おちょやん(朝ドラ) ニュース

杉咲花、「おちょやん」クランクアップに感無量 「一生この現場にいたいと思うほど毎日が幸せでした」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」のクランクアップを迎えた杉咲花さん(C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」のクランクアップを迎えた杉咲花さん(C)NHK

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)に主演する女優の杉咲花さんがこのほど、クランクアップを迎えた。杉咲さんは「悔しい思いになったこともたくさんありましたが、それ以上に現場が楽しくて、『おちょやん』という作品が大好きで、一生この現場で演じていたいと思うほど毎日が幸せでした」と振り返った。

 杉咲さんは「出演者の皆さん、スタッフの皆さんがこの作品を愛して、自分の仕事に誇りを持っていて、その姿が一人一人みんな輝いていて、本当にすてきな現場でした」とコメント。

 「本当に、毎日現場に行くのが楽しみだったので終わってしまうのはとてもさみしいですが、今、千代という役に対してやり残したことはないと感じています。今の自分にできることは精いっぱいやりきれたのではないかと思うと、感無量です。本当にすばらしい時間を過ごさせてもらいました」と、あいさつした。

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。ドラマは5月15日まで放送される。

小西はるが登場 新座員の灯子役「小西真奈美に激似」の声?

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第93回のワンシーン 小西はるさん演じる朝日奈灯子 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」第93回のワンシーン 小西はるさん演じる朝日奈灯子 (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第93回が4月13日に放送され、「鶴亀新喜劇」の新しい座員として、小西はるさん演じる朝日奈灯子が登場した。SNSでは、「小西真奈美さんに激似」「小西真奈美さんの血縁の方かと思ってしまった」「まとう空気感も(小西真奈美さんと)近い」などと苗字が同じ女優の小西真奈美さんと「似ている」という声が数多く上がった。

 小西はるさんは、2000年10月16日生まれの20歳。大阪府出身。2019年に放送されたTBS系の連続ドラマ「G線上のあなたと私」では、中川大志さん演じる大学生の加瀬理人に恋する同級生・清水結愛役で話題となった。同年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」、公開中の映画「ライアー×ライアー」(耶雲哉治監督)にも出演している。

第16週「お母ちゃんて呼んでみ」振り返り 寛治の屈折した心 どうにかしたい千代

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第16週の一場面 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」第16週の一場面 (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)。3月27日は第16週「お母ちゃんて呼んでみ」(3月22~26日)を振り返る。

 「おちょやん」の毎週土曜は、同週のドラマの“振り返り”回。黒衣(桂吉弥さん)の案内で、ハイライトをイッキ見することができる。

 第16週は、昭和12(1937)年12月、千代(杉咲さん)の父テルヲ(トータス松本さん)が亡くなって5年がたち、千代は30歳になった。鶴亀株式会社の熊田(西川忠志さん)から頼まれ、新派出身の子役・松島寛治(前田旺志郎さん)と暮らし始める千代。そんなときに突然、高城百合子(井川遥さん)と小暮真治(若葉竜也さん)が訪ねてくる。

 すでに結婚していて、今は思想や言論を取り締まる秘密警察、特別高等警察に追われる身となっていた百合子と小暮を千代はかくまう。その一方で千代は、寛治の屈折した心をどうにかしたいと思い……。

前田旺志郎「おちょやん」“もろく危うい”寛治を語る 「すべての言葉の真意を自分なりに探しながら」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」で松島寛治を演じている前田旺志郎さん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」で松島寛治を演じている前田旺志郎さん (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演する俳優の前田旺志郎さん。演じる松島寛治は、新派の劇団の座長の子で、早くに父を亡くし、千代(杉咲さん)と一平(成田凌さん)のもとで生活することになるが……という役どころだ。「朝ドラの出演は今回で2回目になりますが、ここまでしっかりと作品に関わるのは初めてなのでうれしいですし、緊張もしています」と話す前田さんがドラマについて語った。

 ◇裏切り行為のワケ 「寛治自身でさえも理解できない部分ある」

 どこか屈折した心の持ち主の寛治。前田さんは「寛治は、自分が本当に思っていることを言葉や表情になかなか出さない複雑な子です。なので、台本を何度も丁寧に読みながら、このせりふは本当はどういう思いで言ったのだろうと、書かれているすべての言葉の真意を自分なりに探しながら大切に演じています」と明かす。

 一方で、「あまり理詰めに考えすぎないようにもしています」という前田さんは、「寛治は、千代と一平と暮らしている中で、ある事件を起こしてしまいます。それは、千代と一平は、これまで寛治が出会った人たちとは違い、この二人だけは信用してもいいと思い始めた矢先の出来事だったので、僕の中ではなぜ二人を裏切るような行為をしたのか分かりませんでした」とも告白。

 「でも、寛治自身も分かっていなかったんじゃないかな」と推測していて、「寛治自身でさえも理解できない部分もあって、若さゆえの素直さと同時に、もろく危うい部分もあるということに気がつき、そのバランスを大切にして演じています」と語った。

 ◇すべてを包み込んでくれる杉咲花 「すんなりと演技に反映できました」

 収録現場の様子については「杉咲さんは、撮影中はもちろんのこと、撮影以外でも千代そのもので、すべて包み込んでくれています!」と声を弾ませる前田さんは、「僕は途中からの参加で、当初はガチガチに緊張していました(笑い)。でも、まるで千代が寛治の面倒を見るように杉咲さんが常に気遣ってくれて、出演者やスタッフの皆さんに紹介してくれてだいぶ緊張が和らぎました。きっと寛治も、千代にこういう思いを抱いたのだろうなと思い、すんなりと演技に反映できました」と周囲にも感謝する。

 最後に「毎日15分の中でストーリーの起承転結がちゃんとあり、悲しいだけでなく笑いもあり、優しい気持ちになれるドラマは朝ドラならではです。今後、物語は戦争に突入していき、寛治自身も千代との関係性が変化していくことになります。人間の良い部分だけでなく汚い部分や悪い部分も、すべて包み込んでくれるような作品になっていますので、全人類にご覧になっていただきたいです」と視聴者に呼びかけた。

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれた千代が、華やかな芝居の世界に魅せられ、自らも女優を目指すようになる。

(C)NHK
(C)NHK

<SNS反響>“百合子”井川遥再登場! “小暮”若葉竜也と「結婚してるの!?」と反響 「さすがいつでもフリーダム」の声も

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第78回の一場面 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」第78回の一場面 (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第77回が3月23日に放送された。同回では、ヒロイン千代(杉咲さん)の憧れの女優・高城百合子(井川遥さん)と、千代がかつて思いを寄せていた青年・小暮真治(若葉竜也さん)が再登場。百合子と小暮が結婚していることが明かされ、「え!? 2人結婚してるの!?」「なんと結婚してた!」「再び登場うれしい~」といった声が上がった。

 同回では大坂を訪れていた百合子と小暮が、訳あって宿泊する場所が必要になったため、千代が暮らす家を訪問した。百合子は、泊めてもらうにも関わらず「できれば広い方がうれしいけど、まぁ仕方ないわね。我慢するわ」と話すなど、自由奔放ぶりは相変わらず健在。そんな百合子について、「さすがいつでもフリーダム」「相変わらずの百合子さん」「お変わりなく自由だった」といった声も上がった。

第15週「うちは幸せになんで」振り返り ボロボロの姿でつきまとうテルヲ 誠心誠意の謝罪 揺れる千代

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第15週の一場面 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」第15週の一場面 (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)。3月20日は第15週「うちは幸せになんで」(3月15~19日)を振り返る。

 「おちょやん」の毎週土曜は、同週のドラマの“振り返り”回。黒衣(桂吉弥さん)の案内で、ハイライトをイッキ見することができる。

 第15週は、千代(杉咲さん)の父テルヲ(トータス松本さん)が突然、ボロボロの姿で芝居茶屋「岡安」に現れる。父親を冷徹に無視し続ける千代にへこたれずにつきまとうテルヲだったが、やがて借金取りとけんかし、警官に捕まってしまう。身内がいないと言い張るテルヲと面会した千代は、過去の数々の非道をわび、誠心誠意頭を下げて必死に謝罪するテルヲを前にし、自分はどうしたいのか、分からなくなってしまう……という展開だった。

明日海りお 元宝塚スターが“名門劇団出身”の女優を熱演 「おちょやん」ルリ子と「共通点があるのでは」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」に高峰ルリ子役で出演している明日海りおさん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」に高峰ルリ子役で出演している明日海りおさん (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」に出演している明日海りおさん。約5年半にわたり宝塚歌劇団花組のトップスターを務め、2019年11月に退団した明日海さんは、杉咲さん演じるヒロイン千代が所属することになった劇団「鶴亀家庭劇」の座員・高峰ルリ子を演じている。東京の名門劇団で人気女優として活躍した経験を持つルリ子について、「私自身も宝塚歌劇団を卒業しましたので、ある程度共通点があるのではないかと感じました」と語る明日海さんに話を聞いた。

 ◇ルリ子と自身には“劇団出身”という共通点 「内面の成長」見ていただければ 

 「おちょやん」の出演が決まったときの心境について、明日海さんは「朝ドラは、小さな頃から家族と朝ごはんを食べながら見ていたので、自分にとって生活の一部でした。そんな番組に自分が出演するということが信じられない気持ちと、初めて出演できるといううれしい気持ちの両方です」と話す。

 また高峰ルリ子という女性について聞かれると、「高峰ルリ子は東京の新派の名門劇団出身で、その劇団の主役を務めたこともあり、プライドもあります。私自身も宝塚歌劇団を卒業しましたので、ある程度共通点があるのではないかと感じました」とルリ子に自分自身を重ね合わせる明日海さん。

 ただ、「台本を読み進めていくと、恋人だった劇団の主宰を奪われ、主役の座からも降ろされ、ずっと一緒にやってきた仲間たちから後ろ指をさされるような形で辞めざるをえなかった、ルリ子の悲しい過去が明らかになってきました」とルリ子の別の一面を明かす。

