WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」 ニュース

<インタビュー>磯村勇斗「仮面ライダーゴースト」から6年 変わった“芝居の感覚” 「演じ屋」で連ドラ初主演

WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」で奈緒さんとダブル主演を務める磯村勇斗さん
WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」で奈緒さんとダブル主演を務める磯村勇斗さん

 俳優の磯村勇斗さんが、女優の奈緒さんとダブル主演するWOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」(野口照夫監督。全6話)が、7月30日から放送される。現在放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」では、第十四代将軍徳川家茂を演じ、公開中の映画「東京リベンジャーズ」や、11月公開の劇場版「きのう何食べた?」にも出演するなど引く手あまたの磯村さんだが、連続ドラマの主演は今回が初めて。“座長”として本作に臨んだ磯村さんに、役作りや、もうひとりの座長、奈緒さんとの共演の感想、さらに、来年30歳を迎えるにあたっての心境を聞いた。

 ◇「刺激的だった」奈緒との芝居

 磯村さんが演じるのは、痴漢の冤罪(えんざい)で人生のどん底を味わった男性トモキだ。彼は、自分をはめた人間に復讐(ふくしゅう)するため、客から依頼された役になりきる“演じ屋”を雇う。その演じ屋のひとり、アイカを演じるのが奈緒さんだ。初共演の奈緒さんについて、磯村さんは「とても気配りのできる、常に明るい方でした」と語る。

 奈緒さんは撮影現場で、子役たちに毎回お菓子をあげたり、磯村さんがコーヒー好きだと知ると、次の現場にアイスコーヒーを持ってきてくれたりしたという。「周りを見ることができるというか、主演ということもあって、きっと仲間意識を強めたいという思いもあったのでしょう。すごくしっかりしていました。お芝居にも芯があって、演じていて楽しかったですし、すごく自由に演じる方なので、毎回(演技が)違っていて刺激的でした」と磯村さんは述懐する。

 ◇「引かれた」社会的闇の部分

 台本を読んだときは、「僕の中ではありそうでなかった作品」だったこともさることながら、「依頼される仕事が社会の闇の部分に関わるものだったところに引かれた」という磯村さん。その言葉通り本作では、家庭内暴力や飲酒運転といった社会問題にも切り込んでいく。

 「日常のなかでも普通にある事件や事故を、この作品はしっかり描いています。この作品を通して誰かを少しでも救えたらと思いますし、そういう問題を今すぐゼロにはできないですけど、日々、頭の片隅で意識してもらうことができたら」とメッセージを送る。

 重たいエピソードばかりではない。「演じ屋の仲間たちがわいわい言い合うコミカルな部分もある」と話し、「その辺はバランスよく描き分けられているので見やすいと思います」とアピールする。

 ◇「やってみたい」と思った特徴のない役

 ドラマの脚本を書き、メガホンをとったのは、野口監督だ。実は野口監督は「演じ屋」を、2000年代初頭にインディーズ作品として制作している。2019年には、そのスタッフ、キャストが再集結した映画「演じ屋 reDESIGN」も公開。どちらも野口さんのオリジナル脚本だ。今回の「演じ屋」には、第1作のオリジナルキャストに加え、前作に出演した奈緒さんも出演し、また新たな演じ屋たちの物語が紡がれていく。磯村さんは野口監督から、「また違うものになるから(前作は)見なくていいよ」と言われたこともあり、それらを未見のまま撮影に臨んだ。

 トモキについて磯村さんは、「どん底からスタートしますが、アイカと出会って明るさを取り戻し、人間的にも成長していく人物」と紹介する。これまでさまざまな役を演じてきたが、その中でも今回のトモキは磯村さんにとって、「飾り気のない、特徴があるわけではない、僕にとっては珍しい役。だからこそやってみたいと思いました」と話す。

 もっとも、特徴のない役を演じるのは、「つかみにくいので難しい」。そういうときは、「何もしなくていいと思っています。それが役に一番近づける気がします」と磯村さん。とはいえ、「何もしなくていい」ことと、「役作りをしない」ことは違う。「飾らないというか。プラスで何もやらないというか。感覚的なことなので表現が難しいですが、くせを入れないことで、自然とその役でいられる気がします」と明かす。

