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<インタビュー>濱田岳 西田敏行、広瀬アリス、満島ひかり……俳優人生で“刺激を受けた役者たち”を語る

「ドラマパラビ『働かざる者たち』」主演の濱田岳さん (C)「働かざる者たち」製作委員会
「ドラマパラビ『働かざる者たち』」主演の濱田岳さん (C)「働かざる者たち」製作委員会

 テレビ東京の連続ドラマ「ドラマパラビ『働かざる者たち』」(水曜深夜0時58分)で主演を務める俳優の濱田岳さん。ドラマは、サレンダー橋本さんの同名マンガが原作。濱田さん扮(ふん)する主人公・橋田一が、勤労意欲ド底辺の“働かざる者たち”を通して自分の働き方や生き方を模索していくヒューマンコメディーだ。取材に応じた濱田さんは、本作の撮影や、9歳から始まった芸能生活の中で“刺激を受けた役者たち”について大いに語ってくれた。

 ◇初共演の柳沢慎吾に衝撃「あんなにパブリックイメージを破らない人は初めて」

 ドラマについて「社会派の側面もあるんですけど、かなりコメディー」という濱田さん。「橋田は、いろいろワケあって働かなくなってしまったおじさんたちと出会って、自分の人生がブレていきます。それをきっかけに自分を見つめ直したり、仕事って何なんだろうと改めて考える。コメディー寄りの作品ではあるんですけど、橋田はそんなことを真面目に考えている。真面目に考えている様が滑稽(こっけい)に見える。指をさして笑えるくらいみっともなく映っているかなと思います」と明かす。

 幼い頃から芸能界で活動していた濱田さんは、「アルバイトをしたり会社に勤めたりした経験がない」といい、「いわゆる社会に出た人の葛藤は、僕にとっては新鮮で面白く感じました。橋田君の目線でそういうことを体感できたのも、前向きな楽しい経験でした。この世界観が、遊園地のような楽しさのように感じられて、撮影は毎日楽しかったです」と振り返る。

 本作で橋田を振り回す“働かないおじさん”を演じるのは、梶原善さんや矢柴俊博さん、甲本雅裕さん、浜野謙太さんなど名だたるバイプレイヤーたち。濱田さんは「空手の百人組手のように」ぶつかり合ったと振り返り、「1人働かないおじさんをやっつけたと思ったら、また次の働かないおじさんがやってくる。一役者としてとても幸せな時間でした」と述べた。
 
 特に気になったのが、初共演の柳沢慎吾さん。「あんなにパブリックイメージを破らない人って、初めて会いました。皆、フェイスシールドをして、万全の対策で撮影に臨んでいるんですけど、慎吾さんのフェイスシールドの内側がビチャビチャ(笑い)。ずーっとしゃべってる。あれは衝撃でした。すてきな方でしたね」と笑顔。

 auの三太郎シリーズで共演し、今回は同僚役の池田エライザさんとは現代劇で初のやり取り。「昔話の世界以外、エライザさんとお話しするのが初めてで、いわゆる口語体でやり取りするのが新鮮でした。エライザさんも、僕が(スーツの)長袖を着ているのに驚いていました」と笑っていた。

 ◇“伝説級の大先輩"西田敏行と共演「僕にとってすごく財産」

 9歳で芸能事務所に入り、32歳の今にいたるまで多数の作品に出演してきた濱田さん。働かないおじさんの生き様に刺激を受ける橋田のように、自身の俳優人生で刺激を受けた役者を問われると「西田敏行さんが一番」と即答。「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」シリーズで、鈴木一之助(スーさん)として、濱田さん演じる浜崎伝助(ハマちゃん)とコンビを組むレジェンド俳優だ。

 「少し失礼な表現かもしれませんが、日本映画界で銀幕のスターと呼ばれる方は、もう残りわずかだと思います。その伝説級の大先輩、大御所と呼ばれる方とあれだけ密に過ごせた時間は、僕にとってすごく財産です。あの西田さんから『濱田岳のファンなので、一緒にお仕事ができてうれしいです』と言っていただいたときは、ものすごく幸せな気持ちになったのと同時に、兜(かぶと)の緒を締め直すように背筋がピッとなったのを覚えています」と話す。

