わたし、定時で帰ります。 ニュース

<インタビュー>江口のりこ 上京から20年…名脇役の素顔 変幻自在の背景に“こだわりのなさ”

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する女優の江口のりこさん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する女優の江口のりこさん(C)TBS

 さまざまな作品で独特の存在感を示す女優の江口のりこさん(38)。幅広い役を“変幻自在”に演じ、いまや名脇役女優の筆頭格と目されているが、放送中のドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)では、吉高由里子さん演じる主人公の行きつけの中華料理店の店主役で、初めて中国人を演じ、SNSでは「リアルすぎる」「本物にしかみえないw」といった称賛の声が上がる。1999年、役者を夢見て19歳で上京してから20年。「芝居するのは難しいことだし、だからこそ楽しいし、これからも続けていきたい」と語る江口さんに、この20年や女優業について聞いた。

 ◇撮影は「とにかく楽しい」

 ドラマは、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)が原作。吉高さん演じる「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロイン・東山結衣が、くせ者の“モンスター社員”が抱えるさまざまなトラブルを解決していく物語。結衣は、定時退社後に行きつけの店「上海飯店」のハッピーアワーでビールを飲むことが日課であり、江口さんはその店主・王丹(通称・ワンタン)を演じている。

 第1話では、店に着いた結衣に「ハッピーアワーぎりぎりよ」とカタコトで話したり、客をそっちのけでスマホに見入っていたりと、絶妙な存在感を見せていた江口さん。「(王丹は)おおらかな人なのかなというイメージでやっている。とにかく楽しいです」と明かし、初めての中国人役についても「ああ中国人、ああそうか(と思った)」とさらりと語る。

 さらに、演じる上でのこだわりは「ない」ときっぱり。「(こだわりが)ないからこそ、楽しくやれると思う。変に自分がこだわりを持ってしまうと、みんなと一緒に作ってやるものだから、邪魔になるんじゃないか」と持論を語る。「(作品作りを)みんなでやっているという意識が結構ある」と明かし、「楽しくやれたらいいなと思っているので、『絶対私はこうしたいんだ』というこだわりみたいなものはほとんどないです」と話す。

 ◇1999年、19歳で上京 そこから20年「あっという間」

 中学生の頃、深作欣二監督作品が「好き」で、映画を「わりと見ていた」という江口さん。「うわ~、こういうことをするのって面白いだろうな」と思ったことがきっかけで女優を志した。1999年、19歳で「役者になれば楽しそうだな」という夢を胸に、兵庫県から上京。柄本明さんが座長を務める「劇団東京乾電池」のオーディションを受けて、研究生となった。

 「こういう女優になりたいという(目標を持つこと)よりも、やばい、お金がない、どうしよう家賃払えるかなとか、そういうことばっかり考えていて、あっという間に月日が流れた」と上京当時を振り返る。「20年たったというのは、本当にあっという間で。自分がたいして成長したとも思えないし、これからの20年もすぐ来るんだなと思う」と述懐する。

 4月28日に39歳を迎えるが、「自分が39という意識はないです。20代前半みたいな感覚」と話す。転機も「ない」といい、「出会う人によって影響されたりとか、そういうことはあるけれども、大きく自分が変わったというのはない」と語る。

(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS

 ◇“変幻自在”の背景には…

 これまでにさまざまな作品で、“変幻自在”に幅広い役を演じてきた江口さんに、役への向き合い方を聞いてみると、「たぶんね、こだわりがないんだと思います。だからいろいろな役をやらせてもらっているのかなという感じがしますね」と話す。「いろいろな役をやっているけど、メークしてくれたり、その役の衣装を用意してくれたりしている人の衣装を着て、というところで自分がやっているわけだから、自分が特別いろんな幅を持っているという意識は全然ない。むしろ、私は何をやっていても私という感じがすごくあるというか……」と話す。

 「役者って、いつもの自分じゃないような言葉を言ったりとか、そうじゃないような服を着てみたりとか、なんかそういうのって楽しいだろうと思った」ことでスタートした女優業。しかし、数々の役を演じた今でも、「いざやってみると、やっぱり他人にはなれない」と感じている。

