない世を作るため、麒麟を呼ぶために「本能寺の変」を起こすが、同シーンの撮影でも、間宮さんは「光秀の感情にすごく近づけたのかなって思いました」と話している。 「『本能寺の変』という事実を知っている段階では、信長側からも、光秀側からも、もっと言えば秀吉側や家康側からも特に見ていない。それは『そういうことがあったんだよね、事実として』という感想でしかない。それが左馬助を演じることによって、光秀側からの『本能寺の変』という見方にはどうしてもなってしまって。そういう意味では、ただ知識としてあったものが、あくまで自分の役や作品を通してですけど、自らが経験したものに近い感覚になったのかなって、今は思っています」と結論づけていた。 「麒麟がくる」最終回(第44回)「本能寺の変」は2月7日に15分拡大版で放送される。
「そなたがわしを変えた」 信長、光秀に“ある命令”突きつける! 最終回新場面カット公開
2021/02/05
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)最終回(第44回)「本能寺の変」の新たな場面カットが公開された。最終回は15分拡大版として2月7日に放送。公開されたカットは、信長(染谷将太さん)が光秀(長谷川さん)に“ある命令”を突きつける場面で、公式サイトにアップされた予告編でも、「そなたがわしを変えたのじゃ」と信長が光秀に言い放つ同シーンの映像が収められている。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く。 最終回は、宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀は信長から理不尽な叱責を受け、饗応役(きょうおうやく)の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。 「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめる光秀に、「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と信長は冷たく言い放つ。そしてついに、ある究極の命令を光秀に突き付けたのだった……というストーリー。
“伝吾”徳重聡からメッセージ 大好きなラストシーン「驚かされてください」
2021/02/05
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日、15分拡大版で放送される。明智家家臣の藤田伝吾を演じてきた徳重聡さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「(長谷川さん演じる)光秀様が何を思い、備中ではなく、本能寺へ向かうと決断するのか? そして、僕が大好きなラストシーン。皆さんが、どうぞ、驚かされてください」と視聴者に呼びかけた。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く。 最終回は、宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀は信長から理不尽な叱責を受け、饗応役(きょうおうやく)の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長(染谷将太さん)は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。 「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめる光秀に、「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と信長は冷たく言い放つ。そしてついに、ある究極の命令を光秀に突き付けたのだった……というストーリー。
名シーンにパワーワードあり? 「伊右衛門毒殺」「帰蝶P」から「光秀チョップ」まで
2021/02/04
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。2020年1月19日にスタートしたドラマは、2月7日にいよいよ最終回を迎える。同作はネットとの相性も良く、日曜の夜はツイッターのトレンドで「#麒麟がくる」が何度も1位を獲得。盛り上がりに合わせて、数々の愛称や流行語が生まれた。ここでは、そんなSNS発の「パワーワード」と共に名シーンを振り返ってみたいと思う。 ◇全てはここから始まった? 「伊右衛門毒殺でおくりびと」 ドラマは「桶狭間の戦い」が描かれた放送休止前の第21回「決戦!桶狭間」(2020年6月7日放送)までを前半、再開後の第22回「京よりの使者」(2020年8月30日放送)以降を後半と大きく分けることができる。前半のMVPとして、ファンから真っ先に名前が上がりそうなのが、本木雅弘さんが演じた斎藤道三だ。人気のピーク(?)は早くも第2回「道三の罠(わな)」(2020年1月26日放送)にやってきた。そのときに生まれたのが「伊右衛門毒殺でおくりびと」だ。 同回の終盤、道三は美濃の守護で、娘婿(むすめむこ)の土岐頼純(矢野聖人さん)と対面する。敵の織田側と裏で通じていた証拠を突きつけ、頼純の動揺を誘う道三。そして頼純は、道三に差し出された茶に口をつけると、苦しみだし……と展開した。 “美濃のマムシと恐れられた男”がその毒牙を見せた瞬間で、頼純が毒にもがき苦しみ、絶命する瞬間まで、表情一つ変えず朗々と歌を歌い上げる道三の姿に「こ、怖い」「目がヤベエ」「本木道三の迫力がハンパない」などと視聴者は恐怖した。 また、本木さんがサントリーの緑茶飲料「伊右衛門」のCMキャラクターを長年、務めていることや、主演映画「おくりびと」になぞらえ、パワーワード「伊右衛門毒殺でおくりびと」が誕生。後日「伊右衛門」の公式ツイッターも反応し、「昨晩は、主人が熱演のあまり、皆様をお騒がせしましたようで、すみません。まずは心を落ち着け、茶などお召し上がりくださりませ。妻より」と、CMで妻を演じる宮沢りえさんの画像付きで粋なツイート。盛り上がりに花を添えた。 そんな道三は、第12回「十兵衛の嫁」(2020年4月5日放送)で逆に暗殺されそうに。襲ったのは土岐頼芸(尾美としのりさん)からの頂き物とされる自慢の「鷹(たか)」。爪に塗られていた毒により、身をていして道三をかばった近習(きんじゅ)は命を落とした。このときは「鷹」の字の入った緑茶飲料「綾鷹」(日本コカ・コーラ)を引き合いに、毒殺合戦を「伊右衛門VS綾鷹」と表現する視聴者が次々と出現したことも付け加えておこう。 ◇今やすっかり定着した「帰蝶P」 敏腕プロデューサーぶりにSNSは沸いた 道三に負けず劣らず人気を博したのが、川口春奈さん演じる帰蝶だ。今やすっかり定着した「帰蝶P」という愛称だが、大きなきっかけとなったのが、第13回「帰蝶のはかりごと」(2020年4月12日放送)での出来事。 この日は、帰蝶のもとに父・道三から、信秀(高橋克典さん)の家督を継いだ信長(染谷将太さん)と「会見したい」という内容の文が届く。自分をおびき出して、殺す気ではないかと道三を疑い、会見を拒否する信長。そこで帰蝶は、父の思い通りになるまいと、信秀が生前、ひいきにしていた旅芸人の伊呂波太夫(尾野真千子さん)のもとを訪ね、見事な交渉術で傭兵(ようへい)集めを引き受けさせる。さらに帰蝶は、信長が道三との会見に着ていく服まで細かく指定。迎えた会見の日、道三が目にしたのは、おびただしい数の鉄砲隊を引き連れて現れた信長だった……。 してやったりとばかりに笑顔を浮かべる帰蝶の姿に、SNSでは「帰蝶、やるう~!!」「策士 帰蝶!」「さすがマムシの娘」「ドヤ顔な帰蝶ちゃんカッコいい!」「帰蝶様の勝つ気満々の勝ち戦」「最後のしてやったり顔たまらん」「ご覧ください、ラスボスのほほ笑み」「帰蝶様の敏腕ぶりに震えている」などといった声が次々と上がった。 その後も時折、女軍師的な活躍を見せ、ファンを喜ばせてきた帰蝶。彼女の“敏腕プロデューサーぶり”を言い表した「帰蝶P」も、「麒麟がくる」を代表するSNS発のパワーワードと言えるだろう。 ◇開始2分の衝撃! 義輝の最期から生まれた新概念「アバン死」 「麒麟がくる」ではたびたび武将の壮絶死が描かれてきたが、向井理さん演じる室町幕府第13代将軍・足利義輝の“最期”から生まれたのが「アバン死」だ。放送回は第24回「将軍の器」(2020年9月20日放送)。その壮絶な最期が、ドラマ開始からわずか2分、オープニングのタイトルバックが流れる前、アバン(アバンタイトル=プロローグシーン)での出来事だったため、視聴者に衝撃を与えた。 三好長慶(山路和弘さん)と松永久秀(吉田鋼太郎さん)の子らによるクーデターが勃発。二条御所へと攻め込んできた軍勢に対し、義輝は最初は刀を手に、途中からなぎなたを振るい応戦するも、最後は三方から障子で抑えられてしまう。動きと視界を封じられた義輝が、障子越しにブスブスブスと刺されて命を落とす……とシーンは展開。 SNSでは「将軍さまアバン死……」「アバン死という新しい概念」「ナレ死ならぬアバン死とは」「アバンでクライマックス」「アバンでここまでやるのか。。。」などとファンが反応。また「いやいやいやああ~いきなり??」「え、まだオープニング前なんですけど」「本気で先週見逃したと思った」「早いー早いよー義輝様~」と義輝の退場を惜しんでいたが、「『将軍の器』という回のアバンで消されるの、もう器ではないよという宣言だよね」という冷静な意見もあった。 ◇「本能寺ゲージ」マックス? 夢の現実のはざまで放った一撃「光秀チョップ」! そのほかドラマでは当初から、主人公・光秀(長谷川さん)が、そのときそのときの主(あるじ)から“おつかい”を頼まれることが非常に多く、「光秀クエスト(発動)」といったワードもよくつぶやかれたきた。また。「帰蝶P」のような愛称で言うと「信長=ノッブ」「松永久秀=ボンバーマン」などもあった。さらに、道三と光秀、信長と光秀のコンビによる、「帰れ!」「帰ります!」……「呼び戻せ!」のやりとりを「ショートコント『主君と家臣』」と名付けたファンもいた。 そして、最終回が近づくに連れ、はやり始めたのが「本能寺ゲージ」だ。信長の蛮行に対して、後に「本能寺の変」へと向かう光秀の心の内を言い表したもので、そんな「本能寺ゲージ」が“マックス”になったとされる第43回「闇に光る樹(き)」(1月31日放送)でも、新たなパワーワードが生まれた。それが「光秀チョップ」だ。 有名な「宴」のエピソードが描かれた同回。武田を攻め滅ぼしたことを祝い、信長が安土城に家康(風間俊介さん)を招いての宴が開かれる。家康の希望で、光秀は饗応役(きょうおうやく)を任されるが、祝宴の席で信長が急に「膳が違うぞ」「品数が足りん」と言いだし、光秀は理不尽な叱責を受ける。 これでは面目が立たないという信長の元から慌てて膳を下げようとする光秀だったが、椀(わん)の中身をぶちまけてしまい、信長の怒りは頂点に。光秀の首に扇子をあて、「十兵衛、下がれ!」と足蹴(あしげ)にする信長。蘭丸(板垣瑞生さん)の「上様に粗相をなさったな。無礼であろう」との一言が火に油を注ぐが、ここで光秀は蘭丸の体を払い、般若のような形相で信長をにらみつける……。 同シーンは、光秀を悩ませる「月にまで届く巨大な大木を切る不思議な夢」とオーバーラップする形で描かれ、光秀の手がまるで“平手チョップ”のような動きを見せると、「光秀のあの手は何? 手刀?」「あの手の形だけを見たら、地獄突き~」「光秀チョップ!」などと視聴者の注目を浴びた。 泣いても笑ってもドラマは残り1回。最終回では、また別の新たなパワーワードが生まれそうな名シーンが用意されているのか。最後まで見逃せない。
「その結末にさまざまな思いが…」 “義昭”滝藤賢一が「鼻血出そうな」最終回語る
2021/02/04
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日、15分拡大版で放送される。将軍・義昭を演じる滝藤賢一さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「いやあ、ついに、ここまで来ましたね。いろいろなことがありすぎて終わらないかと思いましたよ。長谷川・光秀の集大成です。その結末にさまざまな思いが詰まっています。期待してください! 私も楽しみすぎて鼻血出そうです(笑い)」と思いを明かしている。
麒麟はくる? こない? “駒”門脇麦「希望につながる最終回」に
2021/02/04
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)「本能寺の変」が2月7日、15分拡大版で放送される。ヒロインの駒を演じてきた門脇麦さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「本能寺の変は、光秀(長谷川さん)にとっても信長(染谷将太さん)にとっても人生最大の出来事だったと思いますが、物語としては、希望につながる最終回になっていると思います。果たして、麒麟はくるのか? こないのか? ぜひ最後まで見届けてください」と視聴者に呼びかけた。
「麒麟がくる」異例の“大量生産”延べ38人分 キャストビジュアルで振り返る!
2021/02/03
2月7日に最終回を迎える長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。主人公の明智光秀(長谷川さん)を筆頭に、織田信長(染谷将太さん)、豊臣秀吉(佐々木蔵之介さん)、徳川家康(風間俊介さん)の「三英傑」、松永久秀(吉田鋼太郎さん)や朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)のような“個性派”まで、数々の登場人物が物語を大いに盛り上げてきた。そんな彼(女)らをキャッチコピー付きで紹介してきたキャストビジュアルで、ドラマを振り返ってみたいと思う。 今回、制作されたキャストビジュアルは、大河ドラマで過去に類を見ない、延べ38人分。この中には駒(門脇麦さん)、望月東庵(堺正章さん)、 菊丸(岡村隆史さん)、伊呂波太夫(尾野真千子さん)といったオリジナルキャラも含まれ、光秀と信長、そして駒の3人のみ、第2弾ビジュアルが作られた。 ビジュアルはどれもが色鮮やかで、戦国時代を舞台にしたアクションゲームのキャラクター紹介やトレーディングカードのようにも見えるのが特徴。そのまま選挙ポスターに使えそうな雰囲気もあり、改めて並べてみると壮観で、一部のファンから商品化を望む声が上がったのもうなずける。 劇中で壮絶な死を遂げた者もいて、“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三(本木雅弘さん)の威風堂々ぶりや、“悲劇の剣豪将軍”足利義輝(向井理さん)の勇ましい姿などにも目を奪われる。 キャストビジュアルの異例の“大量生産”について、制作統括の落合将チーフプロデューサー(CP)は以前、「麒麟がくる」が「一人一人みんなが主役の大群像劇」という基盤の上に成り立っているドラマであること、駅構内や地下通路、空港などで見かける、デジタルを駆使した広告媒体「サイネージ」の普及を理由に挙げていたが、そこには「自分の推しメンを見つけてほしい」というメッセージも含まれていた。 そんな、キャストビジュアルが大量生産されるほどの「大群像劇」も、終盤に来て一気に“麒麟をつれてくる男”光秀と“哀しき覇王”信長の物語へと集約。泣いても笑っても残り1回の放送となった。最終回(第44回)はいよいよ「本能寺の変」が描かれるといい、最後まで見逃せない。
ある“究極の命令”を突きつけられる光秀 「本能寺の変」待ったなし! 最終回新場面カット公開
2021/02/01
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)最終回(第44回)「本能寺の変」の新たな場面カットが公開された。最終回は15分拡大版として2月7日に放送。場面カットには、ある“究極の命令”を突きつけられる光秀(長谷川さん)の姿が写し出されている。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く。 最終回は、宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀は信長(染谷将太さん)から理不尽な叱責を受け、饗応役(きょうおうやく)の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。 「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめる光秀に、「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と信長は冷たく言い放つ。そしてついに、ある究極の命令を光秀に突き付けたのだった……というストーリー。
“光秀チョップ”に込められたもの 長谷川博己が提案 夢と現実が交差「心の叫びが爆発」?
2021/01/31
2月7日に最終回を迎える長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第43回「闇に光る樹(き)」が1月31日に放送され、有名な「宴」のエピソードが描かれた。 武田を攻め滅ぼしたことを祝い、信長(染谷将太さん)が安土城に家康(風間俊介さん)を招いての宴が開かれる。家康の希望で、光秀(長谷川さん)は饗応役(きょうおうやく)を任されるが、祝宴の席で信長が急に「膳が違うぞ」「品数が足りん」と言いだし、光秀は理不尽な叱責を受ける。 これでは面目が立たないという信長の元から慌てて膳を下げようとする光秀だったが、椀(わん)の中身をぶちまけてしまい、信長の怒りは頂点に。光秀の首に扇子をあて、「十兵衛、下がれ!」と足蹴(あしげ)にする信長。蘭丸(板垣瑞生さん)の「上様に粗相をなさったな。無礼であろう」との一言が火に油を注ぐが、ここで光秀は蘭丸の体を払い、般若のような形相で信長をにらみつける……。 同シーンは、光秀を悩ませる「月にまで届く巨大な大木を切る不思議な夢」とオーバーラップする形で描かれ、光秀の手がまるで“水平チョップ”のような動きを見せた。 演出を担当した一色隆司さんは、「饗応のシーンですが、このシーンは、光秀の追い詰められた信長への思いを爆発するということの象徴として、夢の中で見てきた木を切るということを重ねて描いてみたらということで、ああいうアクションを長谷川さんが提案してくださいました」と明かす。 さらに「夢の中で木を切るときの心を現実と重ねて、夢と現実が交差するという表現をしています」といい、「注意深く見ていただくと分かる通り、現実の音が夢の映像が現れくると段々遠くなり、そして、夢の中の音しか聞こえなくなります。まさに現実と夢の世界がクロスフェードして、光秀の心の叫びが爆発する、そういうシーンをあのポーズに込めました。信長に対するあの場の怒りが本能寺につながったのではなく、これまでのさまざまな思いの積み重ねによって本能寺へ向かっていくということを意識して現場で作り上げていきました」と振り返った。
<SNS反響>有名な「宴」エピソード 信長のパワハラで光秀が闇落ち! 「本能寺の変」怨恨&ノイローゼ説ある?
2021/01/31
2月7日に最終回を迎える長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第43回「闇に光る樹(き)」が1月31日に放送され、有名な「宴」のエピソードが描かれた。 武田を攻め滅ぼしたことを祝い、信長(染谷将太さん)が安土城に家康(風間俊介さん)を招いての宴が開かれる。家康の希望で、光秀(長谷川さん)は饗応役(きょうおうやく)を任されるが、祝宴の席で信長が急に「膳が違うぞ」「品数が足りん」と言いだし、光秀は理不尽な叱責を受ける。 これでは面目が立たないという信長の元から慌てて膳を下げようとする光秀だったが、椀(わん)の中身をぶちまけてしまい、信長の怒りは頂点に。光秀の首に扇子をあて、「十兵衛、下がれ!」と足蹴(あしげ)にする信長。蘭丸(板垣瑞生さん)の「上様に粗相をなさったな。無礼であろう」との一言が火に油を注ぐが、ここで光秀は蘭丸の体を払い、般若のような形相で信長をにらみつける……。 第43回は同シーンで終了。SNSでは「【悲報】信長様、今日も光秀にパワハラ」「信長殿、パワハラだな。転職するよ、私なら」「十兵衛、ついにキレました。そりゃキレるでしょ」「光秀が暗黒面に落ちました」「光秀。無事闇落ち」「これで完全に闇堕ちか……」などと視聴者は反応。 次週最終回では「本能寺の変」が描かれるが、「本能寺、楽しみ。やっちゃってやっちゃって光秀」「来週はとうとう……。わかってる、わかってるけれどツラい」「やっぱ最もシンプルな光秀の怨恨説という単独犯で行くのか」「ここに来て、公家黒幕説、怨恨説、ノイローゼ説もぶち込んできた」「言われてる説全部出してみて、最終的には光秀ノイローゼ説に集約?」「戦国最大の謎がどう解かれるのか。来週が待ち遠しい」と早くも盛り上がりを見せた。
“帰蝶”川口春奈が語る「本能寺の変」 光秀の切ない思いに「感情移入せざるを得ない」
2021/01/31
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第43回「闇に光る樹(き)」が1月31日に放送され、帰蝶(川口春奈さん)と光秀(長谷川さん)の再会が描かれた。また、次週2月7日は最終回(第44回)で、副題は「本能寺の変」に決定。川口さんは、「光秀の切ない思いに感情移入せざるを得ない内容になっていると思います。最終回まで、ぜひご覧いただきたいと思います」と視聴者に呼びかけた。 最終回に向け川口さんは、「『本能寺の変』がいよいよ近づいてきました。『本能寺の変』については、演じるまで『光秀が信長を倒した』ということしか知りませんでしたが、今回の『麒麟がくる』では、そこに至るまでの光秀の葛藤や迷い、そして、いろいろな人の思いを背負い、自分がやらなくてはいけないという責任感などの光秀の計り知れない思いをすごく感じます」とも語っていた。
最終回副題は「本能寺の変」 あらすじ解禁! 光秀に“ある究極の命令”
2021/01/31
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終回(第44回)の副題が「本能寺の変」に決まったことが1月31日、明らかになった。最終回は15分拡大版として2月7日に放送。同回のあらすじも併せて公開された。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く。 最終回は、宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀(長谷川さん)は信長(染谷将太さん)から理不尽な叱責を受け、饗応役(きょうおうやく)の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。 「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめる光秀に、「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と信長は冷たく言い放つ。そしてついに、ある究極の命令を光秀に突き付けたのだった……というストーリー。
「手段を選ばないときもありましたが…」 川口春奈、帰蝶としての思い 「最後まで強い信念を」
2021/01/31
2月7日に最終回を迎える長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第43回「闇に光る樹(き)」が1月31日に放送される。同回には、川口春奈さん演じる帰蝶が登場。ドラマは残り2回で、川口さんは「帰蝶が生きた時代は本当に激動の時代です。父・道三の思いや、自分がやらなくてはいけないという宿命を背負い、時に手段を選ばないときもありましたが、帰蝶は最後まで強い信念を持ち、賢くてパワフルな女性だったと思います」と振り返った。 また川口さんは、「これまで信長を支えてサポートしたり、プロデュース的なこともしてきましたが、帰蝶もただ単に『あいつを討てばよい』と言っているわけではなく、その裏側にはどのような思いがあったのか、ご覧いただいている方に最後まで伝わるとうれしいです」と話し、「そして、『麒麟がくる』で帰蝶の役を演じることができて、自信と誇りを持てたと同時に、この物語の中に少しでも携わることができたことは奇跡だなと思っています」と語った。 第43回は、もはや己の言いなりにならない正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)の譲位を強引に進めようとする信長(染谷将太さん)。その責任者を命じられた光秀(長谷川さん)は、月にまで届く巨大な大木を切る不思議な夢に毎夜うなされるようになる。 病の療治のため京にやってきた帰蝶に、光秀は「こんなとき斎藤道三ならどうしただろうか」と尋ねる。すると、帰蝶の口から意外な答えが返ってくる……というストーリー。
1月31日放送 有名な「宴」エピソード “家康”風間俊介は「地獄の宴」予告 驚きの展開も?
2021/01/31
2月7日に最終回を迎える長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第43回「闇に光る樹(き)」が1月31日に放送される。同回では、武田を攻め滅ぼしたことを祝い、信長(染谷将太さん)が安土城に家康(風間俊介さん)を招いての「宴(うたげ)」が描かれるが、家康役の風間さんは「歴史ファンにとっては有名なエピソードですが、それがどのような切り口で描かれるのか? 台本を読んだとき、『えー、そうなの!』と驚いたし、『これは、面白い!』と思いました」と明かしている。 改めて家康について、風間さんは「攻撃というよりは防御の人で、良い意味で周りに流されながら機をうかがう人です」と話し、「自分がアクションを起こすのではなく、どのように周りに流されるか……今回は、おそらく目の前で“地獄の宴”が繰り広げられると思いますが、信長殿や周りの方々の反応を見つつ、ビビットに反応したいと思います」と語っている。 第43回は、もはや己の言いなりにならない正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)の譲位を強引に進めようとする信長。その責任者を命じられた光秀(長谷川さん)は、月にまで届く巨大な大木を切る不思議な夢に毎夜うなされるようになる。病の療治のため京にやってきた帰蝶に、光秀は「こんなとき斎藤道三ならどうしただろうか」と尋ねる。すると、帰蝶の口から意外な答えが返ってくる……というストーリー。
黒田官兵衛役に濱田岳 最終回に登場! 14年大河「軍師官兵衛」で栗山善助役
2021/01/31
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に黒田官兵衛役で濱田岳さんが出演することが分かった。2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」では、官兵衛(岡田准一さん)の家臣・栗山善助を演じた濱田さんが 今回は官兵衛役で、2月7日放送の最終回に登場する。 濱田さんは「『麒麟がくる』にお声がけいただき、そして時代の変わり目に、一人の武将として立たせていただけたことを恐悦至極に存じます」と“黒田家筆頭家老 栗山善助”としてコメントを寄せた。
森蘭丸「美少年」枠? 「麒麟がくる」は板垣瑞生 過去には瀬戸康史やウエンツも
2021/01/31
2月7日に最終回を迎える俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。1月31日の第43回「闇に光る樹(き)」から板垣瑞生さん演じる森蘭丸が登場する。森蘭丸(成利)は歴史ファンにはおなじみの織田信長の近習で、「本能寺の変」で信長と共に命を落としたとされる人物。また「美少年」として描かれることも多い。過去の大河ドラマでは、誰がこの「美少年」枠に起用されてきたのか、おさらいしたいと思う。 ◇TOKIO松岡昌宏も1996年の「秀吉」で! 1963年に始まり長い歴史を誇る大河ドラマで、最初に森蘭丸を演じたのが片岡孝夫さん。1965年の「太閤記」でのことだった。 以降、1973年の「国盗り物語」で中島久之さん、1981年の「おんな太閤記」で森下陽さん、1983年の「徳川家康」で土家歩さん、1989年の「春日局」で内池学さん、1992年の「信長 KING OF ZIPANGU」で石野太呂字さんが蘭丸役で出演。 人気グループ「TOKIO」の松岡昌宏さんも、1996年の「秀吉」で蘭丸に扮(ふん)した。 ◇「江」の“蘭丸”瀬戸康史 弟役は染谷将太だった 2000年代に入ると、まずは2002年の「利家とまつ」で、ウエンツ瑛士さんが蘭丸役を担当。続いて、2006年の「功名が辻」で渡辺大さんが蘭丸を演じると、2011年の「江~姫たちの戦国~」では、瀬戸康史さんが蘭丸として、時代劇に初挑戦している。 実はこのとき、蘭丸の弟・森坊丸を演じたのが、「麒麟がくる」の信長・染谷将太さん。ちなみに染谷さんは、2013年公開の映画「清須会議」で蘭丸役を経験している。 そして、板垣さんの“先代”にあたるのが、昨年のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」で、藤山一郎さんがモデルの歌手・山藤太郎を好演した柿澤勇人さん。2014年の「軍師官兵衛」で蘭丸役を務め上げている。 放送も残すところあと2回となった「麒麟がくる」で板垣さんが、どんな森蘭丸を見せてくれるのか、1月31日放送の第43回の登場シーンには注目だ。
突如ツイッターに降臨! 麒麟像の正体とは? OPの“隠れ麒麟”と関係も
2021/01/31
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の公式ツイッターで1月24日、「AWAITING KIRIN」との文字と共に意味ありげに投稿された「麒麟像」。ちょうどNHK総合で第42回「離れゆく心」オープニングタイトルバック(OP)が流れているころで、視聴者の注目を集めた。 ◇“隠れ麒麟”のモデル “全体像”がついに初公開 「麒麟」とは、王が仁のある政治を行うときに必ず現れる聖なる獣。オープニングタイトルバックには、麒麟の到来を求めて、森の中でたたずむ光秀(長谷川さん)の後ろ姿の向こうに、“隠れ麒麟”がうっすらと見え、ドラマのスタート時から熱心なファンの間で話題となっていたが、第42回の放送では、“隠れ麒麟”がより鮮明に、光り輝く(一部では「燃えさかっている」とも)姿を披露し、SNS上を沸かせた。 ツイッターに投降された麒麟像は、タイトルバックにCGで描かれている“隠れ麒麟”の基になったもので、クリエーティブディレクターを務めた多田琢さんは、以前インタビューで麒麟の“全体像”の存在を認め、「いつかお見せすることができたら」と話していたが、ここに来てついに初公開された形だ。 ◇ドラマ本編に麒麟はこない? “隠れ麒麟”挿入の理由 そもそも何でオープニングタイトルバックに“隠れ麒麟”がいるのか。またドラマ本編にもいつか麒麟が登場するのか。視聴者は気になるところだが……。 制作統括・落合将チーフプロデューサー(CP)は昨年2月の時点で、「今回のドラマでは麒麟を具現化するつもりはなくて、登場人物が麒麟の描かれている絵巻物を見たり、幻が現れたりというのは絶対にしない」と麒麟の登場を否定。その上で“隠れ麒麟”挿入の理由を「麒麟が希望の象徴でもあるので、全くゼロにはしたくなかった。当初はもっと大々的に出すっていう話もあったのですが、作っていく中で、控えめでいいんじゃないかってなり、今の形に落ち着きました」と語っていた。 いずれにせよ、ドラマは1月31日放送の第43回「闇に光る樹(き)」を含めて残り2回。最後まで見逃せない。
“仮面ライダー斬鬼”松田賢二が出演 丹羽長秀役で明日放送第43回に登場
2021/01/30
2月7日に最終回を迎える俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に、特撮ドラマ「仮面ライダー響鬼」のザンキ(仮面ライダー斬鬼)役などで知られる松田賢二さんが出演することが分かった。織田家臣の丹羽長秀役で、1月31日放送の第43回「闇に光る樹(き)」に登場する。 第43回は、もはや己の言いなりにならない正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)の譲位を強引に進めようとする信長(染谷将太さん)。その責任者を命じられた光秀(長谷川さん)は、月にまで届く巨大な大木を切る不思議な夢に毎夜うなされるようになる。病の療治のため京にやってきた帰蝶(川口春奈さん)に、光秀は「こんなとき斎藤道三ならどうしただろうか」と尋ねる。すると、帰蝶の口から意外な答えが返ってくる……というストーリー。
「麒麟がくる」予告で「毒を盛る」発言 川口春奈「とても切ない身の引き方」「帰蝶らしく自分の思いを」
2021/01/30
2月7日に最終回を迎える長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第43回「闇に光る樹(き)」が1月31日に放送される。同回には、川口春奈さん演じる帰蝶が登場。予告編には光秀(長谷川さん)から「道三様ならどうなされましょう?」と聞かれた帰蝶が、「毒を盛る。信長様に」と返答するシーンもある。川口さんは「第43回は、光秀と帰蝶のやりとりが描かれます。とても切ない身の引き方となりますが、明るい未来への希望を忘れず、帰蝶らしく十兵衛に自分の思いを伝えたんだと思います。とてもすてきなシーンになっていると思います」と振り返っている。 第43回は、もはや己の言いなりにならない正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)の譲位を強引に進めようとする信長(染谷将太さん)。その責任者を命じられた光秀は、月にまで届く巨大な大木を切る不思議な夢に毎夜うなされるようになる。 病の療治のため京にやってきた帰蝶に、光秀は「こんなとき斎藤道三ならどうしただろうか」と尋ねる。すると、帰蝶の口から意外な答えが返ってくる……というストーリー。
信長排除の動きが加速 「本能寺の変」最後の一押しは誰? 鍵を握る帰蝶の登場
2021/01/30
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第42回「離れゆく心」が1月24日に放送され、光秀の周囲で信長排除の動きが加速した。さらに本編終了後に公開された第43回「闇に光る樹(き)」(1月31日放送)の予告編には、美濃の鷺山のふもとにある小さな館で静かに暮らしたいと信長(染谷将太さん)のそばを離れた帰蝶(川口春奈さん)の姿があり、その発言が視聴者から注目を集めた。 ◇帝、家康、義昭の言葉が光秀を揺り動かす? 過去には道三から“遺言”も 第42回は、毛利攻めの副将である荒木村重までもが信長に反旗をひるがえす。必死に説得をする中で、この終わりの見えない全ての戦が、武士の棟りょうたる将軍の復権につながっていると悟った光秀(長谷川さん)は、義昭(滝藤賢一さん)が追放された鞆の浦(とものうら)へ足を運ぶ。そこで見たのは、釣りざおを垂らす暮らしをしている“かつての将軍”の姿だった。一緒に京に帰ろうと促す光秀に、義昭は「そなた一人の京ならば考える」と告げる……という展開だった。 1月17日放送の第41回「月にのぼる者」の最後で、正親町帝(おおぎまちてい、坂東玉三郎さん)が「信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよ」との言葉を光秀に残していたが、第42回では、家康(風間俊介さん)が、自らの行為で周囲を遠ざける最近の信長の振るまいに不信感を募らせ、「これでは天下は一つにまとまりませぬ」と、「戦のない平らかな世」を目指すために、すでに信長の存在が障害でしかないことを訴えた。 また同回では、義昭が文を通じて、「昔、話した誰も見たことのない生き物、麒麟。十兵衛となるそれを呼んでこれるやもしれぬと。そういうらちのないことを思うたと。海辺で暮らしていると、そういう夢ばかり見るのだ」と思いを告げるシーンもあった。 振り返れば光秀は、かつて道三(本木雅弘さん)から「あの信長という男は面白いぞ。あの男から目を離すな。信長となら、そなたやれるやもしれぬ。大きな国を作るのじゃ。誰も手出しできぬ、大きな国を」との“遺言”を受け取っていて、松永久秀(吉田鋼太郎さん)も、「これだけの名物を持つ者は持つだけの覚悟がいる」との言葉と共に、光秀を「いかなる折も誇りを失わぬ者、志高き者、心美しき者」と見込んで、名物の茶釜「平蜘蛛(ひらぐも)」を託したこともあった。 ◇光秀の葛藤はピーク 帰蝶の「毒を盛る」発言でついに心が決まる? 「大きな国作り」を目指し、意気投合してきたはずの光秀と信長。しかし、ここに来て、信長の目に余る振る舞いから、「本当に麒麟を呼ぶことができるのか」と、光秀の葛藤はピークに達しつつあると言っても過言ではないだろう。 そうなると気になってくるのが「誰が最後の一押しをするのか」ということ。そのヒントとなりそうなのが、1月31日放送の第43回の予告映像にある光秀と帰蝶のやりとりだ。光秀から「道三様ならどうなされましょう?」と聞かれた帰蝶が、「毒を盛る。信長様に」と答えるシーンで、「ついに心が決まる」との文字も映し出されている。 これだけを見ると「最後の一押し=帰蝶の言葉」という図式が成り立つが、果たして本当のところは……。いずれにせよ、ドラマは残すところあと2回。「本能寺の変」まで待ったなしのところまで来ていて、最後まで見逃せない。
待ったなし? 信長が“本能寺”入り! 最終回場面写真が新たに
2021/01/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の最終第44回(2月7日放送)の新たな場面写真が公開された。同回で描かれる「本能寺の変」の舞台となる本能寺に信長(染谷将太さん)が入る場面で、公式サイトにアップされた特報動画で同シーンの映像も楽しめる。
光秀“殴打”の信長の心情は? 「不安からくる怒り」「暴走して手を」 染谷将太が代弁
2021/01/25
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第42回「離れゆく心」が1月24日に放送され、信長(染谷将太さん)が怒りにまかせ、光秀(長谷川さん)を連続で殴打するシーンがあった。 光秀が正親町帝(おおぎまちてい、坂東玉三郎さん)に御所に招かれた際、どんな話が出たのかを知りたがる信長。自分のことについて、帝が何か言ったのではないかと疑心暗鬼に陥っていて、光秀の「帝のお言葉は他言をはばかるべし」「平にご容赦を」との言葉をはねつけると、「申せ、十兵衛、申せ」「おのれ……申せ!」「申せ!」「申せ!」「申せ!」「申せー!!」と声を荒らげながら光秀を何度も殴打した。 SNSでは「あぁ本能寺ゲージがぁぁぁ」「本能寺ゲージが溜まる音ぉ」「どんどん上がる本能寺ゲージ」「本能寺ゲージぐんぐんぐん」「本能寺ゲージがガンガン上がってるぜ」などと視聴者は反応。「あーこれは十兵衛がキレても仕方がない……」「一気に本能寺の変に向かうなぁ……」といった意見も多かった。 信長役の染谷さんは、同シーンについて公式ツイッターでコメントを発表。「いくら問い詰めても、帝が自分のことをどう言っていたのか十兵衛は話してくれない。それが不安でしかたなかった。高圧的な態度をとっていますが、心情的には頼むから教えてくれとお願いしているんです。でも最後は不安からくる怒りで、暴走して手を出してしまった」と信長の心情を代弁してみせた。
「麒麟がくる」何かの前兆? “隠れ麒麟”がより鮮明に、光り輝き 公式SNS「AWAITING KIRIN」
2021/01/24
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第42回「離れゆく心」が1月24日に放送され、オープニングタイトルバックに登場する“隠れ麒麟”がひそかに注目を集めた。 聖なる獣「麒麟」の到来を求めて、森の中でたたずむ光秀(長谷川さん)の後ろ姿の向こうに、うっすらと見える“隠れ麒麟”だが、同回の放送から、より鮮明に映し出され、光り輝いている姿を披露した。 放送に合わせ、ドラマの公式ツイッターでは、タイトルバックにCGで描かれている“隠れ麒麟”のモデルになった麒麟像を、「AWAITING KIRIN」との文字と共に意味ありげに掲載している。
<SNS反響>「本能寺ゲージがぁぁぁ」 信長が光秀を連続で殴打「申せ!」「申せ!」「申せー!!」
2021/01/24
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第42回「離れゆく心」が1月24日に放送され、光秀(長谷川さん)が怒り狂う信長(染谷将太さん)に殴打されるシーンが登場した。 信長から、嫡男の信康を「殺せ」と命じられていると家康(風間俊介さん)に告げられた光秀は、信長に意見するも聞き入れてもらえず、逆に帝(みかど)=正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)に御所に招かれた際、どんな話が出たのかと問い詰められてしまう。 自分のことについて帝が何か言ったのではないかと完全に疑心暗鬼の信長を前に、それでも「帝のお言葉は他言をはばかるべし」と口を割らない光秀。ついに怒りが頂点に達してしまった信長は、光秀の「平にご容赦を」との言葉をはねつけ、「申せ、十兵衛、申せ」「おのれ……、申せ!」(ペシッ)「申せ!」(ペシッ)「申せ!」(ペシッ)「申せ!」(ペシッ)「申せー!!」(ペシッ)(ペシッ)(ペシッ)(ペシッ)(バシッ)と光秀を連続で殴打。信長は「なぜじゃ、なぜこうなる」とつぶやくと、「帝を代えよう。譲位していただこう」と一人決心する……。 SNSでは「あぁ本能寺ゲージがぁぁぁ」「本能寺ゲージが溜まる音ぉ」「どんどん上がる本能寺ゲージ」「本能寺ゲージぐんぐんぐん」「本能寺ゲージがガンガン上がってるぜ」などと視聴者は反応。「あーこれは十兵衛がキレても仕方がない……」「一気に本能寺の変に向かうなぁ……」といった意見も多かった。
“あの干し柿”から30年、風間俊介「ここにつながっているとは…」 光秀に明かした家康の覚悟
2021/01/24
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第42回「離れゆく心」が1月24日に放送され、風間俊介さん扮(ふん)する家康と、長谷川さん演じる光秀との密談が描かれた。人質として織田の館に留め置かれ、そこから逃げだそうとしたときに光秀と初めて出会った家康。「あれから30年。私は相も変わらず何かに束縛され、そこから逃げ出したい、己が思うがままに生きてみたいと願って暮らしております」と本心を明かす家康の姿があった。 家康は、光秀に「束縛するものとは何か」と問われ、「例えば、信長(染谷将太さん)様」と答えると、その信長から、自分の嫡男の信康を「殺せ」と命じられていることを告白。自らの行為で周囲を遠ざける最近の信長の振るまいに不信感を募らせ、「これでは天下は一つにまとまりませぬ」と光秀に訴えると、「あまりに理不尽な申されようがあれば己を貫くほかありません」「これには三河の誇りがかかっております」と覚悟を伝えた。 風間さんは「家康はこのシーンで、明智様に自分の国や人生を賭けた決断を相談しますが、三河を束ねる一国のあるじとしてではなく、幼いころに干し柿をもらったことのある、戦国を生きる一人の男として相談しているのではないかと思います」と振り返る。 また風間さんは「(家康が)肩書きや地位を脱ぎ捨てて話ができるのは、きっと明智様だけではないでしょうか」と推測し、「このシーンの会話は、竹千代が初めて明智様に会ったときの話から始まります。あの干し柿のシーンがここにつながっているとは……。『麒麟がくる』をすべてご覧いただいた後、もう一度初めから見直したら、また面白いのではないかと思います」と語った。
森蘭丸役に板垣瑞生! クライマックス「本能寺の変」盛り上げる ラスト2回に登場
2021/01/23
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に森蘭丸役で板垣瑞生さんが出演することが分かった。森蘭丸は歴史ファンにはおなじみの織田信長(染谷将太さん)の近習で、「本能寺の変」で信長と共に命を落としたとされる人物。板垣さんは「クライマックスの『本能寺の変』は、本当にこれ以上ないものにしたいと思いながら演じました。信長を一番近くで慕っている人から見ると、信長ってこのように見えるんだな、本当にかっこよかったんだなと、僕の演技から視聴者の皆さんに感じていただけるとうれしいです」とコメントを寄せた。 板垣さん演じる森蘭丸は最終回の一つ前の第43回から登場する。同局の大河ファンタジー「精霊の守(も)り人」シリーズや昨年の連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」に出演してきた板垣さんは、「以前『精霊の守り人』でお世話になった方々が、今回『麒麟がくる』のスタッフさんの中に何人かいらっしゃったこともあり、『エール』を撮影していたときはスタジオが隣だったので本当は見に行きたかったのですが、なかなか行くことができませんでした。少しでも良いから出演したいなと思っていたところだったので、すごいご縁だなと思いました」と明かしている。 また「森蘭丸は、信長の背中を一番近くで見ている人で、実際に僕も染谷将太さん演じる信長を後ろからずっと見ています。今と違って当時は太陽の光しかない世界ですから、その太陽の光を全身に浴びてかっこいい人、『太陽を味方につける人』が天下を取っていくんだなと思いながら演じていました」と振り返ると、「蘭丸は信長を献身的に支えます。信長をすごく怖がっていますが、信長に憧れて背中を追いかけ、信長が一番幸せでいられる状態を作ってあげたいと思っている、若さあふれる人物として今回演じさせていただきました!」と語った。
光秀と緊張感ある心理戦も…「価値観違い過ぎてライバルになりえない」 佐々木蔵之介、秀吉語る
2021/01/23
放送も残すところあと3回となった俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。1月17日放送の第41回「月にのぼる者」では、長谷川さん扮(ふん)する主人公・明智光秀と、佐々木蔵之介さん演じる羽柴秀吉が、緊張感のある心理戦を繰り広げ、視聴者から熱い視線が注がれた。 ◇申し上げれば不義理。申し上げなければ不忠の極み 第41回で光秀は、訪ねてきた秀吉に、自分に密偵をはべらせ、行方不明の茶器「平蜘蛛(ひらぐも)」を隠し持っていることを信長(染谷将太さん)に報告し、さも裏切ったかのように仕向けた調略について問いただす。 信長への報告について「申し上げれば不義理。申し上げなければ不忠の極み」と自己を正当化し、光秀を“売って”出世の道を選んだことについても「同じことなら、総大将になり、敵を全て討ち果たして、この乱世を平らかにし、その後おわびをすれば、きっと明智様はお許しになると思い」と言い逃れをしようとする秀吉。 そこで光秀から「貴殿にとって、平らかな世とはどういう世じゃ」と問われると、「昔の、わしのような貧乏人がおらぬ世ですかな」とぽつり。ここで光秀は「こたびは貸しにしておく。“口の軽い弟”はよく、しかっておくべきだな」と、それ以上の追及はしなかった……。 ◇“藤吉郎”から“秀吉”へ ト書きの“ふと真顔になり”や“ニッと笑い”をヒントに 改めて秀吉役を演じることについて、「大河ドラマで豊臣秀吉役というと身構えそうですが、実はプレッシャーはまったくなかったです(笑い)」と話す佐々木さんは、「僕なりの秀吉というより、“『麒麟がくる』の秀吉”を演じようと思っていました」といい、「キャスト・スタッフ・池端(俊策)先生の脚本で、この作品の秀吉を育めたのかなと思っています」と振り返る。 藤吉郎時代から「天性の明るさと人懐っこさ、信義の厚さを、主体に据えて演じていました」という佐々木さんは、「それが礎になければ、例えば、“才気ある調略の名人”とはならず、ただのペテン師になってしまうからです」と理由を説明。さらには「この『麒麟がくる』での藤吉郎は、大仰でふだんから芝居がかっていて、“この世は長い狂言”みたいな振る舞いです。猿芝居や悪知恵を働かせているように見えるときもあったかもしれません。ただそれは、彼が生き抜くための、一つの手段だったと思うのです」と推測する。 “藤吉郎”から“秀吉”への変化の予兆を感じたのは、「織田の家臣になってからです」と明かし、「それまでのただただ立身出世を目指す快活で無邪気なサルから、明らかにステージが上がりました。池端先生の脚本にも、そのあたりから “ふと真顔になり”とか“ニッと笑い”というト書きが出てくるようになりました。それは役を造形していく中で、とてもヒントになりました。また、ヒゲ、も僕の中で大きいです。周りの武将はみんな早くに出世をしてヒゲを生やしはじめていたので、序盤からスタッフの方に『僕はいつからヒゲを付けられるんだ』と聞いてました(笑い)」とも語ってみせた。 ◇秀吉の思考は「幕府や朝廷も、使えるなら残しておくが、不要なら捨てる」 同じ織田家臣としての光秀と秀吉の“立ち位置”については、「織田家臣の中で光秀が一番最初の城持ちになり、ワシも!と目指すところはあったと思います。ただこの物語の秀吉は、武家出身の光秀と違い、幕府や朝廷も、使えるなら残しておくが、不要なら捨てる、といった思考です。光秀とは価値観が違い過ぎてライバルにはなりえないのではと思っていました」と持論を披露する佐々木さん。 さらに「(光秀役の)長谷川さんも私も劇団の出身で、勝手に何かしら近いものを感じていました。光秀が長谷川さんだったからこそ、一緒に芝居をつくる幸せを味わうことが出来たと思っています」と話すと、「第23回の、主人公の光秀と初めて対面するシーンは印象深いです。光秀、信長、秀吉の3人が初めてまみえる場面でもありました。この瞬間を、豊臣秀吉が日本の歴史に登場する起点にしようと、私なりに思いました。なので、どのように登場してあげようかと、いろいろ思い巡らした思い出深いシーンです」としみじみと語る。 最後に「終盤は『本能寺の変』へ向けて、物語は抗(あらが)えなく動いていきます。やはり、光秀の感情の流れを追いながら見るのが面白いと思います。そして誰が味方につき、誰が敵に回るのか? 気が抜けない展開です。どうぞ、最後までお楽しみください」と視聴者に呼びかけた。
「力のある者はみな月に…」「しかと見届けよ」 信長は自分を失っている? 玉三郎が語る“帝の心情”
2021/01/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第41回「月にのぼる者」が1月17日に放送され、光秀(長谷川さん)は“帝(みかど)”こと正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)に拝謁。帝が光秀に、信長(染谷将太さん)のことを「しかと見届けよ」と伝えるシーンがあった。 帝は、月にある不老不死の花を取りに月に上り、独り占めして神の怒りを買い、月に閉じ込められた奇妙な男「桂男」の話を例に出すと、「信長はどうか。こののち、信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよ」との言葉を光秀に残す……。 玉三郎さんは同シーンを振り返り、「帝の心情がこぼれ出るような回でした。信長は、さまざまな意味で自分を失っているのです。だから光秀に、頼むよ、と。『力のある者はみな月に上りたがる。しかし下界に戻ってきた者はいなかった』。世をふかんして見ている帝の心情は、この言葉に尽きるのではないでしょうか」と語っている。 第41回は、大坂本願寺、丹波と、終わりの見えない戦に追われる光秀。追放された将軍・義昭(滝藤賢一さん)は、諸国の大名に向けて「信長を倒し幕府を再興せよ」と御内書を送り続けており、事態は混迷を極めていた。光秀は、訪ねてきた秀吉(佐々木蔵之介さん)に、自分に密偵をはべらせ、行方不明の茶器「平蜘蛛」を隠し持っていることを信長に報告し、さも裏切ったかのように仕向けた調略について問いただす。 後日、光秀は「平蜘蛛」を携え、信長の元へ。しかし、信長は「平蜘蛛」を金に換えると言いだし、光秀を唖然(あぜん)とさせる。そして光秀は、月見と称して正親町帝と……という展開だった。
「麒麟がくる」ジャケットは“ラストビジュアル”使用 サントラ盤「The Best」2月発売 全111曲網羅の「完全盤」も
2021/01/19
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)オリジナル・サウンドトラックの「完全盤」と「The Best」が2月24日に発売されることが分かった。「完全盤」は劇伴全111曲を完全網羅したコレクターズアイテムで、その中から厳選した18曲で構成されたのが「The Best」となる。「The Best」のジャケットは、ドラマの“ラストビジュアル”として話題の、写真家・川上智之さんの撮り下ろしによる「現代の写真家が撮る『明智光秀の肖像画』」を採用した。 ドラマの音楽を手掛けたジョン・グラムさんは、「『麒麟がくる』に、これほどの表現の広がりを与えているのは、輝かしい脚本、制作陣の驚くべき妙技、そしてキャストの目覚ましい名演にほかなりません。関係者全員が一丸となって、一つの物語を、それにふさわしいスケールと芸術的手腕によって紡いでいます。私は今回、第一線で活躍するたくさんの方々と仕事を共にできたことを喜び、光栄に感じています」と明かす。 さらに「このドラマをご覧になれば、もれなく作品の隅々まで、どれほどのエネルギーが注がれ、どれほどの配慮と注意が払われているか、お分かりいただけると思います。この作品には、衣裳、馬、武器、照明、撮影など、各分野で『麒麟チーム』を支える一人一人の、この上ない思いと努力が注がれています。素晴らしいチームの一員になれたことを、心から幸せに思います。皆さまに、この音楽をお楽しみいただけることを願いつつ」と思いを語っている。 「NHK大河ドラマ『麒麟がくる』オリジナル・サウンドトラック 完全盤」は完全限定生産のCD6枚組で、価格は1万5000円(税抜き)。「NHK大河ドラマ『麒麟がくる』オリジナル・サウンドトラック The Best」の価格は3200円(同)で、配信アルバム「NHK大河ドラマ『麒麟がくる』オリジナル・サウンドトラック PLUS」も2月24日から配信される。
祝言シーン見たかった? 芦田愛菜“たま”が嫁入り 残り3回、本能寺の変まであと4年
2021/01/18
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第41回「月にのぼる者」が1月17日に放送され、主人公・光秀(長谷川さん)の娘・たま(後の細川ガラシャ、芦田愛菜さん)の“嫁入り”が描かれた。 たまをめとったのは、細川藤孝(眞島秀和さん)の嫡男の細川忠興(望月歩さん)。“嫁入り”シーンは同回の終盤に登場し、「天正6(1578)年秋、たまは細川忠興の元へ嫁いでいった」とナレーションで語られた。 たまと忠興は、歴史ファンにはよく知られた夫婦で、「たま様と忠興殿の婚姻シーン見たかった」「たまさま忠興さま、ご結婚おめでとうございました(祝言が見たかった)」「忠興様とたま様ナレ婚なの? 一番の見せ場で盛り上がりでは?」といった声も聞かれた。 芦田さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。当初、結婚をちゅうちょしていたたまについて、「母上に代わって父上を支えなくてはいけない、という思いがとても強かったと思います」としながらも、「多くのものを背負いすぎていたけど、(門脇麦さん演じる)駒さんと話しているうちにそれが少しずつ軽くなっていった。嫁に行く決心ができたのは、駒さんの存在が大きかったと思います」と心境の変化を語った。
光秀VS秀吉の心理戦から帝と拝謁まで「緊張しっぱなし」 本能寺フラグ立ちまくり?
2021/01/17
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第41回「月にのぼる者」が1月17日に放送された。同回では中盤以降、光秀(長谷川さん)と秀吉(佐々木蔵之介さん)の心理戦から、信長(染谷将太さん)への「平蜘蛛(ひらぐも)」の受け渡し、さらに “帝(みかど)”こと正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)との拝謁まで、緊張感のあるシーンが続いた。 第41回は、大坂本願寺、丹波と、終わりの見えない戦に追われる光秀。追放された将軍・義昭(滝藤賢一さん)は、諸国の大名に向けて「信長を倒し幕府を再興せよ」と御内書を送り続けており、事態は混迷を極めていた。光秀は、訪ねてきた秀吉に、自分に密偵をはべらせ、行方不明の茶器「平蜘蛛」を隠し持っていることを信長に報告し、さも裏切ったかのように仕向けた調略について問いただす。 信長への報告について「申し上げれば不義理。申し上げなければ不忠の極み」と自己を正当化し、光秀を“売って”出世の道を選んだことについても「同じことなら、総大将になり、敵を全て討ち果たして、この乱世を平らかにし、その後おわびをすれば、きっと明智様はお許しになると思い」と言い逃れをしようとする秀吉。そこで光秀から「貴殿にとって、平らかな世とはどういう世じゃ」と問われると、「昔の、わしのような貧乏人がおらぬ世ですかな」とぽつり。ここで光秀は「こたびは貸しにしておく。“口の軽い弟”はよく、しかっておくべきだな」と、それ以上の追及はしなかった。 一方で秀吉は、光秀の屋敷に出入りしていた菊丸(岡村隆史さん)の正体を「知っている」ことを光秀に暗に伝えると、密偵役だった“口の軽い弟”を抹殺。さらに菊丸を消すため刺客を送る(菊丸は逃げ延びることに成功)。 後日、光秀は「平蜘蛛」を携え、信長の元へ。ピリつく空気の中、信長を「いかなる折も誇りを失わぬ者、志高き者、心美しき者」と見込んで、松永久秀(吉田鋼太郎さん)から譲り受けた「平蜘蛛」を今度こそ託そうとするも、イラつく信長はその覚悟込みで「平蜘蛛」が「いくらくらいになるか」と金に換えると言いだし、光秀を唖然とさせた。 そして、月見と称して正親町帝と拝謁する光秀。帝は、月にある不老不死の花を取りに月に上り、独り占めして神の怒りを買い、月に閉じ込められた奇妙な男「桂男」の話を例に出すと、「信長はどうか。こののち、信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよ」との言葉を光秀に残す……。 SNSでは「光秀と秀吉様の心理戦最高すぎる」「光秀秀吉対談、史実ならすごい史実」「こっわ!このノッブこっわ!」「ノッブと十兵衛の心が離れたなぁ」「緊張しっぱなしでの視聴」「今日の麒麟がくる、ずっと緊張状態だ」「終始緊張感あふれる回だった。ゾクゾクする」といった感想が書き込まれたほか、「全てが本能寺フラグに見える……いやだ……」「みんな本能寺に向けてフラグ立てすぎ!」本能寺の変フラグ立ちまくりだわ」「完全なる本能寺フラグが完成した」との声も次々と上がった。
“秀吉”佐々木蔵之介 「駆け引きを仕掛ける側」のはずが様子が違う? VS光秀の心理戦「お楽しみに!」
2021/01/17
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第41回「月にのぼる者」が1月17日に放送される。同回には、光秀(長谷川さん)が、訪ねてきた秀吉(佐々木蔵之介さん)に、自分に密偵をはべらせ、行方不明の名茶器「平蜘蛛(ひらぐも)」を隠し持っていることを信長(染谷将太さん)に報告し、さも裏切ったかのように仕向けた調略について問いただすシーンがある。 秀吉役の佐々木さんはドラマの公式ツイッターで、「いつもは秀吉が先手で情報をつかみ、駆け引きを仕掛ける側ですが、こたびはどうやら様子が違います……。光秀はいかなる芝居を打って出るのか? したらば秀吉はどう返すのか? 両者の心理戦、どうぞお楽しみに!」と視聴者に呼びかけている。
「麒麟がくる」最終回で描く! 「本能寺の変」場面写真解禁!! 光秀と信長の二人三脚は悲劇的結末へ
2021/01/17
放送も残すところあと4回となった俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)のクライマックスとなる「本能寺の変」が2月7日放送の最終回(第44回)で描かれることが1月17日、明らかになった。桔梗紋の入った旗をかかげ本能寺へと向かう、主人公・明智光秀(長谷川さん)の姿を収めた場面写真も解禁された。 制作統括の落合将チーフプロデューサー(CP)は「『麒麟がくる』、ついに最終回で歴史的大事件『本能寺の変』が描かれます! 光秀と信長、二人三脚の大きな国作りは、成し遂げられることなく、悲劇的な結末を迎えます。その先に光秀が何を見据えたのか、信長は何を思うのか……『麒麟がくる』版の本能寺の変がどのように描かれるのか、楽しみにしていてください!」とアピールする。 「室町幕府と共に生きてきた光秀が、改革者であるはずの信長に何を見て、戦乱の種がどこにあるのかを見いだして、何を決断するのか? そして秀吉は、家康はどう動くのか……。事変は、何の時代を終わらせるのか……。すべてのねじれが収斂(しゅうれん)し、決着を迎える最終回に向けて、残り4回、固唾(かたず)を飲んで見守ってください!」と視聴者に呼びかけた。
「麒麟がくる」残り4回、「本能寺の変」まであと5年 明日第41回「月にのぼる者」 芦田愛菜“たま”の嫁入りも?
2021/01/16
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第41回「月にのぼる者」が1月17日に放送される。同回を含め、ドラマは残すところあと4回で、物語は「本能寺の変」まであと5年のところまで到達。場面写真も公開され、主人公・光秀(長谷川さん)の娘・たま(後の細川ガラシャ、芦田愛菜さん)の嫁入りシーンもあるという。 第41回は、大坂本願寺、丹波と、終わりの見えない戦に追われる光秀。追放された将軍・義昭(滝藤賢一さん)は、諸国の大名に向けて「信長(染谷将太さん)を倒し幕府を再興せよ」と御内書を送り続けており、事態は混迷を極めていた。光秀は、訪ねてきた秀吉(佐々木蔵之介さん)に、自分に密偵をはべらせ、行方不明の名茶器「平蜘蛛(ひらぐも)」を隠し持っていることを信長に報告し、さも裏切ったかのように仕向けた調略について問いただす……。 予告編には「終わらぬ乱世」「時代に翻弄(ほんろう)される人々」「試される覚悟」「第六天魔王信長」との文字が躍っている。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く。ドラマは2月7日に最終回を迎える。
「罠」じゃなくて「呪い」 松永久秀の「平蜘蛛」めぐって驚きの展開 本能寺の変の「時限爆弾」に?