 「それでも舞台に立ちたい、芝居を続けたいと、新たに『鶴亀家庭劇』で頑張ろうとしても、自分のプライドが邪魔になって衝突してしまいます。高飛車な態度で強い女性ですが、次第にだんだんとほぐれていき、ルリ子の内面の成長や、他の団員との交流のなかで絆が深まっていくのを見ていただければと思います」と語った。

 ◇舞台とドラマの違い実感 「まずはカメラに慣れるのが課題」   

 撮影現場で感じたことについて聞かれると、「舞台に立っている時は、客席を基準にして自分の見え方や相手との立ち位置を考えていたんですが、ドラマは同時に何台ものカメラがいろいろな方向から撮影するので、どの角度から、どういう画を撮りたいのかということを瞬時に察知する感覚が最初はなかなかつかめなくて、まずはカメラに慣れるのが課題です」と明かす明日海さん。


 また、共演の杉咲さんと成田凌さんについて、「千代ちゃんも一平さん(成田さん)もとても包容力があって落ち着いていて、周囲の人たちが演じやすいようにリラックスさせてくださっています。でもいざ撮影が始まると集中力を瞬時に発揮して空気をがらりと変えてくださるんです」と驚きを見せる。

 最後に視聴者に向けて、「千代ちゃんの人生は波瀾(はらん)万丈です。1日15分の中に涙あり、でも笑いもたくさんある毎朝のドラマを楽しんでいただき、良い一日の始まりになればと思います。私の演じる高峰ルリ子も、最初は嫌な人だと思ったけど可愛げもあるなと思っていただけたらうれしいです」とアピールした。

第8週「あんたにうちの何がわかんねん!」振り返り 父テルヲの裏切り、小暮の求婚に千代は?

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第8週の一場面 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」第8週の一場面 (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)。1月30日は第8週「あんたにうちの何がわかんねん!」(1月25~29日)を振り返る。

 「おちょやん」の毎週土曜は、同週のドラマの“振り返り”回。黒衣(桂吉弥さん)の案内で、ハイライトをイッキ見することができる。

 第8週は、千代(杉咲さん)の元を、父のテルヲ(トータス松本さん)が突然、訪ねてくる。相変わらず調子のいいことを言うテルヲだったが、借金まみれの生活をしていることが発覚。千代はあきれ果て、すべての持ち金をテルヲに渡し、もう二度と会いにくるなと言い放つ。またしても父に裏切られた千代は、この日を境にやる気を失い、撮影所にも行かなくなる。

 一方、助監督の小暮(若葉竜也さん)は、最後の挑戦と思って書いた脚本が不採用となり、監督への道をあきらめ、実家に帰ろうとしていた。そこで小暮は、千代にプロポーズし、一緒に実家で暮らさないかと誘う。うれしいはずの言葉に喜べず困惑する千代は……という展開だった。

若葉竜也「おちょやん」で好演 千代の“初恋相手”小暮は「かっこよくないし、情けない」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」で小暮真治を演じている若葉竜也さん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」で小暮真治を演じている若葉竜也さん (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」に出演している若葉竜也さん。ヒロイン千代(杉咲さん)が女優として働く鶴亀撮影所で、助監督の仕事をしながら、監督を目指している青年・小暮真治を演じている。右も左も分からない千代を助けるうち、千代から好意を寄せられるようになった“初恋相手”の小暮について「なんか変なヤツなんですよね。かっこよくないし、情けないというか」と語る若葉さんに、「おちょやん」出演が決まったときの心境、現場での杉咲さんの印象について話を聞いた。

 ◇「今までの朝ドラとは少し違う空気感を」という注文にプレッシャー

 「おちょやん」の出演が決まったときの気持ちについて、若葉さんは「『おちょやん』のオファーをいただいて台本を読んだとき、『あ、面白い』とシンプルに興味を持ちました。最初に演出の方にお会いしたときに、『今までの朝ドラとは少し違う空気感を作ってほしい』とおっしゃっていてプレッシャーでしたが、気負わず、小暮のフラットな空気感みたいなものが、視聴者の皆さんに新鮮に映ればいいなと思いながら演じました」と話す。

 また、「小暮は千代ちゃんが大部屋女優になる撮影所の助監督で、なんか変なヤツなんですよね。かっこよくないし、情けないというか」と語る若葉さんは、その一方で「でも、僕はそれがすごく好きで、小暮の最大の魅力だと思っています」と胸を張る。

 役を演じるにあたり、「人間らしい人が僕はすごく好きなので、それをどうにか体現できたらいいなと思って演じました」といい、「千代ちゃんに対して、表裏のない本音を伝えるのは、千代ちゃんのことをすごく信頼しているからこそだと思います。ここまでピュアに人と接するのは勇気がいると思います。僕自身、目の前にもし小暮がいたら、そんな真っすぐな目で見ないでくれって思うでしょうね」と笑顔を見せた。

 ◇いるだけで空気が明るくなる杉咲花 「あんなにキュートな人がいるんだ」

 若葉さんは現場での杉咲さんについて、「現場にいるだけでその場の空気が明るくなります。俳優さんの中には、『主役だから明るくしなきゃ!』と、どこか無理をしているのが見えてしまい心配になってしまうような方もいますが、杉咲さんにはそういう違和感がありません。あんなにキュートな人がいるんだなと思いました」としみじみ語る。

 最後に視聴者に伝えたいことを聞かれると、「良い作品にするために、誰もが『諦めずにもう一歩前に出る』という熱意で日々の撮影を積み重ねています。たった1人でも『あと一歩だけでいいから前に出てみようかな』と思ってもらえたら大成功だと思っています」と回答。続けて「このドラマの全てが見どころだと思いますし、物語が『点』ではなく『線』で繋がるように描かれているので、視聴者の皆さんが思う見どころが、そのまま見どころなんだと思います。皆さんが好きなシーンを見つけてもらえるとうれしいです」と語った。

阿部純子「とと姉ちゃん」でも共演 杉咲花は「柔らかな印象で、いつも笑顔」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」で若崎洋子を演じている阿部純子さん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」で若崎洋子を演じている阿部純子さん (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」に出演している阿部純子さん。ヒロイン千代(杉咲さん)と一緒にカフェー「キネマ」で働く女給・若崎洋子を演じている。阿部さんに、2016年度前期の朝ドラ「とと姉ちゃん」でも共演を果たした杉咲さんに対する印象や、自身が演じる洋子のイメージなどを聞いた。

 ◇苦労人の洋子は「心根が優しい人」 「温かい部分」を見てもらいたい
 
 オーディションに合格して、「おちょやん」への出演を果たした阿部さん。「とと姉ちゃん」にヒロイン(高畑充希さん)の友人役で出演しており、朝ドラは「おちょやん」が2作目となるが、「まさか自分がオーディションに受かるとは思っていなかったので、びっくりしました」と阿部さんは驚きを隠さない。また、「『絶対に受かりたい!』という気合でオーディションに臨んでいた」と話す阿部さんは、「選んでいただけたことが素直にうれしくて、朝ドラの一員として一生懸命頑張ろうと思いました」と振り返る。

 また、「おちょやん」はNHK大阪制作で、自身も大阪出身の阿部さんは、「NHK大阪制作の朝ドラに出演できることを、親や友達もとても喜んでくれて、私自身もとてもうれしいです」と喜びをにじませる。

 阿部さん扮(ふん)する洋子は、離婚歴があり、一人息子を抱えながら女優を目指しているという苦労人。そんな洋子について、阿部さんは「女優になりたいけれど、家族もいるし、うまくいかない、どうしようってちょっと困っている。それを周囲に見せないように頑張っているのが、可愛らしい女性だなと思います」と話す。

 続けて、「洋子は心の根が優しい人なのかなっていう印象があります」と明かす阿部さんは、「もちろん女優としてもっとやっていきたいというプライドはあるんですけど、根っこにある部分、温かい部分が千代ちゃんとの出会いによってより一層出てくると思うので、そういうところを見てもらいたいです」とアピールしていた。

 ◇杉咲花は「柔らかな印象で、いつも笑顔」 

 撮影現場での印象について聞かれると、「共演者の皆さんは本当に明るくて、現場に行くのが楽しくて、こんなにリラックスして朝ドラの現場に行かせていただいていいんだろうかという気持ちでした(笑い)」と撮影を楽しんでいる様子。また、杉咲さんに対する印象は「柔らかな印象で、いつも笑顔。“癒やし”というか、たくさん力をもらいました」と話している。

 さらには「(杉咲さん演じる)千代ちゃんがどんどん成長していく姿を見ていきたいなと思っています」と話す阿部さん。「どうなっていくんだろう、千代ちゃんの恋愛とか(笑い)。一視聴者としても楽しみですし、そういった気持ちをご覧になってくださる皆様にも、味わっていただけるんじゃないかと思っています」と今後への期待を語った。

(C)NHK
(C)NHK

ファーストサマーウイカ、朝ドラ“デビュー戦”振り返る 18歳の頃からの夢、かなう?「回り回って、やっと」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第31回にミカ本田役で登場したファーストサマーウイカさん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」第31回にミカ本田役で登場したファーストサマーウイカさん (C)NHK

 タレントのファーストサマーウイカさんが、1月18日に放送されたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第31回にハリウッド帰りの女優ミカ本田役で登場した。ドラマの公式ツイッターでは、ファーストサマーウイカさんが自身の朝ドラ“デビュー戦”を振り返るインタビュー動画が公開。「めちゃくちゃうれしかったです。やっぱり関西に生まれて、昔から朝ドラ見てきましたけども、大阪で作る朝ドラに出たいというのは、舞台女優を始めた18歳の頃からの夢だったので、回り回って、いろいろな職業を経て、やっとここにたどり着いたと思うと、本当に感無量でした」と振り返っている。

 第31回は、鶴亀撮影所で、女優の卵として映画の世界に飛び込んだ千代(杉咲花さん)。癖の強い片金所長(六角精児さん)と監督の面談にも晴れて合格し、早速、助監督の小暮(若葉竜也さん)に連れられ、初めての撮影現場に臨む。ところが映画の現場を知らない千代の振る舞いが監督を激怒させ、作品から外されてしまう。さらには、先輩の大部屋女優からの容赦のない嫌がらせの日々。親切なのは小暮のみだったが、そんなある日、千代は憧れのあの人に偶然、再会する……という展開だった。