 ◇「プライドは捨てても、こだわりは持っていたい」

 撮影に入る前には、監督と脚本についてディスカッションする機会を設けてもらい、自身の役の疑問点や落としどころに関して意見を述べた。そこには、「よりこの作品の精度を高めたいというのもありましたし、(主演として)自分が責任を背負いたい」という気持ちがあった。ディスカッションでは、トモキが、感情が高ぶるとすぐに涙を流す点を指摘し、「むしろ、ポイントでしっかり見せていったほうが伝わるのでは」と進言。「細かいところを修正していった」という。

 もともと細かいことにこだわる性分だ。「喜劇だったらオーバーにやっても、むしろ面白いとなりますけど、こういうドラマの場合は、どれだけ(演じる)自分たちがその世界に溶け込めるかで、お客さんもその世界観に引き込まれる度合いが違うと思っています。(演技は)細かいところまで意識しておかないとうそがばれてしまう。僕はうそが見えた瞬間一気にひいちゃう方なので、なるべくそういうものはつぶしておきたい。ですから、プライドは捨ててもこだわりは持っていたい。その辺はしっかり分けて考えています」と、演じるうえでの信条を語る。

 ◇6年で変化した芝居心

 2014年にドラマでデビューし、2015年放送の「仮面ライダーゴースト」で知名度を上げた。そこからの6年間を「あっという間でした」と振り返る。そして、「僕はデビューした年が22歳なので、同年代の俳優と比べると遅いほうです。でも、この6年でたくさんのすてきな作品に携わらせてもらいました。朝ドラ(2017年放送のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』)もそうですし、巡り合わせがよかったと思っています。周りの人たちに支えてもらったからここまで来られた。ですから感謝の6年でしたし、これからもその気持ちは変わらないと思います」としみじみ。

 その6年の間に、芝居との向き合い方に変化はあったのか。その問いに、「進化しているという言い方が正しいのか、変化しているという言い方が正しいのかわかりませんが、芝居に対する考え方や、感覚は常に変わっていると感じています」と答えた。

 そのうえで、「最初は割とゴテゴテに作って演じていました。僕は舞台から始まって、映像に関わるようになった。舞台と映像の間には1枚壁があって、(映像では振りを)大きくしないとか、どれだけ自然にやるかとか、そういう芝居心みたいなものの変化はすごくありました。それはこれからも変わっていくだろうし……。ですから、この6年で芝居の感覚は変わったと思います」と言い切った。

 ◇監督業への野心

 来年30歳になる。今後について、「俳優業は、このまま続けていくことが大事だと思っています。続けていった先に、自分の居場所みたいなものを作れる気がしています」と先を見据える。

 中学時代、自主制作した映画をきっかけに、演じること、作ることの面白さに目覚めた磯村さん。2020年はコロナ禍にあって、短編「コロッケを泣きながら」を製作し、オンライン配信した。今年に入ってからは、WOWOWが企画したプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」でSF短編「機械仕掛けの君」を監督し、披露した。「本当に自分が届けたいものが出てきたら、それは作って届けていきたいと思っています」と監督業への野心ものぞかせていた。

 *……WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」は、7月30日から毎週金曜午後11時半に放送・配信。全6話。第1話無料放送。

 ※スタイリスト:笠井時夢 ヘアメーク:佐藤友勝

<完成報告会見>磯村勇斗、子役の加藤柚凪ちゃんにメロメロ 「ギュッてしたい~」

連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の完成報告会見に登場した磯村勇斗さん(左)と加藤柚凪ちゃん
連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の完成報告会見に登場した磯村勇斗さん(左)と加藤柚凪ちゃん

 俳優の磯村勇斗さんが7月27日、東京都内で行われたWOWOWの主演連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の完成報告会見に出席した。会見には、磯村さんが本作で共演した子役の加藤柚凪ちゃんがサプライズで登場し、磯村さんは「おぉー! 可愛い!」と大喜びしながら、「ギュッてしたい~」とメロメロだった。

 会見には、磯村さんとダブル主演を務める女優の奈緖さん、野口照夫監督も出席。磯村さんと奈緖さんが、柚凪ちゃんが出題するクイズに答えるコーナーがあった。柚凪ちゃんが磯村さんの好きなところを答えるクイズでは、磯村さんが「おもしろい やさしい かわいい」と回答。柚凪ちゃんが「優しい!」と正解を発表すると、磯村さんはガッツポーズを見せて、大喜びしていた。