2021/01/16
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が1月10日に放送され、松永久秀(吉田鋼太郎さん)が命の次に大事にしていた茶釜「平蜘蛛」の行方をめぐって、物語は驚きの展開を見せた。 ◇ 同回では、松永久秀(吉田鋼太郎さん)の壮絶な“最期”が描かれた。大坂本願寺攻めの最前線から、突如、松永が逃亡をはかり、織田方に衝撃を与える。伊呂波太夫(尾野真千子さん)の導きで松永と会い、なぜいま離反するのか問いただす光秀(長谷川さん)。筒井順慶(駿河太郎さん)に大和の守護の座を与える信長(染谷将太さん)の、家筋を重んじる態度が許せないという松永は、自分に大和を任せる本願寺側につくと明言する。 やがて織田の討伐軍に追い詰められた松永は、自らが放った火の中、雄たけびを上げ、命を絶つ。驚きの展開が待っていたのは、その松永の死後。「平蜘蛛」に執心する信長は、安土城の大広間で光秀と対面。生前の松永と親しかった光秀に「平蜘蛛」の行方を尋ねるが、そこで光秀は思わず「知らない」とウソをついてしまう。すでに信長は秀吉(佐々木蔵之介さん)の“タレコミ”ににより、全てを見抜いていたことも知らず……。 そして、「平蜘蛛」は太夫の手を介して光秀の元へ。光秀は信長になぜ「平蜘蛛」の行方を「知っている」と言えなかったのか自問しつつ、「まんまと引っかかってしもうた」「これは松永久秀の罠(わな)じゃ」と笑いが止まらない様子。一方で、太夫は「これだけの名物を持つ者は持つだけの覚悟がいる」と切り出すと、松永が光秀を「いかなる折も誇りを失わぬ者、志高き者、心美しき者」と見込んで「平蜘蛛」を託したと告げる。 一連のシーンに対して、松永が光秀に仕掛けた「罠」というよりも、後に「本能寺の変」を起こし、信長を自害に追い込む光秀に、松永が「呪いをかけた」と捉える視聴者も多かった。 ◇ その鍵となる「平蜘蛛」の使われ方について、脚本家の池端俊策さんが語っているインタビューが、ドラマの公式サイトで公開中だ。 「『平蜘蛛』の茶釜はそれ自体に意味があります」という池端さんは、「松永が伊呂波太夫に託した言葉にあるように、『それを持つ者は誇りを失わぬ者、志高き者、心美しき者』だということです」と意味を説明。また「平蜘蛛」を松永が光秀に渡したのには二つのメッセージが込められているといい、「『光秀、お前が麒麟を呼ぶんだよ』、そのためには『信長とは縁を切りなさい』と。伊呂波から平蜘蛛を受け取ったときに、光秀はこれらのメッセージも同時に受け取ったのです」と明かしている。 さらに「このエピソードを思いついたとき、すべてがつながったと思いました。僕としては大発見だった」と話し、「光秀に鉄砲を調達してくれる、面白い人物として第1回から松永久秀を登場させました。そのときは、これから二人は友達になっていくんだろうなという予感くらいしかなかったけど、『平蜘蛛』のエピソードを思いついた瞬間に、光秀にとっての松永、その本当の意味が構築されました」と振り返る池端さん。 「光秀が心理的に変わっていく、信長や義昭(滝藤賢一さん)を支える二番手の立場から自身が自立する転換点を、『平蜘蛛』を使って松永が仕掛けたということです。そういうことができる人物がほかにいるかというと、これが意外にいない。仕掛け人としては、松永は最高の人物だと思います」と結論づけた。 果たして松永から託された「平蜘蛛」は、今後の光秀の心理にどう作用していくのか。すでに本能寺の変への「時限爆弾はセットされた」とする視聴者もいて、残り4回のドラマは最後まで見逃せない。
信長の“暴走”に責任 帰蝶P“離別”に込められた思い 川口春奈「何かが変わるかもしれない」と
2021/01/12
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が1月10日に放送され、吉田鋼太郎さん扮(ふん)する松永久秀の壮絶な“最期”が描かれたほか、川口春奈さん演じる帰蝶の再登場もあった。 松永の死後、安土城の大広間で光秀(長谷川さん)と久しぶりに再会した帰蝶。 横暴な振る舞いが目立つようになった最近の信長(染谷将太さん)について、「このごろ、殿の気持ちがよう分からぬ」と本音を漏らし、けしかけた自分も信長と一緒に「たたりを受けるやもしれぬ」と考えると、「私は少々疲れた」と信長のそばから離れることを決意したと光秀に告げた。 さらに帰蝶は、今後は美濃の鷺山のふもとにある小さな館で暮らすことを光秀に教えると、「戦が終わって、穏やかな世になったら、遊びにおいでなされ。渋くておいしい茶を一緒に飲もう」と約束し、ほほ笑んでみせた。 帰蝶役の川口さんは同シーンを振り返り、「暴走している信長を見て、帰蝶は責任を感じているんじゃないかなと思います。これまで信長を支えたり、けしかけたり、裏でプロデュース的なことをやってきたのは自分なので。ここで離れることで、何かが変わるかもしれない。そんな思いで去ったのではないでしょうか」と語った。
「平蜘蛛」めぐる光秀のウソ ほかの者ならその場で首をはねていた? “信長”染谷将太が見解
2021/01/11
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が1月10日に放送され、吉田鋼太郎さん扮(ふん)する松永久秀の壮絶な“最期”が描かれた。 大河ファン、歴史ファンから期待の声が上がっていた「爆死」こそしなかったものの、メラメラと燃えさかる炎の中、咆哮(ほうこう)しながら派手に自害してみせた松永。その死後、松永が命の次に大事にしていた天下一の茶釜「平蜘蛛」の行方を信長(染谷将太さん)に問われ、光秀(長谷川さん)が肝を冷やすシーンがあった。 全てを見抜いた上で、ゆっくりと真綿で首を絞めるように光秀を問い詰めた信長。思わずウソをついてしまった光秀を、それ以上、追及はしなかったものの、信長の言動に恐怖する視聴者も多かった。 信長役の染谷さんはドラマの公式ツイッターで、「平蜘蛛の件では、十兵衛(光秀)を試したのだと思います。でも、ウソをつかれてしまった。ほかの者ならその場で首をはねていたかもしれない……だけど、十兵衛のことはこれからも頼りにしたいのでそれはできない。信長にとって十兵衛は、そういう掛けがえのない存在なんです」と明かした。
吉田鋼太郎熱演…史上最強に魅力的な松永久秀! 見事な最期「爆発よりも派手な死に様」見せた!!
2021/01/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が1月10日に放送され、吉田鋼太郎さん扮(ふん)する松永久秀の壮絶な“最期”が描かれた。 大河ファン、歴史ファンから早くから期待の声が上がっていた「爆死」こそしなかったものの、メラメラと燃えさかる炎の中、咆哮(ほうこう)しながら派手に自害してみせた松永。最後の言葉は「げに何事も一炊の夢……」「南無三宝ーー!!」だった。 SNSでは「かっこよすぎました!松永久秀殿!!」「松永殿~、見事な最期であった」「ボンバーマンの名に恥じない立派な最期」「爆発よりも派手な死に様。お見事でした」と視聴者は絶賛。さらに吉田さんの熱演ぶりに「ここまで生々しい切腹シーンもなかなかない」「かつて、ここまで格好良く松永の最期を描いたドラマがあったであろうか」「史上最強に魅力的な松永久秀でした」「さらば爆弾正」とファンは退場を惜しんだ。 役を演じた吉田さんは「史実であるかどうか分かりませんが、実は、爆死したかったという思いもちょっとはありまして、もしそうであれば、それこそ皆さんの想像をはるかに超えたすさまじいものにしたかったなと」と本音をのぞかせつつ、「とはいえ、松永の心情としては、40回を通じてそれと同じくらいのピークを迎えられたと感じていますし、池端(俊策)さんが描かれた松永の最期を演じられて心から良かったと思っています」と話していて、「ですので、お願いですから、『爆死じゃないのか』とガッカリしないでください」と視聴者にメッセージを送った。
松永久秀、壮絶に散る! 吉田鋼太郎「本能の赴くまま」「結果、断末魔の叫びに」
2021/01/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が1月10日に放送され、吉田鋼太郎さん扮(ふん)する松永久秀の壮絶な“最期”が描かれた。 大河ファン、歴史ファンから早くから期待の声が上がっていた「爆死」こそしなかったものの、メラメラと燃えさかる炎の中、咆哮(ほうこう)しながら派手に自害してみせた松永。役を演じた吉田さんは「松永としては、信長を見すえながら腹を裂くという思いでした。非常に心残りだったと思います。演じる上では、全編を通じて、何を考えているのか分からないような人物として演じてきたので、最期も飄々(ひょうひょう)と死んでいくという方法もあったのかもしれません。ただ、僕自身どうもしっくりこなかったので、やはり自分自身の本能の赴くままに演じてみたんです。その結果、断末魔の叫びというか、信長に対する咆哮を上げつつ息絶えるという演技になったんです」と明かしている。 一方で、「ただ『麒麟がくる』での救いは、松永には自分のすべてをさらけ出せる明智光秀という心の友がいたということ」という吉田さんは、「松永の最期の心情の中には、『光秀ありがとう』という思いもどこかに含まれているんだということを、視聴者の方にくみ取っていただけるとうれしいなと思いますね」と呼びかけた。 最後に吉田さんは「史実であるかどうか分かりませんが、実は、爆死したかったという思いもちょっとはありまして、もしそうであれば、それこそ皆さんの想像をはるかに超えたすさまじいものにしたかったなと」と本音をのぞかせつつ、「とはいえ、松永の心情としては、40回を通じてそれと同じくらいのピークを迎えられたと感じていますし、池端(俊策)さんが描かれた松永の最期を演じられて心から良かったと思っています」と話していて、「ですので、お願いですから、『爆死じゃないのか』とガッカリしないでください」と締めくくった。
吉田鋼太郎、松永久秀の“最期”に悔いなし! 爆死と同じくらい「ピーク迎えられた」
2021/01/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が1月10日に放送され、吉田鋼太郎さん扮(ふん)する松永久秀の“最期”が描かれた。大河ファン、歴史ファンから早くから期待の声が上がっていた「爆死」こそしなかったものの、メラメラと燃えさかる炎の中、咆哮(ほうこう)しながら派手に自害してみせた松永。役を演じた吉田さんは「松永の心情としては、40回を通じて、それ(爆死)と同じくらいのピークを迎えられたと感じていますし、(脚本の)池端俊策さんが描かれた松永の最期を演じられて心から良かったと思っています」と悔いなしの様子だった。 第40回の台本を読んで、「松永の最期が爆死ではなかったので、少しがっかりしましたが(笑い)、『麒麟がくる』という作品の色を崩さず、池端先生らしい解釈で描かれていて、実にすてきだなと感じましたね。心して演じなければと思いました」と思い返す吉田さん。 同回では、長谷川さん扮(ふん)する光秀に、松永が茶釜「平蜘蛛」を託すシーンもあった。吉田さんは「松永が『平蜘蛛は自分だ』と言った場面は面白いと感じましたね。平蜘蛛は、一見異様に見えるものの、よくよく見ると理にかなった形をしている、だから美しいと言われています。それが自分だと言うのですから、考えようによっては非常に厚かましいですよね。ですが、松永は、生まれがよくないために己の才覚だけでのし上がった人物。その見方で、姿形が一見醜怪(しゅうかい)な平蜘蛛と重ねるという点では、実感を込めて演じられました」と告白する。 また同シーンは、ドラマの初回(2020年1月19日放送)から交流が続いた光秀と松永の最後の語らいとなったが、吉田さんは「思えばこれまで松永の場面は、光秀とのシーンがほとんどなんです。あの場面は、松永と光秀との最後の場面、そして長谷川君とお芝居する最後の場面でもありました。撮影が始まったのが去年の春でしたから、ずいぶんと長い間、長谷川君とお芝居していたんだなあと。撮影の際は、いろんな思いが重なって、非常に感慨深いものがありましたね」と振り返った。
織田信忠役・井上瑞稀、“総大将”振り返る 監督から「そんなんじゃ、誰もついてこないよ」
2021/01/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が1月10日に放送された。同回では、吉田鋼太郎さん演じる松永久秀の“最期”が描かれたが、討伐軍の総大将を務めた織田信忠役の井上瑞稀さん(HiHi Jets/ジャニーズ Jr.)は、「テストのときに監督から『そんなんじゃ、誰もついてこないよ』と言われて、逆にリラックスできました。声の張り方や動作など、自分がやるべきことがはっきり理解できたので。総大将として自分がみんなを引っ張っていく! それからは楽しく撮影できました」と振り返った。 第40回は、大坂本願寺攻めの最前線から、突如、松永久秀(吉田さん)が逃亡をはかり、織田方に衝撃を与える。伊呂波太夫(尾野真千子さん)の導きで松永と会い、なぜいま離反するのか問いただす光秀(長谷川さん)。筒井順慶(駿河太郎さん)に大和の守護の座を与える信長(染谷将太さん)の、家筋を重んじる態度が許せないという松永は、自分に大和を任せる本願寺側につくと明言する……。
“松永久秀”吉田鋼太郎「いよいよ、あの“平蜘蛛”の登場です」
2021/01/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が1月10日に放送される。同回の“主役”松永久秀を演じる吉田鋼太郎さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「いよいよ、あの“平蜘蛛”の登場です。第1回から登場した松永久秀。平蜘蛛にまつわる最高の台本をいただき、僕自身、思いきり演じることができました! ぜひ、ご覧ください」と視聴者に呼びかけている。
第40回は、大坂本願寺攻めの最前線から、突如、松永久秀(吉田さん)が逃亡をはかり、織田方に衝撃を与える。伊呂波太夫(尾野真千子さん)の導きで松永と会い、なぜいま離反するのか問いただす光秀(長谷川さん)。筒井順慶(駿河太郎さん)に大和の守護の座を与える信長(染谷将太さん)の、家筋を重んじる態度が許せないという松永は、自分に大和を任せる本願寺側につくと明言する……。 予告では「平蜘蛛の罠(わな)」「松永久秀大炎上」「胸を張って生きろ」との文字も躍っている。
松永久秀役・吉田鋼太郎の“ラブ” 心がけたのは長谷川博己を「大事にすること、好きになること」
2021/01/10
放送も残すところあと5回となった長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。1月10日は、吉田鋼太郎さん扮(ふん)する松永久秀が“主役”の第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が放送される。松永久秀は、2020年1月19日の第1回「光秀、西へ」から登場。役どころについて、「飄々(ひょうひょう)としていて何を考えているか分からないような、実に人間味のある人物として描かれていたので、演じる方としてはとてもやりやすかったですね」と明かす吉田さんが、ドラマを振り返った。 ◇光秀のひたむきさ、純粋さに惹かれた 敵対する悲しさ「最後まで持ち続けていたい」 ここまでの放送で、どこか憎めない、実にチャーミングな松永久秀像を作り上げてきた吉田さん。「僕としては、台本通りに演じただけですが、やるからには今まで見たことがないような松永像、あるいは型にはまっていないような武将が演じられればという思いで臨みました」と話す。 さらに吉田さんが心がけたのは、「(光秀役の)長谷川君を大事にすること、好きになることですね」と明かし、「そもそも役者・長谷川博己は、この作品でご一緒する前から大好きでしたので、これだけ長きにわたってお芝居をさせていただき、役者としても存分に楽しませていただきました」と振り返る。 長谷川さん演じる光秀は松永久秀にとってどんな存在だたのか? 吉田さんは「光秀との最初の出会いは、光秀が鉄砲を求めて堺にやってくるシーンでした。そのときの光秀のひたむきさに、まず久秀は好感を持ったんだと思います。彼の真面目さ、ひたむきさ、それから純粋さに、とても惹(ひ)かれたんだと思います」と思いを代弁する。 また吉田さんは「鉄砲というのは攻撃するものではなくて戦争を抑止するものだと光秀に諭すシーンもありましたが、久秀は、考えていたことをほかの誰にも言わないけど、光秀には言ってしまうところがありますね。戦国の世がいつまでも続くことは果たして良いことなのか悪いことなのかを、真っすぐ正面から考えられる人物なのではないかと、光秀のことを見ていたのではないかと思います」と推測。 続けて「光秀に、鉄砲で『わしを撃て』と言うシーンがありましたが、あれは愛情の裏返しで、十兵衛(光秀)を信頼しているからこそ、ある種の賭けみたいなことをやったんだと思います。久秀は十兵衛との絡みがほとんどですし、光秀ととても親密な関係性ですが、最後は信長に反旗を翻し、あれほど信頼している光秀と敵対関係になってしまう……。その悲しさは最後まで持ち続けていたいと思います」と誓った。 ◇松永久秀のアイデンティティー 謀反の裏に信長への嫉妬や焦りも 第40回では信長に対して謀反を起こす松永久秀。「これは台本にも書かれていますが、久秀は、信長とかつての自分の君主・三好長慶とを比べているんです。リベラルだった長慶こそが真に天下人たる人物で、今の信長は完全に冷静さを欠いている。比叡山を焼き討ちするなんて、さすがに人の道に外れ過ぎているのではないかと。ですが同時に、そんな信長に嫉妬している部分もあるんです。自分は信長のようにはなれない、だったら最後までとことん逆らってやろう。信長に反旗を翻したのは、ある意味、松永の自己主張というか、松永のアイデンティティーだったかもしれません」と吉田さんは持論を披露する。 「直接の原因は、信長が大和国の守護を(駿河太郎さん演じる)筒井順慶に指名したことです。松永はこれまで『大和が好き』とさんざん言ってますから、その大和一国さえも手に入らないなら信長に仕える意味がないと謀反を決意したわけです。とはいえ、久秀は信長の直属の部下ではないのだから、国をもらえる可能性があっただろうか、とも思います。松永の大きすぎる夢ではなかったかという気もします。ちょっと松永さん、それは欲張りすぎなんじゃないの?って。もしかしたら松永自身も、歳を重ねる中で何かを焦っていたのかもしれないですね」と結論づけた。
“ガラシャの夫”細川忠興が初登場! 望月歩、大河ドラマの空気感に「息をするだけで重み」
2021/01/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が1月10日に放送される。同回では、望月歩さん演じる細川忠興が初登場する。細川藤孝(眞島秀和さん)の嫡男で、光秀(長谷川さん)の次女・たま(後の細川ガラシャ、芦田愛菜さん)をめとる細川忠興。望月さんは「息をするだけで重みを感じるあの空気感を、皆様にも感じていただけるとうれしいです」と語っている。 望月さんは、菅田将暉さん主演の2019年の連続ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)に生徒役で出演。また昨年は、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」で福島・川俣銀行の行員・松坂寛太を好演し、話題となっていた。 撮影では「大河ドラマなので緊張していたのですが、スタジオに入ると、当たり前なんですが、目の前には戦国時代の人や景色がありました」といい、「今まで視聴者として『麒麟がくる』を楽しんでいた僕としては、楽しくてたまりません」と出演を喜んでいた。
1月10日放送「松永久秀の平蜘蛛」 吉田鋼太郎「素晴らしい死に際の台本」 予告に「胸を張って生きろ」
2021/01/09
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が1月10日に放送される。同回の“主役”松永久秀を演じる吉田鋼太郎さんは、「松永の最期については、これまで1年半以上演じてきた吉田鋼太郎として、非常に納得のいく描かれ方でした。素晴らしい死に際の台本をいただいたので、自分としても思い残すことなく演じることができたと思っています。ぜひ楽しみにしていただきたいです!」と視聴者に呼びかけた。 第40回は、大坂本願寺攻めの最前線から、突如、松永久秀(吉田さん)が逃亡をはかり、織田方に衝撃を与える。伊呂波太夫(尾野真千子さん)の導きで松永と会い、なぜいま離反するのか問いただす光秀(長谷川さん)。筒井順慶(駿河太郎さん)に大和の守護の座を与える信長(染谷将太さん)の、家筋を重んじる態度が許せないという松永は、自分に大和を任せる本願寺側につくと明言する……。 予告では「平蜘蛛の罠(わな)」「松永久秀大炎上」「胸を張って生きろ」との文字も躍っている。
残り5回 “ラストビジュアル”解禁! 光秀、ついに近未来に降り立つ!?
2021/01/09
放送も残すところあと5回となった長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)のメインビジュアル第3弾が1月9日、公開された。同ドラマの“ラストビジュアル”で、テーマは引き続き、「現代の写真家が撮る『明智光秀の肖像画』」となる。 写真家・川上智之さんの撮り下ろしで、これまでのメインビジュアルやオープニングタイトルバックと同様、広告制作チーム「TUGBOAT」の多田琢さんがクリエーティブディレクターを務めた。多田さんは「『麒麟がくる』で生まれた新しい明智光秀。光秀は戦乱の世で何を果たし、何を果たせなかったのか? もしもその思いを胸に抱いたままタイムスリップした光秀が、我々の前に現れたらどんな写真が撮れるだろうか……。川上さんにはそんなテーマに挑んでいただきました。写真の中の光秀を見ていると、『この光秀は我々が生きる現代をどう見るのだろうか?』『果たして彼は今の世に“仁”を見出すことができるのだろうか?』と思えてきます」と語っている。 「麒麟がくる」の制作統括・落合将チーフプロデューサー(CP)は、「現代の写真家が撮る『明智光秀の肖像画』ついにコンプリートです。奥山(由之)さん、内田(将二さん)さん、川上さんの3人の写真家による、長谷川さん扮(ふん)する光秀のエッジの立った挑戦的な3枚を、多田さんがプロデユースしてくださり、並べるともはや美術館のような迫力です!」と満足する。 「最後の近未来の中に光秀が降り立ったような写真を手掛けてくださったのは川上智之さん。思えばこのドラマの制作過程には、温暖化による台風被害、コロナウイルスの襲来など、さまざまな災害がスタッフ・キャストを襲いました。その中で長谷川博己さんは、決して負けないぞという不屈の闘志で、『麒麟がくる』作りをけん引してくれました。その闘志が、この最後の1枚には宿っているような気がします。光秀が『大きな国作り』を最後まで決して諦めなかったように。3枚のフォトは、この1年の激動と連動し、その中で希望を求めて生まれた、ドラマと現代をつなぐ、唯一無二のものになった気がします!」と力を込めた。 ドラマの公式ホームページでは「現代の写真家が撮る『明智光秀の肖像画』 」と題した特集ページを新たに開設。メインビジュアル第1~3弾に加え、第3弾のアザーカットも公開する。
染谷将太「麒麟がくる」信長役は「生活の一部」「自分にとって宝」 感情激しすぎて「酸欠状態」にも
2021/01/09
放送も残すところあと5回となったNHKの大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。2020年3月8日放送の第8回「同盟のゆくえ」から本格登場し、物語を大いに盛り上げてきたのが、織田信長役の染谷将太さんだ。見た目は“童顔丸顔”で、どこまでもピュアな「新しくて革新的な信長」を目指して、歩んできた撮影の日々を振り返り、染谷さんは今、何を思うのか? 「あまりにも長く携わっているので、信長を演じることが自分の生活の一部になっている。その時間の中で、どんどん役が熟していき、勝手に成長していっている感じがすごくあります」と手応えを明かす染谷さんに話を聞いた。 ◇「麒麟がくる」の信長は「正真正銘の織田信長」 行動のベースに「承認欲求」 今や誰もが認める染谷将太“信長”だが、大河ファン、歴史ファンの一部から当初「イメージと違う」という声が上がっていた。染谷さん自身も「最初にオファーの話をいただいたときは、本当に驚きました。自分は小柄ですし、そんなにすごみのある男だと思いません。なぜ自分なのか」と振り返る。 その一方で、上がってきた台本を読んで「なるほど」と、どこか腑(ふ)に落ちたのもまた事実。そこで感じたのが「麒麟がくる」の新しくて革新的な信長は「正真正銘の織田信長」だったということ。「ただ純粋で、真っすぐで現代的。しかし、信長像から外れすぎてしまっていることはなく、『正真正銘の織田信長だ』と読んでいて、ものすごく思えたんです。役を演じられるってことがうれしかったですし、同時にちゃんと全うしなくてはいけないんだという、責任感みたいなものも感じました」という。 「麒麟がくる」の信長を特徴づけているのが、子供のようなピュアさ加減と承認欲求の強さだ。物語の終盤になって、周囲への横暴さが目立ってきたが、「ピュアさは変わりません。ずっと続いていきます」としながらも、「そのピュアさは本当は変わらないと危ないと思う」とどこか自覚的。「世を平らかにするっていうのが彼の理想なのですが、暴力的なやり方で突き進んでいく」と話す。 行動のベースにあるのは信長のほめられたい願望=承認欲求だ。父・信秀(高橋克典さん)や母・土田御前(檀れいさん)、妻の帰蝶(川口春奈さん)、そして正親町帝(おおぎまちてい、坂東玉三郎さん)から自分に向けられた言葉や態度を例に、いくども「褒められた」「褒めてもらえなかった」話を繰り広げてきた信長。 信長が目指す天下統一の「ベースにあるのはやっぱり承認欲求です」といい、『自分の承認欲求が最大に満たされることって何なんだろう?』『あっ、この国を一つに自分がまとめることだ』と。そうするとみんなが喜び、褒めてくれる。気持ちとしては、日本のみならず世界を自分のものにしたい、それぐらいの承認欲求を持っている」ときっぱり。さらに「信長はずっと男の子っていいますか、男子だなと。分かりやすいといいますか」との印象で、「ただ話が進んでいくにつれ、自分の感情のコントロールができなくなっているんです。そこが魅力的だと思っているのですが、そこには複雑さもあって、読み切れないところがある人物」と結論づけた。 ◇浅井の裏切りに怒りにもだえ、悔し涙 長回しの撮影で「意識を失いかけた」 染谷さんの言うように、感情のコントロールがきかず「キレる」シーンも増えてきた。「『麒麟がくる』の信長の面白いところは、やっぱり感情の波が激しいところ。急にご機嫌になったり。ご機嫌だと思ったら、泣き出したり。泣いていたと思っていたら喜んでいたり。本当に目まぐるしく感情が変わる。その感情の波がどうクライマックスに向かって、変化していくのか、すごく自分も楽しみですし、その流れで(長谷川さん演じる)光秀と対峙(たいじ)していったとき、果たしてどういう現象が生まれるのかというのは、想像できないくらい、壮大なものになるんじゃないかと思っています」と期待も寄せる染谷さん。 心がけているのは「ワンシーンの中でいろいろな感情が見える、ワンシーンの中に喜怒哀楽が詰まっているような、感情の起伏の激しさ」で、「それは本当に演じていて、とてもトリッキーなのですが、やりがいがありますし、楽しいです」とうれしそうに笑う。 象徴的だったのが、2020年11月8日放送の第31回「逃げよ信長」で、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)を討つため、金ケ崎まで攻め込むも、浅井長政(金井浩人さん)の裏切りにより撤退を余儀なくされた信長が、悔し涙を流しながら怒りにもだえるシーンだ。 「ただ泣くだけではなく、悔しさと悲しみ、あと他人に対する怒りじゃなくて、自分に対する怒りも混ぜてほしいと、演出の一色隆司さんがおっしゃられて。それこそたくさん引き出しを教えてくださったといいますか。ただ泣くだけではなく、その中に本当にいくつものレイヤーがあって、それを長回しで撮ったので、若干酸欠にもなって、意識を失いかけたのですが、それくらい激しく感情を出すっていう、いい経験にもなりました」と振り返った。 ◇織田信長という濃密な一人の人生を演じきり… 改めて、長期間にわたり「麒麟がくる」の信長を演じてきたことについて、「濃密な一人の人生を演じきるというのは初めてのことで、自分にはなかった経験です。織田信長という面白い人物を皆で時間をかけて構築できたこと、演じられたことは自分にとって宝です」と染谷さんはしみじみと話す。 また「単純にせりふも多く、信長の言葉が頭の中で常に回っていた」といい、「撮影の月日が進むにつれ、不思議と覚えるのもどんどん早くなって、信長の話、せりふの流れが自然と自分に落ちてくる、みたいなタイミングがあった」と告白。 「自分はお芝居をする上で、そういうことを思ったりしないタイプなのですが。頭の片隅に、ずっとぐるぐるしているものがありまして。その上でお芝居していくと、自分も知らなかった信長が出てきたり、逆に皆さんに引き出してもらったりもしました。演出の皆さんも、いかにシーンを面白くするかを常に考えていらっしゃって、すごくいっぱい引き出しを教えてくれるんです。『こういうことやってみたら面白いかも』とか毎日が刺激的で。言ってもらえたことをそのままやると、面白い現象が起きたり、そういう楽しい日々でした」と充実感をにじませていた。
信長、強制退場シーンで“お米様抱っこ” 伝吾役・徳重聡「少し不格好に見えるといいなと」
2021/01/06
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第39回「本願寺を叩(たた)け」が1月3日に放送され、鉄砲で脚を撃たれた信長(染谷将太さん)が、光秀(長谷川さん)の家臣・伝吾(徳重聡さん)に米俵のようにかつがれ、“強制退場”させられるシーンが登場した。 大坂本願寺との戦いで苦戦続きの光秀らに怒り、甲胄を着けず敵の鉄砲隊の前に出て、案の定、命を落としそうになる信長。横暴な振る舞いが目立ったあとだけに、ちょっぴりぶざまな強制退場はほほえましく映ったようで、SNSでは「弾が当たったらむぅー」「ノッブ、世話が焼けるの巻」「伝吾に抱えられる、駄々っ子な信長」「伝吾にお米様抱っこされる織田信長(42)が可愛らしくて」といった声が上がり、「今日のMVPはのぶのぶを担いで退却する伝吾ちゃんです。異論など存在しようがありません」という視聴者もいた。 伝吾役の徳重さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、担がれた信長様が少し不格好に見えるといいなと。それまで家臣に厳しく激しく当たっていたので、その落差があったほうが……。担ぐと、信長様はずっしりしていましたが、これで鎧兜(よろいかぶと)を着けていたら大変でしたね(笑い)」と振り返っていた。
「麒麟がくる」残り5回 次週「松永久秀の平蜘蛛」に川口春奈“帰蝶”! 信長と一緒に「たたりを受ける」?
2021/01/05
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回(1月10日放送)の予告が1月3日に公開され、女優の川口春奈さん演じる帰蝶の登場が明らかにされた。 第40回の副題は「松永久秀の平蜘蛛」で、帰蝶の「殿(信長)と一緒にたたりを受けるやもしれぬ」とのせりふもあった。 ドラマは残り5回で、2月7日に最終回を迎える。
岡村隆史「麒麟がくる」収録でサプライズ “主君・家康”風間俊介から「お前の新婚生活はどうなんだ?」
2021/01/04
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に菊丸役で出演しているお笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さんがドラマの公式ツイッターでコメントを発表。1月3日放送の第39回「本願寺を叩(たた)け」における主君・家康(風間俊介さん)とのシーンのリハーサル中に、結婚を祝福されたことを明かした。 岡村さんは「びっくりしました。リハーサルで風間さんが突然『お前の新婚生活はどうなんだ?』って台本にないせりふを。最初『???』ってなって『ぼちぼちです』と返すのが精いっぱいでした(笑い)。次の瞬間、皆さんから拍手で祝福してもらい、これが大河のサプライズか!と」と驚きをつづった。
<SNS反響>次週「松永久秀の平蜘蛛」! 燃えさかる炎に「爆死やる?」「爆弾正!」「ボンバーくる」と期待の声
2021/01/03
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回(1月10日放送)の予告が1月3日に公開され、副題が「松永久秀の平蜘蛛」と判明した。 吉田鋼太郎さん扮(ふん)する松永久秀が、「信長、恐るるに足らず」と力強く宣言するシーンや、燃えさかる炎の中、短刀を抜くシーンなどが収められ、SNSでは「来週は久秀様回! 平蜘蛛回!!」「松永久秀爆死やる?」「次週、爆弾正!」「燃えろ松永ぁああ」「あぁ、久秀ボンバーくる、、」などと期待する声が次々と上がった。
<SNS反響>熙子、光秀の腕の中で眠るように逝く 「尊い」「切ない」「一番泣いた…」
2021/01/03
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第39回「本願寺を叩(たた)け」が1月3日に放送され、光秀(長谷川さん)の妻・熙子(木村文乃さん)の最期が描かれた。 第39回は、戦に次々と勝利し、朝廷より武士としては最も高い冠位を授けられる信長(染谷将太さん)。しかし、三条西実澄(石橋蓮司さん)は、もはや帝(坂東玉三郎さん)さえもないがしろにするその態度を危険視していた。 大坂本願寺との戦いに疲弊する光秀の元にやってきた信長は、一方的でむちゃな要求を繰り返す。そんな中、高熱で倒れる光秀。運び込まれた京の館で、必死に回復を祈る妻・熙子(木村さん)だったが……という展開だった。 光秀が回復する一方、日に日に弱っていく熙子。最後の2人きりの時間に思い出話に花を咲かせると、熙子は光秀に「私は麒麟を呼ぶ者が、十兵衛様、あなたであったならと、ずっと、そう思っておりました。あといくつ戦をしのげば、穏やかな世が見られるのでしょうか? (娘の)岸やたまの子は戦を知らずに育つでしょうか?」と思いを伝える。 さらに「眠くなりました」と光秀の腕の中で目を閉じる熙子。すると、ナレーションで「天正4年秋、光秀の妻 熙子は、その生涯を閉じた」と語られ、同回は終了した。 SNSでは「眠るように…?」「ああ…明智家が尊い…泣いてしまう」「今までで一番泣いた……」「嫁は信じているのだなぁ…美しい…だが切ない」「煕子おぉぉぉぉ」「木村文乃さんの煕子、美しかった」などと、視聴者から退場を惜しむ声が上がっていた。
井上瑞稀、織田信忠役で大河デビュー! 信長×三条西実澄の張りつめた空気感「怖かったです」
2021/01/03
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第39回「本願寺を叩(たた)け」が1月3日に放送され、織田信忠役でジャニーズJr.の人気グループ「HiHi Jets(ハイハイジェッツ)」の井上瑞稀さんが初登場。大河デビューを果たした井上さんは、「上座には三条西実澄(石橋蓮司さん)がいますが、信長(染谷将太さん)と話している間に、二人の力関係がしだいに逆転していく張りつめた空気感がそばにいて怖かったです。大河は、すごい役者さんたちばかりなので圧倒されてしまいそうになりますが、信長の長男らしく見えるように頑張りました」と振り返った。 第39回は、戦に次々と勝利し、朝廷より武士としては最も高い冠位を授けられる信長。しかし三条西実澄は、もはや帝(坂東玉三郎さん)さえもないがしろにするその態度を危険視していた。大坂本願寺との戦いに疲弊する光秀(長谷川さん)の元にやってきた信長は、一方的でむちゃな要求を繰り返す。そんな中、高熱で倒れる光秀。運び込まれた京の館で、必死に回復を祈る妻・熙子(木村文乃さん)だったが……。
佐々木蔵之介“秀吉”「中国大返し」を予告? 備中高松から「駆け足で帰る準備はできている」
2021/01/03
2021年の初回となる1月3日放送の第39回「本願寺を叩(たた)け」を含めて残り6回となった2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。物語は「本能寺の変」まであと7年のところまで来ていて、羽柴秀吉役の佐々木蔵之介さんは、「僕の方はいつでも、備中高松から駆け足で帰る準備はできていますが」と笑顔でコメントしている。 佐々木さんは「明智光秀役の長谷川博己さんをはじめ、多くの共演者と、藤吉郎から始まり、木下藤吉郎、羽柴秀吉と、ゆっくりと役を積み上げながら演じさせていただいたことはとても幸せでした」と振り返り、「『麒麟がくる』では、本能寺の変に至るまで丁寧に描かれています。自分の出演していないシーンを鏡前や楽屋のモニターで時々見ていましたが、『そりゃ光秀もそうなるよな』『そしたら上様もああなるわな』といろいろおもんぱかること多かったです」と印象を明かす。 また「秀吉は“光秀の最大のライバル”とうたわれてきましたが、個人的にはライバル視のようなものはありませんでした。価値観や手段が違っただけで、あくまで同じ“織田家臣”だと。だから、本当は僕は好きなんですけど……こればっかりは。史実や台本がそうさせてはくれなかったです」と笑う佐々木さん。 「そんな大好きな光秀を演じられた長谷川さんの存在は、スタッフ、キャスト、全員の励みでした。どんなにピンチのときも、真ん中で真っすぐ立ってくれていました。困難な状況の中で撮影できたこと、そして間もなく完走できることに、今は感謝しかないです。楽しみにしてくださる視聴者の皆さまの応援が大きな力でした。間もなく終わってしまうのが寂しくもありますが、見たことのない戦国時代のドラマになっていると思います。最終回までぜひご期待ください」と語った。
光秀×信長×秀吉そろい踏み 長谷川博己「本能寺の変」は「これまでにない新しいものに」
2021/01/03
2021年の初回となる1月3日放送の第39回「本願寺を叩(たた)け」を含めて残り6回となった2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。主人公・明智光秀役の長谷川博己さん、織田信長役の染谷将太さん、羽柴秀吉役の佐々木蔵之介さんがそろい踏みしたスリーショット写真が公開された。 物語は「本能寺の変」まであと7年のところまで来ていて、長谷川さんは「これから物語は佳境を迎えることになりますが、その先には皆さんも気にされている『本能寺の変』が待っています。この作品の中で新しい明智光秀を描いてきましたが、『本能寺の変』に関してもこれまでにない新しいものになるのではないでしょうか。なぜ、光秀は『本能寺の変』に至ったのか。見てくださる皆様に、その心の機微を感じ取っていただき感情移入していただけたらうれしいです」と思いを語った。 染谷さんも「僕自身もかなり気になっていたのは、やはり『本能寺の変』です。台本を読んだ際は興奮し、感動しました」と明かし、「それ以上は言えませんが(笑い)、すごく鳥肌が止まらなかったです。いろいろな激しい感情がうごめいているシーンになっているので、ぜひ多くの方に見てほしいです」と視聴者に呼びかけた。 一方、佐々木さんは「『麒麟がくる』では、本能寺の変に至るまで丁寧に描かれています」といい、「自分の出演していないシーンを鏡前や楽屋のモニターで時々見ていましたが、『そりゃ光秀もそうなるよな』『そしたら上様もああなるわな』といろいろおもんぱかること多かったです。僕の方はいつでも、備中高松から駆け足で帰る準備はできていますが(笑い)」と話していた。
染谷将太 職業「織田信長」? 「麒麟がくる」クライマックス語る 「本能寺の変」に感動と興奮「鳥肌止まらず」
2021/01/03
2021年の初回となる1月3日放送の第39回「本願寺を叩(たた)け」を含めて残り6回となった2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。織田信長役の染谷将太さんは、クライマックスへと向かうドラマについて「僕自身もかなり気になっていたのは、やはり『本能寺の変』です。台本を読んだ際は興奮し、感動しました」と明かし、「それ以上は言えませんが(笑い)、すごく鳥肌が止まらなかったです。いろいろな激しい感情がうごめいているシーンになっているので、ぜひ多くの方に見てほしいです」と視聴者に呼びかけた。 ドラマには2020年3月8日放送の第8回「同盟のゆくえ」から本格登場。染谷さんは「今、『職業はなんですか』と聞かれたら、『織田信長です』と言っちゃいそうなくらい信長と過ごしている日々です」といい、「今回の信長は、ピュアな信長として一貫していますが、年齢を重ねるごとに、見た目も、感情も、振る舞いも、どんどん熟していくのを肌で感じることができました。1年半もの長い時間がこの作品の信長像を作ってくれたんだと思っています」としみじみと振り返る。 また、「信長は物語をかき回す役です。光秀にせりふや感情を投げかけ、光秀はそれを受けるという構図が続きます。長谷川(博己)さんは、そんな光秀を繊細に表現されていて、個人的には見入っちゃうほどでした。長谷川さんのブレない姿勢も印象深いです。それがあったからこそ、僕も自分のパフォーマンスに専念させていただくことができました」とも話していて、「年を越えての放送となり、かなり長い道のりでしたが、改めてしみじみ思うのが全44回で一つの作品だということです。終盤はものすごい盛り上がりを見せるので、見たこともないような世界を見てほしいなと思っています」と思いを明かした。
長谷川博己 残り6回… 「麒麟がくる」クライマックスに自信 「本当に面白いものになっている」
2021/01/03
2021年の初回となる1月3日放送の第39回「本願寺を叩(たた)け」を含め、残り6回となった2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。主人公・明智光秀役の長谷川博己さんは、「この役から離れるのは少し寂しい気持ちもありますが、クライマックスは本当に面白いものになっていると思いますので、最後まで皆さんに楽しんでいただければうれしいです」と視聴者に呼びかけた。 長谷川さんは「約1年半光秀を演じさせていただきました。撮影中いろいろなことがありましたが、長期間の撮影の中で、キャラクターに深みが増したといいますか、熟考して光秀という役に向き合えたすごくいい時間だったなと思います」としみじみと振り返り、「早く結末を迎えたいと思う気持ちもある一方で、いざ終わりに近づくとこの役から離れることに少し寂しい気持ちもしています」と現在の心境を告白する。 さらに、「光秀は、さまざまな登場人物たちにたくさん刺激を受けます。共演者の皆さんからもらった光のようなものを自分の中に取り入れて、光秀をここまで体現できたと思います。今は光秀が本当にこういった人生だったのではないかと疑いなく思えていますし、そのくらい、光秀の人生をがっちり過ごせました」と手応えを明かす長谷川さん。 物語は「本能寺の変」まであと7年のところまで来ていて、「これから物語は佳境を迎えることになりますが、その先には皆さんも気にされている『本能寺の変』が待っています。この作品の中で新しい明智光秀を描いてきましたが、『本能寺の変』に関してもこれまでにない新しいものになるのではないでしょうか。なぜ、光秀は『本能寺の変』に至ったのか。見てくださる皆様に、その心の機微を感じ取っていただき感情移入していただけたらうれしいです」と思いを語った。 また長谷川さんは、「次に始まる(吉沢亮さん主演の2021年大河ドラマ)『青天を衝(つ)け』につなげられたらいいなと思っております」と使命感をのぞかせつつ、「ずっとこうやって大河ドラマを続けていってもらいたいなと、何があっても続けてもらいたいなと思っています」と最後に話していた。
<SNS反響>「帰れ!」「帰ります!」再び 光秀&信長のやりとりに「コント」の声
2020/12/27
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第38回「丹波攻略命令」が12月27日、放送され、光秀(長谷川さん)と信長(染谷将太さん)が“仲たがい”し、即“仲直りする”姿が描かれた。 第38回は、坂本城にいる三淵(谷原章介さん)に、ついに信長より切腹の沙汰が言い渡される。戦は依然として続き、光秀は三好の一党や一向一揆の連合軍との戦で成果を上げる。そんな折、美濃から斎藤利三(須賀貴匡さん)が主君・稲葉一鉄(村田雄浩さん)の元を逃れ、家臣にしてほしいと光秀の元へやってくる。利三のことで信長に呼び出された光秀は、家臣一人の命も大事にしない主君では国は治まらないと説く。 ここで光秀の言葉を受け入れない信長は怒り、光秀に向かって「もうよい帰れ!」と怒鳴ると、光秀も売り言葉に買い言葉で「帰りまする!」と言い返し、その場を去ってしまう。信長は、そばにいた者に後を追わせず「帰りたい者は帰せ!」と言い捨てるが、数秒後には「ぐずぐずするな、呼び戻せ!」と命令。すぐに戻ってきた光秀を前に、笑顔で宣教師からもらったという洋装をゆずり、敵対勢力が多い丹波を平定するように言い渡す……。 この「帰れ!」「帰ります!」のやりとりは以前、光秀と斎藤道三(本木雅弘さん)の間で繰り広げられていたもの。SNSでは「『帰れ!』『帰ります!』再び」「どこかで見た風景」「似たもの主従」「はやりの戦国主従コント」「ショートコント『主君と家臣』」といった声が上がったほか、信長に対しては「結局、呼び戻すんかい!!」「『帰りたければ帰れ!』と怒ったり、マジで帰ると『ぐずぐずしないで呼び戻せ!!』と言ったり、信長さん、面倒くさいなw」「めんどくさい彼女か!」「仲がいいのか悪いのか」といった感想も書き込まれた。
<SNS反響>「めっちゃ可愛い」「可憐」「お美しい」 “ガラシャ”芦田愛菜が登場 視聴者の反応は?
2020/12/27
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第38回「丹波攻略命令」が12月27日、放送され、主人公・光秀(長谷川さん)の娘・たま役で女優の芦田愛菜さんが初登場した。 たまは天真らんまんな性格で、光秀の心の支えとなる美しき少女。10月31日に公開されたビジュアルのキャッチコピーは「光秀の愛娘 のちの細川ガラシャ」となっている。 第38回でたま(芦田さん)は開始早々に登場。三淵(谷原章介さん)と楽しそうに会話をしながら花を生けていると、そこへ光秀がやってきて、「父上!」と笑顔で呼びかけるシーンだった。 SNSでは「芦田愛菜ちゃん!!」「まな玉ちゃん!」「あ、たまちゃんがデカくなってしまった…」などと視聴者は反応。「芦田愛菜ちゃんのたまちゃん、愛らしい…」「愛菜ちゃんきた~めっちゃ可愛い」「芦田愛菜ちゃんの、たま姫。お美しい。ユリの花が良く似合う」「芦田愛菜ちゃんのたま、可憐(かれん)で可愛いのう」といった感想も多かった。
幕臣として… 谷原章介語る、三淵の“選択”と“最期” 「晩節を汚したくなかった」
2020/12/27
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第38回「丹波攻略命令」が12月27日に放送され、谷原章介さん演じる三淵藤英の“最期”が描かれた。 前週第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」で、将軍・義昭(滝藤賢一さん)が織田軍に捕らえられたことで、投降することを選んだ幕臣の三淵(谷原さん)。第38回では、ついに信長(染谷将太さん)より切腹の沙汰が言い渡された。 たま(芦田愛菜さん)との穏やかな時間を過ごした後、光秀の信長への助命嘆願を断る三淵。「捨てられる花にも、一度は咲いてみせたという誇りがあるように見える」と語るシーンもあった。 三淵役の谷原さんは「自分なりにやり切ったという思いでした」といい、「もちろん胸のうちには、信長についていれば、将軍と距離をおけば、そのような思いもあったのかもしれません。でもそれをしてしまうと(眞島秀和さん演じる弟の)藤孝と同じになってしまう。そうして生き残ったとて、三淵にとっては死んだも同然の意味のない生になってしまう。どう生きるかということは、どう死ぬのかということなのかもしれません。その晩節を助命嘆願で汚したくなかったのです」と思いを代弁する。 ドラマには、1月19日の第1回「光秀、西へ」から登場。谷原さんは「最初、三淵は感情を表に出すことが少なく、策士なのか? 特権意識で凝り固まった嫌なやつなのか? どういう人間なのかつかみづらかったです」と明かしつつ、「物語が進むにつれ徐々にその姿が僕にも見えてきて彼を好きになっていきました。三淵と藤孝は対照的な二人だと思います。藤孝の生き方は人間としては正しいと思います。ですが三淵の生き方は幕臣として正しいものであったと思います。三淵藤英という役に出会えて、演じることができて幸せでした」と振り返った。
斎藤利三が初登場 光秀と運命を共に 須賀貴匡「物語を盛り上げていく一員となれれば」
2020/12/27
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第38回「丹波攻略命令」(12月27日放送)で、須賀貴匡さん演じる斎藤利三が初登場する。 斎藤利三は、光秀(長谷川さん)の家臣に加わる美濃の武士。稲葉良通(村田雄浩さん)の元にいたが、横暴な稲葉から逃げてくる。本能寺の変では、光秀と運命を共にする……。 斎藤利三役の須賀さんは「自身として『花燃ゆ』以来、5年ぶりの大河ドラマ参加となり、また伝統のあるこの現場に帰ってくることができ、胸が高鳴っております。明智家の重臣である斎藤利三。長谷川さん演じる光秀を支え、番組のクライマックスに向け、物語を盛り上げていく一員となれれば幸いです」とコメントしている。
細川ガラシャ「麒麟がくる」は芦田愛菜 先代・橋本マナミ 田村英里子も 大河“ガラシャ女優”をおさらい
2020/12/27
女優の芦田愛菜さんが、12月27日放送のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第38回「丹波攻略命令」から、長谷川博己さん扮(ふん)する主人公・光秀の娘・たま役で登場する。たまは後の「細川ガラシャ」で、戦国の世を気丈に生き、愛と信仰に殉じた女性として、歴史ファンはもちろん、幅広い層からいまだに高い人気・関心を集め、さまざまな作品で取り上げられてきた。ここでは芦田さんより前に大河ドラマでガラシャを演じた女優たちを紹介する。 ◇「麒麟がくる」のガラシャは天真らんまんな美しき少女 「麒麟がくる」におけるガラシャ(たま)は、天真らんまんな性格で、光秀の心の支えとなる美しき少女として描かれるという。 役を演じる芦田さんは「作品に入る前に監督やプロデューサーの方とお話させていただき、たまはすごく芯が強く、幼いながらも戦国に生きる女性としての覚悟を持っているので、それを根底に演じてほしいと言われました。私が今まで持っていたガラシャのイメージも、芯が強くてかっこいい女性を思い描いていましたので、そこを意識して演じました」と話す。 また、「たまにとっては、(木村文乃さん演じる)母の熙子が理想の女性です」といい、「お母さんのように温かく優しく、そして大好きな父上や家庭を支えていく存在になりたいという気持ちを持っていたのではないかなと思いながら、たまを演じました。ぜひご覧ください」と語っていた。 なお、夫となる細川忠興役は、同局の連続テレビ小説「エール」や2019年の連続ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)に出演していた若手俳優の望月歩さんが務める。 ◇ミムラ、長谷川京子、鈴木京香… “ガラシャ女優”として大河の歴史に名を刻む そんな芦田さんの先代にあたる大河“ガラシャ女優”が、橋本マナミさん。今から4年前、2016年の「真田丸」で細川ガラシャに扮(ふん)した。 芦田さんが前回、大河ドラマに出演したのが2011年の「江 姫たちの戦国」で、このときガラシャを演じたのが美村里江さん。当時は「ミムラ」の名で活動していて、彼女にとって同作が初の時代劇だった。 さらに時間をさかのぼると、2006年の「功名が辻」で長谷川京子さん、2002年の「利家とまつ」で中西夏奈子さんがガラシャ役を経験。2000年の「葵 徳川三代」では鈴木京香さん、1996年の「秀吉」では田村英里子さん、1992年の「信長 KING OF ZIPANGU」では今村恵子さんが“ガラシャ女優”として大河ドラマの歴史に名を刻んだ。 それより前、昭和の大河ドラマには4人の“ガラシャ女優”が存在。年代順に林寛子さん(1973年「国盗り物語」)、島田陽子さん(1978年「黄金の日日」)、岡まゆみさん(1981年「おんな太閤記」)、丸尾りえさん(1983年「徳川家康」)といった顔ぶれになっている。
“ラスボス感”増す正親町帝 信長に静かな怒り、意味深発言 「本能寺 朝廷黒幕説」強まった?
2020/12/26
12月27日放送の第38回「丹波攻略命令」を含めて残り7回となったNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。同回には、「本能寺の変」で光秀と運命を共にする、斎藤利三(須賀貴匡さん)が初登場するなど、クライマックスに向けて、いよいよ目が離せなくなってきた。ここに来て“ラスボス感”を増しているのが“帝(みかど)”こと正親町天皇(坂東玉三郎さん)だ。12月20日放送の第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」の終盤には、蘭奢待のかけらをめぐって、信長と正親町帝の“すれ違い”が描かれた。 第37回では副題の通り、朝倉・浅井を攻め滅ぼした信長が、時の権力者が切り取ってきた香木「蘭奢待」を所望し、その願いがかなう様子が描かれた。 切り取った蘭奢待の二つのかけらのうち一つを正親町帝に献上する信長。「帝もきっとお喜びじゃ」、この信長のもくろみは大きく外れることになる。一方、帝は「朕(ちん)が喜ぶと思うたのであろうか、信長は」と三条西実澄(石橋蓮司さん)に尋ねると、信長とにらみ合う毛利輝元に「贈ってやるがよい」と、その場で実澄に“横流し”を命令。信長と毛利の関係性については「それは朕の知らぬこと」と我関せずといった態度を見せると、「織田信長、よくよくの変わり者よのお~」と意味深な言葉を残した。 この帝の言動に対して、SNS上では「あー。これあかんやつ」「信長様の読みが外れた」「帝お怒り」「ノッブもノッブだがこの帝も帝だよな。怖すぎるわ」などと視聴者は反応。「壮大なマウンティング」「帝が黒幕説っぽくなってきて草」「帝の手のひらの上で踊る信長様、やっぱりラスボスは帝」「正親町天皇、乱世の貌が出てきて良き!!」といった感想も次々と上がっていた。
加藤清史郎が坂東玉三郎“帝”の後継者に! 誠仁親王は「信長好きの蹴鞠王子」?
2020/12/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第38回「丹波攻略命令」(12月27日放送)で、加藤清史郎さん演じる誠仁(さねひと)親王が初登場する。誠仁親王は坂東玉三郎さん扮(ふん)する正親町帝(おおぎまちてい)の子にして、帝の後継者。「今回『麒麟がくる』の出演が決まったときは、本当にうれしかったです! 撮影では、以前お世話になったスタッフの方々もいらっしゃったので、とても懐かしい気持ちになりました」と明かす、加藤さんが役どころについて語った。 これまで2007年の「風林火山」や2009年の「天地人」といった大河ドラマに出演してきた加藤さん。「今回は天皇の嫡男の役ですし、そのほかのキャラクターに比べて情報が少ないので、どのように役作りをしていくのか、いろいろ考えました」と話す。 誠仁親王は、正親町帝と距離ができた信長(染谷将太さん)が接近する皇太子で、「誠仁親王は『信長のことが大好き』『蹴鞠(けまり)が大好き』ということ、さらに誠仁の聡明(そうめい)さも出していかなければいけないと考えて演じました」といい、「蹴鞠も練習しました。サッカーはやっていましたが、蹴鞠はいろいろルールが細かく決まっていますので、またサッカーとは全然違う、新鮮な気持ちで臨みました。楽しみながらできたのでうれしかったです」と振り返る。 さらに「これからの『麒麟がくる』は、誰もが知っている歴史へと進んでいきます。何となく歴史を知っている方も、歴史の裏側ではこういうことが起きているんだということも分かると思いますし、(長谷川さん演じる)光秀の生き様をすごく感じることができると思います。すてきな作品ですので、僕と同世代の方にもぜひご覧いただきたいと思います。誠仁親王は『信長好きの蹴鞠王子』です。 信長と蹴鞠への愛にあふれている誠仁を、どうぞお楽しみに」と視聴者に呼びかけていた。
須賀貴匡 光秀、支える! 「麒麟がくる」斎藤利三役で5年ぶり大河 「絶やしてはいけないもの」への思いも
2020/12/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第38回「丹波攻略命令」(12月27日放送)から、斎藤利三役で須賀貴匡さんが登場する。斎藤利三は、光秀(長谷川さん)の家臣に加わる美濃の武士。稲葉良通(村田雄浩さん)の元にいたが、横暴な稲葉から逃げてくる。本能寺の変では、光秀と運命を共にする……という役どころ。2015年放送の「花燃ゆ」以来、5年ぶりの大河ドラマ出演で、「番組終盤にこういった形で呼んでいただいて、利三として光秀をどう支えていくのか、その関係性を楽しみに見ていただけたらと思います」と明かす須賀さんに話を聞いた。 ◇顔に「大きな傷」 台本を信じて「光秀について行く」の一心 今回の撮影のファーストシーンは利三が光秀が出会い、自身を光秀の家臣にしてほしいと伝える場面だったといい、「稲葉一鉄(良通)のところでひどい目にあって、ついに、『死に場所』というわけではないのですが、自分の命を懸けられる相手が光秀だったという解釈のもと演じさせてもらいました」と須賀さんは振り返る。 利三については「とても信念があって、忠義を尽くす、武士らしい武士だったのではないかと想像しています」と話す須賀さん。役の特徴として「顔に大きな傷があること」を挙げ、「とても印象的で僕自身、気に入っています。その傷はどこで誰にどういうふうに付けられたのものなのか、とか。いろいろな解釈ができるので」と理由を説明。利三を演じるにあたっては、「とにかく台本を信じて、『光秀について行く』の一心でのぞんでいます」と語っている。 光秀役の長谷川さんとは同世代。共演は、故・蜷川幸雄さん演出の2005年の舞台「KITCHEN キッチン」以来になるという。「作品を拝見してきて、知性や品性、全て持ち合わせているすてきな俳優さんという印象をずっと受けてきたので、そんな長谷川さんとこの時期に、大変な時期と言っていいこの時期に、一緒に作品を作れるということへの喜びを感じてます」と笑顔を見せた。 ◇「本能寺の変」に向けて高まる関心 光秀支える利三として「役を全うできたら」 改めて5年ぶりの大河ドラマ出演を、「これほどまでに伝統と格式のあるドラマというのは、ほかにはないと思ってるので、俳優としてその場にいられるだけで、幸せを感じています」と明かす須賀さん。 さらに「こればっかりは日本人にしかできないものだと思いますし、時代劇がどんどんと減ってきている中で、これだけしっかりと撮っていただけるという環境自体が貴重。役者として、先人たちの残していったものを後世に伝える役目を担えることにも誇りを持てますし、『絶やしてはいけないもの』という印象です」と思いを口にする。 また、須賀さんと言えば、主人公を演じた2002~03年放送の特撮ドラマ「仮面ライダー龍騎」からのファンも多い。「『須賀貴匡』という俳優をしっかり世の中に認知していただいた作品でもあるので、僕の中で今も核にはなっていて……。全てはそこから始まったというか、この感覚は今後もおそらく変わらないと思います」と語っていた。 「麒麟がくる」に話を戻せば、利三がこのタイミングで加わることで、視聴者の関心は、「本能寺の変」に向けていやがうえにも高まっていくはずだ。「(歴史として)周知の事実ですからね」と笑う須賀さんは、「やっぱり『本能寺』という一つのキーワードに向かって、恐らくですけど、脚本の池端俊策さんはいろいろな伏線を張ってきていらっしゃると思いますので、ここから先、どのように物語が進んでいくか、その過程を楽しんでほしいですし、その中で、光秀を支える利三として、役を全うできたらなと思っています」と力を込めていた。
精巧さが話題の「蘭奢待」秘話 正倉院監修のもと“再現” スタッフが一番悩んだことは?