 「そうそう簡単にはその役にはなれない。なれないんでしょうね」という江口さんは、「この仕事が本当に好きだし、楽しいし、やってもやっても、やっぱり追いつかないというか。芝居するというのは、難しいことだし、だからこそ楽しいし、これからも続けていきたいし。だから健康でいようって思います」と力を込める。江口さん演じる王丹に期待したい。

(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS

<SNS反響>中華料理店店主役の江口のりこに反響 「リアルすぎる」

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する女優の江口のりこさん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する女優の江口のりこさん(C)TBS

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系・火曜午後10時)の第1話が4月16日に放送された。吉高さん演じる主人公の行きつけの中華料理店の店主・王丹役の江口のりこさんに、SNSでは「リアルすぎる」「本物にしかみえない」などの声が続々と上がった。

 「わたし、定時で帰ります。」は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)が原作。「残業ゼロ」「定時で帰る」がモットーのワーキングガール・東山結衣(吉高さん)が、くせ者のモンスター社員の抱えるさまざまなトラブルを解決していく物語。

 第1話では、定時退社後に行きつけの店「上海飯店」のハッピーアワーでビールを飲むことが日課の結衣が、店を訪れる様子が描かれた。王丹役の江口さんが、「ハッピーアワーぎりぎりよ」と話す場面もあり、SNSでは、「江口のりこさん演じる上海料理店の王丹さん最高」「中国人役の江口のりこさん面白すぎない?」といった声が上がった。

 「上海飯店」の場面には、常連客役として梶原善さん、酒井敏也さんらも登場。ドラマを手がける八尾香澄プロデューサーは、「吉高さんと江口さん、(梶原さん、酒井さん演じる)おじさんとのやりとりは見ていて楽しい。和むシーンにもなっていると思う」と話していたが、SNSでは「私もあのお店で小籠包(ショウロンポウ)とビール飲みたい(笑)」「上海飯店のおじさん二人組がほっとする」といった声も上がっていた。

<ドラマ紹介>「わたし、定時で帰ります。」 吉高由里子が“定時の女”に 第1話あらすじも

女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の第1話の1シーン(C)TBS
女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の第1話の1シーン(C)TBS

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系・火曜午後10時)が4月16日にスタートする。30代に突入して初の連ドラ主演となる吉高さん演じる「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロインが、くせ者の“モンスター社員”が抱えるさまざまなトラブルを解決していく物語だ。

 ドラマは、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)が原作。「残業問題」を切り口として、単なる制度改革ではなく働く人々の意識改革=社会人の持つべき“ライフ・ワーク・バランス”について描く。

 第1話は、東山結衣(吉高さん)はWEB制作会社で働くディレクターで、過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いてきた。仕事中は誰よりも効率を追求し、生産性の高い仕事をし、定時になるときっぱり退社。行きつけの中華料理屋でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一さん)との時間も大切にしている。しかし、新任の部長が赴任したことをきっかけに、くせ者社員たちが立ちはだかり……。

 ワーカホリックの結衣の元婚約者・種田晃太郎(向井理さん)、会社に住み着く非効率男・吾妻徹(柄本時生さん)、辞めたがりの新人男子・来栖泰斗(泉澤祐希さん)、仕事命の皆勤賞女・三谷佳菜子(シシド・カフカさん)、双子を育てるワーキングマザー・賤ケ岳八重(内田有紀さん)、そして、悪気なくブラック発言を連発する部長・福永清次(ユースケ・サンタマリアさん)ら“くせ者たち”が抱えるさまざまな問題に、結衣はどう立ち向かうのか……!?

