スカーレット(朝ドラ) ニュース

CPとチーフ演出が戸田恵梨香のプロ意識を絶賛 後半は「ある弟子との出会いが喜美子を成長させる」

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン・戸田恵梨香さん
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン・戸田恵梨香さん

 女性陶芸家のパイオニア・川原喜美子の波瀾(はらん)万丈の半生を描く戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」。このほどNHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われた会見で、制作統括の内田ゆきチーフプロデューサー(CP)とチーフ演出の中島由貴さんから、戸田さんのプロ意識に対して、絶賛の言葉が相次いだ。

 ◇前髪パッツンもいとわず…本当にプロ

 喜美子のルックスは「戸田恵梨香さんが作ったもの」と内田CP。「美しく見せるのではなく、陶芸で働いて、日々生きて家の仕事もしているふうに見せたい……という思いを、とても強く持っていらっしゃる。例えば『今、走ってきた設定だから、髪を乱してください』と、自分から言われます。だからこちらも、女優さんに言えそうで言えない提案を、どんどん出せるようになりました」と舞台裏を明かす。中島さんも「前髪を眉毛より上に切るのも『やります』と、全然躊躇(ちゅうちょ)しなかったですね。むしろ切りすぎて、ガタガタになってる時期もありましたけど(笑い)、そこは本当にプロです」と戸田さんの真摯(しんし)な姿勢を称賛した。

 また、「スカーレット」で大事にしていることは「芸術家の面より、生活者の描写」だと語る。中島さんは「才能だけで、みんなに上げ膳据え膳されるような主人公を描きたいとは、まったく思ってなくて、むしろ日々の生きざまですよね。陶芸家の修業ももちろんですけど、人間修業……特に大阪編の趣旨は、全然知らない人と切磋琢磨(せっさたくま)することで、まず人間力を鍛えることを、主題にしていたところがあります。そのへんのディテールを、なるべく丁寧に追いながら描写していきたい」と話す。

 内田CPも「陶芸は、手から力を込めて作って、焼き上がってみたら予想とはまた違うものができた……と、まさに人生が投影できる部分がある。その様子も描きつつ、喜美子が自分だけじゃなく、他の人のためにも生きていることを見せていければと思います」と意欲を見せた。

 ◇修業にゴールはない 今後の展開は…

 今後の展開について、内田CPは「今(11月下旬)は“喜美子青春編”で、これから陶芸家となり、大人の女性ならではの人生の楽しみと苦しみを味わっていく。年明けの喜美子は、(雰囲気が)全然違うと思います」と明かす。そして中島さんの「我々としては、喜美子にはずっと修業をしてほしい。最終回まで多分“この人、ここがゴールだなあ”というところはないと思います。陶芸家として名を成しても、まだ人間修業をしなきゃいけない……という中で、ある弟子に出会います」という言葉を受けて、内田CPが「このお弟子さんが、大久保さんやフカ先生に代わる、喜美子を成長させるパーツと考えています。その配役は“おっ、そう来たか!”と思われるかもしれませんね(笑い)」と続けて、今後の物語とキャスティングに期待を持たせた。

 「スカーレット」は101作目の朝ドラで、焼き物の里・滋賀県の信楽が舞台。11月までは、喜美子が中学卒業後、大阪の荒木荘での女中奉公を経て、信楽一の窯元「丸熊陶業」で女性初の絵付師となるまでを見せてきた。12月からは、彼女が同僚の十代田八郎(松下洸平さん)を通じて陶芸に出合い、女性陶芸家としての道を歩み始める姿を描いていく。

 脚本を人気ドラマ「ホタルノヒカリ」シリーズなどで知られる水橋文美江さんが手がけ、語り(ナレーション)をNHKの中條誠子アナウンサーが担当。主題歌は、ボーカリスト越智志帆さんのソロユニット「Superfly」のオリジナルソング「フレア」。12月28日までレギュラー放送し、年明けは1月6日から再開する予定。NHK総合で月~土曜午前8時ほかで放送。

松下洸平「スカーレット」の八郎役で脚光 初の朝ドラまで「箸にも棒にもかからない日々」の数年間

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に十代田八郎役で出演している松下洸平さん(C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に十代田八郎役で出演している松下洸平さん(C)NHK

 戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」に、信楽にやってきた陶工・十代田八郎役で出演している俳優の松下洸平さん。松下さんは今回が初の朝ドラで、素朴で誠実、ちょっぴり“乙女”な八郎を好演し、お茶の間の関心を一身に集めている。「スカーレット」を通じて松下さんのことを「知った」というドラマファンも多いと思うが、松下さん自身も「スカーレット」の八郎役にたどり着くまでを「実は何度も朝ドラのオーディションを受け続けてきて、箸にも棒にもかからない日々を数年間経験していました」と振り返っている。また「実家に帰るたび、いつも朝ドラを見ている母から『朝ドラに出ないの?』と言われていた」といい、「ですので、朝ドラ出演の報告をしたときの母の喜びを見たときは、本当にいい親孝行をしたなと思いました」と明かす松下さんに話を聞いた。

 ◇信楽ロケ初日は「倍ほど緊張」 戸田恵梨香には「こんなに頭のいい女優さんはいない」

 「どんな撮影でも初日は緊張するものですが、信楽ロケの初日は『いま、自分は朝ドラに出ている!』と思うといつもの倍ほど緊張してしまって、記憶があんまりないんです」と語る松下さん。演じる八郎の印象は「子供のころも、決して目立つ存在ではなかったと思うし、根っから明るい性格ではなかったかもしれませんが、ものすごく真っすぐで真面目で、何事に対しても一生懸命、誠意を持って取り組める青年」で、「演じていて分かるのですが、誰よりも人に対する愛情の深さがある人だと思います」と話す。

 ドラマの第10週「好きという気持ち」(12月2~7日)では、陶芸を通して、ヒロイン・喜美子と八郎が惹(ひ)かれ合う姿が描かれたが、喜美子役の戸田さんについては「お芝居をちゃんと理論立てて、物事を整理する力があるのですが、最終的には感情を軸として動くことのできる人。多くの映像のお仕事を続けてきたからこその瞬発力だと思います」との印象で、「こんなに頭のいい女優さんはいない、本当にかなわないなと思います」と脱帽する。

 さらに松下さんは、「僕はずっと舞台をやってきて、1カ月間を通して戯曲を読みとっていくという『脳』なんですが、戸田さんはこの瞬間どうするのかという前後のことも考えながら動ける方だと思うんです。さらに僕はどちらかといえば気持ちで進むタイプなんですが、戸田さんは冷静に理論立てて物事を進められる方です」と役者としてタイプの違いを説明。「そんな自分にないものを常に戸田さんに補ってもらいながら演じています」と続けると、「たまに戸田さんがうまくいかないとき、僕が動きを変えてみたりすると、またそれに対して感情を伴った動きを返してくれたりもして。そうやっていいコミュニケーションをとりつつ演じられるのは、やりやすくて有り難いです」と感謝していた。

 ◇陶工の仕事に魅力と強い思い入れ 「正解は自分の中にしかない」

 松下さんは八郎として吹き替えなしの作陶にも挑戦している。陶芸は高校時代に少しだけ体験した程度。「当時、僕は美術科にいたのですが、そこで何度か経験しました。でもはるか昔のことですし、ここまで本格的にやったことはないので、一から学ばなければと思って、今年の4月ごろから徐々に撮影と並行してけいこをやらせていただいてます」と明かす。

 「陶工」という職業については、「『陶芸家』と違って『陶工』は商業ベースで一日100個単位のお皿を作らなければいけない。それで生計を立てているわけですから。本当にパワーがいる作業だと思いました。それが楽しいと思えるのは、僕自身がものを作るのが好きだからだと思います」とかなり魅力を感じている様子。

 「ゼロから何かを作り出して人に届けるという、この一連の作業をすべて自分一人で作っていくところに、演劇やドラマの仕事とはまた違った魅力を感じます。正解は自分の中にしかないと思うので、自分と向き合ってものを作っていく、自分の世界を一つのものに込めていく作業……。それは絵を描くのも陶芸で器を作るのも一緒なんだなと思いました」といい、「楽しいと言えるうちは、まだ本当の意味で陶芸の世界を知らないんだろうなとも思うんですけれど、やればやるほど難しいし、分かった時の喜びは実際にものを作っている人間にしかわからない喜びなので、それを少しでも感じられるのは幸せなことだと思います」と思い入れの強さをのぞかせていた。

(C)NHK
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(C)NHK
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<SNS反響>水上剣星のひげネタに仮面ライダーファン歓喜 ひげ呼ばわりに「腹筋崩壊」

水上剣星さん
水上剣星さん

 俳優の賀来賢人さん主演の連続ドラマ「ニッポンノワール -刑事Yの反乱-」(日本テレビ系、日曜午後10時半)の第8話が12月1日、放送された。特撮ドラマ「仮面ライダービルド」で、ひげがトレードマークの仮面ライダーローグ/氷室幻徳役などで知られる、水上剣星さん演じる刑事・伊上龍治が、ひげについてぼやくシーンがあり、仮面ライダーファンから熱視線を浴びていた。

 伊上は、身柄を拘束された主人公・遊佐清春(賀来さん)に、「みんな俺の扱いが雑な気がしてならねえんだよ、俺がひげ生やしても、誰も触れてくれねえしよ」とぽつり。清春が「知ってたよ、でもひげは俺の方が先だから」と返答するも、「いやいやそれは違う、俺はもっと前から生やしていたんだよ。いつからかっていう話……」と、くい気味に反論。すると、放っておいてほしかった清春から「そこどうでもよくね!? ねぇ!」と怒鳴られ、さみしそうな顔を見せていた。

 SNSでは「やっぱ見直しても腹筋崩壊するわw」「水上剣星、ここでもヒゲ呼ばわり(笑い)」「ひげが悩みとか(笑い)」「ビルドでもひげ呼ばわりだったからな」「武藤さんの脚本で水上さんのヒゲの話題はアカンw」「今日の水上剣星のイジリ方がもう幻徳」など、笑いが起こっていた。

 「ニッポンノワール」は、賀来さん演じる記憶喪失の刑事・遊佐清春が、上司だった女性刑事・碓氷薫(広末涼子さん)の殺害事件や、未解決の「十億円強奪事件」などさまざまな事件にうごめく謎に迫っていくミステリー。「仮面ライダービルド」の武藤将吾さんが脚本を担当している。

火まつりシーン舞台裏 “八郎”松下洸平は“喜美子”戸田恵梨香の背中が「頼もしかった」 地元が全面支援

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」第53回の「火まつり」シーン (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」第53回の「火まつり」シーン (C)NHK

 戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の第53回(11月29日放送)で、ヒロイン・喜美子(戸田さん)らが信楽に古くから伝わる「火まつり」に参加するシーンが登場した。信楽焼を題材にした物語の中に「火まつり」を描くことで、“地域の特性”といったリアリティーが出せる点、さらに燃えさかるたいまつを象徴として、喜美子と深野(イッセー尾形さん)の師弟関係の終焉(しゅうえん)、喜美子と八郎(松下洸平さん)の関係の進展といった変化をよりドラマチックに表現できるという狙いから生まれた同シーン。その舞台裏を紹介する。

 ◇江戸時代から続く信楽伝統のお祭り「火まつり」とは?

 今回、地元の全面バックアップを得て、劇中で再現された「火まつり」。「火まつり」とは、「しがらき火まつり」の名称で、現在も滋賀県甲賀市信楽町で毎年7月の第4土曜に行われている伝統行事だ。江戸時代から続くと伝えられるこの祭りは、“陶器づくりに欠かせない火”“生活や文化に欠かせない火”への感謝と、火に関わる安全を祈願する神事として親しまれている。

 ドラマの中、喜美子や“フカ先生”、さらに陶工の八郎らが大きなたいまつを担いで歩いていたが、実際の火まつりでも、信楽にある新宮神社から愛宕山山頂の神社までの約2.1キロの距離を30~40分かけて歩き、山頂で大小さまざまなたいまつを奉納する。

 ロケは8月下旬、信楽で行われた。実は2018年と2019年は悪天候のため、実際の「しがらき火まつり」は中止となっていて、地元としては、今回のロケに懸ける思いはひとしお。甲賀市には「しがらき火まつり」で実際に使用する予定だった約60本のたいまつを準備してもらい、さらに地元からはエキストラの方々が参加して実際の祭りの様子を再現。地元・信楽のバックアップのもとに荘厳なシーンを撮影することができたという。

 ◇「地元の協力なしでは成立しなかった」と感謝 今後の見どころは“変化”

 撮影当日、雨に降られながらも約5キロのたいまつを担いで山道を歩き奉納する「火まつり」ロケを終えた喜美子役の戸田さんと八郎役の松下さん。撮影で戸田さんの後ろを歩いていたという松下さんは、たいまつを担ぐ戸田さんの姿を見て「ものすごく頼もしかったです」と一言。この言葉に笑顔の戸田さんが「背中がですか?」と聞けば、松下さんは続けて「そうです。その背中を追いかけて僕も登りました」とロケを振り返った。

 一方、戸田さんは喜美子の心情を重ねながら「深野先生や八郎さんと一緒に歩けているという、うれしさと楽しさがありました」と明かすと、地元の協力について「安全面も含めて私たちをフォローしていただいて、すごくありがたかったです」と感謝。松下さんも「信楽の方々が協力してくれなかったら成立しないシーンだったと思います」と語った。

 さらに戸田さんは、第10週以降、今後の「スカーレット」の見どころにも言及。「喜美子はフカ先生の弟子を卒業して一人前の女性絵付け師として働いていく中で、さまざまなきっかけを受けて陶芸の世界に興味を持っていきます。また、喜美子と八郎がどのようにしてお互いの距離を縮めていくのか、そして丸熊陶業にも激震が走り、信楽の街も変わっていきます。そのような“変化”が見どころです。お楽しみに!」とアピールしていた。

