白い巨塔 キャスト

白い巨塔キャスト

岡田准一(V6)
松山ケンイチ▽寺尾聰▽沢尻エリカ▽小林薫▽松重豊▽岸部一徳▽夏帆▽▽飯豊まりえ▽市毛良枝▽高島礼子▽満島真之介▽八嶋智人▽美村里江▽市川実日子▽椎名桔平▽柳葉敏郎▽岸本加世子▽向井康二▽斎藤工▽山崎育三郎

岡田准一、白い巨塔」主演で医師役初挑戦

 人気グループ「V6」の岡田准一さんが主演を務める。岡田さんは主人公の財前五郎を演じ、医師役に初挑戦する。

 ◇財前五郎役の岡田准一さんのコメント

 山崎豊子さんの作品というのはどれも人間模様が深く描かれたものばかりですし、中でも「白い巨塔」は誰もが知る名作。人間の欲望や思惑、生き様がドラマチックに表現されています。

 財前五郎という人物は現代にはなかなかいないキャラクター。何かにおもんぱかっていないと生きづらい世の中にあって、財前は絶対の自信と揺るがない信念を持ち続け、野心を抱きながらギラギラとエネルギッシュに生きています。医師として、この“白い巨塔”を登っていこうとあがき、もがく男なのだと思います。「やるからには財前五郎を味わい尽くそう」という気持ちで、監督を信じてついていきたいです。

 撮影は始まったばかりですが、現場はとても楽しいです。難しいシーンばかりでどのシーンも気が抜けないのですが、ほかの出演者の方々もどんな芝居をするのか模索されたり、楽しみながら撮影に臨んでいらっしゃるのを感じています。

 また、今回“医師役”にも初めて挑戦していますが、今作は設定を現代に置き換えているので、医療技術なども現代風にアレンジされています。医学の進歩に伴って、今の時代だからこそできる「白い巨塔」になっていると思いますので、そういった部分にもご期待ください。

 「白い巨塔」という作品を制作することも、僕が財前五郎という人物を演じることも、“今やること”に何らかの意味や意義があると思います。それを探し、見つけながら、監督はじめ、みんなでエネルギーをぶつけて「白い巨塔」と闘っていますので、ぜひ出来上がりを期待してお待ち下さい!

松山ケンイチ、東教授が出演

 俳優の松山ケンイチさん、寺尾聰さんが出演する。松山さんは、岡田さん演じる財前五郎の同期でライバルの内科医・里見脩二、寺尾さんは財前の師であり、浪速大学医学部第一外科・教授の東貞蔵をそれぞれ演じる。

 松山さんが演じる里見は、浪速大学医学部第一内科・准教授。教授の座を射止めるため野心を燃やす財前とは対極に、出世には関心がなく、患者を診ることと自身の研究だけに心血を注ぐ医師だ。寺尾さんが演じる東は、自らの定年退官を前に後継者選びを開始する中、「本当に自分の後継者は財前でいいのだろうか」という疑念を抱き始める。ストーリーの前半で最も財前と対峙(たいじ)することになるキャラクターという。

 ◇岡田さんのコメント

 里見と財前は、医師として互いに認め合ってはいるけれど、全く対極にいる2人。現場でもあえて距離感を詰めないようにしているんですが、そうした中で松山さんは常に里見としてしっかりと現場に立たれていて、安心感があります。こちらがガンガン攻めても、揺るぎなく真っすぐな目線で芝居をされる。胸に刺さるお芝居をされる方です。

 寺尾さんとは、じっくりと対峙しながらお芝居をしている感覚があります。東先生と財前は師と弟子であり、親子のようでもあり……。反発しているけれど、どこか甘えている部分もある、という愛憎の探り合いを感じます。寺尾さんとは芝居を通して、たくさん会話させていただきました。