<インタビュー>吉高由里子 30代突入は「ぬるっと」

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する女優の吉高由里子さん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する女優の吉高由里子さん(C)TBS

 「(女優業が)こんなに続いているとは正直思わなかったですね」と話すのは女優の吉高由里子さん(30)だ。これまで数々の作品に出演し、2014年にはNHK連続テレビ小説「花子とアン」に主演するなど、女優としてのキャリアを着実に重ねてきた。16日にスタートする「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)では、30代に突入して初の連ドラ主演を務め、「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロインに挑戦する。10代の頃についてや、30歳になった今の思いを聞いた。

 ◇“張り切っている感がない”主人公が「新しい」

 「わたし、定時で帰ります。」は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)が原作。主人公の結衣(吉高さん)は、過去にあるトラウマを抱え、以来「必ず定時で帰る」というモットーを貫くワーキングガールで、「仕事は命を懸けるものではない」という思いを持ち、誰よりも集中して仕事を終わらせ、プライベートも大切にする32歳の独身。そんな結衣が同僚らのさまざまな悩みに寄り添い、時に振り回され、そして解決していく物語だ。

 今回演じる結衣について「自分から関わらないようにしているのに、知らぬ間に自分の正義感が出てきて、なんとかしないとって奮闘する」「張り切っている感がない主人公っていうのが新しいと思った」という吉高さん。「自分から『悩み聞くよ』みたいなのはないですけど、言われた話は最後まで付き合ってあげちゃう」といい、役との共通点を明かした。「私もある程度は一生懸命やりますけど、本来の自分を見失って、ボロボロになるまで没頭することはない人間なので、わりと共感できるかな」と語る。

 結衣は、定時退社後は行きつけの中華料理店「上海飯店」のハッピーアワーでビールを飲むことが日課。小籠包(ショウロンポウ)を食べる場面もあり、「原作ではギョーザだったんですけど、(吉高さんが好きな)小籠包になっていて、『やったーっ!』と思って」と笑う。自身もそういった時間があるといい、「家に帰って、お風呂に入って、1杯ハイボール飲んだときに『ああ、終わった~』って実感はすごくしますね。そういう時間も大事」と語る。

(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS

 ◇「ぬるっと30代に」 30歳の思いとは

 「上海飯店」の店主・王丹役の江口のりこさんは、ドラマ「時効警察」(テレビ朝日系)で当時10代の吉高さんと初共演。吉高さんについて、「大人になったなーという感じはありますけど、でもやっぱりやんちゃな感じが残っていて、印象は変わらない」と話していた。10代の頃の自身について、吉高さんは「大人に対して反抗的だったような感じがします。それぐらい“素直”だったというか、馬鹿正直だったというか、むき出しで揺れてた10代の繊細でやんちゃな部分もあったと思う」と振り返る。

 「30代になって、いろんな人と出会うことになっていって、全部自分をさらけだす人を選ぶようになったし、察するようにもなった。なんだろう……(大人としての)扉を開けてしまった部分はありますけど、10代の頃と比べたら、大人のことは好きになっていったなと感じますね」と変化を明かす。

 吉高さんは、昨年7月に30歳を迎えた。「30歳になったからといっても、何も変わらないんですよね。友達とか、周りのスタッフさんとかも変わらないから、出会ったときの年齢でお互い止まってしまっていて。さあ節目だっていうふうに感じて、30代を迎えたわけでもなく、ぬるっと30代に」と表現する。「自分が30代になって、平成が終わって、次、令和になってとか、時代ってずっと動き続けているのに、自分だけこう突っ立っているような感じもしなくもないし……」と率直な思いも明かす。

 ◇コンプレックスを告白 「自分を受け入れるしかない」

 これまでに数々の作品に出演し、さまざまな役を演じてきた吉高さん。連ドラ初主演となった「美丘-君がいた日々-」(日本テレビ系・2010年放送)、「花子とアン」など、女優としての転機もあった。しかし、「もともと(女優業を)ものすごくやりたくて始めたわけじゃないので、いいのかなとか思っていたりとか、自分の声とか顔とかお芝居にコンプレックスを持っていたりした」と告白する。

 今作の撮影現場では、共演者とゲームを楽しんでいたかと思えば、いざ本番となると、一瞬で顔つきが変わり、場の空気を変えてしまう演技を見せていた。「できないときはできないですけどね」と話した吉高さんは、「そういう自分を受け入れるしかないし、そこで待っていても、誰も明日に手を引いていてくれるわけでもないから、自分で歩いて行かないといけない。自分の嫌なところも、ちゃんと理解して、一緒に生きていかないといけないんだなと、年々実感というか痛感するというか……」と話す。

 自身のことを「馬鹿正直だと思います。うれしいことも、嫌なことも全部出ちゃう。人見知りもするけど、一回心を開いた人に対してはとことん求愛する。あまのじゃくなところもありますけどね」と話す。そんな吉高さんが見せる新たなヒロインに期待したい。

(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS

<特集>吉高由里子 天真爛漫で自然体… “愛される”理由は「媚びない」スタイル?