2020/12/22
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」が12月20日に放送され、時の権力者が切り取ってきた香木「蘭奢待」が登場した。 同回では副題の通り、朝倉・浅井を攻め滅ぼし、ついに権力の頂点に立った信長(染谷将太さん)が「蘭奢待」を所望し、その願いがかなう様子が描かれた。 精巧さがSNS上で話題となった「蘭奢待」レプリカだが、ドラマの公式ツイッターでは「正倉院監修のもと、提供いただいた写真や資料を参考にして撮影用にレプリカを作成しました」と紹介。その上で、「そのときスタッフが一番悩んだことは、誰も見たことがない『信長、切り取り前』の部分の造形をどう作るかだったそうです」と明かしている。
“愛すべき男”義景の最期に思いはせる ユースケ・サンタマリア「朝倉家は永遠に不滅です!」
2020/12/22
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」が12月20日に放送され、ユースケ・サンタマリアさん演じる朝倉義景の最期と、朝倉家の滅亡が描かれた。 義景役のユースケさんはドラマの公式ツイッターを通じてコメントを発表。「愛すべき男が亡くなりました」と切り出すと、「これははっきりと言えますが、このドラマに出演されている方、そしてスタッフの皆さんの中で、誰よりも僕が朝倉義景を愛していました」と断言。「切ない最期でしたが、きっと彼は生まれる時代を間違えたのだと思う」としながらも、「一乗谷は、経済的に繁栄していただけでなく、文化的にも発展していた。今回のドラマでは一切描かれていませんが(笑い)、義景自身も芸術にたけ、残された手紙を見ても達筆で文才もあった人です。今の時代だと彼の考え方や感性は、世のため人のためになっていたかもしれない」と思いをはせた。 さらに「クランクインしたときは『なんだコイツは?』と思っていましたが、演じ続けるにつれてどんどん好きになっていきました」といい、「僕の心の中では、朝倉家は永遠に不滅です! そして、またの大河ドラマのオファーを待ってまーす!」と締めくくった。 第37回は、上洛(じょうらく)間近の武田信玄(石橋凌さん)の進軍が、突然止まる。義昭(滝藤賢一さん)は援軍を得られず孤立、藤吉郎(佐々木蔵之介さん)率いる織田軍に捕らえられる。二条城にいた幕臣・三淵(谷原章介さん)も捕らえられ、早々に信長(染谷将太さん)方についた弟・藤孝(眞島秀和さん)と苦しい再会を果たす。 菊丸(岡村隆史さん)より武田信玄が秘密裏に死んだことを知らされる光秀(長谷川さん)。その報告を受け信長は、後ろ盾を失った朝倉・浅井に対して兵を挙げ、一気に攻め滅ぼす。ついに権力の頂点に立った信長は、ある突拍子もない願いを朝廷に突きつける……という展開だった。
美術さん、頑張った? 精巧な「蘭奢待」レプリカに視聴者感心 「ホンモノ?」の声も
2020/12/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」が12月20日に放送され、時の権力者が切り取ってきた香木「蘭奢待」が登場した。 同回では副題の通り、朝倉・浅井を攻め滅ぼし、ついに権力の頂点に立った信長(染谷将太さん)が「蘭奢待」を所望し、その願いがかなう様子が描かれた。 SNSでは「蘭奢待がくる」「蘭奢待キター!」「蘭奢待似てる?」「思った以上にでかい」などと視聴者は反応。精巧さに「ホンモノ? ニセモノだよね?」「美術部頑張ったな! これすごいわw」「美術さん、めっちゃ仕事したんだなぁ!」「再現っぷりがすげえ」「よく復元されてるわ」「小道具さん! すばらしいお仕事しましたね!」「あのレプリカほしい」といった感心する声が次々と上がっていた。
「蘭奢待」二つのかけらは自分と帝 “信長”染谷将太が明かす「高揚感」と「大きな勘違い」
2020/12/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」が12月20日に放送された。同回では副題の通り、朝倉・浅井を攻め滅ぼし、ついに権力の頂点に立った信長(染谷将太さん)が、時の権力者が切り取ってきた香木「蘭奢待」を所望し、その願いがかなう様子が描かれた。 信長役の染谷さんは本編終了後にドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「蘭奢待を手にすることで、ますます狂気性が増していくシーンだったので、高揚感がありました。そして、信長はその二つのかけらは自分と帝だと思っている。二つで一つ。ついに帝と肩を並べる存在になったと……大きな勘違いなんですけどね(笑い)」と明かしている。
弟・藤孝の前で流した涙のワケ 谷原章介“義を捨てることはできなかった”三淵語る
2020/12/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」が12月20日に放送された。同回では、将軍・義昭(滝藤賢一さん)が織田軍に捕らえられたことで、投降することを選んだ幕臣・三淵(谷原章介さん)が、信長(染谷将太さん)方についた弟の藤孝(眞島秀和さん)と苦しい再会を果たすシーンがあった。 藤孝に「裏切り者に成り果てたか?」と珍しく声を荒げる三淵。そこで藤孝はひときわ冷静に「政を行うには、時の流れを見ることが肝要」と返すと、三淵の目から涙が……。 三淵役の谷原さんは「本当は涙は流したくありませんでした。テストでも流れそうになったので、演出家の方と『流したくないね』と話していました」と振り返る。三淵の胸の中にあったのは「義を捨て、自己保身に走り時代に迎合した藤孝への思いは弟なだけに怒りと悔しさしかありません。胸にあったのは将軍家への申し訳なさ、身内が裏切ったことに対する無念さです」と明かすと、「そんな弟の前で涙など絶対に見せたくないと思ってました。ただこらえればこらえるほど思いがあふれ涙となってしまいました。床に打ちつけた拳は数日の間痛みが残りました」と明かした。 また、三淵は義昭との幕府再興を「最初から諦めていたわけではありません」といい、「守りきれなかった義輝様(向井理さん)への無念、そのために義昭様を推戴して幕府の再興への希望を持った時期はあると思います。義昭様の将軍としての素養、摂津(片岡鶴太郎さん)をはじめとする幕府の旧態然とした幕閣、そして信長をはじめとする新しい勢力の台頭を見て、時代が確実に移り変わっていくことは分かっていました」とも谷原さんは語る。 ただ、「三渕は自分の保身のために義を捨てることはできなかった。幕府が滅びていくのが天命なのであればそれに殉じようという思いはだんだんと強くなっていきました。足利将軍家以外に仕えるつもりはなかったのだと思います。三淵は足利家とともに滅びようと覚悟を決めたのです」と結論づけた。
朝倉家滅亡! 景鏡役・手塚とおる、ユースケ“義景”の最期に「見入ってしまった」
2020/12/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」が12月20日に放送され、ユースケ・サンタマリアさん演じる朝倉義景の最期と、朝倉家の滅亡が描かれた。 朝倉景鏡(かげあきら)役の手塚とおるさんは、織田軍が一乗谷まで攻め込んできて、景鏡が朝倉家を見限るシーンについて、「今回の義景役を演じる『ユースケ・サンタマリア』はどのユースケさんとも違うユースケさんでした」と印象を明かすと、「最期のシーンを撮影しているときも、とても新鮮な演技で、僕はすごい刺激を受けて演じていました。義景の最期のせりふは、僕自身はカメラの外で見ていて、モニターのユースケさんの姿に見入ってしまいました。とてもすてきなシーンになったと思います」と振り返った。
予告に加藤清史郎 正親町帝の子・誠仁親王役 信長が接近する皇太子
2020/12/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第38回「丹波攻略命令」(12月27日放送)の予告が12月20日、公開され、加藤清史郎さん演じる誠仁(さねひと)親王の登場が明らかにされた。 誠仁親王は正親町帝(おおぎまちてい、坂東玉三郎さん)の子にして、帝の後継者。正親町帝と距離ができた信長(染谷将太さん)が接近する皇太子。予告には「容赦せぬぞ」とのせりふも入っていた。 なお、第38回「丹波攻略命令」では、芦田愛菜さん演じるたま(後の細川ガラシャ)も初登場する。
いよいよ芦田愛菜“ガラシャ”登場 光秀の美しき娘・たま 予告で「父上!」
2020/12/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第38回「丹波攻略命令」(12月27日放送)の予告が12月20日、公開され、芦田愛菜さん演じるたまの登場が明らかにされた。たまは「細川ガラシャ」の名で知られる光秀(長谷川さん)の娘。予告には「父上!」と呼びかけるシーンもあった。 たまは天真らんまんな性格で、光秀の心の支えとなる美しき少女。10月31日に公開されたビジュアルのキャッチコピーは「光秀の愛娘 のちの細川ガラシャ」となっていた。なお、第38回「丹波攻略命令」では、加藤清史郎さん演じる誠仁(さねひと)親王も初登場する。
見納め? ユースケ・サンタマリア 剥き出しにしない野心、常に上から目線で義景を魅力的に
2020/12/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」が12月20日に放送される。同回では朝倉家の滅亡が描かれるといい、越前の戦国大名・朝倉義景役で出演しているユースケ・サンタマリアさんの姿も見納めとなりそうだが、果たして……? 第18回「越前へ」(5月17日放送)で初登場すると、狡猾(こうかつ)で、のらりくらりと腹の底が読めない義景として、人気を博してきたユースケさん。 チーフ演出・大原拓さんの目にはどう映っていたのか……。 ◇信玄の進軍止まる 朝倉・浅井を一気に攻め滅ぼす信長 第37回は、上洛(じょうらく)間近の武田信玄(石橋凌さん)の進軍が突然止まる。義昭(滝藤賢一さん)は信玄や朝倉の援軍を得られず孤立。藤吉郎(佐々木蔵之介さん)率いる織田軍に捕らえられる。二条城にいた幕臣・三淵(谷原章介さん)も捕らえられ、早々に信長(染谷将太さん)方についた弟・藤孝(眞島秀和さん)と苦しい再会を果たす。 菊丸(岡村隆史さん)より武田信玄が秘密裏に死んだことを知らされる光秀(長谷川さん)。その報告を受け信長は、後ろ盾を失った朝倉・浅井に対して兵を挙げ、一気に攻め滅ぼす。ついに権力の頂点に立った信長は、ある突拍子もない願いを朝廷に突きつける……というストーリーが展開する。 ◇「どっちつかずのよく分からない感じ」のユースケ“義景” 野心「実はある」 ユースケさんは「麒麟がくる」が初の大河ドラマとなった。大原さんは起用にあたって「じめーっとした、『どっちつかずのよく分からない感じ』を出しいただきたかった」といい、その点に関して「見事に表現していただいた」と満足する。 これまでの戦国時代劇で、ほとんどフィーチャーされてこなかった義景だが、大原さんは「有力な大名であったことは間違いない」とし、野心についても「実はある」と説明。その上で、ユースケさんの演技について、「野心があるのか、ないのか、よく分からない表現にしてもらっているけど、実は野心があって、それを剥き出しにせず、ねっちょりと出してもらうというのをうまくやってもらっている」と感心し、「基本、上から目線、常に上から目線なのもいい」と、義景を魅力的にしている要因を語った。
朝倉家滅亡へ 手塚とおる語る景鏡 ユースケ“義景”に嫉妬?「合わせ鏡になるように」
2020/12/19
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」が12月20日に放送される。同回では朝倉家の滅亡が描かれるといい、朝倉景鏡(かげあきら)役の手塚とおるさんは、「朝倉家にとって景鏡はやはり特別な存在ですよね、悪い意味で(笑い)。それを踏まえて、ユースケ(・サンタマリア)さんの演じる義景がとてもすてきだったので、そこに嫉妬と云(い)う感情を足して、合わせ鏡になるように作れたら良いなと考えて演じさせていただきました」と明かしている。 景鏡は義景のいとこで家臣。朝倉家臣団の中でも最もクセのある人物とされる。「ユースケさんの演じられる義景は、引き算の美学を感じる、とても色気がある義景になっていたと思います。そのユースケさん版義景に僕の景鏡がどう思われるだろうか? そのことを中心に考えていました」と話す手塚さんは、「ユースケさんとはとても仲良くさせていただき、二人でシーンを作る楽しさで、ワクワクしながら撮影していました」と振り返る。 朝倉家家臣の山崎吉家を演じている榎木孝明さんについては、「榎木さんは、僕の憧れの先輩で、いつも共演させていただく度に新たな発見をさせていただいていて、今回の山崎にも、とても新鮮な驚きがありました。視線や体でいくつもの表現ができる素晴らしい演技でした。山崎と景鏡との位置や座り方だけで二人の関係性を作ることができました」と語った。 第37回は、上洛(じょうらく)間近の武田信玄(石橋凌さん)の進軍が突然止まる。義昭(滝藤賢一さん)は信玄や朝倉の援軍を得られず孤立。藤吉郎(佐々木蔵之介さん)率いる織田軍に捕らえられる。二条城にいた幕臣・三淵(谷原章介さん)も捕らえられ、早々に信長(染谷将太さん)方についた弟・藤孝(眞島秀和さん)と苦しい再会を果たす。 菊丸(岡村隆史さん)より武田信玄が秘密裏に死んだことを知らされる光秀(長谷川さん)。その報告を受け信長は、後ろ盾を失った朝倉・浅井に対して兵を挙げ、一気に攻め滅ぼす。ついに権力の頂点に立った信長は、ある突拍子もない願いを朝廷に突きつける……。
光秀を恋する乙女にした? “帝”坂東玉三郎が語る「会って伝えたかった」こと
2020/12/14
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第36回「訣別(けつべつ)」が12月13日に放送された。同回では、三条西実澄(石橋蓮司さん)の助力で、光秀(長谷川さん)が帝(坂東玉三郎さん)と言葉を交わすシーンがあった。 光秀は帝の姿を目にすることはなかったものの、「目指すはいずこぞ?(帝)」、「穏やかな世でございます!(光秀)」、「その道は遠いのお。朕(ちん)も迷うておる。なれど迷わずに歩もうではないか。明智十兵衛、その名を胸にとどめおくぞよ(帝)」といったやりとりがあり、帝はその存在を光秀の胸に刻み込んだ。 “帝”こと正親町天皇を演じている玉三郎さんは同シーンを振り返り、「朝廷は、信長(染谷将太さん)に金銭面で助けられています。でも、いずれ手に負えない存在になるだろうとも思っている。その信長に対する懸念は、光秀も同じでしょうね。ですから、光秀に会って伝えたかったのは、お前が信長のことを見守ってくれよ、ということではないでしょうか」と語っている。 またSNS上では、「帝に気に入られましたな、十兵衛」「これはもう一生、推しについて行くしかないな明智さん」「あー、この帝に言われたら謀反でも何でもするわー」「十兵衛、恋する乙女やないかい」「武士が、なぜ天皇に手を出さなかったが、うなずけるシーン」「人間国宝(玉三郎さん)に名前なんて呼ばれちゃったら、そりゃあの恍惚(こうこつ)顔になるよね」などといった感想が並んだ。
光秀の「それは、できませぬ!」に何も言えなくなった “義昭”滝藤賢一「決別」語る
2020/12/14
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第36回「訣別(けつべつ)」が12月13日に放送された。同回の終盤、将軍・義昭(滝藤賢一さん)が「信長の命運は尽きた。信玄と共に戦う」と宣言。光秀(長谷川さん)との決別が決定的となった。 決別シーンは終盤に訪れた。信長(染谷将太さん)からの和解の気持ちが込められた白鳥を義昭の元への運ぶ光秀。しかし、義昭は「遅かったと……」とつぶやき、「信長の命運は尽きた。信玄と共に戦う」と宣言してしまう。その場で光秀は、義昭に仕える三淵(谷原章介さん)から、幕府と共に信長を討ってほしいと協力を求められるが、涙ながらに「それは、できませぬ!」とはねつけ、「ご免!」と去ってしまう……。 義昭役の滝藤さんは、「十兵衛(光秀)との関係は切りたくはなかった。(片岡鶴太郎さん演じる)摂津を追放した今となれば、味方は三淵と光秀しかいない、というのもあるけれど、それ以上に幕臣として、一人の武士として十兵衛のことを信頼していたし、大好きだったのだと思う」と役の気持ちを代弁する。 ただ「十兵衛が泣きながら言った『それは、できませぬ!』という言葉を聞いて、義昭はもう何も言えなくなった。十兵衛の覚悟は揺るがないと分かったのでしょう。演じていても、長谷川さんの『それは、できませぬ!』は、魂の叫びだと感じました。情熱や葛藤や悲しみや怒りがぐちゃぐちゃになった感情がビシバシ伝わってきました。最高の味方だった男が、最高の敵になった。麒麟がくる世を作りたいというゴールは同じかもしれないけれど、お互いの行くべき道は違ったということです。それを受け入れた義昭は、最後は穏やかな気持ちになった……。最高の別れにしたかったのでしょうね」と振り返った。 第36回は、三条西実澄(石橋蓮司さん)の助力で、光秀は帝(坂東玉三郎さん)と言葉を交わす。一方、義昭ら幕府は、信長を前面に押し出し、大和の松永久秀(吉田鋼太郎さん)を鎮圧しようとしていた。藤吉郎(佐々木蔵之介さん)は、いま本当に戦うべきは松永ではなく、朝倉と浅井であると信長の曖昧な立場を批判。大和に気を取られて美濃が手薄になったところで、義昭は朝倉たちに美濃を攻めさせるつもりだ、と声を荒らげる……という展開だった。
滝藤賢一、義昭と光秀の決別語る 長谷川博己の「魂の叫び聞こえた」 “最高の別れの顔”に手応え?
2020/12/13
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第36回「訣別(けつべつ)」が12月13日に放送され、タイトル通り、将軍・義昭(滝藤賢一さん)と光秀(長谷川さん)の決別が描かれた。 決別シーンは終盤に訪れた。信長(染谷将太さん)からの和解の気持ちが込められた白鳥を義昭の元への運ぶ光秀。しかし、義昭は「遅かったと……」とつぶやき、「信長の命運は尽きた。信玄と共に戦う」と宣言してしまう。その場で光秀は、義昭に仕える三淵(谷原章介さん)から、幕府と共に信長を討ってほしいと協力を求められるが、涙ながらに「それはできませぬ!」とはねつけ、「御免!」と去ってしまう……。 義昭役の滝藤さんは、「自分がその役の感情に突き動かされるという瞬間ってあるんですけど、そういうシーンがこの現場では数々ありますね」と話した上で、「その中でも、第36回の光秀との決別のシーンは、長谷川さんの魂の叫びが聞こえて、俳優同士しか分からない時間が生まれたように感じました」と告白。 さらに「光秀を感じているだけで感情があふれ出てくるし、何もかも受け入れられる、そういった瞬間を経験することができました」と明かすと、「互いの道がはっきりとした決定的なシーンでもあるので、最高の別れをしたという顔になっていたらいいなと思いますね」と手応えを明かした。
義昭との決別は光秀「最大の挫折」 演出明かす“落涙”シーン、長谷川博己が“渾身の演技”で応える
2020/12/13
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第36回「訣別(けつべつ)」が12月13日に放送され、タイトル通り、将軍・義昭(滝藤賢一さん)と光秀(長谷川さん)の決別が描かれた。 決別シーンは終盤に訪れた。信長(染谷将太さん)からの和解の気持ちが込められた白鳥を義昭の元への運ぶ光秀。しかし、義昭は「遅かったと……」とつぶやき、「信長の命運は尽きた。信玄と共に戦う」と宣言してしまう。その場で光秀は、義昭に仕える三淵(谷原章介さん)から、幕府と共に信長を討ってほしいと協力を求められるが、涙ながらに「それはできませぬ!」とはねつけ、「御免!」と去ってしまう……。 同回の演出担当・一色隆司さんは「白鳥を和解のシンボルとして運び入れたものの、それを拒絶する義昭の信長に対する憎悪に、自分を信じて進んできた光秀は最大の挫折感を味わいます」と説明。また「公方様」か「信長様」か、過酷な選択を迫られる光秀だが、一色さんは「“落涙”をどの様に表現するのか、長谷川さんといろいろと話しをしましたが、長谷川さんは渾身の演技でそれに応えてくれました」と感心する。 さらに一色さんは「その芝居を受けて、滝藤さんも谷原さんも素晴らしいリアクションとそれぞれの思いを作り上げてくださいました」と感謝。その上で「撮影の中でのポイントは、信長との敵対感を持つ義昭と三淵は、光秀のことをどう見るのか、義昭に盲目的について行くと答えられない光秀に対して何を思うのか、せりふでは、この回のモチーフとなる『鳥』というキーワードを使って、光秀への思いが語られていきますが、その一方で、滝藤さんには、信長に対する憎悪が光秀に対する思いに影響するレベルなどを現場で議論しながら、このシーンを作り上げて行きました」と振り返る。 光秀が去った後、義昭は「光秀は鳥じゃ、また飛んで戻ってくるかもしれぬ」と三淵に語るが、演出においては「単に光秀へのシンパシーだけではなく、決意した信長との戦への思いも盛り込んで、戦国時代の過酷さを表現していただくことを意識しました」といい、最後「涙で表現された光秀の心の叫びが、どのように本能寺に続く終わりの始まりへの暗示となっていくのか、今回の『長谷川/光秀』の姿は必見です!」と改めてアピールしていた。
正親町天皇役は「神キャスティング」? “帝”坂東玉三郎、存在感増すワケ
2020/12/13
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」。人気の武将・明智光秀の謎めいた前半生にも光を当てた同作も、気がつけば残り10回を切り、物語はクライマックスに向けて突き進んでいる状態だ。過去の戦国大河と比べて面白いのが、朝廷というものを、定点観測的に色濃く描いていること。そんな中で回を重ねるごとに存在感を増しているのが、正親町(おおぎまち)天皇を演じている歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんだ。今回がテレビドラマ初出演。「どこまで正親町天皇として“居るだけで何かを感じさせる”ことができるかが課題だと思っていますし、挑戦だと感じています」と以前に語っていた玉三郎さんだが、視聴者から「神キャスティング」との声も上がるなど、その挑戦は「吉と出た」と言えるのではないだろうか。 ◇存在自体が優美で、ミステリアスな坂東玉三郎 染谷将太さん演じる織田信長がいまやすっかり心酔。信長にとって、“褒められたい対象ナンバーワン”の「推しのアイドル」と化した正親町天皇。初登場は11月1日放送の第30回「朝倉義景を討て」だった。 ビジュアルのキャッチコピーは「美しく高貴な帝」。どこか蠱惑(こわく)的な雰囲気を漂わす玉三郎さんにぴったりのフレーズだ。劇中では、正親町天皇の人間的な部分も描かれているが、玉三郎さんの存在自体が優美で、ミステリアスという部分でも揺らぐことはない。いい意味でテレビ画面の中にいることにいまだ「慣れない」。そういった部分も含めて、帝を演じるにあたって、これ以上にない人選だったと言える。 玉三郎さん自身は、以前「なるべく作り込まず、自然に見えるようにできたらと思います。光秀(長谷川さん)の存在や信長の存在、動乱の世の中に対しても俯瞰(ふかん)して見ている、包み込むような存在でいることを心がけています」と話していたが、当時の天皇を、“自然に見えるように”演じることができるとしたら、やはり玉三郎さんをおいて他にはいないだろうし、だからこそ視聴者は「神キャスティング」と感じたのではないだろうか。 ◇「帝とは、武士にとって何なのか」を描こうとしている「麒麟がくる」 回を重ねるごとに存在感を増す、坂東玉三郎“正親町天皇”だが、ドラマの制作スタッフが「麒麟がくる」の中で描こうとしている、「帝とは、武士にとって何なのか」によるところが大きい。 チーフ演出の大原拓さんは「『麒麟がくる』は第1回から武士とは何なのかを常に訴えかけている。自分たちは戦いたくないけれど、守らないといけないものがあるので戦うと、そこに新たな争い、戦が起こる。常に自己矛盾、自己否定の連続で、そこの葛藤に帝がどう関わるのかによって、なぜ戦わねばならないのかという問いに対する答えが徐々に見えてくるんじゃないか」と狙いを語っていた。 そんな大原さんから見た玉三郎さんとは? 当時の武士にとって「分からない存在であり、大きな存在」でもあった帝を演じるにあたり、「美しさも含めて、有無を言わせず、すごい」と玉三郎さん本人の存在感を絶賛。 「普通の感覚とは違う視点もお持ちですし、帝を敬っているからこそ、役に対してものすごく真摯(しんし)に向き合っている。だからこそ、我々もそれに引っ張られていく。どう帝を表現していくのか、どういう影響を光秀や信長に与えていくのか、その『存在感』で玉三郎さんは表現していただいている。そして、単純に美しい。芝居を見ていても面白いですし、一言一言に重みだけではない説得力がある」と印象を語った。 ◇実は怖い帝 光秀とついに接触? ささやかれ始めてきた「本能寺の変、朝廷黒幕説」 玉三郎さんが真摯に向き合って作り上げた貴重な正親町天皇だが、美しさや高貴さ以外の部分ものぞかせつつある。 11月29日放送の第34回「焼討ちの代償」では、正親町天皇が比叡山の焼き討ちについて、信長が「褒めてほしそうだった」から「褒めてやった」と明かすシーンがあり、SNSでは「ひえーーー帝怖っ」「美しく怖い帝」「心臓ヒュンッてなった。怖い、この帝怖い」「お優しげでお怖いお方だわ~」「主上の信長の心の内を見透かしたお言葉。主上の御心を分からず、褒められたと無邪気に喜ぶ信長。なんと恐ろしい描写だろうか」といった感想が並んだ。 さらに12月6日放送の第35回「義昭、まよいの中で」では、正親町天皇が光秀に強い関心を示し、2人の接触が示唆されるなど、「本能寺の変、朝廷黒幕説」が視聴者の間でもささやかれ始めてきた。12月13日放送の第36回「訣別(けつべつ)」を含めて、残り9話。「武士とは何なのか」に加え、「帝とは、武士にとって何なのか」という問いへの答えと共に、帝として存在感を増す坂東玉三郎さんの演技には引き続き、注目だ。
将軍・義昭の“壊れっぷり”に視聴者熱視線 滝藤賢一「お坊さんのままがよかったのかな」
2020/12/12
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。12月6日放送の第35回「義昭、まよいの中で」では、将軍・義昭の苦悩と狂気を体現する、滝藤賢一さんの“壊れた演技”に視聴者の熱い視線が注がれた。「義昭は室町幕府の将軍ですが、貧しい人たちのために生きていたお坊さん・覚慶(かくけい)から描かれているので、その思いを大切にしながら芝居してきました」といい、「義昭の最初の思いは、“戦をなくしたい”だったと思うんです。でもそこは戦国時代です。この時代を生きるには、義昭は優しすぎたのかな、きっとお坊さんのままがよかったのかなと思ってしまいます」と話す滝藤さんが、自身の役どころについて語った。 ◇義昭の苦悩を全身で表現する滝藤賢一のすごさ 第35回は、藤吉郎(佐々木蔵之介さん)から、信長(染谷将太さん)は将軍や幕府はもはやどうでもよく、帝や朝廷との関係ばかりを強化しようとしていることを聞き、不安に駆られる光秀(長谷川さん)。その一方で、摂津(片岡鶴太郎さん)率いる幕府内では、信長の力をそぐべく、その重臣である光秀を暗殺する計画が持ち上がる。 数日後に開かれた将軍主催の茶会に招かれた光秀に、刺客たちの刃(やいば)が襲いかかる。光秀は将軍・義昭(滝藤さん)の元へ急ぐのだが……という展開だった。 この日の義昭は、精神的にかなり不安定になっていることを露呈してしまう。駒(門脇麦さん)の前で首にヒモを巻き、「わしは時折、己の首を絞めたくなる」「哀れなわしをいっそ絞め殺してくれ」と詰め寄ると、終盤、光秀の暗殺を企てた摂津を幕府から排除することを決意するも、顔をゆがませ「信長とわしは性が合わぬ」と光秀に訴えるなど、見事な壊れっぷりを披露。 SNSでは「あの優しい公方様は、どこに行ったのじゃ」「すっかり孤独だな公方様」「怒濤(どとう)の疑心暗鬼」「メンタルがボロボロ」「義昭さん、マジ狂気」などと視聴者は反応。さらに「滝藤賢一の迫真」「滝藤さんの壊れた演技すごい」「眼球キョロキョロしているし、精神的に不安定なのをうまく表している」「足利義昭の苦悩を全身で表現する、滝藤賢一という役者のすごさが画面から伝わってくる」「圧巻! 滝藤さんの狂気、吸い込まれそう。この人やっぱりすごい」といった感想が並んだ。 ◇義昭は「弱い人」 摂津に「心を壊された」 将軍に駆け上がってからの義昭について、滝藤さんは「父から受け継いだ『麒麟がくる世の中』を目指そうとしますが、れっきとした武士だった父、そして兄・義輝(向井理さん)とは違うので、自分ができることは何なのかとすごく悩んだと思うんです」と胸中を推し量り、「結局、進むべき方向性が定まらず、いろいろな人たちを権力で押さえ込むようなことになってしまいました。そういった背景から、義昭は弱い人なんだとも考えられますね」と結論づける。 また、「摂津がいないと幕府は回らないというのも、義昭は分かっていたと思います」と話す滝藤さん。「ですが、信長が好き放題に戦を仕掛けているあの局面で、何を言ってもかわされ、周りも摂津の言うことにしか動かない。そうやって摂津に心を壊されていき、追い込まれるような形になり、結局は光秀の言うとおりに幕府の古い体制を一掃、つまりは摂津を除外するしかなくなったんですよね。そうなってしまうと、義昭を守ってくれる人は三淵藤英(谷原章介さん)のみ。それはかなりの恐怖だったと思います」と語る。 ◇信長との対立、決定打は? 「駒と義昭は、時代を先取りしすぎた」 第35回で鮮明になった義昭と信長との対立については、「積もり積もったものもあったと思いますが、決定打は、信長が延暦寺へ侵攻した場面だと思います。お坊さん、女子供も関係なく討ち取っていった、その非情な行動に、信長に新しい世を作るのは無理だ、戦だらけの世の中になってしまうと感じたのではないでしょうか」と役の気持ちを代弁。 義昭に心よりどころであった駒との関係性も揺らぎ始めたが、「(駒と義昭は)同じ考えをもって、同じ世を目指した唯一の理解者だと思いますし、同士だったと思います。駒だけが義昭のことを分かってくれていて、心は完全に通じ合っているけど、義昭がその道からだんだん外れたんでしょうね」と自身の考えを披露する。 「戦をなくしたいというのが義昭の最初の思いでしたが、信長を倒すことに猪突(ちょとつ)猛進になり、信長を討たないと麒麟はこないと思っていたと思います。戦国時代ですから、大名同士仲良くして、話し合いで収めてほしいと言っても、誰も言うことを聞かない。そういう中で、義昭の考えは理想でしかなかった。初めは訴え続けていたけど、いざ幕府に入ってみたら全くダメだった。義昭はいろんな人間に挟まれていじめられつづけますし、とても苦しかったんだろうなと思います」と同情しつつ、「駒と義昭は、時代を先取りしすぎたんだと思います。戦国時代に生きるには義昭は優しすぎましたね。きっと覚慶のままの方がよかったのではないかと思います」と改めて強調していた。
藤吉郎の母・なか、今夜初登場 銀粉蝶「ちなみに懐でゾウリを温めるのは…」
2020/12/06
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第35回「義昭、まよいの中で」が12月6日に放送される。同回では、銀粉蝶さん演じる藤吉郎(佐々木蔵之介さん)の母・なかが初登場する。 なかは、尾張の貧農の出で、ある日、東庵(堺正章さん)の元へ鍼(はり)の治療に訪れる……。銀粉蝶さんはドラマの公式ホームページで、「木下藤吉郎の母・なか役で出演する銀粉蝶と申します。大河ドラマの現場は久しぶりなので緊張しています。ちなみに懐でゾウリを温めるのは我が木下家の伝統です。(ナンチャッテ!)」とコメントを寄せている。 第35回は、藤吉郎から、信長(染谷将太さん)は将軍や幕府はもはやどうでもよく、帝や朝廷との関係ばかりを強化しようとしていることを聞き、不安に駆られる光秀(長谷川さん)。その一方で、摂津(片岡鶴太郎さん)率いる幕府内では、信長の力をそぐべく、その重臣である光秀を暗殺する計画が持ち上がる。 数日後に開かれた将軍主催の茶会に招かれた光秀に、刺客たちの刃(やいば)が襲いかかる。光秀は将軍・義昭(滝藤賢一さん)の元へ急ぐのだが……というストーリー。
12月6日放送第35回、石橋蓮司が初登場 変わり者の老公卿・三条西実澄に 藤吉郎の母も
2020/12/05
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第35回「義昭、まよいの中で」が12月6日に放送される。同回では、石橋蓮司さん演じる三条西実澄(さんじょうにし・さねずみ)が初登場。大納言・三条西実澄は、学問好きで変わり者の老公卿(くぎょう)で、伊呂波太夫(尾野真千子さん)を通じて、光秀(長谷川さん)と正親町帝(おおぎまちてい、坂東玉三郎さん)の間を取り持つ。 石橋さんはドラマの公式ホームページで、「またまた! 自分の不勉強で知らなかった、歴史上の実在の人物を演じることになった。ご子孫の方々が今もいらして、実澄はこんな人物ではなかったと言われないよう頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。 また同回には、銀粉蝶さん扮(ふん)する、藤吉郎(佐々木蔵之介さん)の母・なかも初登場する。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。 第35回は、藤吉郎から、信長(染谷将太さん)は将軍や幕府はもはやどうでもよく、帝や朝廷との関係ばかりを強化しようとしていることを聞き、不安に駆られる光秀。その一方で、摂津(片岡鶴太郎さん)率いる幕府内では、信長の力をそぐべく、その重臣である光秀を暗殺する計画が持ち上がる。 数日後に開かれた将軍主催の茶会に招かれた光秀に、刺客たちの刃が襲いかかる。光秀は将軍・義昭(滝藤賢一さん)の元へ急ぐのだが……というストーリー。
武田信玄「麒麟がくる」にいよいよ登場! 過去の大河“信玄俳優”をおさらい
2020/11/29
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第34回「焼討ちの代償」が11月29日に放送される。同回では、石橋凌さん演じる武田信玄が初登場。“甲斐の虎”こと武田信玄は、言わずと知れた甲斐の戦国大名で、その軍事力は戦国最強とも言われる。ドラマでは覚恕(かくじょ、春風亭小朝さん)、足利義昭(滝藤賢一さん)と通じ、光秀(長谷川さん)と信長(染谷将太さん)を追いつめる……。ここでは石橋さんより前に大河ドラマで信玄に扮(ふん)した俳優陣を紹介する。 ◇“戦国大河”は「麒麟がくる」で20作 1963年に始まった大河ドラマで、“戦国もの”とされるのは「麒麟がくる」を含めて20作ある。最初の“戦国大河”は1965年の「太閤記」で、このときは早川雪洲さんが武田信玄を演じた。 次に信玄が大河ドラマに登場したのは、1969年の「天と地と」。同作で高橋幸治さんが信玄役を務めると、その後は1973年の「国盗り物語」で大友柳太朗さん、1978年の「黄金の日日」で観世栄夫さん、1983年の「徳川家康」で佐藤慶さんが“信玄俳優”として大河ドラマの歴史に名を刻んだ。 1988年のその名もズバリな「武田信玄」では中井貴一さんが信玄役で主演。同作には「麒麟がくる」の“信玄”石橋さんが信長役で出演していた。 ◇市川猿之助も「風林火山」で! 名殺陣師の“遺作”となった「真田丸」… 時代は飛んで2007年の「風林火山」では、この夏の日本のドラマ界を熱くさせた「半沢直樹」(TBS系)での熱演も記憶に新しい市川猿之助さん(当時は市川亀治郎)が信玄に扮した。なお、少年時代は池松壮亮さんが演じ、池松さんは同作に武田勝頼として再登場している。 さらに興味深いのは2016年の「真田丸」だ。このとき信玄は、同年1月17日放送の第2回「決断」に、“亡霊”としてたった2シーンのみ登場。せりふもなかったにもかかわらず、「存在感がすごい!」と話題となり、ドラマ公式サイトの人物紹介欄「信玄」のアクセスが急上昇した。 演じたのは、半世紀以上にわたって大河ドラマの殺陣師として活躍し、2015年10月に亡くなった林邦史朗(はやし・くにしろう)さん。「真田丸」は林さんの遺作となった。 そして、「麒麟がくる」の一つ前の“戦国大河”となる、2017年の「おんな城主 直虎」では、松平健さんが7度目の大河ドラマ出演で信玄役を務めた。以上のように、役どころにふさわしい名前が並んだ大河“信玄俳優”。石橋さんの演技にも当然、期待だ。
明日“甲斐の虎”武田信玄が初登場 1988年「武田信玄」で信長役の石橋凌「何の因果」?
2020/11/28
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第34回「焼討ちの代償」が11月29日に放送される。同回では、石橋凌さん演じる武田信玄が初登場。“甲斐の虎”こと武田信玄は、言わずと知れた甲斐の戦国大名で、その軍事力は戦国最強とも言われる。ドラマでは覚恕(かくじょ、春風亭小朝さん)、足利義昭(滝藤賢一さん)と通じ、光秀(長谷川さん)と信長(染谷将太さん)を追いつめる。 信玄役の石橋さんは、1988年の「武田信玄」、2010年の「龍馬伝」に続く、3回目の大河ドラマ。「麒麟がくる」の公式ホームページでは、「『武田信玄』では織田信長をやらせていただきましたが、今回はなんと、敵対する武田信玄役です。な、な、何の因果でしょうか!?」と心境を明かしている。 「ま、それはさておき今回、最高、完璧な衣装、メークアップを準備していただき、短い参加日数でしたが、おかげさまで目指すパフォーマンスに集中することができました」と振り返る石橋さんは、「各スタッフの皆さんに、心から感謝しています。役を演ずるのではなく、役を生きるというのが、当方のモットーです。極力リアルに、実像の信玄公に近づけるべく、ベストを尽くしました。夢・目前で病に倒れた、戦国武将の人間力、また、その息吹を感じていただけたら幸いです。どうぞ、お楽しみください!」と視聴者に呼びかけている。
落語家ならではの名演 “覚恕”春風亭小朝の3分半一人語り 担当演出「言葉は自由自在」と感服
2020/11/23
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第33回「比叡山に棲(す)む魔物」が11月22日に放送され、春風亭小朝さん演じる覚恕(かくじょ)が初登場。おのれの見た目の醜さに始まり、美しい兄・正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)への嫉妬、金と権力への執着、そして、自分から領地や金を奪った織田信長(染谷将太さん)に対する怒りを交えた、3分半にもおよぶ一人語りに視聴者の注目が集まった。 第33回は、四方を敵に囲まれ窮地に立たされる信長。光秀(長谷川さん)は朝倉に和議を申し込むべく比叡山に陣を構える義景(ユースケ・サンタマリアさん)の元へ潜入。義景が頼る延暦寺の天台座主・覚恕と面会するが、覚恕は信長を許さないと言い放つ。「あの都はわしの都じゃ。返せ! 返せ! 返せ! わしに返せ!」と……。 SNSでは「盛大にこじらせてる」「『この通り、見た目も醜い』と言わせる脚本家w」「嫉妬の塊」「金と権力の亡者感がすさまじい」などと視聴者は反応。さらには「これこそ怪演」「さすが小朝師匠。落語家だけあって話がめちゃ上手いなぁ」「私怨を語る小朝は落語家ならではの名演」「さすがは落語家、すげーわ、小朝さん」「マジでこんなにうまかったっけ?」といった感想も並んだ。 同回の演出担当・一色隆司さんは、「今回、覚恕役で小朝さんが出演くださいましたが、せりふがどんなに走ろうとも、感情がどんなに高ぶろうとも、全ての言葉がはっきり聞き取れるのには、本当に舌を巻きました。滑舌も完璧だし、気持ちの流れを伝えれば、言葉は自由自在で、すごいの一言でした」と振り返る。 「覚恕と帝(正親町天皇)が兄弟に見えなければ、というところで、覚恕には高貴さも求めましたし、光と闇という印象を作るために、昼と夜という設定以外にも帝と東庵(堺正章さん)のシーンは静かに進め、覚恕と光秀のシーンは、クローズアップを多用した激情のシーンとなるように意識しました」と告白。「小朝さんと(摂津晴門役の)片岡鶴太郎さんとのシーンは、撮影中ずっと撮れたものをモニターでチェックする度に『悪よのぉ~』とお二人で笑っていらしたのが印象的でした」と語った。
<SNS反響>吉田鋼太郎の“一人シェイクスピア” 激怒する松永久秀に監督は「もう少し抑えたほうが…」
2020/11/23
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第33回「比叡山に棲(す)む魔物」が11月22日に放送され、吉田鋼太郎さん扮(ふん)する松永久秀が怒りを爆発させるシーンがあった。 大和の支配をめぐって長年、争ってきた筒井順慶(駿河太郎さん)の祝いの席に招かれた松永は、何も知らされていなかったことに「これはワナだ!」と激しく憤る。信長(染谷将太さん)陣営の切り崩しを狙った摂津晴門(片岡鶴太郎さん)の策略で、松永は光秀(長谷川さん)を前にしても怒りが収まらず、「公方様(将軍・義昭、滝藤賢一さん)は何故、わしを笑いものにするために招いたのか。これが公方様じゃ~。これが~幕府じゃ。わしは幕府を離れるぞ。大和へ戻る。あの順慶と戦う。信長殿にそう伝えてくれ」とその場を去ってしまう……。 SNSでは同シーンに対して「松永久秀、激おこモード」「吉田鋼太郎の一人シェイクスピア」「声量と発声がドラマ向きじゃねーw」「吉田鋼太郎が腹から声出すと、なんのシェイクスピアの悲劇だって思っちゃうよな」などと、吉田さんの熱演に反響があった。 吉田さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「天敵である筒井順慶と同じ宴(うたげ)に同席させられた。そりゃあ松永は激怒しますよ。珍しく感情的になって松永の本音が出たシーンでした。監督から『もう少し抑えたほうがいいのでは』と言われるくらい思いっきり光秀に怒りをぶつけました」と振り返っていた。
<SNS反響>春風亭小朝“覚恕”に「これこそ怪演」の声 「盛大にこじらせ」「嫉妬の塊」…怒りの「返せ!」4連発
2020/11/22
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第33回「比叡山に棲(す)む魔物」が11月22日に放送され、春風亭小朝さん演じる覚恕(かくじょ)が初登場。覚恕は、天台座主(比叡山延暦寺住持)で、坂東玉三郎さん扮(ふん)する正親町(おおぎまち)天皇の弟だ。幼少時より美しい兄に対してコンプレックスがあり、天台座主として金と権力で兄に対抗しようとする、その“こじらせ”ぶりと小朝さんの“怪演”が視聴者を引きつけた。 第33回は、四方を敵に囲まれ窮地に立たされる信長(染谷将太さん)。光秀(長谷川さん)は朝倉に和議を申し込むべく比叡山に陣を構える義景(ユースケ・サンタマリアさん)の元へ潜入。義景が頼る延暦寺の天台座主・覚恕と面会するが、覚恕は自分から領地や金を奪った信長を許さないと言い放つ。「あの都はわしの都じゃ。返せ! 返せ! 返せ! わしに返せ!」と……。 おのれの見た目の醜さに始まり、正親町天皇への嫉妬、金と権力への執着、そして信長に対する怒りを交えた、覚恕の一人語りは3分半にもわたった。 SNSでは「盛大にこじらせてる」「『この通り、見た目も醜い』と言わせる脚本家w」「兄が美しく神々しい存在なら、弟は醜く禍々(まがまが)しい存在」「嫉妬の塊」「小者を通り越して狂気」「金と権力の亡者感がすさまじい」などと視聴者は反応。さらには「これこそ怪演では」「小朝さん、めちゃくちゃうまいし、怖い」「小朝師匠いい演技だった」「小朝さん演技お上手(上から目線」「マジでこんなにうまかったっけ?」といった感想も並んだ。
いよいよ武田信玄登場! 石橋凌が“甲斐の虎”に 光秀と信長を追いつめる…
2020/11/22
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第34回「焼討ちの代償」(11月29日放送)の予告が11月22日に公開され、石橋凌さん演じる武田信玄の登場が明らかにされた。言わずと知れた甲斐の戦国大名・武田信玄は、その軍事力は戦国最強とも言われ、覚恕(かくじょ、春風亭小朝さん)、足利義昭(滝藤賢一さん)と通じ、光秀(長谷川さん)と信長(染谷将太さん)を追いつめる。 信玄役の石橋さんは、1988年の「武田信玄」、2010年の「龍馬伝」に続く、3回目の大河ドラマ。10月の出演発表の際には「『武田信玄』では織田信長をやらせていただきましたが、今回はなんと、敵対する武田信玄役です。な、な、なんの因果でしょうか!? ま、それはさておき今回、最高、完璧な衣装、メークアップを準備していただき、短い参加日数でしたが、おかげさまで目指すパフォーマンスに集中することができました」と明かしていた。 さらには「各スタッフの皆さんに、心から感謝しています。役を演ずるのではなく、役を生きるというのが、当方のモットーです。極力リアルに、実像の信玄公に近づけるべく、ベストを尽くしました。夢・目前で病に倒れた、戦国武将の人間力、また、その息吹を感じていただけたら幸いです。どうぞ、お楽しみください!」と視聴者に呼びかけていた。
長谷川博己“光秀”の鬼気迫る表情… 戦国時代にタイムスリップ? 新メインビジュアル解禁!
2020/11/22
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)のメインビジュアル第2弾が11月22日、公開された。長谷川さん演じる主人公・明智光秀の鬼気迫る表情を収めたモノクロ写真で、テーマは「現代の写真家が撮る『明智光秀の肖像画』」となる。 写真家・内田将二さんの撮り下ろしで、メインビジュアル第1弾とオープニングタイトルバックと同様、広告制作チーム「TUGBOAT」の多田琢さんがクリエーティブディレクターを務めた。多田さんは「戦国時代の戦場にカメラを持ち込み、明智光秀を狙ってシャッターを切る。もしもそんなことが可能だとしたら……。長谷川博己さんに設定を伝えた後、スタジオで待っているとレンズの前には鬼気迫る表情の明智光秀が現れました。彼の目は、そこにあるはずのない戦場、いるはずのない敵を確実に捉えていました」と語った。 「麒麟がくる」の制作統括・落合将チーフプロデューサー(CP)は、「第1弾の奥山(由之)さんに続き、今度はタイトルバックを撮った内田将二さんが、500年前の戦国時代にタイムスリップし、戦場で戦う明智光秀を、ド迫力で撮影してきてくれました!」と声を弾ませる。 「現在放送中の中盤は、光秀が戦に明け暮れているパートで、疑問を持ちながらも麒麟を呼ぶために戦わざるを得ない光秀の激しくやるせない葛藤が、恐ろしい形相の光秀から伝わってきます。折しも現在日本は大変な状況にあり、歯を食いしばって困難に耐え、乗り切ろうとする光秀の表情に、私たちは自分を重ね合わせることができるかもしれません。物語はこれからクライマックスに向かいますが今後、光秀に振りかかる波乱がこのビジュアルからうかがい知れるかと思います。このビジュアルとともに、『麒麟がくる』後半戦をぜひお楽しみください!」と視聴者に呼びかけた。
ついに「麒麟をつれてくる男」になる… 長谷川博己“光秀”新ビジュアル解禁!
2020/11/21
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で長谷川さん演じる主人公・明智光秀の新しいキャストビジュアルが11月21日、公開された。 炎を彷彿(ほうふつ)とさせる朱色をバックに甲冑(かっちゅう)姿の光秀が描かれ、キャッチコピーは「麒麟をつれてくる男」となっている。
比叡山に棲む魔物? 春風亭小朝“覚恕”登場! 坂東玉三郎と兄弟役に「驚き」
2020/11/21
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第33回「比叡山に棲(す)む魔物」が11月22日に放送される。同回には春風亭小朝さん演じる覚恕(かくじょ)が初登場。覚恕は、天台座主(比叡山延暦寺住持)で、坂東玉三郎さん扮(ふん)する正親町(おおぎまち)天皇の弟だ。小朝さんは「今回はとても楽しみながら仕事をさせていただきました。初めて演じる高僧。初めて経験した特殊メーク。初めての弟役で、しかもお兄さんが玉三郎丈という驚き。現場ではフェースシールドを付けてのカメリハという初物尽くし。初体験のことがたくさんあるとワクワクしますね」と明かしている。 小朝さんは「私が演じる覚恕は実在の人物ですが、美しすぎる兄と比較され続けた弟の悲しみと、その兄を凌駕(りょうが)するするために手に入れた金と権力を奪っていこうとする信長(染谷将太さん)への怒りを視聴者の皆様に感じていただければ幸いです」とアピールする。 「大河ドラマはカメラのアングルを変える度に、どんなに長いせりふでも頭から終わりまで何度もしゃべるわけですが、収録の間、板の間に平伏の格好でお付き合いいただいた長谷川さんには冬の大感謝祭であります。足の痛みときつい姿勢にたえている姿はまさに光秀そのものでした」と光秀役の長谷川さんとの共演シーンを振り返った。 第33回は、四方を敵に囲まれ窮地に立たされる信長。光秀は朝倉に和議を申し込むべく比叡山に陣を構える義景(ユースケ・サンタマリアさん)の元へ潜入する。義景が頼る延暦寺の天台座主・覚恕と面会するが、覚恕は自分から領地や金を奪った信長を許さないという。 そんな折、尾張で信長の弟・信興が一向宗に討たれ、事態は切迫。信長は京を捨て尾張に戻ろうとするが、光秀は今までの苦労が水の泡になると再び説得する。すると信長は将軍(滝藤賢一さん)ではなく、帝(坂東玉三郎さん)を通じて周囲と和議を結ぶことを思いつく……。
<SNS反響>仏像背負った染谷将太“信長”に反響「ブッダがブッダを」 比叡山焼き討ちフラグ立った?
