砂の器 キャスト

砂の器キャスト

東山紀之
中島健人(Sexy Zone)
柄本明
土屋太鳳

東山紀之が出演 セクゾ中島健人、柄本明が出演

 俳優の東山紀之さんが主演を務める。「Sexy Zone」の中島健人さん、柄本明さんが出演する。東山さんは鋭い観察眼を持つベテラン刑事・今西栄太郎、中島さんは犯人の天才作曲家・和賀英良を演じる。

 ◇東山紀之さんのコメント

 ――オファーを受けて率直な感想は?

 松本清張先生の作品にはいくつか出させていただいていますが、「砂の器」は名作中の名作ですから、自分もこういう役がめぐってくる年になったのだなと感慨深いです。今回は、現代に置きかえて描くということですが、人間の芯をえぐり出すという清張先生の作品ですので、大変やりがいを感じています。

 ――今西という刑事役にどう取り組んでいこうと考えていますか?

「(過去映像化された作品では)丹波哲郎さん、渡辺謙さんなど大変な先輩たちが演じてこられた役ですが、今作の今西はちょっとアプローチが違うと思っています。今西と犯人である和賀の育ってきた環境、培ってきたものがなんとなく似ている、同化している………という気がしていて、それを皆さんがどう感じていただけるのか、人生を考えさせられる清張先生ならではの“人間”を表現したいと思っています。

 ――中島健人さんとは初共演となります。

 今の彼にしか出せない輝きや苦悩があると思うので、どう表現するのか僕も楽しみです。歌ったり踊ったりコメディーをやるのとはちょっと違いますから、あぶり出される人間臭さを彼がどう出してくれるのか、期待しています。僕自身もそうですが、彼が俳優として目指すべき道が見えてくる作品になると思います。巡ってくる役で人生が変わる………良い意味で彼にとっての“光”が見えてくると思いますね。

 ――視聴者にメッセージを。

 時代は変われど、人は変われど、その人たちの本質は変わらない。いつの時代も若者は同じ悩みを持ち、年を取るにつれ感じ方は違ってくるのですが、そのときは同じようなことを思っていたりします。多くの人が共感できる作品になること、そして60周年という機会で作るわけですから、ぜひ大作にしたいと思っています。

 ◇中島健人さんのコメント

 ――オファーを受けて率直な感想は?

 感動しました。原作の大ファンだったので、過去に映像化されてきた作品も何度も見てきました。“平成最後の奇跡”だなと。それくらいこの作品を好きだったので、命をかけてこの役を生きようと思っています。歴代、名優の方々、大先輩たちが演じられてきた和賀の役をいただいたのは、奇跡以上の“宿命”かもしれません。

 ――和賀という役にどう取り組んでいく?

 歴代の和賀英良を見てきましたが、時代背景がそれぞれ違います。今作では“平成最後”という舞台で和賀を演じさせていただく上で、現代感を大切にしつつ、今までの作品の素晴らしさを引き継ぎたいです。うまく自分と「砂の器」の歴史を折衷させて、新しい和賀英良を作っていきたいと思っています。

 ――東山紀之さんとは初共演となります。

 東山さんと共演するのも“宿命”だと思っています。僕が一番憧れている……いや崇拝している先輩なので、一緒に一つの作品を作り上げるというのが僕の夢でした。しかも「砂の器」で、というのが信じられなくて。香盤表(スケジュール表)を見ると、東山紀之と書いてある。1枚1枚捨てられないです。東山さんからは「勝負しようぜ」と言われましたので、そこは僕も全力で挑ませていただきたいと思います。現場では東山さんを敵だと思ってしっかり対決するのが大事ですので。

 ――柄本明さんも初共演となりますね。

 多くの作品の中で、柄本さんを見る機会がとても多く、「砂の器」でご一緒させていただけるなんてご縁だと思っています。千代吉という役は心の根底に存在する愛を表現される役で、それが柄本さんという重厚感のある俳優の大先輩であるという……。緊張していますが、頑張りたいと思います。

 ――ピアノへどんなふうに向き合っていますか。

 久しぶりに曲を練習するということになるので、改めてピアノと向き合っていかなければと思いますし、それが和賀英良を作り上げる上で大切な部分になります。1日10分だったピアノの時間を3時間くらいにしたいです。歴代の和賀を演じてきた先輩に負けたくないという気持ちもあるので、自分にしかできない和賀英良は何なのか? ピアノを弾きながら考えていきたいと思います。

 ◇柄本明さんのコメント

 ――今回のオファーを受けた感想は?

 (1974年の)映画では野村芳太郎さんが監督で、橋本忍さんと山田洋次さんが脚本の大名作でしたね。千代吉は加藤嘉さんがやっていらした役ですね、映画を見たときに感動したのを覚えています。その役をいただいたことに非常にうれしく感じております。

 ――千代吉という役にどう取り組んでいきますか?

 今回は現代という時代に置き換えていますから、さまざまな動機も変わっているので、自分なりに感じ取ってやれればいいのではないかな、と思っています。話の骨子はそれほど変えなくても、現代に置き換えている部分で、制作側にはご苦労もあったかと思いますが演じるこちらも頑張ってやりたいと思っています。

 ――楽しみなシーンは?