(C)NHK
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<SNS反響>これぞ草間流? 喜美子の“壁ドン”が話題 “乙女”な八郎に「可愛すぎ」の声も

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」第51回の“壁ドン”シーン (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」第51回の“壁ドン”シーン (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の第51回が11月27日に放送され、戸田さん扮(ふん)するヒロインの喜美子が、松下洸平さん演じる八郎に“壁ドン”するシーンが描かれた。

 第51回では、喜美子が妹・百合子(福田麻由子さん)の進路相談に同席することに。進学したい百合子の気持ちを知り、反対する父・常治(北村一輝さん)の説得を試みる。しかし厳しい家計の内情と、丸熊陶業の改革に伴う、常治と喜美子の仕事の先行き不安を理由に、常治は百合子の願いを受け入れない。喜美子が百合子の夢をかなえられずに心痛めていると、八郎から絵付け師・深野(イッセー尾形さん)に関する衝撃の事実を聞く……。

 衝撃の事実とは、喜美子の尊敬する深野(フカ先生)が会社を辞め、信楽を去るということ。喜美子も知っているものと思っていた八郎は、意図せず自分が口を滑らせてしまったことに気づき焦るが、時すでに遅し。詳しく話を聞きたい喜美子は八郎の腕をつかみ動きを止めると、そのまま壁に抑えつけ右手で“ドン!”……。

 色気のない展開ではあったが、喜美子は柔道経験者ならではの身のこなしを見せ、SNS上は「相手の手首に捻(ひね)りを入れ、逃げ道を与えないのが、草間流壁ドン」「なんと、ラブの話ではなかった壁ドン。そして生かされる草間流」「腕をキメてからの壁ドン。最強!!」「草間流柔道の成果やな」「柔道技逆壁ドンで見せる演出絶妙!」などと一盛り上がり。

 “壁ドン”の餌食になった八郎に対しては、「もう、どう見ても八郎君がヒロイン」「喜美子が男前すぎるせいで、八郎さんがどんどんヒロイン化していく」「八郎が一番、乙女で可愛らしい」「八郎さんやっぱり乙女」「可愛すぎるやろ!」といった声が上がっていた。

<インタビュー>福田麻由子 初の朝ドラ「スカーレット」語る 百合子役は「素直さ、天然さ」大事に

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に川原家の三女・百合子役で出演している福田麻由子さん (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に川原家の三女・百合子役で出演している福田麻由子さん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」に川原家の三女・百合子役で出演している福田麻由子さん。福田さんは今回が初の朝ドラで、「朝ドラはオーディションに一度行ったことがあるくらいで、自分が出演するとは思っていなかったので、出演が決まった時はすごく不思議な気持ちになりました」と話す。また、「13歳の百合子から演じていますが、百合子は家族の中では一人だけ戦争を知らない子です。悲惨なものを見てきていないので、素直さや天然さを持っている子。それを大事にして演じたいなと思っています」と明かす福田さんに、ここまでの撮影を振り返ってもらった。

 ◇末っ子ならではの気苦労も? 大阪ことばは…

 「スカーレット」は、101作目の朝ドラで、焼き物の里・滋賀県の信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる川原喜美子(戸田さん)の波瀾(はらん)万丈の人生を描く。喜美子の下の妹の百合子(福田さん)は、一家が大阪から移ってきたときにはまだ赤ちゃんだったため、根っからの信楽育ち。母のマツ(富田靖子さん)の優しくて穏やかな性格を一番、受け継いでいて、次女の直子(桜庭ななみさん)とは対照的に、ずっと信楽に住んで喜美子に寄り添い、相談相手となる……。

 父・常治(北村一輝さん)が「亭主関白」のため、百合子は「ある意味、家族に一番気を使って、顔色をうかがう面もある」という福田さんは、「一番年齢が低いからというのもありますが、その場の家族の空気を誰よりも感じています。真っすぐで無邪気な面と、気を使っている面の両方あるのが彼女の特性なのかなと思っています」と役を語る。

 “信楽育ち”の百合子だが、家族同様に「大阪ことば」を話す。福田さんは、「今は大阪ことばに慣れるために、意識的に、普段から大阪ことばで話すようにしています。撮影でもアドリブが飛び交うことが多いのですが、言葉の壁があって、標準語のときはポンと返せても、大阪ことばだとどう言ったらいいのか分からないのがイヤだなと思って。頑張って練習していますが、大阪ことばの敬語がまだよく分かりません」と笑っていた。

 ◇初の朝ドラに「驚きと不安」 戸田恵梨香には「本当に甘えたくなる」

 改めて、初の朝ドラの印象を「撮影が長期間というのもありますし、影響力が大きいというのもありますし、未知の世界なので、驚きと不安がすごく大きかったです」と明かす福田さん。事務所の先輩でもある、喜美子役の戸田さんの存在は大きいようで、「普段からよくお話をさせていただく機会があるのですが、今は恵梨香さんと話しているというより、喜美子姉ちゃんと話している感じで、本当に甘えたくなります。私ももう25歳で、末っ子という役も今後あまりないと思うので、現場では先輩たちに思う存分、甘えてさせてもらおうかなと思ってます」と話している。

 最後に「川原家は貧乏でいろいろともめるし、お父ちゃん(常治、北村さん)はすぐ怒るし、特別恵まれた家族ではありませんが、愛(いと)おしい家族です」と語ると、「家族があるというのは、それだけで一つの奇跡なんだと台本を読んでいても思います。視聴者の皆さんも毎朝、川原家を見て、元気を得てもらえればうれしいです。そして百合子はこれから大人になって結婚もするだろうし、一番末っ子から成長して、周囲の人たちを助けられるように成長していくだろうと思います。その姿を、私自身楽しみにしています」と今後の展開に期待していた。

<特集>桜庭ななみ ヒロインの妹を好演 語学がきっかけで芝居に「幅」

NHK連続テレビ小説「スカーレット」で川原家の次女・直子を演じている桜庭ななみさん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「スカーレット」で川原家の次女・直子を演じている桜庭ななみさん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」で、ヒロイン・喜美子(戸田さん)の妹・直子を演じている桜庭ななみさん。劇中では、しっかりものの喜美子とは対照的に、気が強くわがままで自由奔放、父・常治(北村一輝さん)とは常に衝突し、感情をむき出しにする女の子として、物語にアクセントを付けている。飛び道具的な立ち位置でありつつも、繊細な演技も見せ、注目の存在となっている桜庭さんの魅力とは……。

 ◇「スカーレット」では作品のトーンに刺激を与える存在に

 中学卒業後、家のために高校に進学せず、大阪の「荒木荘」で女中を始めた喜美子。ようやくやりたいことが見つかり、コツコツと内職でためたお金で美術学校に進学しようとした矢先、父の酒浸りの生活でおかしくなってしまった家族のために、信楽の実家へ戻る。待っていたのが、荒れ狂った直子だ。

 とにかく常治とはそりが合わず、顔を合わせればいがみ合い。甘えられる姉に感情を爆発させる姿は、作品のトーンに刺激を与える存在として良いアクセントになっている。かと言って、ただ爆弾キャラを演じているだけではなく、喜美子が「絵付師」への思いを家庭のために我慢して号泣した際には、目線だけで姉への申し訳なさや、自分の無力さ、さらに憤りなど、さまざまな感情を想起させる繊細な芝居を見せた。

 ◇「最後の忠臣蔵」で数々の賞に輝くも自信喪失?

 桜庭さんと言えば、「三菱地所」のCMでの活発な女の子という印象が残っている人も多いだろうが、女優としても、テレビ朝日のドラマ「ゴーストタウンの花」(2009年)や、「ふたつのスピカ」(NHK、2009年)で主演するなど、早くから活躍。そんな桜庭さんが大きな話題となったのが、2010年に公開された映画「最後の忠臣蔵」だ。桜庭さんは大石内蔵助の隠し子・可音を演じ、役所広司さんや佐藤浩市さんという日本映画界を代表する俳優たちと現場を共にした。

 スクリーンで見せた可憐(かれん)さと儚(はかな)さがあいまったたたずまいは、「北の国から」などの演出を務めた杉田成道監督から「まばゆいばかりの宝石を持った大きな女優になる」と絶賛された。この作品で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、第53回ブルーリボン賞新人賞、第20回日本映画批評家大賞新人女優賞など、数々の賞を受けた。

 しかし、後のインタビューで桜庭さんは、この時の評価が自身にのしかかり「大きな壁になってしまった」と語り、芝居への自信を失ってしまっていた期間があったと吐露していた。それを打破したのが、中国語や韓国語という語学だった。学ぶきっかけは、台湾映画「あの頃、君を追いかけた」が好きになったからということだが、地道に勉強し、通訳を入れなくても会話できるレベルまでに鍛錬。2018年に日本で公開されたジョン・ウー監督の「マンハント」に出演した際には、台湾でのプレミア上映で、通訳を介さず現地の取材に応じる姿が大きく報道された。

 ◇「西郷どん」「焼肉ドラゴン」「かぞくいろ」と新たな一面次々と

 海外で母国語以外のコミュニケーションをとることや、ゼロから始めたことが形になったことが、失った自信を取り戻すきっかけになったと話していた桜庭さん。時を同じくして、芝居の幅も非常に広がってきたように感じられる。以前は、みずみずしいルックスと清廉さのイメージが強かったが、近年はさまざまな面を見せている。

 昨年放送された大河ドラマ「西郷どん」では、鈴木亮平さん演じる西郷吉之助のしっかりものの長妹・琴を演じた。自身も鹿児島出身ということで、縁の深い役でもあるが、西郷家を守る活力ある妹を好演し、新たな一面を見せると、2018年公開の映画「焼肉ドラゴン」では、大阪の地方都市で焼肉店を営む在日韓国人一家の三女・美花を演じた。

 美花は自分の気持ちに正直な故に、周囲を巻き込む女性。不倫相手の長谷川(大谷亮平さん)が務めるナイトクラブで、はじめてチャンスをもらい妖艶な格好で「伊勢佐木町ブルース」を歌い始めるも、長谷川の妻でクラブの大御所歌手・美根子(根岸季衣さん)にマイクを奪われ、取っ組み合いのけんかになるなど、体当たりの演技は、これまでの桜庭さんからは想像できないような役柄だった。

 同じく2018年公開の映画「かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発」でも、桜庭さんは、またこれまでとは大きく違う役柄に挑んだ。有村架純さん演じる奥薗晶の息子が通う小学校の教師・佐々木ゆり役。不倫の末に妊娠し、しかも捨てられ未婚の母になるという女性だ。自身も辛い立場である弱さと、晶に寄り添い励ます強さが内在した立体的な女性を見事に表現していた。

 ◇満を持して朝ドラ初出演 直子の破天荒な行動にも期待!

 満を持しての朝ドラ初出演となった桜庭さん。台本を読んだ時「お父ちゃんは、わがままでお金遣いが荒くて、お酒も飲む」とマイナスな面を持ちつつも「でもどこか愛嬌(あいきょう)がある」と感じたと話していたが、そんな部分が直子に似ていると直感的に思ったそうだ。だからこそぶつかる2人。

 学校を卒業したら「東京に行く」と宣言していた直子は、果たして今後、どんなふうに物語をかき回してくれるのか……。桜庭さんの芝居と共に楽しみは尽きない。

 余談だが、第35回放送回の食卓で、直子が「芋嫌いやー! 毎日芋、芋、芋、芋」と憎まれ口をたたいていたが、そのせりふを聞いて、2015年公開の「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」で桜庭さんが演じていた「芋女」サシャを思い出してしまった。(磯部正和/フリーライター)

第7週「弟子にしてください!」 新たな夢? 喜美子は火鉢の絵付けを学びたいと…

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」第7週の一場面 (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」第7週の一場面 (C)NHK

 戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、11月11日から第7週「弟子にしてください!」に入る。

 丸熊陶業にやって来た火鉢の絵付け師・深野心仙(イッセー尾形さん)の下で、絵付けを学びたいと考える喜美子(戸田さん)。一方、喜美子の結婚相手を探し始めた父・常治(北村一輝さん)は、喜美子の帰りが遅いと機嫌を悪くする。深野のもとを再度、訪ねる喜美子だが、絵付けの本格的な修業には何年もかかるからと、弟子入りを断られる。諦めきれない喜美子の前に現れたのは、雑誌記者となったちや子(水野美紀さん)だった……。

 ちや子の活躍ぶりがうらやましく、懐かしさも込み上げて、絵付けへの思いをぶちまけてしまう喜美子。また、母のマツ(富田靖子さん)は陽子(財前直見さん)の協力で、喜美子に絵付けを教えてくれそうな別の陶業会社を探し、思い切って常治に話すが、喜美子には早く結婚させたい常治が許すはずもなかった。喜美子はマツの助け舟をありがたいと思うものの、ある出来事から深野の本当の姿を知り、絵付けをというよりは深野心仙に学びたいと熱望するようになっていく。ある夜、飲み屋で常治は、深野と偶然、知り合う。意気投合するうちに、深野から、絵付けの弟子入りを望む若い娘がいると聞かされる。

大島優子、北村一輝、マギーが甲賀で人情旅行 井戸水風呂や五右衛門風呂の体験も

旅番組「サンドのお風呂いただきます スカーレットSP 滋賀・甲賀市」に出演する(左から)大島優子さん、北村一輝さん、マギーさん=NHK提供
旅番組「サンドのお風呂いただきます スカーレットSP 滋賀・甲賀市」に出演する(左から)大島優子さん、北村一輝さん、マギーさん=NHK提供

 女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」に出演する大島優子さん、北村一輝さん、マギーさんが、旅番組「サンドのお風呂いただきます」(NHK総合、水曜午後8時15分)の11月13、20日の放送回に登場する。両日の放送は「スカーレットSP 滋賀・甲賀市」と題した前後編で、3人はお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさん、富澤たけしさんと「スカーレット」の舞台、滋賀県甲賀市を訪れる。