2020/11/15
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第32回「反撃の二百挺(ちょう)」が11月15日に放送され、染谷将太さん演じる織田信長が、仏像を背負った姿で荒れるシーンが登場。SNSでは、染谷さんが実写ドラマ「聖☆おにいさん」でブッダを演じていたことを引き合いに、「ブッダがブッダを背負ってる(笑)」「ブッダがブッダをおんぶしてるわけねwww」「ブッダが仏像を背負うって狙ってるのかw」「仏を背負う染谷信長がシュールやわ。だってブッダだから」などと盛り上がりを見せた。 第32回は、命からがら京に戻った光秀(長谷川さん)が、美濃からやってきた熙子(木村文乃さん)や娘たちとつかの間のひとときを過ごす。戦で失った鉄砲を調達すべく、木下藤吉郎(佐々木蔵之介さん)と訪れた堺で、光秀は丸薬の商いで成功した駒(門脇麦さん)と出会う。さらに松永久秀(吉田鋼太郎さん)と大和で争う筒井順慶(駿河太郎さん)と知り合い、駒の助けを得て大量の鉄砲の調達に成功する。手に入れた鉄砲で再び戦に出る信長(染谷さん)だったが、摂津での戦いで一向宗徒や三好の残党勢力に苦戦。さらに背後から朝倉・浅井の軍勢が迫り、再び四面楚歌(そか)に陥る。 摂津から兵を引き、宿敵・朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)を討つため近江へと向かった信長。朝倉をかくまう比叡山に、「一歩でも近づけば5万の僧兵が立ち向かう」と脅しをかけられたと光秀に伝える、その信長の背には仏像が。「延暦寺の僧兵は一人一人が仏を背負って戦うゆえ、開山以来、負けたことがないとほざいた。それゆえ、わしも言うてやった。神仏を尊ぶ心はわしも同様。叡山へ踏み込む折は、こうして仏を背負うて参る所存じゃと。坊主とも、恐れ入って帰っていった」と笑う。 光秀から「仏は重うございませんか?」と聞かれた信長は一転、顔をしかめて「重い!」とその場に座り込むと、「何故、叡山は朝倉をかくまう。浅井も何故、この戦に関わろうとする?」と怒りながら疑問をぶつける。すると光秀は「信長様は叡山から多くを奪い、朝倉・浅井は多くを与えるからだと」「つまるところ金ではございませんか」と返答。その頃、比叡山延暦寺では朝倉が天台座主(比叡山延暦寺住持)・覚恕法親王(春風亭小朝さん)に取り入ろうとする姿があり……と展開した。 信長と比叡山といえば、やはり「焼き討ち」で、「結局は金」「パワーオブマネー」「叡山、生臭すぎる」といった反応のほか、「比叡山焼き討ちへの萌芽」「フラグぼこぼこ立ってますねー!」「ちゃんと叡山の生臭っぷりを描いて『ああこれは焼かれるわ』感出してるのいいよねw」といった感想も次々と書き込まれていた。
岡村隆史“菊丸”次週再登場! 第33回「比叡山に棲む魔物」で5カ月半ぶり“帰還”
2020/11/15
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第33回「比叡山に棲(す)む魔物」(11月22日放送)の予告が11月15日に公開され、お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さん演じる菊丸が再登場することが明らかになった。 岡村さん演じる菊丸は、光秀(長谷川さん)が美濃で出会った三河出身の農民として第1回「光秀、西へ」(1月19日放送)から登場し、神出鬼没で、敵か味方か分からないが、常に光秀の危機を助ける……という触れ込みだった。キャストビジュアルのキャッチコピーも「神出鬼没の三河の農民」となっていたが、第9回「信長の失敗」(3月15日放送)で、その正体は竹千代(後の徳川家康)の実母・於大とその実兄・水野信元に仕える「忍び」と判明していた。 菊丸は放送休止前の6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」を最後に出番がなかったが、第33回「比叡山に棲む魔物」で5カ月半ぶりに“帰還”する。
駿河太郎“筒井順慶”初登場 光秀との出会い、駆け引きは「とてもスリリング」
2020/11/15
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第32回「反撃の二百挺(ちょう)」が11月15日に放送される。同回で初登場するのが、駿河太郎さん演じる筒井順慶だ。「筒井順慶は地元の方にすごく愛されてた人ということで、武将としての駆け引きの部分と人としてのおおらかさを意識して演じています。特殊メークや衣装などからも、単なるお坊さんではなくちゃんと武将に見えるようにしています」と明かす駿河さんが役どころについて語った。 筒井順慶は、もと大和興福寺の衆徒。代々大和土着の豪族であり、大和を支配下に置こうとする松永久秀と対立。間に入る光秀と接近する。後に光秀の与力となるが、史実では本能寺で光秀を裏切る。 駿河さんは「本能寺の変のあと、順慶は光秀を助けようとしていますが、最終的には秀吉側についたそうです。ドラマの中でどのように描かれるかまだ分かりませんが、自国のことや筒井家のことを考えて苦渋の決断を迫られたと、ただ単に光秀を裏切ったのではない展開になっているとうれしいです」と話している。 第32回では「(長谷川さん演じる)光秀と順慶との出会いが描かれます」といい、「光秀と鉄砲をめぐって駆け引きをしますが、その場で、自分の損得を考えながら瞬時に判断していきますので、展開がとてもスリリングですし、演じる際は、駆け引きの『間』を意識しながら演じました。普段は間を詰める演技が多いのですが、演出の方からも『存分に間を取ってください』とおっしゃっていただきまして、とても新鮮でした。ぜひ注目してご覧いただきたいと思います」とアピールする。 また、駿河さんは「順慶は松永久秀と敵対する役ですが、(松永役の)吉田鋼太郎さんとご一緒できるのはすごく楽しみです」と声を弾ませ、「視聴者目線で見ているかぎり、鋼太郎さんは結構自由に演じていらっしゃるので、あそこまでお芝居を楽しめるのは素晴らしいし、見習わないといけないなと思っていますが、一方で順慶はちゃんと演じないといけないなと……。順慶は若くして一つの国を治めてきているので、松永だけではなく誰かと相対したときには、凛(りん)とした強さが必要ではないかと思っています」と持論を披露。 「今後、久秀と関わるシーンも多くなると思いますので、どういうお芝居になっていくのか僕自身もとても楽しみです。僕はどれだけ鋼太郎さんがふざけてもふざけないと心に決めています」と笑顔で語っていた。
“お市”井本彩花の姿はどう映った “浅井長政”金井浩人とのシーンを演出語る
2020/11/14
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第31回「逃げよ信長」が11月8日に放送され、女優の井本彩花さん演じる織田信長(染谷将太さん)の妹・お市が登場した。 2017年8月に開催された「第15回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝き、同年に女優デビューした井本さんは17歳で、「麒麟がくる」が初の大河ドラマだった。第31回では、夫の浅井長政(あざい・ながまさ、金井浩人さん)が信長を裏切り、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)を討つため金ケ崎まで攻め込んだ信長の軍を、背後から突こうとした。 同回の演出担当・一色隆司さんは、浅井長政が義理の兄である信長に刃(やいば)を向けることを「不本意」としながらも、出陣の決意をお市に伝えるシーンで、それぞれの役を演じる金井さんと井本さんには、「お互いのことをどう思っているのか、愛しているのか、いないのか、絆はあるのかないのか、信長のことを本当はどう思っているのか……、その辺の思いを自分の中にきちんと宿して演じてもらうことを意識しました」と話す。 さらに「若い二人のラブストーリーにも見える深いシーンになると思ったので、お二人には、それぞれに対する思いを大切にせりふを自分の心から言えるようにけいこを重ねてもらいました。本番当日は、お二人ともとても緊張されていましたが、収録が始まった途端、とても自由に生き生きと演じていたのが印象に残っています」と振り返った。 また、「井本さんは、まだ17歳。自分とはかけ離れた境遇のお市を演じることはとても大変だったと思います」としながらも、「井本さんは、とても真面目な方という印象で、同時に負けず嫌いな所があるので、市の思いや在り方について、自分にはない部分をどう表現するかを絶えず模索して芝居を構築していってくださいました」と感心。「金井さんは、とても瞬発力があって、演出的にこういう思いでは?というとすぐにそのニュアンスをつかんで、芝居全体をその思いに添う形で再構築できる器用さもお持ちでした。今後のこのお二人の活躍に注目していきたいと思います」と語った。
竹千代からバトン受け継いだ… “家康”風間俊介語る「光秀から干し柿」 再会に喜び
2020/11/08
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第31回「逃げよ信長」が11月8日に放送された。同回で、6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」以来、5カ月ぶりに再登場したのが、「松平元康」改め「徳川家康」を演じる風間俊介さんだ。風間さんは、家康が再会した光秀(長谷川さん)と、初めて会ったときの話をするシーンについて、「光秀から干し柿をいただいたのは竹千代(岩田琉聖君)でしたが、岩田君が演じてくれた竹千代からバトンを受け継ぎ、このシーンにつながっていることを強く感じながら演じました」と振り返った。 さらに「光秀は、ずっと再会したかった人」と家康の気持ちを代弁。「幼いころから一癖も二癖もある大人たちを見てきて、その中でも光秀は信頼できると感じた稀有(けう)な存在だったはずです。ですから今回、信長様(染谷将太さん)のもとにはせ参じるときには、あの光秀にまた会える!とうれしかったと思います」と考えを語った。 第31回は、ついに越前へ向けて出兵を開始した信長。破竹の勢いで敦賀まで制圧をする。しかし、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)のいる一乗谷まであと一歩に迫った金ケ崎で、浅井長政(金井浩人さん)が信長を突然裏切り、背後から迫ってくる。朝倉・浅井に挟まれ絶体絶命の信長軍。このまま前進するという信長を、光秀は「織田信長はいま死んではならない、逃げるべし」と強く説得。それは数万の兵を率いた熾烈(しれつ)な退却戦の始まりだった……という展開だった。
怒りにもだえる信長 悔し涙に40秒の「咆哮」… 染谷将太の演技が「すさまじい」
2020/11/08
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第31回「逃げよ信長」が11月8日に放送された。同回では、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)を討つため、金ケ崎まで攻め込むも、浅井長政(金井浩人さん)の裏切りにより撤退を余儀なくされた信長(染谷将太さん)が、怒りにもだえるシーンが視聴者の注目を集めた。 第31回は、ついに越前へ向けて出兵を開始した信長。破竹の勢いで敦賀まで制圧をする。しかし、朝倉義景のいる一乗谷まであと一歩に迫った金ケ崎で、浅井長政(金井浩人さん)が信長を突然裏切り、背後から迫ってくる。朝倉・浅井に挟まれ絶体絶命の信長軍。このまま前進するという信長を、光秀(長谷川さん)は「織田信長はいま死んではならない、逃げるべし」と強く説得する。 はじめは光秀の説得を受け入れることのなかった信長だったが、やがて「一人で考えたい」と奥の間に籠もると、怒りにもだえ、悔し涙を流しながら、約40秒にわたって咆哮(ほうこう)を上げる。心配した光秀が様子を見に行こうとすると、冷静さを取り戻した信長が姿を現し、家臣の前で「わしは逃げる」と撤退を決める。有名な「金ケ崎の退き口」の始まりだった……。 SNSでは信長役の染谷さんの演技に対して「今日の染谷くん、すごいな」「信長の怒り、すさまじい」「めっちゃ悶えてる」「完全にサイコパス」「血管が切れそう」「染谷将太さんの演技に打ちのめされる」「信長の怒り、くやしさの表現が素晴らしい」「後に魔王の咆哮と呼ばれるエピソードである(嘘)」といった声が次々と上がっていた。 同回の演出担当・一色隆司さんは、「信長の泣き叫ぶシーン。こんな信長見たことない、そんなシーンが描かれています。しかし、信長が自分の思いをコントロールできず泣き叫ぶこのシーンの彼の思いはいかなるものであったのか、これについては、染谷さんと時間をかけて話しをしました」と明かす。 「裏切った浅井に対する怒りから始まり、自分が負けるという屈辱感から湧き出る呪いのような思い、自分自身に対する怒りと同時に失望……、それらの思いが入り乱れながら、涙が絶叫と共にあふれ出る。幾重もの感情の波が押し寄せることを意識することによって、単なる泣き叫ぶという行為ではなく、感情の渦が駆け巡る、そんなアプローチによって作り上げられたシーンであります」と語った。
鼻水垂らして「飛ばぬ虫で終わりたくない」 佐々木蔵之介“藤吉郎”の魂の訴えに「震えた」
2020/11/08
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第31回「逃げよ信長」が11月8日に放送された。同回では、有名な信長(染谷将太さん)の撤退戦「金ケ崎の退き口」を背景に、さまざまな人間模様が描かれたが、光秀(長谷川さん)に殿(しんがり)を志願する藤吉郎(佐々木蔵之介さん)の魂の訴えも視聴者の関心を誘った。 狭い地べたをはい回って一生を終える飛べない甲虫(ヒメマイマイカブリ)に自身を重ね、自らの出自について話す藤吉郎。年の離れた妹を見殺しにした過去を告白し、あさましい自分に生きる値打ちはあるのか自問しつつ、それでも「わしにも羽はある。わしは飛ばぬ虫で終わりたくない」と訴え、ついには「死んで名が残るなら、藤吉郎、本望でござる」と自分が殿を務めることを光秀に承諾させた…… SNSでは同シーンに対して、「佐々木蔵之介さんの演技見入ってしまう」「佐々木蔵之介さんの芝居がめちゃくちゃカッコ良くて震えて泣いてる」「佐々木蔵之介の魂の演技に震えたよ」「佐々木蔵之介の演技力、すごいな。いまさらだけど言わして。少し涙出たわ」「鼻水まで垂らして佐々木蔵之介熱演すぎる」といった感想が並んだ。 同回の演出担当・一色隆司さんは「このシーンで佐々木蔵之介さんとは、事前にどういう感情の流れにするかを相談させていただきました。印象に残っているのは、佐々木蔵之介さんの演技プラン通りにシーンが進んで行くのですが、感情的になった時に鼻水が流れてしまいます。しかし、秀吉のキャラクターを考えると、これもとても秀吉らしい……と、途中で止めることはしませんでした。そして、佐々木さんも芝居をやめることなく演じ続けてくださいました」と振り返る。 さらに一色さんは「それによって秀吉の思いの強さが表現でき、素晴らしいシーンとなったと思います」と手応えを明かすと、「秀吉の思いが強ければ強いほど、光秀の思いも研ぎ澄まされていき、光秀の武将としての決意を感じることができます。また、それを見ることによって、秀吉はより思いを強く持って光秀に訴えかける。このシーンは、文字通り、お互いの思いをぶつけ合うことによってどんどん2人の絆が深くなっていく芝居が構築できたのです」と印象を語った。
佐々木蔵之介語る、「従来の武士とは明らかに異質」な藤吉郎 「金ケ崎の退き口」は…
2020/11/08
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第31回「逃げよ信長」が11月8日に放送される。同回で描かれる「金ケ崎の退き口」について、木下藤吉郎役の佐々木蔵之介さんは、「藤吉郎にとって大きなターニングポイントの一つとなります。ぜひ、注目してご覧ください」と視聴者に呼びかけている。 ドラマは、第28回「新しき幕府」(10月18日放送)から本格的に「京~伏魔殿編」に突入した。京都出身の佐々木さんは「戦国時代には『あまたの武将が群雄割拠』、程度の認識でしたので、京の都でこの様な魑魅魍魎(ちみもうりょう)な出来事がうごめいていたとは、不勉強でした。戦国武将と幕府と朝廷が駆け引きをしながら物語が進行していくので、とても興味深く、あらためて歴史の勉強をさせていただいています」と笑顔で話す。 演じる藤吉郎については、「藤吉郎は武士へと成り上がりましたが、従来の武士とは明らかに異質」との印象で、「貧民で物売りという出自からくる“藤吉郎なりの武士”と言いますか、発想点が違うように感じています。武力による合戦で勝利するのではなく、情報戦略でもって調略と謀略を操り、戦わずして勝ち奪(と)る。そして、そんな戦法を積極的に取り入れたのが信長だったのでは、と。結果、信長の下で活躍の場を広げ、破竹の勢いで出世するのです。信長が、身分にかかわらず、能力のある者を評価してくれることに、藤吉郎はとても喜びを感じている様に、演じていて体感します」と明かす。 さらに「『光秀最大のライバル』の秀吉。ただ、この時点では、織田家臣団の中ではまだまだ下っ端。何とかのしあがろう、何とか殿(信長)に認めれるよう功績を残そう、と奮闘している最中。光秀に対して『蹴落としてやるぞ』とか『ライバルだ』とかは、この段階ではまだ思い至っていないのでは……? むしろ、戦友といいますか、仲間の絆も少し感じているような。この2人の関係性がどこから変わっていくのか、とても楽しみでありヒヤヒヤしてます(笑い)」と語った。 最後に、「監督からは、藤吉郎は命を落とすことも怖くない、覚悟を持って生きている人だと伺いました」と話すと、「藤吉郎には知恵と勇気があります。命を賭して戦う勇敢さが、彼の能力を更に発揮させているのではないかと思います」と結論づけた。
風間俊介、“家康”として再登場「まだまだ若造ですが…」 名だたる武将勢ぞろいに興奮
2020/11/08
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第31回「逃げよ信長」が11月8日に放送される。同回で、6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」以来、5カ月ぶりに再登場するのが、「松平元康」改め「徳川家康」を演じる風間俊介さんだ。風間さんは「いよいよ徳川家康として物語に登場します。とはいえ、まだまだ若造ですが……。しかも今回は、信長様(染谷将太さん)を筆頭に、光秀(長谷川さん)、藤吉郎(佐々木蔵之介さん)、松永久秀(吉田鋼太郎さん)、柴田勝家(安藤政信さん)という名だたる武将が勢ぞろいします。この顔ぶれは圧巻です!」と興奮気味に予告している。 第31回は、ついに越前へ向けて出兵を開始した信長。破竹の勢いで敦賀まで制圧をする。しかし、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)のいる一乗谷まであと一歩に迫った金ケ崎で、浅井長政(金井浩人さん)が信長を突然裏切り、背後から迫ってくる。朝倉・浅井に挟まれ絶体絶命の信長軍。このまま前進するという信長を、光秀は「織田信長はいま死んではならない、逃げるべし」と強く説得。それは数万の兵を率いた熾烈(しれつ)な退却戦の始まりだった……というストーリー。有名な「金ケ崎の退き口」が描かれる。 風間さんは「物語の序盤では何者でもない元康が、これから徐々に頭角を現していきます。とはいえ、皆さんが思い描く天下人とはほど遠く、まだまだ家康としては完成していません。名だたる武将の中で、誰が天下を取っていくのかは視聴者の皆さんはすでにご存じですが、登場人物たちはもちろん誰もそのことを知りません。家康についても『まだまだこれから』というふうに見えたら良いなと思います」と思いを語った。
“三英傑”初そろい踏み 熾烈な退却戦描く明日第31回で実現 担当演出「いよいよ…」
2020/11/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第31回「逃げよ信長」が11月8日に放送される。同回では、染谷将太さん演じる織田信長、佐々木蔵之介さん演じる木下藤吉郎(後の秀吉)、そして風間俊介さん演じる徳川家康の「三英傑」が初めてそろう回になるという。 第31回は、ついに越前へ向けて出兵を開始した信長(染谷さん)。破竹の勢いで敦賀まで制圧をする。しかし、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)のいる一乗谷まであと一歩に迫った金ヶ崎で、浅井長政(金井浩人さん)が信長を突然裏切り、背後から迫ってくる。朝倉・浅井に挟まれ絶体絶命の信長軍。このまま前進するという信長を、光秀(長谷川さん)は「織田信長はいま死んではならない、逃げるべし」と強く説得。それは数万の兵を率いた熾烈(しれつ)な退却戦の始まりだった……というストーリー。有名な「金ヶ崎の退き口」が描かれる。 「麒麟がくる」で染谷さん演じる信長は、第8回「同盟のゆくえ」(3月8日放送)から本格登場。以降、第13回「帰蝶のはかりごと」(4月12日放送)で佐々木さん演じる藤吉郎、第20回「家康への文」(5月31日放送)で風間さん演じる家康(当時は松平元康)が加わったが、3人がそろう回は今までなかった。 第31回の演出担当・一色隆司さんは、「1話の中で三英傑がそろうということについては、いよいよだな……という思いを少なからずとも持っていました」と明かす。 さらに「三者三様のキャラクターに、行動原理、そして、信念。それら全てがまるで一つのキャラクターのように作品を包み込むことによって、麒麟が誰に、そして、いつ舞い降りるのか、という期待感を生み出すことができているように思います」と自信をのぞかせつつ、「光秀を通して、三英傑がまるで一つのキャラクターに集約していくのではと、それぞれのキャラクターを描いていて錯覚してしまいます。そこは、脚本家の池端(俊策)さんの巧みさが出ているところではないでしょうか。光秀のみならず、3人とも、最近では本当はこういうことだったのでは、と思えるぐらいそれぞれが立体的に描かれていると思います」と予告した。
井本彩花 17歳・国民的美少女が“戦国一の美女”に 「麒麟がくる」でお市役 浅井長政の妻として…
2020/11/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、織田信長(染谷将太さん)の妹・お市を演じる井本彩花さん。2017年8月に開催された「第15回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝き、同年に女優デビューした井本さんは、「麒麟がくる」が初の大河ドラマで、11月8日放送の第31回「逃げよ信長」に登場する。「大河ドラマや時代劇に出ることが、芸能界デビューさせていただいてからの大きな目標でもあったので、かなえることができてとてもうれしかったです」と明かす井本さんに撮影の様子などを聞いた。 井本さんは2003年10月23日生まれ、京都府出身の17歳。人気マンガを実写化し、今年1月期に放送された連続ドラマ「女子高生の無駄づかい」(テレビ朝日系)の“マジョ”こと九条翡翠(くじょう・ひすい)役を記憶しているドラマファンも多いかもしれない。 8月に大河ドラマ出演が発表された際、「ツイッターでエゴサーチしました」という井本さんは、「すごく話題になっていて、同級生からLINEでメッセージをたくさんもらえて。『すごいね』とか『絶対、見るね』って書いてあってうれしかったです。あとは『マジョじゃん!』という声も多くて(笑い)。『マジョ』のイメージが強いのが意外だったのと、『麒麟がくる』では、お市として違った一面を見せることができたらなと思いました」と振り返る。 お市と言えば「戦国一の美女」と言われることも多い。また今回は「金ヶ崎の戦い」において、信長を裏切る浅井長政(あざい・ながまさ)の「妻」としてのお市を劇中で表現した。 時代こそ違えど、17歳の井本さんにとって妻役は未知の世界。台本上は「『……』が多かった」といい、「そこでお市はどう感じているのか。浅井が話すことに対して妻としてどうなのか、また信長の妹としてはどうなのか」をとにかく意識したという。 そこには兄妹愛と夫婦愛の“愛の違い”も含まれ、「監督からは一番大事なのは心と教わって。心から熱くなっていないと、表情にも出ないですし、逆に表情だけできていても、そこに心がないと視聴者には役の感情が伝わらない。しっかりと役を理解した上で演じないといけないってことを強く感じましたし、緊張もある中で、教わったことを出し切れた気がします」と充実感をにじませた。 役を通して、戦国を生きた女性の“芯の強さ”にも触れた井本さん。最後に「お市として心が伴った表情を見てほしいですし、デビューした頃からの成長も感じ取ってもらえたらうれしいです」とアピールしていた。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀(長谷川さん)の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。
“信長”染谷将太 「帝に拝謁」に緊張と感動 「顔までは見えないけれど…」
2020/11/03
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第30回「朝倉義景を討て」が11月1日に放送され、織田信長(染谷将太さん)が上洛(じょうらく)し、正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)に拝謁するシーンが描かれた。 第30回は、信長に呼び出され美濃に向かった光秀(長谷川さん)は、ついに信長が越前の朝倉攻めを決めたことを知る。しかし、信長は朝倉相手に織田軍だけでは勝てないと冷静に考えていた。光秀は、帝(みかど)に戦の是非を認めてもらえれば大義名分が立ち、他の大名もおのずと集まると助言するも、それは大きな賭けであった……。 信長役の染谷さんは「帝に拝謁するシーンの撮影は、いつもとは違う厳かな雰囲気があり緊張しました」と明かす。また「御簾(みす)が少しだけ上がるというのもステキだな」と思い返し、「顔までは見えないけれど、帝と自分の間にある御簾が上がったことに私自身も演じてる中で、とても感動しました」と語ってみせた。 またこの日は、川口春奈さん演じる帰蝶が5カ月ぶりに再登場し、ファンを喜ばせた。
谷原章介が阿君丸毒殺語る 三淵は「清濁併せのむような面がある人間」 摂津への評価は…
2020/11/03
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第30回「朝倉義景を討て」が11月1日に放送され、第26回(10月4日放送)で描かれた朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)の子・阿君丸(くまきみまる)の毒殺が、三淵(谷原章介さん)によるものだったことが、摂津晴門(片岡鶴太郎さん)によって暴露された。 また、使用された毒は、摂津の手下が京から越前まで運んだことも明かされた。谷原さんは自身が演じる三淵の冷徹さを、「義昭様(滝藤賢一さん)を上洛(じょうらく)させ、幕府を再興するためなら手段は選ばない」と認めた上で、「たとえ、朝倉義景の嫡男に毒を盛ることになっても。三淵は清濁併せのむような面がある人間なので、そこに後悔はないはず。摂津のことは認めてはいないけど、使える毒だと思っているのではないでしょうか」と語った。 第30回は、信長(染谷将太さん)に呼び出され美濃に向かった光秀は、ついに信長が越前の朝倉攻めを決めたことを知る。しかし、信長は朝倉相手に織田軍だけでは勝てないと冷静に考えていた。光秀は、帝(みかど)に戦の是非を認めてもらえれば大義名分が立ち、他の大名もおのずと集まると助言するも、それは大きな賭けであった。信長はすぐさま上洛(じょうらく)し、帝・正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)に拝謁するのだが……という展開だった。 またこの日は、川口春奈さん演じる帰蝶が5カ月ぶりに再登場し、ファンを喜ばせた。
夢を通して仲を深め… 義昭役・滝藤賢一が語る 駒は「特別な存在」
2020/11/02
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第30回「朝倉義景を討て」が11月1日に放送され、孤独な立場の将軍・義昭(滝藤賢一さん)が、志を同じくする駒(門脇麦さん)と弱きものを救う悲田院造りの夢を通して仲を深める姿が描かれた。 義昭役の滝藤さんは、同回の放送終了後にドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「(義昭は)将軍なのに誰も言うことを聞いてくれない。本音や弱みをさらけ出せるのは光秀と駒だけ。特に駒は、貧しい人や病気の人たちを助けたいという僧侶の頃からの夢を語り合える特別な存在。その頃の自分を知ってくれている唯一の人だということも大きいと思います」と考えを明かした。 第30回は、信長(染谷将太さん)に呼び出され美濃に向かった光秀(長谷川さん)は、ついに信長が越前の朝倉攻めを決めたことを知る。しかし、信長は朝倉相手に織田軍だけでは勝てないと冷静に考えていた。光秀は、帝(みかど)に戦の是非を認めてもらえれば大義名分が立ち、他の大名もおのずと集まると助言するも、それは大きな賭けであった。信長はすぐさま上洛(じょうらく)し、帝・正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)に拝謁するのだが……という展開だった。 またこの日は、川口春奈さん演じる帰蝶が5カ月ぶりに再登場し、ファンを喜ばせた。
次週「金ヶ崎の退き口」 久々の戦に高まる期待「予告が濃い」「情報過多」…お市の姿も?
2020/11/01
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第30回「朝倉義景を討て」が11月1日に放送された。同回は織田信長(染谷将太さん)が、越前の朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)を討つため、出陣するところで終了。続けて、11月8日放送の第31回「逃げよ信長」の予告が公開されると、SNSでは「ついに来週、金ヶ崎の退き口」「次回:金ヶ崎がくる」「この後、超絶大ピンチになります」「さあ来週は面白いぞ」といった期待の声が次々と上がった。 「金ヶ崎の退き口」は、有名な信長の撤退戦で、予告には信長や光秀(長谷川さん)、木下藤吉郎(佐々木蔵之介さん)、朝倉義景、浅井長政(金井浩人さん)のほか、足利義昭(滝藤賢一さん)、摂津晴門(片岡鶴太郎さん)、駒(門脇麦さん)らの姿が映し出され、久々の登場となる徳川家康(風間俊介さん)や、お市(井本彩花さん)らしき女性の姿もあった。 「予告が濃ーーーいっ」「まって! 予告!! 情報過多!!!」「みんな出てきて楽しそうやわwww」「久々に戦だ、秀吉の見せ場」「金ヶ崎からの大脱走劇楽しみやね」「すごい編集の予告だったな、しびれたああああ」「次回から戦か~めっちゃ面白くなりそうだ!」とファンは盛り上がっていた。
<SNS反響>「俺たちの帰蝶P」5カ月ぶり再登場にファン歓喜 「朝倉をお討ちなされ」に“さすが”の声
2020/11/01
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第30回「朝倉義景を討て」が11月1日に放送され、女優の川口春奈さん演じる帰蝶が再登場し、ファンを喜ばせた。 川口さん演じる帰蝶は、4月12日放送の第13回「帰蝶のはかりごと」を境に、女軍師的な活躍を見せ、夫の信長(染谷将太さん)と父・斎藤道三(本木雅弘さん)による「聖徳寺の会見」を成功に導くなど、随所で敏腕プロデューサーぶりを発揮。ファンから「帰蝶P」と呼ばれ、人気を集めていたが、放送休止前の6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」を最後に出番がなく、「帰蝶ロス」も叫ばれていた。 第30回「朝倉義景を討て」が、8月末の放送再開後初、休止期間を挟んで約5カ月ぶりの登場となった。 劇中では、帰蝶と光秀(長谷川さん)の9年ぶりの再会が描かれ、帰蝶が、おいの斎藤龍興が朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)をそそのかし、美濃を取り返そうとしていることを憂い、信長に「朝倉をお討ちなされ」と進言したと光秀に伝えるシーンもあった。 SNSでは「帰蝶様キター」「久々の帰蝶様!」「帰蝶Pおかえり~!」「帰蝶Pさまお美しや」といった反応のほか、「帰蝶が好戦的すぎるぅ」「帰蝶Pによるシナリオか」「やはり帰蝶黒幕(ニヤリ)」「さすが俺たちの帰蝶P」 「帰蝶たんマジ蝮(まむし)の子」「帰蝶P『ユー、やっちまいな』」「帰蝶様、本当に何一つ変わっておられない」などの感想が次々と書き込まれた。
坂東玉三郎が語る「挑戦」 正親町天皇役「作り込まず、自然に」意識 信長との対面シーンは…
2020/11/01
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第30回「朝倉義景を討て」(11月1日放送)から、歌舞伎俳優の坂東玉三郎さん演じる正親町(おおぎまち)天皇が本格登場する。玉三郎さんは「大河ドラマは初出演で、私に務まるかどうか心配でしたが、いただいた役が正親町天皇という古典的な存在でしたので、演じることができるかなと思い、参加させていただくことになりました」と明かしている。 正親町天皇は第106代天皇。上洛(じょうらく)した織田信長(染谷将太さん)と絶妙な距離を保ちながら、没落した朝廷の存続を図る。ビジュアルのキャッチコピーは「美しく高貴な帝(みかど)」だ。 玉三郎さんは「正親町天皇は、高貴で美しい帝と呼ばれています。そこにはプレッシャーを感じていますが、なるべく作り込まず、自然に見えるようにできたらと思います。光秀(長谷川さん)の存在や信長の存在、動乱の世の中に対しても俯瞰(ふかん)して見ている、包み込むような存在でいることを心がけています」と話す。 また「天皇ですから、資料なども公開されておらず具体的にはつかみいくい役でもあります。今後は、どこまで正親町天皇として“居るだけで何かを感じさせる”ことができるかが課題だと思っていますし、挑戦だと感じています。こんな人がいたんだと、皆さんに納得してもらえるような人物になれたらいいなと思います」と語る。 さらに「第30回では、信長と初対面します。染谷くんとのシーンは楽しかったですね。芝居の間は、言葉を一言二言しか交わさなかったのですが、とても有意義な時間を過ごせました。彼は、これまでとは違った信長像を自分のものにされていると思います。正親町天皇と信長のやりとりにもぜひご注目いただきたいと思います」と視聴者に呼びかけていた。
大人気の川口春奈“帰蝶” 大河ドラマで何代目? 過去には松坂慶子、菊池桃子、内田有紀ら
2020/11/01
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第30回「朝倉義景を討て」(11月1日放送)に、女優の川口春奈さん演じる帰蝶が再登場する。前週第29回「摂津晴門の計略」(10月25日放送)の本編終了後に公開された第30回の予告には、以前と変わらぬ美しく、凛(りん)とした姿と、「それゆえ私は申し上げました。朝倉をお討ちなされと」のせりふがあり、視聴者を多いに喜ばせた。染谷将太さん扮(ふん)する織田信長とのセットという側面もありつつ、大人気キャラとなった帰蝶。大河ドラマでは川口さんよりも前に、どのような女優が演じてきたのか、おさらいしたいと思う。 ◇特集番組でも取り上げられた「国盗り物語」 松坂慶子の“美”が話題に 1963年に始まったNHK大河ドラマで、“戦国もの”とされるのは「麒麟がくる」を含めて20作ある。最初の“戦国大河”は1965年の「太閤記」。このときは稲野和子さんが帰蝶(濃姫、役名は濃[こい])を演じた。今から55年前の話である。 次に帰蝶(濃姫)が大河ドラマに登場したのは、1969年の「天と地と」。同作で上村香子さんが同役を務めると、1973年の「国盗り物語」では松坂慶子さんが濃姫に扮した。 「国盗り物語」は、司馬遼太郎原作で、斎藤道三、明智光秀、織田信長など「麒麟がくる」で中心をなす武将たちがこぞって登場。今年6月、「麒麟がくる」の休止期間中に大河ドラマ枠で放送された特集番組「『麒麟がくる』までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル」でも取り上げられ、視聴者からは「松坂慶子さんの帰蝶、キレイねー」「21才の松坂さん可愛い美しい」「松坂慶子さんのお若い頃がまぁなんとお可愛らしいこと」「昭和の美」といった声も上がっていた。 その後、1983年の「徳川家康」で藤真利子さん、1988年の「武田信玄」で麻生祐未さん、1992年の「信長 KING OF ZIPANGU」で菊池桃子さんが“帰蝶(濃姫)女優”として大河ドラマの歴史に名を刻み、2000年代に入ってからは、石堂夏央さん(2002年「利家とまつ」)、和久井映見さん(2006年「功名が辻」)、内田有紀さん(2014年「軍師官兵衛」)が演じてきた帰蝶(濃姫)。川口さんはちょうど10代目となる。 ◇付いたあだ名は「帰蝶P」 5カ月ぶり登場に高まる期待 川口さん演じる帰蝶は、4月12日放送の第13回「帰蝶のはかりごと」を境に、女軍師的な活躍を見せ、夫の信長と父・斎藤道三(本木雅弘さん)による「聖徳寺の会見」を成功に導くなど、随所で敏腕プロデューサーぶりを発揮。ファンから「帰蝶P」と呼ばれ、人気を集めていたが、放送休止前の6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」を最後に出番がなく、「帰蝶ロス」も叫ばれていた。 第30回「朝倉義景を討て」が、8月末の放送再開後初、休止期間を挟んで約5カ月ぶりの登場となる。予告を見た視聴者からは「おおっ! 次回は『帰蝶がくる』か?」「次回、やっと帰蝶が帰ってくる(泣)」「来週やっと帰蝶Pに会えるー!!」「随分待ったぞ!」といった歓喜と期待の声が上がっていたが、「京~伏魔殿編」へ突入したドラマに、川口春奈“帰蝶”がどんなアクセントを付けてくれるのか、今夜の放送は見逃せない。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。
芦田愛菜“ガラシャ”のビジュアル解禁! 光秀の心の支えとなる美少女の姿
2020/10/31
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、芦田愛菜さん演じるたまのキャストビジュアルが10月31日、公開された。 「細川ガラシャ」の名で知られる光秀(長谷川さん)の娘・たまは、天真らんまんな性格で、光秀の心の支えとなる美しき少女。場面写真を含めてビジュアルが公開されるのは今回が初で、キャッチコピーは「光秀の愛娘 のちの細川ガラシャ」となっている。
「テセウスの船」の“みきお少年” 柴崎楓雅が奇妙丸役で明日登場 信長と“奇縁”も?
2020/10/31
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に、子役の柴崎楓雅さんが出演していることが分かった。柴崎さんは、今年1月期に放送された連続ドラマ「テセウスの船」(TBS系)で主人公(竹内涼真さん)らを翻弄(ほんろう)する“みきお少年”を演じ、話題となった。「麒麟がくる」では、織田信長(染谷将太さん)の長男の奇妙丸(後の信忠)役で、11月1日放送の第30回「朝倉義景を討て」に登場する。 柴崎さんは2008年4月22日生まれ、東京都出身の12歳。大河ドラマ初出演で、「夏休みの宿題の歴史新聞で織田信長について調べていたとき、信長の長男である奇妙丸役で出演できると聞き、すごくうれしかったです」と明かす。 また「着物を着てのお芝居が初めてだったので、歩き方や座り方など初めは苦労しましたが、家でも練習を重ね撮影に備えました」と言う柴崎さんは、光秀役の長谷川さん、帰蝶役の川口春奈さんとも共演を果たし、「緊張していてあまりお話しができなかったのですが、撮影が終わり、スタジオを出たところに長谷川さんが待っていてくださり、『良かったよ』と肩にポンと手を置いてお話ししてくださり、うれしい思い出です」と振り返った。
<SNS反響>11月1日放送「帰蝶がくる」に視聴者歓喜 「やっと」「ついに」で「震えが止まらない」ファンも
2020/10/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第30回「朝倉義景を討て」(11月1日放送)の予告が10月25日に公開され、女優の川口春奈さん演じる帰蝶が再登場することが明らかになった。 川口さん演じる帰蝶は、4月12日放送の第13回「帰蝶のはかりごと」を境に、女軍師的な活躍を見せ、夫の信長(染谷将太さん)と父・斎藤道三(本木雅弘さん)による「聖徳寺の会見」を成功に導くなど、随所で敏腕プロデューサーぶりを発揮。ファンから「帰蝶P」と呼ばれ、人気を集めていたが、放送休止前の6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」を最後に出番がなく、「帰蝶ロス」も叫ばれていた。 第30回「朝倉義景を討て」が、8月末の放送再開後、初の出番となり、予告には以前と変わらぬ、美しく、凛(りん)とした姿が映し出され、「それゆえ私は申し上げました。朝倉をお討ちなされと」のせりふもあった。 SNS上では「おおっ! 次回は『帰蝶がくる』か?」「次回、やっと帰蝶が帰ってくる(泣)」「来週やっと帰蝶Pに会えるー!!」「随分待ったぞ!」といった歓喜の声が上がったほか、「予告に沸く、帰蝶Pクラスタ」「来週は帰蝶様出てくると聞いてすごくテンション上がる」「何より予告の帰蝶様に震えが止まらないっス」「予告の帰蝶様、相変わらずのようで何よりです」といった投稿も見られた。
長谷川博己“光秀”の目ヂカラすごくて「感動」 前久役・本郷奏多が対面シーン語る
2020/10/26
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第29回「摂津晴門の計略」が10月25日に放送され、本郷奏多さん演じる近衛前久(このえ・さきひさ)と長谷川さん扮(ふん)する光秀が対面した。 第29回は、将軍の御座所襲撃に怒った信長(染谷将太さん)は、京に将軍を守る城が必要だとして、独断で二条城の建設を始めてしまう。各地から資材を召し上げながら急ピッチで進む強引な工事に、幕府の摂津(片岡鶴太郎さん)の元には信長に対する多くの反発の声が届く。 ある日、伊呂波太夫(尾野真千子さん)から呼び出された光秀は、幕府に追われ、身を隠した近衛前久と対面する。前久は今の幕府には、己の私利私欲を満たすことしか頭にない連中ばかりであることを忠告。そして、本来は帝(みかど)を守るべき幕府の本分を見失っていることをほのめかすのだった……。 前久役の本郷さんは放送終了後、ドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「ずっと楽しみだった長谷川さんとのお芝居がやっとできました。前久が一方的にしゃべるシーンなのですが、その間、長谷川さんは一度もまばたきをせず、しかも目ヂカラがすごくて感動しました。長谷川さんの光秀にはカリスマ性があると思います」とシーンを振り返った。
<SNS反響>金井浩人“浅井長政”が肖像画に「似ている」の声? お市様登場にも期待
2020/10/26
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第29回「摂津晴門の計略」が10月25日に放送され、金井浩人さん演じる浅井長政(あざい・ながまさ)が初登場した。 浅井長政は小谷城城主。織田信長(染谷将太さん)と同盟を結んでいたが、土壇場で朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)につき、金ケ崎で信長を窮地に陥れる人物だ。劇中では、10月11日放送の第27回「宗久の約束」の時点で、信長の口から名前は語られていた。また、浅井長政に嫁いだ信長の妹・お市は、「第15回全日本国民的美少女コンテスト」グランプリの井本彩花さんが演じることも発表されている。 金井さん演じる浅井長政は第29回の終盤、二条城の完成を祝うシーンで登場。SNSでは「長政キター」「おおお浅井長政さまが」「てっきり浅井長政は出ないんじゃないかと思ってたけど、ちゃんと出てきたな!」などと視聴者は反応。「浅井長政、肖像画に似てないか?」「顔立ちが肖像画に近い浅井長政」「肖像画に似せてきたな、浅井長政」「長政、ガタイは良くないけど顔はかなり肖像画に寄せてるなあ」といった感想も多く、「んでお市様は?」「お市様は出ないのかな?」「お市は今のところ名前だけ?」「お市様も早く見てみたいな」といった声も上がっていた。
<SNS反響>“阿笠博士”緒方賢一登場でさすがの存在感 「聞き覚えのある声」に次々反応 トレンド入りも
2020/10/25
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第29回「摂津晴門の計略」が10月25日に放送され、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のアナライザーや「忍者ハットリくん」の獅子丸、「名探偵コナン」の阿笠博士などで知られるベテラン声優の緒方賢一さんが登場した。 緒方さんは2018年の「西郷(せご)どん」に続く、2度目の大河ドラマ出演で、僧正(そうじょう)役を務めた。同回の冒頭、将軍・義昭(滝藤賢一さん)に、信長(染谷将太さん)が推し進める二条城の建設による、寺の窮状を訴えると、最後は裏で結託する摂津(片岡鶴太郎さん)と目を合わせて“悪い顔”を浮かべてみせた。 少ない出番ながらさすがの存在感を発揮。SNSでは「大河ドラマから緒方賢一さんの声がしたぞNHK!!」「お坊さん、聞き覚えのある声だと思ったら緒方賢一さん!」「お坊さんの声、阿笠博士じゃね?と思ったらホントに緒方賢一さんだった」「なんて特徴的な声なんだと思ったら、やっぱり緒方賢一さんじゃねーか」「緒方賢一さんじゃない?と思ったら緒方賢一さんだった。声の存在感すごい」といった声が次々と上がり、ツイッターでは「緒方賢一さん」がトレンド入りした。
次週ついに川口春奈“帰蝶”が再登場! 変わらぬ凛とした姿で「朝倉をお討ちなされと」
2020/10/25
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第30回「朝倉義景を討て」(11月1日放送)の予告が10月25日に公開され、女優の川口春奈さん演じる帰蝶が再登場することが明らかになった。 川口さん演じる帰蝶は、4月12日放送の第13回「帰蝶のはかりごと」を境に、女軍師的な活躍を見せ、夫の信長(染谷将太さん)と父・斎藤道三(本木雅弘さん)による「聖徳寺の会見」を成功に導くなど、随所で敏腕プロデューサーぶりを発揮。ファンから「帰蝶P」と呼ばれ、人気を集めていたが、放送休止前の6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」を最後に出番がなく、「帰蝶ロス」も叫ばれていた。 第30回「朝倉義景を討て」が、8月末の放送再開後、初の出番となり、予告には以前と変わらぬ、美しく、凛(りん)とした姿が映し出され、「それゆえ私は申し上げました。朝倉をお討ちなされと」のせりふもあった。
ベテラン声優・緒方賢一が2度目の大河 第29回に「僧正」役で登場
2020/10/25
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第29回「摂津晴門の計略」(10月25日放送)に、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のアナライザーや「忍者ハットリくん」の獅子丸、「名探偵コナン」の阿笠博士などで知られるベテラン声優の緒方賢一さんが出演していることが分かった。 緒方さんは2018年の「西郷(せご)どん」に続く、2度目の大河ドラマ出演で、第29回に「僧正」役で登場する。「『西郷どん』に続き『麒麟がくる』に出演の機会をいただき、役者として、さらに精進の必要を感じました」と振り返っている。
“摂津晴門”片岡鶴太郎が見せる期待通りの悪役ぶり 「幕府のラスボス」を多彩に表現
2020/10/25
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に、摂津晴門(せっつ・はるかど)役で出演している片岡鶴太郎さん。10月18日放送の第28回「新しき幕府」に初登場すると、即座に「あっ、コイツは絶対に悪いヤツだ」と思わせる、期待通りの悪役ぶりを披露し、視聴者からも「さすが!」の声が上がった。第28回から本格的にスタートした「京~伏魔殿編」の盛り上がりの一翼を間違いなく担う、“分かりやすい悪”摂津役の片岡さんに求められたものとは……。 ◇信長から罵倒され、分かりやすく復讐を誓った摂津晴門 摂津晴門は幕府政所頭人。義輝(向井理さん)、義昭(滝藤賢一さん)にいたるまで室町幕府の執務を取り仕切る。幕府の存続を第一に考える保守的な人物で、信長(染谷将太さん)とともに上洛(じょうらく)した光秀(長谷川さん)と幕府のありようをめぐって、ことあるごとに対立する。ビジュアルのキャッチコピーは「老獪(ろうかい)な室町幕府官僚」だ。 初登場となった第28回で、新たに将軍の座についた義昭が三好勢に襲撃を受けた際の幕府の対応に激怒した信長から罵倒された摂津。その場では慌てふためき縮こまってみせたが、裏では信長に対して「成り上がりの分際で、満座でわしに恥をかかせおった。今に見ておれ~、一泡吹かせて、見せようぞ~」と分かりやすく復讐(ふくしゅう)を誓っていた。 片岡さんも自身の役どころを「プロデューサーの方からは、『今回悪役です』と言われました。物語のステージが変わっていく中で、後半戦の盛り上がりの1パートをご指名いただいた感じがします」ときっちりと認識していた。 ◇抜き差し、小芝居で“単調さ”回避 求めたのは「多彩な表現の積み重ね」 「麒麟がくる」の チーフ演出・大原拓さんは、今回の摂津を「幕府のラスボス」と位置づけた上で、片岡さんのことを「鶴太郎さんとは10年近く、仕事でご一緒してきて、その都度(演技を)変えてくれる。コメディーの部分とシリアスな部分を巧みに使い分けることができる」と評価する。 また「基本的にはシリアスで、常にそこに何か裏があるというふうに見せていきたいと、鶴太郎さんとは話しました」といい、「(2014年の大河ドラマ)『軍師官兵衛』のときは、変わり身の早い、どっちつかずの、優柔不断な小寺政職(こでら・まさもと)を演じていただきましたが、今回は悪い人で一本。ただ悪い人をストレートに演じてしまうと単調になってしまうので、悪い人を前面に出しつつ、抜き差し、小芝居含めて、いろいろな表情と表現をしてもらいたくて。すでに28回の中には、ジトーッとした感じから、おびえたり、ギラついたり、三つ、四つの表現があって、そういった要素を積み重ねていってほしいとお願いしました」と明かす。 さらに大原さんは「壊して改革していく」信長や光秀に対しての、「壊されてたまるか」という“古き摂津晴門”を「楽しんでもらえたら」と語った。 10月25日放送の第29回の副題は、そのものズバリな「摂津晴門の計略」。片岡さんが多彩な表現で見せる「幕府のラスボス」摂津晴門の悪役ぶりに、引き続き注目だ。
「美しく高貴な帝」爆誕! 坂東玉三郎“正親町天皇”ビジュアル解禁
2020/10/24
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、坂東玉三郎さん演じる正親町(おおぎまち)天皇のキャストビジュアルが10月24日、公開された。 玉三郎さんはテレビドラマ初出演。演じる正親町天皇は第106代天皇。上洛(じょうらく)した織田信長(染谷将太さん)と絶妙な距離を保ちながら、没落した朝廷の存続を図る。ビジュアルのキャッチコピーは「美しく高貴な帝(みかど)」だ。
10月25日放送第29回 浅井長政が初登場! 「名前のみ」前々回で…
2020/10/24
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第29回「摂津晴門の計略」が10月25日に放送され、金井浩人さん演じる浅井長政が初登場する。 浅井長政は小谷城城主。織田信長(染谷将太さん)と同盟を結んでいたが、土壇場で朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)につき、金ケ崎で信長を窮地に陥れる……。 浅井長政の名前は、第27回「宗久の約束」(10月11日放送)で信長の口からすでに語られていて、SNSでは「浅井長政キターー」「おお! 浅井家ここでくるか」「戦国時代の浅井をアザイと発音してくれるの大好物です」「浅井様はせりふに出てきただけ? 登場ある?」などとファンが盛り上がっていた。
<SNS反響>松永久秀と茶道具にSNS沸く 「出た!九十九茄子」「爆死フラグ」「確実に爆破コース」…
2020/10/18
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第28回「新しき幕府」が10月18日に放送され、松永久秀(吉田鋼太郎さん)が、光秀(長谷川さん)を相手に、信長(染谷将太さん)に献上した“茶道具”についてうれしそうに話すシーンがあり、視聴者を喜ばせた。 松永久秀の最期は、茶道具と共に爆死したとも言われ、「麒麟がくる」でも“爆死”が期待されていて、ファンから「ボンバーマン」というあだ名も付けられてきた。この日は「九十九茄子」の写真もインサートされ、SNSでは「茶器キターー」「キャッキャウフフの茶器!!」「ここで九十九茄子」「出た!九十九茄子」「九十九茄子の茶器が出ました。爆死フラグの第一歩です」「もうダメだ、この松永久秀は確実に爆破コースだ(笑)」と盛り上がりを見せた。 第28回は、足利義昭(滝藤賢一さん)がついに上洛(じょうらく)を果たし、勢いに乗った織田軍は、周囲の三好勢を一掃。光秀も活躍が認められ、将軍奉公衆に取り立てられる。先の将軍・義輝(向井理さん)暗殺に関与していた疑いのある松永の処分を巡り、織田側と三淵(谷原章介さん)ら奉公衆の意見が割れる。 義昭は信長の意見に従うといい、その代わりに幕府の政務を、代々将軍に仕えてきた摂津晴門(片岡鶴太郎さん)に任せることを認めてほしいという。光秀と藤孝(眞島秀和さん)は、幕府を腐らせてきた張本人ともいえる摂津の再起用に胸騒ぎを覚える……というストーリー。
<SNS反響>光秀の中に生まれた「初めての違和感」 “信長と石仏”の狙いは… 「比叡山」「本能寺」への布石?
2020/10/18
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第28回「新しき幕府」が10月18日に放送され、二条城築城の際に持ち込まれた石仏の頭を、信長(染谷将太さん)が何のちゅうちょもなくたたくシーンがあり、視聴者の関心を誘った。 持ち込まれた石仏は二条城の石垣にされたとし、同回の最後では胴と首が切り離された石仏の無残な姿も映し出された。SNSでは「さすが神仏恐れぬ信長」「信長の闇の部分がw」「あー石仏ぺちぺちして、仏罰全く信じないノッブ怖い」「信長の仏嫌いが出てきた」「焼き討ちの布石ぃ!!」「比叡山のフラグキター」などと視聴者は反応。また、そんな信長の姿を目にした光秀(長谷川さん)の表情にも注目し、「仏像を壊すことを何とも思わない信長に違和感を持つ光秀」「信長に違和感マシマシの十兵衛」「宗教観の違いが、十兵衛が信長に対して抱いた最初の違和感なんですね」「こらから十兵衛の信長に対する違和感が着々と積み重なっていくんだろうなぁ」といった意見も数多く見られた。 「麒麟がくる」の チーフ演出・大原拓さんは、「今までも描いてはいるのですが、信長のちょっと常識と離れている部分。そういったものが今後、確実に出てくる」と前置きし、「光秀がふと何気ないシーンの中で覚える違和感。こういったものが徐々に2人のズレになっていく、その第一歩となる伏線」と“信長と石仏”シーンを位置づける。 さらに大原さんは、光秀と信長を「全てが一心同体なのかっていうと必ずしもそうじゃない」とした上で、「光秀が信心深いからとかいうわけでもなく、単純に一般的な感覚として“アレっ?”ってなる。今後の『比叡山焼き討ち』とかにもつながっていく部分を表現したかった」と説明。最後に「もちろん、『本能寺の変』への第一歩とか、実はそういう狙いもあります」と付け足した。 第28回は、足利義昭(滝藤賢一さん)がついに上洛(じょうらく)を果たし、勢いに乗った織田軍は、周囲の三好勢を一掃。光秀も活躍が認められ、将軍奉公衆に取り立てられる。先の将軍・義輝(向井理さん)暗殺に関与していた疑いのある松永(吉田鋼太郎さん)の処分を巡り、織田側と三淵(谷原章介さん)ら奉公衆の意見が割れる。 義昭は信長(染谷将太さん)の意見に従うといい、その代わりに幕府の政務を、代々将軍に仕えてきた摂津晴門(片岡鶴太郎さん)に任せることを認めてほしいという。光秀と藤孝(眞島秀和さん)は、幕府を腐らせてきた張本人ともいえる摂津の再起用に胸騒ぎを覚える……というストーリー。
<インタビュー>義昭は“軽いみこし” 滝藤賢一「信長との関係性がどこで狂うのか、楽しみ」
2020/10/18
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)は、10月18日放送の第28回「新しき幕府」から「京~伏魔殿編」が本格的にスタートする。足利義昭を演じる滝藤賢一さんは、「上洛(じょうらく)後、義昭は幕府の中でさまざまな策略に翻弄(ほんろう)されていきます。義昭は“軽いみこし”で、みんな将軍家を軽視しているので、誰も義昭の言うことを聞きません」と明かす。一方で、「この後、その中で各大名をまとめて信長(染谷将太さん)を追い込んでいきますが、信長との関係性がどこで狂うのか、信長を討つ覚悟が義昭の中にいつできるのか楽しみです」と期待する滝藤さんが、今後の役どころについて語った。 10月11日放送の第27回「宗久の約束」で信長と共に上洛を果たした義昭。滝藤さんは、「義昭はとても信長に心酔しており、信長のことを今のところ全く悪く思っていません。今後、信長包囲網をやることが心配になってきました」としながらも、「信長役の染谷君とお芝居するのはとても楽しいです。見透かされているような、何を考えているか分からないような目つきをしていたり、言葉とは裏腹な部分の駆け引きがとても面白いですね」とうれしそうに話す。 また、滝藤さんによると義昭は「とても孤独な人。頼る人がいません」で、「義昭を将軍にしておけば好き勝手できるとみんながそう思っている中で、唯一本音で話してくるのが光秀(長谷川さん)と駒(門脇麦さん)だけで、義昭も本音を言えるのはその2人だけだと思っています」と役の気持ちを代弁。 さらに、義昭と光秀との関係性を「自分の利益ではなく麒麟がくる世の中にするために努力する、光秀の真っすぐや純粋さに共感したのではないでしょうか」と推測し、「義昭は最後まで覚慶を捨てず、ずっと純粋なお坊様のままでいると思います」と予想していた。
駿河太郎“筒井順慶”ビジュアル解禁 「大和の大名 松永のライバル」
2020/10/17
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、駿河太郎さん演じる筒井順慶のキャストビジュアルが10月17日、公開された。 筒井順慶は、もと大和興福寺の衆徒。代々大和土着の豪族であり、大和を支配下に置こうとする松永久秀と対立。間に入る光秀と接近する。後に光秀の与力となるが、史実では本能寺で光秀を裏切る。ビジュアルのキャッチコピーは「大和の大名 松永のライバル」だ。
麒麟がくる「全能感」も? 染谷将太、「怖いもの知らずになっていく」信長を語る
2020/10/17
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)は、10月18日放送の第28回「新しき幕府」から「京~伏魔殿編」が本格的にスタートする。「信長はどんどん力をつけて強くなっていく中で、“全能感”といいますか、怖いもの知らずになっていきます。戦に勝ってみんなから褒められることがうれしいという点はこれまでと変わりませんが、自分の目標だけにまい進していきます」と明かす、織田信長役の染谷将太さんが今後について語った。 10月11日放送の第27回「宗久の約束」で上洛(じょうらく)した信長。染谷さんは「演じていて一番感じたのは、光秀(長谷川さん)への信頼でした。光秀に言われたことをやって悪い思いをしたことがないので、光秀に対して絶大な信頼を置いています。また道三が『大きな世を作る』と言ったことに対して、信長自身も大きな世を作りたいという思いが強まり、更に上洛によって『大きな世を自分で作る』という大きな野望に向かっていったと思います」と話す。 一方で、信長が「少し前までは戦で仲間が死んで悲しいという感情もありましたが、今はそういう感情も欠けていっている気がします」とも感じていて、「これから、信長と足利義昭(滝藤賢一さん)との関係性が描かれていきますが、この2人は本当に正反対な考え方を持っています。信長には大きな目標がありますが、それは将軍のそばにいて、幕府を使わないと実現できないと分かっていて、義昭を利用しているという印象が現段階では強いです」と語る。 また、義昭に対しては「僕はずっと『信長はピュアな人間として演じています』と言い続けてきたのですが、滝藤さん演じる義昭を見て、はるかに恐ろしいピュアさを感じました(笑い)」といった印象を抱いていて、「戦のためのお金を見ても、『これで何人もの命が救える』と、キラキラした目でおっしゃるので、信長と義昭のピュアさの方向性は違いますが、義昭は恐ろしいほどピュアな将軍だと思いました」とも告白。 さらに「信長を演じるのはすごく楽しいです」と改めて実感する染谷さんは、「今回の信長は、分かりやすい悪役ではなく、一人の人間として丁寧に描かれています。ただ暴走するのではなく、そこにはちゃんと動機があり、過去のトラウマなどのさまざまな力が加わって、信長がどんどん止められない存在になっていきます。最後までちゃんと信長を全うしたいなと思います」と気を引き締めていた。
「3年A組」「エール」出演の望月歩が細川忠興役
2020/10/16
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが発表され、同局の連続テレビ小説「エール」で福島・川俣銀行の行員・松坂寛太を好演した望月歩さんが出演することが分かった。 望月さんは、菅田将暉さん主演で話題となっ2019年の連続ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)にも生徒役で出演していた。 「麒麟がくる」では、細川藤孝(眞島秀和さん)の嫡男で、光秀(長谷川さん)の次女・たま(芦田愛菜さん)をめとる細川忠興役。望月さんは「視聴者側として見てきた『麒麟がくる』に携わらせていただけることが本当に幸せです。やはり大河ドラマなので緊張していますが、精いっぱいやらせていただきます」とコメントを寄せた。
“仮面ライダー龍騎”須賀貴匡が斎藤利三役 本能寺の変で光秀と運命を共に「胸が高鳴っております」
2020/10/16
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが発表され、2002~03年に放送された特撮ドラマ「仮面ライダー龍騎」で主人公の城戸真司(仮面ライダー龍騎)を演じた須賀貴匡さんの出演が明らかになった。 須賀さんは2015年放送の「花燃ゆ」以来、5年ぶりの大河ドラマ出演で、斎藤利三を演じる。 斎藤利三は、光秀の家臣に加わる美濃の武士。稲葉良通の元にいたが、横暴な稲葉から逃げてくる。本能寺の変では、光秀と運命を共にする……。 須賀さんは「また伝統のあるこの現場に帰ってくることができ、胸が高鳴っております。明智家の重臣である斎藤利三。長谷川さん演じる光秀を支え、番組のクライマックスに向け、物語を盛り上げていく一員となれれば幸いです」と話している。
HiHi Jets井上瑞稀が織田信忠役で初大河 染谷将太“信長”の長男「必死に食らいついていけたら」
2020/10/16
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが発表され、ジャニーズJr.の人気グループ「HiHi Jets(ハイハイジェッツ)」の井上瑞稀さんの出演が明らかになった。井上さんは初の大河ドラマで、織田信長(染谷将太さん)の長男の織田信忠を演じる。 信忠は信長の後継者。帰蝶に育てられる。井上さんは「歴史のある大河ドラマに出演できることが本当に夢のようでうれしく思います。父親役である染谷将太さんはじめ、素晴らしい役者さんたちに囲まれ、必死に食らいついていけたらなと思っております。正直不安もありますが、自分の夢でもあった大河ドラマに初めて出演させていただくので、とにかく精いっぱい演じさせていただき、これを機に役者としてもさらに大きく成長したいなと思っています。頑張ります!!」と力強くコメントしている。
芦田愛菜がガラシャ役で出演 9年ぶりの大河ドラマ 武田信玄に石橋凌
2020/10/16
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが発表され、女優の芦田愛菜さんが「細川ガラシャ」の名で知られる光秀(長谷川さん)の娘・たまを演じることが分かった。芦田さんは2011年放送の「江 姫たちの戦国」以来、9年ぶりの大河ドラマ出演となる。 たまは光秀の娘で岸の妹。天真らんまんな性格で、光秀の心の支えとなる美しき少女。芦田さんは「今回演じさせていただくたまは、戦国時代の女性の中で、私の憧れでした。初めて彼女のことを知ったとき、自らの散り際をわきまえた、とても潔い最期に意思の強さを感じ、心惹(ひ)かれたことを覚えています。そんなたまを演じられると聞いたときは、心からうれしく思いました。芯を強く持ち、そしてどんなことがあっても、大好きな父・光秀を慕い、優しく、温かく支える存在として、精いっぱい演じることができれば、と思っております」と意気込んでいる。 芦田さんのほか石橋凌さん、石橋蓮司さん、須賀貴匡さん、銀粉蝶さん、加藤清史郎さん、同局の連続テレビ小説「エール」に出演していた望月歩さん、ジャニーズJr.の人気グループ「HiHi Jets(ハイハイジェッツ)」の井上瑞稀さんの出演も発表された。石橋凌さんが武田信玄、石橋蓮司さんが三条西実澄、須賀さんが斎藤利三、銀粉蝶さんが羽柴秀吉の母・なか、加藤さんが誠仁親王、望月さんが細川忠興、井上さんが織田信忠を演じる。
光秀に選択迫った信長 “答え”に対する胸の内… 染谷将太の見解は「信頼揺るがず」
2020/10/13
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第27回「宗久の約束」が10月11日に放送され、織田信長(染谷将太さん)が光秀(長谷川さん)に、足利義昭(滝藤賢一さん)に仕えるのか、自分の家臣となるのか、選択を迫るシーンが描かれた。 「今一つ大事なことがある」「この後のことに関わることじゃ」と切り出し、「今それを決めよ」と選択を迫った信長に対して、光秀の答えは「私の心は決まっております。将軍(義昭)のおそばに参ります」。そこで信長は「残念だが、分かった。以後、そのように扱う。よいな」と言い残して去って行く……という展開だった。 SNSでは「【悲報】ノッブ、十兵衛たんにフラれるw」「信長さん光秀にフラれたねぇ」「すごいな。目だけでがっかりしたのが分かった」などの声が上がったものの、信長役の染谷さんはドラマの公式ツイッターで、「自分の家臣になれと言って光秀に断られる。将軍のそばに行きたいと言われるのは、何となく分かっていたのだと思います」とコメント。 その上で「誘いを断られても、信長の光秀に対する信頼感は何一つ揺るがないはず。ともに“大きな世をつくる”という野望でつながっていますから」と語った。
陣内孝則、“お金が大好きなアウトレイジ”今井宗久語る 俳優人生「最高のシーン」も
2020/10/11
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、堺の豪商にして当代髄一の茶人の一人、今井宗久を演じている陣内孝則さん。今井宗久について「まず監督に言われたのが『お金が大好きなアウトレイジ』を演じてほしいということでした」と話す陣内さんは、「武家商人であり茶人ですので、戦国時代を生き抜く強さと、物事に動じない品性のようなものを演じることができたらと思っています。影ながら時代をプロデュースしているフィクサー感を出していきたいです」と意気込んでいる。 駒(門脇麦さん)の丸薬「芳仁丸」のスポンサーになったことから、光秀(長谷川さん)と知己を得る宗久。10月11日放送の第27回「宗久の約束」では、お茶をたてながら長ぜりふを言うシーンがあるといい、「コロナ禍で撮影が中断したため、そのシーンの収録まで3カ月くらい時間がありましたので、家ですごく練習しました。どう転んでもせりふは忘れないというくらい、マネジャーを相手に練習もしまして、この1シーンで舞台以上に練習しました」と陣内さんは笑顔で明かす。 さらに「茶道指導の先生の所作は一朝一夕では出せない深みがあり、そこには及びませんが、僕の俳優人生の中では最高のシーンになっているのではないかと思います」と自信をのぞかせ、「ぜひご注目いただきたいと思います」とアピールしていた。 第27回「宗久の約束」は、美濃で盛大な歓迎を受ける足利義昭(滝藤賢一さん)。しかし、織田信長(染谷将太さん)は、戦にまるで興味のない様子の義昭を不安に思う。一方、光秀は上洛(じょうらく)にあたり、三好勢の兵力と朝廷側の意向を探るため、京へと向かう。 駒を頼り、事情をよく知る伊呂波太夫(尾野真千子さん)の元へ。三好は今井宗久をはじめとする堺の豪商と強固なつながりがあり、その財力が強さになっているという。宗久の名前を聞いた駒は、かつて丸薬を商売にしないかと持ち掛けてきた商人のことを思い出し……と展開する。
「どんどん良くなる」ユースケ“朝倉義景” 演出も感心した「すべてそぎ落とした芝居」
2020/10/11
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に、越前の戦国大名・朝倉義景役で出演しているユースケ・サンタマリアさん。第18回「越前へ」(5月17日放送)で初登場すると、狡猾(こうかつ)で、のらりくらりと腹の底が読めない義景を体現し、視聴者からは、回を重ねるごとに「どんどんと良くなっていっている」との声が多数上がっている。 そんなユースケさん扮(ふん)する朝倉義景を、第26回「三淵の奸計(かんけい)」(10月4日放送)では、「溺愛する嫡男の阿君丸(くまきみまる)が何者かに毒を盛られて命を落とす」という悲劇が襲った。同回の演出を手掛けた深川貴志さんによると、今朝まで元気だった子の亡骸(なきがら)と義景が対面するシーンでは、「具体的な指示は出さず、ユースケさんの感じるままに演じてもらいました」と言う。 さらに「このシーンでは、いろいろな芝居ができると思います。たとえば泣きながら拳で床をたたくとか……。でもユースケさんは大げさな芝居はせず、何が何だか分からないという父親の感情をストレートに表現してくれました」と感心。 最後に「過剰なことをすべて削ぎ落とした芝居が逆に生々しくリアルに感じられ、悲しみが増し、見ていてつらかったです」と語った。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。
朝倉義景の上洛を「論外」と断言 光秀は本当に酒に酔っていた? 言動の真意は…
2020/10/10
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第26回「三淵の奸計(かんけい)」が10月4日に放送された。この日は上洛(じょうらく)をめぐって朝倉家の“いざこざ”が描かれ、宴(うたげ)の席で義景(ユースケ・サンタマリアさん)から意見を求められた光秀(長谷川さん)が、一乗谷の市(場)に物があふれかえっていることなどを理由に「上洛をして戦をするなど論外かと」とはっきりと口にする場面があった。視聴者の関心を誘った同シーンだが、光秀は本当に酒に酔っていたのか……。 同回の演出を手掛けた深川貴志さんは、「光秀は本来、三淵(谷原章介さん)や将軍の奉公衆たちが考えているように、朝倉と織田が手を組んで義昭(滝藤賢一さん)を上洛させるのがよいと思っていたはずです。しかし、朝倉家家老の山崎(榎木孝明さん)がわざわざ訪ねてきて、直接的には言わないまでも、『身内の多くが上洛には反対しているので、殿に思いとどまるように言ってほしい』ということを暗に伝えます。そのような管理下の中、光秀は宴の席でどのように振る舞えばいいのか? (光秀役の)長谷川さんにはとても難易度の高いお芝居を要求することになりました」と振り返る。 また「リハーサルの前、長谷川さんから『結構、酔って話そうと思います』という提案がありました。その芝居をリハーサルで見せてもらうと、すごく良かった」と明かした上で、「普通なら、(私なら)ウソをついたりしてうまく乗り切ろうと考えそうな場面ですが、光秀は一つのウソもつかなかった。自分の調べた情報に対しても、義景・景鏡(手塚とおるさん)・山崎・三淵の誰に対しても、全くウソを言っていないのです。その正直な意見は、一見、山崎や景鏡の側に立っているように見えて、しかしその一方で義景を力強く奮い立たせているように感じました」とも告白。 光秀は本当に酒に酔っていたのか否かについては、「さて、本当に酔っ払っていたのでしょうか。本当に酔っ払っているようにも見えるし、酔っ払っているフリをしているようにも見える」と明言を避けながらも、「光秀は義景、景鏡の会話をしっかりと聞き、顔を見つめて考えていました。私は酔っ払っているフリをしたと思っています。一つのウソもついていない男が、義景に上洛を促すためにとった作戦だったのではないでしょうか」と結論づけていた。
<SNS反響>手塚とおる“朝倉景鏡”を視聴者歓迎 クセ強めで「いい感じにいやらしい」「似合いすぎてヤバい」
2020/10/05
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第26回「三淵の奸計(かんけい)」が10月4日に放送され、手塚とおるさん演じる朝倉景鏡(あさくら・かげあきら)が初登場した。 クセの強い役を数多く務め、“怪優”などと呼ばれる手塚さんは今回が初の大河ドラマ。演じる景鏡は朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)のいとこで家臣。朝倉家臣団の中でも最もクセのある人物とされる。 第26回では早速、義昭(滝藤賢一さん)の元服と上洛(じょうらく)を一つの流れとする義景に異を唱えると、裏では朝倉家臣の山崎吉家(榎木孝明さん)、足利に仕える三淵藤英(谷原章介さん)と“密会”。怪しい動きで視聴者の関心を誘った。 SNS上では手塚さんの大河デビューと景鏡の登場を「出た! 手塚とおるさん!!」「やったー! うさん臭い手塚とおるだ!」「出ました悪そうな朝倉景鏡」などと歓迎。「また手塚とおるこんな役か」「さすがとおるちゃん、イラっとするw」「いい感じにいやらしい」「短い場面でも印象に残るからやっぱり手塚とおるさんすごいわー」「朝倉景鏡に手塚とおるってキャスティングが似合いすぎてヤバイw」と好評だった。
“成り上がり“信長を異常なほど嫌悪 “朝倉義景”ユースケ・サンタマリアが語る
2020/10/05
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第26回「三淵の奸計(かんけい)」が10月4日に放送された。この日は上洛(じょうらく)をめぐって朝倉家のいざこざが描かれたが、朝倉義景役のユースケ・サンタマリアさんは、同回の放送終了後に公式ツイッターでコメントを発表。「異常なほど信長のことを嫌ってますね。生まれた時からお金も地位もある義景からすると、成り上がって自分と同じ地位にきたヤツは許せないと感じると思うんですよ。『成り上がり者の信長ごときが』と劇中で何度言ったことか。しかも本当に嫌そうな顔で(笑い)」と振り返った。 第26回は、足利義昭(滝藤賢一さん)を奉じ、織田信長(染谷将太さん)と共に上洛を決めた義景だったが、その気まぐれな言動から、光秀(長谷川さん)、三淵藤英(谷原章介さん)らは次第に不安を感じるようになる。義景の家臣や一族が決して一枚岩ではない様子を見るにつけ、このままでは上洛るように訴える。 やがて義昭、三淵、細川藤孝(眞島秀和さん)は越前から信長のいる美濃に向かうことを決意。藤孝が持参した義昭からの文の内容に義景は怒り、義昭らを美濃に行かせまいとした矢先、義景の子・阿君丸(くまぎみまる)が何者かに毒を盛られて命を落とす……という展開だった。
<SNS反響>いきなりネチネチ全開 小籔千豊“二条晴良役”登場 本郷奏多“近衛前久”と顔芸対決も
2020/10/04
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第26回「三淵の奸計(かんけい)」が10月4日に放送され、小籔千豊さん演じる二条晴良が登場した。 二条晴良は二条家の当主。永禄11(1568)年より、関白職。公家同士の力関係の中で、近衛前久(本郷奏多さん)と対立する。小籔さんは大河ドラマ初出演で、ドラマの公式ツイッターでは第26回の放送前「大河ドラマに呼ばれるとは思っていなかったので驚いています。演じるのは、公家のお偉いさんで、近衛前久のことが大嫌いという役どころ。なので、公家らしく上品にネチネチいじめたいと思います(笑い)」とコメントを寄せていた。 その言葉通り、冒頭から前久が推挙した第14代将軍・足利義栄(一ノ瀬颯さん)が、病により京に来られないことをやり玉に挙げ、前久にネチネチと嫌みを言うシーンが登場。「二条晴良座長アバンから登場」「小籔さん、嫌な役やらせたらあうよねw」「しとるしとる、ネチネチしとる」「小藪、トップギアでネチネチ(笑)」とファンを喜ばせたほか、互いに悪い顔を浮かべて火花を散らす最後の顔芸対決には、「悪い顔、たまらないな」「半沢直樹に影響受けたわけじゃないやろうけど顔芸」「室町時代の半沢直樹が始まったかと思った」などとTBS系の大ヒットドラマを引き合いに盛り上がりを見せた。
<SNS反響>衝撃展開? 阿君丸を襲った“悲劇”… 「これは不憫」「さすがにかわいそう」「戦国怖ぇぇ!」
2020/10/04
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第26回「三淵の奸計(かんけい)」が10月4日に放送され、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)の子・阿君丸(くまぎみまる)をある悲劇が襲った。 第26回は、足利義昭(滝藤賢一さん)を奉じ、織田信長(染谷将太さん)と共に上洛(じょうらく)を決めた義景だったが、その気まぐれな言動から、光秀(長谷川さん)、三淵藤英(谷原章介さん)らは次第に不安を感じるようになる。義景の家臣や一族が決して一枚岩ではない様子を見るにつけ、このままでは上洛をしても三好勢と十分に戦えないと判断した光秀は、信長を訪ね、単独で上洛をするように訴える……。 この日は手塚とおるさん演じる朝倉景鏡(あさくら・かげあきら)が初登場。義景の上洛に異を唱える景鏡と朝倉家家臣の山崎吉家(榎木孝明さん)、三淵の“密会”も描かれた。また義昭、三淵、細川藤孝(眞島秀和さん)は越前から信長のいる美濃に向かうことを決意。藤孝から文を受け取った義景は怒り、義昭らを美濃に行かせまいとした矢先、悲劇は起きた。 まさに大人たちの都合により、毒を盛られて命を落とした阿君丸。SNSでは「ああ……可愛い阿君丸君……」「やりやがった…」「やり口がゲスすぎる……」「これは不憫(ふびん)……」「さすがにかわいそう、、、」などと視聴者は反応。さらに「忘れたころにやってくる毒殺」 「麒麟いち残虐なシーン」「あかんよ。三淵はん、山崎はん 」「このためにチュー太郎とか言って無邪気なところを見せてたのか」「戦国怖ぇぇ!」などと衝撃を与えたほか、「久々に悪いタニショー来た」「来週もドロドロそう(いいぞもっとやれ)」といった感想も書き込まれていた。
“怪優”手塚とおる 朝倉景鏡役で満を持して大河デビュー 今回もクセ強め?
