わたし、定時で帰ります。 ニュース

吉高由里子主演ドラマがギャラクシー賞 6月度月間賞受賞

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演した(左から)シシド・カフカさん、ユースケ・サンタマリアさん、向井理さん、吉高由里子さん、内田有紀さん、柄本時生さん、泉澤祐希さん(C)TBS
ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演した(左から)シシド・カフカさん、ユースケ・サンタマリアさん、向井理さん、吉高由里子さん、内田有紀さん、柄本時生さん、泉澤祐希さん(C)TBS

 今年4月期に放送された女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)が、「ギャラクシー賞 6月度月間賞」を受賞したことがこのほど、分かった。ドラマを手がけた新井順子、八尾香澄両プロデューサーは、「価値観が多様化し、働き方改革が進む時代だからこそ作れたドラマだったと思います。この作品に関わってくださったすべての方に感謝いたします。素晴らしい賞をありがとうございました」とコメントしている。

 ドラマは、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名のシリーズ小説(新潮社)が原作。吉高さん演じる「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロイン・東山結衣が、ウェブ制作会社「ネットヒーローズ」を舞台に、くせ者の“モンスター社員”が抱えるさまざまなトラブルを解決していく姿を描いた。

 “働き方改革”の波と相まって、主人公の結衣をはじめ、それぞれの登場人物に「共感する」とSNS上などで話題を集めた。また、6月19日付のニューヨーク・タイムズで番組が取り上げられるなど、海外からも日本の働き方が注目を浴びることとなった。動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、放送版、ディレクターズカット版を配信中。

 選評、プロデューサーのコメントは以下の通り。

 ◇選評

 「定時に帰る」という主人公の“正義”を振りかざすのではなく、さまざまな価値観で仕事をする人たちと折り合いをつけながら、それぞれの人にとっての働く意味を問い直していく。「働き方改革」が叫ばれる中、本質的な現代日本の労働環境の病理が鋭く描かれていた。

 ◇新井順子、八尾香澄両プロデューサーのコメント

 「働くとは何か?」 このドラマを制作する過程で何度も考えることになりました。取材を通して感じたことは、「働き方は人それぞれで正解も不正解もない」ということでした。だからこそ、登場人物が抱える問題を描く際に、否定も肯定もしないという姿勢を心がけました。結局のところ、人それぞれに幸せがあり、その人が幸せであればそれで良いのではないか?と。

 また「休むこと」の重要性も改めて感じ、その思いは主人公・東山結衣に託しました。主人公が同僚たちの悩みに向き合いながら、毎日を一生懸命生きていく。大きな事件はなくとも、それだけで十分ドラマチックになる。価値観が多様化し、働き方改革が進む時代だからこそ作れたドラマだったと思います。この作品に関わってくださったすべての方に感謝いたします。素晴らしい賞をありがとうございました。

最終回、きょう改めて放送 “結衣”吉高由里子の最後の選択は…

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の出演者 (C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の出演者 (C)TBS

 新潟県で震度6強を観測した地震に伴うニュース速報のため放送を中止した、女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)の最終回が、6月25日に改めて放送される。最終回では、吉高さん演じる主人公・結衣が仕事や恋愛で最後にどんな選択をするのかが描かれる。

 最終回は15分拡大。巧(中丸雄一さん)に「結衣ちゃんとは結婚できない……」と告げられ、結衣が途方に暮れる中、外注先の倒産で制作4部のメンバーは窮地に陥る。さらに「星印工場」から呼び出された晃太郎(向井理さん)は、契約を進める条件として、福永(ユースケ・サンタマリアさん)を案件から外すことを要求される。そのことを聞いた結衣は、ついに福永と対決するが……という展開。

(C)TBS
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地震で最終回放送中止 吉高由里子「娯楽は命あってのお話」

 女優の吉高由里子さん主演のドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)の最終回が6月18日、新潟県で震度6強を観測した地震に伴うニュース速報のため放送を中断した。番組の公式ツイッターとインスタグラムでも、「本日の『わたし、定時で帰ります。』最終回の放送は中止させて頂きます。最終回の放送に関しては、また決定次第、告知させていただきます」と発表した。

 吉高さんも放送中止を受け、ツイッターで「娯楽は命あってのお話です」とコメント。「被災地の方 どうかどうかご無事でありますように 何もなく心身共に健やかに過ごす事が出来る時まで 皆さまが前向きな明日へと心が向かう日まで待ちたいです きっと来ます 今はただ祈ります」と思いを寄せた。 

いよいよ最終回 すでに「種田ロス」の声も… 向井理演じる種田を振り返る

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する向井理さん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する向井理さん(C)TBS

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)が、18日の放送で最終回を迎える。主人公・東山結衣(吉高さん)の元婚約者で、俳優の向井理さん(37)演じる種田晃太郎は、ドラマが放送されるたび、ツイッターで「種田さん」がトレンド入りするほど話題を集めてきており、早くも「種田ロス」の声があがっている。ドラマを手がける新井順子プロデューサーは、「晃太郎の甘くなりすぎず、冷たくなりすぎずの程よいテンションがちょうどよかったと思います」と話す。「ただただカッコイイ」「キュンとする」といった声があがる種田のエピソードをまとめた。

 ◇「“かっこいい向井理”は求めていません」

 向井さん演じる種田は、かつて結衣と結婚の約束をしていたが、仕事優先の姿勢からすれ違いが続き、破談した。仕事に集中しすぎると周りが見えなくなるワーカホリック体質だが、会社内でも随一のデキる男という役どころだ。

 「ちょっと服がダサいという設定」で、Tシャツにパーカなどの服装が多いが、「爽やかな色気がすごくイイ」といった声があがっている。新井さんは、「オファーをするときに、『今回“かっこいい向井理”は求めていません』というような話をマネジャーさんにしていたので、そこはご本人も意識してくださっているかもしれません」と話す。見た目の部分では、髪形は「あえてセットせず、たまに無精ヒゲを生やしている」と明かす。

 第4話では、口にクリームをつけながらカップケーキを頬張る姿も登場し「可愛すぎ」と話題を集めた。劇中では、向井さんが“食べる”場面もたびたび登場してきたが、新井さんは「現場スタッフからも好評で、ガツガツ食べている姿は男らしい印象も出ると思いますし、そこは晃太郎の性格にも合っているので、食べているシーンは入れるようにしています」と明かす。

 ◇向井理、種田との共通点は?

 第5話では、結衣と種田が、セクハラ・パワハラ疑惑のあるクライアントに対して、一芝居打つ場面があり、SNSでは「種田さんと結衣ちゃんのナイスコンビネーション!」といった声もあがった。向井さんと吉高さんについて、新井さんは「読み合わせ、顔合わせの後の本読みの時点で、結衣との二人の空気感もすでにできあがっていた感じがあったので安心しました」と振り返る。

 これまでにさりげなく後輩をフォローする姿が幾度となく描かれてきており、「理想の上司」の呼び声が高い種田。新井さんは、「さりげない優しさが感じられる部分は、ご本人の持っている優しさや魅力からにじみ出てきていると思います。さらっとフォローしてくれたり、周りをよく見ている様子はご本人と近いのでは? と感じます」と向井さんの印象を話す。

 吉高さんも、向井さんについて、「一緒にやっていて安心するというか、ちょっと頼り過ぎちゃったかなというところもある」と話す。「初めてお会いするし、ゼロからスタートだったんですけど、どしっと構えてくれて、堂々としていて。あまり緊張しないタイプみたいで、緊張がうつるということがまずない」と明かしながら、「冷静そうに見えて、実は熱いものがある人だったりして面白いです。すごくいろんな引き出しを持っている人」と語る。

 ◇最終回で、結衣と種田の関係は…

 第7話では、酔っ払った種田が「(結衣を)今でも好きですよ」と言い、結衣から「ほんと、何言ってるの? 酔ってるよね? 何杯飲んだか覚えてる?」と聞かれると、「えーっと……分かんない」と言いながら、その場に倒れ込み、寝てしまうという展開で、向井さんは寝顔も披露。第8話では、巧(中丸雄一さん)とけんかをして、行きつけの中華料理店で酔い潰れてしまった結衣を、おんぶして会社まで連れて行き、ソファに寝かせる場面があった。ソファで寝ている結衣に触れようとした種田が手を引っ込める描写もあった。

 第9話のラストシーンは、巧が結衣に「結衣ちゃんとは結婚できない」と伝える場面で終了。新井さんとともにドラマを手がけた八尾香澄プロデューサーは、「仕事においても結衣のプライベートにおいても、きちんと最後まで描いたつもりなので、満足はしていただけるかと思います」と話す。結衣の決断を見守りたい。

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最終回のあらすじ 吉高由里子、ついにユースケ・サンタマリアと対決 中丸雄一、向井理との関係の行方は!?

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の最終回の1シーン(C)TBS
ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の最終回の1シーン(C)TBS

 女優の吉高由里子さん主演のドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)の最終回となる第10話が6月18日に放送される。巧(中丸雄一さん)に「結衣ちゃんとは結婚できない……」と告げられ、途方に暮れる結衣(吉高さん)。そんな中、外注先が倒産して制作4部のメンバーは窮地に陥り……。

 さらに「星印工場」から呼び出された晃太郎(向井理さん)は、契約を進める条件として、福永(ユースケ・サンタマリアさん)を案件から外すことを要求される。そのことを聞いた結衣は、ついに福永と対決するが……。そして、巧との関係、晃太郎との恋の行方は!?