 「サンドのお風呂いただきます」はサンドウィッチマンがゲストとともに日本各地の人気温泉地を訪れて人々と触れ合い、家族風呂に入って、その家族の人生や思いなどを知る番組。「笑いと涙の人情紀行バラエティー」と銘打たれている。

 13日放送の前編で大島さんらは、甲賀市多羅尾(たらお)のこんにゃく農家の「まきで沸かす井戸水風呂」へ向かう。まき割りを体験し、入浴した後、絶品こんにゃく料理を食べて、幼くして母を亡くした息子を育てた父と祖父母の物語に耳を傾ける。「スカーレット」のロケ地や信楽焼の名品を楽しむ場面もある。20日放送の後編では、信楽焼の陶芸家の五右衛門風呂や、旅館を営む家族の信楽焼巨大風呂を訪問。近江牛のすき焼きを堪能する。

NHK提供
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第1~6週のダイジェスト&第7週以降の見どころを放送 戸田恵梨香の役作り秘話も

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン・戸田恵梨香さん
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン・戸田恵梨香さん

 女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の関連番組「まだ間に合う!連続テレビ小説『スカーレット』」(仮題、NHK総合)が11月9日午後5時半から放送される。「スカーレット」は現在、第6週「自分で決めた道」を放送中で、戸田さん演じるヒロインの喜美子が陶芸の道に進む新展開を機に、番組では第1~6週のダイジェストと第7週以降の見どころを放送する。

 また戸田さんの役作りの秘話、新たな出演者の“素顔”、タイトルバックの映像制作や劇伴の録音の舞台裏なども放送する。

黒島結菜&伊藤健太郎 朝ドラ出演に「アシガール」ファンから後押しも 内田CPは「ぜひ挑戦してほしい役」

NHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演する黒島結菜さん(左)と伊藤健太郎さん
NHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演する黒島結菜さん(左)と伊藤健太郎さん

 2017年に放送されたNHKの連続ドラマ「アシガール」に出演した黒島結菜さんと伊藤健太郎さんが、女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」に出演することが11月7日、明らかになった。同日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で開かれた会見に出席した「スカーレット」の制作統括の内田ゆきチーフプロデューサー(CP)は、「アシガール」でも制作統括を務め、同作で演出を担当した中島由貴さんが「スカーレット」のチーフ演出を務めている。内田CPは「おかげさまで『アシガール』は今でもファンの方がにぎわっていまして、私どもが『スカーレット』をやるとなった瞬間から『ぜひ2人を出してほしい』という声があった」と明かした。

 続けて「そういう声があったから入れたと言うよりも、水橋文美江さんが書かれる(スカーレットの)脚本の中で、お二人にぜひ挑戦してほしい役が出てきた。ふさわしい方だと思ってお願いした」と起用理由を語り、「若いお二人なので、ものおじせずに思い切り演じていただけるのではないかと、大いに期待しています」と話した。

 「アシガール」は「研修医 なな子」や「ごくせん」「デカワンコ」「高台家の人々」などで知られる森本梢子さんのマンガが原作。戦国時代を舞台としたラブストーリーで、黒島さんが戦国時代にタイムスリップする主人公の女子高生・速川唯、伊藤(当時は健太郎)さんが相手役の若殿・羽木九八郎忠清を演じた。

 内田CPは「アシガール」について「生きていく上で大事なことってなんだろうと、大真面目に脚本家、演出家と話して、それを楽しく描いた。女性ファンだけでなく、タイムスリップのSFものや、青春ものがいいと思っていただける男性ファンがいる」と説明。ドラマ作りについて「(視聴者が)見てよかったと思えるものには、共通したものがあると思う。『生きていく上で大事なことは何か』『友達とは何か』『愛するとはどういうことか』といったことを、照れずにやるのが大事」と持論を展開し、「『スカーレット』も人生に起こることを細工せずに見せることが大事かなと考えています」と話した。

 「スカーレット」は、101作目の朝ドラで、焼き物の里・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる“究極の働き女子”川原喜美子の波瀾(はらん)万丈の人生を描く。黒島さんが朝ドラに出演するのは2014年後期の「マッサン」以来で、戸田さん演じる喜美子の陶芸の工房に弟子入りする松永三津を演じる。伊藤さんが朝ドラに出演するのは初めてで、喜美子の長男・川原武志を演じる。黒島さんは2020年1月上旬から、伊藤さんは2月上旬から登場する予定。

黒島結菜&伊藤健太郎 「アシガール」コンビが朝ドラ「スカーレット」出演 喜美子の弟子&息子役に

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に出演する黒島結菜さん(左)と伊藤健太郎さん
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に出演する黒島結菜さん(左)と伊藤健太郎さん

 2017年に放送されたNHKの連続ドラマ「アシガール」に出演した黒島結菜さんと伊藤健太郎さんが、女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」に出演することが11月7日、明らかになった。黒島さんが朝ドラに出演するのは2014年度後期の「マッサン」以来で、戸田さん演じる喜美子の陶芸の工房に弟子入りする松永三津を演じる。伊藤さんが朝ドラに出演するのは初めてで、喜美子の長男・川原武志を演じる。黒島さんは2020年1月上旬から、伊藤さんは2月上旬から登場する予定。

 三津は、喜美子が結婚後に構えた陶芸の工房に弟子入りする。東京の美術大学を卒業後、全国の焼き物の産地を訪ね歩いてきたというキャラクターで、川原家に波乱を巻き起こす。黒島さんは「4年ぶりに朝ドラの現場に立つことになり、うれしい気持ちでいっぱいです。突然現れて、多くの影響を与えていく重要な役どころなので、気を引き締めてやらねばと思っています。楽しみにしていただけるとうれしいです」とコメントしている。

 武志は喜美子のことを尊敬しており、工房に出入りして育ったことで常に陶芸が身近にあったが、将来進む道に迷っているという役どころ。伊藤さんは「今回初めて朝ドラに参加させていただけることになり、とてもうれしいです。朝ドラは自分の中でも目標の一つとしてありました」とコメント。「スカーレット」の制作統括の内田ゆきチーフプロデューサー(CP)が「アシガール」を手がけていたことから「自分の中でも大きな存在である『アシガール』のチームが作る作品ということで、皆さんの期待を裏切らないようにしっかりと務めたいと思います」と意気込みを語っている。

戸田恵梨香「スカーレット」ファンと目が合うも気づかれず 大島優子は喜美子の表情にショックも

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」で主演する戸田恵梨香さん
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」で主演する戸田恵梨香さん

 放送中のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の出演者によるプレミアムトークが11月3日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)の「NHKホール」で開催された。主人公の川原喜美子役の戸田恵梨香さん、喜美子の幼なじみの熊谷照子役の大島優子さん、喜美子が働く「荒木荘」の住人・田中雄太郎を演じるお笑いコンビ「TKO」の木本武宏さんが登壇し、撮影の裏話や今後の見どころなどを語った。

 3人は客席通路から登場し、大きな歓声を浴びた。ドラマの反響を聞かれ、大島さんは「照子が登場するたびに笑えると言われます。一生懸命に生きてるんですけどねえ」、木本さんは「町で会う皆さん(の反応)が優しかったけど、(荒木荘の)家賃を払ってないことがオンエアされてから、急に世間が厳しくなりました」と、それぞれ苦笑交じりで語った。一方、戸田さんは「先日東京でご飯を食べてる時に、ちょうど『スカーレット』の話をしてる人と目が合ったけど、全然気づかれなかったです」と笑い、2人が受ける世間の反響をうらやんでいた。

 トークは、これまで放映された物語をダイジェストで振り返りつつ、その場面についてコメントを入れる形で進行。信楽編にのみ登場する大島さんは、大阪編の様子が放映まで一切分からなかったといい「照子の(送った)手紙を、喜美子は絶対喜んで読んでると思ってたら、あの(微妙な)顔だとは思わなかったです」と少しショックを受けた様子。また戸田さんは、喜美子の初恋の相手・圭介(溝端淳平さん)が、荒木荘を出ていくことを告げる視聴者の涙を誘ったシーンで「喜美子はいろんな複雑な気持ちを持ってるんだけど、私は『投げ飛ばしたる』と思ってました。そんなにはぐらかすようなことを、喜美子に言うなよ!と」と喜美子とは真逆の心境で演じていたことを告白した。

 またトーク中には木本さんが、今週放映される第6週で披露する歌を、フルバージョンで弾き語る場面もあった。ドラマ上では木本さんと絡むことがない大島さんは「シンプル(な歌)だけどすごくいい。歌声もカッコいいですし、すごく心に響きました」と素直に感動し、戸田さんは「(ドラマ中では)ライブ映像みたいで、すごく躍動感たっぷりの雄太郎さんになってるんで、ぜひ楽しみにしてください」と期待を持たせていた。

 今後の見どころについて、木本さんは「今週は重要な週なので心して見てください。なんでかと言うと、僕がそれで出てこなくなるから」とコメント。大島さんは「喜美子が信楽に戻ってきて、幼なじみの会話とかシーンが増えてくると思うので、ぜひ応援していただきたいなと思います」と話した。戸田さんは「喜美子は陶芸の世界の第1歩を、これから踏み出していきます。撮影は今ようやく折り返しなんですけど、最後までやりとげますので、ぜひ見守っていただければと思います」と力強く語り、会場は大きな拍手に包まれた。

佐藤隆太「スカーレット」で朝ドラ初出演 過去にオーディション何度も…「縁がないのかなと思っていた」

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に草間宗一郎役で出演している佐藤隆太さん (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に草間宗一郎役で出演している佐藤隆太さん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」で草間宗一郎を演じている佐藤隆太さん。佐藤さんは今回が初の朝ドラで、「出演のお話をいただいたときは純粋にうれしかったです。現場に入って皆さんと撮影している時間がとても楽しい時間になっているので、改めて作品に参加できてよかったなと思っています」と喜ぶ。さらに「実は、若い頃に朝ドラのオーディションは、何度も受け続けていたことがあります。もしかしたら縁がないのかなと思っていたら、こうやってご縁をいただいたので、『このタイミングで参加できるんだ。ありがたいな』と思います」と心境を明かす佐藤さんに話を聞いた。

 ◇心に傷を持つ“旅人”草間は「つらさや痛みを分かってあげられる人物」

 「スカーレット」は、101作目の朝ドラで、焼き物の里・滋賀県の信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる川原喜美子の波瀾(はらん)万丈の人生を描く。佐藤さん演じる草間は、ヒロインの喜美子にとって“人生の師”にあたるような人物だ。喜美子が幼い頃に信楽を去った後も、折に触れて彼女の前に現れ、新たな道を選ぶきっかけとなる。

 佐藤さんは「草間は、心のどこかに傷のようなものを抱えていて、過去につらい思いもしてきている人なので、そういう自分の経験があるからこそ、きっと、ヒロインの喜美ちゃんを含め、出会った人に対しても思いやることができるし、つらさや痛みを分かってあげられる人物なのかなと思います」と推測する。

 11月1日放送の第29回では、世界的な芸術家・ジョージ富士川(西川貴教さん)のサイン会を訪れた喜美子と草間は偶然の再会を果たした。佐藤さんは「(草間は)謎の旅人なので」と笑うと、「旅立っては、また戻ってきます。その戻ってきたときに月日が流れていて、お互いに前よりも成長できていたり、これまでとは違った出会い方をしていくようなので、それが楽しみです」と受け止めている。

 さらには「現代のドラマだと『謎の旅人』という設定など、なかなかありませんよね。ちょっと懐かしさも感じる肩書というか、演じがいがあります」と話し、「できれば『この人何を考えているんだろうな』と視聴者の人に考えてもらえるようなたたずまいができればと思うのですが、僕自身『素』がすごく分かりやすい人間で、すぐ顔に出るタイプなので(笑い)、そういった意味でも、草間のようなタイプの役を演じることは自分にとって新鮮です」と語った。

 ◇初朝ドラ「スカーレット」で感じたこと 草間は今後も神出鬼没? 

 撮影に参加してみての感想を聞くと、「戸田さんが演じる喜美子が、すごくしっくりきます。戸田さんと初めて会ったころ、彼女はまだ10代だったと思います。当時からちゃんと芯を持っていて、今回の喜美ちゃんにシンクロします。明るくて一緒にお芝居をしていて気持ちのいい方なので、お陰様で現場に行くのが楽しいです」と思い出話を交えて、戸田さんを褒めたたえる。

 改めて「初出演ですので、朝ドラの台本を読んだのが初めてだったんですが、読んだとき、本当に気持ちのいい時間だったんです」と思い返すと、「『スカーレット』は本当に気持ちよく一日をスタートさせることができる作品になっていると思います。皆さんのちょっとした活力になるような作品になってくれたらいいなと思います。そして草間は、いつ現れるか分からないキャラクターなので見逃さずに見てほしいですね」とアピール。

 最後に「『ちょっと見忘れたんだけど、今日の回に、草間さん出ちゃったの?』みたいにならないように(笑い)。しばらくいない時期があったとしても、気長に待っていていただきたいし、また迎え入れてほしいです」と視聴者に呼びかけていた。

西川貴教が朝ドラデビュー! 金髪の世界的芸術家ジョージ富士川が登場

NHK連続テレビ小説「スカーレット」でジョージ富士川を演じる西川貴教さん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「スカーレット」でジョージ富士川を演じる西川貴教さん (C)NHK

 戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の第28回が10月31日に放送され、世界的な芸術家・ジョージ富士川役でミュージシャンの西川貴教さんが登場した。

 西川さんは今回が初の朝ドラ出演。演じる富士川は、フランスの美術学校に留学経験を持ち、こてこての大阪ことばが特徴で、口癖は「自由は不自由やで!」。喜美子とは、大阪での出会いは一瞬だったものの、信楽で思いがけない再会を果たす……という金髪がトレードマークのキャラクター。

<インタビュー>溝端淳平 30歳で挑む初の朝ドラ「スカーレット」 20歳の医学生・圭介役は「ギャップを埋めること」を意識

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に医学生の酒田圭介役で出演している溝端淳平さん (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に医学生の酒田圭介役で出演している溝端淳平さん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」に医学生の酒田圭介役で出演している溝端淳平さん。今年で30歳になった溝端さんは「スカーレット」が初の朝ドラで、「ずいぶん前から朝ドラに出てみたいなと思っていたので、念願がかないました」と喜んでいる。圭介は20歳という設定で、詰め襟の学生服姿も披露。「年齢差のギャップを埋めることについては意識しました。なるべく若々しく、初々しく演じることができたらいいなと心がけましたね」と笑顔で話す溝端さんに、ドラマや役柄、さらにヒロイン喜美子を演じる戸田さんの印象を聞いた。

 ◇和歌山出身も関西ことばの役は初「しっかり演じていきたい」

 「スカーレット」は、101作目の朝ドラで、焼き物の里・滋賀県の信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる川原喜美子の波瀾(はらん)万丈の人生を描く。溝端さん演じる圭介は、喜美子(戸田さん)が女中として働く大阪の下宿「荒木荘」の住人の医学生。育ちがよく、まじめな青年で、下働きとして頑張る喜美子に、とても優しい。また、喜美子には兄のような存在だったが、ひょんな出来事から思いがけず恋のお相手に……?

