さすらい温泉 遠藤憲一　キャスト

　俳優の遠藤憲一さんが主演を務める。ドラマは、「俳優の遠藤憲一が、役者を引退する」といううわさを耳にしたスタッフが、本人に真相を確かめに向かったところ、「中井田健一」と名乗って「凄腕（すごうで）の男仲居」として温泉宿で働いていることが判明する……という展開。

　◇遠藤憲一さんのコメント（原文のまま）

　――俳優引退のうわさは本当ですか？

　……。

　――仲居さんとして働いているのですか？

　……。

　――なぜ美女と温泉に入っているのですか？

　なぜかそういう流れになってしまいました……。

　◇ドラマの阿部真士プロデューサーのコメント（原文のまま）

　私は、これまでガムシャラにドラマを作ってきました。いくつかの賞をいただいたり、テレ東なりに高視聴率を取ったりしてきました。ただ、最近は悩んでいます。本当に面白いドラマって何だろうか……。今の視聴者が求めているドラマって何だろうか……。企画が思いつかない……。困りました。

　そんなとき、「遠藤憲一が役者引退」という一報に触れました。「エンケンさん、どうしちゃったんだろう。役者として迷いが出てきたのかしら……」などと考えているうちに、居ても立ってもいられない気持ちになり、事務所に電話を掛けていました。「エンケンさんに密着させてください！」「え、でも……いま、全国の温泉地を転々と……」「えっ？　温泉地？　ロケですか？」「いや……えーーっと」というやり取りをしたような気がしないでもないです。うろ覚えですが。ということで、さっそく追いかけてみたらですね、信じられないような光景が繰り広げられていたわけです。遠藤憲一という役者の、燃えたぎる魂を見せつけられた旅でした。

　マドンナ役として、女優のともさかりえさん、山口紗弥加さん、「SKE48」の大場美奈さんが出演する。

　第1話「第一湯 群馬県 草津温泉」では、ともさかさんが温泉宿で働くワケありの同僚・富永理恵役、第2話「第二湯 栃木県 北温泉」では、山口さんが温泉宿の角部屋に長逗留しているミステリアスな官能小説家・艶口さやか役、第3話「第三湯 山梨県 下部温泉」では、大場さんが国民的アイドルグループ「神田川 55」のセンターを務めるトップアイドル・大賀みな役をそれぞれ演じる。

　◇ともさかさん、山口さん、大場さんのコメント（原文のまま）

▽ともさかさん

・温泉宿で働くワケありの同僚・富永理恵役を演じた感想

　素敵なケンさんに恋をして、ただただ幸せな撮影でした。レギュラーでずっと出ていたいくらいでした。

・第一湯の見どころ

　見どころはケンさんの船長さん姿です。なんとも可愛らしくて凛々（りり）しくて惚れ惚れすること間違いなしです。

▽山口さん

・ミステリアスな官能小説家・艶口さやか役を演じた感想

　艶口って……（笑い）。官能小説家で「艶口」って、なかなかだぞ、と。名前負けしないよう、初体験の官能小説家で私なりに準備をして撮影に臨みました。

・第二湯の見どころ

　歴史ある秘湯での、男と女の哀歓。可笑しいやら、恥ずかしいやら、体から湯気が出てるんじゃないかと思うほど現場は異様な熱気に包まれていました。耳まで紅潮させ、艶めく遠藤さん……もう、堪えるのに必死でした。情趣溢れる大人の時間をどうぞお楽しみください。

▽大場さん

・国民的アイドルグループのセンター・大賀みな役を演じた感想

　日頃SKE48として活動しているのですが、その時とはまた全然違った気持ちで新鮮な感覚でアイドル大賀みなを演じました。気持ち的にリンクする部分もあれば、感じたことのない部分もあったりと、楽しく撮影させていただきました。

・三湯の見どころ

　遠藤憲一さんが、あることをして大賀みなを応援して下さるシーンがあります。この回の中でも凄く重要なシーンで私も自然と気持ちが動いたシーンなのでぜひ見てほしいです。