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<インタビュー>吉高由里子 休養を経て、見えてきたもの 「全部幸せにつながっている」

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」で主演を務める女優の吉高由里子さん(C)TBS
ドラマ「わたし、定時で帰ります。」で主演を務める女優の吉高由里子さん(C)TBS

 「そのときは(女優業を)やめようかなぁとか悩んでいたことがあったんですけど、『いやいや、やめてあなた何するの? とりあえず一年間、休んでおいで』って事務所の人が言ってくれて。そう言ってくれる人と出会えているということは、ここにいていいんだって思ったし、私はほんとに運がよかったなと思いました」。

 18日に最終回を迎えるドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)で、主人公・東山結衣を演じてきた女優の吉高由里子さん(30)。第8話では、いったん仕事を休み、家族と過ごす決断をした賤ケ岳(内田有紀さん)に対し、「先輩がどっちを選んでも、私は先輩を応援します」とエールを送っていたが、吉高さん自身もしばらく休んでいた経験があるという。吉高さんに、休養を経て感じたことや、ドラマの最終回について聞いた。

 ◇女優業「こんなに続いているとは…」

 吉高さんは、1988年7月22日生まれ。主演映画「蛇にピアス」(2008年)で、日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の映画賞を受賞した。その後も数々の作品に出演し、2014年にはNHK連続テレビ小説「花子とアン」に主演。女優としてのキャリアを着実に重ねてきたが、「花子とアン」を終えた26~27歳の頃、映像作品から距離を置いて充電期間を過ごした。

 「もともと(女優業を)ものすごくやりたくて始めたわけじゃないので、いいのかなとか思っていたりとか、自分の声とか顔とかお芝居にコンプレックスを持っていたりした」と告白する吉高さん。「美丘-君がいた日々-」(日本テレビ系・2010年放送)、「花子とアン」など、女優としての転機もあったが、「こんなに続いているとは正直思わなかったですね」と率直な思いを語る。

 休養中は海外旅行などをし、「すごく充電させてもらった」といい、心境の変化があった様子。「一般の就職活動をして会社に入ったとしても、産休でも育休でもないのに、待っていてくれる会社ないなと思って、すごく恵まれているんだなと思って、『ごめんなさい、ここしかないですー』と言って戻ってきました」と振り返る。

 ◇「戻ってきていいよ」と言ってもらえて

 「わたし、定時で帰ります。」を手がける新井順子プロデューサーは、「(吉高さんは)しばらく休養していた期間があって、それでも『戻ってきていいよ』って言われてものすごくうれしかったと言っていた。だから今の事務所にいる。戻れる場所があるっていうのはいいこと」と話す。

 吉高さん自身も、「その(待っていてもらった)環境があったから、今、『やっぱ仕事しよう』って気持ちにもなるし、人との出会いとか、仕事との出会いとか、それで得たものとか、アウトプットしたものとかも全部自分の中で幸せにつながっていて」と話す。

 ◇“終わる寂しさ”に感じる充実感

 ドラマ放送前の4月、撮影の合間に取材に応じてくれた吉高さんは、「せっかく家族よりも友達よりも恋人よりも長くいる(撮影現場)。みんな一生懸命になりながら過ごす期間が終わる頃には、終わるのが寂しいという感覚がすてきだなと思っていて。このドラマも寂しいねって終わるのがうれしいなと思っています」と話していた。

 その後も何度か撮影現場を取材させてもらったが、撮影現場での心構えを「自分が一番楽しもうという気持ちは常にありますね」と話していた通り、共演者やスタッフと楽しそうにしている吉高さんの姿が印象的だった。

 今回、最終回の放送前に、改めてインタビューさせてもらい、今の心境を聞いてみると、「もう終わっちゃうんだという気持ちがある。今日なんて特に、ほぼみんな(クランク)アップなので、すごい寂しい気持ちの方が大きくって……」と明かし、「みんな和気あいあいと楽しく、一緒にやっていてすごく楽しかった」と充実の表情だった。

 ◇最終回は「前向きな終わり方」

 最終回では、婚約者・諏訪巧(中丸雄一さん)、“元婚約者”晃太郎(向井理さん)との関係や恋の行方も描かれる。そして、結衣が最後に選ぶ、新時代の働き方とは……。新井さんは、「この番組は、正解はこうですっていうのはないから、自問自答していただくのがいいのではないかと。自分はなんのために働いているのかと考えて、楽しく生きてほしい」と話す。

 吉高さんも、「すごく軽やかな気持ちになるような、ポジティブで前向きな終わり方じゃないかなと感じました。ドラマを見て気持ちが楽になってくれる人がいてくれたりとか、そう思うようになった人が増えていたらうれしいな。やりがいにつながりますよね」と話す。

 女優としての今後を、「今ある人たちの環境の中で、たくさん(出演作を)残していけたらいいなと思います」と語った吉高さん。「残す」喜びと「終わる寂しさ」から来る充実感。現場での横顔はそんな幸せをかみしめているように見えた。

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吉高由里子「わたし、定時で帰ります。」がオールアップ 向井理がサプライズ登場で花束

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する吉高由里子さん(左)とユースケ・サンタマリアさん (C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する吉高由里子さん(左)とユースケ・サンタマリアさん (C)TBS

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)がこのほど、オールアップを迎えた“残業ゼロ! 定時で帰る!”がモットーの東山結衣を演じた吉高さん最後の撮影は、ブラック上司・福永清次を演じたユースケ・サンタマリアさんと一緒のシーン。同僚であり結衣の元婚約者の種田晃太郎を演じた向井理さんがサプライズ登場し、花束を渡して現場を盛り上げた。

 吉高さんは「本当に4カ月お疲れ様でした。『わたし、定時で帰ります。』の撮影が日常の一部だったので、明日からなくなるのは実感がまだなくて変な気持ちですが、皆さんと一緒に4カ月間過ごせて幸せでした。またご一緒できる日を楽しみにがんばります。また会いましょう! ありがとうございました!」とあいさつした。

 最終回は6月18日午後10時から、15分拡大で放送。

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中丸雄一「わた定」で見せるアドリブも魅力 向井理と「いい対比に」

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の最終回で、中丸雄一さん演じる巧との関係はどうなるのか…(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の最終回で、中丸雄一さん演じる巧との関係はどうなるのか…(C)TBS

 ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)で、吉高由里子さん演じる主人公・東山結衣の婚約者・諏訪巧役を務める「KAT-TUN」の中丸雄一さん。11日放送の第9話のラストシーンでは、巧が結衣に「結衣ちゃんとは結婚できない」と伝える場面で終了し、話題を集めた。いよいよ次回が最終回。巧のほか、向井理さん演じる結衣の元婚約者・種田晃太郎と結衣との関係も気になるところだが、ドラマを手がける八尾香澄プロデューサーは、中丸さんについて「(向井さんと)いい対比になったなと思っています」と話す。中丸さんの起用理由や魅力を聞いた。

 中丸さんは、1983年9月4日生まれ、東京都出身。O型。2009年に「RESCUE~特別高度救助隊」で連ドラ初主演。「変身インタビュアーの憂鬱」(TBS系・2013年)、「マッサージ探偵ジョー」(テレビ東京系・2017年)で主演したほか、さまざまな作品に出演。情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)にもレギュラー出演しているほか、ソロアクトライブのセルフプロデュースや舞台出演など幅広く活躍している。

 ◇向井理演じる種田との「対比」

 ドラマで、中丸さん演じる巧は、結衣が務める「ネットヒーローズ」のライバル会社「ベイシック・オン」に勤務。アウトドアが趣味で、料理をしたり、遠出をしたり、仕事よりもプライベートな時間を大切にしている。家庭的で、結衣にとって理想的な相手だ。

 一方、向井さん演じる種田は、かつて結衣と結婚の約束をしていたが、仕事優先の姿勢からすれ違いが続き、破談した。仕事に集中しすぎると周りが見えなくなるワーカホリック体質だが、会社内でも随一のデキる男という役どころだ。

 種田と対照的な巧役に、中丸さんを起用した理由について、八尾さんとともにドラマを手がける新井順子プロデューサーは、「向井さんとの対比」と明かし、「顔のタイプが全然違う」と話す。八尾さんは、「当初イメージしていた巧のキャラクターは、スマートで何でもそつなくこなす隙のない男性だったのですが、結果的に中丸さんが演じたことによって、そこに優しさとどこか少し抜けた柔らかさが加わって、見ていてほっこりするカップルになりました」と手応えを感じている様子。さらに、「結衣ちゃんと巧のアドリブの部分が面白くて」と続ける。

 ◇第7話の「強い~!」はアドリブ

 撮影現場では、撮影するシーンのセリフが終わった後も、カットがかかるまでは、役者たちの演技が続けられている。八尾さんは、「そこで出てくる(中丸さんの)アドリブがほっこりするんですよ。アスレチックをやってるときのリアクションとか、ずっと見ていたくなるアドリブの会話劇など、中丸さんワールドが全開でした」と表現。新井さんも、「吉高さんと中丸さんの2人だからこそできるアドリブ合戦になっていて、結構本編でも使われています」と中丸さんと吉高さんについて話す。

 第7話には、吉高さんが中丸さんの鼻を押し「1ポイント」と話すと、中丸さんが「強い~!」と笑う場面が登場。じつはこれは「本番で突然登場したアドリブ」だったといい、新井さんは「よく見ると、一瞬間がある。どう返そうって(笑い)」と明かしつつ、撮影現場は「大爆笑だった」と振り返る。

 八尾さんによると、後日、このシーンの話をしたときに、中丸さん自身は「あのリアクション合ってましたか?」と不安に思っていたといい、「多分合ってたんじゃない?」などと笑い話もしたという。

 ◇中丸×吉高の“イチャイチャ”に「可愛い」の声

 中丸さんと吉高さんが繰り広げる“イチャイチャ”に、SNSでは「いちゃいちゃかわいかったなあ」「巧くんと結衣ちゃんのアドリブいちゃいちゃずーっと見ていたい」といった声もあがっている。

 今回が初共演となった吉高さんについて、中丸さんは「結衣のイメージにぴったりだなと感じています。一緒のシーンが多くなると思うので、空き時間にも自然に会話をして良い雰囲気でお芝居をしていければと思います」と話していた。

 一方、吉高さんは、中丸さんについて「本当にいい人」と表現し、「振ったらなんでもやってくれるし、性格がいいんだろうな」と話す。また、「緊張したり、ドギマギしたりするのが巧役の中丸さんに合っていて。でも人がいいから応えようと(アドリブなどを)出してきてくれる」と話す。生放送の情報番組にも出演する中丸さんだからこそ表現できた当意即妙の返しや、どこか自然体の空気感も、ドラマに彩りを与えてきたのではないだろうか。