2020/10/04
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第26回「三淵の奸計(かんけい)」から手塚とおるさん演じる朝倉景鏡(あさくら・かげあきら)が登場する。クセの強い役を数多く務め、“怪優”などと呼ばれる手塚さんが、満を持して大河デビューを果たす。 景鏡は朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)のいとこで家臣。朝倉家臣団の中でも最もクセのある人物とされる。手塚さんは「30年以上お芝居をしていて、初のNHK大河ドラマ出演になります。長谷川博己さんはじめ、ほかのすばらしい出演者の皆様に負けない様に存分に楽しもうと思っております」と意気込んでいる。
<インタビュー>一ノ瀬颯 初大河「麒麟がくる」で足利義栄役 せりふなしも「将軍の矜持」体現 戦隊の名に恥じないよう…
2020/10/03
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第25回「羽運ぶ蟻(あり)」が9月27日に放送され、一ノ瀬颯(いちのせ・はやて)さん演じる足利義栄が初登場した。3月1日まで放送されたスーパー戦隊シリーズ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(テレビ朝日系、2019~20年放送)でリュウソウレッド/コウを演じ、人気を博した一ノ瀬さんは今回が初の大河ドラマ。第25回ではわずかなシーンで、言葉を発することもなかったが、ファンから「リュウソウレッド君、イメージ違う」「一ノ瀬君、立派になって…」「将軍になったのかコウ」「一ノ瀬君はほんと眼力すごいよね」などと大きな反響があった。出演が決まったときの心境を「本当に役者としてうれしいことで、この上なく喜ばしいことなんだって感じました」と明かす一ノ瀬さんに話を聞いた。 ◇今までにない重圧や怖さを感じながら… 監督にほめられたシーンとは? 一ノ瀬さんは1997年4月8日生まれ、東京都出身の23歳。「騎士竜戦隊リュウソウジャー」が俳優デビュー作で、“戦隊”終了からわずか半年で大河初出演を果たした。一ノ瀬さんは「大河ドラマはみんなが出たいと思っている作品だと思いますし、そこに選んで使っていただけるってことが本当にありがたくて。今までよりも幅広い年齢の方々に見ていただける機会になると思ったので、今の僕の力で何か残せるものがあればという気持ちで臨ませていただきました」と話す。 足利義栄は、阿波にいる義輝・義昭兄弟のいとこ。覚慶(義昭)に対抗する将軍候補として三好義継らにかつがれるが……という役どころだ。演じるにあたっては「『足利氏』というのは誰もが知っている名前なので、それを背負って、役の話ではありますが『将軍』になるということで、今までにない重圧や怖さを感じました。そこも含めて貴重な体験になると思ったので、自分らしく楽しみながらできたらということをすごく意識しました」という一ノ瀬さん。 さらには「義栄は病に冒されながらも、今で言うところの日本のトップに君臨しようとする強い意志を持っていたはず。結局、病気に負けてしまうのですが、それを感じさせない気迫を出そうと思っていました」といい、「史実ベースにはなりますが、残っている文献も少ないので、将軍としての誇りやプライド、強い気持ち、あとは病という障害を核にしながら想像を膨らませながら演じさせていただきました」と振り返る。 10月4日放送の「三淵の奸計(かんけい)」では、義栄が背中にある膿(うみ)を切開するシーンがあり、「せりふなしの表情だけの芝居で、自分は不安な気持ちでいたのですが、撮影が終わったあと、監督がほめてくださったので、すごくうれしかったですし、自分の気持ちが込められた、その表情に注目してもらえたら」と笑顔でアピールしていた。 ◇リュウソウジャーへの思い「俳優人生の大切な、核になる部分を形作ってもらった」 今回「実在する人物を演じるというのも僕にとって新しい挑戦でしたし、座り方や手の付き方などといった所作はもちろんのこと、病に冒されながらも、それを表に出さない、自分を強く見せる、武士としての心の持ち方も学びました」と手応えを明かす一ノ瀬さん。改めて「騎士竜戦隊リュウソウジャー」への思いを聞くと……。 一ノ瀬さんは「僕の俳優人生の大切な、核になる部分を形作ってもらった、親そのもので、右も左も分からないただの大学生だった僕のあらゆるものの土台を作ってくれたありがたい作品だということをことあるごとに感じています」と思いを吐露。 続けて「壁にぶつかったとき、それを乗り越えるところまで学ばせてもらって、こうやって取材を受けて、緊張しながらも自分が思っていることを相手に伝えることができるようになったのも、戦隊のおかげでもあるので。戦隊がなかったら今の僕はいないと思いますし、これからも戦隊の名に恥じないよう頑張っていけたらなって思っています」と力強く語ってくれた。
光秀と信長が“大きな国作り”で意気投合 長谷川博己「分かち合えた、いいシーンだったと思います」
2020/09/28
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第25回「羽運ぶ蟻(あり)」が9月27日に放送され、光秀(長谷川さん)が信長(染谷将太さん)に、かつて斎藤道三(本木雅弘さん)が目指した「大きな国」について語るシーンが登場した。 「大きな国」とは、光秀が道三から託された“遺言”。「長良川の戦い」直前、道三が光秀に残した「わしの父親は山城の国からきた油売りで、美濃に居つき大を成した。わしによう申しておった。美濃も尾張もない、皆一つになればよい。近江も大和も。さすれば豊かな大きな国となり、誰も手出しはできぬ。わし一代ではできなかったが、お前はそれをやれと。わしも美濃一国で終わった。しかし、あの信長という男は面白いぞ。あの男から目を離すな。信長となら、そなたやれるやもしれぬ。大きな国を作るのじゃ。誰も手出しできぬ、大きな国を」という話に由来する。 第25回では、長きにわたる斎藤龍興との戦に勝ち、ついに美濃を平定したものの、「何のために戦っているのか分からなくなった」と言う信長に、光秀が「かつて道三様に言われました。『誰も手出しはできぬ、大きな国を作れ』と……」と明かし、武士が誇りを持てる平らかな世にするための“大きな国作り”に向けて、2人が笑顔で意気投合する……という展開となった。 光秀役の長谷川さんは、「信長と今後について語り合うシーンは印象に残っています」と切り出すと、「光秀は『この人なら麒麟を連れてきてくれるかもしれない』と思っていた将軍・義輝が討たれ、この先、自分はどうすればいいのか迷っている。信長は信長で、終わりの見えない戦が続き、どこに向かっていけばいいのか分からなくなっている。そんなとき光秀は道三から言われた『大きな国を作れ』という話をします。信長とならそれがやれるかもしれない。地図を前に、『大きな国』への想像を膨らませながら笑い合う2人。光秀と信長が分かち合えた、いいシーンだったと思います。光秀は無邪気な信長の中にある人を動かす力を感じつつ、その姿を、兄のようなまなざしで見ていたのではないでしょうか」とコメントしている。
<SNS反響>伝吾が再登場! 光秀&牧と感動の再会でファン涙 徳重聡も「この上ない喜び」
2020/09/28
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第25回「羽運ぶ蟻(あり)」が9月27日に放送され、 徳重聡さん演じる明智家家臣・藤田伝吾が再登場し、ファンを喜ばせた。 同回では、長きにわたる斎藤龍興との戦に勝ち、信長(染谷将太さん)がついに美濃を平定。伝吾から文を受け取った光秀(長谷川さん)は母・牧(石川さゆりさん)を連れて明智荘へ。そこで光秀と牧、伝吾の感動の再会が描かれた。 伝吾役の徳重さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「十兵衛様(光秀)や大方様(牧)が、帰ってきてくれたことはこの上ない喜び。ですが、またこの里に戻ってきてくれるかは、半信半疑だったと思うんです。でも戻ってきてくれた。ですから、再会できたうれしさだけでなく、『本当に帰ってきてくれた!!』という驚きと思いを込めました」と再会シーンを振り返った。 SNSではファンから「伝吾(涙)」「伝吾だ伝吾だ伝吾だ!」「伝吾ぉぉぉ(涙)」「生きてたー! よかったー!」「伝吾との再会泣ける……」「母様うれしそうで何より…胸が締め付けられる」といった声が上がっていた。
石川さゆり、「麒麟がくる」で明智牧好演 “大地に根を張る光秀の母”として「言葉を一つずつ置いているような」
2020/09/27
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、光秀(長谷川さん)の母・明智牧を好演している歌手の石川さゆりさん。牧は、光秀の死んだ父の代わりに「武士としての心構え」を諭す、厳しくも心優しき母で、キャッチコピーは「大地に根を張る光秀の母」となっている。ここまでの撮影を「私には楽しいことばかりです!」と振り返り、「もちろん初めての空気感の中でお仕事するのはいろいろな緊張感もありますし、戸惑いもありますが、とにかくスタッフの皆さんの情熱がありますし、優しいです。ドラマもエンターテインメントですが、音楽のエンターテインメントとは違う、『人間エンターテインメント』みたいな感じで、それが心地よく楽しかったです」と話す石川さんに、「大地に根を張る光秀の母」としての思いを語ってもらった。 演じる牧の役目を、「息子を育てるという感覚とは違い、ちゃんと家を護(まも)っていく、その家をしっかりと継いでいく、その長(おさ)となる者を育てていきます」とし、「十兵衛(光秀)はいつどこで命を取られるかという日々を過ごして大人になっていきますが、十兵衛が帰ってきたとき『おかえり!』と声をかけるせりふにも、『けがはしてないか、ちゃんと無事か』と、その一言に気持ちを込めながら演じています」と明かす石川さん。 9月27日放送の第25回では、「誇りを持って自分の思うがままに生きなさい。そうする中できっと自分のやるべきことが見えてくるはずです」と牧が光秀に話すシーンがある。 石川さんは「十兵衛が母を美濃に送り届けて帰るとき、きっと彼の頭の中では『誇りを持って生きていくんだ。自分には土岐源氏の血が流れているんだ。でも思うがままって何なんだろう』と、また葛藤しながら、自分の中で自分の行く末を作っていくのだろうと思います」と推し量りつつ、「そういう良いせりふがいっぱいありますね。十兵衛に母としての言葉を一つずつ置いているような、そんな気がしています」と語る。 十兵衛役の長谷川さんについては、「最初の十兵衛は若いので、とにかくがむしゃらに感情を思いっきりぶつけている息子でしたが、経験を積み、男としての心の葛藤を持ちながら今いるわけですよね。長谷川さんと『十兵衛の心の闇なのか悩みなのか分からないけど、そういうのを感じるようになってきたよね』と、ちょっと生意気ですが、お話ししたりしていました。この1年半くらいの間に、長谷川さんも1人の男の人生をお作りになっていて、見ていてとても楽しかったです」としみじみ。 最後に「きっと絶対に麒麟は来ますので、どうぞ楽しみにしていてください。でもいきなりは来ないんですよね。いろいろな日があった先に、麒麟がくると思いますので、くるまでの課程、皆さんが作る人間模様、世の動き、そういうものを楽しんで、感じていただきながら、最後まで見届けていただきたいです。私も十兵衛の成長を、母としてちゃんと見守っていきたいと思います」と誓った。
話題の子役・白鳥玉季が大河初出演 「テセウスの船」で大人顔負けの演技 今度は光秀の娘・お岸役
2020/09/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に、子役の白鳥玉季さんが出演することが分かった。光秀(長谷川さん)の娘・お岸役で、第25回「羽運ぶ蟻(あり)」(9月27日放送)から登場する。 白鳥さんは2010年1月20日生まれの10歳。ドラマデビューは、2016年放送の朝ドラ「とと姉ちゃん」で、星野武蔵(坂口健太郎さん)の娘・青葉を演じた。昨年7月期の連続ドラマ「凪のお暇(なぎのおいとま)」、今年1月期の日曜劇場「テセウスの船」(共にTBS系)などに出演し、大人顔負けの演技を披露。また、窪田正孝さん主演の朝ドラ「エール」にも、主人公の裕一(子供時代は石田星空さん)に文句がある女生徒のとみ役で登場した。 白鳥さんは大河ドラマ初出演で、「大河ドラマはずっと憧れだったので、出演が決まった時はすごくうれしかったです。撮影日は初めは少し緊張していましたが、とても楽しかったです」と印象を語る。 また「セットを目の前で見たらすごい迫力で、昔にタイムスリップしたような気がしました」と明かすと、「わらじを初めて履いたので、昔の人はこれで歩いたり、走ったりして、大変だっただろうなと思いました。着物は七五三の着物、浴衣とも違って、新鮮でした」と振り返っていた。
今井宗久キャストビジュアル解禁 陣内孝則が「堺の豪商にして茶人」に!
2020/09/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、陣内孝則さん演じる今井宗久のキャストビジュアルが9月26日、公開された。 今井宗久は堺の豪商にして当代髄一の茶人の一人。駒(門脇麦さん)の丸薬「芳仁丸」のスポンサーになったことから、光秀(長谷川さん)と知己を得る。第25回「羽運ぶ蟻(あり)」(9月27日放送)で初登場する。
間宮祥太朗“明智左馬助” 光安の子 光秀の片腕…キャストビジュアル公開
2020/09/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、間宮祥太朗さん演じる明智左馬助(秀満)のキャストビジュアルが9月26日、公開された。 左馬助は明智光安(西村まさ彦さん)の嫡男で、光秀(長谷川さん)のいとこ。光安の死後、光秀と行動を共にする頼りがいのある青年で、後に光秀と共に「本能寺の変」を引き起こす……。ビジュアルのキャッチコピーは「光安の子 光秀の片腕」だ。
朝ドラ「エール」のチビ鉄男 込江大牙が出演
2020/09/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に、連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」で村野鉄男(中村蒼さん)の子供時代を演じた込江大牙(こみえ・たいが)さんが出演することが分かった。第25回「羽運ぶ蟻(あり)」(9月27日放送)から登場する。 込江さんは2009年1月5日生まれの11歳。「エール」では主人公・古山裕一(窪田正孝さん)の子供時代を中心に描かれた第1~2週に出演し、「乃木大将」と呼ばれるガキ大将の鉄男を好演した。 「麒麟がくる」では駒(門脇麦さん)が出会う“とある少年”平吉を演じる。
“リュウソウレッド”一ノ瀬颯が大河デビューへ! 足利義栄役で明日登場
2020/09/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第25回「羽運ぶ蟻(あり)」(9月27日放送)から、一ノ瀬颯(いちのせ・はやて)さん演じる足利義栄が登場する。 一ノ瀬さんは1997年4月8日生まれ、東京都出身の23歳。特撮ドラマ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(テレビ朝日系、2019~20年放送)でリュウソウレッド/コウを演じ、人気を博した。 演じる義栄は、阿波にいる義輝・義昭兄弟のいとこ。覚慶(義昭)に対抗する将軍候補として三好義継らにかつがれるが……。第25回では一ノ瀬さんの大河デビューにも注目が集まる。
向井理と“剣豪将軍”足利義輝が「一つになった」日 演出明かす殺陣シーン秘話
2020/09/21
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「将軍の器」が9月20日に放送され、向井理さん演じる“剣豪将軍”足利義輝の壮絶な最期が描かれた。 三好長慶(山路和弘さん)と松永久秀(吉田鋼太郎さん)の子らによるクーデターが勃発。二条御所へと攻め込んできた軍勢に対し、義輝は最初は刀を手に、途中からなぎなたを振るい応戦するも、最後は三方から障子で抑えられてしまい……。 動きと視界を封じられた義輝が、障子越しにブスブスブスと刺されて命を落とすという壮絶死。ドラマ開始からわずか2分、オープニングのタイトルバックが流れる前の、アバン(アバンタイトル=プロローグシーン)での出来事で、視聴者に衝撃を与えた。 同シーンの演出を担当した佐々木善春さんによると、殺陣のけいこは「この状況下では数多くはできないので、本番の数日前に1度きり」。また向井さんが、その場で最初に口にしたのは、「義輝の心情は、どこに描いていきましょうか?」だったという。 すでに向井さんは、殺陣の動きを完ぺきに頭に入れていて、最初に手合わせした時に、あらかた動けていたといい、収録現場に至るまでただ一点ずっと話していたのは、「義輝の心情をこの殺陣の上に乗せてどう表現するか」。それは、ただ単に華麗に斬っていく、華麗に散っていくだけではなく、やり残したことへの思い、襲いかかる敵に対する気迫、カットごとに、その思いをどう表現するかということ。 演出の佐々木さんは「(動きに目が行きがちな)殺陣シーンであるにもかかわらず義輝の目と表情が印象的です。何やら覚悟を決め、文言を唱えたあと。太刀を抜いた時。相手に太刀を突き立ててまま鬼気迫る感じでグイっと押し込む。たくさんの者を相手にして疲れているかもしれないけれど、気合をまき直して外へ出ていくときのその目。槍(やり)を突き立てられてもなお、諦めるというよりは、この世の理を知ったような静かな目。わずかな時間の中に変化豊かなたくさんの『目』が表現されたのは、向井さんのこだわりと芝居のなせる業だと思います」と語った。 殺陣シーンをもって向井さんはオールアップ。スタッフに「演じるのが当たり前と思っていたけれど、撮影の中断によってそうではない、何もしない期間を経て、またカメラの前に立つことができて、演じられる喜びをひしひしと感じた撮影だった」と明かしたといい、最後に佐々木さんは、「そうおっしゃったその目。向井さんが出番を終えることと義輝がこのドラマから退場すること、その寂しさが一気に心にきました。義輝と向井さんはやはりこの日、一つになっていたと確信し、うれしくもあり寂しくもある、そんな撮影になりました」と感慨深げに振り返っていた。
関白も楽じゃない? “近衛前久”本郷奏多が苦労明かす 立烏帽子は「油断していると…」
2020/09/21
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「将軍の器」が9月20日に放送された。同回に再登場した関白・近衛前久(このえ・さきひさ)役の本郷奏多さんは、放送終了後にドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「関白という偉い役ならではの大変さも。たとえば、着ている着物が立派で、しかも何枚も着ているので重い(笑い)。あとは、立烏帽子(たてえぼし)。これは将軍様と同じもので、とても高さがあります。油断していると、鴨居(かもい)にコツン! 屋内を歩くときは要注意なんです」と苦労を明かした。 第24回は、三好長慶(山路和弘さん)と松永久秀(吉田鋼太郎さん)の子らによるクーデターが勃発。将軍・義輝(向井理さん)が殺害される。ぽっかり空いた将軍の座をめぐり、京は覚慶(滝藤賢一さん)擁立派と義栄擁立派に二分。松永と藤孝(眞島秀和さん)は、三好から命を狙われる覚慶を大和から脱出させ、身を隠す手助けをする。 一方、義輝の死を知った光秀(長谷川さん)は、松永の元へ向かい、義輝暗殺を激しく糾弾。松永は、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)から届いた文を光秀に見せるが、そこには、朝倉家は覚慶が将軍の器であればかくまう覚悟がある、それを光秀に確かめてくるように、と書いてあった。 気が乗らない光秀に松永は、このまま表から身を遠ざけ、越前でくすぶっていていいのかと発破をかける……という展開だった。
吉田鋼太郎“松永久秀”の賭け 額に銃口は「十兵衛への揺るぎない愛があったから」
2020/09/21
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「将軍の器」が9月20日に放送された。同回では、三好長慶(山路和弘さん)と松永久秀(吉田鋼太郎さん)の子らによるクーデターが勃発。義輝(向井理さん)が討ち死にしたことを知った光秀(長谷川さん)は、松永の元へ向かうと、将軍暗殺を激しく糾弾した。 松永役の吉田さんは放送終了後、ドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「十兵衛に向かって『撃て!』と銃口を自分の額に押し当てる。こんな命をかけた賭けに出たのは、十兵衛を信頼していたから、十兵衛への揺るぎない愛があったから。しかしその思いは今後、あらがうことのできない皮肉な運命に翻弄(ほんろう)されていく。そのとき久秀は……」とつづった。
向井理“足利義輝”の壮絶死「障子越し」だったワケ 美しさと無様の同居と「生のはかなさ」表現
2020/09/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「将軍の器」が9月20日に放送され、向井理さん演じる室町幕府第13代将軍・足利義輝の壮絶な最期が描かれた。 三好長慶(山路和弘さん)と松永久秀(吉田鋼太郎さん)の子らによるクーデターが勃発。二条御所へと攻め込んできた軍勢に対し、義輝は最初は刀を手に、途中からなぎなたを振るい応戦するも、最後は三方から障子で抑えられてしまい……。 動きと視界を封じられた義輝が、障子越しにブスブスブスと刺されて命を落とすという壮絶死。ドラマ開始からわずか2分、オープニングのタイトルバックが流れる前の、アバン(アバンタイトル=プロローグシーン)での出来事で、視聴者に衝撃を与えた。 いわゆる「永禄の変」だが、義輝の最期については諸説あり、畳で四方を囲われたという説もある。同シーンの演出を担当した佐々木善春さんも「向井さんの最期をどういう質感で描くか」大いに迷ったという。 佐々木さんによると「やはり向井さんが“美しい”方なので“美しい”まま最期を迎えるべきか、その美しいものがある種“無様(ぶざま)”に散っていくべきなのか、ということに迷いました。美しいものが美しいまま散っていいのかどうか、生きた証として必死に敵方を斬っていくならば、最後は無様なほうがいいのではないか、考えていくと堂々めぐりしてしまった」とのことだが、「最終的にたどり着いたのは美しさと無様さが同居しているような、それまでの義輝の生きてきたものがその1点に表出されているようなそんな死に方でした」と説明する。 さらに「その点を考えると最期、“畳に囲まれて”というのももちろん考えてもみたのですが、映像として、その畳の下に敷かれてしまったまま倒れている義輝を想像した時、無様と言ってもちょっと自分の求めている質とは違うなと直感しました」とも話していて、「ここはなかなか理屈では語れない感覚的な部分なのですが、美しさと無様の同居を考えたとき、畳は自分自身の中であまりにリアル過ぎました。障子ですと、義輝の動きが抑え込められながら、槍を突き立てられるときは紙一枚向こうであるという、『生のはかなさ』みたいなものが出るのではないか」と思ったといい、「そして何より、このドラマの義輝には畳より障子のほうがいいと思ってしまいました」と、“障子越しの壮絶死”に至った経緯を語った。
開始2分の衝撃! 向井理“足利義輝”はまさかの「アバン死」 OP前で壮絶死…退場惜しむ声も
2020/09/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「将軍の器」が9月20日に放送され、向井理さん演じる室町幕府第13代将軍・足利義輝の壮絶な最期が描かれた。 三好長慶(山路和弘さん)と松永久秀(吉田鋼太郎さん)の子らによるクーデターが勃発。二条御所へと攻め込んできた軍勢に対し、義輝は最初は刀を手に、途中からなぎなたを振るい応戦するも、最後は三方から障子で抑えられてしまい……。 動きと視界を封じられた義輝が、障子越しにブスブスブスと刺されて命を落とすという壮絶死。ドラマ開始からわずか2分、オープニングのタイトルバックが流れる前、アバン(アバンタイトル=プロローグシーン)での出来事で、視聴者に衝撃を与えた。 SNSでは「将軍さまアバン死……」「アバン死という新しい概念」「ナレ死ならぬアバン死とは」「アバンでクライマックス」「アバンでここまでやるのか。。。」などとファンが反応。また「いやいやいやああ~いきなり??」「え、まだオープニング前なんですけど」「本気で先週見逃したと思った」「早いー早いよー義輝様~」と義輝の退場を惜しんでいたが、「『将軍の器』という回のアバンで消されるの、もう器ではないよという宣言だよね」という冷静な意見もあった。
“足利義輝”向井理「散り際にこそ、その人の美学はある」 時代に翻弄された将軍「ただただ儚い」
2020/09/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「将軍の器」が9月20日に放送される。同回では、室町幕府第13代将軍・足利義輝の壮絶な最期が描かれるというが、役を演じてきた向井理さんは、「散り際にこそ、その人の美学はあると思います。義輝だけでなく、その周りにいる敵味方それぞれの思い、特に光秀や藤孝の心情に思いをはせると、切ないですね。時代に翻弄(ほんろう)された将軍。ただただ、儚(はかな)いなと……」と心境を明かしている。 第24回は、三好・松永の子らによるクーデターが勃発し、将軍・義輝(向井さん)が殺害される。ぽっかり空いた将軍の座をめぐり、京は覚慶(滝藤賢一さん)擁立派と義栄擁立派に二分。松永(吉田鋼太郎さん)と藤孝(眞島秀和さん)は、三好から命を狙われる覚慶を大和から脱出させ、身を隠す手助けをする。 一方、義輝の死を知った光秀(長谷川さん)は、松永の元へ向かい、義輝暗殺を激しく糾弾。松永は、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)から届いた文を光秀に見せるが、そこには、朝倉家は覚慶が将軍の器であればかくまう覚悟がある、それを光秀に確かめてくるように、と書いてあった。 気が乗らない光秀に松永は、このまま表から身を遠ざけ、越前でくすぶっていていいのかと発破をかける……。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。
<特集>「麒麟がくる」“悲劇の剣豪将軍”がハマり役に! 向井理“足利義輝”「夏の終わり」まで…
2020/09/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、室町幕府第13代将軍・足利義輝を演じてきた向井理さん。9月20日放送の第24回「将軍の器」では、義輝の壮絶な最期が描かれるという。向井さんは、役を演じるにあたり、「没落してゆく将軍家を感じながら、武家の棟りょうであるプライドも持ち合わせているところ」を大切にし、また「13代目まで続いてきた重みと、いずれ滅びる儚(はかな)さを両立させることは意識してきました」と語っていたが、にじみ出る悲哀と孤独さは視聴者を大いに引きつけた。ここでは、まさにハマり役となった義輝の名場面を振り返りたいと思う。 ◇ビジュアルには勇ましい甲冑姿 タイトルコールで光秀に「道」を示し… 室町幕府第13代将軍の足利義輝は、塚原卜伝にも師事したといわれる剣豪。父・義晴とともに、混迷する京の情勢に翻弄(ほんろう)され、近江と京を出入りすることを余儀なくされた悲劇の将軍で、三淵藤英(谷原章介さん)を通じて、光秀(長谷川さん)と知己を得る。キャストビジュアルのキャッチコピーは「悲劇の剣豪将軍」。向井さんの勇ましい甲冑(かっちゅう)姿を目にすることができる。 初登場は、2月16日放送の第5回「伊平次を探せ」だった。同回は、斎藤道三(本木雅弘さん)の命を受けた光秀が、鉄砲の作り方に加え、なぜ将軍家が鉄砲を大量に必要としているのか探るべく、再び京へ向かう。腕利きの鉄砲鍛冶・伊平次(玉置玲央さん)を捜しにやってきた本能寺で光秀は……と展開。義輝は、細川藤孝(眞島秀和さん)と対峙(たいじ)していた光秀の前に馬に乗って現れると、その威光によって、2人の斬り合いを止め、さらに「見事な太刀さばきじゃ」との褒め言葉を残して去って行った。 そんな義輝が、光秀に「道」を示したと言われるのが、3月29日放送の第11回「将軍の涙」。タイトル通り、義輝役の向井さんの静かな熱演が話題となった。同回の終盤、義輝が自分の力不足ゆえ、平和をもたらすことのできないことへのふがいなさと諦観をにじませつつ、王が仁のある政治を行うときに必ず現れるという聖なる獣「麒麟」について語るシーンで、約2分間にわたる長ぜりふは視聴者の心を震わせた。 戦が絶えないことを「わしの力が足りぬゆえ、世は平らかにならぬ」と嘆く義輝は、父・義晴から子供のころに聞かされた好きな話として、「強い子になれ。声は大きく、よい耳を持ち、よく学べ。さすれば立派な征夷大将軍となろう。世を平らかにできよう。さすれば、麒麟がくる。この世に麒麟が舞い降りる」と語ると、「この世に誰も見たことのない麒麟という生き物がいる。穏やかな世を作れる者だけが連れてこられる、不思議な生き物だという。わしは、その麒麟を連れてくることができぬ。無念じゃ」と涙をこらえる。 ここで義輝は、気を取り直して戦寸前の織田と今川に遣いを出し、和議を命じることを光秀に約束。さらに「十兵衛、麒麟がくる道は遠いのう」と呼びかけると、SNSでは「将軍によるタイトル回収……!」「将軍様、お美しくタイトルコール!」「義輝さま~『麒麟がくる道は遠いのう』泣ける」「向井様が神々しかった」「向井理の公方様、すばらしい!」「麗しい将軍様の涙に見ほれてたら、もう43分経ってた」といった声が上がった。 ◇本編再開で“やさぐれモード”? 関白・近衛前久と緊張感のあるやりとりも 義輝は約3カ月ぶりの本編再開となった8月30日放送の第22回「京よりの使者」にも登場。このときは関白・近衛前久(本郷奏多さん)を前に、すっかりやさぐれた姿を披露し、視聴者の関心を誘った。 前久から「何故じゃ? 何故、義輝殿は改元の申し出をなされぬ?」「今年は60年に一度の甲子の年。この年はいにしえより必ず改元を行ってまいった。帝(みかど)に改元のお伺いを立てるのは代々将軍家の務めであるぞ。それをせねば改元はできぬ。前代未聞のことじゃ。将軍の名に傷が付く」などと苦言を呈されると、義輝は「それがしを将軍と思われますか? 京を治めているのは誰であろう。私ではない。三好長慶です。私には何の力もない」「将軍などと名ばかり。帝も私を軽んじておられます」などと反論。 徐々に感情を高ぶらせると「帝は私に何も知らせず、勝手に永禄に改元あそばされた。軽んじている証拠。悔しゅうて……」「あのときから私は帝を信用しておりません。帝が何ほどのものですか。武家の後ろ盾がなければ何もできぬではありませぬか」と発言。ここで前久は「言葉がすぎる!」ととがめるも、聞く耳を持たない義輝は「私は改元など知りませぬ」と言い放ち、その場を去ってしまう。 オープニングタイトルバック前の導入シーンでありながら、重厚かつ緊張感のあるやりとりに「『麒麟がくる』が帰ってきた!」と感じた視聴者も多かったのではないだろうか。 ◇そして、夏は終わった… 「遅かった」「十兵衛、また会おう」にもらい泣き そして、前週9月13日に放送された第23回「義輝、夏の終わりに」である。ここでは、義輝が涙ながらに光秀(長谷川さん)に向けて発した「欲を言うと、もそっと早うに会いたかった。遅かった!」や「十兵衛、また会おう」といった言葉にもらい泣きする視聴者が続出する。 第23回は、上洛(じょうらく)を求める義輝の文を手に信長(染谷将太さん)の元に向かった光秀。しかし、肝心の信長は美濃攻めに苦戦しており、話どころではなかった。代わりに取り次ぎを任された藤吉郎(佐々木蔵之介さん)から、京で三好長慶(山路和弘さん)の子らによる義輝暗殺計画のうわさがあると聞く。裏で糸を引いているのが松永久秀(吉田鋼太郎さん)であると知り、衝撃を受ける光秀。すぐに大和の松永の元を訪ね、その真意を問いただすも、松永は「義輝はもはや将軍の器ではない、このままでは世が治まらないので、殺しはしないが追放するつもりである」と告げる。 やがて光秀の訪問を受け、頼みの綱の信長の上洛も期待できないと知り、一人諦観する義輝。すでに三淵藤英、細川藤孝といった家臣もそばを離れていて、「やむを得ぬ、皆、戦に忙しいのじゃ。もはや和議を命じても誰も応えぬ。都がこれほど寂しいところとは知らなかった」と孤独をにじませると、庭を眺めながら「夏は終わった……わしの夏は……」とぽつり。ここで義輝は「十兵衛、越前へ帰れ。短くはあったが、ようわしに仕えてくれた。礼を言うぞ」としながらも、「欲を言うと、もそっと早うに会いたかった。遅かった!」と涙ながらに本音が爆発。最後に「十兵衛、また会おう」とかみ締めるように伝えると、光秀は涙をこらえ「はっ」とうなずくしかなかった……。名シーンの誕生である。 義輝役の向井さんは同シーンについて、「義輝の『遅かった!』という言葉には、光秀ともっと早く分かり合える関係になりたかったという思いだけでなく、何か達観した、覚悟のようなものがあったように思います。将軍とはいえ一人の人間。その危うさのようなものが感じられ、とても感慨深いシーンになりました」とコメント。SNSでは「つれえ」「『また会おう』があまりに切ない」「泣かないで(涙)」「上様の夏は終わった(涙)」「あぁ、もう涙なしには見られない」「生ある限り、また会おう。この言葉が重たい……」 「また会おうって(号泣)。切なすぎる」「号泣なんだが……」といった感想が次々と書き込まれた。
柴田勝家キャストビジュアル解禁 安藤政信「荒々しき織田家臣“権六”」に!
2020/09/19
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、安藤政信さん演じる柴田勝家のキャストビジュアルが9月19日、公開された。 柴田勝家は織田家譜代の家臣で、通称は「権六(ごんろく)」。ビジュアルのキャッチコピーは「荒々しき織田家臣“権六”」となっている。
髪を下ろして大人っぽく… 門脇麦“駒”新ビジュアル公開 「麒麟の奇跡を信じている」
2020/09/19
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、女優の門脇麦さん演じるヒロイン・駒の新たなキャストビジュアルが9月19日、公開された。 前ビジュアルの「麒麟の到来を待つ戦災孤児」から「麒麟の奇跡を信じている」にキャッチコピーが変更。髪を下ろして大人っぽくなった駒の姿も写し出されている。
“山崎吉家”榎木孝明が明日から登場! 10作目大河「キャラクターにどれだけ厚みを出せるか」
2020/09/19
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「将軍の器」(9月20日放送)から、榎木孝明さん演じる山崎吉家が登場する。 山崎吉家は越前・朝倉家の家臣で、朝倉家の重鎮である朝倉宗滴とともに活躍した。宗滴死後、信長との戦いが始まると、主に外交で重要な役割を果たす……という役どころだ。 榎木さんは「この作品で大河ドラマへの出演は10作目。顔なじみのスタッフさんも多く、古巣に帰ってきたような感覚です」と心境を明かすと、「朝倉家の家老である山崎吉家について自分なりに調べてみましたが、それほど多くの史料は残っていませんでした。その分、自分で作れる部分が多いということです。吉家というキャラクターにどれだけ厚みを出せるか、息を吹き込めるか自分でも楽しみです。戦国という大きな時代の大きなうねりと、その空気感を背負いながら演じたいと思っています」と意気込んでいた。
向井理“剣豪将軍”足利義輝として… 「武家の頭領らしく、勇ましく散ることができたら」
2020/09/19
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、室町幕府第十三代将軍・足利義輝を演じている向井理さん。9月20日放送の第24回「将軍の器」では義輝が襲撃され、命を落とす「永禄の変」が描かれるという。“悲劇の剣豪将軍”として、最期のシーンに向けて、「史実と事実は違います」としながらも、「殺陣のシーンもあると思いますが、武家の頭領らしく、勇ましく散ることができたらなと思います」と明かす向井さんが思いを語った。 前週第23回「義輝、夏の終わりに」(9月13日放送)では、頼みの綱の信長(染谷将太さん)の上洛(じょうらく)も期待できないと知り、三淵藤英(谷原章介さん)、細川藤孝(眞島秀和さん)といった家臣もそばを離れ、孤独さを噛みしめる義輝。その悲哀に満ちた姿と、涙ながらに光秀(長谷川さん)に向けて発した、「欲を言うと、もそっと早うに会いたかった。遅かった!」や「十兵衛、また会おう」といった言葉にもらい泣きする視聴者が続出した。 向井さんは光秀役の長谷川さんについて、「初めての共演でしたので、役柄の立場はありますが、こちらがいろいろと吸収できればと思っていました」と明かした上で、「長谷川さんとのシーンは私が話すことが多く、長谷川さんはそれに対してリアクションすることが多かったです。リアクションはとても難しく、一つのリアクションでシーンが左右されます。それをとても丁寧に演じておられて、とても助かりました」と感謝する。 また向井さんは、光秀の真っすぐな思いに触れた義輝の気持ちを「将軍という立場上、周りに意見されるとこともあまりなく、みこしに担がれている状態だったと思います。その中で将軍の権威失墜も感じつつ、とても息苦しさを感じていたところ、自分でも感じていた将軍とはかくあるべきということをスパッと言われた。その誠実さと勇敢さに心打たれたと思います」と改めて代弁。 第24回で描かれる義輝の最期については、「義輝について調べる中で、史実のようなものや創作のようなものなどいろいろありました」としながらも、「その中で演出の方に合理性や物語性、そして今回の大河ドラマの目指す所を意識して殺陣を作っていただきました。今までにない立ち回りになっていますので、細かい部分も見ていただければ幸いです」と視聴者に呼びかけていた。
向井理“剣豪将軍”足利義輝として… 「武家の頭領らしく、勇ましく散ることができたら」
2020/09/19
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、室町幕府第十三代将軍・足利義輝を演じている向井理さん。9月20日放送の第24回「将軍の器」では義輝が襲撃され、命を落とす「永禄の変」が描かれるという。“悲劇の剣豪将軍”として、最期のシーンに向けて、「史実と事実は違います」としながらも、「殺陣のシーンもあると思いますが、武家の頭領らしく、勇ましく散ることができたらなと思います」と明かす向井さんが思いを語った。 前週第23回「義輝、夏の終わりに」(9月13日放送)では、頼みの綱の信長(染谷将太さん)の上洛(じょうらく)も期待できないと知り、三淵藤英(谷原章介さん)、細川藤孝(眞島秀和さん)といった家臣もそばを離れ、孤独さを噛みしめる義輝。その悲哀に満ちた姿と、涙ながらに光秀(長谷川さん)に向けて発した、「欲を言うと、もそっと早うに会いたかった。遅かった!」や「十兵衛、また会おう」といった言葉にもらい泣きする視聴者が続出した。 向井さんは光秀役の長谷川さんについて、「初めての共演でしたので、役柄の立場はありますが、こちらがいろいろと吸収できればと思っていました」と明かした上で、「長谷川さんとのシーンは私が話すことが多く、長谷川さんはそれに対してリアクションすることが多かったです。リアクションはとても難しく、一つのリアクションでシーンが左右されます。それをとても丁寧に演じておられて、とても助かりました」と感謝する。 また向井さんは、光秀の真っすぐな思いに触れた義輝の気持ちを「将軍という立場上、周りに意見されるとこともあまりなく、みこしに担がれている状態だったと思います。その中で将軍の権威失墜も感じつつ、とても息苦しさを感じていたところ、自分でも感じていた将軍とはかくあるべきということをスパッと言われた。その誠実さと勇敢さに心打たれたと思います」と改めて代弁。 第24回で描かれる義輝の最期については、「義輝について調べる中で、史実のようなものや創作のようなものなどいろいろありました」としながらも、「その中で演出の方に合理性や物語性、そして今回の大河ドラマの目指す所を意識して殺陣を作っていただきました。今までにない立ち回りになっていますので、細かい部分も見ていただければ幸いです」と視聴者に呼びかけていた。
<SNS反響>佐々木蔵之介“藤吉郎”再登場で光秀と初対面 クセ強めも「ちゃんと猿っぽく見える」の声
2020/09/13
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第23回「義輝、夏の終わりに」が9月13日に放送され、佐々木蔵之介さん演じる藤吉郎(後の豊臣秀吉)が再登場し、光秀(長谷川さん)との初対面が描かれた。 第23回は、上洛(じょうらく)を求める義輝(向井理さん)の文を手に信長(染谷将太さん)の元に向かった光秀。しかし、肝心の信長は美濃攻めに苦戦しており、話どころではなかった。代わりに取り次ぎを任された藤吉郎(佐々木さん)から、京で三好長慶(山路和弘さん)の子らによる義輝暗殺計画のうわさがあると聞く。 藤吉郎は光秀にとって最大のライバルで、後の宿敵となる男。信長から「面白いやつじゃ、使えるぞ」と紹介された藤吉郎は「ハハーーー。木下藤吉郎でござりまする」と甲高い声で名乗ると、「以後、お見知りおきを」とにやり(バックに猿の鳴き声)。 SNSでは「猿ゥ!」「猿きたー!」「藤吉郎、何ちゅうしゃべり方だw」「藤吉郎さん、どっから声出してんの」と視聴者が即反応。「またすごいクセの強い木下藤吉郎だな」「蔵之介さんはっちゃけてるなぁ」「蔵之介さん、振り切り過ぎやwww」といった声が上がったほか、「いやでもハマっとる」「面長なのにちゃんと猿っぽく見えるからすごい」「キチンと猿とかハゲネズミみたいな顔する藤吉郎さん」「すでに狡猾(こうかつ)さとひょうきんっぷりがバランスよく表現されている」「【朗報】佐々木蔵之介の木下藤吉郎、とてもいい」などと感心していた。
<SNS反響>「夏は終わった…」向井理“義輝”の諦観と涙 「十兵衛、また会おう」に視聴者もらい泣き
2020/09/13
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第23回「義輝、夏の終わりに」が9月13日に放送され、向井理さん演じる室町幕府第十三代将軍・足利義輝の諦観交じりの「夏は終わった……、わしの夏が……」と、涙ながらに光秀(長谷川さん)に向けた「十兵衛、また会おう」にもらい泣きする視聴者が続出した。 第23回は、上洛(じょうらく)を求める義輝の文を手に信長(染谷将太さん)の元に向かった光秀。しかし、肝心の信長は美濃攻めに苦戦しており、話どころではなかった。代わりに取り次ぎを任された藤吉郎(佐々木蔵之介さん)から、京で三好長慶(山路和弘さん)の子らによる義輝暗殺計画のうわさがあると聞く。 裏で糸を引いているのが松永久秀(吉田鋼太郎さん)であると知り、衝撃を受ける光秀。すぐに大和の松永の元を訪ね、その真意を問いただすも、松永は「義輝はもはや将軍の器ではない、このままでは世が治まらないので、殺しはしないが追放するつもりである」と告げる。 やがて光秀の訪問を受け、頼みの綱の信長の上洛も期待できないと知り、一人諦観する義輝。三淵藤英(谷原章介さん)、細川藤孝(眞島秀和)といった家臣もそばを離れていて、「やむを得ぬ、皆、戦に忙しいのじゃ。もはや和議を命じても誰も応えぬ。都がこれほど寂しいところとは知らなかった」と孤独をにじませると、庭を眺めながら「夏は終わった……、わしの夏は……」とぽつり。ここで義輝は「十兵衛、越前へ帰れ。短くはあったが、ようわしに仕えてくれた。礼を言うぞ」としながらも、「欲を言うと、もそっと早うに会いたかった。遅かった!」と涙ながらに本音が爆発。最後に「十兵衛、また会おう」と噛みしめるように伝えると、光秀は涙をこらえ「はっ」とうなずくしかなかった……。 まるで今生の別れのような義輝と光秀のシーンに対して、SNSでは「つれえ」「『また会おう』があまりに切ない」「泣かないで(涙)」「上様の夏は終わった(涙)」「あぁ、もう涙なしには見られない」「生ある限り、また会おう。この言葉が重たい……」 「また会おうって(号泣)。切なすぎる」「号泣なんだが……」といった感想が次々と書き込まれた。 また、本編終了後には次週第24回「将軍の器」の予告編が公開され、視聴者からは「次回かあぁぁぁ!!」「あああ義輝さまァァァ」「予告ーーーっ」「えええええ!」と悲鳴が上がっていた。
向井理「麒麟がくる」足利義輝の悲哀と孤独体現 将軍家のプライドと重み…「いずれ滅びる儚さ」意識
2020/09/13
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、将軍・足利義輝を演じている向井理さん。8月30日放送の第22回「京よりの使者」では、三好長慶(山路和弘さん)が権力を掌握した京において、完全な傀儡(かいらい)に成り下がってしまった義輝の姿が描かれ、その悲哀ぶりが視聴者の胸を打った。台風10号の影響で1週延期され、9月13日に放送される第23回の副題は「義輝、夏の終わりに」。ますます孤独を強める義輝の行く末が気になるところだが、そんな義輝の悲哀と孤独を体現する向井さんに話を聞いた。 ◇室町幕府終焉の始まり… 将軍・足利義輝は「時代に絡めとられたような人」 室町幕府第13代将軍の足利義輝は、塚原卜伝にも師事したといわれる剣豪。父・義晴とともに、混迷する京の情勢に翻弄(ほんろう)され、近江と京を出入りすることを余儀なくされた悲劇の将軍だ。 向井さんは「長く続く足利の時代にあって、その終焉(しゅうえん)の始まりにあたる人物だと思います。重んじてきた伝統と、時代と共に押し寄せる新たな勢力のはざまで揺れる難しい情勢の中で懸命に生きていたのだと想像します。争い事のない世の中を願うところが魅力なのではないでしょうか。その姿を見て、光秀(長谷川さん)も何かを感じたのかもしれません」と話している。 役を演じるにあたっては、「没落してゆく将軍家を感じながら、武家の棟りょうであるプライドも持ち合わせているところ」を大切にしたといい、「13代目まで続いてきた重みと、いずれ滅びる儚(はかな)さを両立させることは意識してきました」と語る。 また、向井さんは「いつまでも麒麟がくる道を模索していたように思います。ただ、どこか達観している部分もあり、終盤は自分の行く末を分かっているような気持ちでいました」と義輝の気持ちを代弁。「新しい時代がくるということは、古い時代が終わるということです。その時代の中心にいた人物で、自分の力や思いだけではあらがえず、時代に絡めとられたような人です。ただかわいそうという気持ちはなく、その時代の中でも懸命に生きることでその生き方を踏襲する人物もいたと思うので、その功績はあったのかと思います」と義輝の波瀾(はらん)万丈な人生に思いをはせた。 ◇戦国時代の過酷さ語る 「実力次第でのし上がれる分、切られるのも一瞬」 今回、義輝役を通して戦国時代の過酷さを経験した向井さんは、「習わしや伝統など大事なことも多かったと思いますが、半面あらがえないことも多々あったのかと。命の重みも今とは全く違うでしょうし、その根底にある意識は少なからず今にも流れているのではと思いました。また、実力次第でのし上がれる分、切られるのも一瞬。その渦にのみ込まれたらギャンブルのような人生になっていくのだろうと想像します」と明かす。 この先の「麒麟がくる」の見どころについて「足利家が失墜していく様です。人間は移り気で、その時や周りの環境で変わります」と予告した上で、最後に「いろいろな義輝をお見せできれば幸いです」と誓っていた。 第23回は、将軍・義輝(向井さん)の文を手に信長(染谷将太さん)のもとに向かった光秀(長谷川さん)。しかし肝心の信長は美濃攻めに苦戦しており、話どころではなかった。代わりに取り次ぎを任された藤吉郎(佐々木蔵之介さん)から、京で三好長慶(山路さん)の子らによる義輝暗殺計画のうわさがあると聞く。しかも裏で糸を引いているのが松永久秀(吉田鋼太郎さん)であると知り、衝撃を受ける光秀。すぐに大和の松永のもとを訪ね、その真意を問いただすも、松永は「義輝はもはや将軍の器ではない、このままでは世が治まらないので、殺しはしないが追放するつもりである」と告げる……と展開する。
9月6日放送休止 台風10号の影響で関連ニュースに差し替え
2020/09/06
9月6日に放送を予定していた俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第23回「義輝、夏の終わりに」の休止が決まった。同時間帯は台風10号関連のニュースに差し替わる。
“近衛前久”本郷奏多を大河ファンはどう見た 「具現化力」発揮 大いなる期待抱かせ…
2020/09/05
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放送が8月30日に再開された。同日放送の第22回「京よりの使者」において、今後のキーマンの一人として新たに登場したのが、本郷奏多さん演じる近衛前久(このえ・さきひさ)だ。本郷さんといえば、あまたの実写化作品に起用され、俳優としての評価を高めてきた演技派。大河ドラマに出演するのは実は今回が初となる。公家っぽさや高貴さはもちろん、少年っぽさ切れ味の鋭さ、ちょっとした狂気まで、キャッチコピーにもある「若き破天荒関白」としての片りんを感じさせるなど、制作サイドはもちろん、視聴者がイメージする役を具現化。今後に向けて、大いなる期待を抱かせてくれた。 ◇これぞ「麒麟がくる」!? 将軍・義輝と重厚かつ緊張感のあるやりとり 第22回「京よりの使者」の舞台は信長(染谷将太さん)が今川義元(片岡愛之助さん)を討ち果たした桶狭間の戦いから4年後。京では三好長慶(山路和弘さん)が権力を掌握し、将軍・足利義輝(向井理さん)は完全な傀儡(かいらい)に成り下がっていた。すっかりやる気を失い別人のようになった義輝の話し相手として、藤孝(眞島秀和さん)らの画策で京に呼ばれた光秀(長谷川さん)は、将軍の力を取り戻すため、いま勢いに乗る信長を上洛(じょうらく)させてみせると約束する。 一方、駒(門脇麦さん)は、新しい薬の製造をめぐって東庵(堺正章さん)と言い争いになり、診療所を飛び出す。伊呂波太夫(尾野真千子さん)と共に訪れた大和で、駒は貧しいものたちに施しをしている僧・覚慶(後の足利義昭、滝藤賢一さん)に関心をもつ……。 本郷さんの満を持しての大河デビューは冒頭2分過ぎに訪れた。二条御所で向かい合った義輝に前久が「何故じゃ? 何故、義輝殿は改元の申し出をなされぬ?」「今年は60年に一度の甲子の年。この年はいにしえより必ず改元を行ってまいった。帝(みかど)に改元のお伺いを立てるのは代々将軍家の務めであるぞ。それをせねば改元はできぬ。前代未聞のことじゃ。将軍の名に傷が付く」などと苦言を呈すシーンだ。 一方で義輝は「それがしを将軍と思われますか? 京を治めているのは誰であろう。私ではない。三好長慶です。私には何の力もない」「将軍などと名ばかり。帝も私を軽んじておられます」と徐々に感情を高ぶらせ、「帝は私に何も知らせず、勝手に永禄に改元あそばされた。軽んじている証拠。悔しゅうて……」「あのときから私は帝を信用しておりません。帝が何ほどのものですか。武家の後ろ盾がなければ何もできぬではありませぬか」と発言。ここで前久は「言葉がすぎる!」ととがめるも、聞く耳を持たない義輝は「私は改元など知りませぬ」と言い放ち、その場を去ってしまう。 オープニングタイトルバック前の導入シーンでありながら、重厚かつ緊張感のあるやりとりに「『麒麟がくる』が帰ってきた!」と感じた視聴者も多かったのではないだろうか。 ◇「切れ者感がすごかった」「何より声が良い」… CPは「大河史に残る」近衛前久 本郷さんの演技に対してSNSでは、「本郷奏多さんの関白いいな」「気弱な義輝に対して叱咤(しった)する若く強く先進的な関白。切れ者感がすごかった」「色白で顔が良くてそこはかとなく公家っぽさがある。あと何より声が良い」「こういう役をあーやってやりきってんのほんとすごい」といった感想が並ぶなど、好評。その後、姉弟のような関係の伊呂波太夫とのやりとりで穏やかな表情をのぞかせ、「近衛本郷関白のオンオフの切り替えがすごい」「将軍家や三好家とのやり取りの時のピリッとしたお芝居と、伊呂波太夫の前で見せる柔らかいお芝居との差がでてて楽しい」といった投稿も見られた。 前久は、その類いまれなる行動力で、公家でありながら自ら政治に介入する、変わり種の貴族で、「前久は位は高いのですがまだ若いので、撮影では皆さんと対峙(たいじ)したときに弱々しく見えないように、威厳を持って堂々と演じるようにしています」と明かしていた本郷さん。 そんな本郷さんについて、制作統括・落合将チーフプロデューサー(CP)は、「変わり種の公卿という難役ですが、若いが切れ者のハードな政治的シーンも、姉代わりの伊呂波太夫との軽妙なかけあいも、本郷さんが自由自在に演じていて、まさに大河史に残る近衛前久役だと思います」と自信をのぞかせ、「見どころは伊呂波らとのかけあいの際にふっと出る、独特のきざったらしさがやけにコミカルで、チャーミングなものとなっています。本郷さんにしか出せない味わいです」と太鼓判を押していた。 「近衛前久役って『公家らしさ』と『こんな公家がいてたまるか』が同居している必要があるから、難しい役よね」といった声もあるが、「あの目力。今後が楽しみ」と期待せずにはいられないのも確か。本郷さんなら、「若き破天荒関白」を演じきってくれるのではないだろうか。
放送再開にCP「感無量」 “足利義昭”滝藤賢一は「変幻自在」 本郷奏多は「大河史に残る」近衛前久役
2020/08/30
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放送が8月30日からいよいよ再開される。制作統括・落合将チーフプロデューサー(CP)は、「コロナ禍で大河ドラマや朝ドラ以外にもすべての映像撮影が滞ったなか、大河ドラマの撮影が再開し、放送できることは感無量です。感染防止策に努めながら、日々の収録に励みたいと思います」と話している。 8月30日放送の第22回「京よりの使者」では、滝藤賢一さん演じる覚慶(後の足利義昭)、本郷奏多さん演じる近衛前久(このえ・さきひさ)が初登場する。 落合CPは「ついに“足利義昭”滝藤賢一さんが、第22回から登場です! 今までの大河ドラマで描かれてきた義昭は、そうめいかつカリスマ性のある信長とやりあう愚直で不器用な将軍、というイメージがありましたが、滝藤さん扮する今回の義昭は、まだ興福寺の門跡であった僧・覚慶時代から描かれます。慈悲深く、少し弱虫なところもある等身大の人間に近い将軍・義昭を、滝藤さんが変幻自在に演じています」とアピールする。 「将軍の地位を発揮し、怒りにまかせて軍事力を使うときもあれば、弱き民たちを救おうと必死に走るときもある多面的でエキセントリックな人物像は、脚本の池端(俊策)さんが、『太平記』で描いた室町幕府の祖・足利尊氏と対になって描かれる、長年描きたかった人物です。義昭と信長に両属する光秀が最終的に選ぶのは……? 後半戦最大のクライマックスともいえるパートで滝藤さんがいかにこの複雑な人物を演じるのか、今から楽しみでなりません」と声を弾ませる。 一方、近衛前久役の本郷さんについては、「変わり種の公卿という難役ですが、若いが切れ者のハードな政治的シーンも、姉代わりの伊呂波太夫(尾野真千子さん)との軽妙なかけあいも、本郷さんが自由自在に演じていて、まさに大河史に残る近衛前久役だと思います」と自信をのぞかせ、「見どころは伊呂波らとのかけあいの際にふっと出る、独特のきざったらしさがやけにコミカルで、チャーミングなものとなっています。本郷さんにしか出せない味わいです」と力を込めた。
本郷奏多が大河デビューへ “若き破天荒関白”近衛前久役「威厳を持って堂々と」
2020/08/30
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の第22回「京よりの使者」(8月30日放送)から、本郷奏多さん演じる近衛前久(このえ・さきひさ)が登場する。本郷さんは初の大河ドラマで、近衛前久のキャッチコピーは「若き破天荒関白」。「近衛前久は、公家の関白で、政治の中枢を担う立場として歴史にも密接に関わってきます。すごく偉いポジションですが、公家には珍しく、いろいろなところに出向いてアクティブに動く、型にとらわれないような人物だと伺い、面白そうだなと思いました。前久がどのように動き回っていくのか、楽しみにしていただけたらと思います」と語っている。 前久は、その類いまれなる行動力で、公家でありながら自ら政治に介入する、変わり種の貴族で、「前久は位は高いのですがまだ若いので、撮影では皆さんと対峙(たいじ)したときに弱々しく見えないように、威厳を持って堂々と演じるようにしています」と明かす本郷さん。 「今回、衣装が皆さんカラフルで、僕もビビットな赤い服ですので、とてもすてきだなと思っています。衣装を見てるだけでとても楽しくなりますね。ただ、服をいっぱい重ねて着ていますので、すごく重いのですが(笑い)。烏帽子(えぼし)にもまだ慣れませんが、高さに気をつけながら演じています」と話していて、「大河ドラマをご覧になったことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、きっかけは何でもいいと思いますので、一度見ていただけたら引き込まれる要素がたくさんあると思います。アクションシーンもかっこいいですし、すごくすてきな役者さんがいっぱい出ています。幅広い世代の方にご覧いただけたらうれしいです」と視聴者にメッセージを送った。
本郷奏多が“若き破天荒関白”になる! 近衛前久キャストビジュアル解禁
2020/08/29
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で本郷奏多さん演じる近衛前久(このえ・さきひさ)のキャストビジュアルが8月29日、公開された。 近衛前久は、その類いまれなる行動力で、公家でありながら自ら政治に介入する、変わり種の貴族。近衛家に拾われた過去をもつ伊呂波太夫(尾野真千子さん)と、幼少期、姉弟のように育ち、何かと行動を共にする。キャッチコピーは「若き破天荒関白」だ。
染谷将太“信長”新ビジュアル公開 稲光バックに「哀しき覇王」爆誕!