 「演じ屋」は、結婚式前日の痴漢の冤罪で仕事も婚約者も失ってしまったトモキ(磯村さん)が、客から依頼された役になりきる“演じ屋”のアイカ(奈緒さん)を雇い、冤罪に追い込んだ犯人たちに復讐(ふくしゅう)をもくろむ……というストーリー。全6話。柚凪ちゃんは、アイカと行動をともにする“演じ屋”メンバーの松田セイルを演じている。

 7月30日から毎週金曜午後11時半にWOWOWプライムで放送。WOWOWオンデマンドでも配信される。第1話は無料放送。

<完成報告会見>奈緒、“推し”島崎遥香に「ずっと好きでした!」 共演時に「神対応していただきました」

連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の完成報告会見に登場した奈緖さん
連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の完成報告会見に登場した奈緖さん

 女優の奈緒さんが7月27日、東京都内で行われたWOWOWの主演連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の完成報告会見に登場した。本作で印象深かったゲストを聞かれた奈緖さんは、第3、4話に登場するアイドルグループ「AKB48」の元メンバーの島崎遥香さんの名前を挙げ、「AKBの中でぱるる(島崎さん)が好き。推しなんですよ」と語り、「(島崎さんが撮影を終えて)帰るときに『お疲れ様でした。ずっと好きでした!』って言いました(笑い)」と、照れながら明かした。

 奈緖さんは、島崎さんに思いを伝えた際の反応について聞かれると「『えー! うれしいです!』とすごい喜んでくれて。神対応をしていただきました」と明かしていた。

 さらに奈緖さんは、同じく第3、4話に登場する「純烈」の白川裕二郎さんの名前も挙げ、「母へのビデオメッセージをいただきました。うちの母が純烈と白川さんのことが好きで(笑い)」と語った。

 会見には、奈緖さんとダブル主演を務める俳優の磯村勇斗さん、ドラマに出演する子役の加藤柚凪ちゃん、野口照夫監督も出席した。

 「演じ屋」は、結婚式前日の痴漢の冤罪(えんざい)で仕事も婚約者も失ってしまったトモキ(磯村さん)が、客から依頼された役になりきる“演じ屋”のアイカ(奈緒さん)を雇い、冤罪に追い込んだ犯人たちに復讐(ふくしゅう)をもくろむ……というストーリー。島崎さんは、母子家庭で、幼い息子と恋人のために危険な仕事をしている中里リサ役、白川さんは、恋人のリサに危険な仕事をさせている船山弘也(田中俊介さん)を執拗(しつよう)に追う謎の男・原田辰巳役で登場する。

 7月30日から毎週金曜午後11時半にWOWOWプライムで放送。WOWOWオンデマンドでも配信される。全6話で第1話は無料放送。

奈緒、ナイフ持ち鬼気迫る表情 磯村勇斗とのW主演ドラマ「演じ屋」新場面写真

連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の一場面=WOWOW提供
連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の一場面=WOWOW提供

 女優の奈緒さんと俳優の磯村勇斗さんがダブル主演を務めるWOWOWの連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」(7月30日放送開始)の新場面写真が公開された。痴漢の冤罪で仕事や婚約者を失ったトモキ(磯村さん)が不穏な表情で電話する姿や、トモキに雇われる“演じ屋”アイカ(奈緒さん)が鬼気迫る表情でナイフを持つ姿、ゲストとして出演する島崎遥香さん演じる中里リサや、「純烈」の白川裕二郎さん演じる原田辰巳らの姿も収められている。

WOWOW提供
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ドラマ「演じ屋」 第1話が先行無料配信 見どころ語るコメント映像も

WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」にダブル出演する磯村勇斗さん(左)と奈緒さん=WOWOW提供
WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」にダブル出演する磯村勇斗さん(左)と奈緒さん=WOWOW提供

 女優の奈緒さんと俳優の磯村勇斗さんのダブル主演で、7月30日から放送されるWOWOWの連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の第1話が、WOWOWの公式YouTubeチャンネルと公式サイトで先行無料配信されることが分かった。23日午後9時から配信される。