 ファーストサマーウイカさん演じるミカ本田は、監督のジョージ本田(川島潤哉さん)の妻で、ハリウッド帰りの女優。ジョージを「ダーリン」と呼び、「ハリウッドのチェリーパイが懐かしいわ」とのせりふもあった。

 ファーストサマーウイカさんは動画インタビューで、「ただ、ミカ本田役は標準語だったんですね」と切り出すと、「せっかく関西弁が生かせると思って、肩ブンブン回して来たんですけど、なぜか、逆に英語っていう、謎なミカ本田という役をいただきまして。それはそれで、デビュー戦としてはすごく印象深い役になったのかなと思います。そして、視聴者の皆様にも戸惑いを与えるような、謎のキャラクターになっているんじゃないかなと思います」と語っていた。

ファーストサマーウイカ 、1月18日放送「おちょやん」で朝ドラデビュー ハリウッド帰りの女優役

NHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演するファーストサマーウイカさん(C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演するファーストサマーウイカさん(C)NHK

 タレントのファーストサマーウイカさんが、1月18日に放送される杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第31回に出演し、朝ドラデビューを果たす。ファーストサマーウイカさんは今回、ハリウッド帰りの女優を演じる。

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれた千代が、華やかな芝居の世界に魅せられ、自らも女優を目指すようになる……というストーリーが展開する。

 ドラマは、18日放送の第31回から第7週「好きになれてよかった」がスタートする。

<インタビュー>脚本・八津弘幸 ヒロイン杉咲花に「ラッキー」 そのワケは? 明るい魅力にも期待

NHK連続テレビ小説「おちょやん」の脚本を手がける八津弘幸さん=NHK提供
NHK連続テレビ小説「おちょやん」の脚本を手がける八津弘幸さん=NHK提供

 女優の杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」の脚本を手がける八津弘幸さん。池井戸潤さん原作の連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系、2013年)や「下町ロケット」(同、2015年)のほか、2019年にNHKの「ドラマ10」枠で放送されたドラマ「ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜」などで知られる八津さんは、大胆な構成力とエンターテインメント性をベースにした重厚な人間ドラマだけでなく、笑って、泣ける“人情もの”も手掛けてきた。そんな八津さんが、初の朝ドラとなった「おちょやん」にかける思い、杉咲さんに対する印象などを語った。

 ◇朝ドラは新人時代からの憧れ 「実現でき、感無量」 

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。

 主人公の竹井千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる……というストーリーが展開する。

 初めて朝ドラの脚本を手がけることが決まったとき、「率直にうれしかった」と語る八津さん。「私がまだ新人のころ、どんな作品を書きたいかと聞かれ、『日本で脚本を書くからには、やっぱり朝ドラか、大河ですね』なんて言っていたんです。それが実現でき、感無量といったところです」と喜びを明かす。

 その一方で八津さんは「ただ、話が本格的に進むにつれ、少しずつ喜びが恐怖に変わっていきました」と告白。「よくよく考えてみると、あの“朝ドラ”だよなと(笑い)。半年間ちゃんと走り切らなければと、不安でいっぱいです。書き始める前、周りの人たちから、『八津さん、1話15分のペースは本当に難しいですよ。それを毎週5話続けるのは大変ですよ』とすごく言われて、自分でもそうだよなと思っていたんです」と本音を漏らす。

 でも、「実際に書き始めてみたら、そんなことはありませんでした」という八津さん。「15分の中に毎回ちょっとした山を作っていくのは楽しいですね。毎日盛り上げすぎるのは朝ドラに合わない気もしたのですが、結果的には良い方向にはたらいている気がしています。どうせ書かせていただくのですから、習慣で見ていただくのではなく、毎日本当に面白くて、どうしても見たくて見てもらえるような作品にしたいんです」と作品にかける思いをのぞかせた。

 ◇「芝居がめちゃくちゃうまいのは、改めて言うまでもない」杉咲花

 ヒロインが杉咲さんに抜てきされたと聞いたとき、「すごくラッキーだと思いました」と語る八津さん。「杉咲さんのお芝居がめちゃくちゃうまいのは、改めて言うまでもないでしょう。でも、今まで彼女が演じてきた役は、ちょっと陰のある、何かを背負っている役が意外と多かった気がします。杉咲さんはお芝居がうまいので、作り手はつい、そうした深いところまで演じてほしくなってしまうのだと思います」と杉咲さんの女優としての印象を語る。

 ただ、「おちょやん」では杉咲さんに、“陰のある、何かを背負っている”部分を前面に押し出して演じてもらうのではないようで、「それはそれで確かに彼女の魅力なのですが、今回は、根っから明るい杉咲さんをできるだけ見せてもらえたらと僕は思っています。もちろん泣いたり苦しんだりするシーンはたくさんありますが、それをはねのけていく、杉咲さんの明るい魅力を出してもらえることを、大いに期待しています」と話した。

<SNS反響>吉川愛 カフェーの店員役で「おちょやん」に登場 流ちょうな富山弁に「一発でファン」「最強」の声

NHK連続テレビ小説「おちょやん」に宇野真理役で出演する吉川愛さん(C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」に宇野真理役で出演する吉川愛さん(C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第21回が1月4日に放送され、女優の吉川愛さんが演じる「カフェー『キネマ』」の従業員・宇野真理が登場した。

 真理は富山県出身という設定で、ヒロインの千代(杉咲さん)からあいさつされると、「ああ、そんながけ。私、真理いうがやちゃ。私もここに来てえ、まだひとつきながやけど、分からんことあったら何でも聞かれ」と流ちょうな富山弁を披露。

 吉川さんの愛らしい富山弁に、SNSでは「愛ちゃん富山弁しゃべっとる」「富山弁がうまくて可愛くて一発でファンになった」「愛ちゃんの富山弁姿最強」「おちょやんの吉川愛ちゃんかわええええええ!」との声が上がっていた。

成田凌「『役者』を演じるが続いている」 第4週から本格登場

NHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演する成田凌さん(C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演する成田凌さん(C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、喜劇界のプリンス・天海一平役を演じる成田凌さん。12月21日からの第4週「どこにも行きとうない」で、本格登場する。

 成田さん演じる一平は、人気喜劇一座の座長、天海天海の息子。幼いころから子役として、いやいや役者をやっていたが、やがて自分が目指す新しい喜劇を作ることに目覚めていく。千代(杉咲さん)とともに新しく生まれた「鶴亀家庭劇」に参加。やがて2人は結婚し、二人三脚で奮闘する。

 成田さんがNHK大阪の朝ドラに出演するのは「わろてんか」以来で、「『役者』を演じるということが続いています。出演者はもちろん、スタッフさんも含めてすばらしいです。本当は僕も引っ張っていかなきゃいけないのだと思いますが、そんな必要もないなっていうぐらい、楽しく撮影しています」という。

 自身の役柄について「今演じている時点での一平は、まだ若くて定まっていなくて、どういう人かわからない状態です。何を考えているかわからないし、千代に対しても、心で思っていることとは逆の言葉を伝えてしまいます。でも千代にはわかる。一平も伝わっているとわかっています。お互いに境遇が似ているからでしょうか。一平が千代にひかれたのは、力強く生きていて、自分にウソがなく、人にもウソがなく、まっすぐなところでしょうか」と語っている。

 また、視聴者に向けて「出演している人たちがすばらしいのはもちろん、映像としても素晴らしいし、スタッフさんを含めてみなさん『いいものを』という気概というか、一人ひとりの放つエネルギーをすごく感じています。そして、なによりも、ただただ“杉咲花がすばらしい!”そういうことだと思います。彼女がいきいきとそこに存在していれば、それで十分かなと。きっと、みんなに愛してもらえると思います。一平は、最後のほうでちょっと意外な方向にいくと思うので、それも楽しんでいただきたいです」とアピールしている。

杉咲花、シズからの感謝に「うれしかっただろうな」 “花note”で撮影振り返る

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第3週の一場面(C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」第3週の一場面(C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)のホームページで連載され、杉咲さんがドラマの撮影秘話などを語る企画「花note」が12月18日、更新された。第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」は、岡安のおかみ・シズ(篠原涼子さん)に昔の恋のうわさが流れ、千代は自分の将来を考え……という展開だったが、千代はどんな思いを抱えていたのか、杉咲さんが語っている。

 杉咲さんは、今週は「千代とシズさんの関係がより深まるようなお話」だったと振り返り、「その象徴的なシーンの一つが、シズさんに延四郎さん(片岡松十郎さん)と会ってきてほしいと千代が意見するシーンだったのではないかと思います」と語る。

 同シーンの撮影では、千代が岡安で働いていた8年間を、どのように過ごしていたのか考えていたそうで、「きっと、ご寮人(ごりょん)さんをはじめ、旦さん、お家(え)さん、みつえちゃん、そしてお茶子のみんなが、本当に家族のように接してくれていたと思います。そんな8年間があるからこそ、千代は『うちは、ご寮人さんに恩返しがしたい』と言えたのだろうな」と説明している。

 また、厳しい言動をとるシズについては「この時代に女性が芝居茶屋を切り盛りしていくことはすごく大変で、いろんな困難を乗り越えてきているからこその、厳しさのある人なのだと思います」と分析。

 「そんな厳しい人から、『あんたのおかげだす。おおきにな』と言われた千代。とてもうれしかっただろうなと思いました」「このシーンを撮り終えたあと、演出ディレクターから『千代の笑顔は、頭の中で“よっしゃー”って、ブンブンと手を振って喜んでるような表情だった』と言われたんです(笑い)。でも本当にそれくらいうれしかっただろうなと思います」と明かしている。

篠原涼子が語るシズの厳しさ、優しさ 延四郎との過去語る場面は「人としてはすごく正しい選択」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第3週の一場面(C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」第3週の一場面(C)NHK