 そんな中丸さん演じる巧だが、第9話で「結衣ちゃんとは結婚できない……」と告げ、結衣が途方に暮れるところで終わった。最終回直前でリセットがかかった恋愛相関図。結衣が選ぶのは、巧なのか、“元婚約者”種田なのか、それとも……。最後まで見届けたい。

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<特集>向井理「わた定」種田役に「ハマリ役」の声 役者としての魅力は

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する向井理さん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する向井理さん(C)TBS

 ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)で、主人公・東山結衣(吉高由里子さん)の元婚約者・種田晃太郎を演じている俳優の向井理さん(37)。ドラマが放送されるたび、ツイッターでは「種田さん」がトレンド入りするほど話題を集め、SNSでは「最高のハマリ役」の声があがるなど、視聴者の心をつかんでいる。映画「GIRL」(2012年)に続き、向井さんとは2度目のタッグとなった八尾香澄プロデューサーは、「(種田役に)本当にハマったなと思います。ここまで盛り上がるとは思っていなかったのですごいなと思う」と大喜び。向井さんの俳優としての魅力はどこにあるのだろう。

 ◇「“かっこよくない”向井理を見たい」

 向井さんは、1982年2月7日生まれ、神奈川県出身。テレビドラマ「のだめカンタービレ」(フジテレビ系・2006年)で注目を集め、数々の作品に主演。NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ゲゲゲの女房」(2010年)では、マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、故・水木しげるさんを演じ、話題となった。

 “爽やかなイケメン俳優”といったイメージが強かった向井さんだが、近年では役の幅が広がっている。ドラマ「きみが心に棲(す)みついた」(TBS系・2018年)では、吉岡里帆さん演じる“キョドコ”が自分から離れようとすると、あらゆる手を使って支配しようとする星名漣役を演じ、向井さん自身「今まであまりやったことがないような、ハードな悪役」と話すなど、新境地を開拓した。

 八尾プロデューサーとともに「わたし、定時で帰ります。」を手がける新井順子プロデューサーは、向井さんの起用理由について、「向井さんはかっこいい役が多いので、そうじゃない向井さんを見たかった」と話す。

 ◇“萌え”演出に「照れている」

 新井さんは、「……とは言っても、向井さんがかっこよくないというのは無理なので(笑い)、本人がかっこつけていないというか、スーツをばっちり着ていないとか、普通に笑ったりする役はどうなのかなと思った」と明かす。

 向井さん演じる種田は、結衣の元婚約者で、仕事に集中しすぎると周りが見えなくなるワーカホリック体質だが、会社内でも随一のデキる男で、後輩のフォローは欠かさず、チームメンバーからの信頼も厚いという役どころ。

 「ちょっと服がダサいという設定」で、Tシャツにパーカなどの服装が多いが、SNSでは「爽やかな色気がすごくイイ」といった声があがっている。また、劇中では、寝顔やおんぶする姿、口にクリームをつけながらカップケーキを頬張る姿、少し袖が長くて半分手が隠れるのが可愛い“萌え袖”などを披露している。

 こういった“萌えポイント”には、監督やプロデューサーのアイデアをもとに、追加された演出もあるという。現場での向井さんの様子について、八尾さんは「多少照れているところがある」と明かす。そうした「照れ」も手伝ってか、SNSでは「毎週種田さんにトキメキまくり」などの声があがっており、演出はバッチリはまったようだ。

 ◇俳優としての魅力は

 主演含め数々の作品に出演してきた向井さん。そんな向井さんの「GIRL」出演時の印象を振り返ってもらうと、八尾さんは「昔から落ち着いている」と述懐。「ちゃんとスタッフとも、俳優同士でも、監督とも、プロデューサーともコミュニケーションを取りながら、一緒に役を作ってくださる方」と表現する。

 「ゲゲゲの女房」では、規格外の独特のルールで生きているところがあり、好きなことだけに熱中する役どころだったが、八尾さんは「やっている役は広がっているので、それこそ『ゲゲゲの女房』の役の感じとかが今回の役に生きているんじゃないかという気がしている」と話す。

 一方、新井さんは「“ニュアンスの芝居”が絶妙ですよね。(本当は)こう思っているんだけど、言葉にしない。そういう寂しげな顔をするとか……」と向井さんの魅力を語る。第7話では、酔っ払って、結衣に「いまでも好きです」と言ったことを覚えていなかった種田が、王丹(江口のりこさん)からすべてを教えてもらった後の結衣とのシーンが描かれたが、「エレベーターで、(好きと言ってしまったことを)言おうとするけど言えなくて、ちょっと遠回しにフォローする。でも、エレベーターが来ちゃったからそれ以上続けられなくて、『じゃあ、おつかれ』って去って行く雰囲気など」と話す。

 また、第8話では、偶然、上海飯店で酔っ払ってしまった結衣に出会った種田が、結衣をおんぶで会社まで連れて行き、ソファに寝かせる場面があった。結衣に触れようとして、手を引っ込めるシーンもあったが、新井さんは「いい表情しますよね」と話す。そうした向井さんの口に出さないニュアンスの芝居が視聴者のハートをつかんでいるのだろう。

 6月11日放送の第9話では、いよいよ最終章に突入。福永(ユースケ・サンタマリアさん)から突然会議室に呼び出された結衣が、“種田が自分の会社を辞めた本当の理由”を聞かされる。そして、チーフとして定時には帰らず、残業するよう提案される……。果たして種田はどう絡んでいくのか、最後まで目が離せない。

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<特集>我が家・坪倉 俳優オファー相次ぐ理由 「アンナチュ」「わた定」Pに聞く

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演するお笑いトリオ「我が家」の坪倉由幸さん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演するお笑いトリオ「我が家」の坪倉由幸さん(C)TBS

 お笑いトリオ「我が家」の坪倉由幸さんのドラマ起用が続いている。「アンナチュラル」「下町ロケット」(ともにTBS系)で存在感を発揮し、今クールでは、吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(同局系、火曜午後10時)で、内田有紀さん演じるワーキングマザーの優しい夫を演じているほか、原田知世さんと田中圭さんがダブル主演する連続ドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系、日曜午後10時半)にも出演と、ついに連ドラを“掛け持ち”。SNSでは「坪倉がいい脇役なんだよな」といった声も上がっている。「アンナチュラル」「わたし、定時で帰ります。」で坪倉さんを起用した新井順子プロデューサーに、坪倉さんの俳優としての魅力を聞いた。

 ◇「アンナチュラル」で、過労死した父親を好演

 坪倉さんは、1977年9月9日生まれ、神奈川県出身。2003年に、坪倉さん、杉山裕之さん、谷田部俊さんによるお笑いトリオ「我が家」を結成。ボケとツッコミを順番に入れ替える「ローテーション漫才」などのコントで人気を博した。

 新井さんは、「最初に坪倉さんを知ったのは、『天皇の料理番』(TBS系、2015年)に出演されているときに『このお芝居のお上手な人は誰だろう!』と気になって調べたのがきっかけでした」と振り返る。「アンナチュラル」で初めて父親役を演じた坪倉さんの印象については、「優しく温かな雰囲気の父親役が印象的で、今回キャスティングをしているときにすぐに顔が浮かび、オファーしました」と明かす。

 「アンナチュラル」の第4話では、過労からくるバイク事故によって、妻と子供を残して命を落とした製菓工場の従業員を演じた坪倉さん。SNSでは、「私の中で坪倉さんはいつまでもアンナチュラル第4話の過労で事故死しちゃったお父さんなんだよなぁ」といった声がいまだに上がるなど、視聴者に強烈な印象を残している。

 ◇役者としての魅力は「受けの芝居」

 過労で命を落とした「アンナチュラル」から一転、今回の「わたし、定時で帰ります。」で、坪倉さんは、内田有紀さん演じる賤ケ岳八重(しずがたけ・やえ)の優しい夫・陽介として、育休から職場復帰する妻に代わり、育休を取って、双子の育児に奮闘しているという役どころだ。第2話では、双子の赤ちゃんをおんぶと抱っこで同時にあやす一幕もあった。

 初共演となる内田さんについて、坪倉さんは「正直、内田さんが奥さんというのは、ドキドキしています(笑い)」とコメントしていたが、新井さんによると、内田さんとの相性が「本当によかった」という。

 新井さんは、「内田さんにバラエティー(『櫻井・有吉THE夜会』)に出演していただいた際も、『坪倉さんがいると心強い』とご指名があったくらい。初対面の日から意気投合していて、安心しました」と明かす。「今回も、監督がそんなに演出を付けなくても、すっとお二人で雰囲気を作り上げてくださいましたね。8話の賤ケ岳家のシーンは必見です」と力を込める。

 そんな坪倉さんの“役者”としての魅力について、新井さんは「特にセリフがないときの受けのお芝居がナチュラルで、ぐっとくる雰囲気を醸し出してくださるのが魅力です。逆にどうやってあの雰囲気を出しているのか聞きたいです(笑い)」と太鼓判。さらに、「実は、『アンナチュラル』のときには、ほとんど回想シーンでの出演でセリフは少なかったんです。でも、今回しっかりセリフもあるお芝居をしていただきましたが、本当にすてきな陽介さんを演じてくださり、感激しました」と続ける。ボケ、ツッコミと役割が固定されることが多い1対1のコンビとはひと味違い、3人の微妙な役割バランスが要求されるトリオの芸風も奏功しているのかもしれない。

 ◇第8話は“夫婦愛”に注目

 4日放送の第8話は、第2話に続き、内田さん演じる賤ケ岳を中心に描かれる。福永(ユースケ・サンタマリアさん)の昔のクライアントで、赤字必至な「星印」の案件が、なぜか厳しい社内審査を通ってしまう。ディレクターには、賤ケ岳が任命され、残業を免れない厳しい予算とスケジュールの中、メンバーは作業を進める。そんな中、陽介(坪倉さん)から「おふくろが倒れた……」と連絡が入り、陽介は一人で熊本に帰省することに。東京に残り、一人で双子育児に仕事に奮闘する賤ケ岳だったが……と展開する。