 先行無料配信決定を受けた、奈緒さんと磯村さんのコメント映像も公開された。奈緒さんは、自身が演じるアイカと磯村さん演じるトモキの出会いのシーンについてコメント。磯村さんは、「そう来る!?」という2人の出会いから始まる怒涛の展開にも注目してほしいと話す。また、客から依頼された役になりきる“演じ屋”に扮(ふん)する奈緒さんは、何になりきって、どんな格好で登場するかも見どころだと語る。

 「演じ屋」は、痴漢冤罪で仕事や婚約者を失ったトモキがビルの屋上から飛び降りようとしていたところ、客から依頼された役になりきる“演じ屋”のアイカと出会う。トモキはアイカを雇い、冤罪に追い込んだ犯人たちに復讐(ふくしゅう)しようとする。一方、アイカも、トモキを演じ屋に引き込み、“ある復讐”を企てていた……という展開。トモキがアイカとの復讐を通じて成長する姿と、2人の恋模様も描かれる。

 7月30日から毎週金曜午後11時半からWOWOWプライムで放送。全6話で第1話は無料放送される。

奈緒、金髪&黒髪ボブヘア 磯村勇斗の服に血が 「演じ屋」場面写真が公開

奈緒さんと磯村勇斗さんがダブル主演を務める「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」のワンシーン
奈緒さんと磯村勇斗さんがダブル主演を務める「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」のワンシーン

 女優の奈緒さんと俳優の磯村勇斗さんダブル主演で7月30日から放送されるWOWOWの連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の第1、2話の場面写真が6月11日、解禁された。「演じ屋」のアイカに扮(ふん)する奈緒さんの金髪姿、黒髪のボブヘア姿が映し出されている。磯村さん演じるトモキの服に血が付いたシーンも公開された。

 予告編映像も公開。痴漢冤罪(えんざい)に巻き込まれた末にすべてを失い、絶望するトモキの姿から始まる。母子家庭で幼い息子と恋人のために危険な仕事をしている中里リサ役の島崎遥香さん、謎の男・原田辰巳を演じる「純烈」の白川裕二郎さん、トモキを陥れようとする戸村誠司役の忍成修吾さんらも登場している。

「演じ屋」 「めちゃコミック」でコミック版連載

連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」のポスタービジュアル=WOWOW提供
連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」のポスタービジュアル=WOWOW提供

 女優の奈緒さんと俳優の磯村勇斗さんがダブル主演を務めるWOWOWの連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」が、電子コミック配信サービス「めちゃコミック」で連載されることが6月4日、分かった。コミック版のタイトルは「演じ屋~逆転のシナリオお売りします~」で、同日から独占配信される。WOWOWとめちゃコミックのコラボレーションは、初めてとなる。

 コミック版の原作は、ドラマのメガホンをとる野口照夫監督が担当。ドラマで描かれるストーリーに加えて、コミック版オリジナルの展開も用意されている。野口監督は「コミック版の『演じ屋』には、ドラマにはないオリジナルストーリーや、ドラマでは描ききれなかった登場人物たちの抱える背景なども描いていきます。より『演じ屋』の世界を深掘りして楽しんでいただくためにもコミックとドラマ、どちらもお楽しみください!」とコメントを寄せている。

 併せて、ドラマポスターも公開された。“一緒に演じてみる?”というコピーが書かれ、奈緒さんと磯村さん演じるアイカとトモキの2人が、見る人を「演じ屋」の世界に誘う構成となっている。また2人は、メガネとサングラスのプロップスをそれぞれ手にしており、手首に手錠が繋がれている。

(C)とどろきゆうき・野口照夫/めちゃコミックオリジナル
(C)とどろきゆうき・野口照夫/めちゃコミックオリジナル

島崎遥香、伊藤あさひら出演 「監察医 朝顔」“つぐみちゃん”加藤柚凪も

連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の出演者たち
連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」の出演者たち

 女優の奈緒さんと俳優の磯村勇斗さんがダブル主演を務めるWOWOWの連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」に出演するフルキャストが4月30日、分かった。女優の島崎遥香さんや、特撮ドラマ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」のルパンレッド/夜野魁利役などで知られる伊藤あさひさん、上野樹里さん主演の連続ドラマ「監察医 朝顔」シリーズで主人公の娘を演じた子役の加藤柚凪ちゃんらが出演する。