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する女優の吉高由里子さん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する女優の吉高由里子さん(C)TBS

 女優の吉高由里子さん(30)が4月16日からスタートする連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)に主演する。30代に突入して初の連ドラ主演となる吉高さん演じる「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロインが、くせ者の“モンスター社員”が抱えるさまざまなトラブルを解決していく物語。ドラマを手がけるプロデューサーの新井順子さんは「彼女だったら『お先に失礼しまーす』と言っても嫌みがない。『軽やかな感じの皆に愛されそうな人』というと吉高さん」と起用理由を語る。現場スタッフも“虜(とりこ)”にするという吉高さんの魅力とは……。

 ◇吉高由里子が等身大のキャラクターを自然体で演じたら…

 「わたし、定時で帰ります。」は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)が原作。主人公の結衣(吉高さん)は、過去にあるトラウマを抱え、以来「必ず定時で帰る」というモットーを貫くワーキングガール。「仕事は命を懸けるものではない」という思いを持ち、誰よりも集中して仕事を終わらせ、プライベートも大切にする。おいしいものを食べておいしいと感じるといった“普通の感覚”をきちんと大事にする32歳の独身。そんな結衣が同僚らのさまざまな悩みに寄り添い、時に振り回され、そして解決していく。

 新井さんは「結衣ちゃんは気負ったりすることもなく、自由に生きている。『軽やかな感じのみんなに愛されそうな人』というと吉高さん。いわゆる普通の等身大のキャラクターを、自然体の吉高さんが演じたら、面白いものが見られるかな(と考えた)」と起用理由を明かし、「定時で帰れない人からしても、彼女だったら、『お先に失礼しまーす』と言っても嫌みがない」と吉高さんの魅力を語る。

 新井さんと共に今作を手がけるプロデューサーの八尾香澄さんは、「最初に原作を手にしたきっかけはタイトルに惹かれたこと。働き方改革で制度が整う一方、現場で働く人たちには悩みがつきない。それぞれの価値観がぶつかる中で、無理をせず、軽やかに生きる主人公が見たいと企画した」といい、「結衣本人は他人の揉めごとに関わりたくないと言いながら、結果、いろいろな人の悩みに向き合ってしまう優しい人。吉高さんとなら、全く新しい、スーパーマンじゃないのに小さな奇跡を起こす主人公像を作れると思った」と期待を寄せる。

 ◇場の空気を一瞬で変える“女優力”

 今作の撮影に立ち会う機会があったが、吉高さんは撮影の合間に共演の向井理さん、ユースケ・サンタマリアさん、シシド・カフカさんと共に、「いっせーの!」と指が何本上がるか予想するゲームを楽しんでいたかと思えば、いざ本番となると、一瞬で顔つきが変わり、場の空気を変えてしまう演技を見せていた。

 吉高さんの演技力について新井さんは「一瞬にしてそこにぐっと入っていく感じや、微妙な表情の加減がすごい」、八尾さんも「感情が素直に芝居に乗るというか、ずっと見ていたくなる」と絶賛。結衣の同僚役を演じるシシドさんも「スイッチのオン・オフが素晴らしくて、これが女優さんなんだなって思いながら、一緒に演技させていただいています」と話す。

 ◇天真爛漫、やんちゃ、自然体…媚びないスタイルが魅力?