 部下たちから反対の声が上がる中、赤字必至な案件を通そうと根回ししていた福永が、どんな動きをしていくのか。また、吉高さん演じる東山結衣の“婚約者”諏訪巧(中丸雄一さん)と、“元婚約者”種田晃太郎(向井理さん)の三角関係の行方も気になるところ。新井さんは、「結衣と巧と晃太郎の関係も大きく動きますので、そちらもお楽しみにしていてください。“種田不足”の皆さん必見です!(笑い)。福永さんのブラック化がどんどん進んでいきますので、諸々盛りだくさんな第8話、ぜひご覧ください」と語っている。

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<特集>ユースケ・サンタマリア デビュー25年、進化続く 「わたし、定時で帰ります。」でブラック上司を好演

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する俳優のユースケ・サンタマリアさん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する俳優のユースケ・サンタマリアさん(C)TBS

 ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)で、吉高由里子さん演じる主人公のブラック上司・福永を演じるユースケ・サンタマリアさん(48)。これまでにもじわりじわりと“ブラック感”を出してきた福永だが、5月28日放送の第7話では、部下たちから反対の声が上がる中、赤字必至な案件を通そうと根回しする場面などがあり、SNSでは「ユースケサンタマリアにイラつきまくるから、ユースケの演技はすごい」「素に見えるから余計怖い」といった高い演技力を賞賛する声が並んだ。今年デビュー25周年、マルチな才能で幅広く活躍するユースケさんに今の思いを聞いた。

 ◇デビュー25周年 「概ね満足」

 4月に「まんたんウェブ」が取材したユースケさんのインタビュー記事が掲載されると、「昔は平成の適当男なんて言われてたけど、今は俳優、司会者としての地位を確立したし、バラエティーで振られてもしっかり返すし、変わらないようで進化している」「最初はキワモノのミュージシャンと思ってたけど、今は確固たる地位を築いているよね。スゴイ」といった声が上がり、ユースケさんの“進化”が注目された。

 今年デビュー25周年のユースケさんに、デビュー当時について聞いてみると、「21、22(歳)ぐらいからやっていたというのは覚えていて。こんなに長いことやるとは、そのときは思っていなかった」と振り返る。「びっくりするくらい(内面が)変わっていない」といい、変わらない点を聞くと「好きなタイプのギャルとか……(笑い)」と笑わせつつ、「変わらないことがいいことでもあると思っているし、なんでもっといろんなことを得なかったんだろうとか後悔もあるし。でも、概ね満足しています」と話す。

 ◇夜中の現場で「謎の多幸感」

 テレビ番組の司会としても、トータス松本さんと共にVJを務めた1995~97年放送の「夕陽のドラゴン」(スペースシャワーTV)をはじめ、人気番組「『ぷっ』すま」(テレビ朝日系)、「平成教育学院」(フジテレビ系)シリーズ、「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝」(テレビ東京)などに出演し、長年にわたり活躍してきた。

 俳優業では、「(自分とは)違う役名だから、俺の人間性なんて関係ない」というユースケさんだが、司会業では「どうしても自分のパーソナリティーを出さざるを得ない」と話す。さらに「もともと変な名前でやっているから、(司会業でも)その名前の人間に軽く変身してやっているんですよ」と明かし、俳優業と司会業の向き合い方については「スタッフも現場の雰囲気も違うから、勝手に切り替わります」と説明する。

 「(俳優業では)夜中、訳分かんないシーンを撮っていて、血のりかなんかついて待っていて。『俺、何やってんだろう』って思うのと同時に、『なんか俺、幸せかも』って。ちょっと浮世離れした非現実的な仕事をしている感覚になるときが、謎の多幸感がありますね」と告白。司会業では「本当に面白くてしゃべっているときが多いから、こんなのテレビに映していいのかなとか、ギャラもらっていいのかなとか思いながらやっています」と率直に語る。

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 ◇ブラック上司に「怖い」の声 今後の展開は…

 ドラマは、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社刊)が原作。吉高さん演じる「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロイン・東山結衣が、ウェブ制作会社を舞台に、くせ者の“モンスター社員”が抱えるさまざまなトラブルを解決していく姿を描いており、ユースケさんは、“ブラック上司”として、職場の面々を振り回す福永清次役を務めている。

 双子を出産し、夫が育休を取得し、早々に職場復帰する賤ケ岳八重(内田有紀さん)については、「男の育休許す上司ってどうなんだろうね。会社のお荷物なのかな、ご主人。あ、もしかして失業したとか。でなきゃなんであんな張り切っているの? 赤ちゃんが可愛くないのかな」と話したこともあった。種田晃太郎(向井理さん)の独立話にくぎを刺すような動きも見せるなど、“ブラック”な一面を見せてきた。

 SNSでは、「ユースケ・サンタマリア、無意識にモラハラをやっちゃう系の上司を完璧に演じてる」「嫌な上司感がすごい」「目が笑ってなくて超こわい」「不気味な圧がうまい」などと話題となっている。

 ドラマを手がける新井順子プロデューサーは、役者としてのユースケさんの印象について、「暗いのもできるし、明るいのもできる。幅広いですよね」と話す。第7話のラストでは、「地獄」の文字と、鍋がぐつぐつと煮える映像、ユースケさんの笑顔が意味深に映し出されていた。新井Pによると、「主人公に立ちはだかる壁となる人」で「最大の敵」になるという福永。今後もどんな顔を見せてくれるのか期待したい。

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TKO木下が追加キャストに 吉高由里子と再共演「うれしかった」

女優の吉高由里子さん(左)の主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の第7話から出演するお笑いコンビ「TKO」の木下隆行さん(右)(C)TBS
女優の吉高由里子さん(左)の主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の第7話から出演するお笑いコンビ「TKO」の木下隆行さん(右)(C)TBS

 お笑いコンビ「TKO」の木下隆行さんが、女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)の追加キャストとして、第7話から出演する。木下さんは、吉高さん演じる主人公・東山結衣の新人時代の上司で、“管理の鬼”と呼ばれる管理部の社員・石黒良久役を担当する。木下さんは、「7話から登場させていただきますが、現場の雰囲気も温かく、天気も暖かく、何より座長の吉高さんがいつも温かく僕をいじってくださるので、7話からとは思えないくらいすんなり溶け込めました」とコメントしている。

 木下さん演じる石黒は、結衣たちが務める「ネットヒーローズ」の灰原社長の大学時代の後輩で、創業メンバーの一人という設定。結衣の新人時代の上司で、晃太郎(向井理さん)をヘッドハンティングした“管理の鬼”と呼ばれる管理部の社員。仕事での無理がたたって体を壊した過去があり、今は健康志向で、野菜ジュース好きで、スカジャンがトレードマークという役どころだ。

 2018年放送の吉高さん主演の連続ドラマ「正義のセ」(日本テレビ系)などで吉高さんと共演した木下さんは、「吉高さんとは以前ドラマでご一緒させていただいたり、プライベートでもひょんな場所で遭遇していたり、不思議なご縁を感じているので、また共演できてうれしかったです」と喜んだ。

 「自分の娘が今年から社会人になって、SNSとかで『つらい』『辞めたい』と漏らしているのを見ていたのですが、その娘が今一番好きというドラマがこの作品だったんです」と明かした木下さんは、「娘は僕が出演することは知らないので、いいサプライズになるかなと思います」と話している。

 ドラマについては、「今の時代を投影する旬なドラマだと思います。僕も娘とタイミングを合わせてOAを見られたらと思いますので、ぜひ皆さんも親子や先輩後輩など世代を超えて楽しんでいただきたいです」とアピールしている。

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<SNS反響>向井理の告白に大反響 「きゅんきゅん」 トレンド入りも

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する俳優の向井理さん(左)と吉高由里子さん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する俳優の向井理さん(左)と吉高由里子さん(C)TBS

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)の第6話が5月21日に放送された。吉高さん演じる主人公・東山結衣に対して、向井理さん演じる元婚約者・種田晃太郎が告白する場面があり、SNSでは「向井理にズッキューン」「向井理がかっこよすぎ」「きゅんきゅんした」などの声が上がった。

 第6話は、巧(中丸雄一さん)を連れて上海飯店に行き、王丹(江口のりこさん)らに結婚の報告をした結衣。そこに、偶然、種田がやってくる。独立話を断った種田に、巧が「(独立話を)蹴った理由って何なんですか? まさか、結衣ちゃんだったりして……。冗談ですよ。さすがにまだ結衣ちゃんのこと好きなんてありえないですよね?」と聞くと、種田は「いや、好きですよ。いまでも好きです」と告白する……という展開だった。

 ツイッターでは、「種田さん」などがトレンド入りするなど盛り上がりを見せ、「種田さん『好きです』って巧くんの前で言っちゃうんだ!?ってドキドキハラハラ」「あんな告白されたい」といった声のほか、「巧と種田さんとの板挟み、うらやましいぞ主人公」「吉高由里子になりたすぎる」といった声もあった。

吉高由里子にライバル出現!? 謎の女性に清水くるみ

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する女優の清水くるみさん(C)TBS
ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する女優の清水くるみさん(C)TBS

 女優の清水くるみさんが、女優の吉高由里子さんの主演連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)に出演することが5月7日、分かった。4月30日に放送された第3話の最後に、吉高さん演じる結衣の婚約者・巧(中丸雄一さん)のSNSに謎の女性が登場しており、清水さんはその謎の女性、桜宮彩奈を演じる。

 「わたし、定時で帰ります。」は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名シリーズ小説(新潮社)が原作。「残業ゼロ」「定時で帰る」がモットーのワーキングガール・東山結衣が、くせ者のモンスター社員の抱えるさまざまなトラブルを解決していく物語。

 清水さん演じる桜宮彩奈は、ネットヒーローズ制作4部のメンバーがコンペに勝利し受託した新規案件を手伝う、派遣のウェブデザイナーという役どころ。5月7日放送の第4話の予告動画では、柄本時生さん演じる吾妻が、桜宮のことが気になっている様子が描かれており、制作4部のメンバーや結衣とどう関わっていくのか注目だ。