 杉咲花さん主演の2020年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)のホームページで、芝居茶屋「岡安」の女将(おかみ)・岡田シズを演じている篠原涼子さんのインタビューが12月18日、公開された。厳しい面がありながら、家族には優しい母の顔も見せるシズについて語っている。

 今作が朝ドラ初出演となる篠原さんは「連続テレビ小説は、以前から好きで拝見していたので、そこに自分が出演できるのはうれしかったです」といい、自身が演じるシズについて「いろんな苦悩を乗り越えて、人に感謝しながら生きてきた、すごく芯がしっかりしている女性。幼い千代が岡安にきた時は、とても冷たい態度をとりますが、実は心はすごく温かい人です。基本的には厳しい女性ですが、旦那さんや家族と一緒にいるところでは、冷たいだけではないシズの一面をお見せできたのではないかと思います」と語る。

 第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」では、シズと延四郎(片岡松十郎さん)との過去について、家族や岡安のみんなに気持ちを伝える場面があったが、「そういうシズの行動は、人としてはすごく正しい選択だなと思いました。そんなシズを見て、岡安で働いているみんなも『この人の力になりたい』という気持ちになったシーンだと思うんです。もし私だったらあそこまで勇気をもって、自分の気持ちを堂々と言えるか…そんな度量のある人間かどうかはわかりませんが、でもシズは本当にすごい女性だなとつくづく感じます」と思いを語る。

 「シズは岡安も、家族も、そこで働く人も、すべてを大切に考えている人。でも、岡安ののれんを引き継いだ以上、きちんと守っていかなければなりませんし、岡安を守ることが、家族も、働いている人も、笑顔でいることにつながると考えているのではないかと思います」と振り返った。

井川遥「おちょやん」で千代憧れの女優・高城百合子に 自身と「対極」の存在

NHK連続テレビ小説「おちょやん」に高城百合子役で出演している井川遥さん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」に高城百合子役で出演している井川遥さん (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」に、第2週「道頓堀、ええとこや~」(12月7~11日)から出演している井川遥さん。演じているのは、ヒロイン千代(杉咲さん)の憧れの女優・高城百合子。その美貌と情熱的な演技で観客を魅了し、芸術のために自由な人生を突き進む姿に、千代は大きな影響を受ける。「純情きらり」(2006年)、「半分、青い。」(2018年)に続き、今作で3度目の朝ドラ出演を果たした井川さんが現在の心境を語った。

 ◇3度目の朝ドラ 「純情きらり」で杏姉ちゃん、「半分、青い。」でひしもっちゃん

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。

 主人公の竹井千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる……というストーリーを展開する。

 今作で3度目の朝ドラ出演となる井川さんは、「多くの方の生活の中にある朝ドラに出演できるのは、やはり特別な喜びがあります。勇気やひたむきさ、主人公の生き方に見ている私たちが背中を押される。朝ドラにはそんな魅力がありますよね」話す。

 井川さんは、「純情きらり」ではヒロインの姉・杏子を演じ、「半分、青い。」では「ひしもっちゃん」の愛称で親しまれた秘書・菱本若菜を好演。「出演した時は必ず、『杏姉ちゃん』『ひしもっちゃん』とその役名で呼ばれるのもうれしいんです」と朝ドラ出演を喜ぶ。「お話をいただいて、今回は人の何倍もの濃い人生を歩んだ女性を演じるので、私自身がタフで、エネルギッシュでなければと思いました」と百合子を演じる上での意気込みを明かした。

 ◇百合子は自分のやり方にまったく迷いがない 自分とは「対極」の存在

 百合子の役どころについて「今回演じる百合子は、千代が憧れるスター女優。この時代に女性が社会進出をして、芝居の道に進むのはいばらの道だったと思いますが、力強く切り開いていく新しい女性です。百合子は自分のやり方にまったく迷いがない」と説明する井川さん。

 自身と百合子を比べて「私自身はいつもこれでいいんだろうかと考えてしまう方なので、対極にあるような気がしますね」と明かす一方、「時代の変化や弾圧などさまざまな時代背景の中で、臆することなく突き進み、命がけで生きる姿は本当に驚くばかりです。千代もそのすさまじいエネルギーや、舞台の高揚感、臨場感に雷に当たったみたいに魅(ひ)きつけられたんですよね」と百合子の魅力を語った。

 また、「梛川(善郎)監督からは、芝居をしているときの口調と普段とが変わらない根っからの女優で、スターなんだとアドバイスをいただいています」とやり取りを明かし、「誇り高さや優雅さを醸し出せたらと思います」と意気込む。さらに百合子を演じる上で「往年の女優さんのインタビューなども拝見しました」と役作りの裏側も語った。

 最後に視聴者に対して「今年はさまざまな困難なことがありましたが、千代が前向きに立ち向かっている姿はきっとエールになると思います。笑いと涙、人情味あふれるすてきな作品です。この時代を毅然(きぜん)と道を切り開いた一人の女優の生き方と、ちょっと天然でつかみどころのないおかしみの部分もあわせて百合子の魅力として楽しんでもらえたらと思っています」と呼びかけた。

篠原涼子「おちょやん」ヒロインの“もう一人の母親”として “千代”杉咲花を「支えてあげたい」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」に岡田シズ役で出演している篠原涼子さん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」に岡田シズ役で出演している篠原涼子さん (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」の第2週「道頓堀、ええとこや~」(12月7~11日)から、芝居茶屋「岡安」の女将(おかみ)・岡田シズ役で出演している女優の篠原涼子さん。シズは仕事には大変厳しいが、芝居の街「道頓堀」を深く愛していて、ヒロイン千代(杉咲さん、子供時代は毎田暖乃ちゃん)を厳しくも温かく見守り、千代にとってもう一人の母親と言える存在となっていく……という役どころだ。篠原さんに、成長した千代としていよいよ本格登場する杉咲さんの印象などを聞いた。

 ◇すごく目力があって、芝居に対して真摯な杉咲花 「心から応援したい気持ち」

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。

 主人公の竹井千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる……というストーリーが展開する。

 篠原さんは撮影現場での杉咲さんについて、「常にいろいろなことを考えていらっしゃるなと感じます」と話す。

 「すごく目力があって、お芝居に対しても真摯(しんし)に向き合い、本当に千代になりきっていて、現場を引っ張っていってくれて助けてもらっている気がします。私自身も、シズとして千代ちゃんがやりづらい状況にならないようにと必死です。千代の真っすぐな感じは、杉咲さん自身と同じですよね。千代に対してはシズとして、そして、杉咲花ちゃんに対して私自身が、『支えてあげたい!』と思っていて、心から応援したい気持ちがあります」と思いを明かす。

 ◇シズと千代は「この先、どんどん絆が深まっていきます」

 篠原さんはシズと千代の関係性についても語っている。

 「最初は千代との関係が表面的にしか見えないと思いますが、この先、どんどん絆が深まっていきます」と予告。

 さらに篠原さんは「シズは、これからどんな視線を千代に向けることができるのか、千代はシズに対してどれだけ心を開いてくれるのか、というところに目を向けていただきたいです。知識も経験もある女将として存在しているシズですが、お茶子修業に来た千代と出会うことによって、逆に、いろいろ教わるような人間模様も描かれています。いくつになっても人って成長できるんだな、子供に教えてもらうこともあるんだな、と感じていただけるんじゃないでしょうか」としみじみと話す。

 続けて「『おちょやん』は、シリアスなところもあれば、ものすごく笑えるところも満載なので、いろいろな気持ちを持って、飽きずに見ていただけると思います。きっとあっという間に終わってしまうと思います。元気でパワーのあるシーンもたくさんあって見どころ満載なので、ぜひ見ていただきたいと思います」と作品をアピールしていた。

おちょやん「小学生と思えない」と話題の子役・毎田暖乃 千代が「必死に生きている姿が伝わればいい」と

NHK連続テレビ小説「おちょやん」で千代の子供時代を演じている毎田暖乃ちゃん(C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」で千代の子供時代を演じている毎田暖乃ちゃん(C)NHK

 杉咲花さん主演の2020年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)のホームページで、ヒロイン千代の子供時代を演じている子役・毎田暖乃(まいだ・のの)ちゃんのインタビューが12月11日、公開された。ネットでは「小学生と思えない演技」と話題になっている暖乃ちゃんが、千代のキャラクターについて「ヨシヲのためなら、千代は何でもする子です!」と語っている。

 暖乃ちゃんは2011年9月25日生まれの9歳。 戸田恵梨香さん主演の昨年の朝ドラ「スカーレット」では、大島優子さん扮(ふん)する熊谷照子の長女・雪子を演じ、注目を集めた。「おちょやん」では約500人が参加したオーディションの中から選ばれ、大阪弁でまくし立てる姿が話題になっていた。

 インタビューで暖乃ちゃんは、「ヒロインの子供時代を演じることが決まったときは、すごくうれしくて、飛び上がって喜びました。プレッシャーというよりは、とにかく頑張ろうって思いました」といい、「千代はとてもけなげで、可愛い女の子だと思います。お父ちゃん(トータス松本さん)のことは腹が立つけど、心の奥のほうではお父ちゃんのことが大好き。でもヨシヲ(荒田陽向君)を守らないといけないという責任から、素直にお父ちゃんに甘えられないんだと思いました。周りに頼れる人がいない中で、必死に生きている姿が伝わればいいなと思って、演じました」と振り返っている。

 「ドラマの中ではお父ちゃんとも栗子さん(宮澤エマさん)ともケンカをしていたけど、実際はめちゃめちゃ優しくて楽しかったです。でも、いがみ合わないといけないシーンの前はしゃべらないようにしていたので、それはつらかったです」と明かすと、「シズさん(篠原涼子さん)もドラマでは厳しいけど、カメラが回っていないときは、ハグしたり顔をムニュムニュしたり、すごく優しくしてくれてうれしかったです」と語った。