2020/08/29
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で染谷将太さん演じる織田信長の新しいキャストビジュアルが8月29日、公開された。 稲光をバックに甲冑(かっちゅう)姿の信長が描かれ、キャッチコピーは「哀(かな)しき覇王」となっている。ドラマは8月30日放送の第22回「京よりの使者」から約2カ月半ぶりに放送が再開される。
<インタビュー>「麒麟がくる」初登場・滝藤賢一 “室町幕府最後の将軍”「プレッシャーしかありません」 僧侶姿自画自賛
2020/08/29
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の第22回「京よりの使者」で、滝藤賢一さん演じる覚慶(後の足利義昭)が初登場する。足利義昭は室町幕府最後の将軍。「脚本家の池端(俊策)先生とお話しさせていただいたとき、僕が演じる足利義昭にはとても思い入れがあるとおっしゃっていました。しかも、今回の『麒麟がくる』では重要なキャラクターとして描かれるとお聞きして、プレッシャーしかありません」と笑顔で明かす滝藤さんに話を聞いた。 演じる覚慶は、13代将軍・足利義輝の弟。元々将軍家の家督相続者以外の子として仏門に入っていたが、義輝亡き後、室町幕府最後の将軍として擁立される。政治的手腕に富み、抜群の先見性と外交力がある。滝藤さんは「足利義昭に対して、幼少期から仏門に入らされ、出家しながら武士教育を受けてきたけど、決められた道にとても不満を持っている人物というイメージを持っていました。しかし、池端先生がお書きになる足利義昭像は、今までのイメージと全く違い、刀も持ったことがなく、人を殺し合っている戦国時代に人を生かしたい、貧しい人々を救いたいと考えている、とても優しい人物として描かれています」と役への印象を明かす。 また「自分で言うのも何ですが、覚慶の僧侶姿がめちゃくちゃ似合っています」と自画自賛し、「駒役の門脇麦さんだけが『すごく似合っていますね』とほめてくれました。特殊メークは時間がかかり大変でしたけど、覚慶という人間に導いてくれる最良の味方でした。覚慶の衣装がとても好きです。ぜひ注目していただければと思います」とアピール。 さらに「今回、足利義昭は覚慶の時代から描かれています。将軍として担ぎ上げられても、根は将軍ではなく、覚慶の頃のままで、貧しい人のために動く、純朴な義昭のままでありたいと思っています。そんな人物がどのように織田信長と対立していくのか、今後の展開がとても楽しみです」と話していて、「第22回から、武将たちの新たな駆け引きや戦いが始まります。義昭が上洛(じょうらく)し将軍になることで世の中が動き、いろいろな人物の思惑が渦巻いていくと思います。義昭は、立場は弱いけど貧しい民に寄り添った心温かい人物として、最後まで大事に演じていきたいと思っています」と誓っていた。
<特集>「麒麟がくる」再開後の見どころは… 光秀と信長「大きな国作り」の行方 道三の“遺言”が“呪い”に変わる日がくる?
2020/08/29
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放送が8月30日からいよいよ再開される。ドラマの公式ホームページでは、放送再開に向けての特報映像が公開中で、「再び麒麟を探す旅が始まる」「物語は将軍をめぐる新たな戦いへ」「光秀、ついに歴史の表舞台へ」「信長との運命が動きだす」といった文字が躍っている。その中で、光秀(長谷川さん)の口から語られているのが「かつて道三様に言われました。『誰も手出しはできぬ、大きな国を作れ』と」という言葉。これは5月3日放送の第16回「大きな国」で、斎藤道三(本木雅弘さん)から託された“遺言”の一部で、放送休止前最後の回として6月7日に放送された第21回「決戦!桶狭間」のラストでも、物語の今後に向けての“重要なプロローグ”として挿入されていた。果たして光秀は、道三の遺言通りに信長(染谷将太さん)と共に「大きな国」を作ることができるのか。その行方こそが、再開後の見どころの一つになっていくのではないだろうか。 ◇道三は「信長から目を離すな」とも言っていた 改めて、第16回「大きな国」の道三の“遺言シーン”を振り返っておこう。それは「長良川の戦い」直前でのことだった。嫡男・高政(伊藤英明さん)を討つべく出陣を決める道三。美濃の国を二分する戦を止めようと光秀は道三の元へとやってくるが、道三の意志が変わることは決してなかった。 最後に光秀に振り返った道三は、後光を浴びながら「わしの父親は山城の国からきた油売りで、美濃に居つき大を成した。わしによう申しておった。美濃も尾張もない、皆一つになればよい。近江も大和も。さすれば豊かな大きな国となり、誰も手出しはできぬ。わし一代ではできなかったが、お前はそれをやれと。わしも美濃一国で終わった。しかし、あの信長という男は面白いぞ。あの男から目を離すな。信長となら、そなたやれるやもしれぬ。大きな国を作るのじゃ。誰も手出しできぬ、大きな国を」と思いを託すと、「さらばじゃ」との言葉を残して、光の中に消えていく。「麒麟がくる」屈指の名シーン誕生の瞬間である。 一方、この道三の“遺言”を放送当時から“呪い”と捉えているファンもいる。道三は光秀に「信長となら、そなたやれるやもしれぬ」と2人の“大きな国作り”への期待を示しながら、「あの男(信長)から目を離すな」と忠告めいた言葉も残しているからだ。 もちろん、光秀が信長を本能寺で討つという歴史を知っているからこそできる、裏読みではあるのだが、道三の“遺言”がどうやって回収されるのか、それがいつしか“呪い”に変わり、王が仁のある政治を行うときに必ず現れる聖獣「麒麟」の到来を待つ光秀を苦しめるのか、興味は尽きない。クライマックスに用意されるであろう、「本能寺の変」がどのように描かれるのかにも直結する話で、その途中には「比叡山焼き討ち」もある。 ◇「本能寺の変」「比叡山焼き討ち」… OPの炎がだんだんシリアスなものに? 「本能寺の変」「比叡山焼き討ち」という二つの歴史的事件に共通するものとして挙げられるのが、信長、光秀、そして炎だ。その炎は、1月の「麒麟がくる」スタート時から話題となってきたオープニング(OP)タイトルバックで非常に印象的に使われている。 OPタイトルバックはさまざまな示唆に満ちたフル尺3分弱の映像で、終盤には、燃えさかる炎をバックに光秀が何かを叫んでいるシーン(音声は入ってない)もある。これは役を演じる長谷川さんのアドリブによって生まれたものだが、「呪いにかかった光秀が叫び声を上げている姿」に見えなくもない。 OPタイトルバックを手掛けた広告制作チーム「TUGBOAT」の多田琢さんは、以前インタビューで、「光秀と言ったら『本能寺』。第1回でも火事の描写がありましたが、光秀と炎って非常に結びつきが強いもので、最終回に近づいていくにつれ、あの炎がだんだんとシリアスになってくれば」と語っていたが、光秀は何と叫んでいるのか、それは道三の“呪い”によるものなのか。想像を膨らませることで、今後の「麒麟がくる」がより一層楽しみになることは間違いない。
次週いよいよ放送再開 2カ月半ぶり予告編にファン感無量 「楽しみが過ぎる」「長かったよ…」
2020/08/23
8月30日に放送が再開される俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)次週第22回「京よりの使者」の予告編が23日、公開された。 ドラマは6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」をもって、一時放送休止となっていたため、約2カ月半ぶりの次週予告となった。SNSでは「いよいよ放送再開」「長かったあああああああ」「待ちに待った再開。再会。ああ楽しみが過ぎる(泣きそう)」「来週、やっと麒麟を探す旅が再開する。長かったよ……」「次回予告がある……来週には第22回がある……感無量」などといった感想が次々と書き込まれた。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。 第22回から、滝藤賢一さん扮(ふん)する“室町幕府最後の将軍”足利義昭、本郷奏多さん演じる“若き破天荒関白”近衛前久といった新キャラクターも登場する。
総集編第3弾「誇り高く」 光秀の人生を大きく変える二つの戦、武将の死に勝利…
2020/08/23
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の総集編第3弾「誇り高く」が8月23日に放送される。光秀(長谷川さん)は、美濃の内戦を止めるべく奔走するが、そのかいなく、道三軍と高政軍は長良川で激突。斎藤高政(伊藤英明さん)に仕えることを拒否した光秀たちは、明智荘を追われ、越前の大名、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)の元に身を寄せる。 一方尾張では、織田信長(染谷将太さん)が窮地に立たされていた。今川義元(片岡愛之助さん)の大軍が、松平元康(後の家康、風間俊介さん)を先鋒(せんぽう)に再び尾張へと攻め込んだのである。しかし、信長軍は数で圧倒的に不利な中、桶狭間で奇襲をかけ、今川義元を討ち取る。この信長の勝利は、光秀のその後の人生を大きく変えてゆく……。予告編には「間に合うのか光秀」といった文字も映し出されている。
8・30いよいよ放送再開! 特報公開も「麒麟はこない―」? キーマンは果たして…
2020/08/17
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の特報動画がドラマの公式ホームページで公開された。 8月30日の放送再開に向けての映像で、「大河ドラマ『麒麟がくる』いよいよ放送再開」のナレーションに続き、「悲劇の剣豪将軍 足利義輝」(向井理さん)「若き破天荒関白 近衛前久」(本郷奏多さん)「室町幕府最後の将軍 足利義昭」(滝藤賢一さん)「のちの宿敵 豊臣秀吉」(佐々木蔵之介さん)といったキーマンをテロップ付きで紹介。さらに「麒麟はこない――」「物語は将軍をめぐる新たな戦いへ」「信長との運命が動きだす」「光秀、ついに表舞台へ」といった文字も踊っている。
<特集>炎は「本能寺」イメージ? 長谷川博己の叫びは「アドリブ」 “大河ど真ん中”タイトルバック制作秘話
2020/08/16
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放送が8月30日に再開される。大河ドラマ枠(総合、日曜午後8時)では、8月9日から3週連続で総集編を放送中で、心待ちにしていたファンは「いよいよか」と気持ちが高まっているところだろう。ここまでの21回の放送の中には、主人公・明智光秀役の長谷川さん、斎藤道三役の本木雅弘さん、織田信長役の染谷将太さん、帰蝶役の川口春奈さんらキャストによる名演、名場面が多数あったが、当初、注目を集めたのがオープニングタイトルバックだ。重厚な音楽をバックに、ゆったりと流れていく映像と、極太の明朝体による白字のクレジットが特徴で、「昔の大河ドラマ(時代劇)っぽい」などといった声が上がっていた。フル尺で3分弱の映像に込められた制作陣の思いとは……。 ◇黒澤明監督が今、大河ドラマを作ったら… 先週の総集編初回でも、「久しぶりにOP聴いて気分が上がっている」「このOPを待ってました!」「このOP本当に好き…テンション上がる」「総集編とはいえ、OPから胸が熱くなった」といった感想がSNSで書き込まれるなど、作品を語る上で欠かせない重要なパーツとなっているオープニングタイトルバック。ドラマのメインビジュアルと同じく、広告制作チーム「TUGBOAT」の多田琢さんが中心となり制作された。多田さんによると、今回のタイトルバックのコンセプトは「大河ど真ん中」。それはドラマの制作スタッフとの話し合いの中で、共鳴し合い生まれたものだった。 さらに多田さんらがイメージし、追い求めたのが「懐かしくて新しい」という“読後感”が残るもの。具体的に多田さんは「黒澤明監督が今、大河ドラマを作ったら、オープニングの映像がどうなるのかを考えた」と説明していて、「きっとせせこましいことはしないだろうと思ったし、決して言語化できなくても、見た人がそう感じてくれたらいいなというのがまずあった」とも明かしていて、それは黒澤監督の映画ように「字を前に立たせる」というアイデアにもつながっている。 多田さんは、「大河ドラマのオープニングでワクワクするのは、登場人物と出演者の名前。極端な話、背景をしのぐような力を感じる時がある。そのほかにも脚本家や演出、剣術指南とか、他の番組ではありえない多くの人間が関わって作られるという熱量が、ズドン!と分かるのが一番かっこいいと思ったんです」と意図を語ってみせた。 ◇出だしの“顔アップ”に本物の炎 馬を駆る光秀が向かう先は? 映像はすべてハイスピードカメラで撮影された。出だしは光秀(長谷川さん)の顔のアップからで、目を見開き、一点を見つめる表情には光秀の「決意」が込められている。光秀の「決意」と聞いて、歴史ファンが想起するのは、やはり主君・信長を討った「本能寺」だが、続く馬が駆け抜けていくシーンにも、やはり「本能寺」を想起させるような「炎」が印象的に使われている。 炎はCGではなく本物。多田さんも「光秀と言ったら『本能寺』。第1回でも火事の描写がありましたが、光秀と炎って非常に結びつきが強いもので、最終回に近づいていくにつれ、あの炎がだんだんとシリアスになってくれば」と思いを明かす。 馬に騎乗する武将は光秀と言うが、「戦乱の世を走る光秀は果たしてどこに向かっているのか。基本的には“ラスト”ではあるのですが、それが『本能寺』なのか、乱れた世を平らかにしようと走っているのか、それは見ている人に委ねたいと思います」と多田さんは語っていた。 ◇“隠れ麒麟”の全体像が存在 長谷川博己の叫び「入れない選択肢もあった」 映像の中で、馬で走っているところ以外は光秀の心象風景という。聖なる獣「麒麟」の到来を求めて、森の中でたたずむ光秀の後ろ姿にさらにカメラが寄ると、うっすらと見えるとか、見えないとか、すでに話題になっている“隠れ麒麟”だが、「神秘的な聖獣である麒麟が、どういったものなのか。想像をかき立てるものがあってもいいな」とCGで描かれた麒麟の体の一部がシルエットで挿入されているのも、心憎い。なお、余談ではあるがCGで描かれた麒麟の全体像は存在し、多田さんも「いつかお見せすることができたら」と笑っていた。 そんな多田さんが明かすには、再び燃えさかる炎をバックにした終盤の光秀の叫び(音声は入ってない)は長谷川さんによる「アドリブ」。実は入れない選択肢もあったといい、「単体で見ると絶対に入れたほうがいい。ただ、このオープニングの映像で、登場人物が何かを表現しているところはほとんどないので、そこだけ何て言っているのか、言葉が聞こえてくる可能性があった」とのことだが、最終的には採用した。 果たして、長谷川博己“光秀”は何と叫んでいるのか……。さまざまな示唆に満ちたオープニングタイトルバックを何度も見直しながら、想像を膨らませることで、今後の「麒麟がくる」がより一層楽しみになることは間違いなさそうだ。
一ノ瀬颯 “リュウソウレッド”が大河ドラマ初出演 「麒麟がくる」で足利義栄役
2020/08/14
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが8月14日、発表され、特撮ドラマ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(テレビ朝日系、2019~20年放送)でリュウソウレッド/コウを演じた一ノ瀬颯(いちのせ・はやて)さんが出演することが分かった。 一ノ瀬さんは1997年4月8日生まれ、東京都出身の23歳。「麒麟がくる」が初の大河ドラマで、足利義栄を演じる。義栄は阿波にいる義輝・義昭兄弟のいとこ。覚慶(義昭)に対抗する将軍候補として三好義継らにかつがれるが、すぐに病死する……。
井本彩花 16歳・国民的美少女「麒麟がくる」で初大河 信長の妹・お市役
2020/08/14
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが8月14日、発表され、「第15回全日本国民的美少女コンテスト」グランプリの井本彩花さんが出演することが分かった。井本さんは初の大河ドラマで、信長の妹・お市を演じる。 井本さんは2003年10月23日生まれ、京都府出身の16歳。2017年8月に開催された「第15回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝き、同年10月期に放送された連続ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子」(同)に、足の病を抱えたバレエ少女役でゲスト出演し、女優デビューした。 信長の妹・お市は、浅井長政に嫁ぐが、夫・長政が信長を裏切ったことにより苦しい立場にたたされる。
坂東玉三郎が正親町天皇役でテレビドラマ初出演 小籔千豊、手塚とおる、井本彩花、一ノ瀬颯は初大河
2020/08/14
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが8月14日、発表され、坂東玉三郎さんのテレビドラマ初出演が明らかになった。また小籔千豊さん、手塚とおるさん、井本彩花さん、一ノ瀬颯さんの大河初出演が決まった。 玉三郎さんが正親町天皇役、小籔さんが二条晴良役、手塚さんが朝倉景鏡役で、 「第15回全日本国民的美少女コンテスト」グランプリの井本彩花さんがお市、特撮ドラマ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(テレビ朝日系、2019~20年放送)でリュウソウレッド/コウを演じた一ノ瀬さんが足利義栄を演じる。 そのほか、陣内孝則さんが今井宗久役、片岡鶴太郎さんが摂津晴門役、春風亭小朝さんが覚恕法親王役、駿河太郎さんが筒井順慶役、金井浩人さんが浅井長政役で出演することも発表された。 ◇制作統括・落合将チーフプロデューサーのコメント(原文まま) 8月30日から放送再開の「麒麟がくる」。後半戦の新たなキャストが決まりました! 正親町天皇役に、これがはじめてのテレビドラマ出演となる、歌舞伎界当代きっての女形、坂東玉三郎さんです。光秀や信長にとって雲の上の存在の美しき帝(みかど)を、大河ドラマというはじめてのステージで舞っていただく――どんな華麗な帝が現れるのか、今から楽しみでなりません。それから、「太平記」以来の池端大河出演の陣内孝則さんと片岡鶴太郎さん。「太平記」とはまた違った個性の、癖のある役を演じていただきます。帝の弟である天台座主覚恕に春風亭小朝さん。強大な比叡山の主として、光秀たちの前にたちはだかります。後半戦の「麒麟がくる」は、大ベテラン、中堅、若手の個性豊かな新キャストに支えていただきます。描かれるのは、光秀と信長がとびこむ京の本格的な政界です。そこには老若男女さまざまな魑魅魍魎(ちみもうりょう)たちが跋扈(ばっこ)し、従来の室町幕府を守ろうと政治力で光秀たちに挑んできます。戦国時代を室町幕府の崩壊という新たな視点で描く大河ドラマ「麒麟がくる」。ついに物語はクライマックスに突入します! 新キャストの重厚な演技に囲まれた長谷川さん演じる光秀が、いかに困難を乗り越え、麒麟を探し求めていくのか、どうぞご期待ください!
久々OPに視聴者感慨「総集編とはいえやっと麒麟が…」 “日曜夜感”が「懐かしい」の声も
2020/08/09
8月30日に放送が再開される長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)総集編第1弾「『麒麟がくる』まであと3週! これまでの名場面すべて見せます!(1)旅立ち」が8月9日放送された。印象的なオープニングのタイトルバックが流れると、SNSでは「久しぶりに麒麟がくるのOP聴いて気分が上がっている」「このOPを待ってました!」「このOP本当に好き…テンション上がる」「久しぶりにOP見ると泣けてくる」「総集編とはいえ、やっと麒麟が帰ってきてくれた。OPから胸熱くなった」などといった感想が書き込まれた。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀(長谷川さん)の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。放送は6月7日の第21回を最後に一時休止となっていた。 この日は、ドラマの第1回「光秀、西へ」から第8回「同盟のゆくえ」までを再編集して放送。美濃・明智荘の光秀は、野盗が持っていた新しい武器・鉄砲を求め旅に出る。堺の実力者・松永久秀(吉田鋼太郎さん)や京の名医・東庵(堺正章さん)、孤児の駒(門脇麦さん)との出会いを通して、光秀は初めて美濃の外の世界を知る。 一方、長年の宿敵・尾張の織田信秀(高橋克典さん)が、美濃の斎藤利政(道三、本木雅弘さん)に和議をもちかけてくる。条件は、信長(染谷将太さん)と帰蝶(川口春奈さん)の婚姻。帰蝶の願いで、信長がいかなる人物か探るため尾張に潜入した光秀は、帰蝶の気持ちと国の将来のはざまで葛藤するが、ついに帰蝶に嫁ぐように進言する……と展開した。 三淵藤英(谷原章介さん)、細川藤孝(眞島秀和さん)、足利義輝(向井理さん)、菊丸(岡村隆史さん)、竹千代(後の徳川家康、岩田琉聖君)、宗次郎(大塚明夫さん)、三好長慶(山路和弘さん)ら次々と登場。斎藤利政が娘婿(むすめむこ)の土岐頼純(矢野聖人さん)を毒殺するシーン、光秀が細川藤孝らと協力して、松永久秀と三好長慶の暗殺を阻止するシーン、朝焼けをバックに、海から現れる信長の初登場シーンも放送され、信長の元に帰蝶が嫁入りするところまで描かれた。 放送後には「こうしてまとめて見るとほんとわくわくさせる大河だよな」「総集編でもゾクゾクするわぁ。やっぱり日曜夜の麒麟は良いわぁ」「この“日曜の夜感”は懐かしい」「良い総集編であった」「神編集じゃんかこの総集編」「編集が神がかってます!」といった声が視聴者から上がっていた。
総集編第1弾「旅立ち」 光秀、鉄砲求め旅に! 信秀&道三の同盟の行方…帰蝶の嫁入りも
2020/08/09
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の総集編第1弾「『麒麟がくる』まであと3週! これまでの名場面すべて見せます!(1)旅立ち」が8月9日に放送される。ドラマの第1回「光秀、西へ」から第8回「同盟のゆくえ」までを再編集。若き明智光秀(長谷川さん)が広い世界に旅立つ過程を描く。 美濃・明智荘の明智光秀は、野盗が持っていた新しい武器・鉄砲を求め旅に出る。堺の実力者・松永久秀(吉田鋼太郎さん)や京の名医・東庵(堺正章さん)、孤児の駒(門脇麦さん)との出会いを通して、光秀は初めて美濃の外の世界を知る。 一方、長年の宿敵・尾張の織田信秀(高橋克典さん)が、美濃の斎藤利政(道三、本木雅弘さん)に和議をもちかけてくる。条件は、信長(染谷将太さん)と帰蝶(川口春奈さん)の婚姻。帰蝶の願いで、信長がいかなる人物か探るため尾張に潜入した光秀は、帰蝶の気持ちと国の将来のはざまで葛藤するが、ついに帰蝶に嫁ぐように進言する……。
「麒麟がくる」PR隊に「麒麟」が就任 総集編次週予告ナレーション担当
2020/08/03
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の放送再開(8月30日)に向けて、8月9日から3週連続で放送される総集編の次週予告のナレーションをお笑いコンビ「麒麟」が務めることが分かった。「麒麟」の田村裕さんと川島明さんは「麒麟がくる」PR隊として、総集編の次週予告で軽妙なトークを繰り広げる。 田村さんは「川島君は特番などで参加していたが、もう僕は関われないものだと思っていました。SNSなどでも『田村はどうした?』と書かれていましたが(笑い)、こういう形で関われてうれしいですし、本当にありがたいです」とコメント。川島さんは「『麒麟』というコンビ名にしたのは田村君。これで呼ばれなかったら実力がいたらないのかと思っていました(笑い)。こうして関わることができて、本当にラッキーです。総集編ももちろんですが、我々の声の活躍もぜひお聞き逃しなく!」と視聴者に呼びかけていた。 総集編は「『麒麟がくる』まであと3週! これまでの名場面すべて見せます!(1)旅立ち」が8月9日、「『麒麟がくる』まであと2週! これまでの名場面すべて見せます!(2)動乱」が8月16日、「『麒麟がくる』まであと1週! これまでの名場面すべて見せます!(3)誇り高く」が8月23日に大河ドラマ枠(総合、日曜午後8時)で放送される。
8月30日から放送再開
2020/07/22
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の放送が8月30日から再開されることが公式ホームページで発表された。ドラマは6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」を最後に一時放送休止に入っていた。 ドラマは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月に収録の休止を発表。その後、6月30日から東京・渋谷のNHK放送センター内で収録が再開されていた。
<特集>麒麟がくる「重要合戦“高速化”せず」で人気 有名武将の壮絶死も大いなる魅力に…
2020/06/21
放送休止中のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」。新型コロナウイルス感染拡大の影響でストップしていた収録が、6月30日から再開されることが発表されたものの、具体的な放送再開時期についてのアナウンスはまだ聞こえてこない。一方、ツイッターではハッシュタグ「#麒麟を待つ」が静かな広がりを見せ、「全44回絶対にやってほしい」との声も多数上がるなど、ファンの熱は帯びたままだ。明智光秀が主人公の3年ぶりの戦国大河ということで期待値は元々高かったものの、特にゴールデンウイーク明けの1カ月で、「長良川の戦い」「桶狭間の戦い」という二つの合戦と、斎藤道三(本木雅弘さん)と今川義元(片岡愛之助さん)という2人の有名武将の壮絶死が描かれ、さらに人気が高まったような気もするが、果たして……。 ◇「真田丸」では“超高速”関ケ原が話題に 近年、大河ドラマでは歴史的な重要局面が「主人公がその場にいない」などの理由から“高速化”されることも少なくなかった。代表的なのが、2016年の「真田丸」における「関ケ原の戦い」で、真田家に仕える忍びの佐助(藤井隆さん)の報告のみという“超高速”で終了したことが当時、大きな話題になった。 また、2017年の「おんな城主 直虎」にも登場した「桶狭間の戦い」だが、戦シーンは断片的で、春風亭昇太さん演じる今川義元の死も、家臣による報告で片付けられ、「麒麟がくる」とは対象的。「麒麟がくる」ファンが大いに期待を寄せる「本能寺の変」も、「敵は本能寺にあり……」的なあっさりとした描写だった。 幕末から明治にかけての動乱を背景にした2018年の「西郷(せご)どん」でも、「桜田門外の変」「池田屋事件」といった歴史的な事件が高速化。松田翔太さん扮(ふん)する徳川慶喜の、将軍就任から「大政奉還」までが一気に描かれる回もあった。 ◇合戦シーンは戦国大河の華? “主役たち”のドラマチックな最期に光 話を「麒麟がくる」に戻すと、「長良川の戦い」「桶狭間の戦い」共に、長谷川博己さん演じる主人公の明智光秀は直接、関わっておらず、高速化される可能性もあったが、「一人一人みんなが主役」という群像スタイルがここでも奏功。道三や義元という“主役たち”のドラマチックな最期に光を当てたことで、「合戦シーンは戦国大河の華」と改めて感じた視聴者も多かったのではないだろうか。 光秀の不明瞭な前半生を逆手に取った脚本と、史実を少々はみ出すこともいとわない、ファンタジックな演出も、また巧み。 「長良川の戦い」において、息子・高政(伊藤英明さん)との一騎打ちのさなか、高政の家臣に横から槍(やり)で刺され、最後は高政にもたれかかるようにし、「我が子、高政。愚か者……。勝ったのは道三じゃ」との言葉を残して絶命した道三。「桶狭間の戦い」において、織田軍の奇襲を受け、自ら刀を手に勇敢に応戦するも、最後は高く飛び上がった毛利新介(今井翼さん)の姿を、その目に焼き付けながら、槍で一突きされ、戦場に散った義元。有名武将の壮絶死によりカタルシスを得ることができるのも、「麒麟がくる」の大きな魅力になっている。 ◇どうなる「本能寺の変」 作者・池端俊策は… そうなると気になるのは今後の展開だ。光秀が主人公である以上、避けられないのが「本能寺の変」。そこに至る過程はもちろんのこと、「本能寺の変」そのものがどう描かれるのか、興味は尽きない。 以前に作者の池端俊策さんは、「ドラマは作るものであり、研究成果の発表の場ではない」と持論を語りつつ、「本能寺の変」の描き方ついては「(プランは)もうできていますけど、それは言えません」とかわしながらも、「克明ではないですけど、大体こういうことだろうなっていう、全体のアウトラインの帰結としての『本能寺はこうあるべき』というのは僕の中にあります。最初は『どうしようか、どうしようか』となっていたんですけど、ようやく見えてきました」と笑顔で明かしていた。 池端さんが語る、全体のアウトラインの帰結としての「本能寺の変」と「こうあるべき」の部分をあれこそ想像しながら、放送再開を待ちたいと思う。
麒麟がくる 「隠し子」と対面も… 女を上げた“帰蝶”川口春奈 担当演出はどう見た?
2020/06/13
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」。放送休止前最後の回として6月7日放送された第21回「決戦!桶狭間」では、織田と今川が激突した「桶狭間の戦い」と義元(片岡愛之助さん)の最期が描かれたが、その裏であるシーンが視聴者の注目を集めた。それは信長(染谷将太さん)の出陣前、帰蝶(川口春奈さん)が、信長が“吉乃という女に産ませた”という奇妙丸(後の信忠)と初対面したシーンで、帰蝶にとって奇妙丸の存在は、まさに“寝耳に水”。戸惑いと怒り、悲しみが合わさった帰蝶の感情がそのまま宿ったかのような、川口さんの表情に胸を打たれた視聴者も多かったのではないだろうか。 ◇帰蝶は「天から降ってきた、大事な預かりもの」と気丈に振る舞い… 川口さん演じる帰蝶といえば、4月12日放送の第13回「帰蝶のはかりごと」を境に、女軍師的な活躍を見せ、夫の信長を“手のひらの上で踊らせてきた”イメージ。実際、信長と父・斎藤道三(本木雅弘さん)による「聖徳寺の会見」を成功に導くなど、随所で敏腕プロデューサーぶりを発揮(付いたあだ名は「帰蝶P」)。信長本人も「帰蝶の手のひらの上で踊るたわけ」というポジションを喜々として受け入れてきた。 そんな帰蝶を突然、襲った“隠し子騒動”。帰蝶と信長の間には子がなく、時代が時代とはいえ、愛する夫が勝てるかどうか分からぬ戦に出陣するという、場合によっては今生の別れになるかもしれない、そのときに、よもや愛する夫本人から、隠し子=奇妙丸の存在を告げられるとは、さすがの帰蝶も思ってもみなかったことだろう。 SNS上でも、「突然のカミングアウト!」「帰蝶様、複雑……」「帰蝶様、不憫(ふびん)」「分かっていてもツラいな~」「切ないのう……」といった声が次々と上がっていたが、ここで終わらないのも、また帰蝶。その後、光秀の前で、涙をこらえながら、奇妙丸のことを「天から降ってきた、大事な預かりもの」と気丈に振る舞い、女を上げると、桶狭間で織田の兵が義元を討ち取る頃には、一人何やら確信めいた、何とも美しい凛(りん)とした表情をのぞかせていた。 ◇演出担当「想像をはるかに超えるレベルで魅力的な帰蝶を作った」 この一連のシーンでの川口さんの演技を、演出担当の一色隆司さんはどう見たのか。 まずは帰蝶が置かれた立場について、「この時代の女性は、大変だなと思います。夫が他で子供を作っていても何も言えない。だからといって、それによって『離婚します』とも絶対にならない。嫌いになる人もいるのでしょうが、帰蝶は信長を嫌いにはなりません。それも自分の運命と受け入れるのです」と説明する一色さん。 「初めて奇妙丸と対面するシーンでは、川口さんにその戸惑いと怒り、その下から湧き出る悲しみをシームレスに表現することを意識してもらいました」と話していて、「女性の目から見たら許せない部分もあってよいわけで、それもきちんと感じながら、でも、信長に対する思いがその場で冷めることもなく演じてほしいと話しました。とても複雑な思いを巧みに演じてくださったと思いますし、帰蝶を確実に自分のものにしていらっしゃると思います」と感心する。 今や、作品に欠かせない存在となった帰蝶=川口さんだが、一色さんは「最初は、所作などとてもナーバスになっていましたが、周りの役者さんから声を掛けていただいたり、いろいろな人とコミュニケーションを取りながら帰蝶をつかんでくださいました」と感謝。最後に、「(帰蝶の)お姫様であるがゆえに翻弄(ほんろう)される人生を受け入れつつも、自分の在り方に信念をもって生きていこうとする姿は、川口さんの人見知りだけど負けず嫌いな部分と重なる部分も多いように感じます。リハーサルで出した芝居上の宿題などは、本番の時までにこちらの想像をはるかに超えるレベルでこなして魅力的な帰蝶を作ってくださっています。ものすごい努力家であると同時に人の心をいろいろなレベルで表現できる豊かな感性をお持ちなんだと思います」と印象を語ってみせた。 時期は未定ではあるが、放送再開後も帰蝶と川口さんの活躍には目が離せなくなりそうだ。
6月30日から収録再開 NHK放送センター内スタジオで
2020/06/09
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の収録が、東京・渋谷のNHK放送センター内で6月30日から再開されることが6月9日、分かった。同日、同局が発表した。 ドラマは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月に収録の休止を発表していた。再開にあたり同局は「先日お知らせした『感染防止のための制作マニュアル』に基づいて行い、放送開始時期については、収録再開後の状況を見ながら、判断してまいります」とコメントしている。
風間俊介 「麒麟がくる」からの「99.9」出演で視聴者興奮 「風間くん祭り!」「ゲストが元康様」
2020/06/07
人気グループ「嵐」の松本潤さん主演で2016年4月期にTBS系「日曜劇場」枠(日曜午後9時)で放送された連続ドラマ「99.9-刑事専門弁護士- SEASON I」の特別編第2夜が、6月7日午後9時から放送された。同回には、風間さんがゲストとして出演。風間さんは同日、放送されたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で松平元康を演じており、SNSでは「風間くん祭り!」「大活躍!」「チャンネル変えたら、また風間くん!」「元康様が99.9に!」「ゲストが元康様」「まだ、脳が追いついてない」といった声が多数上がり、盛り上がりを見せた。 「99.9-刑事専門弁護士-」は、有罪率99.9%という刑事弁護の世界を舞台に、逆転不可能な状況の中、残された0.1%の可能性にこだわって事実を追求しようとする刑事専門弁護士たちの活躍を描いた。2018年には、同枠で「SEASON II」も放送された。 同回では、深山が、口論となった相手をもみ合いの末にナイフで殺害してしまった山下(風間さん)の弁護を担当することになる。山下によると、たまたま立ち寄った居酒屋で大騒ぎをする木内(岡山天音さん)という男を注意したところ、外に連れ出され、逆上してナイフを出してきた木内ともみ合いになり、奪ったナイフで刺したといい、正当防衛を主張。しかし、深山は山下の証言に違和感を覚え、彼ならではの捜査を始める……という展開だった。
愛之助“今川義元”「桶狭間の戦い」で散る! 瞳の中に毛利新介の姿…“最期の描写”が話題
2020/06/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第21回「決戦!桶狭間」が6月7日に放送され、織田と今川が激突した「桶狭間の戦い」で今川義元(片岡愛之助さん)の壮絶な最期が描かれた。高く飛び上がった毛利新介(今井翼さん)から、槍(やり)で突き刺され、命を落とした義元。その死の直前、瞳にははっきりと自分に襲いかかる毛利の姿(VFXで表現)が映し出されていて、「今川義元の最期、すごい描写」「義元討ち取りシーンは名場面です!」「槍を構えて飛び上がった毛利新介が黒目いっぱいに映っていてゾッとした」「義元討つシーンは本当にすごかった。アニメの世界みたい」などと視聴者は感心していた。 今回、討たれたものの、「東海最強の戦国大名」として、自ら刀を手に毛利ら襲いかかる織田軍の兵とやりあった義元。その勇ましい姿に対して、SNSでは「討たれた今川義元も圧巻な最期でした」「今川義元がまさに東海一の弓取りにふさわしい最期で良き」「義元最期のアクションシーンすごかった」といった声が上がったほか、「『麒麟がくる』の今川義元、まさに有能な武将だった」「今川義元公像をいい意味で変えてくれた愛之助さん、ありがとう」「愛之助さんの義元、本当に最高だった」「今年の今川義元公は、天下取れそうだったのに……」などとファンは退場を惜しんでいた。
視聴者興奮! 今川義元討った“最後の一撃”は2mの高さから “毛利新介”今井翼を「飛ばした」ワケ
2020/06/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第21回「決戦!桶狭間」が6月7日に放送され、織田と今川が激突した「桶狭間の戦い」で今川義元(片岡愛之助さん)の壮絶な最期が描かれた。義元を討ち取ったのは毛利新介(今井翼さん)。“最後の一撃”は高く飛び上がってから、槍(やり)で突き刺すというド派手なアクションシーンとなり、「飛んだああああ」「どんなジャンプ力だ」「カッコ良すぎ!!」「跳躍力やべえ」「鳥肌たってまった」「やばい感動」「すごい! 今井翼無双やった!」などと視聴者の興奮を誘った。 ◇織田軍が強襲! 自ら刀を取り、勇敢に応戦する今川義元だったが… 第21回は、今川から松平元康(風間俊介さん)を離反させる工作は失敗に終わるが、父・信秀の教えを思い出した織田信長(染谷将太さん)は、今川が本当にうわさされるような2万もの大軍であるのかを疑い、前線へ出陣する。 局地戦を展開して、今川義元(愛之助さん)率いる本隊から、徐々に兵を引き離す作戦を決行する信長。一方の元康は、三河勢を駒のように扱う今川方に次第に嫌気が差し始め、織田軍の迎撃に加わることを拒否する。そして暴風雨の中、数の減った今川本隊は、桶狭間山での立ち往生を余儀なくされ、そこに織田の軍勢が襲いかかる……。 義元の姿をいち早く発見した毛利は槍を振り回して肉薄。義元も自ら刀を取り、勇敢に応戦するも、足を刺されてしまい、動きを止められてしまう。そこへ勢いよく助走をつけた毛利が、台を使って大きくジャンプ。下で待ち構える義元の目には空から降ってくる毛利の姿が映し出され、次の瞬間、毛利の一撃により、義元は命を落とした。 ◇義元の目に映る毛利の姿は「自分の死」 ワイヤアクションとVFXで表現 まるで大作アクション映画のようなワンシーンとなったが、同回の演出を担当した一色隆司さんは、「毛利新介が今川義元を討つのが桶狭間の戦いシークエンスのクライマックスです。なので、どのように今川義元が討たれるのかは、台本を読んだときからずっと考えておりました。単なる殺陣だと、それまでの話の流れと同じようになる可能性が高かったので、毛利が空中に飛び上がり義元を討つという場面を考えました」と説明する。 また「一番最初に浮かんだイメージは、義元の目に映る毛利の姿でした」と話す一色さん。実際には“義元の目に映る毛利の姿”はVFXによって表現されているが、同シーンで描きたかったのが、「自分の死」が目に映るようにやってくる瞬間。そのためにも毛利を高く飛ばす必要があったようだ。 一色さんは「よろいを着けていると20キロ近くあるので、普通に飛ぶのも難しく、ワイヤアクションで表現することにしました。実際には2メートルぐらいは空中に上がってもらったかと思います」と明かすと、「大変だったのは、義元の見た目で飛んでくる毛利のショットでして、格好良くダイナミックな動きにしたかったので、何度も何度もやり直しました。飛ぶときの体勢、空中での身のこなし、そして、芝居やワイヤチームとの連携が本当に難しく、かなり時間がかかりました」と振り返った。
一時休止で次週は「独眼竜政宗」!? “くる”まで「戦国大河名場面SP」放送
2020/06/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。6月7日は放送休止前最後の回として第21回「決戦!桶狭間」が放送された。大河ドラマ枠(総合、日曜午後8時)では「麒麟がくる」に代わって、6月14日から特集番組「『麒麟がくる』までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル」が放送される。第1弾は渡辺謙さん主演で1987年に放送された「独眼竜政宗」を取り上げる。 MCを俳優の高橋英樹さん、お笑いコンビ「麒麟」の川島明さんが務め、「サンドウィッチマン」の伊達みきおさん、タレントの松村邦洋さんもゲスト出演する。14日の放送では、名場面に加え、渡辺さんの撮影秘話インタビューもあるという。 なお、同番組では、21日は1973年放送の「国盗り物語」、同28日は2002年放送の「利家とまつ」を取り上げる予定だ。
“松平元康”風間俊介「桶狭間の戦い」“出陣拒否”語る 「ただただ腹立たしかった」
2020/06/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第21回「決戦!桶狭間」が6月7日に放送された。「桶狭間の戦い」において、勝負の行方を左右するキーマンの一人として描かれた松平元康役の風間俊介さんは、三河勢を駒のように扱う今川方に次第に嫌気が差し、「本日はここを一歩も動きませぬ!」と桶狭間への出陣を拒否したシーンについて、「どのような感情なのか、いろいろと考えながら現場に向かったのですが、その場で感じたのはシンプルな怒りでした」と明かした。 さらに風間さんは、「それは三河を、そして、自分を軽んじられていることに対してなど、ひもとけばいろいろあるのでしょうが、ただただ腹立たしかったので、そのまま演じさせていただきました。晩年の家康ではそのような対応はしないでしょうが、若さ故なのだと思います」と振り返った。 「桶狭間の戦い」を経て、元康にとって信長(染谷将太さん)は「どんな存在になったのか?」を聞くと、風間さんは「主君(今川義元)を討った敵であるのと同時に、母(於大の方)との再会をかなえ、三河を我が元に戻すきっかけを与えてくれた。幼き頃に慕っていたこともあり、一筋縄ではいかない思いですよね。尊敬と畏怖(いふ)、憎しみと親しみ、全てが混ざったまがまがしい存在になったと思います」と“変化”を語っていた。
“信長”染谷将太が語る「桶狭間の戦い」 戦いの後「光秀と何を話すのか」注目!
2020/06/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。6月7日は放送休止前最後として第21回「決戦!桶狭間」を放送する。織田信長役の染谷将太さんは、「桶狭間の戦いは、長く対立してきた今川義元を自分の代で討ち取る、信長にとってまた一歩、“織田信長”に近づく戦いだと思っています」と話していて、「一人一人の覚悟が丁寧に描かれた桶狭間の戦いになっていると思います。戦いの後、光秀と信長が何を話すのかにも注目してご覧いただきたいです」と視聴者に呼びかけている。 戦に向けて「戦略はもちろんのこと、死や、帰蝶のこと」で悩む信長だが、染谷さんによると「しかし、桶狭間という突破口を見いだした時、信長は自らが出向くことで、自分という存在を懸け、自らを試すように全てを捨てて出陣します」といい、「信長は『今川を討ち取ってみんなを喜ばせたい!』という思いで、そのためなら死ぬことも恐れません。そのピュアさが信長の強さでもありますが、同時に恐ろしさも感じました。戦に向かう興奮や、戦に生きる喜びと、信長のさまざまな感情が見え隠れする回になっていると思います」とも“予告”する。 さらに染谷さんは、「桶狭間の戦いのシーンは非常に過酷でした。雨上がりで土はぬかるみ、まともに立てない環境の中で必死に戦いました。キレキレな立ち回りにはなっていないと思いますが、1人の人間が命を懸け、ただ必死に戦う人間臭さを意識して演じました」と撮影を振り返っていた。
朝比奈親徳役・山口馬木也 桶狭間の戦いロケで「何か神秘的で不思議な感覚」
2020/06/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。6月7日は放送休止前最後として第21回「決戦!桶狭間」を放送する。今川義元(片岡愛之助さん)の家臣・朝比奈親徳役で、「桶狭間の戦い」のロケに参加した山口馬木也さんは、「朝比奈はドラマの中では本陣にいて、義元の目の前にいるのですが、史実では戦地におらず、後になって義元の死を聞きすごく後悔したという逸話が印象に残っています。朝比奈の無念さを頭の片隅に置きながら、義元にそういう思いで忠義を尽くせたらと思いながら演じました」と振り返っている。 また「桶狭間のシーンのロケでは雨が降っていて足場も悪く、何か神秘的で不思議な感覚がありました」といい、「(ドラマに)途中から参加する身としてプレッシャーもありましたが、主役の長谷川さんはじめ、毛利(新介)を演じる今井(翼)さんとも共演したことがあったので、なごみました」と明かしていた。
今夜「決戦!桶狭間」 鍵握る“松平元康”風間俊介「見守ってください」
2020/06/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。6月7日は放送休止前最後の回として第21回「決戦!桶狭間」を放送する。「桶狭間の戦い」の鍵を握る一人、松平元康を演じる風間俊介さんは、「この度の家康は、皆さんがよく知る家康になる前の話です。私も、天下人になる家康を忘れて演じていこうと思います。まだ何者でもない家康、元康を見守ってください」とコメントしている。 第21回は、今川から元康(風間さん)を離反させる工作は失敗に終わる。しかし、父・信秀の教えを思い出した信長(染谷将太さん)は、今川が本当にうわさされるような2万もの大軍であるのかを疑い、前線へ出陣。局地戦を展開して義元(片岡愛之助さん)自ら率いる本隊から、徐々に兵を引き離す作戦を決行する。 一方の元康は、三河勢を駒のように扱う今川方に次第に嫌気が差し始め、織田軍の迎撃に加わることを拒否。そして暴風雨の中、数の減った今川本隊は、桶狭間山での立ち往生を余儀なくされる。そこに織田の軍勢が襲いかかり……。
今川義元の「猫」は“人質”家康イメージ 「犬派」の演出担当が裏側語る
2020/06/06
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。第20回「家康への文」(5月31日放送)で、松平元康(後の徳川家康)役の風間俊介さん、元康の母・於大として子を思う母の心情を見事に体現した松本若菜さんと共に視聴者の注目を集めたのが、一匹の猫だった。 登場は、片岡愛之助さん演じる今川義元と堺正章さん演じる望月東庵との対話シーン。東庵に元康が「信頼できる男か」と聞く義元の懐には、可愛らしい“ハチワレ猫”が抱かれていて、SNSでは「ニャンコ可愛がる今川義元」「なでられまくってる猫、ぐうかわ」「気になって猫ばかり見てしまう」「可愛すぎて話が入ってこない」といった声が次々と上がった。 同回の演出を担当した一色隆司さんは、「東庵とのプライベートなシーンだったので、義元のプライベートな時間を表現したくて猫を抱いているという像をイメージしました。そこに、ある意味捕らわれの身であった元康(家康)のイメージが重なるといいなと思っていた」と演出的な狙いを明かす。 また、一色さんは「反響の中ではそれを感じてくださっている方もいたようなのでうれしく思います」と手応えを明かしつつ、一方で「何か動物を……という話をした時、猫はファーストチョイスでは実はありませんでした」と告白。「私は犬派なので座敷犬とか、力の象徴としてクジャクとかが広間にいられないかと考え、考証の佐多(芳彦)先生とも相談したところ、座敷犬もクジャクも外にいるべき動物なので手元に置くことができず、猫では……という話になりました」と裏話を披露する。 「結果として、あの嫌がっているような声が元康の心と重なって見えるように撮れたので、今ではなぜ猫をファーストチョイスにしなかったのだろうと思うぐらいです」と反省し、「撮影では、愛之助さんもおっしゃっていた通り、暴れ出す瞬間が何度もあったので、途中で解放してもらうことにしました。ただ、そのタイミングについては、物語の上でここまでは……という所までは頑張ってもらいました。それもあって、哀愁のある(?)声で鳴いているのだと思います」と語っていた。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作で、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」をもって一時放送休止となる。
子を思う母の心情を見事に体現… “於大の方”松本若菜の熱演と美に「引き込まれた」
2020/06/01
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第20回「家康への文」が5月31日に放送された。同回では、尾張へと侵攻する今川軍の先鋒(せんぽう)を任された松平元康(後の徳川家康、風間俊介さん)に、母の於大の方(松本若菜さん)が、戦から手を引くよう文を送るシーンがあった。子を思う母の心情を見事に体現した於大役の松本さんに対して、視聴者からは「引き込まれた」などの反響があった。 第20回では、駿河の今川義元(片岡愛之助さん)が再び尾張への侵攻を開始する。かつての人質で、成人した元康(旧名・竹千代)が、その先鋒を任されることになる。そのことに目を付けた光秀(長谷川さん)は、この戦を回避させるべく、帰蝶(川口春奈さん)と信長(染谷将太さん)に、元康の母・於大と伯父・水野信元(横田栄司さん)と接触をするように仕向ける。 於大は信長と帰蝶を前にし、「元康とは16年、会うておりませぬ。顔も忘れ、声も忘れ、もはや母と言えるのか、子と言えるのか」としながらも、信長に「わしが元康殿なら、16年会わずとも、20年会わずとも、名を聞けば胸を刺される。母は母じゃ」と諭されると、元康宛てのつたない文をしたためてきたことを告白。そして、目に涙を浮かべながら「もはや道ですれ違(ちご)うても、我が子と分からぬ愚かな母ではあるが、この戦で我が子が命を落としたと聞けば、身も世もなく泣くであろうと書きました」と明かす。 その文は菊丸(岡村隆史さん)によって元康の元へと届けられる。そこには「この戦は勝っても負けてもよきことは何もない。互いに傷つくばかりで。それゆえ、戦から身を引きなされ。母はひたすら元康殿に会いたい。穏やかに、何事もなく、他に何も望まぬ」という於大の心情がつづられ、文の向こうにいる母の姿に元康は涙をこぼした。 同シーンは視聴者の感動を呼んだほか、松本さんの醸し出すはかなげの雰囲気と美しさにもスポットが当たり、SNSでは「竹千代ママの文、泣ける」「美しい母君」「その美しさにハッとさせられた」「松本若菜さんの演技に目を奪われてしまった」「頬に落ちる一筋の涙も美しい」といった声が次々と上がっていた。
<SNS反響>ゴッドファーザー感… 今川義元×猫に反響も「可愛すぎて話入ってこない」?
2020/06/01
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第20回「家康への文」が5月31日に放送され、片岡愛之助さん演じる今川義元と、堺正章さん演じる望月東庵との対話シーンが描かれた。 東庵に松平元康(後の徳川家康、風間俊介さん)が「信頼できる男か」と聞く義元の懐には猫が抱かれ、その手で猫をあやしながら会話する姿に視聴者は反応。SNSでは「まさかの今川様withにゃんこ」「ニャンコ可愛がる今川義元」「なでられまくってるハチワレ猫、ぐうかわ」「気になって猫ばかり見てしまう」「可愛すぎて話が入ってこない」といった声が次々と上がった。 また、義元と映画「ゴッドファーザー」のドン・コルレオーネを重ねたファンによる、「ゴッドファーザーみ…」「義元様のゴッドファーザー感」「ヌコを可愛がるドンはマフィア臭プンプン」「このドン・コルレオーネ感が素晴らしい」といった投稿もあった。 義元役の愛之助さんは同回の放送後、ドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「元康が信頼できる男かを東庵先生に聞くシーン。雪斎亡き後、誰かに背中を押してほしかったのでしょう。そのシーンで想定外だったのは猫ちゃん! せりふはないはずですが、元気よく会話に参加していました。よって、後半は自由に動いてもらうことになりました(笑い)」と振り返っていた。
<SNS反響>「麒麟がくる」休止前ラストは「決戦!桶狭間」 次週予告に今井翼の姿 早くも期待の声
2020/05/31
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第21回「決戦!桶狭間」(6月7日放送)の予告編が5月31日に公開された。同回は放送休止前、最後の回で、予告には毛利新介役の今井翼さんの姿も映し出されている。 今井さん演じる毛利新介は、織田信長の家臣。信長の馬廻(うままわり)として仕え、桶狭間では服部一忠とともに、今川義元に肉薄し、首級をあげた人物だ。 SNSでは「いよいよ、次週桶狭間」「桶狭間くるーー!」「ずっとずっと楽しみにしてた桶狭間」「いよいよ桶狭間! 楽しみ倍増」のほか、「翼くん、登場!(来週)」「翼くん出た(予告)」「来週、片岡愛之助VS今井翼の松竹先輩後輩対決楽しみ……!」などと、視聴者から早くも期待する声が上がっていた。
“於大の方”松本若菜 家康の母としての思い…「文を読むほどに、思いが爆発」
2020/05/31
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第20回「家康への文」が5月31日に放送された。同回では、尾張へと侵攻する今川軍の先鋒(せんぽう)を任された松平元康(後の徳川家康、風間俊介さん)に、母の於大の方(松本若菜さん)が、戦から手を引くよう文を送るシーンがあった。16年間会わず、顔も声も忘れてしまった息子に、文を通して思いを伝えた於大の方役の松本さんは、「もう歴史で知っていることですが、この親子には幸せになってほしいですね」と笑顔でコメントしている。 於大の方について、「歴史上でファンの多い徳川家康。その母である於大という人物を演じるにあたり調べると、苦労も多い女性でしたが何よりも強い母だと感じました。そしてどれほど家康に愛されていたか、家康を愛していたか」と思いをはせる松本さんは、「於大の方が眠る傳通院(東京都文京区)へお墓参りへ行かせていただきました。立派な墓跡を目の前にして、更に母と子の絆を感じ、於大を演じることへの覚悟がより一層深まりました」と明かす。 信長(染谷将太さん)と帰蝶(川口春奈さん)と対面し、文を送る決心をするシーンでは、「自分の立場、置かれている状況、今後の行く末、そして何よりも子の命を案ずる母の気持ちをいかに演じるかを、監督と何度もセッションを重ねました」といい、「三河は長らく今川の支配下に置かれてきたので、再び三河のものに戻してほしいという願いを念頭に置きながら、リハーサルの時から気持ちを作り、本番は於大のしたためた文を読むほどに、ただただ元康(家康)への思いが爆発するような感じで演じました」と振り返った。
風間俊介「麒麟がくる」で“まだ何者でもない”家康に 晩年から逆算せず「ギャップ出ればいい」
2020/05/31
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第20回「家康への文」(5月31日放送)から、松平元康(徳川家康)役で風間俊介さんが登場する。家康を「とても多面的で面白い人物」と語る風間さんは、「現代から見た家康は、徳川幕府を開いた人物であり、たぬきであり、すごい人というイメージですけど、これはあくまで晩年の家康のイメージです。今演じている元康は、まだ何者でもないですし、立場が弱い武将ですから、晩年の家康からは逆算して考えないようにしています。晩年の家康に至るまでは何十年もかかりますし、小さい頃からそのイメージのまま、ということはありませんので、皆さんの持っている家康のイメージから、ギャップが出ればいいなと思っています」と意気込んでいる。 元康(家康)は後の徳川幕府の創始者。幼少より、駿河の今川と尾張の織田の間で人質となり、母と離れて孤独な子供時代を過ごす。桶狭間の戦いで今川方として参戦するも敗退。だが、それを機に今川から独立。後に三河の戦国大名として信長と同盟を結ぶ。キャストビジュアルのキャッチコピーは「悲運の三河大名」で、これまで竹千代時代を岩田琉聖(りゅうせい)君、松平元信時代を池田優斗さんが演じてきた。 風間さんは「『麒麟がくる』の制作が決まったとき、一視聴者としてとても楽しみにしていたのですが、徳川家康役で出演が決まったと聞いて、大変驚きました。大河ドラマ出演は、(2018年の)『西郷どん』以来2作目ですが、大河ドラマへの憧れが強すぎるせいか、いまだにドキドキして、緊張し続けています」と明かす。 また、「松平元康が登場するということは、歴史が大きく動く瞬間でもあります。それぞれの武将の勢力図も変わっていきますので、ここからさらに面白くなると思います」とも予告し、「家康だけではなく、この時代の大きくうごめく流れが変わる瞬間に、皆さんぜひ一緒に立ち会っていただきたいと思います。今後シーンとしてあるかどうか分かりませんが、光秀と一緒に干し柿を食べるシーンをやりたいですね」と笑っていた。
山口馬木也が今川義元家臣・朝比奈親徳役 「八重の桜」以来の大河…“主君”愛之助の印象は?