 溝端さんは「和歌山県出身ですが、関西ことばの役をさせていただくことも初めてなので、そういう意味でうれしいなと思いました。関西ことばは自分が慣れ親しんだことばなので感情は入れやすいのですが、時代背景に合うかどうかは別です。 何気なくしゃべったことばが『その時代は言わなかったよ』と指摘を受けることもあり、むしろ気をつけて演じていますね」と話す。

 荒木荘で圭介は、溝端さんいわく「喜美ちゃんのお兄ちゃんのような存在であり、個性が強い荒木荘の住人の中で一番年下でありながらしっかり者というか、どこか俯瞰(ふかん)して周りを見ている」という存在だ。

 男勝りな新聞記者のちや子(水野美紀さん)、俳優志望の雄太郎(木本武宏さん)が暮らす荒木荘では、「“一人だけ透明!”というイメージが出せたらいいなと思います」と話しており、「せっかく初の関西ことばの役で、木本さん演じる雄太郎に突っ込んだりする場面もあるので、そういう関西らしい部分をしっかり演じていきたいなと思います」と溝端さんは意気込む。

 ◇喜美子と圭介「これからどんどん関係性が近づいていきます」

 また溝端さんから見た戸田さんは、喜美子役に「ぴったり」で、「芯があって、とても正直で真っすぐで、人と接する上でも壁を作らない」という印象だ。「ヒロインなので、毎日撮影がありますし、せりふも人より何倍も多いのですが、それと戦いながらやっている姿は喜美ちゃんと重なります。戸田さんが喜美ちゃんに近づいているのか、喜美ちゃんが戸田さんに寄せて書かれているのか分かりませんが、現場でも喜美ちゃんにしか見えません」と感心する。

 さらに「カメラが回っていないところでも、みんなで関西ことばでしゃべっていたりして、そのアットホームな雰囲気がそのままドラマにも出ていればいいなと思います」という思いを抱く溝端さん。「個性的でありながら、どの人も優しさがあふれ出ているのが、見ていてとてもほっこりするのではないでしょうか」と分析した上で、「喜美ちゃんと圭介は、これからどんどん関係性が近づいていきますし、その関係性や2人のやりとりもほほ笑ましいシーンになっているので、楽しんでいただきたいですね」と視聴者に向けて呼びかけた。

<インタビュー>TKO木本 2度目の朝ドラ「スカーレット」 「出演したいあまり」プロデューサーに思わず“うそ”?

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に荒木荘の住人・田中雄太郎役で出演している木本武宏さん (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に荒木荘の住人・田中雄太郎役で出演している木本武宏さん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」で、ヒロイン・喜美子(戸田さん)が女中として働く大阪の下宿「荒木荘」の住人・田中雄太郎を演じているお笑いコンビ「TKO」の木本武宏さん。2013~14年に放送された「ごちそうさん」に続く、2度目の朝ドラ出演だが、人間味あふれる、大阪局制作の朝ドラが「大好き」で、「まだまだ出たい!」と制作統括の内田ゆきチーフプロデューサー(CP)に会った際、「『歌やギターは得意ですか?』と聞かれ、まったく得意じゃないのに、出演したいあまりに思わず『はい!』と答えたんです」と明かす木本さんに話を聞いた。

 「子供の頃からおばあちゃんと朝ドラを見て育ったので、出演が決まったときはうれしかったですね」と2度目の朝ドラ出演を喜ぶ木本さん。演じる雄太郎は、家賃滞納の常習犯だが、市役所勤めを辞め、映画俳優の夢を追いかけるという部分は、「実際の自分にも重なる部分があります」といい、「僕は弁護士を目指して猛勉強していた時期があるんですが、法学部不合格で挫折しました。でもそのおかげで、もう一つの夢だったお笑いの道に進む覚悟ができました」と振り返る。

 また「現場ではやりすぎに注意しています」と話していて、「普段はコントをしているので、カツラをかぶるとついコントをしてしまいそうになるんですが、雄太郎は独自の路線で生きている変わった人という設定で、コントとは違う。そこがお芝居の難しさで勉強になります」と明かしている。

 現場の印象を聞くと、「よく月並みに『現場が楽しいです』と言いますが、本当に楽しいんです。チームワークがすごく良く、喜美ちゃん(戸田さん)をはじめ全員がずっと笑っていたり、笑いを取りにいこうと、おいしいとこの取り合いのようになって、まるで芸人の楽屋の雰囲気でしたね」と笑顔を見せる。

 今回のヒロインについて、「喜美ちゃんは、強くてたくましくてひたむきで、真っすぐでとポジティブな言葉の集合体のような人」と語り、「『昔の日本の女性ってこんなんやったな』と懐かしさも感じてもらえると思います。そして雄太郎という人間は、映画俳優として売れっ子になれるのか、なれないまま終わっていくのか、僕自身も分かっていないですけれど、ぜひご期待ください」と視聴者に呼びかけている。

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<インタビュー>三林京子「スカーレット」“大久保さん”で存在感 笑顔封印でいけずなふり?「視聴者の皆さんに憎まれたらしめたもの」

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に大久保のぶ子役で出演している三林京子さん(C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に大久保のぶ子役で出演している三林京子さん(C)NHK

 女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」に、ヒロイン・喜美子(戸田さん)に女中としてのノウハウを教える“女中業のスペシャリスト”大久保のぶ子役で出演している三林京子さん。第3週「ビバ!大阪新生活」(10月14~19日)から登場すると、いけずなふりして実はいい人の“大久保さん”として存在感を発揮してきた。そんな大久保さんについて「とても喜美子に厳しいですが、本当はいい人。でもいい人に見えたら面白くないので、視聴者の皆さんに憎まれたらしめたものと思い、ニコりとも笑わず演じました」と明かす三林さんに話を聞いた。

 三林さんは1951年生まれ、大阪府出身。1970年から活動し、落語家としての顔も持つ、女優キャリア50年の大ベテランで、朝ドラへの出演は「スカーレット」で8作目となる。

 三林さんは「前作の『カーネーション』ではワンシーンの出演で、そこから8年がたち、『もう出演はないのかしら』と思っていたところだった」といい、「髪の毛を短くしてメッシュでも入れようかと、美容院に予約を入れていたんです。出演の話をいただくのがもう少し遅かったら手遅れだったので、危機一髪でした! 厳しいおばあさん役を演じるのに、キンキラキンの髪の毛になっていたかもしれませんね」と笑顔で明かす。

 演じる大久保は、若い頃から、さだ(羽野晶紀さん)の実家(現・荒木荘)で鍛えた、女中業のスペシャリスト。今も荒木荘の近所に住んでいて、最初は喜美子のあまりの若さに反対するも、その頑張りを次第に認め、女中としてのノウハウを教える……という役どころだ。

 「私の演じる大久保のぶ子は女中業のスペシャリスト。私の父は、文楽(ぶんらく)の人形遣いをしていたので、私が幼い頃はよく父の後援会長さんのお宅へ遊びに行っていたんです。そのお宅には家のことをすべて仕切る女中さんがいて、その家の奥さんをはじめ、全員に頼りにされていました。料理も上手だし、礼儀作法にも厳しい。女中のかがみのような方でした。この役をいただいたときに、真っ先にその方を思い出しましたね。昭和の時代の女中さんを間近で見ることができたのは幸せでした」と話していて、“大久保さん”は三林さんの実体験から生まれたキャラでもあるという。

 撮影現場の印象を聞くと、「北村一輝さんのこれまでの役をテレビなどで拝見していたので、『気難しい人なのかな』と思ってたんですが、関西ことばを流ちょうに話すとても気さくな方でした」と回答。さらには「しかも北村さんとは誕生日が一緒なんです! 7月17日ですが、北村さんが『かに座はいい人が多いんですよ』って(笑い)」と喜んでいた。

 最後に「実力のある女優の戸田恵梨香さんが、喜美子の人生の15歳から50歳ぐらいまでを演じるのが見どころですよ」と力を込め、「女の生き様を見せてくれるんじゃないかなと思います。また滋賀県の自然の美しさなどが、このドラマで注目されるといいですね」と期待を寄せていた。

水野美紀、初の朝ドラ&役柄に二重の喜び 「スカーレット」でヒロインに影響与えるちや子好演 「見ての通り色気もなく…」

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に新聞記者の庵堂ちや子役で出演している水野美紀さん (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に新聞記者の庵堂ちや子役で出演している水野美紀さん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」に、新聞記者の庵堂ちや子役で出演している水野美紀さん。水野さんにとって今作は初の朝ドラ。ヒロイン・喜美子(戸田さん)が女中として働く大阪の下宿「荒木荘」の住人で、大ざっぱで身の回りのことは全くかまわないが仕事には真剣という、大きなメガネがトレードマークのちや子を好演している。ちや子について「見ての通り色気もなく、身なりも気にかけず、外見も内面も男勝りな女性です」と言う水野さんに、役柄や作品、初共演となった戸田さんの印象を聞いた。

 ◇誰かに影響を与える役をやってみたかった

 「スカーレット」は、101作目の朝ドラで、焼き物の里・滋賀県の信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる川原喜美子の波瀾(はらん)万丈の人生を描く。脚本を人気ドラマ「ホタルノヒカリ」シリーズなどで知られる水橋文美江さんが手がけている。

 朝ドラ初出演を「すごくうれしかったです。朝ドラは全国の方に見ていただけるので、地方の友達や親戚みんなに見てもらえるといううれしさがあります」と喜ぶ水野さん。演じるちや子は、ヒロイン・喜美子のよき友人となり、女性が職業を持って生きることについて、大きな影響を与えるという役割も担っており、「今回はヒロインに影響を与えるという役なのですが、そういった、誰かに影響を与える役をやってみたかったので、そこもうれしかったです」と二重の喜びがある。「年代をまたいで一人の女性の半生を描く中で、要所で登場しながらヒロインに寄り添っていけるという役は、朝ドラならではのことだと思うので、楽しみです」と今後の展開にも期待する。

 放送中のドラマの舞台は1950年代。ちや子のような女性の新聞記者は珍しかった頃で、水野さんは「人の意見に左右されず、周囲にどんなことを言われても、自分のやりたいことを貫く強さを持った人だと思います」とちや子の性格を分析した。

 自分の身なりに無頓着なちや子だが、今年45歳の水野さんは「20代を演じるので、ぼさぼさの髪やメガネという設定は(年齢を)ごまかすこともできるのでありがたいです」と歓迎。「メガネも大きいですし、そばかすも少し描いていたりしていて、これまでに演じたことのないキャラクターです。ちや子は布団の下にズボンを敷いてアイロン代わりにしているのですが、昔、私も制服のスカ ートのひだを整えるのにやってたことがあって、懐かしく思いました(笑い)。昭和世代ですので、セットの雰囲気も懐かしいです」と共感していた。

 ◇10代演じる戸田恵梨香 「さじ加減が絶妙でお見事」「バランス感覚がいい」

 喜美子役の戸田さんの印象は「10代を演じることのさじ加減が絶妙でお見事」で、「わざとらしくなく、自然に10代の若い感じをにじませていらっしゃるんですよね。バランス感覚がいいというか、お芝居がしっかりされている方で、一緒に掛け合いなんかしていてもとても楽しいです」と明かす。

 また、ちや子と共に暮らす荒木荘の住人で、お笑いコンビ「TKO」の木本武宏さんが演じる田中雄太郎を挙げ「田中雄太郎が出てくるシーンはすごく面白くて。全部雄太郎さんに持っていかれるので出演者はみんな悔しがっていました(笑い)」「木本さんが撮影に参加してから、待ち時間の待機場所でも、雄太郎さんを中心にワイワイと話の輪が広がって、メンバー間の結束が高まって、ちょっとしたアドリブも飛び出したりするなど、お芝居のグルーブ感も高まっていった感覚があります。雄太郎さんが何かやらかすシーンの撮影をみんな楽しみにしていて、かなり盛り上がっていましたね」と裏話も披露した。

 今後に向けては「戸田さん演じる喜美子が、10代からいろいろな経験をして、いろいろな形で年を重ねていくさまが、とってもコミカルで温かく楽しく描かれています。きっと朝から元気になれる作品だと思いますので、 ぜひ毎日ご覧ください。よろしくお願いします」と視聴者に呼びかけた。

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<インタビュー>羽野晶紀「スカーレット」のさだは明治生まれ 下着デザイナーとして「頑張って道を切り開いてきた人」

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に女性下着デザイナーの荒木さだ役で出演している羽野晶紀さん (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」に女性下着デザイナーの荒木さだ役で出演している羽野晶紀さん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」に、女性下着デザイナーの荒木さだ役で出演している羽野晶紀さん。さだは、ヒロイン・喜美子(戸田さん)が女中として働く大阪市内の下宿「荒木荘」の女主人で、戦後、女性のファッションの変化に目をつけ、ブラジャーなどの下着のデザインを始めた……という進歩的だが、お嬢様育ちの一面もある。「さだは明治生まれという設定です。この時代に女性が仕事をするというだけで大変なことなのに、下着ショーまで開催するなんて(笑い)。きっと周囲にいろいろなことを言われながらも、頑張って道を切り開いてきた人なんでしょう」と明かす羽野さんに、朝ドラの思い出や今回の「スカーレット」への印象などを語ってもらった。

 ◇朝ドラ好きは母の影響? 子供の頃の思い出は…

 「スカーレット」は、101作目の朝ドラで、焼き物の里・滋賀県の信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる川原喜美子の波瀾(はらん)万丈の人生を描く。脚本を人気ドラマ「ホタルノヒカリ」シリーズなどで知られる水橋文美江さんが手がけている。

 朝ドラを毎朝、欠かさず見ているという羽野さんは、「朝の時間は子供たちのお弁当を作って、朝食食べさせて……とものすごく忙しいので、子供たちを『いってらっしゃい』と送り出して、ようやく一息ついて朝ドラを見るのが何よりの楽しみなんです。ですので、出演のお話をいただいた時は夢のようで、台本が届いてからようやくジワジワと実感が湧きました」と話す。

 さらに「私が小学生だったときは、母が朝ドラが大好きで、その日のドラマの内容によっては、母が泣きながら私を見送ることもありました(笑い)。小学生の頃の私は『そんなに泣くほど?』と思っていましたけど、今になってはその気持ちが分かるようになりました」と、自分が母になってから気づいたという。

 ◇さだ役は「品の良さ」と「チャーミングさ」意識 台本の大阪ことばに驚き!?