 さらに「荒っぽい言葉でしゃべったり、強がってみせたりする千代だけど、お母ちゃん(三戸なつめさん)にだけは、素直に自分の弱い姿を見せられます。お月様に話しかけることで、また頑張ろうと前向きな千代に戻れるんだと思います。お母ちゃんの優しい笑顔を思い出して話しかけるだけで、演じていても自然と涙が出てきました」と話していた。

杉咲花、子役・毎田暖乃の演技に感動 “花note”で「なんていい顔をするんだろう」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」の主演・杉咲花さん
NHK連続テレビ小説「おちょやん」の主演・杉咲花さん

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)のホームページで連載され、杉咲さんがドラマの撮影秘話などを語る企画「花note」が12月11日、更新された。同日放送の第10回で、ヒロイン千代の子供時代を演じている子役・毎田暖乃(まいだ・のの)ちゃんの演技について、「なんていい顔をするんだろう」と語っている。

 第10回は、岡安の女将(おかみ)シズ(篠原涼子さん)から、大切な使いを頼まれた千代(暖乃ちゃん)。途中で一平(中須翔真君)と出会い、帰りが遅くなったことで、ひいきの客を怒らせてしまう。お茶子失格となり、岡安を翌朝出ていくことに。この時、岡安の誰もが、千代の父テルヲ(トータス松本さん)が夜逃げしてしまい、千代には帰る家がないことを知らなかった。道頓堀以外、どこにも行くあてのない千代。ようやく居場所を突き止めたのは、シズの母親のハナ(宮田圭子さん)だった……という展開。

 杉咲さんは、岡安に戻った千代が、初めて寮人に自分の身の上話をするシーンについて「千代役の(毎田)暖乃ちゃんは、なんていい顔をするんだろうと思って。撮影時、あの現場にいた全員が、心を動かされたのではないかと思うくらい本当に素晴らしかったです。その後でみんなが千代を受け入れてくれた瞬間は、涙なしでは見られませんでした」と語っている。

初週視聴率17.8%で大台届かず 「スカーレット」「エール」に続き 杉咲花主演朝ドラ

NHK連続テレビ小説「おちょやん」の主演・杉咲花さん
NHK連続テレビ小説「おちょやん」の主演・杉咲花さん

 女優の杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第1週「うちは、かわいそやない」(11月30日~12月4日)の週間平均視聴率(世帯)が17.8%(ビデオリサーチ調べから算出、関東地区・以下同)だったことが12月7日、分かった。前々作「スカーレット」の19.8%、前作「エール」の19.5%に続き、3作連続で20%の大台に届かなかった。

 第1週は、大正5(1916)年。千代(毎田暖乃ちゃん)は大阪の南河内にある貧しい農家に生まれた。幼い頃に母を亡くし、飲んだくれの父・テルヲ(トータス松本さん)と弟のヨシヲ(荒田陽向君)の3人暮らしだった。千代は口が達者な元気な女の子だったが、弟や鶏の世話などで忙しく、小学校にも通えずにいた。ある日、テルヲが新しい母親、栗子(宮澤エマさん)を連れて帰る。これで小学校に通えると喜ぶ千代だったが、栗子はテルヲ以上に朝寝坊で、ゴロゴロと寝ているばかり。家事は何もしなかった。

 千代は次第に栗子に反発するようになり、2人は対立していく。やがて子供を授かった栗子は、千代とヨシヲを奉公に出すことをテルヲに提案。憤慨する千代は栗子を追い出そうと策略を練るが、ヨシヲが山奥で迷子になったのが、栗子の体を気遣って薬草を採るためだったことを知り、ショックを受ける。居場所のなさを実感する千代は……という展開だった。

<インタビュー>篠原涼子 初の朝ドラ「おちょやん」で「皆さんをだましたい」 芝居茶屋「岡安」の女将・シズ役

NHK連続テレビ小説「おちょやん」に岡田シズ役で出演する篠原涼子さん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」に岡田シズ役で出演する篠原涼子さん (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」の第2週「道頓堀、ええとこや~」から、芝居茶屋「岡安」の女将(おかみ)・岡田シズ役で女優の篠原涼子さんが出演する。「岡安」はヒロイン千代(杉咲さん、子供時代は毎田暖乃ちゃん)が女中奉公することになる芝居茶屋。シズは仕事には大変厳しいが、芝居の街「道頓堀」を深く愛していて、千代を厳しくも温かく見守り、千代にとってもう一人の母親と言える存在となっていく……。同作で朝ドラデビューを果たす篠原さんが現在の心境を語った。

 ◇NHKでのお仕事自体が久しぶり、すごく新鮮

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。

 主人公の竹井千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる……というストーリーが展開する。

 改めて、朝ドラ初出演について「NHKでのお仕事自体が久しぶりなのですごく新鮮ですし、NHK大阪にはお邪魔したのも初めてです。朝ドラは前から好きでずっと拝見していたので、そこに自分が入っていくというのはすごくうれしいですし、どういうふうに映るのか楽しみです。『おちょやん』のような物語をお届けできることについても、とてもうれしく思います」と明かす。

 ◇しっかりしていてなんでもできるシズ 「私は基本的に『できない』タイプ」

 演じるシズは、「芝居茶屋『岡安』の女将で、芯がしっかりした女性」という印象で、「シズの言葉には深い意味があって、私にとってもためになることが多く、すごくすてきでかっこいいと思います」と憧れも抱く篠原さん。

 「千代とは生育環境は真逆だと思いますが、小さいころから岡安を継ぐためにお茶子修業をして頑張ってきたというところは似ているので、千代に対して、自分の幼いころを見ているような目線と気持ちを持っていると思います。いろいろな苦難を乗り越える中で、出会った人たちから助けてもらったり何かを学んだり、そこに感謝の気持ちを持ちながら生きてきたという共通点があると思います」と推測する。

 また、シズのことを「基本的には厳しい女性で、千代が入ってきた当初は冷たくあしらいますが、実は、心は温かい」と説明すると、「家族と一緒にいるシーンなどで、温かいシズの一面が伝わればいいなと思います。家庭を持つ一人の母親という意味では、私自身と境遇が共通していますし、夫に『(娘を)甘やかしすぎ』などと言ってみたり、家族を大切にしていますよね。でも、シズはすごくしっかりしていてなんでもできる女性なので、そこは私とは全然違うなと思います。私は基本的に『できない』タイプなので、この役を利用して、『デキる女』『しっかりもの』のイメージを持っていただけるように、演技で皆さんをだましたいと思います」と笑顔で語っていた。

<インタビュー>トータス松本「おちょやん」で朝ドラ初出演も「正直ちゅうちょ」 ダメおやじも「死ぬ時ぐらいは良い人間で」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」にヒロインの父・竹井テルヲ役で出演しているトータス松本さん (C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」にヒロインの父・竹井テルヲ役で出演しているトータス松本さん (C)NHK

 11月30日にスタートした、杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」に出演しているトータス松本さん。演じているのは、ヒロイン千代(杉咲さん、子供時代は毎田暖乃ちゃん)の父・竹井テルヲで、ここまで飲んだくれのダメおやじぶりを発揮している。「テルヲは、ひどいお父さんですよ(笑い)。台本を読んでいても、この人はいったい何を考えているのだろうと。だらしなくて、どうしようもない。僕らは生きていく中で、家族に対する愛情とか世間体、恩や義理など人との調和を考えていきますが、テルヲはそういうことをあまり考えたことがない人なんでしょうね」と印象を語るトータス松本さんに、初の朝ドラとなった「おちょやん」について聞いた。

 ◇

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。

 主人公の竹井千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる……というストーリーが展開する。

 改めて「おちょやん」出演について、トータス松本さんは「朝ドラに出演するとは思ってもみなかったので、正直に言えばちゅうちょしました。朝ドラは、家族全員で毎朝日課のように見ているもので大河ドラマとはまた違いますよね。イメージがまったく湧かなかったです。その中に自分がいるのが想像できない(笑い)。撮影が始まってからも、不思議に思いながら演じていますね」と笑顔で話す。

 テルヲは養鶏で生計を立てているが、鶏の世話や家事も娘の千代にまかせっきりのダメな父親だ。見えっ張りだが気が弱く、世渡り下手。しかし口は達者で女性にはモテる。千代にとっては、憎みきれないトラブルメーカーであり続ける。

 トータス松本さんは「最初に言われたのは、(1983年放送の朝ドラ)『おしん』の伊東四朗さんが演じた作造さんのような、“西の作造さん”になってくれませんか?だったんですよ」と明かしつつ、「小作農家の作造さんは、一生懸命家族のために働いても働いても報われず、貧乏な暮らしに耐えきれず、娘を奉公に出すことになって。何も悪いことしてない、ひたむきに家族のために働いているだけなのに。かたやテルヲって……。完全にテルヲが悪いだけですよ。お前がちゃんとすればいいんじゃ!  作造さんとまったく比較にならないですよ、情けないですね、話が違う」と憤慨(?)していた。

 ◇

 役どころ的には見事なまでの“ダメおやじ”のトータス松本さんだが、「最初の現場は、子役もいてわちゃわちゃしていて楽しかったです。子役の皆さんもありがたいことになついてくれました」と明かす。

 また、子役を含めて「共演する役者の皆さんにはリスペクトしかない」というトータス松本さんは、「ヒロインの千代役の杉咲花ちゃんとは、2012年の民放のテレビドラマで共演して以来です。その後、いろいろなドラマに出演されて、めきめき頭角を現し、すごい女優さんになったなあと感心しきりです。なんか親戚の娘さんの成長を見ているような感じですよね。最初から能力の高い方でしたよね」としみじみと振り返る。

 今後に向けては、「テルヲがだらしなくてどうしようもない父親のままなのか、それとも最後は少しぐらい良い人間になるのか。死ぬ時ぐらいは良い人間でいたいなあと思っていますが、予定調和すぎますかね」とにやり。最後は「テルヲのこれからを温かく見守ってください」と視聴者に呼びかけていた。