 同じく、「釣りバカ」シリーズで夫婦役を演じる女優の広瀬アリスさんにも言及。「(共演は)すごく楽しかったです。僕よりも下の世代なのに、西田さんと彼女の存在をうれしく、いとおしく思いました。西田さんと一緒になって言っていたのが、『日本に久々のコメディエンヌが誕生したね』って。あれだけ誰もが認めるおキレイな女性なのに、あれだけ振り切ってコメディーに徹してくれる。僕より年下の女の子が、あんなに面白いことをしてくれるのは刺激になりました」と手放しで賞賛した。

 加えて、刺激を受けたもう1人の役者が、同世代の演技派女優・満島ひかりさん。「若い頃、2人で脇役をして、せりふのない間もお芝居をしていることが多い作品がありました。そのとき、ひかりちゃんとなら『せりふをくれたらいつまででも(演技を)できるな』と思いました。性別を超えて、すごく信頼できる方。むしろ『かなわないな』と思っているからこそ、甘えて僕が玉を投げられるのかもしれないです。ひかりちゃんとやるときは、どうしてもアドリブになっちゃうなという感じがします。そういう意味でも刺激を受けます」と小さくうなずいた。

濱田岳、新ドラマ「働かざる者たち」で主演 “会社勤めあるある”で「ストレスを笑いに変えてほしい」

テレビ東京の連続ドラマ「働かざる者たち」で主演を務める濱田岳さん(C)「働かざる者たち」製作委員会
テレビ東京の連続ドラマ「働かざる者たち」で主演を務める濱田岳さん(C)「働かざる者たち」製作委員会

 俳優の濱田岳さんが、テレビ東京の「ドラマパラビ枠」(水曜深夜0時58分)で8月26日にスタートする連続ドラマ「働かざる者たち」で主演を務めることが7月27日、明らかになった。“働かない人たち”の生態を描く物語で、濱田さんは新聞社で働く入社7年目のシステム部社員でありながら、副業の同人マンガの執筆に精を出す日々を送る橋田一を演じる。

 ドラマはサレンダー橋本さんの同名マンガが原作で、主人公の橋田が、勤労意欲ド底辺の“働かざる者たち”の姿を通して自分の働き方や生き方を模索していくヒューマンコメディー。「面白南極料理人」(テレビ大阪)、「私の部下は50歳」(NHK)などの有働佳史さんが脚本と監督を務めるほか、演劇ユニット「カミナリフラッシュバック」を主宰し、女優としても活動するニシオカ・ト・ニールさんも脚本を担当する。

 動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で、8月26日午後9時から独占先行配信される。

 ◇原作者・サレンダー橋本さんのコメント

 本作は私が勤める会社の「働かないおじさんA」をヒントに描いた話です。当時抱いた「働かない大人がいるんだ」という驚きや、「でもなぜ働かないんだ?」といういら立ち。そして、会社員と副業のマンガの間で揺れ動く感情を、名優・濱田岳さんに演じてもらえるなんて、こんなぜいたくなことはありません。

 「できれば働きたくないけど、何とか頑張って働いている」そんな人たちの背中を押すようなドラマになると思います。原作を応援してくれた皆様、スタッフの皆様に感謝。おじさんAにも感謝です。放送日を楽しみに待ちます。

 ◇プロデューサー・北川俊樹さんのコメント

 どこの会社にもいる「働かざる者たち」。そんな人たちを時にコミカルに、時に哀愁たっぷりに描いたドラマです。サレンダー橋本先生による原作マンガの個性豊かなキャラクターたちはそのままに、「一生懸命働きすぎること」「誰かと比べて生きること」そんな感覚が当たり前となった世の中に一石を投じるようなドラマを目指します。とはいえ、本質は笑って泣けるコメディードラマ。むしろくだらなさすぎる要素満載。見終わった後、「明日からまた頑張って働こう!」という気にはそれほどならないですが、ちょっと肩の荷を下ろして、クスっと笑ってもらえますと幸いです。

 主演は濱田岳さん。撮影の初期のころに、濱田さん演じる主人公・橋田の小走りを見た時、「ああ、やっぱりこの人しかいない」とベストキャスティングを実感しました。そんな小走りシーンはもちろん、くせ者ぞろいのおじさんたちとのお芝居合戦など、ぜひ、ご期待ください。

(C)「働かざる者たち」製作委員会
(C)「働かざる者たち」製作委員会
(C)エブリスタ/小学館クリエイティブ
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(C)エブリスタ/小学館クリエイティブ
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働かざる者たちテレビ東京「ドラマパラビ枠」 2020年8月26日スタート 水曜深夜0時58分放送
動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で、8月26日午後9時から独占先行配信