 実家を下宿屋として改装して個性豊かな面々を住まわせているさだには「喜美ちゃんや(水野美紀さん演じる)ちや子さんを応援したい、支えたいという気持ちがある」といい、「さださんは、きっと家柄的に、花嫁修業もさせてもらっただろうし、学校にも行かせてもらって、マナーなどしっかり身に付いている方だと思うんです。だから所作がなるべく品が良くチャーミングに見えるように気をつけています」と明かす。

 また「台本を読んだ時から、大阪ことばの会話のリズムや雰囲気がすごく良くて自然で、てっきり脚本家の方は関西のご出身なのかなと思っていたら、石川出身なんですって!」と驚きを隠せない羽野さんは、「会話のテンポの良さや面白さが視聴者の皆さんに伝わるといいな」といった思いを抱く。

 改めて、戸田さんが演じる喜美子について聞くと、「朝ドラのヒロインって元気で天真らんまんなイメージでしょう? 戸田さんが演じる喜美ちゃんは、それだけではありません」と前置きし、「荒木荘の中で一番大人で落ち着いていて、弱音を人前で言わず、ぐっとこらえて芯がしっかりある。長女でお父さんがとんでもなくて、中学を卒業して働かないといけないという生い立ちだからこそなのでしょうね。喜美ちゃんがどう成長していくのか、私も毎朝、皆さんと一緒に朝ドラを見ていると思いますので、一緒に楽しみましょう!」と語っていた。

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大島優子、戸田恵梨香との柔道対決 互いの下手さに「笑い止まらず」 朝ドラ「スカーレット」で“照子お嬢様”好演

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」で喜美子の幼なじみの熊谷照子を演じる大島優子さん (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」で喜美子の幼なじみの熊谷照子を演じる大島優子さん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」にヒロイン・喜美子(戸田さん)の幼なじみの熊谷照子役で出演している大島優子さん。10月11日放送の第11回では、子役の横溝菜帆さんの後を受け、中学卒業を控える15歳の照子として初登場すると、子供時代と変わらない“照子お嬢様”ぶりを披露し、ファンを喜ばせた。また12日放送の第12回では、喜美子と照子の柔道対決が実現。「お互いの下手さに笑えてきちゃって。柔道経験がゼロだったので、『何これ、大丈夫かな?』『本当に様(さま)になっているの?』という自分たちへの疑問で笑いが止まらなくなりました」と明かす大島さんに、ドラマや役への思いを聞いた。

 ◇2年ぶりの映像作品「見つけてくださったことを本当にうれしく思いました」

 大島さん演じる照子は信楽で一番大きな窯元(かまもと)「丸熊陶業」のお嬢様。三味線や日本舞踊のけいこに余念がなく、プライドが高く勝ち気な性格で、ちやほやされるわりに友達ができない。転校してきた喜美子に興味津々で、柔道まで一緒に習うことに。喜美子とは仲がよいのか悪いのか、不思議な関係。兄が戦死したために、婿を取ることが決まっており、家業を盛り立てようと奮闘することになる。

 大島さんは2015~16年放送の「あさが来た」以来の朝ドラ。「こんなにどっぷりと撮影に参加させていただくのは初めてです。私、映像作品自体に参加するのが2年ぶりなので、『私でいいのかな!?」と思った」という。

 また「見つけてくださったことを本当にうれしく思いました」と心境を明かしていて、「『スカーレット』のヒロインが戸田恵梨香さんと発表になった後、この幼なじみの熊谷照子役のお話が届いたので、戸田さんと同い年ですし、プライベートでも交流があったので、これは楽しくなりそうだなと撮影が待ち遠しかったです」と振り返っている。

 ◇照子は気が強くて奔放 自分自身との共通点は? 

 演じる照子の印象を聞くと、「照子は気が強いところもあるし、自分がお金持ちの家に育っているという自負もあって自由奔放なんだと思います」と実感を込める。一方で「友達ができない」のが悩みらしく、「自分の気の強い発言や奔放な発言が原因で、周りの人が離れていってしまう性格なんですけれど、そこで大きな心を持っている喜美子に出会う。だから、照子にとって喜美子は心のよりどころなんです」と感じているようだ。

 大島さんと照子の似ているところは「割と人前ではテンション高くなるところ」。「私は、やりたいことや、ポジティブなこと、プラス思考になることはなるべく口に出すようにしているのですが、これは周りと意見が違うかもしれないということは一回心に収めるようにしています」とも話していて、「照子も、どこか感情を押し殺してしまう性格で、素直じゃないんだと思います(笑い)。でも照子が、仲のいい友達に対してはすごく素直なのと同じように、私自身も信頼している人にすごく素直なタイプです」と語った。

 ◇“柔道対決”では「どうやったらカメラにうまくスカートの中が見えるか」練習? 

 第12回での“柔道対決”は、喜美子の大阪行きを認めたくない照子が勝負を申し込み実現するも、お互い泣きじゃくり……と展開した。

 大島さんは“笑いが止まらなくなった”理由を、「柔道って2人の距離が近いんですよね。襟をつかみ合って技をかけるのですが、日ごろそんなに人と近づくことってないじゃないですか。それも笑ってしまう原因でしたね」と説明する。

 さらに「照子は投げられるだけだったので、主に受け身を練習していたんですけど、喜美子は私の下に入ってガッと投げる。なおかつ照子のスカートがひらっと舞って、中がちらっと見えそうになるシーンだったので、どうやったらカメラにうまくスカートの中が見えるかっていう練習をずっとしているっていうなかなか面白い状況でした」と裏話を披露した。

 最後に大島さんは「視聴者の皆様は、喜美子、照子、信作(林遣都さん)の幼なじみ3人組を小さい頃から温かく見守ってくださっていて、その上で大人になった姿をご覧になっていると思います。だからこそ、照子は喜美子が出会う大阪の人たちや、信楽の新しい人たちとはまた違う、ほっとするような存在で居続けたいなとすごく思います。幼なじみみんなで頑張って、ほっとする空気感を作っていけたらと思います。そして、大人になった3人がそれぞれ進んでいく道も、皆さんに応援してもらえたらうれしいです。楽しみにしていてください」と思いを込めていた。

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林遣都、朝ドラ「スカーレット」で15歳の学生服姿 戸田恵梨香、大島優子と「『大丈夫』と自分たちに言い聞かせた」

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」で喜美子の幼なじみの大野信作を演じる林遣都さん (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」で喜美子の幼なじみの大野信作を演じる林遣都さん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」にヒロイン・喜美子(戸田さん)の幼なじみの大野信作役で出演している林遣都さん。10月10日放送の第10回の終盤、子役の中村謙心さんの後を受け、中学卒業を控える15歳の信作として初登場し、学生服姿を披露した。「戸田さんと大島(優子)さんが同い年で、僕が2歳年下なんですが、『3人そろえば大丈夫でしょう』と自分たちに言い聞かせました。そこで幼なじみの絆を深められた気がします」と明かす林さんに話を聞いた。

 ◇今回の作品に携われるのはタヌキにお願いしてきたおかげ

 「スカーレット」は、101作目の朝ドラで、焼き物の里・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる“究極の働き女子”川原喜美子の波瀾(はらん)万丈な人生を描く。林さん演じる信作は、喜美子の同級生で、信楽にある大野雑貨店の一人息子。幼い頃から器量がよく、同級生の照子(大島さん、子供時代は横溝菜帆さん)はさかんにアピールしてくるが、ピンときていなかった。また、喜美子とは正反対の、気が弱く引っ込み思案な性格で、喜美子が大阪から戻ってくると、思わぬ変化を遂げており、驚かせる……という役どころだ。

 林さんは2016~17年に放送された「べっぴんさん」以来の朝ドラ。「『べっぴんさん』を経験して、朝ドラやNHK大阪の現場の空気感がすごく好きになり、また戻ってきたいなと思っていました。なかなか、こんなに長期にわたって人の人生を生きられるチャンスはないですし、それが朝ドラの醍醐味(だいごみ)だと思うので、今回はすごくうれしいです」と喜ぶ。

 滋賀県出身の林さんだが、滋賀が舞台のドラマに出演するのは初めて。「僕の地元と信楽は離れていて、行ったことがない場所ですが、信楽焼は常に身近にありました。祖父の家の玄関には大きめのタヌキの置物があって、実家の玄関にも小さめのタヌキがあります。母は、僕が東京に行くたびにそのタヌキに安全祈願をしたり仕事の幸運を祈ったりしていたらしく、今回の作品に携われるのはタヌキにお願いしてきたおかげだと喜んでいます」と話す。

 ◇信作は「内に秘めるものがある若者」 チーフ演出にした“あるお願い”とは…

 信作については「幼少期から喜美子と照子が身近にいますが、その二人しかいなくて、二人とも女性。お姉ちゃん二人の下にいる弟みたいな環境で育ちます。そんな幼少期のせいか、なかなか前に出るタイプではありませんし、学生時代もちょっと人とは違う雰囲気なんです。友達もいないですし、内に秘めるものがある若者なのかなと思っています」と分析。

 戸田さん、大島さんと一緒に中学生からの登場となり、「3人でチーフ演出の方に『エキストラさんをリアルな中学生年齢に近づけないでください、できることなら僕たちより若干上げてください』と冗談半分にお願いしたりしました」と笑顔で話す林さん。「まだ微妙な気持ちの学生時代、将来も何も定まっていない学生役なので、演じるにあたって難しいところが出てくるのはこれからだと感じています」と現在の手応えを明かす。

 最後に「せっかく滋賀で生まれましたし、僕も信作に共感する部分があるので、自分が滋賀で生きてきたことや、家族関係、学生時代どのような過ごし方をして、どんな気持ちを抱いていたかを思い出しながら役に重ねていけたらなと思っています」と、今後に向け意気込むと、「祖父母が大好きだったところも信作と似ているので、信作のおばあちゃんの出演はないんですけれど、そういう背景を少しでも感じてもらえたらうれしいです。『スカーレット』は本当に毎朝元気にしてくれる、愛にあふれた作品だと思うので、温かく見続けてください。よろしくお願いします」と視聴者にメッセージを送っていた。

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<インタビュー>北村一輝、朝ドラ「スカーレット」で憎めない“ダメおやじ”体現 キーワードは「愛」?

NHK連続テレビ小説「スカーレット」にヒロインの父・川原常治役で出演している北村一輝さん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「スカーレット」にヒロインの父・川原常治役で出演している北村一輝さん (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さんが主演するNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」に、ヒロイン喜美子(戸田さん、子供時代は川島夕空さん)の父・川原常治役で出演している北村一輝さん。亭主関白で自分勝手で見えっ張りで酒飲み、それでいて困った人を見捨てておけない性格から、やっかいごとを引き受けてしまう常治の、どこか憎めない“ダメおやじ”ぶりを体現し、早くも人気を集めている。そんな常治を「一言でいうと、昭和のお父さんです」と言い切る北村さんに、初の朝ドラや役柄、撮影現場の印象を聞いた。

 ◇根本には必ず愛 「川原常治という役を、ぜひ深く見てほしい」

 焼き物の里・信楽(しがらき)を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる“究極の働き女子”の波瀾(はらん)万丈な人生を描く「スカーレット」で、念願の朝ドラ初出演を果たした北村さん。「本当に幸せです。朝ドラに出るのが夢だったといっても過言ではない(笑い)。本当です。大河ドラマ(2009年の『天地人』)の撮影中に、土曜スタジオパークで『朝ドラに出たい』と話していました。そこから10年かかりましたね」としみじみ。

 常治は戦後に手を出した事業で失敗。借金から逃れるため、家族を連れて信楽へとやって来た。喜美子ら3人の娘をこよなく愛しているが、しつけには厳しい。また、喜美子の明るさと楽天家は「父親譲り」とされ、大阪弁による常治と喜美子の軽妙なやりとりも見どころとなっている。

 「川原常治という役を、ぜひ深く見てほしいですね」と話す北村さんは、「たまに許せない部分もあると思います。お酒を飲みすぎたり、怒ったり、逃げたり、器の小さい男でもありますが、その奥には『愛』という人間が必要としている部分がしっかりとあるキャラクターになっていると思います」と自信をのぞかせる。