初回視聴率18.8% 朝ドラ7作ぶりの大台割れ 杉咲花主演103作目朝ドラ

NHK連続テレビ小説「おちょやん」の主演・杉咲花さん
NHK連続テレビ小説「おちょやん」の主演・杉咲花さん

 女優の杉咲花さん主演の2020年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第1回が11月30日に放送され、平均視聴率(世帯)は18.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したことが分かった。朝ドラの初回としては、2017年度前期「ひよっこ」の19.5%(同)以来、7作ぶりに20%の大台に届かなかった。

 第1回は、大正5(1916)年。千代(毎田暖乃ちゃん)は大阪の南河内で貧しい農家の家に生まれた。幼い頃に母を亡くし、飲んだくれの父・テルヲと弟のヨシヲ(荒田陽向君)と3人で暮らしていた。千代は口が達者な元気な女の子だったが、父の留守中は、小さい弟の面倒を見ながら、生活のため、鶏の世話をしなければならず、小学校にも通えずにいた。隣近所の子供に陰口をたたかれる日々。そんなとき、テルヲが新しい母親、栗子(宮澤エマさん)を連れて帰る……という展開だった。

<インタビュー>杉咲花「おちょやん」で喜劇の怖さ実感 「自分に負けるな」と奮い立てて挑戦

朝ドラ「おちょやん」のヒロイン・杉咲花さん (C)NHK
朝ドラ「おちょやん」のヒロイン・杉咲花さん (C)NHK

 11月30日にスタートするNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」で、ヒロインの竹井千代を演じる杉咲花さん。喜劇女優として成長していく千代として、朝ドラの撮影現場で日々奮闘している杉咲さんは、「コメディー要素のあるドラマを撮影していて、笑ってもらうってめちゃくちゃ難しいし、怖い。喜劇に対するリスペクトが強まっています」と語っている。杉咲さんにドラマや役への思い、意気込みなどを聞いた。

 ◇ようやくの放送に「うれしさ」と「緊張」

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生がモデル。浪花さんは戦前、「松竹新喜劇」の前身である「松竹家庭劇」に参加し、二代目の渋谷天外さんと結婚。喜劇女優としての道を歩んだ人物だ。戦後、「松竹新喜劇」に参加。離婚後、一時女優をやめるが、NHK大阪のラジオドラマで復活。その後、「大阪のお母さん」として映画やテレビで活躍した。今回のドラマでは実在の人物をモデルにするが、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く。

 杉咲さん扮(ふん)する主人公の千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が立ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる。そして喜劇界のプリンス、天海一平(あまみ・いっぺい)と出会い、妻になるとともに喜劇女優としても花開いていくが、戦争などの不幸が重なって女優を一時引退。しかしあるラジオドラマをきっかけに奇跡の復活を遂げる……というストーリー。

 同作は、新型コロナウイルスの拡大感染の影響で2カ月半の撮影休止となっていたが、6月24日に撮影が再開した。そこから約5カ月、徐々に本作が完成していくことに、杉咲さんは「『作品を作ってつながって、ドラマとして完成していっている』と実感しています。自粛期間を過ごして、やっと見てもらえるんだとうれしさでいっぱいです」と胸をなでおろす。当初の予定から約2カ月半遅れの放送開始となったが、「放送が始まったらどんどん届いていくんだなと思うと、背筋が伸びるという思いと、緊張もあります」と責任感も口にしていた。

 杉咲さんは千代を演じるにあたり、モチーフとなった浪花さんの自伝本「水のように」を読んだといい、「丁寧に毎日を過ごすことを大切にされていた方なんだなと感じました。苦しい体験やつらい思いをたくさんされている方だと思いますが、それに負けないぐらい生きるパワー、諦めない気持ちが強い方だと感じました」と、浪花さんの印象を語る。

 また、今作で挑戦する喜劇について聞かれると、「この作品が決まってから何回か見に行かせていただき、初めて生で楽しみました。出演者さんが舞台に現れただけで感動しましたし、お客さんみんなに楽しんでもらっている空気感に鳥肌が止まらなかったです。人を楽しませるために一生懸命向き合われている姿に感動しました」と笑顔で答えつつ、「コメディー要素のあるドラマを撮影していて、笑ってもらうってめちゃくちゃ難しいし、怖いし、喜劇に対するリスペクトが強まっています」と明かした。

 喜劇のシーンでは、アドリブも多いそうだが、「でもビックリするぐらいシーンってなって、すごく落ち込むんです(笑い)。でもそんな時、次も頑張ろうって思えて、メンタルが強くなっている気がします」とにっこり。自身に喜劇は向いているかと聞かれると、「チャレンジするのは楽しいので、『自分に負けるな』と思ってやるんですが、怖いです。足とか手とか気がついたら震えています」と語っていた。

 ◇夫役の成田凌は「同士」

 杉咲さんが演じる千代は、大阪・南河内の出身。まくし立てるような大阪弁による会話劇も見どころの一つだ。1年間かけて方言の指導を受けてきた杉咲さんは、「大阪弁をしゃべれること自体がものすごく楽しくて、今まで方言をしゃべる役を演じる機会がなかったので、いつかやれたらという思いがありました」といい、「言葉が荒かったりするんですけど、幼少期の千代を演じた毎田暖乃(のの)ちゃんがものすごくうまくて、迫力があったので、私も引き継げたらいいなと思っています」と意気込む。

 印象的な大阪弁のせりふを聞かれると、「あるシーンで、自分に『やい! われ竹井千代! ええ加減にさらせ!』っていうシーンがあるんですけど、迫力とドスが利いていて、新鮮で楽しかったです」と笑顔で振り返っていた。

 千代とともに「鶴亀家庭劇」に参加し、やがて結婚する“喜劇界のプリンス”一平を演じる成田凌さんとは、これまでにドラマや映画、CMなどで何度も共演してきた。「成田くんと私は関西出身ではないので、(大阪弁を)一から勉強しました。成田くんは(2017年度下半期の朝ドラ)『わろてんか』をやられているので、初めてではないと思うんですが、『ここまで関西弁でしゃべることはなかった』とおっしゃっていて、助け合いをしながら乗り越えています」。

 成田さんのことを「同志という感じです」といい、「撮影に関係ない話や、現場の話、何でも話していて、成田さんが現場にいてくださると安心感がありますね。普段、なかなか共演者さんと話さないような細かいことも、話すことが増えてきてうれしいです」と再演を喜ぶ。

 また、本作の見どころを「すごく楽しい場面でもなぜか泣けてきたり、ものすごく悲しいシーンなのにいとおしく感じてきたり。『笑いと悲劇は紙一重だ』というせりふが劇中で出てくるんですけど、そんなふうに感じられる作品だなと思いました。こんな時期ですし、苦しい思い、大変なことがみんながたくさんあると思いますが、『もう少し頑張ってみるか』と思ってもらえる作品だと思っています」とアピールしていた。

2カ月半遅れでいよいよスタート 制作統括「現在も緊張感を持って撮影」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第1週の場面写真(C)NHK
NHK連続テレビ小説「おちょやん」第1週の場面写真(C)NHK

 女優の杉咲花さん主演で11月30日にスタートのNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」の初週試写会が2日、同局(東京都渋谷区)とNHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われ、制作統括を務める櫻井壮一さんが会見に応じた。同作は、新型コロナウイルスの拡大感染の影響で2カ月半の撮影休止となっていたが、「再開にあたって緊張感を持ちつつ、撮影できるという喜びが両方あり、撮影しています。今現在もコロナ対策を6月24日に再開した時と変わらずしており、緊張感を持って撮影しています。今後も気を引き締めつつ、最後まで走り抜けたい」と意気込んでいた。

 103作目の連続テレビ小説となる「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生がモデル。浪花さんは戦前、「松竹新喜劇」の前身である「松竹家庭劇」に参加し、二代目の渋谷天外さんと結婚。喜劇女優としての道を歩んだ人物。戦後、「松竹新喜劇」に参加。離婚後、一時女優をやめるが、NHK大阪のラジオドラマで復活。その後、「大阪のお母さん」として映画やテレビで活躍した。今回のドラマでは実在の人物をモデルにするが、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く。

 杉咲さん扮(ふん)する主人公の千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が立ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる。そして喜劇界のプリンス、天海一平(あまみ・いっぺい)と出会い、妻になるとともに喜劇女優としても花開いていくが、戦争などの不幸が重なって女優を一時引退。しかしあるラジオドラマをきっかけに奇跡の復活を遂げる……というストーリー。

 今回、第1週「うちは、かわいそやない」の第1~5回が報道陣に公開された。千代の貧しかった子ども時代を、明るくコミカルに描いた内容で、毎田暖乃ちゃんが演じる子どもの千代や、トータス松本さん演じる憎みきれないトラブルメーカーで千代の父・竹井テルヲらを中心にストーリーが展開された。

 櫻井さんは、暖乃ちゃんの演技について「オーディションで見た瞬間、『この子はレベルが違う』と思った。相手のお芝居を見て演技できる子はほとんどいなくて、最初から相手を受けて芝居するのが突出していた。怒鳴ったり、笑ったり、泣いたり、幅の広い芝居ができる」と絶賛。

 また、第3週から本格登場する杉咲さんについて、「去年11月ぐらいから毎週のように大阪に通ってもらって稽古(けいこ)してもらっています」といい、「今回は古い大阪の言葉を使っているので、大阪出身の方でも苦労しているけど、見ていただければ納得してもらえるぐらい、素晴らしい言葉とお芝居をしてもらっているので、楽しみにしてくれれば」と予告していた。

秦基博、「おちょやん」主題歌 杉咲花・ヒロインのひたむきな姿イメージ

11月30日スタートの朝ドラ「おちょやん」で主題歌を担当する秦基博さん
11月30日スタートの朝ドラ「おちょやん」で主題歌を担当する秦基博さん

 シンガー・ソングライターの秦基博さんが、杉咲花さん主演で11月30日にスタートするNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」の主題歌を担当することが10月5日、分かった。主題歌は書き下ろしの新曲「泣き笑いのエピソード」。毎日を一生懸命に生きる、主人公・千代(杉咲さん)のひたむきな姿を思い描いたという。

 ◇秦基博さんのコメント

 「おちょやん」の主題歌を担当させていただけることになり、本当にうれしく思っています。脚本を読ませていただいた中で、主人公・千代の、どんな苦境の中にあってもめげないその心、そして、自分の身に降りかかる不幸や悲しみを糧にして、それらを「笑顔」に変えていく力強さ、明るさ。その部分に一番感銘を受けて、「泣き笑いのエピソード」という曲を書きました。

 悲喜こもごも巻き起こる「おちょやん」の毎日に、少しでも色を添えられればと思います。そして、このドラマを見てくださる皆さんの一日の始まりにそっと寄り添うような歌になれば幸いです。「おちょやん」の物語が僕もとても楽しみです!