2020/05/30
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第20回「家康への文」(5月31日放送)に、今川義元(片岡愛之助さん)の家臣・朝比奈親徳役で山口馬木也さんが登場することが分かった。山口さんは「朝比奈という人物自体が調べても情報量が少なく、難しい役でした。共演した愛之助さんは、年も近くてとてもフレンドリーで、お仕えするにあたって申し分なかったです(笑い)」と振り返っている。 朝比奈親徳は、太原雪斎亡き後、側近として軍事・政治両面で義元を支え、特に今川の三河統治において絶大な力を誇った。 大河ドラマへの出演は、2013年の「八重の桜」で榎本武揚を演じて以来となった山口さんは、「舞台とは違った大河ドラマ独特の雰囲気を久々に味わい、また周りの人の期待にも応えなくてはという思いもあり、撮影初日は特に緊張しました」と明かす。 また山口さんは、「池端(俊策)先生の脚本の魅力ももちろんですが、大河ドラマには日本の時代劇の良さが集約されています」と大河ドラマへの思いを口にし、「麒麟がくる」については「一番の見どころは明智光秀目線の物語だ、ということだと思います。光秀の視点で見るこの時代に、群像劇としてさまざまなキャラクターが登場します」といった印象を抱いている。 その上で「自分には自分のストーリーがあるのはもちろんですが、朝比奈も、この場所のこの時点では主役だった」との考えで、「視聴者の皆さんに何か共感していただけるところがあればいいなとも思っています。僕らの知っている『本能寺の変』『謀反人』といったイメージの明智光秀が今後どのように描かれていくのか、一視聴者としてもとても楽しみです」と語っている。
<特集>「麒麟がくる」 「麒麟」を連れてくる男? 風間俊介“家康”登場! 過去の大河“家康俳優”は…
2020/05/30
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第20回「家康への文」(5月31日放送)から、風間俊介さん演じる徳川家康(松平元康)が登場する。染谷将太さん扮(ふん)する織田信長、佐々木蔵之介さん演じる豊臣秀吉(藤吉郎)と合わせて、これでついに「三英傑」が出そろうが、童顔丸顔の信長(染谷さん)、高身長の秀吉(佐々木さん)に続き、風間さんが体現する「新しい家康」にも期待がかかる。また家康は、タイトルにもある、王が仁のある政治を行うときに必ず現れるという聖なる獣「麒麟」を“連れてくる男”とも目され、劇中でどう描かれるのかという二重の楽しみもあるが、ここでは過去の大河ドラマの“家康俳優”をおさらいする。 ◇風間俊介“家康”は「まだ何も成し遂げていない青年です」 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマで、1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀(長谷川さん)が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となる。 家康は後の徳川幕府の創始者。幼少より、駿河の今川と尾張の織田の間で人質となり、母と離れて孤独な子供時代を過ごす。桶狭間の戦いで今川方として参戦するも敗退。だが、それを機に今川から独立。後に三河の戦国大名として信長と同盟を結ぶ。キャストビジュアルのキャッチコピーは「悲運の三河大名」で、これまで竹千代時代を岩田琉聖(りゅうせい)君、松平元信時代を池田優斗さんが演じてきた。 風間さんはドラマの公式ホームページで、「もともと明智光秀に興味があって、いろいろな本を読んでいたところに、大河ドラマで明智光秀をやると聞いて、一視聴者として放送が始まるのを楽しみにしていました。そんなときに出演オファーがきて、しかも徳川家康役と聞いて本当に驚きました。両親をはじめ風間家も大騒ぎでした(笑い)」とコメント。 また「僕が演じる松平元康時代の家康は、まだ何も成し遂げていない青年です。テレビの前の皆さんには、この青年があの家康になるのかと思いながらドラマを楽しんでもらいたいのですが、僕はそう思って演じてはいけない、逆算してはいけないと思っています。演じるのはあくまでも、母と引き離された、逆境に立たされた若き武将です」と説明しており、風間さんがどんな家康を見せくれるのか、興味は尽きない。 ◇近年の“戦国大河”で家康を演じたのは… “41年ぶり2度目”の寺尾聰も 1963年に始まったNHK大河ドラマで、“戦国もの”とされるのは「麒麟がくる」を含めて20作あるが、一つ前の“戦国大河”は、2017年の「おんな城主 直虎」で、このときは阿部サダヲさんが家康を演じた。まだまだ気弱な中間管理職的な、タヌキおやじになる前の(特に市川海老蔵さん扮する信長を前にしたときの)悩める家康を、持ち前のコミカルさと愛嬌(あいきょう)で体現し、好評を博した。 「直虎」の前年の2016年の「真田丸」で家康を演じたのが内野聖陽さんだ。主人公の真田幸村(信繁、堺雅人さん)の“最大最強の宿敵”でありながら、臆病で慎重な性格が強調された家康を覚えている大河ファンは多いはず。 また2010年代では、2014年の「軍師官兵衛」に寺尾聰さんが、1973年の「国盗り物語」以来、41年ぶり2度目の家康役で出演したことも話題になった。 ◇“家康俳優”と聞いて思い浮かべるのは? “光安”西村まさ彦も「秀吉」で家康に! 寺尾さんと同じく大河ドラマで2度にわたって家康を演じたのが津川雅彦さん。作品は、1987年の「独眼竜政宗」と2000年の「葵 徳川三代」だ。“家康俳優”と聞いて、津川さんのことを思い浮かべる人は少なくないだろう。 そのほか、児玉清さん(1978年「黄金の日日」)フランキー堺さん(1981年「おんな太閤記」)、滝田栄さん(1983年「徳川家康」)、丹波哲郎さん(1989年「春日局」)、松方弘樹さん( 2009年「天地人」)、北大路欣也さん(2011年「江~姫たちの戦国~」)といったそうそうたる顔ぶれが並ぶ、大河ドラマの“家康俳優”。計13作の大河ドラマに出演している西田敏行さんは、自身11作目の大河となる2006年の「功名が辻」で満を持して家康役を務めている。 意外なキャスティングとなったのが1992年「信長 KING OF ZIPANGU」で、家康役には郷ひろみさんを起用した。 そして、「麒麟がくる」ファンが忘れてはならないのが、“心やさしき光秀の叔父”明智光安を演じ、5月3日放送の第16回「大きな国」、5月10日放送の第17回「長良川の対決」の2週にわたって視聴者の涙を誘った西村まさ彦さんだ。「真田丸」の室賀正武役の印象の強い西村さんだが、時間をさかのぼること24年前、1996年の「秀吉」で家康を演じ、大河ドラマの歴史に“家康俳優”として名を刻んでいる。
ついに母も“失った”信長が「悲しすぎる」… 染谷将太「今後の信長に多大な影響」と見解
2020/05/25
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第19回「信長を暗殺せよ」が5月24日に放送された。同回では、弟の信勝(木村了さん)を死へと追い込んだ信長(染谷将太さん)が、母・土田御前(檀れいさん)から、厳しい言葉を投げつけられるシーンが描かれた。 幼い頃から母に遠ざけられてきたことを嘆く信長。しかし、土田御前は「そなた(信長)は、いつも私の大切なものを壊す」と切り出すと、「幼き頃より、そなたはいつも物を壊し、私を傷つけた」「そなたがそばにいるだけで私の心は穏やかではなかった」と非難し、「それを癒やしてくれたのが信勝であった」と告白。ここで土田御前は、「そなたはまた、私の大切なものを壊したのじゃ、私の大切なものを」と信長に迫ると、頬に手を当て「そなたは弟を殺しただけではない。この母も殺したのです」とその場に泣き崩れる。 その後、信長は帰蝶(川口春奈さん)を前にし、「終わった……。わしは父も弟も母も失った……」と悲しみに暮れ、SNSには「信長がつらい」「不憫(ふびん)じゃあ」「悲しいなぁ」「悲しすぎる」といった視聴者の言葉が並んだ。 信長役の染谷さんは同回の放送後、ドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「弟を殺した後なのに、母上の姿を見て、やっと自分のところに来てくれたとちょっと喜んでしまう。そこが信長の怖いところであり、ピュアな部分でもあります。そして、母上に顔を触ってもらい、同時に捨てられる。これは、今後の信長に多大な影響を与えるはずです」と語った。
<SNS反響>斎藤義龍、光秀との今生の別れ… 「さらばだ」直後まさかの「ナレ死?」に視聴者驚き
2020/05/24
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第19回「信長を暗殺せよ」が5月24日に放送され、伊藤英明さん演じる斎藤義龍(高政)と、長谷川さん扮(ふん)する光秀との“今生の別れ”が描かれた。 第19回では、斎藤道三(本木雅弘さん)の死から2年、越前で慎ましい生活を送っていた光秀は、朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)に呼び出され、将軍・義輝(向井理さん)が戻った京の様子を探りに行くように命じられる。 京では、尾張を手中に収めようとする義龍の一派が、これから上洛(じょうらく)してくる信長(染谷将太さん)の命を狙っているという不穏なうわさを耳にする。松永久秀(吉田鋼太郎さん)の力を借りてそれを未然に阻止する光秀。そして義龍は……と展開した。 光秀を自分の元に呼び寄せると、再び自分と手を組み美濃を大きく豊かな国にしようと持ち掛ける義龍。しかし、光秀はその申し出を断ると、義龍からの「お主、一体何がしたいのか?」との問いに、以前、道三から「誰も手出しできぬ、大きな国を作れ」と言われたことを明かした上で、「今は自分でもどうしてよいのか分からぬ。しかし、道三様のそのお言葉がずっとこの胸の内にあるのだ」と答える。 ここで義龍は「大きな国……。父上が」とつぶやくと、光秀の決心が揺るがないことを悟り、「分かった。行け」「さらばだ。もう会うこともあるまい」と別れの言葉を光秀に送る。すると「斎藤義龍は2年後、病によりこの世を去る」とのナレーションが入り、シーンは転換。SNSでは「えっ」「ええええー!?」「義龍これで終わり?」といった驚きの声のほか、「まさかのナレ死?」「これでナレ死?」「義龍はナレ死なのかな?」「高政のナレ死に驚いた!」「まさかの義龍ロスに陥りそう」などの反響があった。
“土田御前”檀れい 信勝の亡きがらと対面で「呼吸困難」 信長の頬に手は「私から提案」
2020/05/24
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第19回「信長を暗殺せよ」が5月24日に放送され、檀れいさんが演じる土田御前が、信長(染谷将太さん)によって死に追い込まれた信勝(木村了さん)の亡きがらと対面し、涙を流すシーンが描かれた。 檀さんは「絶命した信勝を目にしたときは、何が起こったのか頭の中で理解できませんでした。戦国の世に生きる母としては、血縁者同士で争うことも常である時代だからこそ、突然自分の子供を失うかもしれない不安が付きまとっていましたが、信勝の姿を目にしたときはただただ涙が止まりませんでした」と土田御前として同シーンを振り返る。 また「大切にしていた信勝を失った悲しみで、本番のときに自分自身、胸が苦しく途中で呼吸ができなくなるほど、つらいシーンになりました」と明かすと、「呼吸困難になるのは自分の中では計算外でしたが、それほど土田御前として、信勝を心のよりどころにしていたし、大事に育ててきたので、自分の半身を失ったかのような苦しみを感じました」と語った。 その後、広間にたたずむ信長を見つけ、厳しい言葉を投げつけた後、近づいていき、両手で信長の頬に触れ「母も殺したのです……」と泣き崩れた土田御前。 「頬に触れるのは、私から監督に提案させていただきました」と話す檀さんは、「信長も自分の子ですが、弟をも殺してしまうような異質な存在である信長を産んだのは自分だということを土田御前として認識したかったんです。いとおしく思っている信勝に触れるのと、怒りや憎しみ、悲しみで信長に触れるのとで違いが出せたらと思いました」と真意を説明する。 さらには「怒りや悲しみをぶつけるだけでなく、触れることによってこの親子の複雑さ、土田御前としてなぜこんな子が生まれてきてしまったのか、なぜちゃんと信勝のように育てることができなかったのかという思いが出せればいいなと。このシーンが土田御前と信長の決定的な絶縁のシーンでもあるので、見ている方にはこの親子もうダメだなと思っていただけるように演じました」と明かしていた。
次週いよいよ風間俊介“家康”が登場! ついに三英傑出そろう!!
2020/05/24
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第20回「家康への文」(5月31日放送)の予告編が5月24日に公開され、風間俊介さん演じる徳川家康(松平元康)の登場が明かされた。染谷将太さん扮(ふん)する織田信長、佐々木蔵之介さん演じる豊臣秀吉(藤吉郎)と合わせて、これでついに「三英傑」が出そろう。 家康は後の徳川幕府の創始者。幼少より、駿河の今川と尾張の織田の間で人質となり、母と離れて孤独な子供時代を過ごす。桶狭間の戦いで今川方として参戦するも敗退。だが、それを機に今川から独立。後に三河の戦国大名として信長と同盟を結ぶ。キャストビジュアルのキャッチコピーは「悲運の三河大名」で、これまで竹千代時代を岩田琉聖(りゅうせい)君、松平元信時代を池田優斗さんが演じてきた。 SNSでは「家康ゥゥゥゥウ!」「風間俊介さん!」「竹千代大きくなってる!」「最終形態きたわね」「とうとう来週、風間家康さまがくる」と盛り上がりを見せていた。
佐久間右衛門尉信盛役に金子ノブアキ 「ここまでに培った全てを注ぎ込む所存」と意気込み
2020/05/19
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に、佐久間右衛門尉信盛役で金子ノブアキさんが出演することが5月18日、発表された。 佐久間右衛門尉信盛は織田家宿老。信秀、信長に仕え、近江六角氏の征討などに従軍し、軍功をあげた。天正8(1580)年に信長によって高野山に追放される……という人物。金子さんは「久しぶりに大河ドラマの現場に帰ってくることができました。本当にうれしいです。ここまでに培った全てを注ぎ込む所存です」と意気込みを語った。
生唾ごっくんで恐怖表現 “信勝”木村了が信長との対峙語る「その目に宿っていたのは悲しみ」
2020/05/18
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第18回「越前へ」が5月17日に放送され、織田信勝(木村了さん)が兄の信長(染谷将太さん)と対峙(たいじ)し、死へと追い込まれる姿が描かれた。 裏で高政(伊藤英明さん)らと通じ、持参した万病を鎮める霊験あらたかな湧き水で信長を毒殺しようとした信勝。しかし、信長には全てを見透かされていて、最後には「飲め。飲むんじゃ。飲め。飲め。飲めぇ! お前が飲めぇ!」と逆に毒入りの湧き水を飲むことを強要され、命を落とした……。 同シーンで、何度も生唾を飲み込み、信勝が抱いた恐怖を表現した木村さんは、「お互いの気持ちをぶつけ合って、信勝は織田家を継ぐにふさわしいのは信長だと認めた。だから、毒を飲まされたというより自ら飲んだ。怖い形相で『飲め!』と迫る兄上ですが、その目に宿っていたのは悲しみだったと感じました」と振り返った。
“朝倉義景”ユースケ・サンタマリア 光秀との対面シーン「考えられないくらい大声で」
2020/05/18
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第18回「越前へ」が5月17日に放送され、朝倉義景役でユースケ・サンタマリアさんが初登場した。 ユースケさんは同回の放送終了後にドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「光秀(長谷川さん)との対面では広間がやたら広くて、光秀がやたら遠くにいるんです。だから、考えられないくらい大声でしゃべらないといけない。監督が『元気よくやってください』と言った言葉の意味が、そこでやっと分かりました(笑い)」と振り返った。 第18回では、高政軍の追っ手から、命からがら美濃を脱出する光秀たち。帰蝶(川口春奈さん)の取り計らいで現れた伊呂波太夫(尾野真千子さん)に導かれ、隣国・越前の地へたどり着く。領主・朝倉義景に謁見し、明智家をかくまってもらえないかと交渉する太夫に、義景は値踏みするように光秀を見つめ、渋々ながら了承する……。 ひょうひょうとしていながらも、一癖も二癖もあるような“ユースケ義景”に対して、SNSでは「ユースケさん、やっぱりうさんくさー」「うさん臭さ全開やの」「『穏やかに暮らしたいのじゃ』って、うーん、うさん臭い」「つかめない、つかみどころがない。すごくいい。義景」「なんか、すごいハマり役では」「こういう役やらせたら最高だよね」といった声が上がっていた。
新キャスト発表 今井翼が毛利新介役で出演
2020/05/18
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが5月18日、発表された。今井翼さんが毛利新介役、金子ノブアキさんが佐久間右衛門尉信盛役、榎木孝明さんが山崎吉家役で出演する。 今井さん演じる毛利新介は織田信長の家臣。信長の馬廻(うままわり)として仕え、桶狭間では服部一忠とともに、今川義元に肉薄し、首級をあげた。大河ドラマには今回で3回目の出演となる今井さんは、「今川義元にとって重要な回に出演できたこと、心から感謝しております。今川義元を討ち取るという要の役を演じるにあたり、毛利新介の出世欲、強い執念を目的に演じさせていただきました。身に余る演出をつけていただき、胸が高鳴る時間を過ごさせていただきました。壮大な桶狭間の戦いのシーンにぜひともご注目ください」と話している。 金子さん演じる佐久間右衛門尉信盛は織田家宿老。信秀、信長に仕え、近江六角氏の征討などに従軍し、軍功をあげた。天正8(1580)年に信長によって高野山に追放される。また榎木さん演じる山崎吉家は越前・朝倉家の家臣で、朝倉家の重鎮である朝倉宗滴とともに活躍した。宗滴死後、信長との戦いが始まると、主に外交で重要な役割を果たす……という役どころだ。 制作統括の落合将チーフプロデューサー(CP)は、新キャストについて 「中中盤最大の見どころ、『桶狭間の戦い』で登場する、宿敵・今川義元を討つ毛利新介に今井翼さん。同じく織田家古くからの家臣・佐久間信盛に金子ノブアキさん。お二方ともさすがの貫録で麒麟版『桶狭間』を盛り上げてくれます! また、越前編後半で、円熟した演技で朝倉義景役ユースケ・サンタマリアさんの側近・山崎吉家を演じていただく大ベテラン・榎木孝明さん。山崎はまた、揺れる朝倉家内部で、光秀の将来にも大きく関わる決断をしていきます。視聴者のみなさまには楽しみにしていただければ幸いです!」とコメントを寄せた。 5月17日の第18回「越前へ」から新章となる「越前編」がスタート。また、6月7日の第21回をもって一時放送休止となることが発表されている。
<SNS反響>そこはかとないバカ殿感… ユースケ・サンタマリア“朝倉義景”に「うさん臭い」「ハマり役」の声
2020/05/17
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第18回「越前へ」が5月17日に放送され、朝倉義景役でユースケ・サンタマリアさんが初登場した。 第18回では、高政軍の追っ手から、命からがら美濃を脱出する光秀(長谷川さん)たち。帰蝶(川口春奈さん)の取り計らいで現れた伊呂波太夫(尾野真千子さん)に導かれ、隣国・越前の地へたどり着く。領主・朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)に謁見し、明智家をかくまってもらえないかと交渉する太夫に、義景は値踏みするように光秀を見つめ、渋々ながら了承する……。 ひょうひょうとしていながらも、一癖も二癖もあるような“ユースケ義景”に対して、SNSでは「ユースケさん、やっぱりうさんくさー」「うさん臭さ全開やの」「『穏やかに暮らしたいのじゃ』って、うーん、うさん臭い」などと視聴者は反応。 そのほか「つかめない、つかみどころがない。すごくいい。義景」「なんか、すごいはまり役では」「こういう役やらせたら最高だよね」といった声に加え、「バカ殿のご先祖様か?」「バカ殿に見えちゃう」「バカ殿っぽい」「そこはかとないバカ殿感……」といった感想も多かった。
<SNS反響>「お前が飲めぇ!」弟を死へと追い込む信長に恐怖 全てお見通しの帰蝶様にも「怖っ!」
2020/05/17
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第18回「越前へ」が5月17日に放送され、織田信長(染谷将太さん)が弟・信勝(木村了さん)を死へと追い込む姿が描かれた。 第18回では、高政軍の追っ手から、命からがら美濃を脱出する光秀(長谷川さん)たち。帰蝶(川口春奈さん)の取り計らいで現れた伊呂波太夫(尾野真千子さん)に導かれ、隣国・越前の地へたどり着く。領主・朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)に謁見し、明智家をかくまってもらえないかと交渉する太夫に、義景は値踏みするように光秀を見つめ、渋々ながら了承する。 その頃、尾張では、高政(伊藤英明さん)らと裏で通じる信勝に謀反の動きがあることが、柴田勝家(安藤政信さん)によって信長に伝えられる。信勝をどうすべきか、帰蝶から直接、信勝と会って、顔を見て決めればよいと勧められた信長は、病気を装い信勝を城におびき寄せる。 万病を鎮める霊験あらたかな湧き水(毒入り)を持参した信勝と対面した信長。すぐに「病というのは偽りじゃ。そなたを呼び寄せ、討ち果たすように偽りを申した」と手の内をさらすと、母・土田御前(檀れいさん)に愛され、育てられてきた信勝を妬んで、何度も殺そうと思ったと告白する。 さらに信長は、信勝が自分を疎ましく思っていたことを知ると、「それゆえ高政と手を結んだか」と鋭く指摘。そして、一筋の涙が頬を伝わった瞬間、信長は無情にも「信勝……、そなた、これ(水)を飲め」と告げる。 ここで信勝は水を飲むことをちゅうちょし、許しを請うが、信長は何かに納得するように「そうか……」と言い、徐々に感情を高ぶらせて「飲め。飲むんじゃ。飲め。飲め。飲めぇ! お前が飲めぇ!」と死におびえる信勝を一気に追い込む。 縁側にたたずみうっすらと笑みを浮かべる帰蝶の姿も映し出され、最後は信長が、亡きがらとなった信勝を見下ろし「信勝……、愚か者……」とつぶやくシーンで、同回は幕を閉じた。 SNS上では「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い」「ガクガクブルブル」「涙の後の信長怖すぎ。マジ怖い」「涙まで怖すぎんよ」「信長怖ぁぁぁぁ! 夢に出るわこんなん!」と信長に恐怖する視聴者が続出。「『飲め』だけで迫力出すのすごいな」「本当ヤバすぎて飲み込まれた」「染谷さん、ずっとまばたきしないのが、また……」「染谷さんのまばたきしないせりふ回しは本当にゾクゾクした」といった感想のほか、「全てお見通しの帰蝶様 」「何気に怖い帰蝶様」「それよりも帰蝶様が怖い」「帰蝶様。相変わらず怖っ!」「帰蝶様怖すぎる(毎回言ってる)」といった声も数多く上がっていた。
新章突入… 長谷川博己「全てを失った光秀の新たな物語が始まります」
2020/05/17
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第18回「越前へ」が5月17日に放送される。ドラマは同回から新章となる「越前編」へと突入。光秀役の長谷川さんは、「美濃を追われ、落ち延びた越前での生活は歯がゆいものだったと思いますが、新しい出会いを通じて後の智将・明智光秀になるための貴重な時間でもあったのではないでしょうか。全てを失った光秀の新たな物語が始まります」とコメントしている。 第18回では、高政軍の追っ手から、命からがら美濃を脱出する光秀(長谷川さん)たち。帰蝶(川口春奈さん)の取り計らいで現れた伊呂波太夫(尾野真千子さん)に導かれ、隣国・越前の地へたどり着く。領主・朝倉義景(ユースケ・サンタマリアさん)に謁見し、明智家をかくまってもらえないかと交渉する太夫に、義景は値踏みするように光秀を見つめ、渋々ながら了承する……。
ユースケ・サンタマリア「麒麟がくる」で初大河も「根拠のない自信」 朝倉義景役「面を上げよ」に謎の高揚感
2020/05/17
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第18回「越前へ」(5月17日放送)から、朝倉義景役でユースケ・サンタマリアさんが登場する。ドラマは同回から「越前編」へと突入。今回が初の大河ドラマで、「時代劇の経験が少ないので、所作などしっかりと身に付けなければと思い、監督に相談しましたが、監督からは『所作などは考えず、人物像も調べないで、いつものユースケさんでやってほしい』と言われました」と明かすユースケさんが役について語った。 朝倉義景は、光秀(長谷川さん)が高政(伊藤英明さん)の手を逃れて入った越前を支配する戦国大名。室町幕府からの名家で、一乗谷を中心に小京都ともいうべき美しく豊かな国・越前を思うがままに営んでいる。京とは距離を置いてつきあっているが、幕府と懇意な光秀を、いいように利用する……。 監督の言葉を受け、「ほとんど前知識を入れずに手探り状態で撮影に臨んだ」というユースケさんは、「監督からは『その迷っている感じが良い』と言われ、根拠のない自信がつきました」と笑う。 朝倉義景に対しては「ここまでの登場人物にはいなかったキャラクターで、一癖も二癖もあるつかみどころのない戦国大名ですが、演じていく中でどんどん愛着が湧いています」とも話していて、「光秀と初めて対面するシーンを初日に撮影しましたが、『面を上げよ』というせりふは、これまた謎の高揚感がありましたね(笑い)。『麒麟がくる』の中では、朝倉義景を一番輝かせたいと勝手に思っています。ぜひお楽しみに!」と力を込めた。 制作統括の落合将チーフプロデューサー(CP)は、「『本木道三』が見事に散って、ついに新たな戦国大名『ユースケさん朝倉』の登場です! 厳格だがケチだった前主君とは打って変わって、今回の大名はつかみどころなく、光秀を翻弄(ほんろう)します。大河ドラマ初出演のユースケさんは、また現場でものらりくらりと我々を翻弄し、まさしく『麒麟版・朝倉義景』がそこにいるかのように我々を錯覚させてくれました」と明かす。 最後に落合CPは、「中盤、朝倉義景は光秀の運命に大きく関わり、最終的に光秀と信長の前に大きな敵として立ちはだかります。本格的な撮影はこれからですが、ユースケさんがどのように朝倉義景の人物像を育てあげてくれるか、今から楽しみでなりません」と期待を寄せていた。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。
「越前編」突入で“柴田勝家”安藤政信が登場 初の大河ドラマ、意気込みも
2020/05/16
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第18回「越前へ」(5月17日放送)から、柴田勝家役で安藤政信さんが登場する。ドラマは同回から「越前編」へと突入。初の大河ドラマとなる安藤さんは、「研ぎ澄まされたナイフで鋭く切り込んでいく勝家をお見せできればと考えています」と意気込みを語っている。 安藤さんが演じる柴田勝家は織田家譜代の家臣。通称は「権六(ごんろく)」。信長の弟・信勝暗殺に、信勝の家臣でありながら加担する……。 安藤さんは「歴代の役者さんたちが演じてこられた柴田勝家像は、線の太い、男臭いイメージが強かったと思いますが、僕はどちらかと言えば、線が細いタイプです。太いナタを振り下ろすような豪快なイメージというより、研ぎ澄まされたナイフで鋭く切り込んでいく勝家をお見せできればと考えています。頭脳戦を繰り広げながら、その中で感情の見せ方や出し方を工夫していきたいと思います」とコメントしている。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。 第18回には朝倉義景を演じるユースケ・サンタマリアさんも登場する。
視聴者の心揺さぶった“光安”西村まさ彦の名演 演出「明智の誇りと気高さを見事に表現」
2020/05/11
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第17回「長良川の対決」が5月10日に放送され、前回第16回「大きな国」(5月3日放送)に続き、明智光安役の西村まさ彦さんの名演が多くの視聴者の心を揺さぶった。 斎藤道三(本木雅弘さん)が、高政(伊藤英明さん)との一騎打ちのさなか、高政の家臣に槍(やり)で刺され、命を落としてしまう。道三軍に味方したことで、高政の軍に攻められることになった明智荘。光安は明智城に戻ってきた光秀(長谷川さん)に、明智家の当主の座を譲ると宣言する。自軍の兵の数が10分の1にも満たないことから「戦にならぬ」と考え、皆が討ち死になることだけは避けたいという光安は、「我らが討たれれば、明智家は途絶える。わしはそなた(光秀)の父上から家督を継いだ折、行く末そなたを立て、明智家の血は決して絶やさぬと約束した」と光秀に告げ、明智家の旗印を渡す。 さらに光安は、「城を失うのはつらい。兄に申し開きができぬ」と悔しさをにじませながらも、「されど明智家が滅びるのは座視できぬ。何としてもそれは避けねばならぬ。これはそなたの父上の声と思うて聞け。一旦、城を離れ、逃げよ。逃げて逃げて、生き延び、明智家のあるじとして再び城を持つに身になってもらいたい。そなたなら、それがやれる。許されるなら、この左馬助(間宮祥太朗さん)をそこに加えてもらいたい」と願いを託す。 また「他の者にも落ち延びるよう命じた」という光安の優しさに涙が止まらない光秀。敵が近くまで迫ってきていることを知ると光安は、光秀と左馬助に「急げ! 一刻も早う行け! ぐずぐずするでない!」と脱出を促すと、光秀の「叔父上は?」との言葉に「わしも後から行く。案ずるな。早う行け! わしはこの城の最期をしかと見届け、後を追う!」と涙ながらに別れを告げた……。 道三の“最期”に続く、この日2度目のクライマックスで見せた西村さんの名演について、ドラマのチーフ演出・大原拓さんは、「光安には、ドラマの中でほっと息がつけるパートを担ってもらいました。光秀への最後の言葉は、叔父ではなく父として語ってほしいと話しました。西村まさ彦さんは、明智の誇りと気高さを見事に表現。光秀の今後を支えるメッセージになったと思います」とコメントした。
「最初で最後の、父と子の抱擁」? 本木雅弘が語る道三の“最期”
2020/05/11
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第17回「長良川の対決」が5月10日に放送され、本木雅弘さんが演じる斎藤道三の“最期”が描かれた。 道三は高政(伊藤英明さん)との一騎打ちのさなか、高政の家臣に横から槍(やり)で刺され、命を落とした。最後の言葉は、高政にもたれかかるようにし、絞り出した「高政。愚か者……。勝ったのは道三じゃ」だった。 本木さんは同回の放送終了後にドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「高政にぶつかるように倒れ込み、道三は最期を迎えました。その姿は、もしかすると最初で最後の、父と子の抱擁に見えたかもしれません。皆さんには、どう映ったでしょうか? 道三は散りましたが、これからは光秀(長谷川さん)、高政、信長(染谷将太さん)の心の中で生き続けるはずです」とつづった。 第17回は、尾張では、道三が越前へ落ち延びられるよう取り計らったにもかかわらず、それを拒んだとして帰蝶(川口春奈さん)が憤っていた。道三が劣勢であることを聞いた信長は、いてもたってもいられず兵を引き連れて飛び出していく。 光秀は、明智荘を守るべく、光安(西村まさ彦さん)と共に道三に味方することを決める。ついに長良川を挟んだ戦いが始まった。一進一退の攻防が続く中、自ら大軍を率いて押し寄せる高政により、次第に道三軍の敗色が濃厚になってゆく……と展開した。 ドラマは次週第18回「越前へ」(5月17日放送)から「越前編」へと突入する。
<SNS反響>西村まさ彦、再びの名演に視聴者は涙… 「道三ロス」より「光安ロス」の声も?
2020/05/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第17回「長良川の対決」が5月10日に放送され、前回第16回「大きな国」(5月3日放送)に続き、“心やさしき光秀の叔父”明智光安役の西村まさ彦さんの名演に視聴者の注目が集まった。 第17回は、尾張では、藤道三(本木雅弘さん)が越前へ落ち延びられるよう取り計らったにもかかわらず、それを拒んだとして帰蝶(川口春奈さん)が憤っていた。道三が劣勢であることを聞いた信長(染谷将太さん)は、いてもたってもいられず兵を引き連れて飛び出していく。 光秀(長谷川さん)は、明智荘を守るべく、光安(西村まさ彦さん)と共に道三に味方することを決める。ついに長良川を挟んだ戦いが始まった。一進一退の攻防が続く中、自ら大軍を率いて押し寄せる高政(伊藤英明さん)により、次第に道三軍の敗色が濃厚になってゆく。そして道三は高政との一騎打ちのさなか、高政の家臣に槍(やり)で刺され、命を落としてしまう。 道三軍に味方したことで、高政の軍に攻められることになった明智荘。光安は明智城に戻ってきた光秀に明智家の当主の座を譲ると宣言する。自軍の兵の数が10分の1にも満たないことから「戦にならぬ」と考え、皆が討ち死になることだけは避けたいという光安は、「我らが討たれれば、明智家は途絶える。わしはそなた(光秀)の父上から家督を継いだ折、行く末そなたを立て、明智家の血は決して絶やさぬと約束した」と光秀に告げ、明智家の旗印を渡す。 さらに光安は「城を失うのはつらい。兄に申し開きができぬ」と悔しさをにじませながらも、「されど明智家が滅びるのは座視できぬ。何としてもそれは避けねばならぬ。これはそなたの父上の声と思うて聞け。一旦、城を離れ、逃げよ。逃げて逃げて、生き延び、明智家のあるじとして再び城を持つに身になってもらいたい。そなたなら、それがやれる。許されるなら、この左馬助(間宮祥太朗さん)をそこに加えてもらいたい」と願いを託す。 また「他の者にも落ち延びるよう命じた」という光安の優しさに涙が止まらない光秀。敵が近くまで迫ってきていることを知ると光安は、光秀と左馬助に「急げ! 一刻も早う行け! ぐずぐずするでない!」と脱出を促すと、光秀の「叔父上は?」との言葉に「わしも後から行く。案ずるな。早う行け! わしはこの城の最期をしかと見届け、後を追う!」と涙ながらに別れを告げる……。 道三の“最期”に続く、この日2度目のクライマックスで見せた西村さんの名演に、SNSでは「光安どのぉ」「叔父上死ぬ気か……」「ダメだ。叔父上泣いちゃう」「叔父上の行く末が分かるだけに、すでに目が潤んでしまう」などと視聴者は反応。さらには「辛い別れが何度も」「長良川の戦よりもっと辛いシーンが来そうじゃない。油断させてこれはずるい」「もう号泣」「まさ彦さん先週に引き続き名演!」「道三ロスより光安ロスじゃねぇか……」といった声が上がっていた。
<SNS反響>「壮絶」「切ない」…「道三ロス」広がる 圧倒的「本木雅弘劇場」も最期は“横やり”に散る
2020/05/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第17回「長良川の対決」が5月10日に放送され、本木雅弘さんが演じる斎藤道三の“最期”が描かれた。 第17回は、尾張では、道三が越前へ落ち延びられるよう取り計らったにもかかわらず、それを拒んだとして帰蝶(川口春奈さん)が憤っていた。道三が劣勢であることを聞いた信長(染谷将太さん)は、いてもたってもいられず兵を引き連れて飛び出していく。 光秀(長谷川さん)は、明智荘を守るべく、光安(西村まさ彦さん)と共に道三に味方することを決める。ついに長良川を挟んだ戦いが始まった。一進一退の攻防が続く中、自ら大軍を率いて押し寄せる高政(伊藤英明さん)により、次第に道三軍の敗色が濃厚になってゆく。 ここで道三は一人で馬を駆り、進軍する高政の前に姿を現すと、槍(やり)を手に高政に一騎打ちを挑む。「命までは取らぬ。我が軍門に下れ」と負けを認めさせようとする高政に対して、「己を偽り、人を欺く者の軍門には下らぬ」と道三は拒否し、「そなたの父の名を申せ!」「父の名を申せ!」と高政に何度も繰り返す。 そこで高政は「我が父は土岐頼芸様。土岐源氏の棟りょうぞ」と宣言するも、道三は高笑いで一蹴。「我が子よ。高政よ。この期に及んで、まだ己を飾らんとするか。その口で皆を欺き。この美濃をかすめ取るのか。おぞましき我が子。醜き高政。そなたの父はこの斎藤道三じゃ。成り上がり者の道三じゃ」とドスの効いた声で言い聞かす。 すると高政は、周囲の家臣に「この者を討て」と一騎打ちを放棄。道三は高政と決着を付けようと、再び槍を手に駆け寄るも、家臣の一人に横から槍で突かれ、高政にもたれかかるように命を落とす。最後の言葉は「高政。愚か者……。勝ったのは道三じゃ」だった。 父子という関係にこだわったがゆえの悲しい結末で、SNS上には「スター・ウォーズか」「ダースベーダーとルーク?」「道三は高政に父って言ってほしかっただけなんだよ」「つらすぎる」「壮絶」「こんなに道三の死が切ないなんて……」といった感想が次々と上がった。 それでも本木さんの名演に対して、「えぇぇぇなにこの名場面」「ああ、これは名場面だ……!!」といった声や、「モックン道三がめちゃくちゃカッコイイ」「本木道三、圧倒的」「本木雅弘劇場! 映画館で見たいくらいだ」といった声が上がったほか、「ああ、退場いやあああ」「めっちゃ泣いた」「即 道三ロス」「さっそく道三ロス」「道三ロス半端ない」「道三ロスで鬱」と本木道三の退場を視聴者は惜しんだ。
予告にユースケ・サンタマリア 次週「越前編」突入
2020/05/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の次週第18回「越前へ」(5月17日放送)の予告編が5月10日、公開された。ドラマは同回から「越前編」へと突入。予告編には、朝倉義景を演じるユースケ・サンタマリアさんも登場した。 ユースケ・サンタマリアさん演じる朝倉義景は、光秀(長谷川さん)が高政(伊藤英明さん)の手を逃れてたどり着く越前を支配する戦国大名。足利幕府からの名家で、一乗谷を中心に小京都ともいうべき美しく豊かな国・越前を思うがままに営んでいる。京とは距離を置いて付き合っているが、幕府と懇意な光秀を、いいように利用する……。 5月10日放送の第17回「長良川の対決」では、斎藤道三(本木雅弘さん)の最期が描かれた。
最後まで“道三らしさ”貫く? 本木雅弘「高政にやすやすとやられる気は毛頭ない」
2020/05/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第17回「長良川の対決」が5月10日に放送される。ドラマの公式ツイッターでは、斎藤道三役の本木雅弘さんのコメントを掲載。道三が嫡男・高政(伊藤英明さん)と争い命を落とした「長良川の戦い」を前に、「わしは老いぼれた、と光秀に吐露した道三ですが、高政にやすやすとやられる気は毛頭ない。最後の最後まで、道三らしさをお見せしたいと思っています」と思いをつづった。
“道三”本木雅弘が“光秀”長谷川博己を絶賛 「十兵衛の葛藤に次ぐ葛藤は必見」
2020/05/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第17回「長良川の対決」が5月10日に放送される。ドラマの公式ツイッターでは、斎藤道三役の本木雅弘さんのコメントを掲載。道三が嫡男・高政(伊藤英明さん)と争い命を落とした「長良川の戦い」を前に、「道三と高政の父子対決によって、美濃は割れ、光秀の心も引き裂かれんばかりに追い詰められる。その火種を生んだ張本人が言うのもナンですが、究極の選択を迫られた十兵衛(光秀)の葛藤に次ぐ葛藤は必見!」と見どころを紹介し、「これが戦国の世! 苦渋に満ちた長谷川さんがスバラシイ!!」と絶賛した。
“道三”本木雅弘が心境「戦国の世の精神生活は現在とまた別の過酷さ」 今夜、長良川で親子対決
2020/05/10
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。ここまでの物語で「MVP」を一人挙げるとしたら、“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三を演じる本木雅弘さんの他にいないだろう。5月10日放送の第17回「長良川の対決」では、道三が嫡男・高政(伊藤英明さん)と争い命を落とした「長良川の戦い」が描かれるといい、「道三ロス」待ったなしといった状況だ。「現代もまさに先行きの読めない世の中になっておりますが、親子で命を奪い合うのも日常だった戦国の世の精神生活は、この現在とまた別の過酷さを感じます」と明かす本木さんが現在の心境を語った。 第17回は、尾張では、道三(本木さん)が越前へ落ち延びられるよう取り計らったにもかかわらず、それを拒んだとして帰蝶(川口春奈さん)が憤っていた。道三が劣勢であることを聞いた信長(染谷将太さん)は、いてもたってもいられず兵を引き連れて飛び出していく。 光秀(長谷川さん)は、明智荘を守るべく、光安(西村まさ彦さん)と共に道三に味方することを決める。ついに長良川を挟んだ戦いが始まった。一進一退の攻防が続く中、自ら大軍を率いて押し寄せる高政により、次第に道三軍の敗色が濃厚になってゆく……。 本木さんは「あの時代は、その家がどのように存続していくかが最重要。城主ともなれば、そのプレッシャーと向き合うことが人生そのもの」と理解し、「それ故、道三と高政がそうであるように、家督を譲ると共に、志を受け渡す過程で父子は必要以上の試練を共有する。道三と高政親子の間にあるものは、単なる愛憎とは違う次元のものなのかも知れません」と推測する。 また、「武士としての覇気も、誇りも、おごりも、愚かさも、むなしさも自我の中にのみ込んで、また吐き出してぶつかり合う。実の所、演じている最中は、道三の熱情をどこに向けていくのか自分でも収拾がつかずにいました」と告白。その上で「皆さんにはどのように映るでしょうか。いよいよ自らの判断の元に運命を動かし始めた光秀の姿と共に、第17回『長良川の対決』、そして道三の最期を静かに見届けてください」と視聴者にメッセージを送った。 制作統括・落合将チーフプロデューサー(CP)は、「第16回で光秀に今後の生きる道を指示した道三は、ついに宿命的な高政との最期の戦いに向かいます。高政が、自らの弟を殺す、という暴挙に出てしまった時点で、すでに道三には自分の『カタのつけかた』がすぐに見えていて、それについては疑いがなく行動する、という当時の武士の生きざまそのものを本木さんはこの数回で体現してくれたと思います」と話す。 「『いつ死ぬかもしれないから、現在の日常や世界にあふれる美を日々愛する』。思えば本木さんはその緊張感を第1回から意識的に放っておられたようでした。光秀は、(同回で)高政に向かって、道三にはあっておぬし(高政)にはないものが何かを問いかけます。その言葉がこのドラマのテーマにもなっていますので、全編見どころの17回を楽しんでいただけたらと思います」と語った。
<インタビュー>“高政”伊藤英明が語った偉大なる父・道三と本木雅弘 「一番良い席で見させていただきました」
2020/05/09
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、本木雅弘さん扮(ふん)する斎藤道三の嫡男・高政(義龍)を演じてきた伊藤英明さん。5月10日放送の第17回「長良川の対決」では、道三が高政と争い命を落とした「長良川の戦い」が描かれるといい、物語は前半戦のクライマックスを迎えようとしている。「人に翻弄(ほんろう)され時代に翻弄されている中で、高政がどのように長良川の戦いに向かうのか、どうやってあの偉大なる父・道三と戦い、どのように終えんに向かっていくか、楽しみに見ていただきたいです」と視聴者にメッセージを送る伊藤さんに話を聞いた。 ◇元々「道三ファン」 “父親殺し”の高政の印象「180度変わった」 伊藤さん演じる高政は1月19日放送の第1回「光秀、西へ」から登場。自らの出自の謎にこだわるあまり、父・道三との折り合いは悪く、ことあるごとに意見が食い違ってきた。 岐阜県出身の伊藤さん自身は元々「道三ファン」。“父親殺し”の高政のことはあまり好きではなかったというが、高政の人生を演じることで、その印象は「180度変わったと言ってもいいかもしれません」と明かし、「高政は自分の出自に疑問を抱き、ジレンマと葛藤でものすごく気持ちが揺れ動きますが、道三からの愛情が真っすぐにほしかったのではないでしょうか。偉大すぎる父を持ち、そして世の中に、時代に翻弄されたんだと思います」と役に寄り添ってみせる。 そんな高政の道三への憎悪は、4月19日放送の第14回「聖徳寺の会見」における、母・深芳野(南果歩さん)の死によって決定的となる。伊藤さんによると、高政は「あの時代には珍しくマザコン」で、母・深芳野は「唯一のよりどころ」だったという。 「道三と深芳野が仲良くしているのを目の前で見せられますが、母親が高政に家督をしっかり継承してもらう目的のためにやっている、ということが理解できなかった。母親の愛が分からないし、母親がどういう思いでそうしているのかが分からず、母親まで道三の元に行かれたら、本当に一人になってしまうという孤独感があったのではないかと思います。母親への愛が悲しみではなく憎しみに変わり、それが復讐(ふくしゅう)に変わる、『スター・ウォーズ』みたいですね」と伊藤さんは語っている。 ◇全てにおいて完璧な本木雅弘 「役同様に、この偉大な父親を超えられない」 4月26日放送の第15回「道三、わが父に非(あら)ず」で高政は、道三から家督を譲られ、美濃の守護代の座を得るも、道三が可愛がっていた腹違いの弟・孫四郎(長谷川純さん)と喜平次(犬飼直紀さん)を暗殺してしまう。この高政の蛮行に道三は怒り狂い、5月3日放送の「大きな国」で高政を討つため、出陣を決める。引き返せない父子の戦いを前に、伊藤さんには道三役の本木さんとの共演についても聞いた。 「(本木さんは)すごいです! 全てにおいて完璧です。所作、たたずまい、声の出し方、カメラの方向とか、まばたき一つ、呼吸一つ、ものすごく高いレベルで闘っていらっしゃるので、撮影中はものすごく緊張感がありますが、カットがかかった瞬間、ふっと(表情が)柔らかくなるし、本木さんは道三そのものでしたね。これが俳優なんだ、これが役者なんだなと思って、ほれぼれしました」と興奮気味に話す伊藤さん。 さらに「本木さんが演じる道三は、すごくすてきな道三でした。それを僕は目の前で一番良い席で見させていただきました」とうれしそうに話すと。「役同様に、この偉大な父親を超えられないと感じました。本木さんとの出会いが僕は一番大きかったですね。本木さんとの出会いがこれからの自分の役者人生においてものすごく大きなものになりました。道三とのシーンは全部好きですね。素晴らしい役者さんが斎藤道三を演じてくださり、岐阜の人間にとっては誇りです」と思いを明かした。
<特集>「道三ロス」がくる 名場面プレーバック 血を顔に塗りつけ“狂気の叫び”!
2020/05/09
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。ここまでの物語で「MVP」を一人挙げるとしたら、“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三を演じる本木雅弘さんの他にいないだろう。5月10日放送の第17回「長良川の対決」では、道三が嫡男・高政(伊藤英明さん)と争い命を落とした「長良川の戦い」が描かれるといい、「道三ロス」は目の前まで迫ってきていると言っても過言ではない。そんな本木道三の活躍を振り返る名場面プレーバック。きょうは第15回「道三、わが父に非(あら)ず」(4月26日放送)での高政に向けた“狂気の叫び”を紹介する。 ◇2人の息子の血を顔に塗りつけ道三は叫んだ 「この血の匂いを嗅ぐがよい。高政!」 第15回は、尾張の織田家と美濃の斎藤家の“お家騒動”が描かれ、暗殺に次ぐ暗殺という血なまぐさい展開で視聴者に衝撃を与えた回だった。 まずは織田彦五郎(梅垣義明さん)の手の者によって尾張の守護・斯波義統が暗殺されると、その彦五郎も織田信光(木下ほうかさん)に碁の途中で刺し殺される。そして、今度は高政の見舞いに訪れた斎藤孫四郎(長谷川純さん)と喜平次(犬飼直紀さん)の兄弟が、高政の意を受けた者に斬られ命を落とす。 この高政の蛮行に怒り狂ったのが孫四郎と喜平次の父である道三だ。道三は2人の息子の亡きがらから流れ出た血を顔に塗りつけると、「美濃を手に入れた褒美がこれか!」と叫び、早速、高政のところへ。そして、「わしの手を汚しおったな。出てきて、この血の匂いを嗅ぐがよい。高政! 許さんぞ!」と大声を上げる……。 ◇“狂気の叫び”に込められたもの 高政への呪いと自分自身への怒りを… 同回の演出を担当した一色隆司さんは、「ダークサイドに踏み入ってしまった高政により、どん底まで落とされ、もがき苦しんでいく道三。道三が叫ぶシーンは、高政への呪いと、息子を甘く見過ぎた自分自身への怒りを意識して演じていただきました。本木さんと何度も話し合いながら作り上げたシーンです」と振り返ったが、本木道三こん身の“狂気の叫び”に、視聴者は即反応。 SNSでは「ものすごい展開……」「本日の麒麟がくる、うわーーって何回叫んだか」「血なまぐさい回でした……」「暗殺暗殺で怖かった、息がちゃんとできてなかった感じする」といった声が上がったほか、道三役の本木さんの終盤の芝居に対しては「本木さんの演技だけで見る価値ある」「狂気の芝居。さすがやわ」「モックンの存在感がえげつなくてモックンのドラマになってる」「何かすごいものを見た。マムシさま退場しないでほしい」「道三ロスが心配です……」といった投稿も多かった。
<特集>「道三ロス」がくる 名場面プレーバック 「言葉は刃物ぞ。気をつけて使え」
2020/05/08
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。ここまでの物語で「MVP」を一人挙げるとしたら、“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三を演じる本木雅弘さんの他にいないだろう。5月10日放送の第17回「長良川の対決」では、道三が嫡男・高政(伊藤英明さん)と争い命を落とした「長良川の戦い」が描かれるといい、「道三ロス」は目の前まで迫ってきていると言っても過言ではない。そんな本木道三の活躍を振り返る名場面プレーバック。きょうは第13回「帰蝶のはかりごと」(4月12日放送)で高政に放った「言葉は刃物ぞ」を紹介する。 ◇瞳の奥に怪しい光を宿しながら、ドスのきいた声で… 前週第12回「十兵衛の嫁」(4月5日放送)で、美濃の守護・土岐頼芸(尾美としのりさん)からの頂き物とされる「鷹(たか)」に襲われそうになった道三。鷹の爪には毒が塗られていて、身をていして道三をかばった近習(きんじゅ)が命を落とすと、道三は怒り狂い、暗殺を企てたとされる頼芸を、「もはや守護とは思わぬ、ただの鷹好きのたわけじゃ」と言い放ち、「土岐様と一戦交えるまでじゃ」と宣言する。 第13回で高政は、戦になったときには、道三ではなく「実の父と慕う」頼芸側につくと明言するも、頼芸本人は可愛がっていた鷹を“何者”かに皆殺しにされ、恐れをなして早々に逃げ出してしまう。 この所業に怒り狂った高政は、道三のもとへと乗り込むと、感情が高ぶるまま道三を「お前」呼ばわりしてしまう。しかし、道三は微動だにせず、瞳の奥に怪しい光を宿しながら「お前? 言葉は刃物ぞ。気をつけて使え」とドスのきいた声で言い返す……。 ◇視聴者は「今日の名言」「使わせていただきます」 ことあるごとに意見が食い違ってきた高政と道三。それでもどこかで踏みとどまってきた高政の、道三に対する憎悪は、翌週第14回「聖徳寺の会見」(4月19日)における、母・深芳野(南果歩さん)の死によって決定的になるが、長良川の戦いへと続く2人の対立は、ここから一気に加速したとも言える。 とは言え、まだこの時は、のちに2人の息子を暗殺されるなどとは思わず、高政を見下せるほどの余裕があった道三。SNSでも「『言葉は刃物ぞ。気をつけて使え』今日の名言」「『言葉は刃物ぞ、気をつけて使え』…良いせりふや」「『言葉は刃物ぞ、気をつけて使え』。一度使ってみたい言葉ぞw」「『言葉は刃物』、今の世の中にぐっさり刺さる言葉」「名言『言葉は刃物ぞ』は積極的に使っていきたい」「『言葉は刃物ぞ。気をつけて使え』←どこかで使わせていただきます」などと盛り上がりを見せたのだった。
<特集>「道三ロス」がくる 名場面プレーバック 暗殺未遂で…「伊右衛門VS綾鷹」!?
2020/05/08
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。ここまでの物語で「MVP」を一人挙げるとしたら、“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三を演じる本木雅弘さんの他にいないだろう。5月10日放送の第17回「長良川の対決」では、道三が嫡男・高政(伊藤英明さん)と争い命を落とした「長良川の戦い」が描かれるといい、「道三ロス」は目の前まで迫ってきていると言っても過言ではない。そんな本木道三の活躍を振り返る名場面プレーバック。きょうは第12回「十兵衛の嫁」(4月5日放送)での「道三、暗殺未遂」を紹介する。 ◇襲われたことが信じられない様子の道三は怒り狂った! 第12回「十兵衛の嫁」では、織田と今川は和議を結ぶが、三河の拠点を制圧され、もはや今川の勢力は尾張の目前まで迫っていた。自分の命が短いことを悟った信秀(高橋克典さん)は、信長(染谷将太さん)らを集めて織田家のこれからについて話し合う会議を開く。 そこで待っていたのは、重要拠点の末盛城を、有力家臣と共に信長の弟・信勝(木村了さん)に委ねるという言葉だった。失望で怒り狂う信長。その姿を見て、帰蝶(川口春奈さん)は病床の信秀を訪ね、今回の判断の真意を聞き出そうとする。一方、美濃では、光秀(長谷川さん)が熙子(木村文乃さん)を妻に迎え、祝福ムードに包まれていた……という展開だった。 “事件”が起こったのは本編開始から30分過ぎのことだった。道三を襲ったのは、彼のことををよく思わない美濃の守護・土岐頼芸(尾美としのりさん)からの頂き物とされる自慢の「鷹(たか)」。爪に塗られていた毒により、身をていして道三をかばった近習(きんじゅ)は命を落とす。自分が襲われたことが信じられない様子の道三は怒り狂い、高政や、城に呼び出された光秀らの前で頼芸を、「もはや守護とは思わぬ、ただの鷹好きのたわけじゃ」と言い放ち、「土岐様と一戦交えるまでじゃ」と宣言する。 ◇「伊右衛門VS綾鷹」パワーワード誕生にSNSは沸いた… かつて娘婿(むすめむこ)の土岐頼純(矢野聖人さん)を、茶で毒殺していた道三。役を演じる本木さんがCMキャラクターを務める緑茶飲料「伊右衛門」(サントリー)に引っかけ、「毒入り伊右衛門」などと盛り上がりを見せたことから、今回は「鷹」の字の入った緑茶飲料「綾鷹」(日本コカ・コーラ)に結びつけ、毒殺合戦を「伊右衛門VS綾鷹」と表現する視聴者が次々と出現。 さらに「綾鷹が伊右衛門を襲った」「伊右衛門の毒殺からの綾鷹の逆襲」「伊右衛門VS綾鷹www」「伊右衛門vs綾鷹マジで草」「伊右衛門vs綾鷹って誰がうまいこと言えとw」「パワーワード誕生やん」といった声でSNSは大いに沸いた。
<特集>「道三ロス」がくる 名場面プレーバック VS土岐頼芸「操り人形に毒は盛りませぬ」
2020/05/07
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。ここまでの物語で「MVP」を一人挙げるとしたら、“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三を演じる本木雅弘さんの他にいないだろう。5月10日放送の第17回「長良川の対決」では、道三が嫡男・高政(伊藤英明さん)と争い命を落とした「長良川の戦い」が描かれるといい、「道三ロス」は目の前まで迫ってきていると言っても過言ではない。そんな本木道三の活躍を振り返る名場面プレーバック。きょうは第3回「美濃の国」(2月2日放送)での、土岐頼芸(尾美としのりさん)との対峙(たいじ)と、その後の“ホラー展開”を紹介する。 ◇「そなた、頼純を殺したそうじゃな」と聞かれた道三は… 第3回「美濃の国」では、夫・土岐頼純(矢野聖人さん)を亡くした道三の娘・帰蝶(川口春奈さん)は明智荘を訪ね、光秀(長谷川さん)や駒(門脇麦さん)らと束の間の気の置けないひと時を過ごし、笑顔を取り戻す。一方、道三は、より操りやすい土岐頼芸を美濃の新しい守護として擁立しようとするが……。 頼芸に「再び守護の座についてほしい」とお願いにあがった道三は、頼芸から「そなた、頼純を殺したそうじゃな」と毒を盛ったことを問い詰められるも、「私が? 頼純様を? 殺すなどめっそうもない。自ら毒をあおられたのでございます」ととぼけ顔。さらに頼芸が「今や土岐家は、そなたの操り人形じゃと皆が申しておる」と嫌みを言い、守護になって毒は盛られたくはないと“本心”をのぞかせると、道三は無表情のまま、「操り人形に毒は盛りませぬ」とやり返し、にらむ頼芸に冷笑してみせる。 ◇高政に“ささやく”頼芸をマムシは見ていた 雷鳴と共に登場「もはやホラー」の声 同シーンの道三と頼芸のやりとりに対して、SNSでは「息を吐くようにうそをつく道三」「道三すっとぼけwww」「これはマムシですわ」「道三様、超白々しいお顔www」といった声に加えて、「操り人形に毒は盛りませぬ。名言出ました」「操り人形に毒は盛りません…こっわ」「操り人形に毒は飲ませませんって、怖過ぎるだろww」「今のセリフにはゾクッときた!」などと反応する視聴者が続出。 また、頼芸が高政に自分が実の父親であるかのようにほのめかしつつ、「そなたの父は当てにならぬ。我が子と思うて頼りにしてるぞ」と耳打ちする様子を、少し離れたところから道三がじっと見つめるシーンもあり、「マムシは見た!」「怖すぎだろー」「道三こわ」「ガクガクブルブル」と視聴者を震え上がらせた。 さらに、稲葉山城に戻った高政が、自分の母で道三の側室の深芳野(南果歩さん)に、「私の父親は、まことにあの父上でございますか。私の父親は頼芸様では?」と疑念をぶつけるシーンでは、深芳野が否定した瞬間、雷鳴と共に道三が姿を現すという展開で、ここでも「怖いよーーーっ」「殿がいちいち怖い」「もはやホラー」「モックンのホラー回」「今日も道三。怖かったよ」「今週もモッくん道三怖すぎ」といった声が次々と上がっていた。
<特集>「道三ロス」がくる 名場面プレーバック 全てはここから始まった…“緑茶毒殺”
2020/05/06
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。ここまでの物語で「MVP」を一人挙げるとしたら、“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三を演じる本木雅弘さんの他にいないだろう。5月10日放送の第17回「長良川の対決」では、道三が嫡男・高政(伊藤英明さん)と争い命を落とした「長良川の戦い」が描かれるといい、「道三ロス」は目の前まで迫ってきていると言っても過言ではない。そんな本木道三の活躍を振り返る名場面プレーバック。きょうは第2回「道三の罠(わな)」(1月26日放送)の“緑茶毒殺”を紹介する。 ◇敵を欺き織田軍に勝利したあと“事件”は起こった! ドラマには第1回「光秀、西へ」(1月19日放送)から登場していた本木道三だが、最初にその存在が大きくクローズアップされたのが、この第2回「道三の罠」だ。 物語は、京で知り合った医者の望月東庵(堺正章さん)と、東庵の助手の駒(門脇麦さん)を連れ、光秀(長谷川さん)が美濃へ帰ってくるところから始まる。その頃、美濃の国境には、侵略をもくろむ尾張の織田信秀(高橋克典さん)の大軍が迫っており、兵の数は美濃側の約5倍。多勢に無勢の中、籠城(ろうじょう)を決め込む道三に、光秀と高政(伊藤さん)は不満を抱くが、それこそが敵を欺く道三の作戦だった。 籠城を決め込むと見せかけ、一気に反撃に出て、信秀を敗走へと追い込んだ道三は夜、娘婿(むすめむこ)で、美濃の守護・土岐頼純(矢野聖人さん)と対面。尾張側と裏で通じていた証拠を突きつけられ、怒りに震える頼純を前にし、その場で茶を立て始める。頼純が差し出された茶に口をつけると、やがて苦しみだし……と展開した。 ◇“緑茶毒殺”に視聴者は恐怖 「伊右衛門」公式ツイッターがまさかの反応 “美濃のマムシと恐れられた男”がその毒牙を見せた瞬間で、頼純が毒にもがき苦しみ、絶命する瞬間まで、表情一つ変えず朗々と歌を歌い上げる道三の姿に「こ、怖い」「目がヤベエ」「本木道三の迫力がハンパない」などと視聴者は恐怖した。 また、本木さんがサントリーの緑茶飲料「伊右衛門」のCMキャラクターを長年、務めていることから、「毒入り伊右衛門怖い」「モックンの伊右衛門CMの今後が危ぶまれる展開」「モックンがお茶に毒を盛るってCM的に大丈夫なん!?」と心配する声が次々と上がると、後日「伊右衛門」の公式ツイッターがまさかの反応。「昨晩は、主人が熱演のあまり、皆様をお騒がせしましたようで、すみません。まずは心を落ち着け、茶などお召し上がりくださりませ。妻より」と、CMで妻を演じる宮沢りえさんの画像付きでツイートし、大きな盛り上がりを見せた。 本木さんは同シーンを振り返り、「まだクランクインして間もなく、現場にも慣れていない撮影序盤の夜、長時間に及ぶ撮影でした。10キロくらいの甲冑(かっちゅう)を着けたまま、さまざまな所作をするのが拷問のようで、茶道の所作が特に大変でした」とコメント。 さらに「正直、背すじを伸ばすだけで必死なんです! でも顔はクールでいなければいけないので、甲冑の内側は汗かきまくりでした」と苦労を明かすと、土岐頼純と自分自身を重ね「実人生でも破天荒な父を持つ娘の婿ですので、『もし自分が親も子もない戦国の世に生きていたら……』と思うと、このシーンはひとごととは思えず(汗)。我ながらぞっとしました」と撮影当時の心境を明かした。
<SNS反響>西村まさ彦が熱演! 光安叔父上の悲哀に視聴者は涙…
2020/05/04
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第16回「大きな国」が5月3日に放送され、西村まさ彦さん演じる“心やさしき光秀の叔父”明智光安の悲哀に満ちた姿に涙する視聴者が続出した。 第15回「道三、わが父に非(あら)ず」(4月26日放送)で対立が決定的となった斎藤道三(本木雅弘さん)と、道三の嫡男・高政(伊藤英明さん)。第16回「大きな国」では、国を二分する戦を止めようと光秀(長谷川さん)は奔走するも、その願いむなしく、高政を討つべく道三は出陣を決める。その頃、明智城では……。 明智城に到着した光秀の前で、光安は可愛がっていた鳥(メジロ)を逃がすと、「明るいうちに逃がしてやろうと思ってな」とぽつり。以前、高政の前で“道化”を演じていた光安とはまるで別人で、高政から領地替えの話は聞いたと光秀に告げると、「兄上(光秀の父)からお預かりしたこの領地を守れそうにない。わしが非力ゆえ、手を尽くしたが、そなたにも、(光秀の母の)牧殿にも、面目がない」と悔しさをにじませ、目に涙を浮かべる。 ここで光安は、「美濃が新しい国になるという。それもよかろう」としながらも、「しかし、あの高政ごときに、わしの命を預けようとは、ゆめゆめ思わぬ。わしは(道三のいる)大桑城に行く。道三様のためなら、心おきなく、一踊りできる。行かせもらうぞ!」と決意と共に立ち上がる……。 同シーンでの西村さんの熱演に対してSNSでは、「光安さん、あんたカッコいいよ……」「光安の気持ちを考えると胸が苦しく涙が止まりません」「光安叔父の格好悪い格好良さが最高だった。ついもらい泣きしてしまった」「西村まさ彦さん演じる光安の悲哀が、とても胸に響きました」といった声が上がったほか、「光安叔父上に持っていかれました」「今日の光安叔父上、西村まさ彦さんは大河史上に残る名演だったと思います」「道三ロスもあるけど、個人的に光安ロスになりそう」などと視聴者は思いをつづっていた。
話題となった本木道三の“遺言”シーン 裏側を担当演出明かす
2020/05/04
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第16回「大きな国」が5月3日に放送され、本木雅弘さん扮(ふん)する斎藤道三が、長谷川さん演じる光秀に思いを託すシーンに視聴者の注目が集まった。 第15回「道三、わが父に非(あら)ず」(4月26日放送)で対立が決定的となった道三と、道三の嫡男・高政(伊藤英明さん)。第16回「大きな国」では、国を二分する戦を止めようと光秀は奔走するも、その願いむなしく、高政を討つべく道三は出陣を決める。 最後に光秀に振り返った道三は、後光を浴びながら「わしの父親は山城の国からきた油売りで、美濃に居つき大を成した。わしによう申しておった。美濃も尾張もない、皆一つになればよい。近江も大和も。さすれば豊かな大きな国となり、誰も手出しはできぬ。わし一代ではできなかったが、お前はそれをやれと。わしも美濃一国で終わった。しかし、あの信長という男は面白いぞ。あの男から目を離すな。信長となら、そなたやれるやもしれぬ。大きな国を作るのじゃ。誰も手出しできぬ、大きな国を」と思いを託すと、「さらばじゃ」との言葉を残して、光の中に消えていく……。 同シーンでの道三のせりふは、視聴者に“遺言”と捉えられ、SNSでは「道三、かっこよすぎるじゃろ」「モックン、超カッコいい」「道三がかっこよすぎて涙出てきた」「激アツ展開すぎて涙涙……」「分かってはいたが心が震えた」「本木雅弘さんの熱演する姿、震えるぐらい感動した」「スーパー道三様タイム最高だった!」といった声が次々と上がった。 第15回に続き、第16回の演出も担当した一色隆司さんは、「大桑城で道三が光秀と対面するシーンでは、道三の心情に合わせてメークを変えたほか、道三のエネルギーの高まりに合わせて、日が昇っていく様を照明で表現しています。演者だけでなく、メーク、照明などのスタッフが一丸となって作り上げました」と明かす。 次週5月10日放送の第17回「長良川の対決」では、副題通り、道三が高政と争い命を落とした「長良川の戦い」が描かれる。 第16回の放送後、ドラマの公式ツイッターは道三役の本木さんのコメントを掲載。「道三、62歳。還暦を過ぎていますが、監督から『いくつになっても生気みなぎる道三でいてほしい』と言われました。たとえ息子でも、隙(すき)あらば襲いかかっていく父親。家督を息子に譲り、剃髪(ていはつ)もしましたが、まだまだ一筋縄ではいきませんよ」と語っている。
<SNS反響>「大きな国を作るのじゃ」 かっこよすぎる本木道三の“遺言”に「震えた」「涙出た」
2020/05/03
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第16回「大きな国」が5月3日に放送され、本木雅弘さん扮(ふん)する斎藤道三が、長谷川さん演じる光秀に思いを託すシーンに視聴者の注目が集まった。 第15回「道三、わが父に非(あら)ず」(4月26日放送)で対立が決定的となった道三と、道三の嫡男・高政(伊藤英明さん)。第16回「大きな国」では、国を二分する戦を止めようと光秀は奔走するも、その願いむなしく、高政を討つべく道三は出陣を決める。 自分のところへとやってきた光秀を前に道三は、土岐頼芸(尾美としのりさん)が本当の父親だと言いふらしている高政を例に、「人の上に立つ者は正直でなくてはならぬ。偽りを申す者は必ず人を欺く。そして、国を欺く。決して国は穏やかにならぬ」と言い聞かせると、「わしはケチだが、それをわしは隠したことはない。そうは思わぬか?」と問いかける。 さらに光秀に「そなたは正直者だ。それで良い」と伝えると、自らを「老いぼれ」と呼びつつ、高政に家督を譲ったことを「間違い」と認め、「間違いは正さなくはならぬ」と決意を告白し、光秀の制止を振り切り出陣の声を上げる。 最後に光秀に振り返った道三は、後光を浴びながら「わしの父親は山城の国からきた油売りで、美濃に居つき大を成した。わしによう申しておった。美濃も尾張もない、皆一つになればよい。近江も大和も。さすれば豊かな大きな国となり、誰も手出しはできぬ。わし一代ではできなかったが、お前はそれをやれと。わしも美濃一国で終わった。しかし、あの信長という男は面白いぞ。あの男から目を離すな。信長となら、そなたやれるやもしれぬ。大きな国を作るのじゃ。誰も手出しできぬ、大きな国を」と思いを託すと、「さらばじゃ」との言葉を残して、光の中に消えていく……。 SNSでは「うわあ(涙)」「何という悲しい戦」「これは光秀に対しての道三からの遺言……」「今回のサブタイ『道三の遺言』でもよかったかもしれない」「激アツ展開すぎて涙涙……」などと視聴者は反応。さらに「道三、かっこよすぎるじゃろ」「モックン、超カッコいい」「道三がかっこよすぎて涙出てきた」「分かってはいたが心が震えた」「本木雅弘さんの熱演する姿、震えるぐらい感動した」「スーパー道三様タイム最高だった!」といった声が次々と上がった。
家康“第2形態”? 松平元信役・池田優斗が登場 竹千代が成長し…
2020/05/02
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第16回「大きな国」(5月3日放送)に池田優斗さんが演じる松平元信(後の徳川家康)が登場することが分かった。子役の岩田琉聖(りゅうせい)君が演じた竹千代(家康の幼名)の成長した姿となる。 池田さんは2005年6月25日生まれ、埼玉県出身の14歳。2018年放送の大河ドラマ「西郷(せご)どん」にも出演し、有村俊斎(高橋光臣さん)の子供時代を演じた。 第16回「大きな国」は、高政(伊藤英明さん)を討つべく出陣する道三(本木雅弘さん)。国を二分する戦に、明智家はどちらにつくべきか光安(西村まさ彦さん)は思い悩む。一方、光秀(長谷川博己さん)は戦を回避すべく、尾張の信長(染谷将太さん)と帰蝶(川口春奈さん)の元へ向かった。 道三に肩入れして戦に手出しをしないこと、その代わりに織田との同盟を破棄せんとする高政を一命をかけて押しとどめると訴える光秀。しかし弟・孫四郎(長谷川純さん)に手を貸さず死に追いやったとして光秀に対する不信感が拭えない帰蝶は、光秀を厳しく突き放す……と展開する。
「麒麟がくる」間違いなく前半のMVP 本木雅弘“道三”、ついに始まった「ロス」へのカウントダウン
2020/05/02
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。当初の予定から2週遅れで1月19日に始まったドラマは、全44回を予定しており、放送は約3分の1を消化したところだ。ここまでの物語を振り返って、「前半のMVP」を一人挙げるとしたら、“美濃のマムシと恐れられた男”こと斎藤道三を演じる本木雅弘さんの他にいないだろう。1998年放送の「徳川慶喜」以来、22年ぶりの大河ドラマ出演となった「麒麟がくる」には初回から登場。ベテランらしい重厚な演技に加え、大人の色気や毒気、時にちゃめっ気さえものぞかせ、新たな道三像を作り上げてきた。 4月26日に放送された第15回「道三、わが父に非(あら)ず」では、そんな本木さん扮(ふん)する道三と、伊藤英明さん演じる道三の嫡男・高政の対立が決定的に。道三といえば、高政と争った「長良川の戦い」で命を落としていて、歴史という動かしがたい事実を前にすれば、「道三ロス」へのカウントダウンがついに始まったと言えよう。 ◇暗殺に次ぐ暗殺… 最後は血塗りの本木道三が狂気の叫び! 第15回はとにかく血なまぐさい回だった。尾張の織田家と美濃の斎藤家の“お家騒動”が描かれ、暗殺に次ぐ暗殺。まずは織田彦五郎(梅垣義明さん)の手の者によって尾張の守護・斯波義統が暗殺されると、その彦五郎も織田信光(木下ほうかさん)に碁の途中で刺し殺される。そして、今度は高政の見舞いに訪れた斎藤孫四郎(長谷川純さん)と喜平次(犬飼直紀さん)の兄弟が、高政の意を受けた者に斬られ命を落とした……。 この高政の蛮行に怒り狂ったのが孫四郎と喜平次の父である道三だ。道三は2人の息子の亡きがらから流れ出た血を顔に塗りつけると、「美濃を手に入れた褒美がこれか!」と叫び、早速、高政のところへ。そして、「わしの手を汚しおったな。出てきて、この血の匂いを嗅ぐがよい。高政! 許さんぞ!」と大声を上げる。 同回の演出を担当した一色隆司さんは、「ダークサイドに踏み入ってしまった高政により、どん底まで落とされ、もがき苦しんでいく道三。道三が叫ぶシーンは、高政への呪いと、息子を甘く見過ぎた自分自身への怒りを意識して演じていただきました。本木さんと何度も話し合いながら作り上げたシーンです」と振り返ったが、本木道三こん身の“狂気の叫び”に、視聴者は即反応。 SNSでは「ものすごい展開……」「本日の麒麟がくる、うわーーって何回叫んだか」「血なまぐさい回でした……」「暗殺暗殺で怖かった、息がちゃんとできてなかった感じする」といった声が上がったほか、「本木さんの演技だけで見る価値ある」「狂気の芝居。さすがやわ」「モックンの存在感がえげつなくてモックンのドラマになってる」「何かすごいものを見た。マムシさま退場しないでほしい」「道三ロスが心配です……」といった投稿も多かった。 ◇公式HPで特報動画「さよなら、道三編」 第16回「大きな国」のあらすじは… ドラマの公式ホームページでは5月3日放送の第16回のあらすじや予告に加え、10分にわたる特報動画「さよなら、道三編」が公開されている。 第16回の副題は「大きな国」。高政を討つべく出陣する道三。国を二分する戦に、明智家はどちらにつくべきか光安(西村まさ彦さん)は思い悩む。一方、光秀(長谷川博己さん)は戦を回避すべく、尾張の信長(染谷将太さん)と帰蝶(川口春奈さん)の元へ向かった。 道三に肩入れして戦に手出しをしないこと、その代わりに織田との同盟を破棄せんとする高政を一命をかけて押しとどめると訴える光秀。しかし弟・孫四郎に手を貸さず死に追いやったとして光秀に対する不信感が拭えない帰蝶は、光秀を厳しく突き放す……という展開だ。 果たして、本木道三にとって最後の登場回になってしまうのか、それとも……。どうかお見逃しなく。
<SNS反響>暗殺に次ぐ暗殺… 血なまぐさい展開に視聴者衝撃 最後は血塗りの本木“道三”が狂気の叫び!