 また「(常治は)一見すると、亭主関白で、酒ばかり飲んでいる自分勝手な父、借金もしたりと、いいことゼロですが、常治には『怒る』の裏側に深い愛情がある」といい、「愛情があるからこそ怒鳴ったり、愛情があるからこそ本気で怒る。その絆が家族にも伝わっていて、根本には必ず愛がある。表面的には『もう常治という親父、いいかげんにしろ!』と感じるときもあると思いますが、見ていると何か憎めない。そんなところがあるキャラクターではないかと思います」と印象を明かす。

 ◇常治と喜美子のボケとツッコミ 絶妙コンビネーションの裏側

 撮影現場の印象を聞くと、「すごく楽しいです。例えば百合子役の子役は年齢が上がるにつれて、どんどん変わっていきます。これは 長い期間を描くドラマの醍醐味(だいごみ)ですよね。成長の過程を見ることができ、家族を作っていける。そういった部分では、やはり短編のドラマとは違う面白さがありますよね」と回答。

 その一方で、大阪出身の北村さんは「一つ注意していることといえば、自分も含め、大阪ことばのネーティブ同士で話していると、話すスピー ドがすごく速くなる。だから気を抜いてしまうと、感情が乗ってくるにつれ、会話がどんどん速くなり、関西出身ではない人には聞き取れない会話になってしまいがちです。気持ちが乗っているときは速いし、逆に遅くなったときは『あ、途中で気づいたな』と思ってください」と裏話を披露。

 北村さんと絶妙なコンビネーションを披露している“チビきみちゃん”こと川島さんについては、「もう本当に元気で度胸もあり、関東出身にもかかわらず、しっかりと大阪ことばのせりふも覚えて完璧に準備していて、すごくえらいなあと感心していました。彼女の持っている根本的な明るさや目の強さも印象的です。2人で『何してんねん!』のようなボケとツッコミを何度もやっていました。仲がいいからこそできる、大阪ならではの対話です。全国的に見ると分かりにくいかもしれませんが、大阪だと親しいからこそ突っ込んだりしますよね。『あほか』の中にも親しさがある。そういった部分を取り入れ、2人で一緒に雰囲気を作りました」と振り返った。

 最後に北村さんは「ぜひ、常治の表面だけではなく、その人の人間性を奥深く感じ、家族を含めた周りの人たちとのやりとりも楽しんでいただければいいなと思います」とアピールすると、「そして喜美子の頑張り、成長、そして愛情がドラマを通して皆さんに届きますように」と願っていた。

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村上ショージが本格登場 前日は後ろ姿のみ…

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」第2回の一場面 土堀場で作業をしている慶乃川善(村上ショージさん) (C)NHK
NHKの連続テレビ小説「スカーレット」第2回の一場面 土堀場で作業をしている慶乃川善(村上ショージさん) (C)NHK

 女優の戸田恵梨香さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の第2回が10月1日に放送され、ヒロイン・喜美子(川島夕空ちゃん)が遭遇する“謎の男”慶乃川善(よしのがわ・ぜん)役で村上ショージさんが登場した。

 喜美子(川島夕空ちゃん)は小学校に向かう途中、野生のタヌキに出くわす。あとをつけると、そこにいたのは地面を掘り返す謎の男(村上さん)。聞けば陶芸家で、焼き物を作る土を集めていると言う。喜美子は土が売れると知り、興味を持つ……という展開だった。

 村上さんは前日放送の第1回では後ろ姿が映ったのみだった。この日は、9歳の喜美子に信楽の土の良さについて語るシーンも描かれた。

CGなし! 戸田恵梨香が1200℃の炎と対峙 初回プロローグシーン舞台裏

戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説「スカーレット」第1回の一場面 (C)NHK
戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説「スカーレット」第1回の一場面 (C)NHK

 戸田恵梨香さんが主演する2019年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」が9月30日スタートした。第1回のプロローグでは、戸田さん演じるヒロイン・川原喜美子が、自身の作業場で土と向き合う姿や窯から吹き出す炎と対峙(たいじ)する様子が描かれた。同シーンには大きな焼き物窯が登場。実はこの窯、今回ドラマのために制作チームが造ったオリジナル、その名も「スカーレット窯」。中で焚(た)かれる炎の温度は1200度にも達した。CGなどの特殊効果はなし。戸田さんも「実際、そこに立ってみると、もう熱すぎて。距離があってもやけどしそうになるくらい」と炎の熱さを体感。「こんなのCGじゃ絶対に出せない、本物には勝てないなと思いました」と振り返ったシーン撮影の裏側とは……。

 ◇本物の窯を造ったワケ リアリティーを演出し、ヒロインのキャラクターに深みを…

 「スカーレット」は、101作目の朝ドラで、焼き物の里・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる“究極の働き女子”川原喜美子の波瀾(はらん)万丈な人生を描く。脚本を人気ドラマ「ホタルノヒカリ」シリーズなどで知られる水橋文美江さんが手掛け、語り(ナレーション)をNHKの中條誠子アナウンサーが担当する。

 スカーレット窯は、焼き物窯の古い型式の一つである「穴窯」になっている。半年にわたって放送される「スカーレット」のファーストシーンで、ヒロインが対峙することになる窯と、その中で焚かれる1200度の炎。当初は特殊効果で再現することも考えられたが、「信楽焼を作る」ということのリアリティーを演出し、ヒロインのキャラクターに深みを持たせるために、本物の窯を作り、そこで火を焚くことを制作陣が決断した。

 窯はドラマの美術チームの総指揮のもと、2019年1月にデザイン案から制作がスタート。手作り感や素朴さが伝わる形と質感が重要視され、デザインが仕上がるとそこから約2週間かけて完成させた。ドラマのために窯を一から造ると聞いた戸田さんは、真剣な表情で「ものすごい本気を感じますし衝撃を受けました」とコメント。またスカーレット窯は、中盤以降の重要なモチーフとして再びドラマに登場し、本物の迫力を映像を通して伝えていくという。

 ◇本物の窯と炎と向き合った印象は? 戸田恵梨香も「本物には勝てない」

 プロローグシーンの撮影は2019年5月、スカーレット窯が造られた滋賀県某所で行われた。この日は昼から窯の中にまきがくべられて火が焚かれ、日没後の午後7時ごろから撮影がスタート。窯が設置された小屋の中には、たくさんのスタッフがひしめき合い、窯の中の炎の温度は1200度に。臆することなく窯の中にまきをくべる喜美子を演じる戸田さんの顔が窯の炎で赤く照らし出された。

 本物の窯と炎と向き合った戸田さんは「窯の温度を1200度まで上げるということは聞いていましたが、実際、そこに立ってみると、もう熱すぎて。距離があってもやけどしそうになるくらい」とコメント。その一方で「窯の中を見つめていると、炎の勇ましさだったり、自分の神経が研ぎ澄まされていくのも感じた」といい、「こんなのCGじゃ絶対に出せない、本物には勝てないなと思いました」と振り返った。

 そして本作のために造られたスカーレット窯について、戸田さんは「撮影していく中で、窯のすごさを実感していった」と明かすと、「“ここから喜美子の世界が広がっていって、 作品が飛び立っていくんだな”という未来のことも想像させてくれて、とても感慨深かった です」とも語っていた。

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戸田恵梨香「スカーレット」ラッピング電車出発式「共に進んでいくんだと実感」 明日スタート

NHK連続テレビ小説「スカーレット」のヒロインを演じる戸田恵梨香さん
NHK連続テレビ小説「スカーレット」のヒロインを演じる戸田恵梨香さん

 9月30日にスタートするNHK連続テレビ小説「スカーレット」で、ヒロインの川原喜美子を演じる女優の戸田恵梨香さんが9月29日、信楽高原鐵道信楽駅(滋賀県甲賀市)で、スカーレットラッピング電車の出発式に出席した。

 式典に来賓として出席した戸田さんは「皆さんの表情がとても明るくて、改めて信楽を背負ってると感じました。電車の出発とともに、私も『スカーレット』も、滋賀の皆さんと一緒に走っていければいいなと思います」とあいさつ。その後ラッピング電車の前でお祝いのくす玉を割り、午後2時54分発の初運行電車に、笑顔で出発の合図を行った。

 白い車両に、戸田さんの顔が大きく描かれた電車を見て「本当に可愛かったですし、この電車と共に進んでいくんだと実感して、すごくワクワクしています」と感想を述べた戸田さん。ドラマの舞台となる信楽の町についても「皆さん人が温かくて、自然が豊か。ずっとスタジオにこもって撮影していますから、ロケに出ると空気がおいしくて、リフレッシュできる場所です」と語った。

 また9月27日で最終回を迎えた「なつぞら」で、最後に「101作目に続けよ」というナレーションが入ったことについて「バトンを渡してもらえたなあ、このまま走り続けるしかないなあと、力をもらえる言葉でした」と感謝の言葉を述べた。そして第1週の見どころとして「(子ども時代の)喜美子が、本当に魅力的。彼女の明るさと外に対しての興味、家族を一生懸命支えている姿を見てほしいです」とアピールした。

<インタビュー>戸田恵梨香 「食生活を一気に変えて」陶芸家の体作り 吹き替えなしに「度肝を抜かれた」? 「スカーレット」語る

2019年度後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン・川原喜美子を演じる戸田恵梨香さん (C)NHK
2019年度後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン・川原喜美子を演じる戸田恵梨香さん (C)NHK

 9月30日にスタートする2019年度後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインの川原喜美子を演じる戸田恵梨香さん。喜美子は女性陶芸家の草分けとなる“究極の働き女子”で、戸田さんは「周りに幸せを与えられる、喜美子の愛情深さは見習いたいですし、自分も周りに愛を与えられる人間になりたいと思っています」と意気込む。また喜美子が飛び込む陶芸の世界は「力仕事」でもあることから、「病院に行って自分の体質を徹底的に調べて、そこから食生活を一気に変えて、おなかがムカムカするくらいとにかく食べて」体作りをしたという戸田さんに、ドラマへの思いを聞いた。

 ◇泥臭い「スカーレット」 陶芸のけいこを通して“非力さ”痛感し…

 「スカーレット」は、戦後まもなく、大阪から滋賀の信楽にやってきた、絵が得意な女の子・川原喜美子が主人公。3姉妹の長女で頑張り屋、幼いながらも貧しい一家の働き手だった喜美子は15歳になると、大阪の下宿屋で女中として働き始める。3年後、信楽に戻ると、地元の信楽焼にひかれ、男性ばかりの陶芸の世界に飛び込む。やがて愛する男性と結婚し、息子を授かり、仕事にも家庭にもまい進する日々が始まるが……というオリジナルストーリー。

 すでにドラマのクランクインから約5カ月が経過したが、戸田さんは「ものすごいスピードであっという間に時間が過ぎていって。喜美子の15歳の頃から始まって、今は20代のところを撮っているんですけど、充実した日々を送っていて、私としては変わらず、いつも楽しくやっています」と笑顔を見せる。「近年の朝ドラって爽やかなイメージですけど、スカーレットに関しては泥臭い。その泥臭さがいとおしさに変わって、皆さんに喜美子に会いたいって思ってもらえる存在になれたら」といった思いも。

 戸田さんは今回、女性陶芸家を演じるにあたり、陶芸のけいこはもちろん、しっかりとした体作りをしてから撮影に臨んだ。元々、太りにくい体質で、病院に行って自分の体質を徹底的に調べるところから始めたといい、「そこから食生活を一気に変えて、おなかがムカムカするくらいとにかく食べました。あとは週2でジムに通って、運動をして」と明かしている。

 そこには「陶芸は男の仕事」と言われることを、身をもって体験したからこその戸田さんの役への思いが秘められている。「女性陶芸家はほとんどいないって話を伺って、何でなんだろうって疑問に思っていたんですけど……。実際にけいこを始めてみると、先生が練られている土の硬さだと私はできなかったんです、力が足りなくて。どれだけ体重をかけても練りきれない。そのとき本当に男の仕事なんだなって実感して、これは甘くないなって思いました」としみじみ。「だからこそ、喜美子が陶芸家としてやっていこうと決めた勇気、決断力に改めて驚きましたし、技術をどんどん上げていかなくてはならない難しさというのは、けいこを通して改めて感じました」と語った。

 ◇陶芸シーン「吹き替えなし」のワケ 絵付け部分も自ら挑戦

 ドラマの中では、約3カ月けいこを積んだという戸田さんが、吹き替えなしの陶芸を見せている。その理由を「女性陶芸家が少ないため、私と似た手の方が見つからないから『ご自身で作陶やっていただけませんか?』と言われたんです」と説明。「もちろん、全て吹き替えになるとは考えてはいなくて、自分でやるんだろうな、とは思っていたんですけど……。それでも何らかしらのフォローはあるんだろうと淡い期待を抱いていたので、度肝を抜かれました」と戸田さんは笑う。

 さらに絵付け部分も自ら挑戦。「当然、絵の練習があると思うじゃないですか。本当に本番直前に説明を受けて、演出の中島さんには『あなたならいける』って励まされて(笑い)。筆を使って描いていくんですけど、元々習字をやっていたので、どうすれば筆が動くのか、どれくらい力を入れればいいのかっていうイメージはできたので、習字をやっていて良かったなって思いました」と振り返っていた。

 ◇役を演じ終えた後の自分に期待すること 「いろいろな踏ん切りがつく」?

