若月佑美の猫耳メイド姿披露 WOWOWドラマ「父と息子の地下アイドル」劇中カット公開

元「乃木坂46」の若月佑美さんが出演する、松重豊さん主演のWOWOWのドラマ「ドラマW 父と息子の地下アイドル」の新たな場面カットが2月23日、公開された。若月さん扮(ふん)する地下アイドルグループ「オトメがたり」のリーダー・椎奈が猫耳を付けてメイド服に身を包んだ姿のほか、松重さん演じる主人公・千堂真澄がアイドルのライブを楽しむシーンの写真などで、松重さん、若月さん、千堂の息子・勝喜を演じる井之脇海さんのコメントも到着した。
松重さんは演じた千堂について「教師というお仕事、そして現実の教育現場が、いかに難しい時代になっているか実感しました。この物語は定年間際の教師のファンタジーです。現実はそんな夢物語でないことは分かっています。そんなオッサンの無謀な挑戦にしばしお付き合いください」と語り、「この作品の主役は若い皆さんだと思っています。一人一人が生き生きと輝いて見える瞬間が全てです。彼ら彼女らの瞳を通して、何が見えてくるかを楽しんでくだされば幸いです」と語っている。
若月さんは「椎奈は、オトメがたりの前から個人で活動していて、反対している親にも納得してもらえるようなアイドルになるという強い意志を持っています。私自身も“自分に後悔しない生き方”に憧れていたので共感しました」と明かしつつ、「私は椎奈ほど自分の思いを真っすぐにぶつけることはあまりありません。だから松重さんや『オトメがたり』の皆さんの演技にも助けられながら掛け合いシーンでの気持ちを高めることができたかなと思います」とコメント。
「(作品の魅力は)全然違う人生を歩んでいる登場人物たちの人生がシンクロするところです。千堂にとっても、勝喜との時間と『オトメがたり』との時間とで違う時を生きているのになぜか両者への思いが重なってくる……。完成した映像を見た時、自分の出ていないシーンからいろんな人物に思いをはせて、この後みんなはどんな人生を歩んだんだろうと想像し、思わず泣いてしまいました」と語っている。
井之脇さんはアイドルグループをプロデュースしていた勝喜について「誰かをプロデュースする感覚は共感できる部分がありました。僕は役を演じる時に『自分が出るのではなく、役を自分の元から送り出す』ことを心がけています。なので勝喜は、自分自身がバンドマンとして前に出るのではなく、アイドルを支えるサイドに立つことを選びました。その勝喜の姿勢から学ぶことはとても多かったですし、勝喜に負けないように僕も勝喜を支えられるよう演じました」と振り返った。
さらに、作品については「登場人物たちの思いと思いが衝突した時に生まれる心の摩擦が、はかなく魅力的だと思います。劇中の勝喜の物語では、父親とのすれ違いが多く描かれています。二人にはおのおのの正義がちゃんとあります。そこに生じた摩擦で揺れ動く二人の感情を、松重さんと、スタッフの皆さんと、できる限りうそがないように作りました。人が人を思いやることのすてきさが伝わる作品になっています! ぜひご覧ください!」とメッセージを送っている。