 痴漢冤罪(えんざい)ですべてを失ったトモキ(磯村さん)に協力するアイカ(奈緒さん)ら「演じ屋」のリーダー的立場の松田英太は笠原紳司さん、同じく演じ屋メンバーの松田ユリは青山倫子さん、松田新一郎は蔵内秀樹さん、松田セイルは柚凪ちゃんが演じる。演じ屋は、とある事情で“松田家”を名乗り、疑似家族として同居している。

 さらに、演じ屋ファミリーの“飼い犬”をしている情報提供者の衣笠源二郎は今井孝祐さん、トモキの元婚約者・深田真由子は徳永えりさん、トモキを痴漢冤罪に陥れた佐野ミユは伊藤萌々香さん、ミユの共犯者の大澤アキラは伊藤あさひさん、母子家庭で幼い息子と恋人のために危険な仕事をしている中里リサは島崎さん、借金返済のため恋人のリサに危険な仕事をさせている船山弘也は田中俊介さん、弘也を執拗(しつよう)に追う謎の男・原田辰巳は「純烈」の白川裕二郎さんが演じる。

 トモキを陥れようとする戸村誠司は忍成修吾さん、息子を事故で亡くした小料理屋の店主・熊田健一はおかやまはじめさん、演じ屋に頻繁に依頼を持ち込むIT企業の社長・相澤俊彦は袴田吉彦さんが演じる。

奈緒、初共演の磯村勇斗に「本当に感謝」 WOWOW「演じ屋」撮了

今夏放送の「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」でクランクアップした奈緒さん(一番左)と磯村勇斗さん(右から2番目)、野口照夫監督
今夏放送の「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」でクランクアップした奈緒さん(一番左)と磯村勇斗さん(右から2番目)、野口照夫監督

 女優の奈緒さんと俳優の磯村勇斗さんがダブル主演を務めるWOWOWの連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」がこのほど、クランクアップを迎えた。奈緒さんは、同作で初共演をした磯村さんに「一緒にともに戦い、支えてくれた磯村さんにも本当に感謝しています!」とコメントした。

 ドラマは、「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」シリーズなどでメガホンをとった野口照夫監督が2000年代初頭にインディーズ作品として制作した「演じ屋」をリメーク。今作も野口監督が脚本を担当し、メガホンをとる。奈緒さんは野口監督が手掛けた「演じ屋」シリーズの映画「演じ屋 reDESIGN」にも出演している。

 奈緒さんは、約1カ月にわたった撮影について「最初からとても明るい現場で和気あいあいと撮影も進んで、うれしい再会と新しいすてきな出会いがあって、約1カ月幸せな毎日でした」とコメントした。

 奈緒さんとは別のシーンでクランクアップを迎えた磯村さんは、撮影について「子役たちが現場にいたので、そのお陰で少しハードなシーンでも和やかな気持ちで撮影に臨めました。本当の家族のように感じられたので、それが画面に表れているといいなあ」と振り返った。さらに「キャスト、監督、スタッフ、チームが一致団結してきているのが見えてきた中での終わりなのでちょっとさみしいところではありますが、面白い現場だったと思っています。楽しかったです!」とあいさつした。

 「演じ屋」は、痴漢の冤罪(えんざい)で仕事や婚約者を失ったトモキ(磯村さん)がビルの屋上から飛び降りようとしていたところ、演じ屋のアイカ(奈緒さん)と出会う。トモキはアイカを雇い、痴漢の冤罪に追い込んだ犯人たちに復讐(ふくしゅう)しようとする。一方、アイカも、トモキを演じ屋に引き込み“ある復讐”を企てていた……という展開。トモキがアイカとの復讐を通じて成長する姿と、2人の恋模様も描かれる。

磯村勇斗、連続ドラマ初主演 初共演の奈緒とのW主演作「演じ屋」、今夏放送

今夏放送される連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」でダブル主演を務める奈緒さん(左)と磯村勇斗さん
今夏放送される連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」でダブル主演を務める奈緒さん(左)と磯村勇斗さん