 物語の後半になるにつれて、財前が追い込まれていくので、撮影も苦しくなることが多くなりました。セリフを覚えたはずなのに、財前が不安だから自分も不安になって、芝居に自信がなくなってくるということもあり、終盤は戦いの連続でした。これまでに財前を演じられてきた歴代の方々も苦しまれたんじゃないでしょうか。僕も最後まで悩みつつ、皆さんに喜んでいただけるようなお芝居ができたらと思っています。

 原作と過去の作品をリスペクトしながらも全く別のものを作っている感覚があるので、皆さんにはまた新しい現代の「白い巨塔」を楽しんでもらえると思います。期待していただけたらうれしいです。

 ◇松山さんのコメント

 大学病院には、患者のためを思っている人もいれば、自分のために生きている人もいる。この作品は大学病院を舞台にした物語ではありますが、そこにいる人間の“それぞれの生き方”がぶつかっていく物語なのかなとも思いました。大学病院を通して人間という生き物を観察しているような感覚です。

 僕が演じる里見は、医者の良心のようなキャラクター。本作で描かれる大学病院が考えがちな、“医者と患者の上下関係”とは少し抜け出したところから患者を診ている人です。里見とは両極端な立場にいる財前を演じる岡田准一さんはとてもパワフルな演技をされる方で、「岡田さんがこう来るなら、僕もこうしよう」というふうに組み立てられていったので、より対比がある2人になっているのではないかと思います。

 寺尾聰さんは昔のお話やこれまでに経験されてきたことをたくさんお話ししてくださって、それこそ東先生と里見のように、僕にとっても寺尾さんは先生のような存在。すごく勉強になり、貴重な時間でした。岡田さんと僕の演技の幅が広ければ広いほど、よりいろいろな世界が見られる物語になるのではないかと思うので、そこを意識して演じました。

 ◇寺尾さんのコメント

 今回、鶴橋監督と初めて仕事をご一緒するので楽しみにしていました。そして何より、岡田准一くんと松山ケンイチくんという魅力的な2人が、この「白い巨塔」を描いてくれるということが出演の決め手でした。岡田くんとは大河ドラマ「軍師官兵衛」という作品で向かい合ったことがあるので、真っすぐな俳優さんだと分かっていましたし、松山くんとは初めてですが、彼の出演したいろいろな作品を通してある種の“太さ”を感じていました。日本のテレビ・映画界の中心になっているこの2人が、一体どうぶつかり合うのか……そしてこの2人の間に自分がどういられるのか楽しみでした。

沢尻エリカが岡田准一の愛人役に

(C)テレビ朝日
(C)テレビ朝日

 女優の沢尻エリカさんが、財前五郎の愛人・花森ケイ子役を演じる。岡田さんの印象について、沢尻さんは「今回共演してみて、思っていたよりもチャーミングで面白い方なんだなと再発見しました。シリアスな方なのかな、という印象があったんですけど、ギャグを話されることもあり、『そういうことも言われるんだ!』という驚きも多いです(笑い)」と話している。

 沢尻さん演じる花森ケイ子は、バー「ラディゲ」のホステスで財前の愛人。自立した一人の女性として、大きな包容力をもって財前を支え、財前が心を許せる唯一の存在。財前のことを唯一「五郎ちゃん」と呼んでいるという設定だ。ケイ子の印象について、沢尻さんは「世の中的には批判される立場にあるかもしれないですが、ある意味、自分に正直に生きている人だと思います」とコメント。

 「白い巨塔」については、「10年ほど前に一度見させていただき、大人たちの黒い部分が渦巻く世界観がすごく印象に残っていました」と話し、「『白い巨塔』という作品の一ファンとしても、この作品が今回どんな新たな形になって放送されるのか楽しみです」と語っている。

追加キャスト解禁 小林薫、松重豊、岸部一徳ら 東教授の娘役に飯豊まりえも

 俳優の小林薫さん、松重豊さん、岸部一徳さんらが出演。小林さんは財前五郎(岡田さん)の義理の父で圧倒的な財力を誇る産婦人科医・財前又一、松重さんは浪速大学医学部長・鵜飼裕次、岸部さんは浪速大学病理学科教授の大河内恒夫をそれぞれ演じる。