 ◇ヒロイン・杉咲花さんのコメント

 物語の中で苦しいことや悔しいことをたくさん経験する千代ですが、それでもへこたれずに前を向いて進んでいく背中をこの曲にそっと見守ってもらっているようで、胸が熱くなりました。秦さんの優しい歌声と温かい歌詞に包まれて、これから毎日、ドラマと、一人一人の一日が始まること、とても心強いものになるのではないかと感じています。歌詞にもありますが、私はこの曲を聴けるからこそ、どんな今日も愛せるはずだ! と思いました。

杉咲花演じるヒロインのビジュアル初公開 100年前の道頓堀再現し撮影

2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演する杉咲花さん(C)NHK
2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演する杉咲花さん(C)NHK

 女優の杉咲花さん主演で11月30日スタートのNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」で、杉咲さん演じるヒロイン・千代のビジュアルが9月17日、初披露された。あかね色の着物に黄色の帯、わさび色の前掛けを身につけ、頭は日本髪という姿の千代が写し出されている。

 9月上旬の某日、強い日ざしが照りつける中、17歳となった千代が大阪・道頓堀の芝居茶屋でお茶子として働くシーンが撮影された。千代は幼少期に大阪南部の南河内から、道頓堀の芝居茶屋「岡安」に奉公に出されたという設定。

 京都の撮影所の広大な屋外スペースにオープンセットが設営され、約100年前の道頓堀が再現された。当時の道頓堀に実在した劇場がモチーフになっている鶴亀座やえびす座といった芝居小屋をはじめ、道頓堀に軒を連ねる芝居茶屋や飲食店などの店舗が作り出された。

 この日撮影されたのは、活気あふれる道頓堀の街を、座布団を抱えた千代が駆け抜けていくというシーン。大勢の人が行き交う中、座布団を抱えて全力疾走する杉咲さんの動きをクレーンカメラが追うという内容で、杉咲さんはスタッフの指示にハツラツとした笑顔で応えていた。本番では、座布団を抱えて走る千代が「ごめんやっしゃ! ごめんやっしゃ!」と声を上げ、街を行き交う人々と「おはようさんでございます」と笑顔であいさつを交わしていた。

 杉咲さんは、オープンセットについて「歩く人たちみんなの表情が生き生きとして見えたのは、色とりどりの旗やのれんがうれしそうに躍るエネルギッシュな道頓堀のセットに入っただけで、力強いパワーを受け取ることができるからなのだろうなと感じました」といい、「私自身もその一人で、セットに入るといつも、活気のある道頓堀に置いていかれないように、しゃんと立って、がしがし歩くぞ!という気持ちにさせられています。きっとドラマを見てくださる方々にも、道頓堀という街から、そこを歩く人々の姿から、パワーを受け取っていただくことができるのではないかと思っています」とコメントしている。

(C)NHK
(C)NHK

杉咲花、朝ドラ「おちょやん」撮入で「今まで感じたことのなかった高揚感」

2020年度後期の朝ドラ「おちょやん」のヒロイン・杉咲花さん
2020年度後期の朝ドラ「おちょやん」のヒロイン・杉咲花さん

 2020年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」で、ヒロインの竹井千代を演じる杉咲花さんが7月14日、NHK大阪(大阪市中央区)のスタジオでクランクインした。初日の撮影は、杉咲さん演じる千代が初めて本格的に登場する、道頓堀の芝居茶屋で女中として働くシーンだった。「無事にクランクインできた今日、今まで感じたことのなかったような高揚感があり、現場にいられることの幸せを改めて噛みしめていたら、撮影はあっという間に終わっていました」と杉咲さんは振り返っている。

 同作は、4月2日に撮影をスタートし、同月6日まで大阪府内で“3密”を避けながら収録していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で同月7日から収録を休止していた。その後、6月24日にロケで収録を再開していた。

 杉咲さんは「これまで、現場へ、千代へ、千代の大切な仲間たちへ、とにかく思いをはせる日々でした」といい、「温かいおちょやんチームの皆様に迎え入れていただけて、これからの日々が本当に楽しみになりました。たくさんの方に楽しんでいただける作品になりますように、おちょやんチームの皆さんと、体に気をつけながら、心を込めて頑張っていきたいと思います!」と気持ちを新たにしていた。

 また千代の幼少期を、2019年度後期の朝ドラ「スカーレット」で熊谷雪子役を務めた毎田暖乃ちゃんが演じることも発表。グラフィックデザイナーの廣田碧さんが手がけた番組ロゴのデザインも公開された。

杉咲花主演の次期朝ドラ「おちょやん」 6月24日にロケで収録再開 放送開始日は未定

2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロインを演じる杉咲花さん
2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロインを演じる杉咲花さん

 女優の杉咲花さん主演で今秋から放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」の収録が、6月24日に大阪府内のロケで再開されたことが7月2日、明らかになった。同日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で開かれた有吉伸人局長の定例会見で発表された。

 同作は、4月2日に撮影をスタートし、同月6日まで大阪府内で“3密”を避けながら収録していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で同月7日から収録を休止していた。

 6月24日のロケ再開日には杉咲さんが演じるヒロイン、竹井千代のモデルとなった浪花千栄子さんの出生地である大阪府富田林市に千代の生家のオープンセットを組み、千代の幼少時代のシーンを撮影したという。現在も引き続き関西近郊で撮影しているが、杉咲さんはまだクランクインしておらず、今月中をめどに撮影に入る見込みだという。

 再開に当たっては、NHKが掲げる新型コロナウイルス感染拡大防止のための制作マニュアルに従って、出演者やスタッフの健康と安全を最優先に実施している。放送開始日は収録の状況を見て判断するという。

成田凌、「おちょやん」でヒロイン夫役 5度目共演の杉咲花「心強いです」

2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演が決まった成田凌さん
2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演が決まった成田凌さん

 俳優の成田凌さんが、女優の杉咲花さん主演で今秋から放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」に出演することが2月28日、明らかになった。ヒロインの千代(杉咲さん)と結婚する“喜劇界のプリンス”天海一平(あまみ・いっぺい)役。杉咲さんとは5度目の共演となる。

 成田さん演じる天海一平は、人気喜劇一座の座長・天海天海の息子。幼い頃から子役として、いやいや役者をやっていたが、やがて自分が目指す新しい喜劇を作ることに目覚めていく。千代とともに新しく生まれた「鶴亀家庭劇」に参加。やがて2人は結婚し、二人三脚で奮闘する。

 杉咲さんは成田さんについて、「千代にとって、生涯良くも悪くも、とてつもなく大きな存在になるであろう天海一平を演じられる成田さんとは今回で5回目の共演ということもあり、とても心強いです」とコメント。また、トータス松本さん、宮澤エマさん、篠原涼子さんらの出演も発表され、「最後まで楽しい撮影現場になるように、そしてなによりすてきな作品をお届けできるように、皆さんと力を合わせて頑張ってまいりたいと思います!」と気持ちを新たにしていた。

トータス松本がヒロイン父役 母役に宮澤エマ

2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演が決まったトータス松本さん
2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演が決まったトータス松本さん

 人気ロックバンド「ウルフルズ」のトータス松本さんが、女優の杉咲花さん主演で今秋から放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」に出演することが2月28日、分かった。トータス松本さんはヒロインの千代(杉咲さん)の父・竹井テルヲ役で、テルヲが連れてきた千代の新しい母・栗子を宮澤エマさんが演じる。トータス松本さんと宮澤さんが朝ドラに出演するのは今回が初。

篠原涼子が朝ドラ初出演 トータス松本、宮澤エマも

2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演が決まった篠原涼子さん
2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演が決まった篠原涼子さん

 女優の篠原涼子さんが、杉咲花さん主演で今秋から放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」に出演することが2月28日、明らかになった。篠原さんは今回が初の朝ドラで、ヒロインの千代(杉咲さん)が女中奉公することになる芝居茶屋「岡安」を取り仕切る女将・岡田シズを演じる。また、千代の父・竹井テルヲ役でトータス松本さん、テルヲが連れてきた千代の新しい母・栗子役で宮澤エマさんも朝ドラに初出演する。

 芝居茶屋「岡安」の主人・岡田宗助役で名倉潤さん、「岡安」のライバルとなる芝居茶屋「福富」の女将・富川菊役でいしのようこさん、千代と結婚する“喜劇界のプリンス”こと天海一平役で成田凌さん、“喜劇界のアドリブ王”こと須賀廼家千之助役で星田英利さん、道頓堀の芝居小屋を一手に牛耳る鶴亀株式会社の社長・大山鶴蔵役で中村鴈治郎さん、千代の憧れのスター女優・高城百合子役で井川遥さん、千代の最初の師匠となる「山村千鳥一座」の女座長・山村千鳥役で若村麻由美さんの出演も発表された。

 また音楽は、作曲家でミュージカルソー(のこぎり)奏者のサキタハヂメさんが担当する。

 杉咲さんは「私の演じさせていただく千代が劇中でお芝居の世界に魅了されていくように、すてきな共演者の皆様とご一緒させていただける時間は、私の俳優人生においてもきっと刺激的でぜいたくな、特別な時間になるのだろうなと、今から楽しみで仕方がありません」と期待を寄せる。さらに「千代にとって、生涯良くも悪くも、とてつもなく大きな存在になるであろう天海一平を演じられる成田さんとは今回で5回目の共演ということもあり、とても心強いです」と明かしていて、「最後まで楽しい撮影現場になるように、そしてなによりすてきな作品をお届けできるように、皆さんと力を合わせて頑張ってまいりたいと思います!」と気持ちを新たにしている。