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<SNS反響>向井理のフットサル姿に「最高にイケメン」の声

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する俳優の向井理さん(左)と吉高由里子さん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する俳優の向井理さん(左)と吉高由里子さん(C)TBS

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)の第3話が4月30日に放送された。俳優の向井理さん演じる種田晃太郎が、元婚約者・結衣(吉高さん)とフットサルをする場面があり、SNSでは「フットサルやってる向井理カッコ良すぎ」「最高にイケメンだった」「男前すぎ」の声が飛び交った。

 「わたし、定時で帰ります。」は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名シリーズ小説(新潮社)が原作。「残業ゼロ」「定時で帰る」がモットーのワーキングガール・東山結衣が、くせ者のモンスター社員の抱えるさまざまなトラブルを解決していく物語。

 第3話では、晃太郎から「(フットサルチームに)女子が一人足りなくてさ……」と一緒にフットサルをすることをお願いされた結衣が、初めてフットサルをする様子が描かれた。スポーツウエア姿の向井さんがシュートする場面もあった。

 ドラマの公式サイトには、フットサルシーンの撮影レポートが掲載されており、「サッカー経験者の向井さんは、リハーサルの段階から俊敏な動きを見せ、スタッフをうならせた」とつづられていたが、SNSでは「フットサルをやる向井理男前すぎ」といった声があがった。

 また、同話では、口癖のように「辞めようかな……」と言う新入社員・来栖(泉澤祐希さん)を中心にストーリーが展開したが、晃太郎の後輩に対する振る舞いに、「種田さんめちゃくちゃいい上司だな…」「種田さんて、ささいな言動がイケメンだな…」「向井理さんが上司だといいなぁ」といった声もあった。

第2話視聴率、初回から0.9ポイント上昇 「はじこい」「中学聖日記」に続き右肩上がり

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」で主演を務める吉高由里子さん
ドラマ「わたし、定時で帰ります。」で主演を務める吉高由里子さん

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)の第2話が4月23日に放送され、平均視聴率は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と第1話の9.5%から0.9ポイント上昇した。同枠では、1月期に放送された深田恭子さん主演の「初めて恋をした日に読む話(はじこい)」、昨年10月期の有村架純さん主演の「中学聖日記」のいずれも第2話で視聴率を上げており、今回で3作品連続の右肩上がりとなった。

 「はじこい」は初回が8.6%で、第2話が9.0%だった。「中学聖日記」は初回が6.0%で、第2話が6.5%だった。TBS関係者によると、同枠は若い女性層の視聴が多いが、今作では「働く男性の支持も集めている」という。

 第2話は、結衣(吉高さん)の先輩であり、新人時代の教育係で、双子を出産、育休をとっていた賤ケ岳八重(内田有紀さん)が職場復帰。復帰早々、張り切り過ぎている賤ケ岳の様子に、結衣をはじめ周りの社員は動揺を隠せず……という展開だった。

<インタビュー>内田有紀 女優デビューから27年 演じることは「幸せなこと」 30代後半からの変化明かす

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する内田有紀さん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する内田有紀さん(C)TBS

 「演じることは幸せなこと」と話すのは、女優の内田有紀さん(43)。1992年、テレビドラマ「その時、ハートは盗まれた」で女優デビューしてから27年。数々の役を演じてきた内田さんは、「30代の後半くらい」から仕事への向き合い方の変化を感じているという。放送中のドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)では、仕事に生きるスーパーワーキングマザーを演じている内田さんに、役との向き合い方や、仕事論について聞いた。

 ◇職場復帰後、張り切り過ぎる賤ケ岳役 「同じように息切れ」

 「わたし、定時で帰ります。」は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名シリーズ小説(新潮社)が原作。「残業ゼロ」「定時で帰る」がモットーのワーキングガール・東山結衣(吉高さん)が、くせ者のモンスター社員の抱えるさまざまなトラブルを解決していく物語。内田さんが演じるのは、結衣の職場の先輩で、新人時代の教育係だった賤ケ岳八重(しずがたけ・やえ)。産休を取り、双子を出産するが、早々に職場復帰する……という役どころだ。賤ケ岳に代わり、育休を取って双子の育児に奮闘する優しい夫役をお笑いトリオ「我が家」の坪倉由幸さんが務める。

 賤ケ岳の印象について、「底抜けに明るい人だなという印象。裏表がなくて非常にわかりやすい」と話した内田さん。第2話では、職場復帰し、張り切り過ぎている賤ケ岳が、子育てと仕事を両立させようと葛藤する様子が描かれるが、「(賤ケ岳は)一生懸命になり過ぎて疲れてしまうから、演じている自分も賤ケ岳さんと同じように息切れしている感じがあった。賤ケ岳さんの気持ちはすごくわかる」と話す。

 私生活でも、賤ケ岳に影響を受けている部分があるようで、「もしかしたら引っ張られている気はします。明るい方向に(笑い)」と話す。役に影響を受けることは、「若い頃からすごくあった」といい、「どっぷりと役になっちゃってる、みたいなことは全くないですけど、『(今)演じている役があるから、私、今こうなのかな』という思考回路はあったりします」と告白。「それもいとおしく思うし、そんな自分が真面目だな」と笑った内田さんは、「若い頃は、オンオフ(の切り替え)が大事なような気もしていたんですけど、今は人生一回ですから、そんなことも楽しもう!というか……」と心境の変化も明かす。

 ◇30代後半から「より丁寧に」

 賤ケ岳にちなみ、仕事で無理をし過ぎてしまった経験を聞くと、内田さんは「若い頃は……(笑い)」と明かしながら、「空回りしてがんばって疲れて、わけわかんなくて。その後だんだんわかってきて、今度は丁寧になり過ぎて、物事を細かく捉えたり……。そこからまたきっと何か変わってくるんじゃないかなと思いますけどね、働くって」と持論を展開。

 「若い頃は失敗もあるので、なんでこんな失敗したんだろうって思う。でも、それがあるから、丁寧になる」と話した内田さんは、30代後半くらいから「より物事を真剣に受け止めるというか、丁寧に」と変化を明かす。

 「だんだん丁寧にということが、細かくなってきて、自分に対してもこれでいいんだろうかとか、人に対しても深く求めるようになってくる。でも、人に対して求めるのは違うのかな。それぞれ歩み方が違うから、バランスをだんだん見るようになりました」と語り、40代の現在については「自分の中で、こうしないといけないというのを少しほどいている状態」と表現する。

 ◇“内田流”困難の乗り越え方とは

 第1話では、シシド・カフカさん演じる仕事命の“皆勤賞女”三谷佳菜子が、無断欠勤をしてしまう展開があり、吉高さん演じる結衣から、おいしいものを差し入れしてもらうことで、三谷が元気になる様子が描かれた。内田さんに、仕事などで困難にぶつかったときの乗り越え方を聞いてみると、「まずはよく食べる! おいしいものを食べて、よく寝る! 1話の三谷さんがしたようなこと」といい、「あとはいい景色を見たり、いい空気を吸いにいったりとか、心を許せる仲間と話すみたいなことですかね」と話す。

 「困難にぶつかったときは、相手のいることだったら、無理に抜けようとしても変わらないので、ゆっくりと自分の体力をつけながら、あきらめないということ。慌てないようにして、気持ちをゆったり持つようにします」と話した内田さん。

 そんな内田さんの仕事のモットーは、「とにかく役に真摯に向き合う」こと。「私の体を通してその役をいただけるということはありがたい。いつも幸せに思うし、光栄に思いながら、次はどういうふうにその役を見てくださる方に届けられるだろうということをもう必死に。覚悟を持って向かうということだけ」と力を込めていた。

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<インタビュー>江口のりこ 上京から20年…名脇役の素顔 変幻自在の背景に“こだわりのなさ”

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する女優の江口のりこさん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する女優の江口のりこさん(C)TBS

 さまざまな作品で独特の存在感を示す女優の江口のりこさん(38)。幅広い役を“変幻自在”に演じ、いまや名脇役女優の筆頭格と目されているが、放送中のドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)では、吉高由里子さん演じる主人公の行きつけの中華料理店の店主役で、初めて中国人を演じ、SNSでは「リアルすぎる」「本物にしかみえないw」といった称賛の声が上がる。1999年、役者を夢見て19歳で上京してから20年。「芝居するのは難しいことだし、だからこそ楽しいし、これからも続けていきたい」と語る江口さんに、この20年や女優業について聞いた。

 ◇撮影は「とにかく楽しい」

 ドラマは、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)が原作。吉高さん演じる「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロイン・東山結衣が、くせ者の“モンスター社員”が抱えるさまざまなトラブルを解決していく物語。結衣は、定時退社後に行きつけの店「上海飯店」のハッピーアワーでビールを飲むことが日課であり、江口さんはその店主・王丹(通称・ワンタン)を演じている。

 第1話では、店に着いた結衣に「ハッピーアワーぎりぎりよ」とカタコトで話したり、客をそっちのけでスマホに見入っていたりと、絶妙な存在感を見せていた江口さん。「(王丹は)おおらかな人なのかなというイメージでやっている。とにかく楽しいです」と明かし、初めての中国人役についても「ああ中国人、ああそうか(と思った)」とさらりと語る。

 さらに、演じる上でのこだわりは「ない」ときっぱり。「(こだわりが)ないからこそ、楽しくやれると思う。変に自分がこだわりを持ってしまうと、みんなと一緒に作ってやるものだから、邪魔になるんじゃないか」と持論を語る。「(作品作りを)みんなでやっているという意識が結構ある」と明かし、「楽しくやれたらいいなと思っているので、『絶対私はこうしたいんだ』というこだわりみたいなものはほとんどないです」と話す。

 ◇1999年、19歳で上京 そこから20年「あっという間」

 中学生の頃、深作欣二監督作品が「好き」で、映画を「わりと見ていた」という江口さん。「うわ~、こういうことをするのって面白いだろうな」と思ったことがきっかけで女優を志した。1999年、19歳で「役者になれば楽しそうだな」という夢を胸に、兵庫県から上京。柄本明さんが座長を務める「劇団東京乾電池」のオーディションを受けて、研究生となった。