 俳優の磯村勇斗さんが、今夏、WOWOWで放送される連続ドラマ「WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』」で、連ドラ初主演を果たすことが3月19日、分かった。磯村さんは女優の奈緒さんとダブル主演を務める。痴漢の冤罪で仕事や婚約者を失った主人公のトモキを演じる磯村さんは「奈緒さんと共に主演を務めますが、主演という肩書きには囚われずに『トモキ』としてこの作品に責任を持って向き合い、キャストやスタッフの皆さんと、この作品を作っていきたいと思います」と意気込みを語っている。

 ドラマは、「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」シリーズなどでメガホンをとった野口照夫監督が2000年代初頭にインディーズ作品として制作した「演じ屋」をリメーク。今作も野口監督が脚本を担当し、メガホンをとる。磯村さんは、結婚式前日に痴漢の冤罪で仕事や婚約者を失ったトモキ、奈緒さんは、依頼された役になりきる職業・演じ屋をしているアイカに扮(ふん)する。奈緒さんが同局のドラマに出演、主演するのは初めてで、磯村さんと奈緒さんは今作が初共演となる。

 痴漢の冤罪で全てを失ったトモキがビルの屋上から飛び降りようとしていたところ、演じ屋のアイカと出会う。トモキはアイカを雇い、痴漢の冤罪に追い込んだ犯人たちに復讐(ふくしゅう)しようとする。一方、アイカも、トモキを演じ屋に引き込み“ある復讐”を企てていた……という展開。トモキがアイカとの復讐を通じて成長する姿と、2人の恋模様も描かれる。

 今夏、WOWOWプライムで放送。第1話は無料放送される。

 ◇磯村勇斗さんのコメント

 --「演じ屋」への主演が決まって

 お話をいただき初めてプロットを読んだ時「演じ屋」という題材が面白いと思いました。言ってしまえば俳優の仕事もまさしく「演じ屋」なので。ストーリーに自分が共鳴する部分もあり、この「トモキ」という役を演じてみたいと思いました。奈緒さんと共に主演を務めますが、主演という肩書きには囚われずに「トモキ」としてこの作品に責任を持って向き合い、キャストやスタッフの皆さんと、この作品を作っていきたいと思います。

 --脚本を読んでの感想

 演じ屋に限らず、僕自身もそうですがどこか日常でも「演じている時」があるなと。それは仕事中であったり、友達や家族の前であったり……。誰しも何か1枚フィルターを通して人と接しているのではないかと感じます。演じることで何かを守ったり、仕事を円滑に進めたりとさまざまな理由があると思いますが、今回の作品で演じ屋たちが直面する問題は社会に広がる闇の部分。そこに切り込んでいく様子が斬新で、緊張感のあるシーンもあればほほ笑ましいシーンもあり、誰に感情移入するかで物語の見方が大きく変わると思います。

 そして「居場所」というのものが、生きる上での生命線になっているんだなと感じ、僕自身も今の「居場所」はどこなのかを考えてしまいました。

 --演じるトモキの魅力

 素直に感情を表す人物だと思いました。人の言葉を素直に受け入れるし、自身が感じたものはそのままストレートに表現するので、分かりやすい性格だと思います。そして、出会う人たちに寄り添う優しい一面もありながら、決断を下すべきところはしっかりと下す。強い芯を持っているところがトモキの魅力だと思います。あと演じ屋からいじられる姿は弟的な可愛さもあるのではないかと思いました。

 --アイカを演じる奈緒さんの印象

 奈緒さんとは今回初めての共演ですが、以前番組で女優を志した理由や、芝居に対して真摯(しんし)に向き合っている姿を拝見して、一本芯の通った女優さんだなという印象でした。現場に入ってからもその姿勢を感じますし、笑顔がすてきなあいきょうのある方なので、これからの撮影が楽しみです。

 --演じてみたい人物、職業はありますか? シチュエーションもあればお願いします。

 スパイ。あらゆる権力やお金を牛耳っている人物の懐に入り情報を得る。そして必要であれば武力ではなく頭脳を使って精神的に追い込んでいく手法を使い制裁していく。そんなシチュエーションでスパイを演じてみたい。映画の見すぎかもしれませんが、絶対に出会うことのないスパイという、そもそもが演じ屋である職業を演じてみたいです。