 “朝ドラ”ヒロインとして、一人の女性の幅広い年齢を、長い時間をかけて演じるのも初めての経験となる。戸田さんは「女優としてのキャリアがどうなるのか知りたくて、やることにしました。11カ月間、同じ女性を演じるっていうのはなかなかないですし、それを経た後、自分がどう変化をしているのか、進化しているのかを知りたくて今回やらせていただくことにしました」と話す。

 さらに「子供の頃の喜美子が言うんですけど『女にも意地と誇りはあるんじゃあ!』って。そのせりふが大好きで、今も大事にしていますし、20代になってもその言葉を言う場面があるんです。まだまだ女性がものを言いにくかった時代に、その言葉を10歳で屈託なく言える喜美子の強さ、無敵さに魅力を感じていて、20代、30代、40代、50歳になってもその心をずっと持っていようと思っています」と役への愛情を深める戸田さん。

 最後に役を演じ終えた後の自分に期待することを聞くと、「撮影に入る前は自分がどこまで解放されて、どこまで視野が広がるんだろうって期待を持っていたんですけど。多分、私の中でいろいろな踏ん切りがつくんじゃないのかなって予想しています。底の見えない、壁の見えない、広い精神の持てる人間なれたらいいなと思っています」と語っていた。

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戸田恵梨香「スカーレット」の赤色ユニホームで見事ノーバン投球 自己採点は「30点」

阪神対DeNA戦のファーストピッチセレモニーで投球したNHK連続テレビ小説「スカーレット」ヒロインの戸田恵梨香さん
阪神対DeNA戦のファーストピッチセレモニーで投球したNHK連続テレビ小説「スカーレット」ヒロインの戸田恵梨香さん

 9月30日からスタートするNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」で、ヒロインの喜美子を演じる戸田恵梨香さんが9月22日、甲子園球場(兵庫県西宮市)の阪神対DeNA戦で開催された、ファーストピッチセレモニーで登板した。タイトルの「スカーレット」にちなんで、赤色のユニホームとグローブで登場した戸田さん。山なりながらも、見事なノーバン投球を見せて、満員の観客から大きな歓声が上がった。しかし戸田さん本人は、投球後の会見で、自らのピッチングに「30点ぐらい。もうちょっとストレートな球を投げたかったです。イマイチでした」と辛めの点数を付けた。

 「神戸出身なので(甲子園は)外からはよく見ていましたが、まさか(グラウンドの)中に入るとは夢にも思ってなかったので、本当に贅沢な時間を過ごさせていただきました。慣れてない場所で、たくさんの観客に見守られるという経験がないので緊張しましたけど、皆様が温かい声援を送ってくださってホッとしました。楽しかったです」と肩の荷を下ろし安堵(あんど)した表情を見せていた。

 間もなく放送を開始する「スカーレット」について、「好奇心旺盛な女の子が、たくさんの出会いと別れを経験して、強く精いっぱい生き抜いていく姿が描かれます。(喜美子は)貧乏でもすごく幸せな家庭で(育って)、『生活を豊かに過ごすというのはどういうことなのか』ということを、ちゃんと分かってる人。その姿が、ほほ笑ましかったり、クスクス笑えたりするので、朝から皆さんの心を柔らかくしてくれるような、そんな作品になってるんじゃないかと思います」とアピールした。

戸田恵梨香、広瀬すずから人物画を贈られ「『なつぞら』の世界観に喜美子が入ってると思ったら感極まります」

NHK連続テレビ小説「なつぞら」と「スカーレット」のバトンタッチセレモニーに出席した戸田恵梨香さん(左)と広瀬すずさん
NHK連続テレビ小説「なつぞら」と「スカーレット」のバトンタッチセレモニーに出席した戸田恵梨香さん(左)と広瀬すずさん

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)のヒロインバトンタッチセレモニーが9月17日、大阪の同局で行われ、放送中の「なつぞら」主演の広瀬すずさんと、9月30日スタートの「スカーレット」主演の戸田恵梨香さんが出席した。

 恒例のヒロイン同士のプレゼント交換で、戸田さんは今作のために習得した陶芸の技術を生かして、手作りの信楽焼きマグカップをプレゼント。「(撮影が)始まって半年ぐらいたってるんですけど、(広瀬さんが)大変だったんだろうなと予想できました。ゆっくり休んでください」という言葉をかけると、広瀬さんは「撮影がある中でお忙しいのに、すごくうれしい。大切にします」と感謝の言葉を述べた。さらにカップの底に「すず」と彫られているのを見て「うれしいー!」と歓声を上げた。

 一方、広瀬さんからは、「なつぞら」のアニメ製作・指導を担当する刈谷仁美さんが描いた、「スカーレット」のヒロイン、喜美子のオリジナル人物画が送られた。これを見た戸田さんは「『なつぞら』の世界観に喜美子が入ってると思ったら、何か感極まります」と大いに感激。そして広瀬さんは「前回のバトンタッチで、(『まんぷく』の)安藤サクラさんから『ヒロインにしか分からない気持ちがある』と言われて、それは痛感しました。ずっと(一つの役を)演じるって難しいなと思うので、ぜひ頑張ってください」と、エールを送った。

 戸田さんは「スカーレット」という作品について「喜美子が陶芸に出会い、女性陶芸家として力強く生きていく中で、たくさんの出会いと別れがあります。たくさん苦しみながら、それでも前向きに明るく生きていく、働く女性の物語です」と説明。さらに視聴者に向けて「泥臭くて、みんなが汗水垂らしながら懸命に頑張ってる姿を、笑いながら見ていただけたらなと思います。もう少し待っていただきたいです」とメッセージを送った。

 「なつぞら」は、NHK連続テレビ小説の第100作目となる作品。北海道の酪農一家に引き取られた戦争孤児・なつが、やがてアニメーションの世界に目覚め、大自然の中で暮らした感性を生かしながら、多くのアニメ作品を生み出していく……というストーリー。

 「スカーレット」は、101作目の朝ドラで大阪放送局制作としては43作目。陶芸の世界に飛び込んだヒロイン、川原喜美子が、さまざまな困難に見舞われながらも陶芸家として成長していく姿を、明るいタッチで描いていく。2019年9月30日~2020年3月28日に全150回を放送予定。

戸田恵梨香、次期朝ドラ「スカーレット」 15歳のヒロイン演じて“息切れ”「ギャップ感じた」

2019年度後期のNHKの連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン・戸田恵梨香さん
2019年度後期のNHKの連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン・戸田恵梨香さん

 女優の戸田恵梨香さんが9月11日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた2019年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」第1週試写会に出席。ヒロインの川原喜美子を15歳のころから演じる戸田さんは「15歳って元気だなって思いました」といい、「台本に『ワーイ!』って普通に書いてあって。普段、生活していて『ワーイ!』って言ったことないかもしれないってなったときに、どう演じたらいいのかってすごい自問しまして。これは意地でも『ワーイ!』って言ってやろう(と思って)。実際に『ワーイ!』っていいながら大喜びするお芝居をしたんですけど、カットがかかった瞬間、息切れしました」と振り返り、周囲の笑いを誘った。

 さらに戸田さんは、「31歳で15歳を演じるってこういうことなんだなとギャップを感じて。今は22歳を演じているんですけど、22歳は体力的に楽。居心地よくやらせていただいています。22歳も『ワーイ!』ってせりふがあって、おっと思ったんですけど、『ヤッター!』に変えさせてもらい、全力で演じました」と笑顔で明かしていた。

特番で見どころ&裏側公開 Superflyの主題歌も初披露

2019年度後期のNHKの連続テレビ小説「スカーレット」で主演を務める戸田恵梨香さん
2019年度後期のNHKの連続テレビ小説「スカーレット」で主演を務める戸田恵梨香さん

 9月30日から放送される戸田恵梨香さん主演の2019年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の序盤の見どころや制作の裏側を取り上げる特別番組「もうすぐ!連続テレビ小説『スカーレット』」(仮題)が、9月下旬に放送されることが5日、明らかになった。ボーカリストの越智志帆さんのソロユニット「Superfly」が歌う同ドラマの主題歌「フレア」が初披露される。

 「もうすぐ!連続テレビ小説『スカーレット』」では、信楽に建設した焼き窯や、大規模ロケの様子、戸田さんをはじめとする主要キャストのインタビューなどを放送する。NHK総合で23日午前8時15分から。29分。全国放送に先駆けて、関西エリアではNHK総合で20日午後8時から42分の番組として放送する。

 また、戸田さんは30日に放送される旅番組「鶴瓶の家族に乾杯」(NHK総合、月曜午後7時半)に出演。落語家の笑福亭鶴瓶さんと共に「スカーレット」の舞台でもある滋賀県甲賀市を訪れる。

戸田恵梨香、次期朝ドラ「スカーレット」初回に登場 吹き替えなしで陶芸の腕前見せる

2019年度後期のNHKの連続テレビ小説「スカーレット」の第1話の場面写真=NHK提供
2019年度後期のNHKの連続テレビ小説「スカーレット」の第1話の場面写真=NHK提供

 9月30日から放送される戸田恵梨香さん主演の2019年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の初回に、戸田さん演じるヒロインの陶芸家・川原喜美子が登場することが5日、明らかになった。初回の冒頭で30代前半の喜美子が作陶に励む姿が放送され、約3カ月、陶芸のけいこを積んだ戸田さんが、吹き替えなしで陶芸の腕前を見せる。

 戸田さん演じる喜美子は初回に登場した後、第2週の後半から登場する。年齢は15歳。幼少時代はNHK Eテレの幼児向け番組「みいつけた!」で3代目「スイちゃん」を務めた川島夕空(かわしま・ゆあ)さんが演じる。

ポスタービジュアル2種を発表

2019年度後期のNHKの連続テレビ小説「スカーレット」のメインポスター=NHK提供
2019年度後期のNHKの連続テレビ小説「スカーレット」のメインポスター=NHK提供

 9月30日から放送される戸田恵梨香さん主演の2019年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」のポスタービジュアル2種が5日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われた会見で発表された。存在感のあるつぼを前に、ヒロインの女性陶芸家・川原喜美子を演じる戸田さんがほほ笑んで座っているメインポスターと、戸田さんを取り囲むように17人のキャストの顔が並んだキャストポスターがある。

 同番組を担当する制作統括の内田ゆきさんは、メインポスターについて「こだわったのは、スカーレットの本質をシンプルに、クリアに見せることです。まず、ヒロインの戸田恵梨香さんの持つ明るさと力強さ」だといい、衣装は「スカーレットの炎の色で、かつ自然体で生きるナチュラルさも意識しています」と説明。キャストポスターについても「物語の楽しさを伝えることを、意識しました」とコメントしている。ポスターはともにクリエーティブディレクターの川村真司(まさし)さんが手がけた。

NHK提供
NHK提供

主題歌はSuperfly ヒロイン・戸田恵梨香「恐れ入ったという感じです」

2019年度後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」の主題歌を担当するSuperfly
2019年度後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」の主題歌を担当するSuperfly

 女優の戸田恵梨香さんが主演する2019年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の主題歌を、ボーカリストの越智志帆さんのソロユニット「Superfly」が担当することが8月15日、明らかになった。

 ドラマ用に書き下ろされたオリジナルソング「フレア」で、Superflyにとって初の朝ドラ主題歌。カントリー調のリズムをベースに、ギターサウンド、シタールやジャンベといった民族楽器の音色を取り入れた多国籍感あふれる明るいポップソングとなる。歌詞には、陶芸家であるドラマの主人公が向き合う“炎”をモチーフに、日々の出来事にも前向きになれるよう、凛(りん)としていたいという心持ちがつづられ、タイトには、炎(flare)と 自己表現・才能(flair)の二つの意味が含まれている。

 ◇Superflyコメント

 「スカーレット」主題歌のお話をいただき、とてもうれしかったです。幅広い世代の方々に聴いていただけること、物語のオープニングとして毎朝聴いていただくことを意識して、ドラマのお話にスッとバトンをつなげられるような曲にしたいと思い制作しました。主人公である陶芸家の川原喜美子が“炎”と向き合い作品を作る姿に共感し、私にとっての“炎”はものをつくること・生きていくための好奇心や好きという気持ちを表しているものだと気付きました。その燃え上がった炎を大事に、絶やさぬように、という気持ちを歌っています。毎日流れるのでメロディはシンプルで口ずさめるようなものでありながら、明るさの中にも切なさがあるイメージで作曲しました。一方、 アレンジはシタールやパーカッションなどいろんな国の楽器を取り入れ、主人公像の“枠にとらわれていない”世界観を表現しています。この曲を聴いて皆さんの中にもある“炎”を絶やさぬよう、ポジティブな炎を燃やし続けられるよう前向きな気持ちになっていただけたらうれしいです。私も主人公・川原喜美子の一生を、見守りながら、応援しながら見たいと思っています!