 「こういう女優になりたいという(目標を持つこと)よりも、やばい、お金がない、どうしよう家賃払えるかなとか、そういうことばっかり考えていて、あっという間に月日が流れた」と上京当時を振り返る。「20年たったというのは、本当にあっという間で。自分がたいして成長したとも思えないし、これからの20年もすぐ来るんだなと思う」と述懐する。

 4月28日に39歳を迎えるが、「自分が39という意識はないです。20代前半みたいな感覚」と話す。転機も「ない」といい、「出会う人によって影響されたりとか、そういうことはあるけれども、大きく自分が変わったというのはない」と語る。

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 ◇“変幻自在”の背景には…

 これまでにさまざまな作品で、“変幻自在”に幅広い役を演じてきた江口さんに、役への向き合い方を聞いてみると、「たぶんね、こだわりがないんだと思います。だからいろいろな役をやらせてもらっているのかなという感じがしますね」と話す。「いろいろな役をやっているけど、メークしてくれたり、その役の衣装を用意してくれたりしている人の衣装を着て、というところで自分がやっているわけだから、自分が特別いろんな幅を持っているという意識は全然ない。むしろ、私は何をやっていても私という感じがすごくあるというか……」と話す。

 「役者って、いつもの自分じゃないような言葉を言ったりとか、そうじゃないような服を着てみたりとか、なんかそういうのって楽しいだろうと思った」ことでスタートした女優業。しかし、数々の役を演じた今でも、「いざやってみると、やっぱり他人にはなれない」と感じている。

 「そうそう簡単にはその役にはなれない。なれないんでしょうね」という江口さんは、「この仕事が本当に好きだし、楽しいし、やってもやっても、やっぱり追いつかないというか。芝居するというのは、難しいことだし、だからこそ楽しいし、これからも続けていきたいし。だから健康でいようって思います」と力を込める。江口さん演じる王丹に期待したい。

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<SNS反響>中華料理店店主役の江口のりこに反響 「リアルすぎる」

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する女優の江口のりこさん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する女優の江口のりこさん(C)TBS

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系・火曜午後10時)の第1話が4月16日に放送された。吉高さん演じる主人公の行きつけの中華料理店の店主・王丹役の江口のりこさんに、SNSでは「リアルすぎる」「本物にしかみえない」などの声が続々と上がった。

 「わたし、定時で帰ります。」は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)が原作。「残業ゼロ」「定時で帰る」がモットーのワーキングガール・東山結衣(吉高さん)が、くせ者のモンスター社員の抱えるさまざまなトラブルを解決していく物語。

 第1話では、定時退社後に行きつけの店「上海飯店」のハッピーアワーでビールを飲むことが日課の結衣が、店を訪れる様子が描かれた。王丹役の江口さんが、「ハッピーアワーぎりぎりよ」と話す場面もあり、SNSでは、「江口のりこさん演じる上海料理店の王丹さん最高」「中国人役の江口のりこさん面白すぎない?」といった声が上がった。

 「上海飯店」の場面には、常連客役として梶原善さん、酒井敏也さんらも登場。ドラマを手がける八尾香澄プロデューサーは、「吉高さんと江口さん、(梶原さん、酒井さん演じる)おじさんとのやりとりは見ていて楽しい。和むシーンにもなっていると思う」と話していたが、SNSでは「私もあのお店で小籠包(ショウロンポウ)とビール飲みたい(笑)」「上海飯店のおじさん二人組がほっとする」といった声も上がっていた。

<ドラマ紹介>「わたし、定時で帰ります。」 吉高由里子が“定時の女”に 第1話あらすじも

女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の第1話の1シーン(C)TBS
女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の第1話の1シーン(C)TBS

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系・火曜午後10時)が4月16日にスタートする。30代に突入して初の連ドラ主演となる吉高さん演じる「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロインが、くせ者の“モンスター社員”が抱えるさまざまなトラブルを解決していく物語だ。

 ドラマは、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)が原作。「残業問題」を切り口として、単なる制度改革ではなく働く人々の意識改革=社会人の持つべき“ライフ・ワーク・バランス”について描く。

 第1話は、東山結衣(吉高さん)はWEB制作会社で働くディレクターで、過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いてきた。仕事中は誰よりも効率を追求し、生産性の高い仕事をし、定時になるときっぱり退社。行きつけの中華料理屋でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一さん)との時間も大切にしている。しかし、新任の部長が赴任したことをきっかけに、くせ者社員たちが立ちはだかり……。

 ワーカホリックの結衣の元婚約者・種田晃太郎(向井理さん)、会社に住み着く非効率男・吾妻徹(柄本時生さん)、辞めたがりの新人男子・来栖泰斗(泉澤祐希さん)、仕事命の皆勤賞女・三谷佳菜子(シシド・カフカさん)、双子を育てるワーキングマザー・賤ケ岳八重(内田有紀さん)、そして、悪気なくブラック発言を連発する部長・福永清次(ユースケ・サンタマリアさん)ら“くせ者たち”が抱えるさまざまな問題に、結衣はどう立ち向かうのか……!?

<インタビュー>吉高由里子 30代突入は「ぬるっと」

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する女優の吉高由里子さん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する女優の吉高由里子さん(C)TBS

 「(女優業が)こんなに続いているとは正直思わなかったですね」と話すのは女優の吉高由里子さん(30)だ。これまで数々の作品に出演し、2014年にはNHK連続テレビ小説「花子とアン」に主演するなど、女優としてのキャリアを着実に重ねてきた。16日にスタートする「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)では、30代に突入して初の連ドラ主演を務め、「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロインに挑戦する。10代の頃についてや、30歳になった今の思いを聞いた。

 ◇“張り切っている感がない”主人公が「新しい」

 「わたし、定時で帰ります。」は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)が原作。主人公の結衣(吉高さん)は、過去にあるトラウマを抱え、以来「必ず定時で帰る」というモットーを貫くワーキングガールで、「仕事は命を懸けるものではない」という思いを持ち、誰よりも集中して仕事を終わらせ、プライベートも大切にする32歳の独身。そんな結衣が同僚らのさまざまな悩みに寄り添い、時に振り回され、そして解決していく物語だ。

 今回演じる結衣について「自分から関わらないようにしているのに、知らぬ間に自分の正義感が出てきて、なんとかしないとって奮闘する」「張り切っている感がない主人公っていうのが新しいと思った」という吉高さん。「自分から『悩み聞くよ』みたいなのはないですけど、言われた話は最後まで付き合ってあげちゃう」といい、役との共通点を明かした。「私もある程度は一生懸命やりますけど、本来の自分を見失って、ボロボロになるまで没頭することはない人間なので、わりと共感できるかな」と語る。

 結衣は、定時退社後は行きつけの中華料理店「上海飯店」のハッピーアワーでビールを飲むことが日課。小籠包(ショウロンポウ)を食べる場面もあり、「原作ではギョーザだったんですけど、(吉高さんが好きな)小籠包になっていて、『やったーっ!』と思って」と笑う。自身もそういった時間があるといい、「家に帰って、お風呂に入って、1杯ハイボール飲んだときに『ああ、終わった~』って実感はすごくしますね。そういう時間も大事」と語る。

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 ◇「ぬるっと30代に」 30歳の思いとは

 「上海飯店」の店主・王丹役の江口のりこさんは、ドラマ「時効警察」(テレビ朝日系)で当時10代の吉高さんと初共演。吉高さんについて、「大人になったなーという感じはありますけど、でもやっぱりやんちゃな感じが残っていて、印象は変わらない」と話していた。10代の頃の自身について、吉高さんは「大人に対して反抗的だったような感じがします。それぐらい“素直”だったというか、馬鹿正直だったというか、むき出しで揺れてた10代の繊細でやんちゃな部分もあったと思う」と振り返る。

 「30代になって、いろんな人と出会うことになっていって、全部自分をさらけだす人を選ぶようになったし、察するようにもなった。なんだろう……(大人としての)扉を開けてしまった部分はありますけど、10代の頃と比べたら、大人のことは好きになっていったなと感じますね」と変化を明かす。

 吉高さんは、昨年7月に30歳を迎えた。「30歳になったからといっても、何も変わらないんですよね。友達とか、周りのスタッフさんとかも変わらないから、出会ったときの年齢でお互い止まってしまっていて。さあ節目だっていうふうに感じて、30代を迎えたわけでもなく、ぬるっと30代に」と表現する。「自分が30代になって、平成が終わって、次、令和になってとか、時代ってずっと動き続けているのに、自分だけこう突っ立っているような感じもしなくもないし……」と率直な思いも明かす。

 ◇コンプレックスを告白 「自分を受け入れるしかない」

 これまでに数々の作品に出演し、さまざまな役を演じてきた吉高さん。連ドラ初主演となった「美丘-君がいた日々-」(日本テレビ系・2010年放送)、「花子とアン」など、女優としての転機もあった。しかし、「もともと(女優業を)ものすごくやりたくて始めたわけじゃないので、いいのかなとか思っていたりとか、自分の声とか顔とかお芝居にコンプレックスを持っていたりした」と告白する。

 今作の撮影現場では、共演者とゲームを楽しんでいたかと思えば、いざ本番となると、一瞬で顔つきが変わり、場の空気を変えてしまう演技を見せていた。「できないときはできないですけどね」と話した吉高さんは、「そういう自分を受け入れるしかないし、そこで待っていても、誰も明日に手を引いていてくれるわけでもないから、自分で歩いて行かないといけない。自分の嫌なところも、ちゃんと理解して、一緒に生きていかないといけないんだなと、年々実感というか痛感するというか……」と話す。

 自身のことを「馬鹿正直だと思います。うれしいことも、嫌なことも全部出ちゃう。人見知りもするけど、一回心を開いた人に対してはとことん求愛する。あまのじゃくなところもありますけどね」と話す。そんな吉高さんが見せる新たなヒロインに期待したい。

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<特集>吉高由里子 天真爛漫で自然体… “愛される”理由は「媚びない」スタイル?