 制作統括の櫻井壮一さんは、「このたび、本当に素晴らしい出演者の方々と作曲家の方をお迎えすることができました。皆さん、一筋縄ではいかない個性豊かな方ばかりで、ヒロインの千代とどんな化学反応が起こっていくのか、楽しみで仕方ありません。心臓がドキドキします(いい意味です)。これから、心を込めて制作していきますので、放送までもう少しお待ちください。引き続き、ごひいきを賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします」とコメントしている。

来秋朝ドラは「半沢直樹」脚本家 早くも戦々恐々「一言で言うと恐怖」 重圧も明かす

2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロイン杉咲花さんと脚本家の八津弘幸さん(左)
2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロイン杉咲花さんと脚本家の八津弘幸さん(左)

 2020年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)が、女優の杉咲花さん主演の「おちょやん」に決まったことが10月30日、発表された。同日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた会見に出席した脚本家の八津弘幸さんは、執筆にあたり「一言でいうと恐怖。恐ろしい。プレッシャーに毎日、押しつぶれそうになりながら書いている」と早くも重圧を明かした。

 八津さんはTBS系の大ヒットドラマ「半沢直樹」(2013年)をはじめ、「下町ロケット」(2015年)や「陸王」(2017年)などで知られる。「おちょやん」について、「一人の喜劇女優の一代記。王道中の王道」としながらも、「いい意味でこれまでの朝ドラとは違う、進化した朝ドラを皆さんにお届けできたらと思います」と力を込めた。さらに「それはもしかしたら空振りかホームランってことになるかもしれないんですけど、そこは楽しみにしてもらえたら」と語った。

朝ドラ「おちょやん」ヒロインは杉咲花 「突出した演技力」と「チャーミングさ」決め手 主演は5作連続でキャスティング

2020年度後期のNHK連続テレビ小説のヒロインに決まった杉咲花さん
2020年度後期のNHK連続テレビ小説のヒロインに決まった杉咲花さん

 女優の杉咲花さんが、2020年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」のヒロインを務めることが10月30日、明らかになった。オーディションではなくキャスティングによる起用で、同日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた会見に出席した制作統括の櫻井壮一さんは「この年代(20代前半)で一番、実力のある方にやっていただきたかった」といい、杉咲さんの「突出した演技力」と「チャーミングさ」と起用の理由に挙げた。

 2018年度後期の「まんぷく」の安藤サクラさん以降、「なつぞら」(2019年度前期)の広瀬すずさん、「スカーレット」(同後期)の戸田恵梨香さん、「エール」(2020年度前期)の窪田正孝さん、「おちょやん」の杉咲さんと、朝ドラでは実力のある女優・俳優のキャスティングによる起用が5作連続で続いているが、櫻井さんはキャスティング偏重については「各番組に委ねられているので」と明確な理由があるわけではないとの見解を示した。

杉咲花、「大阪のお母さん」モデルの朝ドラヒロインに 「おはようさん」と完璧な関西弁披露

2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロインに決まった杉咲花さん
2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロインに決まった杉咲花さん

 NHKは10月30日、2020(令和2)年度後期の連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」のヒロインが杉咲花さんに決まったと発表。杉咲さんは「大阪のお母さん」と呼ばれた大女優、浪花千栄子さんをモデルにした主人公・竹井千代を演じる。同日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で会見が開かれ、東京出身の杉咲さんは、関西弁のせりふについて「想像以上に難しそう」と不安を口にしつつも、好きな関西弁を聞かれると「『おはようさん』です」と完璧なイントネーションで答えてみせ、報道陣から感心の声が上がった。

 103作目の連続テレビ小説となる「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしている。浪花さんは戦前、「松竹新喜劇」の前身である「松竹家庭劇」に参加し、二代目の渋谷天外さんと結婚。喜劇女優としての道を歩んだ人物。戦後、「松竹新喜劇」に参加。離婚後、一時女優をやめるが、NHK大阪のラジオドラマで復活。その後、「大阪のお母さん」として映画やテレビで活躍した。今回のドラマでは実在の人物をモデルにするが、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く。

 杉咲さんの朝ドラ出演は、2016年にヒロインの妹役で出演した「とと姉ちゃん」以来2度目。「(ヒロインの)高畑充希さんは、毎回ぼうだいなせりふを必ず覚えてましたし、丁寧に役のことを考えて表現している姿が勉強になりました。私もそんなふうに、最後まで丁寧に向き合っていけたらと思っています」と高畑さんが良き手本になっていることを明かした。

 杉咲さんが演じる千代のモデル・浪花千栄子さんについては、すでに自伝やラジオドラマなどでリサーチを重ねているという。「覚悟というか、生きることに対する力強さを、ものすごく感じます。山あり谷ありの人生をポジティブにとらえながら進まれていく様子が、とてもすてきです。あと『上品なお方だなあ』と、ラジオ(ドラマ)の声を聞いて感じました。それを踏まえて、パワフルに突き進んでいく姿に、勇気と元気をもらえるようなヒロインを演じられたらと思います」と千代の理想像について語った。

 杉咲さん扮(ふん)する主人公の千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が立ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる。そして喜劇界のプリンス・天海天海(あまみ・てんかい)と出会い、妻になるとともに喜劇女優としても花開いていくが、戦争などの不幸が重なって女優を一時引退。しかしあるラジオドラマをきっかけに、奇跡の復活を遂げる……というストーリー。

 タイトルの「おちょやん」は、「おちょぼさん」がなまった大阪の古い言葉で大阪で、「茶屋や料亭などで働く、小さい女中さん」という意味。女中奉公が原点となる千代の、意地と誇りの象徴となる言葉だということと、語感の可愛らしさからタイトルに選ばれた。脚本は「半沢直樹」「下町ロケット」など数々のヒットドラマを手掛けた八津弘幸さんが朝ドラに初挑戦。2020年春にクランクインし、2020年秋に放送予定。

 朝ドラは現在、戸田恵梨香さん主演の「スカーレット」を放送中。2020年春からは、窪田正孝さんが作曲家・古関裕而さんをモデルにした主人公を演じる「エール」がスタートする。

杉咲花、2020年後期の朝ドラ「おちょやん」のヒロインに 決定時には「ちょっと泣いてしまいました」

2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロインに決まった杉咲花さん
2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロインに決まった杉咲花さん

 NHKは10月30日、2020(令和2)年度後期の連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」のヒロインが杉咲花さんに決まったと発表した。大正から昭和にかけて活躍した大女優で、「大阪のお母さん」と呼ばれた浪花千栄子さんをモデルにした女優・竹井千代の半生を描く。同日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で会見が開かれ、ヒロインとしてお披露目された杉咲さんは「こんなに感動的な瞬間ってあるんだ!って、今すごくかみしめています。皆さんの大事な(ドラマの)15分を、明るくてパワーをもらえるようなひとときにできるよう、波乱万丈な人生を前向きに乗り越えていく千代さんを、一生懸命演じられるように頑張ります」と喜びと意気込みを語った。

 千代役は、今年8月には杉咲さんに内定。杉咲さんはそのことを所属事務所の上層部から直接伝えられたという。「『打ち合わせをしたい』と会議室に呼び出されたら『朝ドラが決まりました』と。一瞬何のことだか分からない、パニックのような状況になったんですけど、『こんな日が来たんだ』とすごくうれしくて、ちょっと泣いてしまいました」と喜びの瞬間を振り返った。出演はこれまで極秘だったが「さっき(この会見の直前に)母親に電話で伝えました。『えっ!』と言ってから『良かったねー』と本当に喜んでくれて、それが一番うれしかったですね」と笑顔で語った。

 制作統括の櫻井壮一さんは「女優の話なので、ヒロインの演技力が非常に大事だろうと。杉咲さんは演技力が素晴らしいのはいうまでもなく、チャーミングさと力強さを兼ね備えた稀有(けう)な方です」と白羽の矢を立てた理由を語った。

 杉咲さんは1997年10月2日生まれ、東京都出身。2013年の連続ドラマ「夜行観覧車」(TBS)で注目を集め、2016年公開の映画「湯を沸かすほどの熱い愛」で第40回アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞など多くの映画賞を受賞。おもなドラマの出演作に、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016年、NHK)、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(2019年、NHK)、「花のち晴れ~花男 Next Season~」(2018年、TBS)、「ハケン占い師アタル」(2019年、テレビ朝日)、映画は「トイレのピエタ」(2015年)、「パーフェクトワールド キミといる奇跡」(2018年)、「十二人の死にたい子どもたち」「楽園」(共に2019年)など。

 103作目の連続テレビ小説となる「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしている。浪花さんは戦前、「松竹新喜劇」の前身である「松竹家庭劇」に参加し、二代目の渋谷天外さんと結婚。喜劇女優としての道を歩んだ人物。戦後、「松竹新喜劇」に参加。離婚後、一時女優をやめるが、NHK大阪のラジオドラマで復活。その後、「大阪のお母さん」として映画やテレビで活躍した。今回のドラマでは実在の人物をモデルにするが、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く。

 杉咲さん扮(ふん)する主人公の千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が立ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる。そして喜劇界のプリンス、天海天海(あまみ・てんかい)と出会い、妻になるとともに喜劇女優としても花開いていくが、戦争などの不幸が重なって女優を一時引退。しかしあるラジオドラマをきっかけに奇跡の復活を遂げる……というストーリー。

 タイトルの「おちょやん」は、「おちょぼさん」がなまった大阪の古い言葉で、「茶屋や料亭などで働く、小さい女中さん」という意味。女中奉公が原点となる千代の、意地と誇りの象徴となる言葉だということと、語感の可愛らしさからタイトルに選ばれた。脚本は「半沢直樹」「下町ロケット」(共にTBS)など数々のヒットドラマを手掛けた八津弘幸さんが朝ドラに初挑戦。2020年春にクランクインし、2020年秋に放送予定。