 ◇ヒロイン・戸田恵梨香さんのコメント

 主題歌を歌われると最初に聞いたときに深く納得しました。喜美子と同じく、Superflyの越智志帆さん自身もとてもパワフルで、元気をもらえる方です。喜美子の情熱やエネルギーは、志帆さんに通ずるところが大きいと思います。喜美子という女性を、音楽で表現するのに、最もふさわしいアーティストだと感じています。志帆さんが、創造された曲「フレア」を聴いて、私自身も、スカーレットの世界観をより大きく膨らませてイメージすることができました。「恐れ入った」という感じです。みなさまにも聴いていただくのが楽しみです。

大島優子、滋賀で朝ドラ撮影スタート 撮影初日も「地元に似てる」とリラックスムード

滋賀県の信楽焼の窯元・宗陶苑で会見した大島優子さん
滋賀県の信楽焼の窯元・宗陶苑で会見した大島優子さん

 女優の大島優子さんが4月4日、滋賀県の信楽焼の窯元・宗陶苑(甲賀市)で行われた、戸田恵梨香さんがヒロインを務める2019年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の会見に出席した。戸田さん演じる女流陶芸家となる川原喜美子の幼なじみ・熊谷照子を演じる大島さんは、この日が撮影初日で「私の地元に似ている。山があって、空が青くて、畑や田んぼがあって……。私の地元にも焼き物の町がある。心が休まりました」と出身地の栃木県に思いをはせ、リラックスしたような笑顔を見せていた。

 会見は、大小たくさんの信楽焼のタヌキが並ぶ前で行われ、大島さんは「こんなにタヌキに囲まれたことはないので、びっくりしました」とちゃめっ気たっぷりにコメント。同所が照子の実家という設定であることから、信楽焼について「歴史や作り方を知って、盛り上げていきたい」と意気込み、「ごはんに行ったり、飲みに行ったりした時に、地元の人とお話できたら」と期待していた。

 会見には戸田さんも出席した。2人は15歳という設定で、戸田さんはセーラー服ともんぺ、パッツン前髪におさげという装い。大島さんは、白いブラウスにピンクのカーディガン、チェックのスカート姿だった。

戸田恵梨香、前髪パッツンで15歳に! 「イケるな」と自信 次期朝ドラ、滋賀でクランクイン

滋賀県の信楽焼の窯元・宗陶苑で会見した戸田恵梨香さん(左)と大島優子さん
滋賀県の信楽焼の窯元・宗陶苑で会見した戸田恵梨香さん(左)と大島優子さん

 女優の戸田恵梨香さんがヒロインを務める2019年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」が滋賀県でクランクインし、4月4日、 信楽焼の窯元・宗陶苑(同県甲賀市)で会見した。女流陶芸家となる川原喜美子を演じる戸田さんは、中学卒業前の15歳だというセーラー服ともんぺ、パッツン前髪におさげ姿で「ヘアメークと衣装が決まった時はどうなるかと思ったけど(自分の姿を見て)、15歳、イケるな(と思った)」と自信を見せた。

 昨日、クランクインしたという戸田さんは喜美子の幼少期を演じる子役が小学4年の10歳だと明かし、「(今の自分の姿と)五つしか違わないと思うと『ん?』となる」と違和感を覚えるとこぼしつつ、「学生時代を思い出しながら、元気いっぱい生き生きと過ごしたい」と意気込んだ。


 この日は喜美子の幼なじみで熊谷照子を演じる大島優子さんも15歳の姿で登場。この日が撮影初日だという大島さんは、白いブラウスにピンクのカーディガン、チェックのスカートという装いで「15歳の頃を思い出そうとしてもなかなか思い出せない。楽しくやれたら。15歳の自分たちを愛せるようになりたい」と話した。

 この日は10月11日の第11回で放送を予定しているシーンのリハーサルが報道陣に公開された。昭和28(1953)年2月、中学卒業を間近に控えた喜美子が、照子の実家「丸熊陶業」に就職のあいさつに行く前に照子と談笑する……という場面だった。物語の序盤で喜美子が目にする陶器製造現場は、実際に信楽焼を製作する窯場に当時の様子を再現して撮影される。

<会見>桜庭ななみ、朝ドラ初出演で関西弁に挑戦 戸田恵梨香主演「スカーレット」でヒロインの妹に

NHK大阪放送局で行われた会見に出席した桜庭ななみさん
NHK大阪放送局で行われた会見に出席した桜庭ななみさん

 女優の桜庭ななみさんが2月21日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われた、戸田恵梨香さんが主演する2019年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の出演者発表会見に出席した。戸田さんが演じる女性陶芸家の草分けとなる川原喜美子の上の妹、直子役で朝ドラに初出演する桜庭さんは「朝ドラを見て元気をもらって一日を始める人も多いと思います。私もその一人でした。今回こういう機会をいただけてうれしいです」と笑顔を見せた。

 桜庭さんは今回の物語について「ヒロインの喜美子と家族が、お金がない中でも、ひたむきに前向きに進んでいく姿が、見ている人にも元気を与えられると思う。パワーを与えられれば」とコメント。自身の役どころについて「自由奔放で、明るい女の子」といい、「私も実際に二つ上の姉がいて(台本には)次女の“あるある”が詰まっている。実際の生活を生かしながら演じたいと思います」と意気込んだ。

 また今回はせりふが関西弁で「九州出身なので、言葉にくじけてしまうかも。ロケで現地の人と触れ合ったり感じたりしながら、(言葉を学び)役作りしていければ」と話した。

<会見>大島優子、朝ドラでヒロインの幼なじみに 戸田恵梨香に「ぶつかっていきたい」

NHK大阪放送局で行われた会見に出席した大島優子さん
NHK大阪放送局で行われた会見に出席した大島優子さん

 女優の大島優子さんが2月21日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われた、戸田恵梨香さんが主演する2019年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の出演者発表会見に出席した。大島さんにとって海外留学後、初めてのドラマとなり、朝ドラは2015年度の「あさが来た」に続き2度目。戸田さんが演じる女性陶芸家の草分けとなる川原喜美子の幼なじみ、熊谷照子を演じる大島さんは、戸田さんと同い年で共演経験もあることから「現場では恵梨香を支えたい。ぶつかっていきたいと思います」と話した。

 「あさが来た」への出演を「ワンシーンだけだったので、現場の雰囲気や空気も感じないままに一瞬で終わってしまった」と振り返り、「今回は長丁場なので、幼なじみとしてどれぐらい密に時間を過ごせるかなと思っている」と、戸田さんとの共演を楽しみにしている様子。「『こういう現場ではなんて呼んだらいいのかな。戸田さんの方がいいのかな』と聞いたら、『恵梨香でいいんだよ』と言ってくれたことが、うれしくて。心がスッと入れた気がします」と笑顔を見せた。

 大島さんが演じる照子は、信楽(しがらき)で一番大きな窯元かまもと「丸熊陶業」のお嬢様。プライドが高く勝ち気な性格で、ちやほやされるわりに友達ができないというキャラクターだ。大島さんは「友達がいない役。はつらつとはしているんですけど、唯一の友達が喜美子」と説明し、「彼女(喜美子)が構いたくなるチャーミングさ、愛嬌(あいきょう)があるからこそ(二人が)一緒にいる……というところを、ちゃんと作っていければ」と意気込んだ。

 会見後に取材に応じた同作の制作統括、内田ゆきさんは、大島さんの起用について「頑張り屋で孤独だけど、愛嬌もある女の子を演じていただく人と考えたときに最初に名前が挙がった人。戸田さんと同い年というのもかなり大きな要素です」と語った。

<会見>戸田恵梨香、朝ドラで北村一輝と父娘役 顔の濃さの違いはメークでカバー?

NHK大阪放送局で行われた会見に出席した北村一輝さん(左)と戸田恵梨香さん
NHK大阪放送局で行われた会見に出席した北村一輝さん(左)と戸田恵梨香さん

 女優の戸田恵梨香さんが2月21日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われた、2019年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の出演者発表会見に出席した。戸田さんが演じる川原喜美子の父親・川原常治を、“顔が濃い”ことで知られる北村一輝さんが演じることが発表され、2人の顔の濃さの違いについて質問が飛ぶと、戸田さんは「顔の濃さについてはメークさんとご相談して進めていきたいと思っている所存です」とちゃめっ気たっぷりに語った。

 会見には北村さんら、この日発表された出演者のうち、9人が出席。冒頭のあいさつで戸田さんは自ら「みなさんの顔が濃いなと思って……。私は顔が薄いなと思うので、(喜美子が携わる)陶芸とともに顔作りもやっていきたいと思います」とコメント。北村さんは「オンエアでは僕のここらへん(眉毛のあたり)がなくなっていると思う。役作りのしがいがある。これからクランクインまでに、どれだけ似せていけるか、そこを中心に頑張っていこうかな」とジョークを飛ばしつつ、「見ている人が(顔の濃さの違いを)忘れるぐらいに(芝居を)頑張っていきたい。見ているうちに気にならなくなると思う」と意気込んでいた。

 また戸田さんは、北村さんについて「今までずっと『アニキ』って呼んでいたので『パパ』って呼ばないといけないのが不思議な気持ち。さっきお母さん(富田靖子さん)にハグをしてもらって、お父さん(北村さん)とハグをして、家族になれるんだと思うと本当にわくわくします」とコメント。笑いの絶えない和気あいあいとした会見になったことから「にぎやかだなと思っています。楽しい時間を過ごせそう」と笑顔を見せていた。

<会見>北村一輝、大島優子ら共演者発表 主演の戸田恵梨香「みなさんの顔が濃いな…」

会見に登場した連続テレビ小説「スカーレット」の出演者
会見に登場した連続テレビ小説「スカーレット」の出演者

 今秋から放送される女優の戸田恵梨香さんが主演する、2019年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の出演者が2月21日、発表された。同日、NHK大阪放送局で行われた会見には北村一輝さん、富田靖子さん、桜庭ななみさん、大島優子さんらが出席。大島さんは「現場では恵梨香を支えたい。ぶつかっていきたいと思います」と意気込みを語った。

 発表された共演者は、戸田さんが演じる主人公・川原喜美子の父、常治役の北村さん、母、マツ役の富田さん、上の妹、直子役の桜庭さん、幼なじみの熊谷照子役の大島さんのほか、下の妹、百合子役の福田麻由子さん、謎の旅人・草間宗一郎役の佐藤隆太さん、幼なじみの大野信作役の林遣都さん、川原家の隣人・大野陽子役の財前直見さん、新聞記者・庵堂ちや子役の水野美紀さん、医学生・酒田圭介役の溝端淳平さん。なお、北村さん、桜庭さん、福田さん、佐藤さん、水野さん、溝端さんは朝ドラ初出演。溝端さんは会見を欠席した。なお、戸田さんと北村さん、大島さんは、ドラマや映画で人気を博した「SPEC」で共演している。

 戸田さんは「ようやく家族に会えた。みなさんの顔が濃いなと思って……。私は顔が薄いなと思うので、陶芸とともに顔作りもやっていきたいと思います。みなさんと一緒に頑張っていきますので、よろしくお願いいたします」と共演者について語った。 

戸田恵梨香、節目の30歳で朝ドラヒロイン 「逃げ腰」だった20代を捨て「第2章のスタート」

2019年度後期のNHK連続テレビ小説のヒロインに決まった戸田恵梨香さん
2019年度後期のNHK連続テレビ小説のヒロインに決まった戸田恵梨香さん

 女優の戸田恵梨香さんが、2019年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」のヒロインに決まった。以前のインタビューで、今年8月に30歳の誕生日を迎え、これまでのキャリアをすべて「捨てた」と明かしていた戸田さんは、東京・渋谷の同局で3日に行われた会見で、「(女優として)第2章のスタートラインに立てたと実感している」と晴れやかな笑顔を見せた。

 戸田さんは20代のころは自分に「自信がなく」、朝ドラヒロインのように(撮影で)約1年間、同じ役を演じることに対して「恐怖心」を抱き、「逃げ腰」だったという。しかし、8月の“断捨離”によって「逆に1年間、同じ役を演じるってそんなぜいたくなことはないなって。一人の女性の生涯を演じることのすごさや奇跡を感じて、むしろさらに進化できるなって思いました」と告白する。

 さらに戸田さんは「撮影にいたっては大変なことはありますが、自分の進化を期待している」と話すと、「共演者やスタッフさんと一丸となって、楽しく過ごしていけたらなと思っています」と力を込めた。

チーフプロデューサーが語る 戸田恵梨香の朝ドラヒロイン起用理由 “大きな笑顔”に確信

2019年度後期のNHK連続テレビ小説のヒロインに決まった戸田恵梨香さん
2019年度後期のNHK連続テレビ小説のヒロインに決まった戸田恵梨香さん

 女優の戸田恵梨香さんが、2019年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」のヒロインに決まった。女流陶芸家の草分けとなる“究極の働き女子”川原喜美子を演じる戸田さんの起用理由について、制作統括の内田ゆきチーフプロデューサー(CP)は「強さと繊細さを兼ね備えていらっしゃるということが非常に大きな決めてになりました」と明かした。

 今回、戸田さんはオーディションではなくキャスティングによってヒロインに決まった。内田CPは「言うまでもなく美しくすてきな女性で、演技の実力やキャリアーについてはいまさら説明するまでもないと思う」とした上で、「(ヒロインが)生きていく上での、いろいろなことを描いていくのに、強さと繊細さを兼ね備えていらっしゃるということが非常に大きな決めてになりました。少女時代はありますが、妻になったり、母になったり、自分のさらに若い世代と接していくということを考えますと、人生の紆余曲折の中で、そのときどきの表情を豊かに見せていただける方ということで戸田恵梨香さんにお願いしました」と語った。

 内田CPによると戸田さんの“一本釣り”は「かなり早い段階」から考えていたことで、「いろいろな作品で本当にいろいろな表情を見せてくださっているので。先日お会いしたときも、きゃしゃな方なんですけど、笑うとぱっと笑顔が大きくて。これが“喜美ちゃん”だなって」と確信していた。

朝ドラ、2019年秋からのヒロインは戸田恵梨香 女流陶芸家の人生描く「スカーレット」

2019年度後期のNHK連続テレビ小説のヒロインに決まった戸田恵梨香さん
2019年度後期のNHK連続テレビ小説のヒロインに決まった戸田恵梨香さん

 2019年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)の制作・ヒロイン発表会見が11月3日、東京・渋谷の同局で行われ、ヒロインを戸田恵梨香さんが務めることが明らかになった。101作目となる朝ドラのタイトルは「スカーレット」で、19年9月30日スタートを予定。戸田さんは「オードリー」(2000年放送)以来、2度目の朝ドラで、1937(昭和12)年生まれの、女流陶芸家の草分けとなる“究極の働き女子”川原喜美子を演じる。

 戸田さん扮(ふん)する主人公の喜美子は1937(昭和12)年、大阪で生まれた3人姉妹の長女。9歳で滋賀県の信楽に移り、働き者の女の子として幼い頃から一家を支える。地元の信楽焼に触れて育ち、やがて男性ばかりの陶芸の世界で女流陶芸家の草分けとして歩み始める。同業の夫と結婚すると、自分の窯を持ち、独自の信楽焼を生み出そうと奮闘。2児の母となる一方で、愛情を込めて多くの弟子たちを育てていく。陶芸にかける情熱は誰にも負けないが、細かいことにこだわらない、お人よしな性格で、周囲に頼られる。

 ドラマの脚本は、映画化もされた人気ドラマ「ホタルノヒカリ」シリーズなどで知られる水橋文美江さんが担当。19年9月30日~20年3月に放送。19年4月にクランクインし、滋賀県甲賀市でのロケも予定している。

 朝ドラは現在、安藤サクラさん主演の「まんぷく」が放送中。19年4月から100作目となる広瀬すずさん主演の「なつぞら」がスタートする。