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する女優の吉高由里子さん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する女優の吉高由里子さん(C)TBS

 女優の吉高由里子さん(30)が4月16日からスタートする連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)に主演する。30代に突入して初の連ドラ主演となる吉高さん演じる「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロインが、くせ者の“モンスター社員”が抱えるさまざまなトラブルを解決していく物語。ドラマを手がけるプロデューサーの新井順子さんは「彼女だったら『お先に失礼しまーす』と言っても嫌みがない。『軽やかな感じの皆に愛されそうな人』というと吉高さん」と起用理由を語る。現場スタッフも“虜(とりこ)”にするという吉高さんの魅力とは……。

 ◇吉高由里子が等身大のキャラクターを自然体で演じたら…

 「わたし、定時で帰ります。」は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)が原作。主人公の結衣(吉高さん)は、過去にあるトラウマを抱え、以来「必ず定時で帰る」というモットーを貫くワーキングガール。「仕事は命を懸けるものではない」という思いを持ち、誰よりも集中して仕事を終わらせ、プライベートも大切にする。おいしいものを食べておいしいと感じるといった“普通の感覚”をきちんと大事にする32歳の独身。そんな結衣が同僚らのさまざまな悩みに寄り添い、時に振り回され、そして解決していく。

 新井さんは「結衣ちゃんは気負ったりすることもなく、自由に生きている。『軽やかな感じのみんなに愛されそうな人』というと吉高さん。いわゆる普通の等身大のキャラクターを、自然体の吉高さんが演じたら、面白いものが見られるかな(と考えた)」と起用理由を明かし、「定時で帰れない人からしても、彼女だったら、『お先に失礼しまーす』と言っても嫌みがない」と吉高さんの魅力を語る。

 新井さんと共に今作を手がけるプロデューサーの八尾香澄さんは、「最初に原作を手にしたきっかけはタイトルに惹かれたこと。働き方改革で制度が整う一方、現場で働く人たちには悩みがつきない。それぞれの価値観がぶつかる中で、無理をせず、軽やかに生きる主人公が見たいと企画した」といい、「結衣本人は他人の揉めごとに関わりたくないと言いながら、結果、いろいろな人の悩みに向き合ってしまう優しい人。吉高さんとなら、全く新しい、スーパーマンじゃないのに小さな奇跡を起こす主人公像を作れると思った」と期待を寄せる。

 ◇場の空気を一瞬で変える“女優力”

 今作の撮影に立ち会う機会があったが、吉高さんは撮影の合間に共演の向井理さん、ユースケ・サンタマリアさん、シシド・カフカさんと共に、「いっせーの!」と指が何本上がるか予想するゲームを楽しんでいたかと思えば、いざ本番となると、一瞬で顔つきが変わり、場の空気を変えてしまう演技を見せていた。

 吉高さんの演技力について新井さんは「一瞬にしてそこにぐっと入っていく感じや、微妙な表情の加減がすごい」、八尾さんも「感情が素直に芝居に乗るというか、ずっと見ていたくなる」と絶賛。結衣の同僚役を演じるシシドさんも「スイッチのオン・オフが素晴らしくて、これが女優さんなんだなって思いながら、一緒に演技させていただいています」と話す。

 ◇天真爛漫、やんちゃ、自然体…媚びないスタイルが魅力?

 また、結衣が会社を定時で上がった後に直行する中華料理「上海飯店」の店主・王丹役の江口のり子さんは、ドラマ「時効警察」(テレビ朝日系)で当時10代の吉高さんと初共演している。今回の共演では「大人になったなーという感じはありますけど、でもやっぱりやんちゃな感じが残っていて、印象は変わらない」といい、「明るく天真爛漫(らんまん)な感じがするんだけど、ちゃんと皆が今どういう状態なのか、特にスタッフさんのことよく見ているなという感じがある」と明かす。

 現場スタッフも「皆に愛されている」「愛されキャラ」と吉高さんに魅了されているようで、シシドさんは「吉高さんを中心に和気あいあいとしている現場」と表現。新井さんも「明るいし、気遣いもできるし、こういう人が愛されるんだな。あの柔らかい雰囲気、嫌いな人はいない」と話し、「思ったことをずばり言う。それが場を和ませるとか、笑いになる」と明かす。八尾さんも「とにかく現場の空気を良くして、明るくして。その振る舞いがすごい」「とにかくフラットで、自然体」と続け、新井さんと共に「媚(こ)びない」と口をそろえる。

 20代には数々のドラマや映画に出演し、2014年にはNHK連続テレビ小説「花子とアン」に主演するなど、女優としてのキャリアを着実に重ね、昨年30歳を迎えた吉高さん。今作で見せる新たなヒロインに注目だ。

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<インタビュー>ユースケ・サンタマリア 今年デビュー25周年 「いい感じで枯れたい」

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する俳優のユースケ・サンタマリアさん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する俳優のユースケ・サンタマリアさん(C)TBS

 「いい感じで枯れていきたい」。こう語るのは、俳優のユースケ・サンタマリアさん(48)だ。1994年にラテンロックバンド「BINGO BONGO」のボーカル&MCとしてデビューし、今年で25周年。「おおむね満足」と語るユースケさんに、今の思いや、16日からスタートする、ブラック上司を演じるドラマ「わたし、定時に帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)について聞いた。

 ◇近年、パブリックイメージに変化?

 ユースケさんは、1971年3月12日生まれ、大分県出身。俳優としては、ドラマ「踊る大捜査線」(1997年・フジテレビ系)で本格デビュー。テレビドラマでは、同シリーズのほか、「お見合い結婚」(00年、同局系)、「アルジャーノンに花束を」(02年、同局系)、近年では、「火の粉」(16年、東海テレビ・フジテレビ系)、「あなたには帰る家がある」(18年、TBS系)などに出演。映画では、「交渉人 真下正義」(05年)、「UDON」(06年)に主演。バラエティー番組などの司会としても活躍している。

 ユースケさんといえば、バラエティー番組で見せる底抜けに明るいキャラクターで知られ、適当な(?)トークが持ち味。本人によると「一昔前は、うるさい、楽しい人」というパブリックイメージだったが、近年その変化を感じているという。「最近多いのは、腹に一物持ったサイコパスみたいな(イメージ)」と説明する。

 近年出演したドラマ「火の粉」では、一見、善良に見えるが、物事を自分の思い通りに進めるためには手段を選ばず、相手を追い詰めていく狂気じみたキャラクターを演じた。モラハラ夫を演じた「あなたには帰る家がある」(TBS系)での怪演も話題となった。

 「どうしても印象に残るものって、ちょっといびつなというか、普通いないよこんなヤツっていうのがなんとなく残っているでしょ? (今回の)この役をやる時も、『ユースケさん(の役は)、怖い人じゃないですから』ってすごい言われて……。確かにそういう役が多かった」と話す。

 ◇新ドラマで“明るくブラック” 「孤独感が楽しい」

 原作は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)。「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロインが、くせ者のモンスター社員の抱えるさまざまなトラブルを解決していく。「残業問題」を切り口として、単なる制度改革ではなく働く人々の意識改革=社会人の持つべきライフワーク・バランスについて描く。

 ユースケさんは、吉高由里子さん演じる主人公・東山結衣役のブラック上司として、職場の面々を振り回す福永清次役を担当。「ブラック上司っていうと、ユースケがどんな気持ち悪い感じでくるんじゃないかと思う人もいると思うんですよね。でもそれをちょっと裏切って、かつ、やっぱいいなあというふうにしたい」と意気込む。「(福永が)うっすら最初からみんなから嫌われている感じが、結構燃えるんです。そういう孤独感、やっていて楽しいです」と話す。

 ドラマを手がける新井順子プロデューサーは、ユースケさんの起用理由について「(ユースケさんのセリフで)『体は中年、心は新卒。初心に戻って頑張ります!』って言うんですけど、このセリフをナチュラルに言える人は(ユースケさん以外に)いない。ユースケさんしか思いつかなかった」と太鼓判。八尾香澄プロデューサーも、「明るくブラックをやってくれそう」と期待を寄せている。

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 ◇「枯れたおっさん感見つけたい」

 ユースケさんの出演シーンでは、ユースケさんが「最年長」ということで、「ついにそんな時が来てしまったか。最近、そういう現場も多いです」と話したユースケさん。3月に48歳となり、「もうあきらめしかない。結構歩いてきたな……」と振り返りながらも、「こんな年だし、若くもないし。でもこの年でもやっていくしかないから、自分なりの枯れたおっさん感みたいなものを見つけていこうという感じ」と前を向く。

 「ただ『老けたな』って言われるのは嫌だから、『なんかいい感じに枯れたね』みたいな。『年とったけど、軽く色気あるね』ぐらいな感じにいけたらいいなと。僕のほのかな願いです」と明かす。

 自身について「昔から変わっていない」と話すユースケさん。俳優キャリアのスタートとも言える「踊る大捜査線」について聞いてみると、「すごく大事な作品だけど、もう終わったことであって……すごくヒットしたものって、何年たってもそれを言われる。そういうものに一回でも出会えたっていうのは、貴重な体験をしたと思うし、できればあと一回とか二回出会いたい。出会えなくてもいい仕事したい」と力を込める。

 「『踊る』とかは、知ってもらうという意味ではものすごく大きかったし、すごく前の話だけど、『お見合い結婚』『アルジャーノンに花束を』って、やっていてすごく面白かったし、やりがいもあったし、素敵な作品に参加させてもらったという喜びもあった」と転機を告白。「これからもこういう喜びを得たい、なるべくひとつでも多く、と思った。でも、それがすごく強く残っている分、やっぱりハードルが高くなっちゃって。やっぱり常にそういう転機があるといいなと思います」と話す。今回のブラック上司にも注目したい。

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原作者・朱野帰子が撮影現場を激励訪問 「原作を超えた!」

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の撮影現場を激励訪問した原作者の朱野帰子さん(前列左)(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の撮影現場を激励訪問した原作者の朱野帰子さん(前列左)(C)TBS