 また、結衣が会社を定時で上がった後に直行する中華料理「上海飯店」の店主・王丹役の江口のり子さんは、ドラマ「時効警察」(テレビ朝日系)で当時10代の吉高さんと初共演している。今回の共演では「大人になったなーという感じはありますけど、でもやっぱりやんちゃな感じが残っていて、印象は変わらない」といい、「明るく天真爛漫(らんまん)な感じがするんだけど、ちゃんと皆が今どういう状態なのか、特にスタッフさんのことよく見ているなという感じがある」と明かす。

 現場スタッフも「皆に愛されている」「愛されキャラ」と吉高さんに魅了されているようで、シシドさんは「吉高さんを中心に和気あいあいとしている現場」と表現。新井さんも「明るいし、気遣いもできるし、こういう人が愛されるんだな。あの柔らかい雰囲気、嫌いな人はいない」と話し、「思ったことをずばり言う。それが場を和ませるとか、笑いになる」と明かす。八尾さんも「とにかく現場の空気を良くして、明るくして。その振る舞いがすごい」「とにかくフラットで、自然体」と続け、新井さんと共に「媚(こ)びない」と口をそろえる。

 20代には数々のドラマや映画に出演し、2014年にはNHK連続テレビ小説「花子とアン」に主演するなど、女優としてのキャリアを着実に重ね、昨年30歳を迎えた吉高さん。今作で見せる新たなヒロインに注目だ。

(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS

<インタビュー>ユースケ・サンタマリア 今年デビュー25周年 「いい感じで枯れたい」

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する俳優のユースケ・サンタマリアさん(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する俳優のユースケ・サンタマリアさん(C)TBS

 「いい感じで枯れていきたい」。こう語るのは、俳優のユースケ・サンタマリアさん(48)だ。1994年にラテンロックバンド「BINGO BONGO」のボーカル&MCとしてデビューし、今年で25周年。「おおむね満足」と語るユースケさんに、今の思いや、16日からスタートする、ブラック上司を演じるドラマ「わたし、定時に帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)について聞いた。

 ◇近年、パブリックイメージに変化?

 ユースケさんは、1971年3月12日生まれ、大分県出身。俳優としては、ドラマ「踊る大捜査線」(1997年・フジテレビ系)で本格デビュー。テレビドラマでは、同シリーズのほか、「お見合い結婚」(00年、同局系)、「アルジャーノンに花束を」(02年、同局系)、近年では、「火の粉」(16年、東海テレビ・フジテレビ系)、「あなたには帰る家がある」(18年、TBS系)などに出演。映画では、「交渉人 真下正義」(05年)、「UDON」(06年)に主演。バラエティー番組などの司会としても活躍している。

 ユースケさんといえば、バラエティー番組で見せる底抜けに明るいキャラクターで知られ、適当な(?)トークが持ち味。本人によると「一昔前は、うるさい、楽しい人」というパブリックイメージだったが、近年その変化を感じているという。「最近多いのは、腹に一物持ったサイコパスみたいな(イメージ)」と説明する。

 近年出演したドラマ「火の粉」では、一見、善良に見えるが、物事を自分の思い通りに進めるためには手段を選ばず、相手を追い詰めていく狂気じみたキャラクターを演じた。モラハラ夫を演じた「あなたには帰る家がある」(TBS系)での怪演も話題となった。

 「どうしても印象に残るものって、ちょっといびつなというか、普通いないよこんなヤツっていうのがなんとなく残っているでしょ? (今回の)この役をやる時も、『ユースケさん(の役は)、怖い人じゃないですから』ってすごい言われて……。確かにそういう役が多かった」と話す。

 ◇新ドラマで“明るくブラック” 「孤独感が楽しい」

 原作は、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説シリーズ(新潮社)。「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロインが、くせ者のモンスター社員の抱えるさまざまなトラブルを解決していく。「残業問題」を切り口として、単なる制度改革ではなく働く人々の意識改革=社会人の持つべきライフワーク・バランスについて描く。

 ユースケさんは、吉高由里子さん演じる主人公・東山結衣役のブラック上司として、職場の面々を振り回す福永清次役を担当。「ブラック上司っていうと、ユースケがどんな気持ち悪い感じでくるんじゃないかと思う人もいると思うんですよね。でもそれをちょっと裏切って、かつ、やっぱいいなあというふうにしたい」と意気込む。「(福永が)うっすら最初からみんなから嫌われている感じが、結構燃えるんです。そういう孤独感、やっていて楽しいです」と話す。

 ドラマを手がける新井順子プロデューサーは、ユースケさんの起用理由について「(ユースケさんのセリフで)『体は中年、心は新卒。初心に戻って頑張ります!』って言うんですけど、このセリフをナチュラルに言える人は(ユースケさん以外に)いない。ユースケさんしか思いつかなかった」と太鼓判。八尾香澄プロデューサーも、「明るくブラックをやってくれそう」と期待を寄せている。