2020/04/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第15回「道三、わが父に非(あら)ず」が4月26日に放送された。同回では、尾張の織田家と美濃の斎藤家の“お家騒動”が描かれ、暗殺に次ぐ暗殺という血なまぐさい展開で視聴者に衝撃を与えた。 第15回「道三、わが父に非ず」では、道三(本木雅弘さん)は仏門に入り、ついに高政(伊藤英明さん)が家督を継ぎ、美濃の守護代の座を得る。そんなある日、道三の正妻の子・孫四郎(長谷川純さん)が帰蝶(川口春奈さん)の命を受け、光秀(長谷川博己さん)を訪ねてくる。 高政はいずれ信長(染谷将太さん)と敵対し、国を間違った方向に進めると皆が心配しているので、どうにか高政に退いてもらう道を探りたい、明智家にその先陣に立ってもらえないかと孫四郎は光秀に懇願。そして、光秀が高政の元を訪ねると、今度は高政から帰蝶に会いに行き、孫四郎との妙なやりとりをやめさせてこいと言われる。さらに信長との盟約を見直すことや、信長と敵対する織田彦五郎(梅垣義明さん)との関係をほのめかす高政を、光秀は不安に思う……と展開した。 まずは彦五郎の手の者によって尾張の守護・斯波義統が暗殺されると、その彦五郎も織田信光(木下ほうかさん)に碁の途中で刺し殺される。そして、今度は高政の見舞いに訪れた孫四郎と斎藤喜平次(犬飼直紀さん)が、高政の意を受けた者に斬られ命を落とす……。 この高政の蛮行に怒り狂ったのが孫四郎と喜平次の父である道三。道三は2人の息子の亡きがらから流れ出た血を顔に塗りつけると、「美濃を手に入れた褒美がこれか!」と叫び、早速、高政のところへ。そして、「わしの手を汚しおったな。出てきて、この血の匂いを嗅ぐがよい。高政! 許さんぞ!」と大声を上げる。 SNSでは「ものすごい展開……」「本日の麒麟がくる、うわーーって何回叫んだか」「血なまぐさい回でした……」「暗殺暗殺で怖かった、息がちゃんとできてなかった感じする」といった声が上がったほか、道三役の本木さんの終盤の芝居に対しては「本木さんの演技だけで見る価値ある」「狂気の芝居。さすがやわ」「モックンの存在感がえげつなくてモックンのドラマになってる」「何かすごいものを見た。マムシさま退場しないでほしい」「道三ロスが心配です……」といった投稿も多かった。
<SNS反響>「打ちにお行きになればよろしい…」 暗殺煽るワル帰蝶様に「こえええええ」
2020/04/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第15回「道三、わが父に非(あら)ず」が4月26日に放送され、織田信光(木下ほうかさん)の元を訪れた帰蝶(川口春奈さん)が、織田彦五郎(梅垣義明さん)暗殺を煽(あお)るシーンが登場し、視聴者の注目を集めた。 帰蝶は、彦五郎から「碁を打ちに来ないかと誘われている」と明かす信光にそっと近づくと、微笑交じりに「よいお話でありませぬか。打ちにお行きになればよろしいかと、碁を」と進言。改めて「あちらから誘いがあるのは好都合」とし、「お迷いにならずお行きになればよい。行って、お打ちになれば、よろず、片が付くというもの。碁が終わったと知らせがあれば、時を移さず、殿(信長、染谷将太さん)も参られましょうぞ」と笑顔で暗殺をほのめかす……。 SNSでは「打ちにいく(意味深)」「『打ち』と「討ち」を掛けてるの?」「わざわざ後から『碁を』って言うのやらしいな」「煽る煽る煽る」「悪そうな表情やな、帰蝶さま」「帰蝶こえええええ」などと視聴者は反応。 その後、帰蝶の言葉通り信光は、招かれた清須城での碁の途中、彦五郎を刺し殺すと、すぐさま信長が入城。反信長勢力はあっという間に力を失ったことから、「女軍師帰蝶」「帰蝶P炸裂」「どんどん怖くなってく帰蝶」「帰蝶の可愛い笑顔が最近、怖い」といった声も視聴者から上がっていた。
本木雅弘が“剃髪姿”でメッセージ 「ギラギラした道三パワーを見せつけていきたい」
2020/04/26
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第15回「道三、わが父に非(あら)ず」が4月26日に放送される。ドラマの公式ツイッターでは、斎藤道三役の本木雅弘さんのコメントを掲載。同回から道三は仏門に入り、剃髪(ていはつ)姿になるが、「剃髪して、多くの皆さんがイメージする斎藤道三になりました。とはいえこの先も、ギラギラした道三パワーを見せつけていきたいと思っています!」と視聴者に向け力強くメッセージを送った。 第15回「道三、わが父に非ず」では、道三(本木さん)は仏門に入り、ついに高政(伊藤英明さん)が家督を継ぎ、美濃の守護代の座を得る。そんなある日、道三の正妻の子・孫四郎(長谷川純さん)が帰蝶(川口春奈さん)の命を受け、光秀(長谷川博己さん)を訪ねてくる。 高政はいずれ信長(染谷将太さん)と敵対し、国を間違った方向に進めると皆が心配しているので、どうにか高政に退いてもらう道を探りたい、明智家にその先陣に立ってもらえないかと孫四郎は光秀に懇願。そして、光秀が高政の元を訪ねると、今度は高政から帰蝶に会いに行き、孫四郎との妙なやりとりをやめさせてこいと言われる。さらに信長との盟約を見直すことや、信長と敵対する織田彦五郎(梅垣義明さん)との関係をほのめかす高政を、光秀は不安に思う……と展開する。
梅垣義明が織田彦五郎役 3度目大河も「毎回すぐに死んでしまう」と嘆き?
2020/04/25
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第15回「道三、わが父に非(あら)ず」(4月26日放送)に、ワハハ本舗の“梅ちゃん”こと梅垣義明さんが織田彦五郎役で登場する。彦五郎は尾張の守護代で、清洲城の城主。織田信秀の死後、信長の弟・信勝の家督相続を支持する……という役どころ。梅垣さんは「大河ドラマ出演は3作目ですが、毎回すぐに死んでしまう役です(笑い)」と明かしている。 今回も「3時間くらいで撮影が終わってしまい、楽しい時間をあまり過ごすことができず、とても残念でしたが、時代劇は所作指導の先生や殺陣指導の先生など、専門の人がいっぱいいらっしゃるので、撮影の合間にいろいろ質問しました」といい、「衣装もきれいでしたね。カツラをつけると『時代劇に出ているんだ!』と、スイッチが入りますし、セットに入ると気持ちも変わります。とても良い現場でした」と振り返っている。 さらには「多くの時間とスタッフと美術セットで、丁寧に作っていく現場はそれほど多くありませんので、短い時間でしたが、とても良い時間を過ごすことができました。大河ドラマは、出演者、スタッフが時間をかけて一生懸命作っているドラマですので、視聴者の方にも一生懸命見てほしいです。とくに、若い方に見てほしいですね」と思いを語っていた。
意外? 木下ほうかが織田信光役で初大河 1回のみ出演も殺陣シーンに手応え
2020/04/25
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第15回「道三、わが父に非(あら)ず」(4月26日放送)に、織田信光役で木下ほうかさんが登場する。現在56歳の木下さんは意外なことに今回が初の大河ドラマ。「今回の出演はこの1回だけですが、とてもインパクトが残る役で、撮影がとても楽しみでした。今回、殺陣のシーンもありましたが、殺陣の先生や監督とも相談してシーンを作りました。とても手応えがありましたし、皆さんに満足していただけるシーンになっているのではないかと思います」と自信をのぞかせた。 演じる信光は織田信秀の弟。信秀の死後、おいの信長の家督相続を支持する……。木下さんは「この回を見逃したら、もう決して見ることができません。トイレに行ったら見逃してしまうと思いますので、トイレは放送前に済ませて、テレビにかぶりついてご覧ください!」と訴えていた。
<特集>まだまだ底が見えない“信長”染谷将太 やっぱり「打席に立てばホームラン」だった…
2020/04/25
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で織田信長を演じている染谷将太さんが話題だ。4月19日に放送された第14回「聖徳寺の会見」では、初対面した“美濃のマムシと恐れられた男”こと斎藤道三(本木雅弘さん)と、“尾張の若きうつけ者”こと信長(染谷さん)の会見に視聴者の熱い視線が注がれたが、信長役の染谷さんの演技から、「まだまだ底が見えない」すごみのようなものを感じ取った人も多かったのではないだろうか。 ◇出演作品はすでに100超 「麒麟がくる」でもホームランを量産!? 染谷さんといえば、これまで数々の映画やドラマに出演。その数は27歳にして、100を超えている。もともと役者としての実力に疑いの余地はなく、2015年公開の映画「バクマン。」の新妻エイジ役や、昨年放送のNHK連続テレビ小説「なつぞら」の神地航也役といった、才気あふれるキャラクターをキレキレの演技で表現するのはお手のものだ。 「なつぞら」の制作統括・磯智明チーフプロデューサーは、染谷さんの印象を「打席に立てばホームラン」と語っていたが、今回の「麒麟がくる」でも染谷さんは、ピュアすぎるがゆえに狂気的に見えてしまう信長を見事に体現し、いわば「ホームランを量産中」。しかも、回を重ねるごとに、「打球の飛距離は伸び続けている」といっても過言ではない。 ◇「帰蝶のはかりごと」をあっさり白状し、不敵な笑み… 「聖徳寺の会見」をおさらいしよう。おびただしい数の鉄砲隊を引き連れ現れた信長だったが、会見が行われる広間にはなかなか姿を見せない。道三がしびれをきらして立ち上がろうとしたときに、やっとやってきた信長は色鮮やかな衣装に身を包んでいた。信長は待たせたことをわびると、鉄砲隊や着慣れぬ装飾は道三の娘の帰蝶(川口春奈さん)が仕組んだこととあっさり白状し、「今日の私は帰蝶の手の上で踊る尾張一のたわけでございます」と不敵な笑みを浮かべる。 次に信長は、佐々成政と前田利家という2人の家臣を呼ぶと、「家督も継げぬ食いはぐれ者だが、戦となれば無類の働きをする、一騎当千のつわもの」と冷徹な目をしながら紹介。また、「食いはぐれ者は失うものがない。戦って家を作り、国を作り、世を作る。そういう気構えの男は手ごわい」と説明した上で、「“美濃の成り上がり”の道三もそういう男であると、父・信秀(高橋克典さん)から聞かされていた」と微笑交じりに明かす。 ここで信長は、真っすぐ前を見据え、「家柄も血筋もない。鉄砲は百姓でも撃てる。その鉄砲は金で買える。これからは戦も世の中もどんどん変わりましょう。我らも変わらねば。そう思われませんか?」と道三に同意を求めると、信長の中に若き日の自分を見た道三は「信長殿はたわけじゃが。見事なたわけじゃ」と信長を気に入った様子。すかさず信長が「それは褒め言葉でござりますか?」と聞き返せば、道三も「褒め言葉かどうか、帰って誰ぞにお聞きなされ」と返答し、信長が「そういたしましょう」とうなずけば、道三も「それがよい」と呼応し、笑い声を上げた……。 ◇まさに「言葉は刃物ぞ」 互いを斬り合うような緊張感が生まれ… 10分を超える攻防。優れた台本あってこそと言ってしまえばそれまでで、相対した本木さんの重厚な演技との相乗効果もあっただろうが、4月12日に放送され第13回「帰蝶のはかりごと」で道三が言い放った、「言葉は刃物ぞ」になぞらえれば、まさに言葉という刃物で斬り合うような緊張感が、そこに生まれていたのは想像に難くない。 この会見を固唾(かたず)をのんで見守った視聴者から、「うっひょーヒリヒリする」「信長と道三のやりとりはたまらん」「最高やなこの2人」「互いの役者の“迫力”と“狂気”が響き合う、実にいい会見の場でした」といった声が上がったほか、SNS上には「信長鳥肌ー!」「信長の狂気と才気がやべえな」「信長ぞっくぞくするぞ!!」「サイコで不敵な笑みの童顔信長さま、新鮮だし最高にイイ」といった言葉も並んだが、それも至極当然の結果か。 ここから先、染谷さんが信長として、どのような新境地を切り開いてくれるのか、現時点では期待しかない。
“信長”染谷将太 本木“道三”は「本当にマムシのようでした」 「聖徳寺の会見」振り返る
2020/04/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第14回「聖徳寺の会見」が4月19日に放送され、初対面した“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三(本木雅弘さん)と、“尾張の若きうつけ者”織田信長(染谷将太さん)の会見に視聴者の熱い視線が注がれた。 信長役の染谷さんは、同回の放送終了後にドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「道三とのシーンは、演じていてとても面白かったです。本木雅弘さんが演じる道三は、威厳と迫力があるのに、どこかユニークさもある。ただ圧力を与えるのではなく、人の懐にひょいと入ってきて、隙(すき)を見つけてグサッとえぐる。本当にマムシのようでした(笑い)」と会見シーンを振り返った。 第14回「聖徳寺の会見」では、道三との会見の場に、おびただしい数の鉄砲隊を引き連れて現れる信長。正直者で先見の明があり、自分の若き日に似ている信長を道三は大いに気に入る。その姿に安堵(あんど)する光秀(長谷川さん)。そんな折、太原雪斎(伊吹吾郎さん)に率いられた今川軍が、再び尾張に攻め入ってくる。 援軍を申し出た信長に道三は即座に応えるが、高政(伊藤英明さん)は、相談もなしに、美濃を危険な立場にさらすこの大事な判断を下した道三に憤りを隠せず……という展開だった。 前半の大きな見せ場となった道三と信長の会見。固唾(かたず)をのんで見守った視聴者からは、「うっひょーヒリヒリする」「信長と道三のやりとりはたまらんぞ。。」「最高やなこの2人」「互いの役者の“迫力”と“狂気”が響き合う、実にいい会見の場でした」といった声が上がったほか、SNS上には「信長鳥肌ーー!!」「信長の狂気と才気がやべえな」「信長ぞっくぞくするぞ!!」「サイコで不敵な笑みの童顔信長さま、新鮮だし最高にイイ」「狂気じみた感じがすごく良い。演技が上手けりゃ見た目なんて覆せるんだな」といった言葉も並んだ。
佐々木蔵之介“藤吉郎”が早くも再登場 「芝居で迷ったときはとにかく大きな声」
2020/04/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第14回「聖徳寺の会見」が4月19日に放送された。前週第13回「帰蝶のはかりごと」(4月12日放送)に続き、佐々木蔵之介さんが演じる藤吉郎(後の豊臣秀吉)が登場。駒(門脇麦さん)との再会が描かれた。 藤吉郎役の佐々木さんは同回の放送終了後にドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「駒さん、菊丸さん(岡村隆史さん)に遅れて登場。現場では私も藤吉郎も新参者なので、“こんな感じでどうでしょうか? 大丈夫ですか?”でやらせてもらっています。そして、“芝居で迷ったときはとにかく大きな声で言う”で、しのいでいます(笑い)」と明かした。
“高政”伊藤英明 母・深芳野の死で「唯一のよりどころ失った」 父・道三への怒り語る
2020/04/20
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第14回「聖徳寺の会見」が4月19日に放送された。この日は、斎藤道三(本木雅弘さん)の嫡男・高政(伊藤英明さん)が、母・深芳野(みよしの、南果歩さん)の死をきかっけに、道三に対して怒りをあらわにし、自分に家督を譲るよう迫るシーンもあった。 高政役の伊藤さんは、同回の放送終了後にドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「高政にとって信じられるものは、母である深芳野から産まれたということだけだった。その母の死によって、唯一のよりどころを失った。道三に家督を譲るように迫ったのは、高政の思いというより、母の長年の願いをかなえたかったからだと思います」と気持ちを代弁した。
<SNS反響>道三VS信長「聖徳寺の会見」に視聴者熱視線 染谷将太“信長”の狂気に「ぞっくぞくした」
2020/04/19
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第14回「聖徳寺の会見」が4月19日に放送され、初対面した“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三(本木雅弘さん)と、“尾張の若きうつけ者”織田信長(染谷将太さん)の会見に視聴者の熱い視線が注がれた。 おびただしい数の鉄砲隊を引き連れ現れた信長だったが、会見が行われる広間にはなかなか姿を見せない。道三がしびれをきらして立ち上がろうとしたときに、やっとやってきた信長は色鮮やかな衣装に身を包んでいた。 信長は待たせたことをわびると、鉄砲隊や着慣れぬ装飾は道三の娘の帰蝶(川口春奈さん)が仕組んだことをあっさりと告白し、「今日の私は帰蝶の手の上で踊る尾張一のたわけでございます」と不敵な笑みを浮かべる。 次に信長は、佐々成政と前田利家という2人の家臣を呼ぶと、家督も継げぬ食いはぐれ者だが、されど戦となれば無類の働きをする、一騎当千のつわものと紹介。また、食いはぐれ者は失うものがない。戦って家を作り、国を作り、世を作る。そういう気構えの男は手強いと説明した上で、“美濃の成り上がり”の道三もそういう男であると、父・信秀(高橋克典さん)から聞かされていたと明かす。 ここで信長は真っすぐ前を見据え、「家柄も血筋もない。鉄砲は百姓でも撃てる。その鉄砲は金で買える。これからは戦も世の中もどんどん変わりましょう。我らも変わらねば。そう思われませんか?」と道三に同意を求めると、信長の中に若き日の自分を見た道三も、信長の言葉を気に入った様子で「信長殿はたわけじゃが。見事なたわけじゃ」と告げる……。 2人の会見を固唾(かたず)をのんで見守った視聴者からは、「うっひょーヒリヒリする」「信長と道三のやりとりはたまらんぞ。。」「最高やなこの2人」「互いの役者の“迫力”と“狂気”が響き合う、実にいい会見の場でした」といった声が上がったほか、SNS上には「信長鳥肌ーー!!」「信長の狂気と才気がやべえな」「信長ぞっくぞくするぞ!!」「サイコで不敵な笑みの童顔信長さま、新鮮だし最高にイイ」「狂気じみた感じがすごく良い。演技が上手けりゃ見た目なんて覆せるんだな」といった言葉も並んだ。
斎藤孫四郎役で長谷川純が初大河 本木“道三”の息子演じ「一生の自慢です!」
2020/04/19
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第15回「道三、わが父に非(あら)ず」(4月26日放送)に、斎藤孫四郎役で長谷川純さんが登場することが4月19日、分かった。長谷川純さんは大河ドラマ初出演。「役者としての夢であった大河ドラマに自分が出演する話を最初に聞いた時は、番組のドッキリ企画なんじゃないかと思ったんですが、正式に出演オファーだったのでとてもうれしかったです。撮影現場で一流のプロフェッショナルの皆さんとの作品づくりは至福であり、何より今後これからの役者人生において大変貴重な経験となりました」と撮影を振り返っている。 斎藤孫四郎は、斎藤道三の次男。母は道三の正室・小見の方。三男・喜平次とともに、道三に溺愛されており、長兄・高政の怒りを買う……。 道三役の本木雅弘さんとの共演について、長谷川純さんは「僕が感想を述べるのは大変恐縮なのですが、聡明で凛(りん)としたオーラに包まれ、そこに静かにドッシリとたたずまれている本木さんとお芝居をする時間は今までに感じたことのない衝動があり、本当に“夢のような一時”でした。本木さんの息子役を演じさせてもらえたことは僕にとって一生の自慢です!」と喜びのコメント。 またドラマについても、「いろいろと“謎”が多いとされている今まで描かれていない明智光秀という人物が、戦国時代どのように切り抜け、いかにして駆け抜けたのか、そして『乱世』に伝説上の生きもの“麒麟”は到来するのか、最終回まで壮大な人生ドラマを視聴者の皆さんと一緒に見届け、この混沌(こんとん)とした現代を生きていく何かヒントになるようなモノを見つけていけたらと思います」と思いを語っている。
<特集>回を重ねるごとに増す帰蝶の存在感 「胆力」は川口春奈そのもの?
2020/04/18
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)で、“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三(本木雅弘さん)の娘にして“尾張の若きうつけ者”織田信長(染谷将太さん)の妻・帰蝶を演じる川口春奈さんが話題だ。ドラマには1月19日放送の第1回「光秀、西へ」から登場。気高く、凜(りん)としたたたずまいは戦国の姫にふさわしく、ピュアすぎるがゆえに狂気的に見えてしまう信長を体現する染谷さんとの相乗効果もあって、「回を重ねるごとに存在感を増している」といっても過言ではない。そんな”帰蝶”=川口さんの魅力を探った。 ◇度胸としたたかさ… 病床の信秀の前で「マムシの娘」の片りん 川口さんが帰蝶として存在感を放つようになったのは、やはり序盤の紆余(うよ)曲折(最初の夫を父に毒殺される、または光秀にフラれる)を経て、信長の元へ嫁いでからだろう。最初は信長を疎み、弟の信勝(木村了さん)ばかりを可愛がる信秀(高橋克典さん)の継室・土田御前(檀れいさん)の前でやや縮こまっていたものの、孤独な信長と心を通わせる中で、徐々に「マムシの娘」としての片りんをのぞかせるようになる。 4月5日放送の第12回「十兵衛の嫁」では、帰蝶が病床の信秀を訪ね、尾張の重要拠点の末盛城を、信長ではなく信勝に委ねた“真意”を聞き出そうとする姿が描かれたが、「話してくれたら医者を呼ぶ」と交換条件をちらつかせるという、いささか大胆な行動に、帰蝶という人間の度胸としたたかさを見た気がした。 また帰蝶は、信長のところに戻ると、“信秀の言葉”として「尾張を任せる……。強くなれ」と告げ、信長を奮い立たせたが、このときの帰蝶の含みのある表情も実に印象的だった。 一連のシーンについて、川口さんも「やはり帰蝶はマムシの道三の娘だなと思いました」といい、「敬意を持って(信秀に)お願いしているけど、話してくれたら医者を呼びますと、交換条件を出して交渉している。頼もしくもあり、しぶとさも感じます」と印象を語っていた。ここで帰蝶が見せた「胆力」は、時代劇初挑戦ながら、臆することなく役を手中に収めようとする川口さんそのもののようにも見えた。 ◇帰蝶の敏腕プロデューサーぶりに沸いた第13回では「勝利の笑み」も 第12回以上に帰蝶の「胆力」が発揮されたのが、4月12日放送の第13回「帰蝶のはかりごと」だ。副題もそのものズバリだったが、後半はまさに川口さん演じる帰蝶の独壇場だった。 この回は、帰蝶のもとに道三から信秀の家督を継いだ信長と「会見したい」という内容の文が届く。自分をおびき出して、殺す気ではないかと道三を疑う信長。そこで帰蝶は、父・道三の思い通りになるまいと、信秀が生前ひいきにしていた旅芸人の伊呂波太夫(尾野真千子さん)を訪ねると、腹の探り合いを制し、傭兵(ようへい)集めを引き受けさせる。 さらに帰蝶は、信長が道三との会見に着ていく服まで細かく指定。迎えた会見の日、道三が目にしたのは、おびただしい数の鉄砲隊を引き連れて現れた信長だった……と展開した。帰蝶の敏腕プロデューサーぶりに、SNS上は「帰蝶、やるう~!!」「策士 帰蝶!」「さすがマムシの娘」「帰蝶様の敏腕ぶりに震えている」などと盛り上がりを見せた。 なんと言っても秀逸だったのが、道三が信長の隊に驚きの声をあげているころ、尾張に残った帰蝶が一人、してやったりとばかりに笑顔を浮かべながら、茶を飲むシーンだ。自分の父との戦に加え、それでもまだ懐疑的だった一部の視聴者に完全勝利を収めた瞬間で、堂々とした姿に、改めて“女優・川口春奈”の「胆力」を感じた。 ドラマが始まる前、「時代劇は初挑戦で、帰蝶という役柄を大切に、大胆かつ丁寧に、そして芯のあるさまを全身全霊で演じさせていただいています。帰蝶は知れば知るほど奥が深く、激動の時代を生きた姿は皆様に共感していただけると思いますので、ぜひともご覧ください」とコメントしていた川口さん。そんな川口さんが全身全霊で演じる帰蝶は、今後も大河ファンを大いに楽しませてくれるだろう。
<SNS反響>後の秀吉…佐々木蔵之介“藤吉郎”初登場! “本物の猿”に視聴者から突っ込みも
2020/04/13
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第13回「帰蝶のはかりごと」が4月12日に放送され、佐々木蔵之介さんが演じる藤吉郎(後の豊臣秀吉)が初登場した。 藤吉郎は駿河に向かう東庵(堺正章さん)と駒(門脇麦さん)の前に現れた粗末ななりをした行商人風の男で、出会って早々、人懐っこい笑顔で駒に字の読み方を教えてほしいと頼んだり、木に登ったりもした。 SNSでは「長身でイケメンの藤吉郎キター!」「背が高い猿やなぁ~!」「笑い方めっさ猿www」「よく見ると背中の荷物の中にもうひょうたん」「ひょうたんは欠かせないよね」といった声が上がった。また“本物の猿”の姿も挿入され、「本物の猿も出てきた笑」「本物の猿を出すなw」「その猿はいらんだろwww」といった突っ込みや、「笑った声に猿の声を被せるとか今後の扱いが楽しみ」「荷物にたくさんのひょうたん、木に登る姿の次に猿のワンショット。秀吉とわからせるに十分すぎる演出」といった投稿もあった。 第13回放送後、佐々木さんはドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「薄い着物に、足を出して素足に草履。昨年12月の早朝ロケでした。寒くて、寒くて……。おまけに、自分が隠れるくらいの大きな重い荷物を背負って。おかげで藤吉郎の気持ちを実感できました。早く出世したい!って(笑い)」と振り返っていた。
<SNS反響>伊呂波太夫役・尾野真千子 川口春奈“帰蝶”との腹のさぐり合いに「ドキドキ」
2020/04/13
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第13回「帰蝶のはかりごと」が4月12日に放送された。諸国の有力大名や京の公家に顔の利く、旅芸人の伊呂波太夫(いろはだゆう)を演じる尾野真千子さんは、ドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「帰蝶(川口春奈さん)に兵と鉄砲を集めてほしいと頼まれるシーンは、緊張感があって楽しかったです。旅芸人なのに商人のように駆け引きをする。帰蝶の表情を見ながら『高うなりますが』と言うなど、お互い腹のさぐり合い。そこがドキドキして面白かったですね」と振り返った。 この日は、帰蝶のもとに斎藤道三(本木雅弘さん)から、信秀(高橋克典さん)の家督を継いだ信長(染谷将太さん)と「会見したい」という内容の文が届く。自分をおびき出して、殺す気ではないかと道三を疑う信長。そこで帰蝶は、父(道三)の思い通りになるまいと、信秀が生前、ひいきにしていた旅芸人の伊呂波太夫(尾野さん)を訪ね、見事な交渉術で傭兵(ようへい)集めを引き受けさせる。 さらに帰蝶は、信長が道三との会見に着ていく服まで細かく指定。迎えた会見の日、道三が目にしたのは、おびただしい数の鉄砲隊を引き連れて現れた信長だった……と物語は展開。帰蝶の敏腕プロデューサーぶりに、SNS上は「帰蝶、やるう~!!」「策士 帰蝶!」「さすがマムシの娘」「帰蝶様の敏腕ぶりに震えている」などと盛り上がりを見せた。
<SNS反響>本木“道三”「言葉は刃物ぞ」に反響 「今日の名言」「使わせていただきます」
2020/04/12
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第13回「帰蝶のはかりごと」が4月12日に放送され、本木雅弘さん演じる斎藤道三が放った「言葉は刃物ぞ」が視聴者の注目を集めた。 第13回では、暗殺を企てた土岐頼芸(尾美としのりさん)を攻めると息巻く道三(本木さん)。息子の高政(伊藤英明さん)は、戦になったときには実の父と慕う頼芸側につくと明言するも、飼っていた鷹(たか)を“何者”かに皆殺しにされ、恐れをなした頼芸は、早々に逃げ出してしまう。 この所業に怒り狂った高政は、道三のもとへと乗り込むと、感情が高ぶるまま道三を「お前」呼ばわりしてしまう。しかし、道三は微動だにせず、瞳の奥に怪しい光を宿しながら「お前? 言葉は刃物ぞ。気をつけて使え!」とドスのきいた声で言い返す。 SNSでは「『言葉は刃物ぞ。気をつけて使え』今日の名言」「『言葉は刃物ぞ、気をつけて使え』…良いせりふや」「『言葉は刃物ぞ、気をつけて使え』。一度使ってみたい言葉ぞw」「『言葉は刃物』、今の世の中にぐっさり刺さる言葉」「名言『言葉は刃物ぞ』は積極的に使っていきたい」「『言葉は刃物ぞ。気をつけて使え』←どこかで使わせていただきます」などと盛り上がりを見せた。
<SNS反響>川口春奈“帰蝶”の敏腕ぶりにSNS沸く! 最後のしてやったり顔「たまらん」「ラスボスのほほ笑み」
2020/04/12
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第13回「帰蝶のはかりごと」が4月12日に放送され、川口春奈さん演じる帰蝶の“敏腕ぶり”にSNSは沸いた。 この日は、帰蝶のもとに斎藤道三(本木雅弘さん)から、信秀(高橋克典さん)の家督を継いだ信長(染谷将太さん)と「会見したい」という内容の文が届く。自分をおびき出して、殺す気ではないかと道三を疑い、会見を拒否する信長。そこで帰蝶は、父(道三)の思い通りになるまいと、信秀が生前、ひいきにしていた旅芸人の伊呂波太夫(尾野真千子さん)のもとを訪ね、見事な交渉術で傭兵(ようへい)集めを引き受けさせる。 さらに帰蝶は、信長が道三との会見に着ていく服まで細かく指定。迎えた会見の日、道三が目にしたのは、おびただしい数の鉄砲隊を引き連れて現れた信長だった……。 してやったりとばかりに笑顔を浮かべる帰蝶の姿も映し出され、SNSでは「帰蝶、やるう~!!」「策士 帰蝶!」「さすがマムシの娘」「ドヤ顔な帰蝶ちゃんカッコいい!」「帰蝶様の勝つ気満々の勝ち戦」「最後のしてやったり顔たまらん」「ご覧ください、ラスボスのほほ笑み」「帰蝶様の敏腕ぶりに震えている」などといった声が次々と上がった。
<インタビュー>佐々木蔵之介 「麒麟がくる」で秀吉役 登場は「小物感しかない」と自虐? 「出世欲が強くがむしゃら」とも…
2020/04/11
俳優の長谷川博己さん主演の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(NHK総合、日曜午後8時ほか)の第13回「帰蝶のはかりごと」(4月12日放送)から、佐々木蔵之介さんが演じる藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が登場する。藤吉郎は、最下層の農民だったが、持ち前の人懐っこさと庶民ならではの自由さを武器に、信長の家臣として頭角を現していく、「光秀生涯のライバル」だが、「のちに太閤豊臣秀吉とまでになる役ですが、登場はもう小物感しかなかったです」と明かす佐々木さんが、役について語った。 「麒麟がくる」の秀吉について、「明るくて愛嬌(あいきょう)があって人懐っこくて、一般庶民と身近なイメージがあったりしますが、今回は明智光秀(長谷川さん)が主人公ですので、また 違った見え方になるかと思います」と推測する佐々木さん。「藤吉郎は出世欲が強くがむしゃらです」という印象を抱いており、「初登場の第13回では、駒(門脇麦さん)さんに、『字が読めなければ出世ができない。教えてくれ』と頼み込みます。とにかく今の貧しさから抜け出そう、這(は)い出そうと、ひたむきです」と評している。 また、「このシーンは撮影初日でしたが、まだ外が暗いうちからの早朝ロケで、僕は裸足に草履で、衣装の布の表面積も少なく、とにかく寒かったです。さらに僕の体より大きくたくさんの重い荷物を背負っての撮影。一刻も早く出世したいと思いました」と冗談めかすと、「監督のたっての希望で、木にも登りましたし、楽しく撮影させていただきました。 のちに太閤豊臣秀吉とまでになる役ですが、登場はもう小物感しかなかったです」と自虐まじりに話している。 さらに「視聴者の皆さまも『こんな ちょこまかしたヤツが出てきたか』と楽しんでいただければと思います。果たして藤吉郎がどんな人物で、今後どう変化していくのか? そして、なぜ本能寺の変が起こったかという謎を『麒麟がくる』ではどのように描いていくのか、僕自身も楽しみにしています」と語っている。 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマで、1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となる。
<特集>「麒麟がくる」高身長の「新しい秀吉」がくる! 佐々木蔵之介“藤吉郎”に高まる期待 染谷将太“信長”に続くか
2020/04/11
俳優の長谷川博己さん主演の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(NHK総合、日曜午後8時ほか)の第13回「帰蝶のはかりごと」(4月12日放送)から、佐々木蔵之介さんが演じる藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が登場する。小柄だったとされる秀吉を、身長180センチを超える佐々木さんが演じることについて、「イメージと違う」という声も一部で上がっていたが、一足先に登場した“童顔丸顔の織田信長”こと染谷将太さんが、「打席に立てばホームラン」という高い演技力で、批判を一気に吹き飛ばしたあとだけに、佐々木さんが体現する高身長の「新しい秀吉」に視聴者の期待は早くも高まっている。ここでは、過去の大河ドラマの“秀吉俳優”をおさらいする。 ◇佐々木蔵之介は歴代の秀吉俳優を調べて「歯が痛くなった」? 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマで、1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀(長谷川さん)が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となる。 佐々木さん演じる藤吉郎は、最下層の農民だったが、持ち前の人懐っこさと庶民ならではの自由さを武器に、信長の家臣として頭角を現していく……というキャラクター。キャストビジュアルのキャッチコピーは「光秀最大のライバル のちの“秀吉”」となっている。 佐々木さんは、2007年に放送された「風林火山」以来、13年ぶりの大河ドラマとなる。昨年6月の出演発表の際には、歴代の秀吉俳優をネットで調べたことを明かし、「もうたくさんの先輩方がいて歯が痛くなった」と役の重圧を明かしていたが、果たしてどんな演技を見せくれるのか、興味は尽きない。 ◇大河ドラマ“初代秀吉”は「太閤記」の緒形拳 「黄金の日日」で再登板も 1963年に始まったNHK大河ドラマで、“戦国もの”とされるのは「麒麟がくる」を含めて20作ある。最初の“戦国大河”は1965年の「太閤記」で、このときは緒形拳さんが秀吉を演じた。 次に秀吉が大河ドラマに登場したのは、1969年の「天と地と」。同作で浜田光夫さんが秀吉役を務めると、その後は1971年の「春の坂道」で中村芝鶴さん、1973年の「国盗り物語」で火野正平さん、1981年の「おんな太閤記」で西田敏行さん、1983年の「徳川家康」で武田鉄矢さん、1987年の「独眼竜政宗」で勝新太郎さんが“信長俳優”として大河ドラマの歴史に名を刻んだ。 いずれも「名優」と呼ぶにふさわしい役者ばかり。ちなみに1978年の「黄金の日日」では、“初代”の緒形さんが秀吉役で再登板している。 ◇以前にもいた“高身長の秀吉” 「真田丸」では小日向文世の「目が笑っていない」と 平成以降の大河ドラマに目を向けると、藤岡琢也さん(1989年「春日局」)、仲村トオルさん(1992年「信長 KING OF ZIPANGU」と1993年「琉球の風」)、竹中直人さん(1996年「秀吉」と2014年「軍師官兵衛」)、香川照之さん(2002年「利家とまつ」)、柄本明さん(2006年「功名が辻」)、笹野高史さん(2009年「天地人」)、岸谷五朗さん(2011年「江~姫たちの戦国~」)といった名前が並ぶ。 仲村さんは佐々木さん同様に高身長、かつまれに見るイケメンの秀吉だったが、印象の強さでいうと、そのものズバリの「秀吉」(と18年後の「軍師官兵衛」)で秀吉を演じた竹中さんに軍配は上がるだろう。 記憶に新しいのが、2016年「真田丸」の小日向文世さんだ。当時「ハマり役」「目が笑っていない」「怖すぎる」などの声が上がり、大きな注目を集めた。そんな「真田丸」から4年、新たな時代を切り開く戦国大河=「麒麟がくる」で、佐々木さんはどんな「新しい秀吉」を披露してくれるのか、ここから先のドラマに注目だ。
帰蝶が聞き出した“信秀の言葉” 信長役・染谷将太の見解は…
2020/04/06
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第12回「十兵衛の嫁」が4月5日に放送された。この日は、信長(染谷将太さん)が帰蝶(川口春奈さん)から、“父・信秀(高橋克典さん)の言葉”として、「信長はわしの若い頃にうり二つじゃ。まるで己を見ているようじゃ。それゆえ可愛い。尾張を任せる。強くなれと」と告げられるシーンが登場した。 第12回では、織田と今川は和議を結ぶが、三河の拠点を制圧され、もはや今川の勢力は尾張の目前まで迫っていた。自分の命がもう短いことを悟った信秀は、信長らを集めて織田家のこれからについて話し合う会議を開く。 そこで待っていたのは、重要拠点の末盛城を、有力家臣と共に信長の弟・信勝(木村了さん)に委ねるという言葉だった。失望で怒り狂う信長。その姿を見て、帰蝶は病床の信秀を訪ね、今回の判断の真意を聞き出そうとする……と展開した。 信長役の染谷さんは第12回放送後、ドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「父から言われて何よりうれしい言葉を帰蝶が聞き出してくれた。“親から愛されていない”と孤独を感じていた信長には、救いの出来事でした。帰蝶には、政略結婚とはいえ、本能的に甘えられると直感しているのだと思います。唯一、信長が本音で話せる存在なのでしょうね」と語った。
帰蝶役の川口春奈 病床の信秀に“交換条件”で「やはりマムシの娘」と再確認?
2020/04/06
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第12回「十兵衛の嫁」が4月5日に放送され、帰蝶(川口春奈さん)が病床の信秀(高橋克典さん)を訪ね、尾張の重要拠点の末盛城を信長(染谷将太さん)ではなく、弟の信勝(木村了さん)に委ねた“真意”を聞き出そうとする姿が描かれた。 帰蝶役の川口さんは第12回放送後、ドラマの公式ツイッターでコメントを発表。「義父(信秀)に信長へ対する真意を聞きに行くシーンを演じながら、やはり帰蝶はマムシの道三の娘だなと思いました。敬意をもってお願いしているけど、話してくれたら医者を呼びますと、交換条件を出して交渉している。頼もしくもあり、しぶとさも感じます」と印象を語った。 第12回では、織田と今川は和議を結ぶが、三河の拠点を制圧され、もはや今川の勢力は尾張の目前まで迫っていた。自分の命がもう短いことを悟った信秀は、信長らを集めて織田家のこれからについて話し合う会議を開く。 そこで待っていたのは、重要拠点の末盛城を、有力家臣と共に信長の弟・信勝に委ねるという言葉だった。失望で怒り狂う信長。その姿を見て、帰蝶は病床の信秀を訪ね、今回の判断の真意を聞き出そうとする……と展開した。
<SNS反響>斎藤道三、暗殺未遂…襲ったのは鷹! 「伊右衛門VS綾鷹」パワーワード誕生にSNS沸く
2020/04/05
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第12回「十兵衛の嫁」が4月5日に放送され、斎藤道三(本木雅弘さん)が暗殺されそうになるシーンが登場した。 襲ったのは、道三をよく思わない美濃の守護・土岐頼芸(尾美としのりさん)からの頂き物とされる自慢の「鷹(たか)」。爪に塗られていた毒により、身をていして道三をかばった近習(きんじゅ)は命を落とした。自分が襲われたことが信じられない様子の道三は怒り狂い、息子の高政(伊藤英明さん)や、城に呼び出された光秀(長谷川さん)らの前で頼芸を「もやは守護とは思わぬ、ただの鷹好きのたわけじゃ」と言い放ち、「土岐様と一戦交えるまでじゃ」と宣言した。 かつて娘婿(むすめむこ)の土岐頼純(矢野聖人さん)を、緑茶で毒殺していた道三。役を演じる本木さんがCMキャラクターを務める緑茶飲料「伊右衛門」(サントリー)に引っかけ、「毒入り伊右衛門」などと盛り上がりを見せたことから、今回は「鷹」の字の入った緑茶飲料「綾鷹」(日本コカ・コーラ)に結びつけ、毒殺合戦を「伊右衛門VS綾鷹」と表現する視聴者が次々と出現。SNS上では「綾鷹が伊右衛門を襲った」「伊右衛門の毒殺からの綾鷹の逆襲」「伊右衛門VS綾鷹www」「伊右衛門vs綾鷹マジで草」「伊右衛門vs綾鷹って誰がうまいこと言えとw」「パワーワード誕生やん」といった声が上がっていた。
<インタビュー>初大河・高橋克典が語る“信秀の最期” 「もうちょっと暴れたかった」と心残りも
2020/04/05
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第12回「十兵衛の嫁」が4月5日に放送され、高橋克典さんが演じる織田信秀の最期が描かれた。高橋さんは「信秀から信長へと時代が変わっていくところですが、ここからが新しい時代の幕開けです。撮影初日に撮ったシーンでしたが、なかなかいい死に方をさせていただきましたし、そんな信秀の最期を演じることができて、寂しいながらもとてもうれしく光栄に思っております」と満足げに振り返った。 高橋さんは今回が大河ドラマ初出演だった。「撮影はとても楽しかったです。今回は4Kでの撮影もありますし、自分の年齢もありポジションがそれまでと違ってきていますので、どんなお芝居が合うのか、模索しながら演じました」といい、「大河ドラマはすごくスケール感が大きいです。どこに行ってもすごい大がかりなセットが組んであるので、毎回驚きました。すごく大勢の出演者やスタッフがいますし、撮影がどんどん進んでいきますから、僕にとってはなかなかない現場でしたので、非常に刺激的でした。『大河』という名のごとく大きな河の流れの中に、撮影自体もあるような気がしました」と印象を語る。 一方、信秀としては「負け戦続き」で、「戦に出ていっては負け、気持ちを切り替えて勢いよく出ていくけど、また負けるという(笑い)。信秀は疲れきっていて、もう運もなく、体には毒も回ってきている。それを自分でも見切っているんですよね。それでも力を振り絞って元気には見せていますが、内側はどんどん痩せていきます。ですから、あまり剛毅なところが見せられなかったので、少し残念でした。もうちょっと暴れたかったですね」と、心残りもあったようだ。 さらに「(息子の)信長にとっての信秀は、もしかしたら越えられない山なのかもしれません。尾張は、周りがいくつもの国に囲まれていて大変だったと思います。それでも金を使ったりいろんな手だてを使って、自分の国を守る。信長から見たら信秀が憧れであり、反面教師でもあったと思いますが、どういう形であれ父が息子に与えた影響は絶大だったはずです」と推測し、「僕は愛情を持って信長のことを見ていましたが、息子に対してもっとドライで、グサッと精神的に突き放した冷たさがあってもよかったかなと思っています」とも語っていた。
次週(4月12日放送)いよいよ秀吉が登場! 予告に佐々木蔵之介“藤吉郎”… 光秀最大のライバルに?
2020/04/05
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第13回「帰蝶のはかりごと」(4月12日放送)の予告編が4月5日に公開され、佐々木蔵之介さんが演じる藤吉郎(後の豊臣秀吉)の登場が明かされた。 藤吉郎は最下層の農民であったが、持ち前の人懐っこさと庶民ならではの自由さを武器に、信長の家臣として頭角を現していく、光秀生涯のライバル。キャストビジュアルのキャッチコピーは「光秀最大のライバル のちの“秀吉”」となっている。
<インタビュー>正妻・熙子役・木村文乃が語る“光秀愛” 長谷川博己と7年ぶり夫婦役「幸せなこと」
2020/04/05
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」。4月5日放送の第12回「十兵衛の嫁」では木村文乃さんが演じる熙子(ひろこ)が再登場し、長谷川さん扮(ふん)する主人公の光秀(十兵衛)からプロポーズされるシーンもある。長谷川さんとは、2013年の連続ドラマ「雲の階段」(日本テレビ系)以来、7年ぶり2度目の共演で、再びの夫婦役について「幸せなことだな、と思います」と明かす木村さんに話を聞いた。 ◇熙子は「可憐な光秀の正妻」 木村さん演じる熙子は、光秀の正室となる女性で、美濃の土豪・妻木氏の娘。戦乱に明け暮れ疲弊する光秀の心の支えとなる。キャストビジュアルのキャッチコピーは「可憐(かれん)な光秀の正妻」となっている。 初登場は3月15日放送の第9回「信長の失敗」。熙子は子供たちとかくれんぼしているところを光秀に見つかり、2人は“再会”。光秀が子供の頃に自分と遊んだことがあると思い出すと、「またお会いできてうれしく思います」と笑顔を見せ、“子供の頃の話”としながらもそのときに求婚されていたことを明かした……。 木村さんは「ドキドキしながらやっていたかもしれないですね。キュンキュンと言ったら違うかもしれないですが、可愛い恋愛みたいなものをやったことがなかったので、自分ができる限りのキラキラしていた時代を思い出しながら……、ちょっと照れくささもありながら……」と振り返っている。 ◇帰蝶さんや駒ちゃんがいる中「隣に選ばれた熙子」として… そんな木村さんが抱く熙子の印象は「明るい人」。「悩みとか向き合わなければいけない問題があったとしても、ポジティブな言動をしていける人なので、演じていてすごく楽しいですね。みんながどんよりしている中で、パッと一言で明るくできる人なので、私自身が対人として、そういう人が好きというのもあるので」と語る。 初登場シーンこそ可愛らしさ全開の熙子だったが、チーフ演出の大原拓さんから「武家の娘なので肝が据わっている、胆力があることを大事にしてほしい」と言われたといい、「帰蝶さんや駒ちゃんがいる中で隣に選ばれた熙子として、ちゃんと(光秀の)隣に並べる人でいなければなっていうのはあります」と今後に向け意気込む木村さん。 また、煕子は光秀と並んで謎多き人物ではあるが、「台本から受け取る印象と監督たちがどう描きたいのかを大事にしている感じです」と話してくれた。 ◇長谷川“光秀”は「本当にチャーミング」 他の武将には「もう浮気できない」? 改めて、長谷川さんと再び夫婦を演じることになったことを木村さんは、「幸せなこと」と表現し、「とにかく穏やかな方なので、隣にいて何となく話す時間とかも穏やかで、撮影に来ているのに、家に居るみたいな安心感もあったりして。それは『雲の階段』の時から変わらないですね。ふとした瞬間になげかけてくださる言葉に温かい気持ちになります」としみじみ。 さらに「長谷川さんが演じる光秀さんが本当にチャーミングなんですよね」と話すと、「長谷川さんの人柄がそうなんですけれども、“眠り猫”のような、穏やかさの中にも爪を隠し持っているみたいな感じがすごく面白いなって」と声を弾ませ、「(他の戦国武将には)もう浮気できないです(笑い)。光秀さんが一番好きです(笑い)」と“光秀愛”を貫いてみせた。
間宮祥太朗が大河デビューへ 明日第12回から登場 明智左馬助役
2020/04/04
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の第12回「十兵衛の嫁」(4月5日放送)から、明智左馬助(秀満)役で間宮祥太朗さんが登場する。間宮さんは今回の出演にあたり、「初めての大河ドラマで、右も左も分からない状態からのスタートでしたが、長谷川博己さんにいろいろ教えていただきながら、精いっぱい左馬助を演じさせてもらっています。一番苦労しているのは、所作や言葉づかいですね。撮影を重ねるほどに少しずつ慣れてきましたが、まだまだです」と話している。 左馬助は明智光安(西村まさ彦さん)の嫡男で、光秀のいとこ。光安の死後、光秀と行動を共にする頼りがいのある青年で、後に光秀と共に「本能寺の変」を引き起こす。 間宮さんは「左馬助はまだ若く、目の前で起こっている出来事について、自分なりの考えはあるものの、光秀さんの背中を見ながら勉強している段階です。それは、役者として僕が長谷川さんの背中を見ながら走り続けているのと重なります」と印象を明かしている。
<特集>視聴者に「道」示した? 向井理の静かな熱演が話題に 将軍・足利義輝のふがいなさと諦観を体現し…
2020/04/04
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」。3月29日放送の第11回「将軍の涙」では、タイトル通り、将軍・足利義輝を演じる向井理さんの静かな熱演が話題となった。同回の終盤、自分の力不足ゆえ、平和をもたらすことのできないことへのふがいなさと諦観をにじませつつ、王が仁のある政治を行うときに必ず現れるという聖なる獣「麒麟」について語るシーンで、約2分間にわたる長ぜりふによって、主人公の光秀(十兵衛、長谷川さん)だけでなく、視聴者にも「道」を示したといえる。 ◇光秀は織田と今川の戦を止めようと奔走 「麒麟」について語り始めた義輝 第11回「将軍の涙」では、再び今川が尾張に攻め入り、次々と織田方の南部の領地を制圧。ついに非力ぶりを露呈した信秀(高橋克典さん)は、斎藤道三(本木雅弘さん)に援軍を頼むが、高政(伊藤英明さん)や稲葉良通(村田雄浩さん)らが尾張との和議を独断で決めた道三を糾弾しており、美濃は一枚岩ではなかった。 兵が出せない理由を尾張に伝えにいく光秀。このままでは人質同然の帰蝶(川口春奈さん)が犠牲になってしまうことを恐れていると、かつて京の将軍家の取りなしで美濃の内紛が収まったという話を思い出す。光秀は道三に将軍家への取りなしを依頼しに戻るも、金がかかると難色を示す。そこで、高政の取りなしで守護の土岐頼芸(尾美としのりさん)のもとを訪ねる。 その後も織田と今川の戦を止めようと奔走する光秀は偶然、宿を共にした細川藤孝(眞島秀和さん)の手引きで、義輝に拝謁する機会を与えられる。義輝は光秀への信頼を示すと、父・義晴から子供のころに聞かされた好きな話として、「麒麟」について語り始める……という展開だった。 ◇タイトル回収は大いなる説得力を持って視聴者の胸に 締めは「麒麟がくる道は遠い」 義輝は「強い子になれ。声は大きく、よい耳を持ち、よく学べ。さすれば立派な征夷大将軍となろう。世を平らかにできよう」と始まると、「さすれば、麒麟がくる。この世に麒麟が舞い降りる」とタイトルを回収。さらに、「この世に誰も見たことのない麒麟という生き物がいる。穏やかな世を作れる者だけが連れてこられる、不思議な生き物だという。わしは、その麒麟を連れてくることができぬ。無念じゃ」と涙をこらえながら、「麒麟」がいかなる生き物なのかを、きっちりと説明した。 それよりも以前、駒(門脇麦さん)が光秀の前で「麒麟」について語るシーンがあったが、“悲劇の剣豪将軍”義輝の言葉だけに、「重さ」は倍増。高貴で美しい向井さんの容姿と涙、静かな熱演も相まって、大いなる説得力を持って「麒麟」の話は視聴者の胸に刻まれたはずだ。 この日の最後のせりふは、義輝の光秀に向けた「十兵衛、麒麟がくる道は遠いのう」だった。奇(く)しくも、同回をもって全44回のドラマはちょうど4分の1が終了。起承転結の「起」のラストを義輝による見事なまでのタイトル回収で締めくくった形だ。どれほど「麒麟がくる道は遠い」のか……。今後の展開にも大いに注目したい。
本木雅弘“斎藤道三”剃髪姿解禁 特殊メークに毎回3時間も「さなぎから出た蝶