 --視聴者へのメッセージ

 誰もが知らず知らずに何かを演じて生きているかも知れない。時には演じなければならないこともあるかも知れない。そして、演じる事で誰かを救えるときがあるかも知れない。それは悲しい事でもあり楽しい事でもあると思います。変わった職業かも知れませんが、演じ屋を通して自分の生き方を見つめ直すきっかけになればいいなと思います。

 ◇奈緒さんのコメント

 --「演じ屋」への主演が決まって

 前作「演じ屋reDESIGN」(「演じ屋」の続編)の撮影が終わってからも、ずっと「演じ屋」の皆さんと再会できる日を信じていました。主演をやらせていただくというのは身の引き締まる思いです。信頼する野口監督をはじめ気の置けないスタッフキャストの皆さんと共に最後まで駆け抜けたいです。

 --脚本を読んでの感想

 人の弱さやきれいなだけではない部分、アイカの言葉を借りると「悪党」もたくさん出てきます。その中でキラリと光る登場人物の優しさをくみ取った本だと思いました。「演じ屋」ならではのブラックユーモアも愛らしく健在で、何回読んでも面白いと思いました。

 --演じるアイカの魅力

 アイカさんはとても情に熱く優しい人だと思います。人の醜い部分にたくさん触れてきたことで、達観している部分と子供のようにピュアな部分を併せ持っているアイカだからこそ、揺れ動く姿がとても人間らしく魅力的に感じます。

 --トモキを演じる磯村さんの印象

 磯村さんとご一緒できると聞いたときは本当にうれしかったです。映画で拝見してとてもすてきな役者さんだと思っていたので「演じ屋に強力な仲間が加わるぞ」と、心の中でガッツポーズをしていました。現場では全体を見てくださっていますし、和やかな空気を作ってくださっていて心強いです。

 --演じてみたい人物、職業はありますか? シチュエーションもあればお願いします。

 自身としては、家族のお話が好きなのでお芝居を通していろんな形の家族に加わってみたいです。もし自分が“演じ屋”だったら……「ローマの休日」の王女・アンに「私が代わりに寝たふりでもなんでもしておくから、もうちょっと遊んで来て!」と言いたいです。

 --視聴者へのメッセージ

 「演じ屋」は皆様の応援を受け、それぞれの時間を経て新しい仲間も共に帰ってきました! 演じ屋ファンの皆様にも、初めましての皆様にもさらにパワーアップした「演じ屋」を楽しんでいただけますように。

 ◇野口照夫監督のコメント

 --「演じ屋」のドラマ化が決まって

 2001年に10万円足らずのなけなしのお金で制作したインディーズ作品が「演じ屋」でした。あれから20年がたち「演じ屋」がWOWOWさんでドラマ化が決まったと聞いて、誰よりも驚いているのは自分だと思います。今の時代ならではのアプローチで、ゼロから全く新しい「演じ屋」を作ろうと思いました。

 --奈緒さんの印象

 奈緒さんが演じる主人公のアイカはちょっとつかみ所がなく、周りを翻弄(ほんろう)する謎めいたキャラクターです。性格的にも、ビジュアル面でもこれまでの奈緒さんとはまた一味違った魅力を感じていただけると思います。役柄と奈緒さんの自然体の演技が相まって非常に魅力的なキャラクターが完成していると手応えを感じています。

 --磯村さんの印象

 演技力もさることながら、作品に取り組む真摯(しんし)な姿勢、シナリオを深く読み込む力にただただ感心させられます。監督を手がけた経験もあってか、作品を俯瞰(ふかん)で見る視点も養われているので、全体のバランスを考えながら現場に臨んでいる姿は、連続ドラマ初主演とは思えない安心感を感じています。

 --視聴者へのメッセージ

 「演じ屋」に依頼を持ち込むのは、人に陥れられ人生に絶望する者や、誰からも手を差し伸べられず孤独に苦しむ者たち。社会の隙間に埋もれ、光が当たらずにもがく人々を「演じ屋」の面々が、人生の共演者となり、どのように救い出していくのか。ちょっと変わった正義の味方たちが織りなすせつない復讐劇をご覧ください。

WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」2021年7月30日から毎週金曜午後11時半にWOWOWプライムで放送
WOWOWオンデマンドでも配信される。第1話は無料放送。