(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS

 ◇「枯れたおっさん感見つけたい」

 ユースケさんの出演シーンでは、ユースケさんが「最年長」ということで、「ついにそんな時が来てしまったか。最近、そういう現場も多いです」と話したユースケさん。3月に48歳となり、「もうあきらめしかない。結構歩いてきたな……」と振り返りながらも、「こんな年だし、若くもないし。でもこの年でもやっていくしかないから、自分なりの枯れたおっさん感みたいなものを見つけていこうという感じ」と前を向く。

 「ただ『老けたな』って言われるのは嫌だから、『なんかいい感じに枯れたね』みたいな。『年とったけど、軽く色気あるね』ぐらいな感じにいけたらいいなと。僕のほのかな願いです」と明かす。

 自身について「昔から変わっていない」と話すユースケさん。俳優キャリアのスタートとも言える「踊る大捜査線」について聞いてみると、「すごく大事な作品だけど、もう終わったことであって……すごくヒットしたものって、何年たってもそれを言われる。そういうものに一回でも出会えたっていうのは、貴重な体験をしたと思うし、できればあと一回とか二回出会いたい。出会えなくてもいい仕事したい」と力を込める。

 「『踊る』とかは、知ってもらうという意味ではものすごく大きかったし、すごく前の話だけど、『お見合い結婚』『アルジャーノンに花束を』って、やっていてすごく面白かったし、やりがいもあったし、素敵な作品に参加させてもらったという喜びもあった」と転機を告白。「これからもこういう喜びを得たい、なるべくひとつでも多く、と思った。でも、それがすごく強く残っている分、やっぱりハードルが高くなっちゃって。やっぱり常にそういう転機があるといいなと思います」と話す。今回のブラック上司にも注目したい。

(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS
(C)TBS

原作者・朱野帰子が撮影現場を激励訪問 「原作を超えた!」

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の撮影現場を激励訪問した原作者の朱野帰子さん(前列左)(C)TBS
連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の撮影現場を激励訪問した原作者の朱野帰子さん(前列左)(C)TBS

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)の原作を手がけた朱野帰子(あけの・かえるこ)さんが、4月16日の初回放送に先立ち、ドラマの撮影現場を激励訪問した。オフィスシーンを見学した朱野さんは、「初めてセットを見学して、原作では数行しか書かれていないオフィスを本当に精巧に作り込んでくださっているのに驚きました」とコメント。撮影も見学したといい、「結衣役の吉高さんも、晃太郎役の向井(理)さんも、他の役柄の皆さんも、原作をはるかに超えて魅力的です。小説とドラマのどっちが先にできたのか分からないという気さえしてきます(笑い)」と語った。

 撮影現場を訪問した朱野さんは、吉高さんをはじめ、向井さん、内田有紀さんら主要キャストが集結するオフィスシーンを見学。吉高さんと談笑することもあったという。朱野さんは、「私もこの会社で働きたいと思うくらいすてきで、その中で俳優さんたちが動き回っている光景は、実在の職場をのぞいているのではないかと錯覚するくらいリアルでした」と振り返った。

 また、吉高さんの印象について、「社会の枠組みには完全に取りこまれずにいて、でも周囲を俯瞰(ふかん)する目も常に持っている人、という印象があってひそかに憧れていました。なので、新しい時代のヒロインを描こうとするときは、いつも吉高さんのイメージが頭の奥にありました」と告白。「今回、結衣役を演じていらっしゃるのを拝見して、改めて、夢が一つかなったという思いでいっぱいです」と喜びを語っている。

ユースケ・サンタマリア、48歳の誕生日を吉高由里子らがサプライズ祝福 「62歳になりました!」

48歳の誕生日を迎え、4月から放送される女優の吉高由里子さん主演の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の撮影現場でサプライズで祝福を受けた俳優のユースケ・サンタマリアさん(中央)=TBS提供
48歳の誕生日を迎え、4月から放送される女優の吉高由里子さん主演の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の撮影現場でサプライズで祝福を受けた俳優のユースケ・サンタマリアさん(中央)=TBS提供