 それぞれのシーンは大変だと思いますが、特にお遍路のところはいろいろな土地を行くのでどういうふうになるのだろう、と楽しみですね。

 ――視聴者にメッセージをお願いします。

 「砂の器」は、若いときに映画館で見ております。大名作です。今回は現代に置き換えたテレビ版としてどのような作品に仕上がるのか、楽しみに見ていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

土屋太鳳、セクゾ中島健人の“愛人”に SPドラマ「砂の器」出演で「役が空から舞い降りてきたよう…」

28日に放送される特別ドラマ「フジテレビ開局60周年特別企画『砂の器』」に出演する土屋太鳳さん(C)フジテレビ
28日に放送される特別ドラマ「フジテレビ開局60周年特別企画『砂の器』」に出演する土屋太鳳さん(C)フジテレビ

 女優の土屋太鳳さんが出演する。土屋さんは、「Sexy Zone」の中島健人さん扮(ふん)する天才作曲家・和賀英良の愛人・成瀬梨絵子を演じる。土屋さんと中島さんがドラマで共演するのは初めて。和賀は大物大臣の令嬢と婚約しているが、心は梨絵子に。梨絵子は殺人を犯した直後の和賀が自身のアパートに身を寄せ、頼ってくれることに喜びを感じるが、脱ぎ捨てた血の付いたシャツを見つけてしまう……という設定。

(C)フジテレビ
(C)フジテレビ

 ◇土屋太鳳さんのコメント

 --今回「砂の器」の梨絵子役のオファーを聞いたときの率直な感想は?

 「砂の器」という、あまりにも大きな存在の作品名が聞こえた瞬間、まず驚きました。家の本棚に祖父の代からある文庫本を改めて読み、松本清張先生の世界に改めて衝撃を受け、その直後に台本を読ませていただいたのですが、現代ならではの思い切ったアレンジが試されていることに、さらに驚きました。とても難しい挑戦になると思いましたが、その危惧とは裏腹に台本を読む手は止まらず、梨絵子という役にも意外なほど違和感を感じなかったんです。空から降ってきた雪を見つけた時みたいに、まるで梨絵子という役が空から舞い降りてきたようで、責任やプレッシャーも強く感じますが、それよりも、梨絵子を早く温めたい気持ちになりました。

 --梨絵子という役をどうとらえ、どのように取り組まれていきますか?

 成瀬梨絵子という役は、同じ名前や近い設定を持つ人物は原作や過去の映像作品にも登場するのですが、今回は「ある要素」が強調されていることもあって、今回ならではの解釈が必要なのかなと感じています。まずは梨絵子の過去に寄り添うところから取り組んでいこうと思っています。

 --いわゆる“愛人”という役を演じるのは初と伺いました。今までの土屋さんのイメージや演じてこられた役のイメージとは違う部分も大きいかと思いますが、いかがですか?

 以前ある作品で親子二役を演じた時に、道ならぬ恋で娘を授かった場面を母親の立場で演じたことはあります。でも恋愛の過程を演じるのは初めてですし、どういう立場で人を愛するかということは自由だからこそ難しくて、人物設定だけを伺った時は、確かに想像しにくい役どころでした。でも梨絵子は途中まで、自分が和賀さんにとってどんな存在なのか、あまり意識していないような気がします。それよりも、切なさや哀しさや寂しさも含めて、目の前の和賀さんとの時間を真っすぐに選び続けている気がしていて、「愛人」という言葉の響きとは逆の、愚かなくらい純粋な部分をどう表現するかが、鍵なのかなと感じてます。そしてその鍵を基に、そこからの変化を探っていこうと思います。

 --中島健人さんとのドラマでの共演は初めてですか?

 中島健人さんは同世代の役者さんの中でも、希有(けう)な存在の方だと思います。エンターテイナーとして数えきれない人たちの心をつかみながら、役者さんとしても青春をテーマにした作品を牽引(けんいん)してこられて、しかも、バラエティーでもキャリアを積んでいらっしゃいます。でも、キラキラしたものを背負い続けるには、大きな覚悟や重いリスクも同時に背負ってこられたと思いますし、見る人たちを裏切らない努力や求められるものに応える工夫など、本当にあらゆることに取り組んでいらっしゃるので、そのキャリアが結集して、まさに今、和賀英良という魂となってあふれ出ているのだと思います。その姿を目の前で拝見できることは本当に光栄ですし、女優として全力でぶつかりたいです。どのシーンをというのは特になく、一瞬一瞬を丁寧に積み重ねて、その結果、見てくださる方々の心に何かを残せたらと願っています。

 --視聴者にメッセージをお願いします。

 人が人を裁くこと、ゆるすこと、愛することを見つめる作品になることと思いますし、現代という時代への問題提起も含まれていて、嵐の中に入っていくような畏れも感じておりますが、錚々(そうそう)たるキャストの方々が紡いでいらっしゃる現場の空気、そしてその現場を守るスタッフさん方のアドバイスに、まずは全力で食いついていこうと思っております。ぜひ見守りつつ、オンエアを待っていてください。よろしくお願いいたします。