 女優の夏帆さんが財前五郎の妻・杏子、飯豊まりえさんが、財前五郎の師である浪速大学医学部第一外科・教授の東貞蔵(寺尾聰さん)の娘・佐枝子を演じる。そのほか、市毛良枝さんが財前五郎の母・黒川キヌ役、高島礼子さんが東貞蔵の妻・政子役で出演。満島真之介さん、八嶋智人さん、美村里江さん、市川実日子さん、椎名桔平さん、柳葉敏郎さん、岸本加世子さん、向井康二さん、斎藤工さん、山崎育三郎さんも出演する。

 ◇岡田准一さんのコメント

 テレビ朝日開局60周年を記念した5夜連続の大型ドラマということで、こんなにも豪華なキャストの皆さんとお仕事をすることができ、とてもうれしく思っています。皆さんと一緒に「白い巨塔」という大作に挑めたことも楽しかったですし、鶴橋監督の下、和気あいあいと撮影ができたこともいい経験になりました。

 ◇小林薫さんのコメント

 この作品に出てくる人たちは欲望がはっきりしていて、みんながその思惑の中で動いているのですが、その中でも又一という人は特に分かりやすいんです。人って、空気を読んだり、周囲とのバランスを取りながら、そういう強い欲望を出さないように取り繕うものなので、彼はある意味とても正直な人だと思います。見る側からしたら、ここまで自分の欲望をあらわにする人は、むしろチャーミングに映るかもしれないですね。

 でも、そういう強い欲望を持った人が成功していくだけの物語だときっと面白くない。「白い巨塔」には、強い欲望だけでなく挫折もきちんと描かれているんです。五郎(岡田さん)も病に倒れたり、裁判で負けたり、挫折を味わいます。五郎がスムーズに上り詰めていって、女性とお金に囲まれているようなドラマだったら、見ている人も納得しないと思います。欲望と挫折、どちらの要素も含まれているのが何度も映像化されるゆえんでしょうね。時代が変わっても楽しめる作品だと思います。

 ◇松重豊さんのコメント

 山崎豊子さん原作の作品は以前にも経験させていただいているのですが、あの重厚な人間模様の中にまた入るんだなという、気合も入りますし、覚悟がいるドラマになるだろうと思いました。原作の世界観を現代に置き換えて再生するのは大変ではないかと思ったのですが、台本を読んだ際には、見事に2019年のものによみがえっていると感じました。

 私が演じる鵜飼という人物は、組織の中で上り詰めていくことが最高の目的であり、使命でもある。いつの時代にもこういう権威主義的な人間は組織の中に住みついているだろうと思うので、小気味よく憎まれ役に徹しようと思います(笑い)。大学病院という組織の中の人間模様が、日本の社会の縮図にも捉えられるような、普遍的な面白さがあるドラマだと思うので、ぜひその縮図をのぞいてみてください。

 ◇岸部一徳さんのコメント

 医者を目指す人は、みんな志をもってスタートして、そこから権力という渦に巻き込まれていくと思うんです。僕が演じる大河内は、一人一人の中にある医者としての良心を形にしたような存在です。大河内がいることで、医学界にもまだ良心が残っていると信じられる欠かせない存在だと思います。もちろん、この大河内の良心に共鳴する人もいれば反発する人もいるわけですが……。財前も大河内の教え子ですから、やはり志をもってスタートしているんです。だけど、次第に財前の権力志向が現れてくる。まあ、そこが財前の魅力でもあるんですけどね。大河内は自分がどうなりたいというよりも、人を助けたいと考えているので、どちらかというと里見(松山さん)に近いタイプだと思います。

 財前と里見という2人の教え子が、同時に“白い巨塔”の中で、キャリアをスタートして離れていく。岡田准一さんがこの「白い巨塔」を背負って、いろんな人が演じてきた財前をどんなふうにやるんだろうというのも楽しみですね。