 俳優のユースケ・サンタマリアさんが3月12日、48歳の誕生日を迎え、4月から放送される女優の吉高由里子さん主演の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)の撮影現場でサプライズで祝福を受けた。吉高さんや、向井理さんら共演者、スタッフから「ハッピーバースデー」の大合唱でお祝いされたユースケさんは、「皆さん、ありがとうございます! 62歳になりました! 最後まできちんと撮影を乗りきれるよう頑張ります!」とユーモアたっぷりに意気込みを語った。

 ユースケさんへのサプライズは、この日のリハーサルの前に行われた。吉高さん、向井さんのほか、内田有紀さん、柄本時生さん、泉澤祐希さん、シシド・カフカさんらメインキャストがそろうオフィスセット内にユースケさんが入ってくると、スタッフの合図で「ハッピーバースデー」の大合唱が行われた。泉澤さんが花火のついたフルーツブーケを持って登場すると、ユースケさんは「これはさすがに消せないよね!」と驚きながらもうれしそうな様子だった。

TBS提供
TBS提供

中丸雄一、吉高由里子と初共演で恋人役 向井理との“三角関係”も…

4月スタートの連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する中丸雄一さん(C)TBS
4月スタートの連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する中丸雄一さん(C)TBS

 人気グループ「KAT-TUN」の中丸雄一さんが、4月から放送される女優の吉高由里子さん主演の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)に出演することが2月19日、分かった。中丸さんと吉高さんが共演するのは初めてで、中丸さんは、吉高さんが演じる主人公の東山結衣の恋人・諏訪巧(すわ・たくみ)を演じる。巧は仕事よりもプライベートの時間を重んじ、家庭的で、結衣にとって理想的な恋人で、結衣の元婚約者・種田晃太郎(向井理さん)との三角関係も描かれるという。

 中丸さんのほか、江口のりこさん、梶原善さん、酒井敏也さん、桜田通さんの出演も発表された。江口さんは結衣の行きつけのお店「上海飯店」の店主・王丹(おうたん)、梶原さんは「上海飯店」の常連客の戸塚学、酒井さんは同じく常連客の篠原友之、桜田さんは結衣にさまざまな情報を提供する謎の男・愁(しゅう)を演じる。

 内田有紀さん、ユースケ・サンタマリアさん、柄本時生さん、泉澤祐希さん、シシド・カフカさんも出演。プロデュースは「アンナチュラル」などで知られる新井順子さんと「重版出来!」の八尾香澄さん。演出は「大恋愛~僕を忘れる君と」などを手掛けた金子文紀さんほかが担当する。

(C)TBS
(C)TBS

吉高由里子「残業ゼロ」モットーの“普通の女性”役でTBSドラマ初主演 向井理、内田有紀らも 4月スタート

4月期のTBS系の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する吉高由里子さん
4月期のTBS系の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に主演する吉高由里子さん

 女優の吉高由里子さんが、4月期のTBS系の連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(火曜午後10時)に主演することが1月24日、明らかになった。朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名小説(新潮社)が原作で、今回がTBSドラマ初主演となる吉高さんは、「残業ゼロ」「定時で帰る」がモットーのワーキングガール・東山結衣を演じる。吉高さんは結衣について「過去のある出来事から、定時で帰るというのがモットーですが、いい意味で“普通”の女性」と印象を明かしている。

 ドラマは、朱野さんの小説を原作に、特に注目を集めている「残業問題」を切り口として、単なる制度改革ではなく働く人々の意識改革=社会人の持つべき“ライフワーク・バランス”について描く。プロデュースは「アンナチュラル」などで知られる新井順子さんと「重版出来!」の八尾香澄さん。演出は「大恋愛~僕を忘れる君と」などを手掛けた金子文紀さんが担当する。

 主人公の結衣(吉高さん)は、過去にあるトラウマを抱え、以来「必ず定時で帰る」というモットーを貫くワーキングガール。「仕事は命を懸けるものではない」という思いを持ち、誰よりも集中して仕事を終わらせ、プライベートも大切にする。おいしいものを食べておいしいと感じるといった“普通の感覚”をきちんと大事にする32歳の独身。結衣は、同僚たちのさまざまな悩みに寄り添い、時に振り回され、そして解決していくが、そんな彼女の背景には、新人時代のトラウマやワーカホリックだった元婚約者の存在があった……という内容となる。