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)の原作を手がけた朱野帰子(あけの・かえるこ)さんが、4月16日の初回放送に先立ち、ドラマの撮影現場を激励訪問した。オフィスシーンを見学した朱野さんは、「初めてセットを見学して、原作では数行しか書かれていないオフィスを本当に精巧に作り込んでくださっているのに驚きました」とコメント。撮影も見学したといい、「結衣役の吉高さんも、晃太郎役の向井(理)さんも、他の役柄の皆さんも、原作をはるかに超えて魅力的です。小説とドラマのどっちが先にできたのか分からないという気さえしてきます(笑い)」と語った。

 撮影現場を訪問した朱野さんは、吉高さんをはじめ、向井さん、内田有紀さんら主要キャストが集結するオフィスシーンを見学。吉高さんと談笑することもあったという。朱野さんは、「私もこの会社で働きたいと思うくらいすてきで、その中で俳優さんたちが動き回っている光景は、実在の職場をのぞいているのではないかと錯覚するくらいリアルでした」と振り返った。

 また、吉高さんの印象について、「社会の枠組みには完全に取りこまれずにいて、でも周囲を俯瞰(ふかん)する目も常に持っている人、という印象があってひそかに憧れていました。なので、新しい時代のヒロインを描こうとするときは、いつも吉高さんのイメージが頭の奥にありました」と告白。「今回、結衣役を演じていらっしゃるのを拝見して、改めて、夢が一つかなったという思いでいっぱいです」と喜びを語っている。

ユースケ・サンタマリア、48歳の誕生日を吉高由里子らがサプライズ祝福 「62歳になりました!」

48歳の誕生日を迎え、4月から放送される女優の吉高由里子さん主演の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の撮影現場でサプライズで祝福を受けた俳優のユースケ・サンタマリアさん(中央)=TBS提供
48歳の誕生日を迎え、4月から放送される女優の吉高由里子さん主演の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の撮影現場でサプライズで祝福を受けた俳優のユースケ・サンタマリアさん(中央)=TBS提供

 俳優のユースケ・サンタマリアさんが3月12日、48歳の誕生日を迎え、4月から放送される女優の吉高由里子さん主演の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)の撮影現場でサプライズで祝福を受けた。吉高さんや、向井理さんら共演者、スタッフから「ハッピーバースデー」の大合唱でお祝いされたユースケさんは、「皆さん、ありがとうございます! 62歳になりました! 最後まできちんと撮影を乗りきれるよう頑張ります!」とユーモアたっぷりに意気込みを語った。

 ユースケさんへのサプライズは、この日のリハーサルの前に行われた。吉高さん、向井さんのほか、内田有紀さん、柄本時生さん、泉澤祐希さん、シシド・カフカさんらメインキャストがそろうオフィスセット内にユースケさんが入ってくると、スタッフの合図で「ハッピーバースデー」の大合唱が行われた。泉澤さんが花火のついたフルーツブーケを持って登場すると、ユースケさんは「これはさすがに消せないよね!」と驚きながらもうれしそうな様子だった。

TBS提供
TBS提供

中丸雄一、吉高由里子と初共演で恋人役 向井理との“三角関係”も…

4月スタートの連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する中丸雄一さん(C)TBS
4月スタートの連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する中丸雄一さん(C)TBS

 人気グループ「KAT-TUN」の中丸雄一さんが、4月から放送される女優の吉高由里子さん主演の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)に出演することが2月19日、分かった。中丸さんと吉高さんが共演するのは初めてで、中丸さんは、吉高さんが演じる主人公の東山結衣の恋人・諏訪巧(すわ・たくみ)を演じる。巧は仕事よりもプライベートの時間を重んじ、家庭的で、結衣にとって理想的な恋人で、結衣の元婚約者・種田晃太郎(向井理さん)との三角関係も描かれるという。

 中丸さんのほか、江口のりこさん、梶原善さん、酒井敏也さん、桜田通さんの出演も発表された。江口さんは結衣の行きつけのお店「上海飯店」の店主・王丹(おうたん)、梶原さんは「上海飯店」の常連客の戸塚学、酒井さんは同じく常連客の篠原友之、桜田さんは結衣にさまざまな情報を提供する謎の男・愁(しゅう)を演じる。

 内田有紀さん、ユースケ・サンタマリアさん、柄本時生さん、泉澤祐希さん、シシド・カフカさんも出演。プロデュースは「アンナチュラル」などで知られる新井順子さんと「重版出来!」の八尾香澄さん。演出は「大恋愛~僕を忘れる君と」などを手掛けた金子文紀さんほかが担当する。

(C)TBS
(C)TBS

吉高由里子「残業ゼロ」モットーの“普通の女性”役でTBSドラマ初主演 向井理、内田有紀らも 4月スタート

4月期のTBS系の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する吉高由里子さん
4月期のTBS系の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する吉高由里子さん

 女優の吉高由里子さんが、4月期のTBS系の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(火曜午後10時)に主演することが1月24日、明らかになった。朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説(新潮社)が原作で、今回がTBSドラマ初主演となる吉高さんは、「残業ゼロ」「定時で帰る」がモットーのワーキングガール・東山結衣を演じる。吉高さんは結衣について「過去のある出来事から、定時で帰るというのがモットーですが、いい意味で“普通”の女性」と印象を明かしている。

 ドラマは、朱野さんの小説を原作に、特に注目を集めている「残業問題」を切り口として、単なる制度改革ではなく働く人々の意識改革=社会人の持つべき“ライフワーク・バランス”について描く。プロデュースは「アンナチュラル」などで知られる新井順子さんと「重版出来!」の八尾香澄さん。演出は「大恋愛~僕を忘れる君と」などを手掛けた金子文紀さんが担当する。

 主人公の結衣(吉高さん)は、過去にあるトラウマを抱え、以来「必ず定時で帰る」というモットーを貫くワーキングガール。「仕事は命を懸けるものではない」という思いを持ち、誰よりも集中して仕事を終わらせ、プライベートも大切にする。おいしいものを食べておいしいと感じるといった“普通の感覚”をきちんと大事にする32歳の独身。結衣は、同僚たちのさまざまな悩みに寄り添い、時に振り回され、そして解決していくが、そんな彼女の背景には、新人時代のトラウマやワーカホリックだった元婚約者の存在があった……という内容となる。

 吉高さんは「演じさせていただく東山結衣は、ドラマに出てくる役柄の中で一番偏っていないキャラクターなんじゃないかなと感じています。過去のある出来事から、定時で帰るというのがモットーですが、いい意味で“普通”の女性。一般的な会社に勤めているという、共感しやすいキャラクターを頑張って演じられたらなと思っています」と意気込んでいる。

 ドラマでは結衣が、くせ者ぞろいのブラック上司や同僚たちの間で奮闘しながら、毎日に小さな奇跡を起こすといい、現代社会が抱える、曲がった仕事観や恋愛・結婚観、人間関係、ブラック企業問題、孤独死などの身近にあるさまざまな社会問題を考え直し、「何のために働くのか?」「自分を大切にすること」「仲間を大切にすること」などのシンプルなメッセージを伝えていく。

 ワーカホリックな結衣の元婚約者・種田晃太郎を向井理さん、結衣の職場の先輩で仕事に生きるスーパーワーキングマザーの賤ヶ岳八重を内田有紀さん、ブラック上司として結衣をはじめ職場の面々を振り回す福永清次をユースケ・サンタマリアさんが演じ、柄本時生さん、泉澤祐希さん、シシド・カフカさんも出演する。

 会社員の経験が一度もなく「不安もありますが、一般の企業に勤めている会社員の友人に話を聞いたりしながら役のイメージをふくらませています」という吉高さんは、「このドラマには思わず感情移入してしまう、人間味あふれる個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。お仕事されている方もそうでない方も、見終わった後には心が少し軽くなって明日が前向きになれるような作品になっていくと思います。ぜひ楽しみに待っていてください」とアピールしている。

 ◇原作者・朱野帰子さんのコメント

 会社員時代の私にとって、仕事は死ぬ気でやるものでした。でも、心のどこかで「誰か止めてくれ」とも思っていました。ドラマファンの私にとって、主演の吉高由里子さんは、他者への包容力と、自分の生き方を貫く強さを持つ俳優さんです。長時間労働に追いつめられた同僚たちを、吉高さん演じる結衣なら必ずや止めてくれるでしょう。しかも、脚本は尊敬する奥寺佐渡子さん。これは紛れもなく、私が書きたかった定時に帰る会社員の物語だと感じる、すばらしい脚本にしていただいています。制作に携わってくださるすべてのみなさまに、この場を借りて厚く感謝申し上げます。楽しみです!

 ◇新井順子、八尾香澄プロデューサーのコメント

 日々の仕事や家事に追われ、自分でも気づかないうちに、つい無理をしてしまう人たち。将来やりたいことが見つからなかったり、自分は今の仕事に向いてないんじゃないか?と不安に思う人たち。「働き方改革」の時代に、サラリーマンも主婦も学生も、百人いれば百通りの悩みを抱えているのだと思います。肩肘張って一生懸命生きている人たちが、少し気持ちを楽にして、もっと自分を大切にしようと思える、そんなシンプルなメッセージを詰め込んだドラマになればと思います。主人公の結衣は決してスーパーウーマンではありません。不器用で、自分の身の丈も分かっている優しい人だからこそ、そっと悩める人に寄り添い、心を軽くしていきます。主人公・結衣を演じるのは吉高由里子さん。数々の出演作を拝見し、いつかご一緒したいと熱望していた吉高さんに引き受けていただき本当にうれしく思います。小さな幸せを感じて日々を大事に過ごすという、当たり前のようで実は難しい生き方を実践していく主人公を軽やかに演じていただき、「彼女のように生きたい」と思えるような主人公を一緒に作っていきたいと思います。さらに、向井理さんをはじめ、ユースケ・サンタマリアさん、内田有紀さんなど個性もお芝居も魅力的な出演者が決まり、今から楽しみでなりません。毎回、誰かに共感し、多くの悩める人々にとって明日を生きるヒントと勇気になるようなドラマを目指します。

わたし、定時で帰ります。TBS系
2019年4月スタート 毎週火曜午後10時放送