 吉高さんは「演じさせていただく東山結衣は、ドラマに出てくる役柄の中で一番偏っていないキャラクターなんじゃないかなと感じています。過去のある出来事から、定時で帰るというのがモットーですが、いい意味で“普通”の女性。一般的な会社に勤めているという、共感しやすいキャラクターを頑張って演じられたらなと思っています」と意気込んでいる。

 ドラマでは結衣が、くせ者ぞろいのブラック上司や同僚たちの間で奮闘しながら、毎日に小さな奇跡を起こすといい、現代社会が抱える、曲がった仕事観や恋愛・結婚観、人間関係、ブラック企業問題、孤独死などの身近にあるさまざまな社会問題を考え直し、「何のために働くのか?」「自分を大切にすること」「仲間を大切にすること」などのシンプルなメッセージを伝えていく。

 ワーカホリックな結衣の元婚約者・種田晃太郎を向井理さん、結衣の職場の先輩で仕事に生きるスーパーワーキングマザーの賤ヶ岳八重を内田有紀さん、ブラック上司として結衣をはじめ職場の面々を振り回す福永清次をユースケ・サンタマリアさんが演じ、柄本時生さん、泉澤祐希さん、シシド・カフカさんも出演する。

 会社員の経験が一度もなく「不安もありますが、一般の企業に勤めている会社員の友人に話を聞いたりしながら役のイメージをふくらませています」という吉高さんは、「このドラマには思わず感情移入してしまう、人間味あふれる個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。お仕事されている方もそうでない方も、見終わった後には心が少し軽くなって明日が前向きになれるような作品になっていくと思います。ぜひ楽しみに待っていてください」とアピールしている。

 ◇原作者・朱野帰子さんのコメント

 会社員時代の私にとって、仕事は死ぬ気でやるものでした。でも、心のどこかで「誰か止めてくれ」とも思っていました。ドラマファンの私にとって、主演の吉高由里子さんは、他者への包容力と、自分の生き方を貫く強さを持つ俳優さんです。長時間労働に追いつめられた同僚たちを、吉高さん演じる結衣なら必ずや止めてくれるでしょう。しかも、脚本は尊敬する奥寺佐渡子さん。これは紛れもなく、私が書きたかった定時に帰る会社員の物語だと感じる、すばらしい脚本にしていただいています。制作に携わってくださるすべてのみなさまに、この場を借りて厚く感謝申し上げます。楽しみです!

 ◇新井順子、八尾香澄プロデューサーのコメント

 日々の仕事や家事に追われ、自分でも気づかないうちに、つい無理をしてしまう人たち。将来やりたいことが見つからなかったり、自分は今の仕事に向いてないんじゃないか?と不安に思う人たち。「働き方改革」の時代に、サラリーマンも主婦も学生も、百人いれば百通りの悩みを抱えているのだと思います。肩肘張って一生懸命生きている人たちが、少し気持ちを楽にして、もっと自分を大切にしようと思える、そんなシンプルなメッセージを詰め込んだドラマになればと思います。主人公の結衣は決してスーパーウーマンではありません。不器用で、自分の身の丈も分かっている優しい人だからこそ、そっと悩める人に寄り添い、心を軽くしていきます。主人公・結衣を演じるのは吉高由里子さん。数々の出演作を拝見し、いつかご一緒したいと熱望していた吉高さんに引き受けていただき本当にうれしく思います。小さな幸せを感じて日々を大事に過ごすという、当たり前のようで実は難しい生き方を実践していく主人公を軽やかに演じていただき、「彼女のように生きたい」と思えるような主人公を一緒に作っていきたいと思います。さらに、向井理さんをはじめ、ユースケ・サンタマリアさん、内田有紀さんなど個性もお芝居も魅力的な出演者が決まり、今から楽しみでなりません。毎回、誰かに共感し、多くの悩める人々にとって明日を生きるヒントと勇気になるようなドラマを目指します。